なんか怪獣イラスト/怪獣の話などのてきとうwiki

   

なんかabout-16.6-2からの続き




●2016.7.7 やればできるんだ

なんか遠くへ行きたいシリーズみたいな。

一般的にバイク乗りは街乗りといって、市外とかに出かけないものです、決まったコースにバイクを利用するくらいで。
たまのお出かけでようやく隣の市、我々川崎市民なら横浜や東京に入るくらいで、深入りもせず。
「週末には遠くまで行ってるぜ」なんてのはよっぽど元気なライダーです。

ここ最近、国道246をどこまで行くかみたいなことやってて、理由はいくつもあるけど、関東平野の住人なら山とか海とかそーゆーの見てみたいもの、平野以外に在住の、ほかの地域の人にはわかりにくいでしょうが。

とりま松田市の寄(やどりぎ)にちょくちょく行こうかと思ってるけど、まあ前にも書いたけど「雨もふらず寒くもなく、混んでいない」が必須条件なんで、せいぜい10月までが限界でしょうね。
寄なんてかつては「最終地点」にしていたくらいで、むっちゃ遠い印象だったが、いまじゃかなり身近に思える。
これの理由もいくつか書いてきたけど、ひとつに最近のコンビニにトイレがあることがあげられて・・いや昔からあったのかもだが、コンビニのトイレを利用するなんて発想はなかった。 6時間の工程で三度は利用、というのも熱中症対策に水分とりまくりだし。
「コンビニにトイレが有る」と思ったら、あとは気分的に楽なもんです。

ちなみにここひと月、よく出かけるんでバイクの方も改めまして。
要は整備です。
これまで放置の多々ある故障箇所に手を入れて。
新たにカウルの割れが進行するというのはもう、ビニールテープで解決。 ヘッドライト部がポロリと落ちることだけは避けられるし、見た目はもとよりどうでもいい。 シッカリくっついて走行中の振動もないし、コレでいいやと。
それよか左ウィンカーがだらんとぶら下がっているのをなんとかせんと。
画像は数年前だけど、かなーりゆるんでますね、近年は完全にグッタリでした。
パーツをAmazonで買って取り替えたけどちゃんと取り付け金具とも合致して、フツーについてよかった。

 2年ほど前の写真で、このあともっとグッタリした

あとはハイヒールのカカトみたいになってるサイドスタンド。

 先々週撮った写真をアップ、猛暑となればアスファルトも柔らかくなってめり込む細さ

これはヤフオクで入手が(最も)手っ取り早いが、それでも取引はめんどいし、サイドスタンドは自分で取り外すのはきっついという印象があったため数年間手付かずだったのだが、ともかくヤフオクのショップで買って、やってみたらあんがいできた。
余談ながらシャフトの部分はスゲえぶっとくなってるんだな、バイクの重量を支えるだけのことはある。
これまで先が細いため停車には気を使ってたが、直って感動かと思いきや、普通すぎてとくになんも。

 サイドスタンドセンサーは邪魔なんで外す 濡れているように見えるのは瞬間接着剤でコートしたため(錆止め)

でもってシートの破れはもう、補修しても三年保たないなら、これまたビニールテープでいいやと。 テープ貼るコツもつかんだし。
いづれ分厚いシートを入手して貼りたいとは思うがいまはこれで。
ブレーキフルードも補充、フロントがだいぶ減ってて危ない危ない。 色も白っぽくなってたんで押し出して入れ替え。
ハンドルのパイプも位置を変更、これは気分的な問題で、時々かえてます。 ハンドル、レバーをちょい動かせば新しいバイクに乗ったような気分になるから。 今回、結果的にだいぶん落ち着いたポジションになったみたい。

兎にも角にも整備は重要ですね、まだまだ手を付けるべき部分は多い。

とまあいくつか直して、気も取り直してまた寄に。
その先(国道246で小田原市や御殿場へ)に進むより、ここ(寄)を攻略しようかなと。
寄といえばワインディングロード途中の、工事中の張り出し、わずか一週間でだいぶん進行してました。 やっぱ橋でも作るのかね・・地図をもっとよくっみると、向こうの山のほうも街に通じる道や集落があったり、橋があればあったで使いみちがあるっぽい。 ゴルフコースに行けるだけでも助かるだろうし。 沢の対岸にもすでに道はあるが、我々外来者が気軽に利用できるほど単純ではないし、新しく橋をかけて明快な車道も通す価値はあるのだろう。
というか秦野市と小田原市の間という場所になんでこんな人里離れた田舎があるんだよ、と思う。
しかも長いんだこの寄という街は、道路の周辺しか人家がないし・・。 これまで住人の往来はどうしてたんだ、あの延々と続くワインディングロードを歩いてたんか? いう疑問があったが、よく地図をみると別な通路があるっぽい。
手前の山にくねくね細道、逆側にもくねくね細道・・地元民なら熟知しているんでしょう。
国道246に出てあっちこっち行けばもう秦野市、小田原市という都会なんだけどね、その間にある寄はたいへんなところや。

ともかく気になる沢の向こうの山を目指すがバイクじゃキツいんでもどったりして、なんか有効に活用できる場所はないか探索。
理想はアーチェリー射的場なんだが、さすがにそう都合良くはいかん。
あとは沢沿いに管理釣り場を下見。 いつか行きたいが・・・ぶっちゃけ混雑のないときに走るという条件でたどり着いた地、混雑のないのは早朝で、帰りを考えると行くのが精一杯、釣り場が営業する時間まで居たくはない。
また特別安いわけでもないので、じゃあ普段の行動範囲(半径十キロ内外)にあるフィッシュ・オン 王禅寺とか等々力釣り堀とか行ったほうがよかないかと。

ちなみに今回、管理釣り場があるあたりから更に、上流を目指してみたところ・・・うっは、こっちにも集落があるのか! と驚く。
先述したようにアクセスが悪い土地なのに、よく住んでいるなと感心する。 もうバスを頼りにしてるんだろうね。
バイク民宿とかあったり、多少は観光もやってるが、基本的に町おこしとか必要ないんだろうね、気分的に。
そうした驚きとともに、「ここを通るのは三回目だぞ・・」という妙にハッキリした意識もあった。
いろいろ脳内でゴッチャ煮になってるが、覚えている寄という街はここであった。
そしてGoogle Mapではわかりづらいことなんだけど、進むごとに高低差を体感する。 どんどん山を登って行って、どこに連れて行かれるんだみたいな感覚に。 最後はもう、時々落石の痕跡がある山道に・・かろうじて舗装はされているのだが心細い。
その先、ついに終点に。

 赤い橋

あー夢に出る場所は確かにここだわ、いちどたどり着いたことあるわ、と納得。
前方は行き止まりで、左に赤い橋がある状況。
今回はさらに進もうと、赤い橋を渡ってみたが・・・。
こっちも行き止まりでした。 寄という谷あいにある小さな街は、バイクで行くならここまでということで。

 通行止めにつき終点

全長十キロはある沢沿いの街です。
例えば川崎市民、世田谷区周辺の人が山に行楽となれば、多摩川上流でなければ丹沢あたりを目指すはず。
その手前にある素朴な田園風景、といったところでしょうか。
いちおう数百メートル級の山々の間にあり、むこうには千メートル級の山もいくつか見えます。
広大な釣り場があるわけでもない、あえて言えばなんもない場所。
でも民宿などがいくつかあるくらいで、東京から最寄りの山村として価値はあるかと。
ま、素朴さがウリ、という感じかな。

うーん、泊まるほどでもないかな、ぶっちゃけいい場所見つけたという以前からの感想は変わらないが、使いみちがない。
でも、真夏になればきっと、山々からセミの声が聞こえるはず。
深い深い森からの、蝉時雨を浴びてみたい。
とりあえずソレを「ミンミン浴」とでも名付けようか。

繰り返すけど関東平野の住人は、おそらく日本で唯一かもだが、山と触れ合う機会が少ない。
Google Mapで航空写真みると関東だけが開けているし。
だからかような地は行って散策するだけでも価値がある。
と、いうわけ。

他にも語ることはあるが、とりま後にします。








最近観た映画




●クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇

なんかHULUの新着あたりからチョイス。
B級好きならなかなか満足度の高いのが久しぶりに。

第四種というのがどの程度なのかわからんが、かなり真相に迫るんでしょうね、みたいな。
ちな某東宝怪獣映画の劇中特殊災害警戒態勢だと第四種とは「Gが日本の特定地域に上陸する ことが確実とされる場合」となります。
第一種で「Gの活動が物理的以外の化学、地質、 気象、精神などいかなる点でも1つ 確認された場合」という厳重ぶり。
Gとはゴキブリのことではありません。

解説からUFO系とわかってたが、観てすぐにがっくしきたのが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト方式」であること。
モキュメンタリーゆうのかフェイク・ドキュメンタリーゆうのかファウンド・フッテージゆうのか知らんが、アレです。
発見されたとある動画を紹介しよう、という趣旨の映画。
まーカメラが揺れるんで好きじゃないんですけど。

そもそもこの手の、誰かが撮影していた事件のあらまし、という方式であれば、カメラマンのキャラが重要で、例えば「クローバー・フィールド」だと有事だというのに意地になって撮り続ける、死ぬかもしれないけど、だからこそ根性みせる、という感じで、それなら納得。
他の映画だと漠然と、ギャーギャー悲鳴あげながら自撮りという、マヌケな内容になりがち。

