なんか怪獣イラスト/怪獣の話などのてきとうwiki

   

なんかabout-16.6からの続き




●2016.6.25 あの山に行きたい

なんか川崎市、というか東京でもいいけど、そのへんに住んでいれば西の方、あるいは北の方にでも山が見える。
あそこに行ってみたいな・・・というのはとーぜん、思うこと。
北の方はなんか埼玉県となり、明確なルートも未だわからんのだけど、西なら国道246で過去、行ったことがある。
いちばん進んだのは原付きで静岡県だっけ・・でも最近はそこまで走っていない。

基本的に「雨が降らず寒くもない」という気象条件が必須で、今の時期ならそんな感じなんで、試しにちょい行ってみた。
ここ十年くらい、厚木市にさえ行っていなかったが、記憶が補完されていく。
まずはひと月ほど前。
余談ながら早朝、四時頃に走りだせばけっこー遠くまで行けるんじゃね? という考えで最近たまに出かけ、例えば第三京浜を久しぶりに行ってきたりしたが、割高感がありますな第三京浜は。 なんせ以前は80円で、そのころの記憶があるんでなおさら・・今は270円だっけ、早朝なら一般道でも快適なんでそっちがいい。
話戻して、ともかく山に行ってみたいんで、じゃあ246でとその日進んでみたら。
海に出ました。
道間違えた。


過去にも同じ間違い、何度もしてます。
厚木のバイパスに乗ると国道129に行ってしまう箇所があって、よくそこで間違う次第。
今回はもう十年ぶりくらいなんで仕方ないが。
まあそこで海に突き当たって何となく右折したら、前の原付が海岸へ行くらしい小道に左折したんで、思わずついていった。 海岸の砂浜歩くのはそうとう昔なんで、もしかしたら貴重な経験かも。
あとで知ったが平塚市の海岸でした。


しかし間違いは間違いなんで、次はちゃんと山に向かおうと一週間あいだ空けて再チャレンジ。
厚木の別れ道、左車線から246を辿ると・・・急にローカルな雰囲気に。 遠い記憶のとおりです。
そして相変わらずな鶴巻温泉の広告塔が。
コレを超えると、待望の山が間近に感じられる風景で、以前に原付やVT250Fで走った頃よりだいぶん近く思えた。
先述したように雨が降らず寒くもないという条件なら、いつでも来れる近場、という印象に。
厚木でさえ遠いな〜という印象が拭えただけでも儲けモン。
その日は秦野市のコンビニでホット缶コーヒー飲んで戻ったけど。
いや〜トンネルを抜けるととつぜん、富士山が近く大きく見える体験とかも想い出通りで楽しいなこりゃ。


ともかく早朝なら混んでいないし、一日百キロていどは難なく走れるという自信がついたんで、先日またちょいと走りだす。
そうした半日ツーリング的な走りだと早朝2時とか3時のほうがいいとわかったが、ぼんやりしていて4時頃出発になり、じゃあ鶴巻温泉あたりまで行ってもどってこようと思ったんだけど・・・なんか調子に乗ってさらに進んでしまった。
ここで第二の罠、246からまた外れるコースに迷い込む。
左車線だと気づかないうちに国道255に行くみたいな・・・そこで小田原市のはずれらしい大井町を徘徊。 思えば道をたどって246へ戻ればいいものを、なーんかその先が見たくなって進んでしまった。 また255にそれたその道は見覚えがあり、過去にも同じことやってんだなと。
なんとなく気が向いた方に走りだしたら、とんでもない山道に入り込んでしまって、なんで海沿いの街にそんなもんがあるんだよと。
アレは不動山というのかな・・本物のワインディングロードで、途中に店どころか民家もない区間が、感覚的に言うと2キロぐらい?
まー「バイクで田舎まで走れた」いう意味では貴重な体験かもだが。

 画像は鶴巻温泉をちょい超えたあたりのコンビニ

そっから戻るのがたいへんで・・・国道1号見つけたんで辿ったが、まー相性悪いですなあの道は。 細くて普通に混むし、立派な都会だから信号も多いし、おまけに通勤時間もはじまるし。 空いていない状態で長距離はいろいろ心配なんですエラい中古のゼルビスなんでオーバーヒートとかあるかもだし、バッテリーは去年9月に2800円で買った安物だし、サスペンションもガタがきてるんで、まあイキナリ「バキッと」どっか壊れることはなかろうが。
またハードオフで安く買ったバッグをたくさん持っていて、どれかをサイドバッグのように使って出かけるんだけど、かなり緩い。
肩掛けベルトを荷掛けフックにひっかけ、その上にゴムフックでたるまないように抑えるだけ、バッグは上のファスナー開いていることもあり、気軽に買い物して出し入れする姿勢なわけ。 この習慣を改める気はないが、あんだけ長距離を走るなら、その時だけはしっかり荷物を括りつける必要、あるかも。
要は気安く100キロ以上を行くべきではなかったのだが、帰り道に痛感。

まー整備の重要性もよっくわかった。
気が向いた時に長距離を行ける状態に、ふだんからしとかんと。
でも思えば、年々川崎大師やら長津田やら、距離が縮まっているんです、おっくうだから厚木までは行かないようになっただけで。
今回、鶴巻温泉がわりと近いな・・という感想に至ったのもそうで、理由は今乗ってるゼルビスかと。
250ccにしては大型で、走行特性も率直、ライディングポジションもいちばんフツーなヨーロピアンスタイルでとにかくパワーより扱いやすさ重視なタイプ。
よく考えれば遠乗りには理想的なバイクではないかと。
むろん大型のほうがよりツーリング向けなバイクは多いが、経済的な意味合いを含めると最大公約数じゃないのか。
ま、25年前のバイクなんで不安はあるけど。


年々、あちこち距離が縮まっているのは時空が歪む現象でなければ、ライディングが楽になっているためということ。
他にも装備の違いも大きいかと。
前に被っていたヘルメットはアライのS-70という超ベーシックなジェットヘルメットで、コンペシールドつけて万全、格安でお買い得な良いものなのだが、十年以上使ってすっかり内装が潰れ、ユルユルになっていたし、ブーツはスニーカーだったり、グローブも今ほど良いものではなかった。
また自分の手には太めのグリップラバーが合うことに気づいたのもここ数年。
バイク雑誌を読まなくなり、情弱になってるのにモノはいいものを手にするようになって走りも楽に。


