お姫初め
最終更新:ID:Q6r8l70OQg 2012年01月02日(月) 23:20:06履歴
ぷろでゅうさあ殿と結婚してから早一年。
今年は我が家庭の平穏を、そして願わくば世の全ての人の幸福を祈りたいものです。
「明けましておめでとうございます」
「貴音の和服は何度見ても綺麗だな」
「あなた様…」
年の初めからこんなに素敵な時間を過ごせるとは全くなんと幸福なのでしょう。
「ところで貴音。いきなりで悪いんだが」
「なんでしょう?」
「一昨日俺が家にいない間にお雑煮何杯食べた?
いや正確に言うと…お餅何個食べた?」
「いや、そこにあるものは全て食べてしまいましたが…ああっ!」
言い終わって気付いてしまったのです。
彼の分まで私が全て食べ尽くしてしまったことに。
「やっぱりか…わざわざ鏡餅を三つ余計に買っておいたが無駄だったか」
「申し訳ございません!かける言葉もございません!」
「ま、俺が餅を食べられなかったのは百歩譲っていい。ただ問題は…」
和服の上から下腹部を彼の手が這いました。
「非常に言いにくいが…ちょっとぽっちゃりしてきてないか?」
「そ、それは…否定しにくいところではありますけれども…」
「じゃあ今年はグルメ番組の出演を無くすしかないかな〜」
「しかしそれを無くしては我が家の収入というものが」
「ほとんど全部の裏番組から出演オファーが来てるの、前話したよな?」
彼の言葉を聞いた私はいつの間にか彼の腰を掴んで叫んでおりました。
「…そんな殺生な!後生ですから、ぐるめ番組には出させてくださいませ!
私の至福の喜びを奪わないで…ください…ううっ」
「ちょっと、待て…本気で泣かないでくれ」
「らぁめん全国食べ歩きも…二十四時間でお店のれしぴ完全制覇も…無くなると…」
「分かった分かった。出演は取り消さないよ」
「本当ですか?!嬉しい…」
「そのかわり、家での食べる量は減らせよ。ダイエットにも励んでくれ」
彼の言葉に私は不安を覚えました。
「承知しました。ところで、あなた様」
「何だい。家での間食は許してくれとかいうなよ」
「ふくよかな女は、お嫌いですか」
「貴音…」
「私は怖いのです。あなた様が私を…」
「そんなことは断じてない。
俺は何があろうと貴音を愛してる。
変な言い方をしてすまなかった」
「ならば何故…」
「スタッフに最近お嫁さん太ってきたから気を付けた方がいいよって言われてな。
人気も下がるかもと思って注意したんだ」
「あなた様が私を愛してくれれば人気などいりません。
そう言いたいところですが、我が家の為には“だいえっと”も致し方ありません。
もっとも、番組を降りる気は一切ありませんが」
「分かったんだか分かってないんだか…まあ、とにかく、今この話は出すべきでなかったな。
後で考えよう」
「それはそうと、あなた様」
「今度は何だ?」
「年の初めに一つ、どうでしょう?」
掛襟を両手で軽く持って肌を見せると、彼も理解してくれたようです。
「そいつはすまない。それじゃあ遠慮なく」
崩れて床に落ちていく着物を見ながら畳の上で彼のされるがままに。
たとえこの世がどうなろうと、あなた様さえいれば。
あなた様が私を愛してくれさえすれば。
あなた様。嗚呼、あなた様。あなた様。
髪を撫で頬を擦る手は美しく。
悪戯に乳房に触れる舌に酔い。
眼を閉じて唯唯感じ喘ぐのみ。
背中に畳の跡が残っても、接吻が肩に色濃い後を残しても。
心に残る目の前の彼からの愛の言葉には到底及びません。
髪を目から払いながら床の上に手をつこうとしましたが、
体勢を崩してうつ伏せに倒れこんでしまいます。
咄嗟に彼が肩を抑えて頭を打つのは避けられましたが。
そして尻を突き出した私を肛門から膣にかけてなぞっていく彼。
抑えられぬ昂ぶりが、湧き上がる快感が私の身体を熱くしました。
その刹那、彼の肉棒がゆっくりと私を貫いていきました。
再び体勢を崩し、肘を曲げて顔を床に近づけながら必死に声を漏らし、
小さく愛の言葉を紡いだのです。
私が息を荒げるのを見て、彼は腰の動きを止めました。
こちらを心配そうに窺う彼を見て、大丈夫と言おうとしましたが声が出ません。
「無理をするな」
そう言われて、私にはやはり彼しかいないと改めて思いました。
世に言う“お姫様だっこ”をされて私は布団の上に降ろされました。
裸の身体に普段着が着せられていきます。
湿った太股に下着が嵌められていくのは流石に恥ずかしく、思わず目を覆いましたが。
「あなた…さま…」
「無理して喋るなって」
「頑張ってだいえっとしますから…番組だけは…」
「ちゃんと話し合って決めるから、今は寝な」
「ええ、愛しております」
「ああ、俺も愛しているよ、貴音。今年もよろしくな」
そう言って彼はもう一度、深い接吻を私にくれました。
故郷の民よ、四条貴音は今年も幸せに暮らせそうです。
今年は我が家庭の平穏を、そして願わくば世の全ての人の幸福を祈りたいものです。
「明けましておめでとうございます」
「貴音の和服は何度見ても綺麗だな」
「あなた様…」
年の初めからこんなに素敵な時間を過ごせるとは全くなんと幸福なのでしょう。
「ところで貴音。いきなりで悪いんだが」
「なんでしょう?」
「一昨日俺が家にいない間にお雑煮何杯食べた?