なりがちっつーか、このクロースエンカウンターとゆう作品はその類い。

関係ないけどイントゥ・ザ・ストームはもっと酷くて、登場人物のほとんどがカメラをもっていて、それを頻繁に切り替えながら通常の映画と同じような編集を可能にしたという・・・だったら普通の映画を撮れよもう、うっとおしいな。
「クロニクル」のばあい、擬似ドキュメンタリー方式は圧倒的な低予算を実現する、という理論に基づいてやってるんでおk。
おkゆうか仕方ないね、という感じ。

で、クロースエンカウンターだけど。
むろん、ブレア・ウィッチ・プロジェクトほど酷い映画ではありません、ブレアウィッチはただ道に迷ってどっち進むか口論を続けるだけの内容で、もしかするとなにか禍々しい物が映ってたかもだが興味がわかず、ただただイライラしただけ。
もろんブレアウィッチという作品は、全世界に存在する森の魔女伝説というネタで心がリンクしている、地元にそんな都市伝説がある全ての仲間と・・とゆー意味合いがあるんだけど、だとしても酷いスカスカ映画。
それに比べりゃクロースエンカウンターはけっこー盛ってます。
ただそれも「ディアトロフ・インシデント」ほどでもなくて、まあ何もかも中途半端な映画。

えっとどんな話だっけ、古代の遺物などを掘りにきた三人が、途中でまばゆい光を放つUFOに何度も遭遇、やがて問題の第十倉庫だっけ、原題がハンガー10なんで重要。 そこでいろいろ目撃する・・・けど先述したように半端。
登場人物は確か三人だよな・・そこからもう記憶が曖昧なんだが、四人目の撮影者がいたような気もする。
もしかしたら謎をふりまいているのかもだが興味ないし。

基地のロケーションだけは立派で、よくあんな撮影場所見つけたなと感心する。
が、逆にいえばそれ以外はブレアウィッチと同程度の低予算撮影。
UFOなどの造形はけっこうそれなりに出来がいいです、B級映画基準だけど。


まあファウンド・フッテージなどの方式だとやっぱ、ディアトロフ・インシデントが面白いですね、前半が退屈だけど、後半で一気に何かが噴出するみたいな。 よってかの映画は
・恥も外聞もない底辺映画の快作。
・壮絶おバカな映画だが、出し惜しみのないアホさ加減は称賛に値する。
と最高評価してます。


クロースエンカウンターに関して、とくにコレ以上の意見もないです。
でも内容がないようみたいなB級体験をしたいならオススメ。


●特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー

レンタル屋で東映特撮のコーナーをみててふと、デカレンジャーとアバレンジャー・・両者が出会うとどーなるんだ? という興味がわいて借りてきた次第。
視聴した結果、両戦隊わりとムリなく融合・・・いやムリはあるな、かなり。

要はデカレンジャーの世界観ってどーみても未来なわけで。
人類が宇宙文明圏のいち員として組み込まれている世界、現代とは思えないんだよね、確かオリジナルのエピソードでは今の時代である、というふうに語られていたこともあった気がするが。
そこにどーみても現代人のアバレンジャーが参入するんだから違和感がハンパないっす。
ホント、どこから来たんだよ! みたいな妙な雰囲気。
お互いを知らないってのも変だし・・。
いっそアバレンジャーがタイムワープしてきた、という話にすればスッキリなんだが、先述したようにどうもデカレンジャーは現代劇という世界観みたいなんで、それもムリなのかな。
東映の戦隊シリーズ初期は各番組に繋がりはない、としてきたんだけど、特捜戦隊デカレンジャーはその好例で、他のヒーローと繋がりにくい構造になってるのが改めて分かった次第。

内容的にはアレだな、赤座番場のキレキャラを強調しすぎて変かな、でも怒ってもすぐ仲直りできる特性があるようで後をひかないし、基本的にこのふたつの戦隊が出会うのは面白い。 あとはもうなんでもアリなんで、思う存分突っ走っておkみたいな話。
らんるだけウメコやジャスミンと即効で意気投合してましたね、こーゆーの女子力とよんでいいのかわからんが。
幸人の整体師キャラもシッカリ活用されて、あんがい無駄がない。

今回は再生怪人の話で、まずサキュバスを選んだのは評価できる。 仮面ライダー響鬼の蒲生麻由さん当たり役です。
そして再生怪人の話なら、再生させる能力の怪人もいるわけで、そこからウッカリ仲代先生を蘇らせてしまうというのも面白いね。
本編で死んだアバレキラーをもういちど観られるのも番外編の良さかもしれない。
アバレキラーは敵キャラで、アバレンジャー側で一生懸命に歩み寄ろうとするんだけど、一緒に戦えたのは記憶が正しければ一度だけだったと。 揃い踏みがもいちど観れてよかった、みたいな。

それにしても特捜戦隊デカレンジャーのアリエナイザーデザインって独特なんだなと改めて思った。
ちょいマンガっぽいんだけど、非常に個性的でいい感じ。
ところで余談だが、アバレンジャーの面々って一年の間にずいぶん逞しくなってたんだな。
そういう成長をみれるのも楽しみのひとつ、かもしれない。



●アンドロイドコップ

もうタイトルから期待な、HULUの新着コンテンツ。
プレビュー画面でも確信できるが、ロボコップの劣化版なのは間違いない。

ところで有名作品であるなら、そのパクリ版が登場してこそ一人前、という風潮がある。
ロボコップも多数のパロディが出ていて「俺がハマーだ!」のいちエピソードではハマーがサイボーグ化してるし、他にも探せばいろいろ出てくるのではなかろうか。 なにより印象深いのは「ロボハンター」という劣化パクリ版というのもおこがましいような迷作があって。

ロボハンターは強烈でしたね・・ショボい造形もそうだけどアクションがだらしなくて。 とんでもない低予算はいいとして、ハッキリした意図もないまま作り上げたみたいな、でもいっちょまえに画面サイズはワイドスクリーンなんだよね。
ウィキペディアみるとロボハンター、香港/アメリカ合作だってさ。

そんな感じのトンデモ映画を期待したんだがアンドロイドコップは。
しかも観始めると製作はアサイラムだってさ、より期待度が高まるというもの。
原題もアンドロイドコップでした。
誰もが29年くらい前に思いつきそうで、でもこのタイトルの映画、なかったのかなという疑問はさておいて。
これが意外というか、けっこう面白い作品。
むろんB級には違いないんだけどさ、ホラ今は映像技術が発達して、かつてのブレードランナーと同等というか近い絵をアサイラムみたいなB級製作者でも実現できるから。
まあでもどこか間抜けなCGなんですけどね。

ボディースーツも本家ロボコップほどじゃないが、この場合はコレで正解かも。
とゆうのもロボコップって撮影現場で装着するのに六時間もかかったというくらい多重構造な凝り過ぎスーツなんで。
日本のメタルヒーローならかなり早く着脱できるスーツを使っているはず。 そう考えるとアンドロイドコップのは妥当。
「硬そう」「重そう」なスーツデザインを、マットブラック仕様にしたのもいい線。

またストーリーもあんがい面白く、なんつかブレードランナーみたいな意外性が。
全体的には新しい方のロボコップのパクリ映画なのかなコレって。
事故って一時的に動けないという女性が、その間に活動するためにアクセスしたアンドロイドが、そーゆー自覚もなくほっつき歩いているという件など、攻殻機動隊にありそな話でいいじゃん。
まあフツー気づくとは思うんだけどね。
ラストの展開もなかなかで、いちど本人とアクセスしたアンドロイドは精神構造がコピーされるため、当人に似るみたいな。
ヘンなキャラになっちゃってる可能性は別問題として・・・。
そんなわけであんがい、観れる作品でした。

が。

いっぽうで本家の1987年版ロボコップを振り返ると。
まあ映画館だけで四回観てますから、容易に思い出せるんだけど、よく出来てるな〜と。
ドラマティックだし、銃撃戦は盛り上がるし、様々なメカが魅力だったし。
それと比べるとアンドロイドコップはやっぱ、B級です。
意外とドラマティックだけど銃撃戦は盛り上がらないし、様々なメカが魅力ないし。

要は劣化パクリ度合いがあんがい酷くはないだけで、B級映画に分類される作品には違いない。


●ゴジラ(1954)

なんか世間的にはシン・ゴジラの影響だと思うけど、ゴジラ関連が盛り上がってるようなんで、初代ゴジラを観たいと思い始めた。
いちばん形になって登場したのはGEOで、これまでなかったゴジラコーナーができたこと。 あっちのGEOにはいくつか、そっちのGEOだとかなりの本数が、溝の口の駅前にあるTSUTAYAだと確か全部、その向こうのTSUTAYAだとちょっとだけあるゴジラシリーズ。

よっしゃじゃあ借りようかな思ったら、レンタル中でした。
でもその日に、HULUでまさかのゴジラシリーズ新着というサプライズ、じゃ借りれなくて正解だったな結果的に。
さっそく観た次第。

詳しい考察とかは書きません、スゲえ長文になるんで。
とりま過去、十何回も観た感想みたいな雑談を。
最初に観たのが浅草東宝で、もう子供の頃に偶然、特撮系の分厚い本(ケイブンシャの大百科だと思う)を読んで以来、ずっと観たかったのが念願かなった感じです。 かなり感動した記憶が。
テレビじゃ放送しないんだよね初代ゴジラって、今でもそうかな? とくに昔は白黒映画は放送局でもあまり気乗りしなかったのだろう。