にしても国道1号は相変わらず意味不明ですね、いつの間にか有料道路である横浜新道に紛れ込むという・・十年以上ぶりな失敗だが、もうそのまま第三京浜経由してさっさと戻ってきました、疲れたんで。
行きの旅情とはうってかわって騒々しい帰り道ですな。
また最終地点がアレです、あとで地図でみると前々回行った平塚市の海岸から、十キロも離れていない場所だったと判明。
具体的には小田原市中村原セブン-イレブンとゆう場所。
行った場所はなんでもいいからスマホで撮影すれば、位置情報を記録するんでわかるわけ。 ま、レシートに書いてあったけど。
あー・・じゃー国道1号なんか使わず、そのまま海岸まで進めばよかったんだ・・・そして平塚市の海岸と同様、帰りは国道129経由で246に戻ればすんだ話。
走ってる最中はそんなんわからんから、仕方ないが。

でかけた理由のひとつとして、最近は世界史、特にローマに凝っているため、スケール感を養おうと。
とりま片道50キロコースは感覚的に覚えたんで、歴史の地図もそれなりに把握できるかも。
自動車も電車もない時代、移動は大変でしたでしょう、道さえ整っていればだいぶ楽ですが。 ローマにせよ日本の江戸時代にせよ道は整ってたので、例えば日本じゃ江戸庶民の伊勢参り、なんて可能だったわけで、でも往復ひと月級の旅路ではなかったのだろうか。
十字軍は往復何年、という決死の覚悟だったようですね。
またバイク乗りの伝説「600マイルブレンド」・・・横浜から神戸まで走ってコーヒー飲んで戻るイベントがどんだけ無茶か、よっくわかった。
60マイル(約96キロ)だってたいへんだ。 自分なら6マイルに設定する。

街乗りライダーというのは基本、遠乗りとかしないで半径20キロ前後で完結するもの。
川崎市高津区から出発して、自分の最長距離はふだん、長津田ハードオフでした。
このたび自分の中の距離感覚を改められ、また「鶴巻温泉は近所」という認識も生まれたんで、そこは収穫。
川音川あたりを走った快適な感じもまた楽しかったし。
というわけで、暖かいうちはなるべく走ってみようかと思った今日このごろ。



最近観た映画





●殺人魚獣 ヘビッシュ

いやーなんかテレビの映画放送をチェックしてたんだけど。
その男ヴァン・ダム、コモドVSキングコブラ、殺人魚獣ヘビッシュといっぺんに録れて、豊作感がハンパないっす。

まず最初に手を付けたのがヘビッシュですが・・・。
うん、残念ながら底知れぬ底辺映画ではなかったですね。
普通に、テレビドラマくらい撮れるスタッフが作ったB級映画といった位置づけ。
箸にも棒にもかからない程のB級ぶり、という訳ではなく、まあ変だしちゃちいのだが、普通に観れる映画でした。

以前にGyaO!で観たものに「ジュラシック・シャーク」という大傑作がありまして、もう映画とか撮ったことない人が作ったとしか思えない出来で。
今もニコニコ動画にあって、映画の無断アップロードは違法だし観るのもそうなんだけど、これだけは視聴してもいいんでないか? みたいな。
このwikiにも書いたと思うんだけど、例えばちょっとした工場を経営している小金持ちが、イベント的な意味合いで親族集めて撮り、話の種にどこかの街の映画館に持ち込んだ・・そんな様子が想像される、特別ヘンな映画です。
いちおう撮影はできていることから、カメラマンだけ確保しているのは間違いないが・・・いや2012年の映画だっけジュラシック・シャークは。 だとするとCANON-EOSなどのデジタル一眼レフカメラを使えば難しいフィルム装填の技術も必要ないな。
ともかく脚本は存在するのか、ノートに覚え書きしただけちゃうのか、編集とか心得のあるスタッフいるのか? くらいの映画でした。
むろん3DCGとかまだ勉強中の学生がノートパソコンで作ったのかとゆーくらいコンポジットが酷いけど、サメの目がちゃんと造形できてたり妙なバランス。
ラストの後、クレジットが10分以上続くのも驚愕もので、映画館に持ち込んだけど上映時間が短くてかけられないと知り、あわてて延ばしたとしか思えん。

そーした非常識な底辺映画の最底辺に比べるとヘビッシュは立派なもんですまったく。
CGはショボいしストーリーもなんか変で、脚本もやや甘い上に低予算なんだけど、映画としては特に無問題、成り立っているとゆう。
タイトルで期待したんだけどね、アレはまあ、邦題だから。

内容としては、アメリカの田舎だとどこでもあるのだろうか・・・魔女伝説がからんでますが、じっさいの関連度は不明。
登場人物も極端な間抜けではなく、すぐに沼の危険を察知して対処するが被害甚大という。 このへんのバランスはマトモですね、B級お得意のもったいぶりで人物が危険度をまったく理解しないタイプの作品だと、変にモタモタして短い上映時間をうまく使い切れないから、このヘビッシュくらいポンポン話進むほうがいい。
今回のクリーチャーは外来種の凶暴な雷魚だってさ、殺処分しようと薬打ったらよけいモンスター化したんだって。
ま、ショボい造形だけど悪くないね、文芸もあまり充実しないが、詳しい説明は別にいいや、と観客は思うであろう。
沼の描写は他のピラニア映画とかでおなじみだが、沼は楽しい行楽ポイントみたいだね、海外では。 船を漕ぎ出し、釣りをして、バーベキューして、いろいろ楽しめるようだ。
そーいった文化面でも見ないと損をするレベルの映画ではある。
面白くなかったら上映時間ぶん、自分の人生を削るのが映画だからさ。
ただし私はB級映画、底辺映画のファンなので隙はない。

