「医療ミス」と遺族提訴 研修医がカテーテル挿入

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2006年9月6日】

 栃木県立がんセンター(宇都宮市)で昨年8月、男性患者=当時(73)=が死亡したのはカテーテル挿入時のミスが原因として、遺族が5日、県に約4500万円の損害賠償を求める訴訟を宇都宮地裁に起こした。

 訴状によると、男性は膵臓(すいぞう)がんのため昨年7月に入院。同8月9日、首の静脈へのカテーテル挿入の際、研修医が誤って動脈などを傷つけたため、出血性ショックによる多臓器不全で同月23日に死亡した。

 原告側は「主治医が立ち会わず、研修医らに行わせたなどの過失がある」と主張している。

 同センターは「訴状が届き次第対応する」としている。

 宇都宮南署は今年3月、業務上過失致死容疑で研修医を書類送検した。
2006年09月23日(土) 17:50:06 Modified by xenon2112




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