次にレンタルビデオ黎明期に一週間1500円という、いま思えば高い金額を払ってもう一度観たりして。
でもってレンタルビデオ業界も一週間400-500円くらいに落ち着いたころにまた借りて、今はTSUTAYAとなっているアコムだっけ、あそこでも借りて、今はなきとあるレンタルビデオ屋でも借りて、そのうちにDVDになってまた借りて。
何度見たかわからんが、最後にVHSレンタルしたときにダビングして・・それを何度も観たのも含まれるんで。

それにしても、脳内に刻み込まれているはずのストーリーというかシーンの流れが、時々更新されます。
というのも明らかに最初の浅草東宝で観たときは無かったシーン、初期のレンタルビデオでは無かったシーン、今回観てアレ? となったシーンなど、かなりのバージョンが出回っている模様。
例えば最初に浅草東宝で観たヤツは公聴会ってゆうのか、あそこでの論争シーンは丸ごとカットされてて、続く電車内で一般ピープルがぼやいているとこも抜けている。 他にも東京湾の遊覧船、鳥かご越しに観たゴジラ、被災者親子などが無かったと思う。
それらが順次、補完されてきたみたいな印象。
逆に今回のHULU版、バイク運転している尾形とかいつものシーンあったかな、と妙な感じに。
うーん、なるべく瞬きさえしないように努力して、目を離さないよう観たつもりだったが、一瞬寝てたのかな。
またホンの一瞬で「こんなカットあったかな?」という体験も二度ほど・・見慣れたようで忘れてただけかもだが。

東宝はじめ、ゴジラを所有する会社はやっぱ映画が好きで仕事している、という面があるかと。
そのせいかゴジラは、じっさいの利益よりも高い優先度でリマスターされたりするっぽい雰囲気がある。
そんなわけで、HULUではじめてみたHDサイズのゴジラはなかなか良かったです。
劇中の新聞記事が「読めるレベル」であること、映画館で観て知っているはずなのに長年忘れてました。
いやーあれは、4kバージョンのゴジラ出たら間違いなく読めます。 ちゃんとピントが合ってるんだと感心した。

一瞬ブチブチッと切れてる部分、つまり喪失したフィルムは相変わらずなんだ。
16ミリフィルム版とかにその失われたカットがあって、なんかデジタル技術をフル動員して再生・・とかなればいいな。
つか全国で封切りするんだから上映用のフィルムはたくさんあったはずで、それをうまく使って作り直せないのかなと思う。
あるいはマスターの段階でブツブツ切れてたんかな。

もう繰り返し観ているはずなのに、今回になって気づいたことがあるが、それはまあ次回に。


●ゴジラの逆襲

HULUで順次、ゴジラがきてます。
もしかすると期間限定なのかもだが、ともかく追って観ようかなと思う次第。

今回のゴジラの逆襲、それほど繰り返しは観てないですね、例によって浅草東宝で初見、VHSレンタルをダビング、という形。
明らかに前作ゴジラよりいろいろ下回っていて、次作キングコング対ゴジラほどぶっとんでもいないし。
音楽の佐藤勝も確実に、伊福部曲より印象が浅く、それはレコードの売上などでも明らか。
ただ佐藤勝音楽は怪獣映画に向かなかっただけで、その正しい使い方は「用心棒」で判明した。
劇場で観たときにいちばんガックシきたのは、早回しによるゴジラ対アンギラスで、コレは意図したものではなく失敗らしいのだが・・・早回しということは撮影時は逆に遅回しになるわけで、気づきそうなもんだが。

とはいっても、さすが戦後10年しか経過していない時代、重厚な迫力は見応えがある。
大阪が焦土と化す惨劇なのに、みんなあっけらかんとしているのも、現実を生き延びた人々が描き出しているので説得力が。
この大阪が焼け落ちるところを遠くから見る感じとか、戦争経験者ならではの感性かなと。

先にゴジラを観て気づいたことがあると言ったが、それは着弾。
初代ゴジラって防衛隊(自衛隊?)の砲撃、ロケット弾攻撃をほとんど受けていないのでは? という。
ガンガン着弾するようになったのはこのゴジラの逆襲から、なのでは。
それはもう、カウントするのもめんどいほど砲弾くらいまくってる。
「怪獣に通常攻撃は効かない」という法則はこのとき生まれた・・わけではなく、前作でちゃんと水爆ですら死なないのに倒せるか! という話はしている。

平成ゴジラなどは放射能火炎などを多用していたが、近年になってこのゴジラの逆襲的な、相手の喉笛を狙って噛みつく猛獣バトルが見直されてきたっぽい。
あとは昭和独特というか、怪獣映画、番組でよくあることなんだが、表現の限界も感じて。
クライマックスのゴジラを氷に埋める作戦、撮影のために大量の氷を導入、アイスクラッシャーで雪崩を再現したようだけど。
それが正しい方法とは思えません。
円谷特撮監督の限界、とも言えますね、ハイスピードになっちゃったゴジラ対アンギラスにオッケー出しちゃったり。
これが黒澤監督だったら氷で満足するだろうか・・ミニチュアの氷を氷で作っても本物に見えないとか、白い粉末じゃ撮りにくい、セメント使うぞ、とか言いそうな。 あいやセメント以外にもスゴいアイデア出すかも。

ゴジラ対策に灯火管制、という条項の中で脱獄犯たちがガソリン運搬車を乗っ取って脱走はいいね、あれは誰がみても正解。
灯りをつけるなよ、つけるなよ・・いうところでよく燃える車に手を出すのだから観客の希望通り。
だがじっさいは期待の上をいって、ガソリン運搬車が石油コンビナートに突っ込むという・・・車種は関係なかったんだww

かように前作である初代に見劣りするというだけで、映画としては実に楽しい。
どことなく「コングの復讐」を思わせる次回作感もいい味出してます。


●キングコング対ゴジラ

もう何度も観ているが、HULUならHDなんでやっぱ観ます。
つい最近、観たばかりだとは思うけど。
最初に観たのはたぶん浅草東宝で、スゲえ傷だらけで色あせ、ほとんど青くなったフィルムだったと記憶。
それだけにその後VHS、DVDレンタルで観たら華やかに見えたもんです。

たぶんこのwikiに感想とか言いたいことは書いたと思うんで別な話でも。
この時代、昭和の中頃と今じゃ見える風景が違いますね。
戦後間もないということもあり、まだ禿山が多かった時代のようです。
今じゃ植林が進んで年々緑が濃くなって、ここ二十年ですら行先でそれを実感していますが、昔はもっと山々がサッパリしていたみたい。
クレイジーキャッツ映画でもそんな感じで、多くの山が雑草ばかりの禿山状態。
むろん戦時中など、日本国内で資材、燃料として消費したってのもあるんだろうけど、もしかして国外で売りさばいていたのかも。

前作ゴジラの逆襲、次作モスラ対ゴジラに比べても昭和の匂い(香りではなく)がプンプンとスゴいキングコング対ゴジラだが、そんな背景というか風景も楽しめる。
以前にも書いたはずだが、自分自身はオリジナルのキングコングをデザイン、アニメートしたウィリス・オブライエンのファンで、だからキングコング対ゴジラの酷いキングコング造形はどうかと思うのだが、東宝怪獣映画のファンでもあるんでまあ許そうみたいな。
ゴジラとキングコングが共演するだけで嬉しいし。

あ、今回の視聴で発見したことといえば、宣伝部長の多胡が、あんがい長身なんだなと。
長身つか普通なんだろうけどね、要は高島忠夫がデカすぎるのだろう。 これまでは小柄でチョロチョロした感じに思えていたのだが。

そんな感じで、多方面から楽しめるのが怪獣映画、昭和映画の醍醐味かと。


●モスラ対ゴジラ

これまた何度も観ているというか・・・今年に入ってからも観ていた気がする。
思って自分のwikiを検索したらやっぱり、4月に記事がありました。
これもキッカケはHULUで、ほら平成モスラシリーズが入荷してたんで、それ観たついでにモスラ対ゴジラもと。

すでにいろいろ語ってるんで、今回は何の話をしようかな。
最初に浅草東宝で観たときから、スッゲー気になっていた一件とかを。
インファント島に上陸した一行が、荒れ果てた風景に絶句するシーンがあり、そこでワンセット組むあたり贅沢なのだが、動物の骨を散見することができる荒廃っぷり。
だが、向こう・・というほど遠くもない背後にある、どーみても巨大な亀、アーケロンみたいな巨亀の骨が気になって。
でかすぎるのもそうだが、時々動くやん。
首を張り子の虎みたいにぶらんぶらんさせて、それだけならともかく瞬きしてるようにも見える。
何アレ生きてんの? つかなんて生物?