登場人物にさほど無駄はないし、死に要員もあまりなく、仲間を見捨てて逃げた奴が死ぬ、とゆー展開もムリはなくソツもない。
だからテレビで放送するぶんには、フツーに楽しめる。
最後、軍の爆撃で沼が・・というところは明らかな予算不足で表現できていないが、まあいいか、くらいな。
も少し資金があればミニチュア撮影できたんだろうけどね〜。

最後に製作年についてだけど、2014って新しいな〜。
CGが垢抜けなくて十年くらい旧く見えるが、どう考えればいいやら。 今は家庭のパソコンでもこのくらいできる、のかな?
今風にアクションカメラを使った絵面とかも特になく、平凡な雰囲気です。
デジカメをグライダーにくくりつけてゴムカタパルトでぶん投げるとか、激突覚悟でドローン撮影とか、そんな気迫もないってこと。

てな感じで、タイトルから予測されるほど酷くはないが、いちおう底辺映画にカウントしておきたい作品でした。


●コモドVSキングコブラ

午後のロードショー録画したのをさっそく賞味。
記憶違いかもだが、「ジュラシック・シャークと並ぶZ級映画」と言われてたようなんで、期待したが。
わりと普通な出来でした。

Z級いうなら脚本の良し悪しはもう問いません、脚本の有る無しを問いたいのがZ級でしょう。
その点、今回のコモドVSキングコブラはフツーな出来でした。
ただ、妙な既視感がいっぱいでして・・・そもそも、コレってコモドシリーズの続編か?
コモドシリーズといったが一作目二作目は違う製作者だったな確か。で、どちらか特定はできないが、似たシーンやロケーションが登場していて・・・なんだけど、明らかに新しく撮っているので使い回し目的ではない。
巨大化したコモドドラゴンが上陸した兵をいきなりドーンと踏み潰すとことかほーんとデジャヴュっす。 島の奥にある家とか雰囲気が過去作そっくりだし。

あとはクリーチャーの造形、コレが使い回しではない証拠なんだけど、確かに技術は上がっている。 が、ミョーに凶々しいデザインにしてヘンな方向に行っているような。 まーコモドドラゴンを相似拡大するのは映画屋として避けたいことなんだろうけど、先日のヘビッシュみたいな感じになってる。
アナコンダシリーズでもそんな遍歴があった気がする。
シリーズ三作目あたりはデコボコでいびつな感じにしたくなるのだろう。
トカゲもヘビも動きはとくに「おおっ!」というほど見事ではなく、従来のB級CGモンスターの域を出ない。
それよか部分的にコンポジット(合成)がよくなっていて、つまりどこからトカゲやコブラが出るかわからない演出ができるように。 今回は茂みから登場したりして、以前はそーゆーの難しかったかと。 むろん超大作であれば余裕でやってたが、家庭PCで処理するようなB級だと大仕事なのだろう。
ただし足元は相変わらず工夫無しで、よって実在しているように見えないし、そもそもCG臭さを隠す気がないようなんで、PCやソフトウェアが進化してもなかなか魅せる映像にはならないようです。

内容もいつもの・・・という感じで、特にかわった部分もなし。
真実を暴く環境保護団体か、民間の、意識高い系が集まって島に上陸、そこではすでに軍の実験が失敗して巨大生物の巣窟になっていて、前のコモドリターンズだっけ、他の類似作品でもそうだけど航空機からの爆撃で島が消える、その前にヘリコプターで脱出と。
ほんとに「いつもの」です。
航空機からの爆撃がショボいのもいつもどおりで、あんな程度で何を消せるのかと。
ワンピースのバスターコールとか沖縄上陸作戦とか参考にしてみれば? と言いたい。
またかようなシーンで、なぜミニチュアを使わないのか・・・使わなくなったのか、という疑問もある。
これは仮説だが、3DCGの登場、普及でB級の映画作家が分不相応な上を目指すようになったせいかも。 今回のコモドVSキングコブラでも、実物大とは言わんが。トカゲやコブラをじっさいに作ったほうが見栄えがするカットはいくらでもある。
爆破シーンなんかミニチュアでやれば低予算で効果的じゃん。
その、低予算すら確保できないB級がより上の物語を手がけた結果、なにもかも3DCGで、という結果になったのかと。

でもって肝心の、オオトカゲと毒蛇がバトルして面白いか? という点だけど。
どうかな、よくわからんな、というよりどう決着ついたのかな。 毒を打ち込んだコブラの勝ちなのかね。
最後は爆撃で両者死んだらしいが、景気よく木っ端微塵になるほどの描写でもないし。
ま〜登場怪獣は多いほどいい、とも言えるんだけど。
そのシーンでカメラ(3DCGの仮想カメラです要は)を大胆に動かす、という挑戦があるのを評価しておくか。

全体的に超凡作だが、とくに出来がわるい部分もあまりなくて。
ラストの恒例、ビックリオチは今回なかなかよかったね、バカバカしいけど個人的には好きです。
というよりお約束はお約束、という意味合いで。
出来の良し悪しはあまり気にしないようにして観れば、脚本も面白いかは別としてちゃんとあるし、絵も必要なだけ撮れている。 ロケもちゃんとしてるし、繰り返すけど映画として普通に成り立っている次第。

やっぱジュラシック・シャークの壁は厚いな。
あそこまで映画の心得がない作品はそうそうないから。
でも以前、70年代くらいはたまにあった気がするんだけどね、学生映画みたいなB級が。
あとはGyaO!のほうがそんなん見つけやすいっぽいが、あまりにアレでも困るしね。
アレというのは・・・アマチュアのSFマンガでもそうだけど、やたら難解で小難しい話って底辺映画でもあります、逆に芸術ぶって意味不明とかも。 ジュラシック・シャークのスゴいとこはそーゆー独りよがりなコダワリさえない、ホントに何も考えてないだろ、という姿勢。
話ズレた。

コモドVSキングコブラでしたね。
そうして話もどしても語ることはもうないんだけど。
まあそんな感じで、独自性がなくなってきたけど最底辺には程遠い、普通に観れる映画でした。


