当wikiは年齢制限のあるページです。未成年の方は閲覧をご遠慮下さい。

「いいだろ?」

入れかけながら言う台詞でもないが、これはもう癖みたいなものだからしょうがない。
相方だって場所や状況に異議はあっても行為自体は拒絶していない……はずだ。

「本当にあなたって人は……もう」
わざとらしい非難のあとの溜息に甘えた響きがあったのをいいことに
半分がた挿入しかけのナニをやや強引に奥まで没入させる。

「やだ、ちょっと……まだなのに、んっ……強引すぎ」
「何がまだなんだ?」
「馬鹿……」

彼女の言いたいことはよく分かっている。
抱きすくめて唇を奪うとそのままコトに及んだわけで、まだ中は十分に潤っていない。
だが彼女の体は俺のものにすぐ馴染み、むしろ積極的に反応し始めている。
だから俺は彼女の抗議を聞き流し、ピストンのペースを保ちながら
ブラウスの裾から侵入させた手で張りのある乳房を鷲?みにしてやる。

「あっ、こら……」
「いいだろ」
「またそれですか……本当にムードもへったくれも……あっ、あったもんじゃないっ……」
「こういうところでやるのが燃えるんだよ、ほら……律子だって」
「んふぅ……それ、あ、あなたのせいだから……」

それでも体が充分温まると、成熟が近い雌の本領を発揮しはじめる。
俺のものをぐいぐいと締め付け、中に、奥へと引き込む動きがたまらない。
深夜の事務所。
先ほどまで忙しく仕事を片付けていた机に手をつかせて
タイトスカートを捲り上げただけの格好で、立ったまま交じりあう俺たちの姿が
窓ガラスに鮮明に映っている。

「見てみろよ、窓」
「やだ……変態」
「二人もいるな」
「一緒にしないでってば……本当にあなたって」

照れ隠しのつもりか、行為の最中に何かと話しかけようとする律子。
そのお喋りが止まって喘ぎ声だけになると、それが熱中し始めた合図。
ペースを早めながら、ダメ押しの囁きを耳もとに送り込む。

「いいだろ、このままで」
「いぃっ……いや、ダメ……できちゃうでしょうが」
「責任なら取る」
「そういう問題じゃ……だめ…………いや、止めないで」

思い直してペースを緩めた俺を誘うように律子の腰が左右に振られる。

「やだ、今さら止めないでよ、もうちょっとなんですから、ねっ、お願い」
「せっかくだから……ベッドのあるところに場所移さないか?」
「……ダメです、今ここで最後まで……それに」
「それに……なんだ?」
「いいから、お願い……」



「私としたことが……危なかったわ」
「止めないでっていったの律子だぞ」
「それは前にもいったでしょ? 最中は訳わかんなくなるんだって……でも」

そういって律子は体を起こすと、俺に覆いかぶさりキスをひとつ。

「なんだ、今日は優しくしてくれるんだな」
「ちゃんと止めてくれたお礼です。方法はいささか強引でしたけど……」
「……それは済まん。ちょっと興奮が過ぎたみたいでな」
「いいですよ、次で埋め合わせしてくれたら。確か高級ホテルのベッド、でしたよね?」
「そんなこといったっけ?」
「ええ、はっきりと。それより……ここにはベッドもシャワーもありますけど?」
「しょうがない……我が愛しのお姫様にはかなわんよ」

俺は立ち上がると、乱れたスーツを身にまとった律子を抱えあげた。


おしまい。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます

メンバー募集!