言ったように最初、劇場で観た時も引っかかった部分だが、レンタルVHS時代もやっぱ気になってて、やがてDVDの時代になってもよくわからず、いまHULUでHD画質みてもわからんという。

ちな、事あるごとにセット組んで贅沢には違いないのだが、次回作の三大怪獣地球最大の決戦をみると取材の人が持ち運ぶにもオープンリールのテープレコーダー使っていて、つまりコンパクトな録音装置がなかったみたいなんで、状況によってはセット撮影のほうが楽なのかもしれない。

とまあ、いろいろあるけど今回のHULUによるゴジラ特集は毎日一作づつ更新されていて、追うのがたいへん。
連日のゴジラマラソン(たったいま瞬時にできた造語)となるため、感想とか書くのもほどほどにしときます。


●三大怪獣 地球最大の決戦

こんどはキングギドラか。
嬉しいけど忙しい、ゴジラの歴史を順にたどる体験となります。

すでに他の東宝特撮ではSFが当たり前になっている昨今(当時)、こんどはゴジラにも金星人が。
ゆうてもDNAに残った金星人の記憶が目覚めるときに刻まれた使命がいま炎になるみたいな爆竜戦隊アバレンジャーの主題歌と頭の中で混じってしまったけどそんな感じで。 つまり地球人の中に金星人の意識が残っているという話。
混じったといえば、今作の若林英子演じるサルノ王女は幻魔大戦のルナ姫と混じりますねイメージが。
まあ共通してるのは飛行機で移動中に謎の声を聞いて即座に空中脱出、直後に飛行機爆発という登場シーンだけなんですが。

暗殺団と怪獣に追われるという、世にも物騒なローマの休日といった本作、いろいろ見どころはあります。
が、前に言ったように連日のゴジラ祭りなんで書いてる暇がありません。

というわけで、このくらいにしておきます。


●怪獣大戦争

こんへんまでが初期ゴジラ、という感じでしょうか個人的に。
予算も潤沢、俳優陣もけっこう豪華という。

じつのところ、オール怪獣大進撃までがいわゆる有名俳優を起用していて、かの作品は「ついにゴジラが低予算映画に」といった風に語られるけど「いつもの」出演陣でかためられていて、廃墟ビルの撮影もセットだし、映画としてけっこう豪華。
本当に低予算にさいなまれたのはゴジラ対ヘドラかららしいです、ヘドラに関しては有名俳優でてないし、予算切れで後半の撮影が危ぶまれた的な都市伝説があったり。

ゴジラ映画も後半はけっこう順序がわからなくて、ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃は怪獣総進撃の後でしたね確か。
じゃあけっこう順当に予算減っていったんだな・・。
昔から言われるのが映画業界はテレビに負けた的な論法で、まあ考えれば考えるほど結論はそうなんでしょうね。
いったん映画が衰弱するのは全世界的な現象だし、単なる時代の流れとか嗜好の変化とか、そんな理屈よりもテレビ人気に押されたゆうほうがわかりやすい。 近代化で趣味の多様化とか出歩く習慣が減ったとかいうなら現在の映画人気は説明できないし。

話ずれた。
宇宙開発やら何やらいろいろ盛り込み始めましたね、怪獣大戦争から。
すでにキングギドラが定番悪役化の気配をみせてますし。
初代ゴジラから十年、戦後からだと二十年、時代の雰囲気が読み取れてきます。
いわゆる「シェー」もそのひとつ。
もはや戦後ではない、と誰かが言ってからも十年近く経っているわけで、それを映画で実感する形。

現在は二十年ひと昔くらいのスピードですが昭和の中頃であれば二年ひと一昔でしょう、たぶん。
街の姿も人々も、目まぐるしく変化していった時代であればゴジラもまた、という感じかと。
あとはたぶん、製作側に意識の変化とゆーか、定着した思想みたいなのが見て取れて。

つまり、モスラ対ゴジラあたりまでは本当に怪獣を巨大に見せたかったが果たせなかった、というふうに見えるけど、怪獣大戦争あたりになると「そーゆーのもう諦めた、予算や製作期間を考慮すると既存の技術で満足するべき、観客もそれで納得してるし・・」という考え方にかわっていったような事が、行間から読み取れる的な。
それでも破壊シーンに巨大ゴジラの足&尻尾を使って努力しているのは評価したい。

いろいろ書きたいけど時間がないのでここまで。


●ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘

1996年頃だっけ、川崎市民ミュージアムで怪獣を特集したのは。
確かソレが夏で、以来何年かにいちど夏にそんな怪獣映画特集をやったりやらなかったり、また別に東宝サラリーマン映画を特集したり、なにかしらイベントがあったりそうでもなかったり。

とにかく「夏は怪獣」という意識は植え付けられたんで、川崎市民ミュージアムがやらんのなら自分でやる的なことになりました。

2013年であればなんといってもパシフィック・リム祭り、そして去年も平成ガメラなどを中心に多く観るように心がけて。
今年はHULUが勝手にゴジラ特集とゆう。

エビラの話ですね、つい最近にも書いているのだが、ここでは簡単に。
ようやく昭和ゴジラ中頃の、順序がみえてきたです、HULUのおかげで。 なるほど怪獣大戦争の直後なのかと。
そう思えば、だいぶん贅沢な映画だと見て取れてくる。
オープンセット組んで悪の軍事組織を描いているし、ことあるごとにスタジオセットも用意しているし、予算があるっていいなーと。
この映画は幼少期の原体験みたいなところがあって、コレと恐竜グワンジで人生かわったかもみたいな。
そしてDVDではじめてレンタルしたのもこの映画だったかも。
画質の良さに驚いたもんです。
スペック上はVHSにくらべ少々高い程度なんだけど、DVDのMPEG画像は根本的に何か違うゆうか、DVDをMacにつなげて観たためにブラウン管とは見え方が違ったのかもしれない。
また浅草東宝で他のゴジラ映画を観ているはずなのに「映画ってやっぱとんでもない高画質なんだ」と改めて感心した。
そんなんフツーに劇場で映画みるたびに思っていたことなんだけど、深く感銘を受けた。

映画の内容は、ここで新たに記すなら、赤イ竹とゆう日本か北朝鮮かわからん謎の軍事組織の価値観で、最上が「革命」だというのが面白い。
オープンセット組んだ野外の基地風景をみると、なるほど仮面ライダーのスタッフが本当にやりたかったのはコレか、とわかるのも良い。
まあそんな感じで、明日もゴジラの息子を観る予定なんでここまで。
毎日毎日、観た映画を記述するのもたいへんだ。




●怪獣島の決戦 ゴジラの息子

連続ゴジラマラソンみたいな。
今度はゴジラの息子。 怪獣島の決戦・・などという正式タイトルはこんにちまで忘れてました。

なるほど正当な進化系である(と思われる)怪獣大戦争の次にエビラ、今回ミニラという流れかなるほどなるほど。
まず音楽からして、伊福部昭楽曲を使用していた怪獣大戦争までと、エビラや今回のミニラが登場する回ではトーンが違い、じゃっかんファミリー路線に転向してきた的な雰囲気がある。

とは言っても後々の(ゴジラ対ヘドラ以降の)作品に比べればやっぱり贅沢な作品で。
なんつても面白いよね、無人島で気象実験やってたら異常気象になって外部との連絡もできず、怪獣はうろつくし大変だみたいな。
そしてメンバーもいつもの俳優陣で、土屋嘉男隊員がむっちゃ憔悴しきった感じで熱演、ぶっちゃけいろんな作品にて同じ顔ぶれで違う配役を続けているんでおかしいっちゃおかしいんだけど、そこは当時の映画は専属だったんだっけ、東宝特撮なら東宝特撮の知った面々が、大部屋俳優さん含めていろんなことをやっている感じがいい。

どうでもいい話だけど、ミニチュアセットにウェザリングってこの作品以前にもあったっけ? わりと新しい概念、という気もするが。
絵的にはゴジラvsスペースゴジラっぽい部分がいくつかあるが、もちろんスペースゴジラのほうが意識して似せたのだろう。
劇中、島に研究者が集まって気象コントロール実験ということだが、あんな小さな機器で気象を変えられたら現実社会でとっくに実現してますね。 まあ科学に対する夢があるんでいいか、くらいに受け止めているが。

とりま次から次へとゴジラ映画がアップされるんで、忙しいから感想文とかはこのへんで。
次が怪獣総進撃になるのかなるほどなるほど。


●怪獣総進撃

こういう順序だったのかと改めて気づいた。
といっても何か誤解があったわけでもなく、単に昭和ゴジラの中頃は順序に対して無頓着だっただけ。
まあ南海の大決闘とゴジラの息子が逆くらいの認識違いはあったが、基本的に無関心だった。

それはいいとして、よく聞くのが怪獣総進撃はゴジラ映画の決算的な作品の予定だったという。
最後にひと花咲かせようと奮発したそうな、確かに贅沢な映画だよね、北京やニューヨークの襲撃シーンはショボいけど。
もうつい最近観たばかりなんで、多くを語ることもないけど、あんがい血まみれ映画ですね。
じっさい劇中で女性職員を操ったリモコンイヤリングをこともあろうに引きちぎり、正気に返った彼女が自分の血を見てヒーと叫ぶが「大丈夫大丈夫」みたいなこと台詞で言っていて、本気でそう思っていたんだろうねスタッフも。
今じゃRG12とか引っかかりそうな・・。

あと流れでみると、もしかして未来を舞台にしたのってコレが唯一?とか思ったり。
怪獣大戦争も宇宙へ進出した時代を描いたっぽい雰囲気だが、街とかはどーみても現代劇だったし。
またキラアク星人の余裕が失われてゆく様子が繰り返し見れるなど、演出面でもいい感じなんでは、と改めて。