●その男 ヴァン・ダム

話には聞いていたけど、サタシネで放送してたんで録画視聴。
いやーホント、変な映画ですねコレは。

とりまいい機会だから、有名人のディスカウントについて何となく語っておこうか。

全世界的に元有名人が安く出演している現象。
ここで例にあげるならとーぜん、ジャン=クロード・ヴァン・ダムで、そいやこの人の映画あまり観てないけど、ライオンハートとかストリートファイターとかは観ています。 他にもあったかもだが思い出せず。
それが最近、久しぶりに目撃したのがUFO-侵略-という、素晴らしい底辺B級映画でして・・・・かなり奇抜な登場して、ヘンなアクションを繰り広げ、でも敵の攻撃機が出てくるとプチッとあっけなく弾け飛ぶ役どころで、コイツが空を見上げる初登場の段階から映画を見終わるまで、あっ! ヴァン・ダムのソックリさんがいる〜思ってました。
いやよく似ているな、こんな底辺映画でよくそんなソックリ俳優さん起用できたなと感心したが調べると本人という。

この時はじめてヴァン・ダムという元人気スターの苦境を知ったのだが。
そいやエクスペンダブルズの二作目にも登場してたな・・・アレがそーゆー、元人気スターのディスカウント映画という認識はあったがそこまでとは。
他にも有名俳優さんがいろんなB級映画でチョイ役やってます。
ドナルド・サザーランドなんてかなり気軽に出演してないか? アーノルド・シュワルツェネッガーも思わぬところでゲスト出演したり。
日本だと印象深いのが仮面ライダードライブの片岡鶴太郎、烈車戦隊トッキュウジャーの関根勤、といったところで、鶴太郎は時々欠席していたが、関根勤はほとんどの回に出演というか、かなり出ずっぱりで前に出ていろんなモノマネ芸などやっていたような。

さて、この現象は現在の、独特な出来事なのだろうか。
それとも単なる世代交代劇で、昔ながらのことなのか。
いやあ従来の世代交代型とはちょいと違うような気がする・・・とくに根拠はないが。
なにがどうなのか知らんが、製作費百億以上の映画がたくさんあるなんて状況、数十年ぶりなんだが、そのわりに大スターはあまりいないようだし。

内容的にはヴァン・ダムが本人で登場、地元の郵便局で強盗事件に出くわすみたいな・・。
むろん映画スターでもベルギーでは有名人くらいな程度、強盗の人質になっても映画のように活躍するわけでもない。
そこで「理想と現実」みたいに夢想する理想的な活躍シーンとじっさいの現実が描かれたりするが、その違いが微妙で笑える。
途中、人質やってるヴァン・ダムが3メートルほど持ち上がって、明らかに「そこ」が映画のセットだとわかる照明ふきんまで上昇してからなんか本人の言葉らしい独白が延々と・・つうシーンがあって、変な映画です繰り返しになるけど。
親権争いもあるし、大作出演ないし、冴えないんだなヴァン・ダム・・という感じ。

とにかく「なんだかなぁ〜、なんだろうな〜」みたいな気分になる映画でした。



●アーミー・オブ・ダークネス

なんかHULUの新着をみてたらこんなん発見。
フン族の話か、しかもアッティラ王関連。
これは観なくてはとさっそく。

観てすぐにわかったが歴史考証まったくなしみたいな。
ゲルマン大移動の原因となって名前だけは有名なフン族を題材にしたが、学問的な裏付けは考えなしという・・。
まあ冒頭の大戦争シーンとかそこだけCGを多用してそれなりに再現しているようだが。
あ、あと原題はどうやらアッティラらしく、制作はアサイラムでした。

ここでフン族について少々語っておくか・・YouTubeの茂木世界史講座で知り、他の歴史講座でフン族関連をちょい調べたりしただけの知識だが。
まず基本的に、まったくもって謎の民族ですね、4,5世紀ごろにヨーロッパに来たアジア系民族らしく、一大勢力。 どうもその百年くらい前に中国で抗争に負けて西に移動したあと姿を消した匈奴という民族がそうなのでは、という学説があり、それに対してはとくに目立った反対意見もないようで、特に証拠もないが「ま、そうかもね」とゆー雰囲気になっている模様。
要はモンゴルあたりの遊牧民っぽい外観であるはずで、フン族に関する記録をみてもそうなってる。

で、映画の方は・・・黒人ふくめた多民族国家みたいな描き方、というより先述したように考証ナシ、ステレオタイプな蛮族でした。
強すぎて武器など使わず、素手で殴って敵を制覇したという描写で・・コナン・ザ・バーバリアンみたいな連中が総出でボコボコ白兵戦している様子はバカみたいではある。 歴史の通説ではアジアの騎馬民族的な感じなんだが、まったくかけ離れた感じ。
強そうな筋肉俳優をとりま揃えたのはたいしたもんだが。

東からのフン族襲来、版図拡大はゲルマン民族の大移動のキッカケで、それはローマのラテン人たちにも影響が大きく、歴史的には非常に面白いネタなのだが、それを有効利用する気もなし。
なんでもモーゼの杖を手に入れたアッティラが、その力をなんかどうかして(飯食いながら観たんで頭に入ってない)その秘密を封印、話は現代に。
つか製作はアサイラム、字幕も一流とは言えないスタッフなようで、観てても「何の話だ・・」みたいに没入できないのはさすがB級映画。
それなりな技術もあり日本に比べれば予算もあり、そこそこスケールをでかく描けるが未だにB級の域を出ない、出たくないのがアサイラムっぽい。
けっきょくはモーゼの杖の争奪戦、ミイラバトルというありがちな展開にとどまっている。

前にもなんかの映画について記述した覚えあるがアサイラムは意図的に駄作にしているように思えて、それはまあいいか。
アメリカ軍の小隊・・いやもう分隊くらいの規模で単体のミイラとバトル、モーゼの杖で不死の力を得たい幹部とかどーでもいい話。
いや魅力的に描けば「面白い話」に昇華できるとは思うのだけど。
後半はカメラワークも編集も単調で、いい映画とは言えないけど、そこはB級映画ファンにはそれなりな満足感が。