登場人物を盛り込みすぎて誰が主役かわからんところもあるが、怪獣が主役なのかもね、最初から最後まで怪獣描いていたし。
そんな感じで贅沢だが、ひとつの時代が終わった感じもまたあります。
たぶん後で知った知識のせいだと思うけど、ゴジラ映画の区切りとなる作品かも。


●ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃

浅草東宝という映画館が存在した頃、たまーにオールナイト上映で怪獣映画を観た思い出。
ゴジラ映画だと十本以上をここで初見。
そしてレンタルVHS、レンタルDVD、iTunesStoreなどの配信と、いろんな手段でゴジラを観てまいりました。

ほとんどを網羅し、よく「県立地球防衛軍」などでネタにされる「メカゴジラの逆襲」もDVDで観て、最後のピースとなったのが本作・・・長いタイトルなんでオール怪獣大進撃とかガバラとか略して呼びたいですね、この映画は。

質問したら答えてくれるなど、コンピューターに対する認識が現在と同じであることが興味深い、80・90年代はPCの普及で逆に、本来のコンピューターがみえなくなっていた時期、ともとれます。 高二病みたいだったんですよねその二十年くらいは。
それはそうと、去年だったかiTunesStoreで観て以来、二度目の視聴となる今回。
まー子供の退屈な夢に付き合わされて困ったもんですね、怪獣が実在しない世界とわかってるからなおさら入り込めず。
それでも映画は面白いというか、本来的ではない背景、小道具、町並みなどが興味深くて。

こんな時代がじっさいにあったんだ・・と。

ど根性ガエルみたいな荒くれた風景、本当に実写でみると驚きです、人が生きられるんだこんな環境で。
未舗装路、人車分離の不徹底、乱暴運転、無造作に捨ててある様々なゴミ、釘で打ち付けた柵など。
写っている人々もなんつかまったくアバウトで・・。
廃墟ビルは外観がマット画なんで、内部はセットでしょう、もしかするとアパートの廊下も部屋もセットかもしれませんが、そこに置いてある全てのものに興味津々。 おもちゃ、段ボール箱、スチールデスク、照明、家電製品、どれもこれも今、骨董品扱いのものが「当たり前のように」使用されている演出。 当たり前って当たり前なんだけど。

ぶっちゃけ怪獣部分よりそっちが面白い映画。
そんな下町ギャグマンガみたいな内容を、けっこう豪華な俳優陣でやるもんだから妙な作品だ。

怪獣総進撃は最後の花火みたいなもんで、続くオール怪獣大進撃は「これから」を想定して、低予算で子供をターゲットに怪獣映画を作り続けると決め、その実験作品なんでしょう。
低予算といったけど、それが不徹底です。 俳優の顔ぶれをみただけでわかります。
余談だが今作まで続けて観ていって気になったのはお馴染みのあの人。 小柄で思わぬところにヒョイと出演する・・今回は屋台のオヤジでした。
あの人は沢村いき雄というんですね、もう覚えました、いま覚えました。
東宝映画だけではないんだろうけど、契約俳優さん、大部屋俳優さんたちが適材適所なんだな、面白い。

とまあ、次が控えているんでとりまここまで。


●ゴジラ対ヘドラ

ついにここまできたか。
ゴジラ対ヘドラは過去、浅草東宝で観たのがはじめてです。
強烈なインパクトがある作品。
次に観たのはレンタルVHSかな、長らく観てなくて、なおかつ映画解説の町山智浩氏が原体験として語っている映画のひとつなんで、最近観たいなー思ってて、iTunesStoreで借りようと思いつつ予定が詰まっていたので先送りに。
iTunesStoreって語るとややこしいが、けっこう借りるタイミングが難しいのです、たぶん不具合が原因と思うのだけど。

ともあれHULUで観れるのは手っ取り早いし安上がりで歓迎だ。
しかし久しぶりに観てみると、相変わらず酷い映画ですね良くも悪くも。
良くも、というのは酷い部分が「狙ってやっている」という場合で、悪くもというのはホントにダメな部分。 このダメな成分が多めという。
低予算はしょーがないとして、映画としてガタガタなのでたいへんなことに。
演出も編集もズタボロですよね、冒頭の主役少年が怪獣玩具で遊んでいるシーン、ぐおーがおーどどーんと子どもの遊びを延々と写し、突如ワンカット、青年が映って「ゴジラ好きかい?」みたいになっとるが、ホント突然すぎて意味不明。 誰だいま映ったの! 子供の家族か? 通りすがりの大人か? 何なんだ? みたいな・・・この男、確か次の登場ではサイケデリックなゴーゴー喫茶で飲んでいるんだよな、つまり相変わらず正体不明なままで。

のみならず、コイツが焦燥感たっぷりに飲んだくれている理由もまたわからぬまま、周りの人間が魚の被りものをしているとゆう。

ムリヤリ意図を汲んでやるとですね、かかっている楽曲が例の「水銀コバルトカドミウム〜♪」なんで、この青年なにか公害とか社会問題とかそんなことを憂いて、思い悩んで酔っぱらい、周りをみると人間の顔が魚に見え、自然が、魚たちが公害に対して怒りをぶちまけているように思えた・・・なんだろうね。
違うかもしれないし、だとしても更に考えてやる必要性は感じないし、むしろ「わかるか! 」と言いたい。
青年が何者か明らかになるのはその後で、「ああ子供の親である科学者の弟か」と納得するが、さらに後でコイツがヒッピーとしか思えない活動ばかりして、実は穀潰しなんじゃないか・・と余計な心配が。

ここで余談をいうと、いろんなところが新世紀エヴァンゲリオンっぽくて、庵野秀明監督って実は特撮映画のファンなのではないかなどと、いまさら当たり前のことなんだが改めて感心した。

他にも変な部分はたくさんあるが、個々をとりあげるつもりもなし。
基本的に、下手なんだよね何もかもが。
ゴジラとヘドラの対決もスッゲーモタモタして観ちゃいられないし、突然のバカ演出も、まあ前衛的なつもりなんだろうけど下手だとイラつくだけだし、説明もまたまた下手で劇中なにが起こっているやらわからんし。

でもまーB級映画好きならそれがいい、とも言えるんだけど。
じっさい下手すぎだと思っても、嫌いな映画とは思わないし。

とまそんな感じ。
オール怪獣大進撃の次がヘドラってのはわかるが、ここからまた順序を把握していないターンが続き、でもゴジラ対メカゴジラ、メカゴジラの逆襲で昭和ゴジラの終焉、というのは知ってます。
ヘドラの次はガイガンだったのか、ふーん。


●地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン

これはテレビなどでもお馴染みな感じがするタイトル。
最近というかここ十年以内にDVDレンタルで観たし。

不思議とゴジラ対ヘドラよりは立派に見えますね、低予算のはずなんだけど。
久しぶりな伊福部音楽のおかげかもしれない。
キャストはもう完全に無名な人々で固められていて、菱見百合子隊員がいちばん有名かもみたいな。
実は怪獣総進撃の頃すでに、テレビの怪獣というものが大量に登場、ウルトラセブンひとつとっても多様なストーリーを世に出しており、さらに新しいものを作り出すのは難しかろうという時期かもしれない。
謎の組織を牛耳るのが実は少年・・というのも珍しくはない話かも。

前作ゴジラ対ヘドラではゴジラが空飛んでましたが、今回は・・しゃべったー。
つか怪獣島があるので、怪獣総進撃と同じ世界観なのだろうか、未来っぽく見えないんですが。
しかもアンギラスもゴジラも自由に怪獣島から出てますね、多重の防御策で閉じ込めているはずなのに・・「その気になれば突破は簡単、樊瑞(はんずい)がそう言わなかったか?」というのはアニメ版ジャイアントロボ(今川版)の十傑集ですが、そういうことなのだろうか。

前作といえば博士の弟がヒッピーみたいな活動ばかりしてたと書いたけど、こんどの主人公たちも同じですね。
そういう時代なのか?
文明の利器である自動車が破壊されると、自分の足で歩くんだみたいな台詞があって、そりゃそうなんだがヒッピーの思想みたい。

予算は怪獣総進撃より以前から比べるとだいぶん減ったと聞くが、ゴジラタワーの足元を実物大で作るなど頑張ってるな。 というかビオランテ以降の平成ゴジラと比較してもセット撮影多くね? ソニーのウォークマンが登場する数年前で、つまりCカセットのコンパクトな録音装置はすでに登場していたと思われ、Cカセットはともかく、どうせドルビーステレオが普及する前はAMラジオ程度の音声、小型機器で間に合ったはず。 それでもセット撮影なんだな、不思議な感じがする。

あるいは、照明かね・・・現実の建物内で、蛍光灯撮影に挑戦したとパンフレットに書かれたのは1990年のウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説で、つまり意外と80年代まで、セット撮影が当たり前であったのかも・・と想像。
使い回しのシーンが多いが、けっこうチグハグな印象がなく、画質を意識して揃えている感じ。
映画興行そのものが懐疑的にみられる時代・・ゆうとオーバーだが、あまり優遇されなかった環境で、努力したっぽい雰囲気はある。
ウィキペディアによるとすでに第二次怪獣ブームの最中だったらしく、先述したようにテレビ特撮にて多用なストーリーが世に出ていて、いまさらゴジラの新作かと周りから言われてもおかしくはないかも。