最後に。
観たあと、Amazonで検索した結果出たパッケージアートについて。
スゲえ箱絵詐欺ですね、こりわ。
そもそも邦題の「アーミー・オブ・ダークネス」が意味不明なんですが、映画冒頭のフン族三戦士を持ってきて(盛ってきて)背景は燃え盛るニューヨークっぽい崩壊都市、手前はアメリカ軍の総攻撃、宣伝文句は「アメリカVS暗黒魔神軍団」・・・騙す気満々やん。

というわけで、でもこんな誇大宣伝な映画がB級の醍醐味です。



●伊豆の踊り子

なんかHULUに美空ひばり関連の映画が多く来てるけど。
最近はバイクで遠くまで行ってみたい、いっそ伊豆半島まで行きたい、でも足つりそう、かなりムリっぽい・・とか思っていたんで、迷わず伊豆の踊り子を観ました。

先ほど美空ひばり関連といったけど、映画始まってクレジットで「ああ美空ひばりの映画か」と気付きました。
まあ言っちゃ悪いけど、美少女には程遠いですね美空ひばりは。
歌でスターになり、映画にも出るようになったのだろうか。
でもまあいいです、スターなのに普通感があって逆に良い作品になってるかも。
コレが松田聖子主演だったら目も当てられない結果になるかと。
「それ」が「どんだけ」か知りたければYouTubeなどで「松田聖子 野菊の墓」で検索するといい。

ところで今、映画はとにかくローマと昭和が観たい。
昭和の日本が観れるのかと、伊豆の踊り子に期待したが1954年(ゴジラと同じか)の映画だけど現代劇ではないんですね残念。
でも昭和初期という時代設定なんでかろうじてストライクゾーン。
この映画の見どころは、なんといってもロケーション、かな。
全編にわたって絶景みたいな。
通り雨で道行く人々が急ぎ足になる、そんな風景さえ魅力に思えるような。

そして現在より貧しいはずなのに、なんか全てが贅沢なんだよね、逆に。
確かに日露戦争から十年以上たっているのかな、むっちゃ景気が良い時期ではあるはず、精神的に。
物資はないけどケチケチしない、これは昭和映画の基本だけど、この映画もそんな風。
タイトルは伊豆の踊り子だけどじっさいは「大島から来た旅芸人」といった感じで、宿屋の前に音楽と踊りのほうがやってきて、宿の客が気前よくおひねりみたいなのをくれる。 現代人がみたらiPodの音楽より贅沢にみえるし、昭和初期の人はiPodを贅沢に思うであろう。

乗合馬車が自動車にライバル意識あったり面白い場面もあるが、けっこうな部分で音声が聞き取れず、分からない話もあった。

主人公は酒も煙草も瞬きもあまりしない青年で、どうやら将来、小説家になる書生さんらしい。
これが旅芸人の美空ひばりを見つめてふらふらとずーっとついていき、でもストーカーにならないのは人徳か。 昭和映画はどれもそうだが、実にいろんな人物が盛り込まれていて、愛想のいいやつ悪いやつ、口の減らない奴無口な奴とバランスがいい。 実はコレ、現代でも同じなのだが、じゃっかん、少しだけ、他人と距離を置くようになってるかな今は。
この書生さんがまた、当時のイケメン俳優の特徴なのだろうか・・存在感がありすぎてちょい変なとこも。
カメラ映えしすぎなのかもね。 あるいは演技が固めなのか。

内容的には、テレビドラマでも映画でもありふれた話で特筆することもなし。
しかし十円を届ける少年のエピソードは印象深いですな、古今東西よくある話なのだが、旅人の大切な落し物を届けるゆう。
うまく言えんが道徳観みたいなの、日本映画でもけっこうあります、例えば隠し砦の三悪人であの二人が、餓死寸前まで泥棒はしないという妙に律儀な感じとか。

東海汽船が出入りしている港で、東京行きの船がちょい小さいのはまあ予算の都合でしょうね・・・船というのは自動車や飛行機よりも時間の感覚がおかしい乗り物で、何十年前に建造された船がけっこう運用されたりするんで、1954年の映画でも昭和初期の定期船が撮影・・できねえか、さすがに昔過ぎて。 まあでも映画的に不自然ではないしいいや。
あとは出港のときに「蛍の光」が流れるのってイギリスの伝統なのを知ったのは映画「ジャガーノート」だっけ。

部分的に話が頭に入ってないわりに、けっこう心に残る映画で、それは先述したようにロケーションが素晴らしいためかと。
カラーだったらより鮮明だったのかな? 映像技術に詳しくないんで断言はできないが。

伊豆かー、いちど行ってみたいねバイクで。
ゆうても旅館で贅沢な時間を・・という程でもなく、軽く散策して景色を堪能したい、という程度だけど。


●カニング・キラー/殺戮の沼

少し前に録画したのを視聴。
午後のロードショーなのかな、いちいちチェックしないで観たら消すんで後になってわからなくなる。

ワニ映画です。
一般にワニ映画はB級映画に違いないが、サメ映画よりマトモですね。
ダブルヘッドワニとかオクトワニとかあまり聞かないし。
今回のカニングキラーも苦笑ではじまり苦笑で終わる、というほどの底辺映画ではなくて、わりと映画としての貫禄はあるみたいな。

つか普通の映画です、時々ワニがでるだけで。
冒頭で「実話に基づく」的なこと書いてあるけど、そうなのかな、捕獲(射殺だっけ?)された巨大ワニってフィリピンが有名だと思ったけど、映画では舞台がアフリカのブルンジという国になってますが。 で、見終わってからフィリピンの巨大ワニとは違う話とわかった。
ついでに言うとさっきウィキペディアみたら、映画のグスタフはギュスターブという人食いワニがモデルだそうで、ブルンジという国も実在する。
なるほどギュスターブは有名なんで名前だけは知っているが、そうゆう映画か。

内容的には主にアフリカの実情を描いた作品かもしれない。
ただ漠然と向こうの苦境を描いたらキリがないので、ワニを題材にして映画としてのまとまりがいい具合に仕上げた・・というのは買いかぶり過ぎですね。 最初観ていて主人公側がわからんかったが、どうやら警察などではなくテレビ局かなにかと判明、政治などの報道が本来であるのにアフリカのワニ取材にまわされて一種の左遷か、と解釈する。
いまどき(2007年だけど)の映画にしては日本製品が複数登場する珍しい作品で、そのひとつソニーのカメラで撮影した虐殺のフィルム(データ)をめぐり、パナソニックのTOUGHBOOKっぽいパソコンを狙った土地の支配者に追われて・・いう話。