実を言うとこの流れは仕方ないかなと自分では思う。
当時を知らない人が今、ゴジラの歴史をみると「なんで冷遇されたんだ」みたいに感じるかもだが、市場だけみても飽和状態、ゴジラの居場所がないくらいの状況だったかもしれないし、その中で「ありきたりなゴジラ」を新しく作っても「間に合ってます〜」と観客に言われかねない。 ゆうてもゴジラは王道こそが似合う怪獣だし、どーすりゃいいんだと。

それでもメカゴジラの逆襲まで頑張ったのはスゴいじゃん。
結論から言うと1984年版ゴジラのような、正統派を極めたようなストーリーが必要だったんだけどね。
それは現場の脚本家や監督だけじゃ企画できなかった、ということなのでは。
需要が高まり、会社側の理解が得られるまで、つまり世の中が動くまで、そんだけかかったのでしょう。

そして次が例の、ゴジラシリーズでレンタル率ワーストとなったメガロとなるわけか。
全体の、作る側のストーリーが見えてきて面白いですね。


●ゴジラ対メガロ

スペインに牛追い祭りがあるように、日本にはゴジラ追われ祭りがあります。
HULUでゴジラシリーズを連日アップしているという意味です。
毎日なんで追うどころか、一日遅れて追われている次第。

未来に生きている我々は知っていますが、昭和ゴジラも残り僅か。
それにしてもHULUにて続けてみたらわかったことは、モスラ対ゴジラから十数年、長くて一年の間を置くことはあっても、ほとんど毎年のようにゴジラの新作があったという意外な事実。
そして末期であるヘドラ以降はどんどん奇妙なことになっていって・・・。

ゴジラ対ヘドラではゴジラが飛び、ゴジラ対ガイガンではゴジラがしゃべり、そしてゴジラ対メガロでは。
なんと、ジェットジャガーが巨大化したー!?
実はこの映画、はじめて観たのはテレビでして、それも後半のメガロ進撃あたりから観た、ということで驚きました。
巨大化した瞬間は「ああ、そういうヒーローなんだな」と思うけど、劇中の人も驚いているからそうではないと判明。
「強烈な意志が、ジェットジャガーを巨大化させた」的なこと言ってるけど、お前その説明で、どこかの誰かが、たったひとりでも、納得すると本気で思っているか? と問い詰めたい。

しかしなぜ、こんなにムキになってゴジラを続けるのかはわかった気がする。
ほぼ毎年、やってきた伝統芸なのだなゴジラは。 それを絶やすのは惜しいと感じるのは、なれば当然だ。
でも求心力はないし、アイデアも尽きたころがゴジラ対メガロなんでしょうね。
もとより予算がないのだから、かなり苦しい。
今作ではもはや流用シーンの博覧会で、そういや前作のガイガン、妙な動きをしていましたね、急に四つ這いになって突進、それをメーザー戦車が木々をなぎ倒しながら狙い撃つという・・。 今回もメガロが急に四つ這いになって以下同じというシーンがあった。
つまりコレは、過去に四足怪獣が森林を進撃してそれをメーザー戦車が狙う、という何かしらの怪獣映画があって、そこを流用するために二本足のガイガンやメガロをむりくり這わせて・・ということらしい。

そして前作のゴジラタワーほどのセットもなく、登場人物は少なめな印象で、肝心の海底王国もなんか「海底軍艦」のムー帝国とつい比較してしまうが、とっても寂しい感じに。 というか地上人の核実験でかなりの区域が壊滅したらしい海底王国、そんだけ聞くとスゲー悲劇なのだが、映画を観た感想で言えばどうでも良さげに描かれています。
まあ地上に派遣する兵器はメガロだけしかないようだけど、メガロが痛めつけられたので撤退、じゃあ地上攻撃は単なる警告だったのだろうか・・・特に何も語ろうとしません。

あとは映画の密度を高めようとガイガン出しますね、ハンター星雲人と知り合いなようだけど、あのゴキブリと平和な文明人が友達とは思えないな。
ならばハンター星雲人も小銭稼ごうと傭兵稼業をはじめたんか? 確かにガイガンは強力な兵士ではあるが。

両腕を合わせるとドリルになるメガロは、それなりに面白い怪獣で、顔だけなら後のバトラやレギオンに通じる良さがある。
こったミニチュアセットはダムのシーンだけで、あとはやや広いバトルフィールド、それだけでもテレビ特撮よりスペシャル感はあります。 そして映画館で観るフィルムは現在で言う4kくらいの底力があるんで、価値のあるなしでいえば、非常に価値がある。

ゆうても対象年齢はだんだん低くなっている印象。
ハリーハウゼンなどの海外特撮もちょい斜陽で、スター・ウォーズ、スタートレック映画、映像マジックがウリのスピルバーグ監督などのライバルがまだ登場していない時期、というのが救いだったかも。

とまあいろいろ感慨深いのだけど、考えがまとまらないしこのへんで。
次はメカゴジラとなるのかなるほど。

●ゴジラ対メカゴジラ

いよいよ大詰め、昭和ゴジラもあとわずかです。
とゆか、HULUのゴジラ特集、どこまでやるんだろう・・・。 本気で20数作ある日本のゴジラ出し尽くす気なら、いまHULUにあがっているメカゴジラの逆襲の次は1984年版ゴジラとなり、そして平成ゴジラに突入するわけですが。
確かシン・ゴジラの公開が7月30日だっけ? 当日までを逆算してはじめた企画なら、ミレニアムゴジラまでやるのか。

どのような心境の変化か、メカゴジラとなって逆に、有名俳優さんが戻ってきたようです。
予算は順当に減っているはずなんですけどね、ほら観客動員数がどんどん減ってますから、ここで予算が増えるはずもないし。
あとは内容というか絵というか、メガロの後だけになんか立派に見えます。
いちおうゴジラ誕生20周年記念とかで、少しはミニチュアセットを増やせたってことでしょうか。

関係ない話かもだが、いつの間にか自動車内の撮影にスクリーンプロセスとか使わなくなってますね、そういやメガロのときもそうだったかもだけど。 そもそもなんで、昔はスクリーンプロセスだったんでしょうね、録音の都合か?
ちな最初に観たのはたしか、浅草東宝でしたか・・。
爺ちゃんの登場シーンはほぼコントだし、その他いくつかの場面で失笑されてたことを思い出します。
キングシーサーを呼び起こすためにとつじょ歌い出すところなんて、突っ込みどころ満載で・・。

敵のショボさも際立ちますな、この点だけはメガロのほうがマシで、今回のブラックホール第三惑星人は正体が猿人、だからどーした的な哲学のないシンプル侵略脳、猿だから腕力が強いわけでもなし。
文明に寄生して食い尽くすみたいなゴキブリもといハンター星雲人、核実験でとんでもない被害をこうむったシートピア海底王国などとはまったく違う、要は世界征服したいだけだろみたいな敵。

あとはガイガンのあたりでも思ったのだが・・・いつからアンギラスがゴジラの仲間になったと問いたい。
親父(か知らんが)はゴジラと死闘を演じて、ついには食い千切って倒したんだぞ、息子(か分からんが)の二代目アンギラスは友達かい。
なんか、じゃりン子チエのアントニオJrと小鉄、ドラゴンボールのピッコロさんみたいなストーリーでもあれば納得なのだが。

とまあそんな感じで。
いよいよ次が昭和ゴジラのラストですね。


●メカゴジラの逆襲

ついにラスト、昭和ゴジラのラストです。
HULUでは次に1984年版のゴジラがアップされていて、なるほど本気で全部のゴジラを配信するつもりだなと納得。 ファイナルウォーズまでひと月続くゴジラ耐久ラリーか、素晴らしい企画や。
海外の二作品はどうするんだろうね、時系列でちゃんと混ぜるのかな?

メカゴジラの逆襲はわりと最近、観たばかりなんだけど、長年ゴジラと付き合ってきて、最後からふたつ目のピースでした、パズルに例えると。
えーっと最後まで残ったのがオール怪獣大進撃で、その前にメカゴジラの逆襲観て、その前はなんだっけ。 メガロはかなり以前、テレビで観ているし・・思い出せん。
まあいいか。

それにしても一作目から順序立てて観ると、新しい発見がある感じ。
オール怪獣大進撃より以後、「もうどうにでもな〜れ」みたいな制作体制かと思いきや、過去の重厚なゴジラを取り戻そうと必死にあがいていた、というのが分かって、まあ意外なんだけど。
このメカゴジラの逆襲でもそうですね、予算がないのは仕方ないが、安く見えるように造らんぞと意気込んでいた様子がわかる。
でも合成は下手ですね。

もひとつわかったのが、ゴジラをはじめ怪獣、SFなど二十年以上もやってるのに、日本の特撮技術はその間あまりたいした進歩はなかった、という残念な事実。
例えばハリーハウゼンのようにストップモーションアニメをリアプロジェクション合成で巧みに操るとか、特殊メーキャップを応用したスーツメーションとか、スモールスケールメカニカルを組み込んだクリーチャーとか、モーションコントロールカメラとか、ミニチュアをより精巧に造り込むとか、もっとモダンなデザインとか・・。
そうした進歩は、あまりないんですよね、全く進歩しないわけでもないけど。

だから次の1984ゴジラは、新しい技法の集大成として価値があるわけで。

ちなみに改めてみるとサイボーク少女の人、けっこう美人ですね、ただ眉毛が細くて変w
いや眉毛の細さは現代のほうが深刻なんですけどね、なんせ今は男までが細くて。
持論ですが、男が可愛らしさとか求めるんじゃないという、逆差別とか言われそうなことを思っていて、でもだって滑稽じゃないすか男が眉毛細くしてるのって。
まあ長い歴史的観点からいうと、眉毛剃るのも自然な流れではあるんですが。

あと衣装も変に見えますね、後期ゴジラは。
限りなくベルボトムに近いスソのズボンかあ・・ちな未だに「ズボンという言い方は旧い! パンツと言うべき」などというバブル脳みたいな若者がいるようです。 ズボンはズボンでいいんだよ! いやズボンでもパンツでも好きに言えば・・。
話ズレた。

話ズレたけど、いちおう強調しておくと「旧いから変」なのではなく、70年代はとくべつ変なんです。
だってソレ以前の映画衣装も現在とは違っているけど、変とは思わないから。
あとはまあ、銀ラメの宇宙人もダサく、「まだやってんのか・・」と当時から思われたのではないかと。
この二年後でしたっけ、スター・ウォーズの登場は。

それと前に書いたはずだけど、あの子供ふたりは何なんだと。
突進するゴジラに蹴飛ばされた後、チタノザウルスの旋風に吹き飛ばされた連中。
いややりたいことは分かります、公募かなんかで出演が決まった子供のシーンでしょうねたぶん。 そして場面に織り込んだはいいが、後先あまり考えてないんで「ゴジラが助けてくれたよ!」といったガメラ3みたいな話にするつもりが、先述したように死んだようにしか受け取れない結果になった、ということでわ。

頑張って作ったのはわかるんですがね。
キングコング対ゴジラで一千万以上を記録した観客動員数はこの頃には百万を切っていたそうで、それも仕方ない。
よくわからんが子供向け雑誌なんかの宣伝もがんばったらしいが、それじゃ足りない成分があると、今の時代に生きる我々は知っている。
もっとサブカルチャー的な盛り上がりを、大人も巻き込んで展開させないと、社会現象みたいにして上層部の理解を得ないと、現場だけで踏ん張っても無理、という。

とまあ余談ばかりだがそんな感じで。

近況など




●2016.7.8 これは間違ってるはず

最近、遠くへ行きたいみたいな活動をしてたが。

じゃあ行った先を記録したい、というのは自然流れ。
でまあ、愛用のEOS-10Dとか旧いT-50とかあるけど、ここはビデオカメラを持ちだしてみた。

ゆえあってゲットしたカメラで、つまり自分で選んだ機種ではない。
そのためピンクゴールドなどという、ふざけたカラーだったのだが、マットブラック仕様に塗りかえた。
なおかつ持ちづらいので、三脚に変形するLPLだったかのグリップを装着。

 市販のグリップをつけた状態 これでようやく使えるレベル

ま、性能・機能はとりまじゅーぶんで、一眼レフみたいな使い勝手は望まないのでそれはおk。
というか光学45倍だっけ、仮に20倍だとしても、望遠レンズとしての性能は満足するレベル。
もし自主制作映画を撮ろうという、予算が苦しい学生さんがいたら、メインカメラの望遠レンズ買うのをやめて、こうしたビデオカメラで代用すればいいと思う。 どーせ望遠のシーンなど一瞬で、望遠レンズより安くビデオカメラ買えて、予備カメラとしても活用できるし生産的だ。

今はビデオカメラも姿を変え、初期のハンディカムとは違ってきたが、実は基本が同じ。
これが問題でして・・。
変わったのは記録媒体で、内蔵メモリとSDカードを使うため、デッキが不要となり、小型化している。
それが「姿が変わった」ほとんどの要因で、巨大なレンズと小さな受光部分、回路、バッテリーだけですみ、ついでに液晶モニターという便利なものを足してファインダーを廃した。


ところが、ホールドする部分の考え方は、全く変わらないのです。
ファインダーを廃して液晶モニターになったからには、そこいちばん変更の必要あるのに。

まず初期のハンディカムと同様、水平なグリップを握ってファインダーをのぞく、コレ自然な体勢。
しかし今は液晶モニターしかない。 同じハンディカムに液晶モニターつけて、同じように構えるとモニタは見えん。
近すぎるから。 単純な理由。
となると、似たような構えでやや離す、というスタイルになるが・・・。
かなり離すと手首の構造上、うまく動かせません。 じゃあもちっと近づければ解決で、じっさい何割かの人がそうやって使うと思う。
ただ自分の脳内統計によるとビデオカメラ利用者の八割が50才以上の年長者、近視できないじゃん。
かくいう私も老眼みたいな感じで、近づけると液晶モニターみえません。

液晶モニターそのものは使いやすいんだけどね、バリアングルのモニターなら、実のところアングルファインダー装着したカメラみたいに、胸の位置かもちっと下辺りで撮りたい。
ところが、水平グリップだとソレ無理、手首がうまく動かせなくて、何よりとっさに撮れない。

なんかね、なんでこうなった、とつくづく思う。
親指位置のシャッターはまあいいとして、だったら上にもシャッターボタンつけてくれと。 上部の前部、レンズの上辺りです。
今のビデオカメラでも上から握るように掴んで、そのままシャッターボタン押せるじゃん。
その状態だと、手首の自由度も高く、一気に下まで降ろして仰角も撮れるし。
今の、水平グリップに親指シャッターはぜったいに間違っていると確信してる。
人間工学以前の問題だろと。

そもそも液晶モニター使うなら、目の高さで撮るのはあきらめるべきではないのか、いや目の高さで撮りたいとしても、水平グリップは撮りにくい。
また液晶モニターに目を近づけるのもどーかな、モニター式の最大弱点はたぶん、肉眼の焦点移動がたいへんなこと。
手元のカメラとじっさいに撮影する景色、両方を交互に見る必要があるんで、忙しい。
フルサイズ一眼レフは生産性高そう、と思える理由はそんな手間が少ないことかな、まあでもファインダーより液晶モニターがありがたいんだけど。 つまり焦点移動は仕方のないことなのだが、液晶モニターが目に近いほどたいへんなので、そこもアレです。

おそらく親指シャッターでも人差し指でも、正解はピストルグリップくらいの角度かと。
なんなら垂直でもいいし。
なぜ、いちばん手首の負担が大きい水平グリップが主流なのだという話。


ここで銃の話。
銃とカメラ、ぜーんぜん違う次元の話ですね、液晶モニターが登場する前までは。
ところがモニタ式が普及、ビデオカメラも目からやや離すほうが、つまり肘をやや伸ばすほうが正しいスタイルとなった今、銃とカメラは比較の対象になります。
難しい話はしません、手持ち小火器で水平グリップに親指ボタンがついたものは、ほとんど見かけないとゆうだけ。
ロケットランチャー、ミサイルはあるかもだけど、肩に担ぐ小火器以上の兵器は違うんで除外。
また拳銃はほとんどがピストルグリップになっていて、そりゃそうだ、という感じですが、あれがやや肘をのばしたスタイルに合う角度なのかも。 腰だめ撃ちがメインのウージーやイングラム短機関銃は垂直グリップになっとるし。

では現在の液晶モニター型ビデオカメラはうまく撮れないのか。
ちなじっさい水平グリップで撮ってる場合、上半身ごと動くため、仰角も撮れます。
文句をいいながら、ちゃんと撮れてます。
ただ、繰り返すけどいちばん手首の負担が大きいのは確か。
つまり疲れやすい。
いやスゲえ疲れる、こちとら箸より重いもんもったことないんじゃ(←スゲえ大嘘)。 可能ならば、肩より下の位置で撮りたいっす。
まあ今どきのカメラが重いとか贅沢というより、虚弱体質ですね。
が、液晶モニターによる自由度が、この水平グリップという方式により制限され、撮影スタイルが固定されている事実。

サンヨーのXactiはよかったなー、ピストルグリップ付きの動画撮れるデジカメで。
でも今じゃ性能に難ありなんです。 続投すればよかったのに。
かように楽に撮れる方法があるなら採用してくれと。


あ、先に書いたとおり、所有するパナソニックのビデオカメラには市販のグリップつけていて、それを利用すれば片手で、なんとかうまく撮れます。 タダで手に入れたものにあまりケチをつけるのもアレだし、先述した通常の撮り方も(疲れるが)できるし、こうしたオプションでも解決するし、つまりこのビデオカメラは使えている、と記しておきます。
でもまーアレです、正直な気持ち、自分で機種を選べたら動画に強いデジカメを選びますけどね。


余談ながら8ミリ(フィルム)カメラはたくさん持っていて、ほとんどは人差し指シャッターでとくに問題はなかったですが、じっさい親指シャッターより人差し指のほうが優れているのでは? と思えて・・でもそこは確信もてません。
人差し指シャッターは押している間、フィルムが回るというシンプルさで、ビデオカメラの登場で古くなった方式。
コレに慣れているせいで、ビデオカメラに馴染まないのかも。
まーファインダーしかない8ミリカメラで培った知識、経験は今あまり、役に立たないんですが。