肝心のワニは、まあいい仕上がりなんでないかな、よくわからんが。
少なくとも観た瞬間、「バカバカしい」と思えるほど変な造形ではない。
かなりの高速で動きまわるのは変だが、激しい違和感というほどではないし。
恒例の足を引っ張る専門のサヨク女が出てくるが、途中からけっこー活躍するのもまた恒例。
それでも多くのパニック映画同様、最後まで「犬は大切」という姿勢は譲らなかったが・・ワニ映画では犬は餌、という法則があるのにソレは無視か。
巨大で小賢しい人食いワニも怖いが、謎の支配勢力であるリトル・グスタフも怖いというストーリー。

面白いのはアメリカの黒人がアフリカで遭難すると、変な愚痴がでるという。
「昔は良かった、何もしなくても誰かが勝手に拉致って船に詰め込み、アメリカに連れて行ってくれた」みたいな。
またアメリカもすでに天国ではないと知られているだろうに、それでもアメリカに行きたいアフリカ少年とか切実だ。

アフリカ少年の件は決着がついたが、虐殺フィルムのほうはどうなったんだっけ。
もう謎の支配者が劇中あんなんなったんでどうでもいいのか?
また想像していたが、ウィキペディアによると「事実に基づいた」部分は現実のギュスターブをモデルにグスタフという人食いワニを創作したところ、くらいみたい。
映画でビックリしたのはクライマックス、こんな化け物じみた巨大ワニ、どーやって倒すんだ思ったら倒さずに逃げて終わり。
そこで捕獲されたフィリピンのワニとは違う話かと理解したんだけど。

とにかく映画としてちゃんと撮れてた、底辺映画ではなかった。
まあ会話シーンでミョーに編集が雑になるのは前に観たアーミー・オブ・ダークネスと同じで、なんかね、映画撮ったことないからわからんのだが、アクションシーンより会話シーン編集のほうが難しいんですかね、時間軸での変化が少なくて盛り上げづらいとか。 それとも重要ではない場面と判断して注力しなかったのか。 まあいいけど。

昔はB級映画ゆうてもこのくらい迫力あるのが普通だった気がする。
テレビの映画放送で、けっこーワクワクしながら観てたみたいな。
そんな意味で、ちょっと昔ながらのバランスで撮れてるワニ映画。


●インデペンデンス・デイ2014

そーいやインディペンデンス・デイの続編が上映されるころなのだろうか。
やっぱ気を利かせて7月4日の公開とか?
いろんな映画があって、デッドプールとか観たいんですけど、なかなか映画館に足が向かなくて、かなりスルーしてます。
でもインディペンデンス・デイ続編は観ようかな〜思ってる次第。
ここ一年ちょいくらい? ローランド・エメリッヒ監督を見なおそう期間みたいな個人的イベントやってて、バカ映画専門とか薄味超大作とか言われるエメリッヒ監督だが、実はなかなか有能な人材なのではないかと見つめなおしているわけ。 だいたい中身スッカスカにみえてヒットメーカーだしエメリッヒ監督は。

で、それとは無関係なインデペンデンス・デイ2014の話。
HULUに来ていたB級映画で、この手のタイトルはかなりな底辺映画を期待できると思ったが、そこまでではなかった。
むろんインディペンデンス・デイと宇宙戦争、バトルシップをごっちゃにした話はB級映画以外の何者でもないが、わりと普通に本編が撮れていて。
ここ十年くらい、そんな風に本編はわりとちゃんと撮れていて、でも3DCGやSFXが恐ろしく出来悪いゆう、変なバランスの作品が多いような。
今回のインデペンデンス・デイ2014・・・略してID14とでもしようか、本家がID4だから。
まあそうした底辺映画の群からすると、けっこう出来のいいほうでしょうね、なんせ底辺映画には個人映画や学生映画もどきも多数、含まれるんで。
ドラマ部分はテレビスペシャルくらいの雰囲気で、とにかく脚本や人物設定が雑だがともかく普通に撮れている。
ちないろいろと雑なのは本家、というよりローランド・エメリッヒ監督と同じなのでいいじゃん別に、と思ったりした。

ID4も酷い雑な映画でしたからね、その劣化版のID14もまあこんなもんでよくね? と勝手に決めつけてしまったわけ。
テレビスペシャルくらいと言ったけどスケールを小さくして、なんとか予算内に収めている感じで、敵の母艦が20キロメートルほどと、本家ID4の小型艦より小さい。
また大統領とその家族で配役が固まっていて、要は登場人物を最小限にしてうまく作っているみたいな。
敵の宇宙侵略者の登場からその目的、アメリカ軍とのバトル、最後の作戦など、どれをとっても雑で考えなしなのも、まあ許す。
人物ドラマも薄いが、繰り返す言うように本家のエメリッヒ監督もそうなんで逆におk。
パクリ元がアレだと敷居低くて助かるんだな。
あ、でも敵宇宙人の姿は一切ナシ。
宇宙人侵略ものが長編になるのは通常、そこを描くからなのかも。
肝心の3DCGとかは安い印象。
でも底辺映画とかティラノムービー(自作造語)を見慣れているんで、こんなんでもマトモなほうに見える。

総じてGyaO!に上陸するような超B級映画たちに比べれば立派なもん。
全体的な設定はID4、地下に大型メカを潜ませているあたりは宇宙戦争、あとは敵戦闘機がバトルシップのパンジャンドラムだったりするが、それらをうまくデザインしなおして可能な限りオリジナリティをもたせようと努力はしているんじゃないかな、たぶん。
どうでもいい話だが、劇中「昔の消防車」がミョーに人気あったような・・そいやアル・ヤンコビック映画でもファイヤーホース(消防ホース)が子供受けしてたっけ。
子供っぽい男は消防車を見て喜ぶとか、そんな映画文法があるのかね。

まあともかく、そんな感じで思ったよりちゃんとした映画でした。
ゆうてもB級映画には違いないので一般市民にはオススメできませんね。
もう騙される人もいないと思うけど。


●スカイライン -征服-

HULUの新着から。
タイトルからスゴいB級映画を期待したけど、映像的にはかなりのもんでした。
観ている間は「パシフィック・リム」の影響か? と思ったけど2010年の映画だって、じゃあパシフィック・リムよりだいぶん前じゃん。
またなぜ邦題が「世界征服:ロサンゼルス決戦」みたいなB級パクリ系ではないのか、それ(製作年)で理解できる。
世界侵略: ロサンゼルス決戦よりもさらに前の映画だから。

このスカイライン、B級映画なれど映像は一流エンターテイメントで、じゃあなぜB級映画かというと。
意図的に、内容がそうなってるっぽい。
B級お得意の、限定状況での男女複数人がサバイバル、という予算を可能な限り抑えられる構成になっている。
なんかGyaO!で観た超B級「宇宙戦争 ファイナルインパクト」をホーフツとさせるな・・。
映像で費用がかかるから、そうやってバランスとってるんだろうね、純粋に計算高く管理した結果か。
あとは内容の薄さもやや目立つ。
例えば主人公のジャロッド、なんかロボットの戦闘シーンを担当していたSFXマンらしいのだが、それ以上のキャラクターは不明というか思い出せない。
それだけで登場人物に求心力がないのがわかるし、なんでマンションの(ウィキペディアで調べるまでホテルだと思ってた)一室でドラマ展開続けるんだよと。
原題もスカイラインだけど、どうもあの人を引き付ける光がスカイラインいうのかな・・・あの光を浴びたくないならソファー持ち寄って廊下に陣取ればいいじゃん。
あるいは開いている部屋が半分あるなら、とっさに逃げやすい下の階に移動しとけよと。

しかしけっこう面白いです。
宇宙人の姿はけっきょく見られない系だけど、地球人を大量にさらって脳みそを取り出し、ロボットに植え付ける計画とか。
そのためにいろんな手段を使うのだが、飛行物体、小型ロボットに加えてまさかの怪獣がっ!!
この怪獣、そーとー迫力もんです。
それに加えてエンディングのアレ。
まさにパシフィック・リムと同じやん、じゃあギレルモ・デル・トロ監督がパクったんだな、スカイラインの模型風エンディング映像を。 むろん300 〈スリーハンドレッド〉みたいに、絵で魅せるエンディングは昔からあって、パシフィック・リムのはそれの進化版なだけ、ともとれるが・・。
デル・トロ監督はすぐパクるし、パクっただけでなく素晴らしく昇華するし、すぐゲロる(パクリましたよ、好きですから、みたいな)から憎めないんだけど。

しかしかような映像、日本じゃなかなか撮れないよね。
2013年のガッチャマンはなかなかいい線いったが、内容がスカスカでした。

でもって邦題からくる底辺B級映画としての期待度について。
なんで事前にワクワク感があるかとゆーと「UFO -侵略- 」と題名の法則が同じだから。
     UFO -侵略-
 スカイライン-征服-
ソックリじゃん、これは誰でも期待するって。
UFO -侵略- ってアレだよ、ジャン=クロード・ヴァンダムがポンと弾け飛んだ例の底辺映画です、もう編集から変で、尺稼ぎのためにワザと無駄なことしているような・・あとカメラワークの下手さ加減が印象深い、船が波に揺られている的な。 いちおうエキストラ雇ってパニックシーンは描いているが、どうも学生映画の雰囲気をぬぐえないB級、それがUFO -侵略- 。
B級ファンとしてそんなのを期待したら、スカイラインはけっこうシッカリした映画でした、という話。

前回のID14で、もう一般人はタイトルでB級に騙されないだろ、言ったけど。
逆にB級ファンの自分がこのたび、タイトルに騙されました。
ドラマ部分が薄いとはいえ、B級ちゃうやん、という。
あいやまあそのドラマ部分がB級の常套手段で撮られてるんだけど。

またパシフィック・リムや世界侵略ロサンゼルス決戦のパクリと思いきや、それより以前の作品という。
そんな意味でも楽しませてくれた映画。













近況など



●2016.6.26 寄でいいや


なんかバイクで遠くに行ってみたいシリーズ。

いちおう、このたび静岡県までたどり着きました。
まあ寒かったんで小山町という場所で降りて舞い戻ってきたけど。

国道246号って油断すると外れるコースが知ってるだけで二箇所あって、それを確認してきた次第。
十年以上前にもいちど静岡県に行ってるんですが、久しぶり。
記憶では原付で静岡県に行ったという感じだったけど、ホントかね。 VT250で行ったんじゃないのかじっさいは、というくらい遠い。
伊豆とかかなりムリっぽいですな、よほど覚悟決めないかぎり。
しかし今回、大型ダンプ専門の飯屋とトンネルが複数という記憶を呼び覚ましました。
つかこのひと月ちょい、夢で見る謎の風景が次々と明らかになっとります。 そっか、ずいぶん以前に走った記憶か、と。

そも、今日はそこまで走る気なかったんです、鶴巻温泉をみたかっただけで。
あ、最初の目当てはMEGAドン・キホーテ横浜青葉台店でした、いろいろ安く買えるんで、ドリンク剤とフルーツジュース、Ç1000クエン酸など買い込み、わりと重い状態で鶴巻温泉までGO。
で、じっさい当地に行ってみて、予定通りぐるぐる走ったけど、なんつか普通の住宅街という趣でした・・確かに温泉宿は散在していたようだけど。 まあ今後もちっと探索してみます。


そっからまた森林のある風景をみたくなり、246にもどって進んだら調子に乗った。
今回気づいたのは、前回国道255号に入ってしまった油断外道分岐の手前に、過去何度か行った「寄(やどりぎ)」という場所があったこと。
最近まであそこが秦野市だと思っていたけどとんでもない、あれは田舎です。
ここ十年以上は遠乗りしてないが、かつては寄が最終地点という認識で、とりま街に入ってもいいし、出口のセブン-イレブンで休んで戻るもよし、あるいはさらに奥に進んで谷あいの街まで行くことも。