ところでじっさい、ビデオ撮影する機会とかほとんどないです。
ビデオ撮影を趣味にする予定もなし。
まあだからこそ、このパナソニック製カメラは手軽でちょうどいい感じですが、どうせ数分の作品しか、それも年にひとつふたつなら、中古のCanon-EOSとか買って一眼レフムービーでもやりたいです。
両手操作必須ですが、たまにしか撮らないならそれでもいいよと。
なんならデジタル一眼レフでリグ組んで、フォローフォーカスとマットボックスつけて、大げさに撮ってもいいです。
ま、金もない、あまり撮る機会ないのにそんなん手を出さないと思うけど。


デジタル一眼レフだと両手操作はともかく、垂直グリップになるのか・・そのほうがやりやすそう。
現実に、中古で買ったFinePix S9000で撮ればかなり楽だし。
まーS9000だと640-480サイズなんでビデオ撮影には役不足だが。
例えば似たようなHD動画撮れる高級コンパクトデジタルカメラとかあれば、それで足りるような気がする。


こうした垂直グリップついた機種で親指シャッターってのはじっさいよくやる。
つかS9000とかでローアングル撮影は常套手段。 撮りやすい。
だからコイツにHD動画が搭載されていれば、ビデオカメラよりもいいなー思う。


とまあ長文になったけどそんな感じ。




●2016.7.16 ミニチュアの地形

なんか遠くへ行きたいシリーズみたいな。

まー今週はちょい休みます、疲労がたまってるし、なんだか世間がざわついて、渋滞の予感がするし。
またガソリン代もかかるしね。

ところで関東平野の住人である自分が、山への欲求があるのに十年近くも遠くへ行っていなかった理由として、近所で間に合うというのがあって。
海の代替はないですが、山の代替はあるんですわ、じっさい関東平野ゆうても川崎市、横浜は丘の町とでも言うべきアップダウンがあり、そこを緑化すればもう山の雰囲気。
世田谷区でさえ等々力渓谷公園とか行けばじゅーぶん山っぽい何かを堪能できます。
ましてや川崎市であれば生田緑地がありますし。


10-20メートルの丘に広葉樹などの林があれば、そこはもう山の趣き。
平たい街を進んでそんな地形に出会ったら、山のミニチュアに見えるでしょう。
それで満足できるもんです。
じっさいに生田緑地には枡形山という、80m級の山があって、体力に自信がない我々軟弱な都会人であれば、たまにしかチャレンジしないという・・・最近、松田市寄という難易度低そうな数百メートル級の山々に出会いましたが、そこまで高くなくてもいいや、と思ってしまう。


あとはアレですね、生田緑地のほかにバイクで5分以内の東高根森林公園というのがありまして、これがまたミニチュア。


子供の頃は騙されてましたが、地図でみると直径三百メートルもない区域に植林、というより自然を残した状態でしょうか、うまく作った森林の模型みたいな環境。 別に広大な森林公園ではない。
これはいいところだ。
なんというか・・・・江戸時代の道楽者が自分の屋敷に作ったという庭園みたいな自然って、こんな感じではなかっただろうか。
じっさい江戸で、道楽で作ったと思われる築山(つきやま)、箱根山は四十メートル級だそうで、やろうと思えばそんなん可能なのだが、この公園は違うっぽい。
この森林公園の周囲は丘が山脈みたいに連なっている印象で、それがじっさいより大きく見える要因かもだが、地元住民としては霊園から生田緑地までつながっているように思える。
ゆえに人造の築山ではないと想像されるわけだが、高さはせいぜい10-20メートルではないか。



その低い丘みたいなとこでさえ、けっこーたいへんなんであまり登らない。
だもんで、本物の山とか行ってもしょーがない、というところはある。 ハイキングなんてやる人、よっぽど物好きなんだなと思う。

それにしても生田緑地、東高根森林公園のミニチュア感はいいね。
箱庭を実物大で、みたいな趣向、面白いやん。
限られた区域に山、湿地帯、広場、池などがあり、よく盛り込んだと感心する。
まー贅沢を言えば池を現在の三倍くらいに拡張して欲しいけどね。
映画のセットなどもそうだけど、見えるところだけ造りこんでじっさいより広く見せる技術とか、いいですね。
プラモデルのジオラマ、遊園地などのパノラマもそうで、好んで騙されたい。


他にも夢見ヶ崎動物公園とかも山っぽいですね、あれもまたいいところだ。
年に何度か寄って、入口付近のふくら雀が衣装替えしているのを見るだけでもいいし。


聖マリアンナ医科大学方面の道も、こんなところになんでこんな片田舎が・・思うような風景があります。
横浜市に行くと、あそこは丘の街だからもっといろいろあって、例えば都筑中央公園とかもう都会人からみれば山麓です。
制覇するのも気がひけるほど登り降りできます。
コジュケイもいるし。

田園風景ということであれば、横浜市の田園都市線、市が尾駅の手前に長い長い田んぼや畑の区域があります。
このへん来れば何かしらの満足感に浸れます。
純粋に田畑であって、本来一般人が来るところではないが、通り道だし気兼ねは不必要。 ここは長い丘の山脈に挟まれた場所らしく、向こう側は林が多い、つまり風景もまた田舎っぽいです。


さらにこどもの国の近く、謎の村みたいなのがあって、ここもまた一種の田園テーマパークらしいです、よくわからんが。


川崎市内だと、公園でもなんでもない苗木とか植えてるっぽい丘があって、丘上の一部に林があるだけなのに山っぽい感じになり、犬の散歩コースになっているし、営業の人だろうか・・車で来て昼寝する隠れスポットみたいに。

かように、近いところに擬似的な自然があるため、苦労して横浜市伊勢原市大和市厚木市秦野市・・・他にいくつあったかな、そんなところを越えてまで遠くへ行く意欲はなかったです。
最近、そうした場所に出かけるようになったのは、もう何度も繰り返すけど「雨がふらず寒くもなく、混んでいない」条件が揃ったため。
寒くなればやめます。
また日中、混んでいるときは行かないですし、夜中に走りだして朝帰る、くらいなんで行って戻るのが精一杯。

ふだん、寒い時期などはこうしたご近所の、公園みたいな小さい山で間に合います。
林の向こうは実は人家・・ゆう、錯覚の森林でもオッケーです。
とゆか、そんな造園技術は楽しい、という話。

という話。



●2016.7.16 自分メモ的な

十年ぶりくらいか、それほどでもないか・・釣りに行く。
多摩川にはたまに行ってますね多摩川だけに。
だもんで釣りに来たのがいつ以来かよくわからんが、やっぱ久しぶりであろうと思う。

とりま登戸駅の近くで四時頃だろうか、六時十五分くらいまでやってみたが。
クチボソが一匹釣れただけでほぼボウズ。
小さなアタリはあったと思うのだが、玉ウキはさすがによくわからんと改めて思った。
こういうときは棒ウキがいいと相当古いやつをつけようとしたら、バキバキ折れた。 ウキにも賞味期限みたいなものがあるのだとここに記す。

いちおうマブナ狙いのつもりで仕掛け作って、マブナがヒットすれば玉ウキだろうがなんだろうが確実にわかります、不思議な引き方で。
ウキを全体的にスーッと持って行くんですよね、それの強烈なのがコイのアタリなんだけど。
アレは餌を口に含んで移動を始める?とても野生の魚とは思えない行動なんでしょうか・・謎です。
でもマブナ以外が食いついたら、玉ウキじゃわかりづらいようです。

また餌に使った魚肉ソーセージ、保存もきくし安いしいいと思ったのだが、あんがい練りが荒くて餌には向かないと判明。
カマボコのほうが練り具合はよさそう。
つかアタリがないのは魚肉ソーセージのせいだったのか? 今日はコイ以外、魚影もサッパリな日だったのだが・・。
やっぱり市販の練り餌とか赤虫のほうがいいのか。 この疑問もここに記す。


魚影がないというのも珍しいが、夏だしそんな感じなのかな。
であっても、投げ竿持ちだしてブッコミ釣りやればコイが釣れた可能性は高い。

あとは切り詰めた網、アレは短すぎたようで、使わなかったが現場に行ったことでそれは理解した。
等々力の釣り堀であっても、もちっと長いほうがいいだろう。 これもここに記す。

それと椅子は必要だとしみじみ思った。
せっかくあらかじめ、ベルボン印の三脚椅子をHARD OFF200円で買ったのだから、持って行くべきだった。
釣り堀じゃないから必要ないと甘くみた。
それにしても本気でベルボンが三脚椅子を出しているのかと思ったが、例えばCanonやHONDAと書いた椅子みたいなニュアンスのアイテムらしい。 コレがカメラの三脚で有名なベルボンの銘が入っているのだから洒落ている。
コレ見たら自分以外にも「えっ、ベルボンってアウトドア三脚椅子も出してんの?」と思う人は多いだろう。

あと、7号くらいのヘラスレ針に3号のハリスつけて仕掛けをつくったのだが・・・対象魚は鯉で、でもコイってデカいよな。
こんな小さな針で足りるだろうかと脳内シミュレーション中。


とまあ。
こんだけの事がわかったのだから、ボウズであったが行ってよかった。
むろん釣りは昔からやってるんで把握している部分のほうが多いのだが、忘れている部分を思い出せてよかったよかった。

次は等々力フィッシングコーナー行ってみよう。





なんかキリがいいので次に移動。
次はabout-16.7-2となります。
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