 寄の案内図↑

前回に寄を通り過ぎたこと、今回気づいたが、やっぱり先に進もうといったん、スルーしました。
どこまで行けるかと思ったが、面白くもない感じなんで途中下車のポイント探し。
結果、小山町の中島という街というか村に行ったわけですが。

 ↑スゴい山奥、というほどでもなく、まあ渓流に近いせせらぎはあるくらいの里

山道は寒いですねしかし、凍えるほどではないのはもうすぐ7月だからで、たとえ夏でも早朝は厚着しないと。
それもあったが、ぶっちゃけ寄の先は道がつまらなかったです。 車がビュンビュンスゲえ勢いで走って高速道路みたいで怖いし。
信号もない、ということは交差点などもなく、どこかへ行くという選択肢が少ないし、開けた街が見えるわけでもないんで「ここで降りよう」という気持ちにならず、ちょっと開けた街があったと思ったら小田急線かなんかが左に並走してて気分的に左折せず、ズルズルと走り続ける結果に。
一車線の高速道路もどきなんて楽しくないっての、すごい道だなアレは。 それにしても・・あんなとこに人が住んでいるんだと関東平野から来た身からすると感心する。 仕事とかどうすんだ、車がないと会社に行けないような。 地域内に就職して完結してるのか?
ま、地元の人ならわかる道とか何かしらバスとかあるんでしょうね。
つてもひろ〜い視点で地図をみると、あのへんはまだ田舎度が低いのかもしれません、山々の間に散在するような秦野市、小田原市などがあって、海からは十キロ程度の場所なんで、内陸の山岳地に比べれば大きな街とのアクセスはすぐできる地域かも。
多くの山は数百メートルほどなんで、猛獣が多数生息することもないだろうし。

あ、後で地図みたら、もう少し進めば山道を抜けて開けた場所にたどりついたっぽい。
トンネルもうひとつくぐって1キロほどかな、Google Mapだと。
そうなると過去に行った最長距離を更新、つか同じくらい進めたことに。
また富士山の撮影もできたかもだが、もういいやそれ。
途中右折すれば丹沢湖とかあったみたいだけど、うーん、電車とかバスで行けるならそれでいいし。
仮に行くとすれば、だけど。

先述したように開けた場所には行かず、途中で舞い戻るわけですが。

帰り道に何の気なしに寄に寄ってみて、ついでに奥へ進むと、想像以上に、あるいは思い出以上にワインディングロードでした。
ここまで延々と何もない道が続いていたっけ? くらいの。
そうか、奥の集落までたどり着いたのは過去二回くらいしかなかったっけ。
いや更にワインディングロードを先に進んだことあったような・・・行き止まりというか、キャンプ場入り口だった記憶。

 ↑航空写真を選択すると赤い橋が見えるはず
うーむ、ストリートビューでみるとここだったような・・・以前はここに門みたいなもんがあって、左手にこの赤い橋がみえた、そんな夢を時々みるみたいな。 思い違いかもだが。
少なくともこの赤い橋を渡った覚えはない。

とゆわけで何度か来た寄だけど、キャンプはしないが釣り場とか興味ある。
あとは散策して、写真でも撮れたらなと。 駐輪場があればいいのだが。
バイクで来るからには気軽なメニューのほうがいい。 どーせ金ないし。
まー基本的に、なんもないとこなんだけど。


寄のワインディングロード途中で、とんでもないものを目撃。
そもそもあそこ、スゲー崖っぷちで怖いんですけど・・その高い場所に、張り出した構造物があって車が停まっていた。
うは、こえぇ!
なんなんだ、車線拡張する予定でもあって、その足がかりなのか? それとも橋を渡す気か? 谷の向こうになんかあるのか?
わっかんないな、地図でみても向こうの山にはゴルフコースくらいしかないやん。 多額の予算組んで橋を渡す価値はないよね。
あとは相当ひっさしぶりなのに、相変わらず区間限定一車線があって、カウントダウンする信号機もまだあった。
ほらね、あそこ改良する予算もないんじゃん。 あるいは橋を作る予算とは別腹なのかな。
まあ橋とは限らないし、そのうち判明するか。

帰りはじゃっかん混んだけど、そのほうが快適でした、自動的な速度制限が発生し、ムリに飛ばさなくてもいいし。
そんなわけで、どーしても距離を稼ぎたいとき以外は寄が最終地点でいいやという。
朝行って、二時間ほど釣って、あるいはぼんやりして、ちょくちょくコンビニ寄りながら戻る、という感じで半日ツーリング。
そんな感じで利用できたらな、と思うのだけど。 思い続けているのだけど。
じっさい、行っただけで距離を走った満足感あるし、さらに釣りをしようという気にはなかなかというのが実情。

まあ日の出前に出発しても釣り場が営業してない気がするんだけど。

沢には興味あるんだけどね、途中いくらでもあるが、降りて歩いてみるのもいいかも。
山にせよ沢にせよ夏限定ですね、寒いの苦手なんでそもそも距離を走らないし。
今年はあと一度、そんなところに行けたらいい程度の展望。

最後にひとつ、今という時代で良かったと思うのは写真。
何度も寄あたりに行って、静岡県までたどり着いたこともあるのに、これまではカメラを持って行かなかった。 走っている最中に気が向いて遠出をしたというパターンがほとんどなんで、カメラなど用意しないのが普通。
当時は中古で買ったコニカやキャノンDemiとかハーフサイズカメラ使ってたっけ、でも普段から持ち歩くようなもんじゃない。
それが今では、iPhoneというカメラを常に携帯しているため、遠くに来たら必ず何かしら撮影するし、撮れば位置情報まで書き込まれ、後になって何月何日どこで撮った、というのがすぐわかるしスゴい進歩ですねこれって。


昔はこんな日記すら書かなかったが、今じゃ写真一枚が日記みたいに語るわけか・・。
面白いもんです。

とまそんな話。



月が変わってキリがいいので次に移動。
次はabout-16.7となります。
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