いや正確に言うと…お餅何個食べた?」
「いや、そこにあるものは全て食べてしまいましたが…ああっ!」
言い終わって気付いてしまったのです。
彼の分まで私が全て食べ尽くしてしまったことに。
「やっぱりか…わざわざ鏡餅を三つ余計に買っておいたが無駄だったか」
「申し訳ございません!かける言葉もございません!」
「ま、俺が餅を食べられなかったのは百歩譲っていい。ただ問題は…」
和服の上から下腹部を彼の手が這いました。
「非常に言いにくいが…ちょっとぽっちゃりしてきてないか?」
「そ、それは…否定しにくいところではありますけれども…」
「じゃあ今年はグルメ番組の出演を無くすしかないかな〜」
「しかしそれを無くしては我が家の収入というものが」
「ほとんど全部の裏番組から出演オファーが来てるの、前話したよな?」
彼の言葉を聞いた私はいつの間にか彼の腰を掴んで叫んでおりました。
「…そんな殺生な!後生ですから、ぐるめ番組には出させてくださいませ!
私の至福の喜びを奪わないで…ください…ううっ」
「ちょっと、待て…本気で泣かないでくれ」
「らぁめん全国食べ歩きも…二十四時間でお店のれしぴ完全制覇も…無くなると…」
「分かった分かった。出演は取り消さないよ」
「本当ですか?!嬉しい…」
「そのかわり、家での食べる量は減らせよ。ダイエットにも励んでくれ」
彼の言葉に私は不安を覚えました。
「承知しました。ところで、あなた様」
「何だい。家での間食は許してくれとかいうなよ」
「ふくよかな女は、お嫌いですか」
「貴音…」
「私は怖いのです。あなた様が私を…」
「そんなことは断じてない。
俺は何があろうと貴音を愛してる。
変な言い方をしてすまなかった」
「ならば何故…」
「スタッフに最近お嫁さん太ってきたから気を付けた方がいいよって言われてな。
人気も下がるかもと思って注意したんだ」
「あなた様が私を愛してくれれば人気などいりません。
そう言いたいところですが、我が家の為には“だいえっと”も致し方ありません。
もっとも、番組を降りる気は一切ありませんが」
「分かったんだか分かってないんだか…まあ、とにかく、今この話は出すべきでなかったな。
後で考えよう」
「それはそうと、あなた様」
「今度は何だ?」
「年の初めに一つ、どうでしょう?」
掛襟を両手で軽く持って肌を見せると、彼も理解してくれたようです。
「そいつはすまない。それじゃあ遠慮なく」
崩れて床に落ちていく着物を見ながら畳の上で彼のされるがままに。
たとえこの世がどうなろうと、あなた様さえいれば。
あなた様が私を愛してくれさえすれば。
あなた様。嗚呼、あなた様。あなた様。
髪を撫で頬を擦る手は美しく。
悪戯に乳房に触れる舌に酔い。
眼を閉じて唯唯感じ喘ぐのみ。
背中に畳の跡が残っても、接吻が肩に色濃い後を残しても。
心に残る目の前の彼からの愛の言葉には到底及びません。
髪を目から払いながら床の上に手をつこうとしましたが、
体勢を崩してうつ伏せに倒れこんでしまいます。
咄嗟に彼が肩を抑えて頭を打つのは避けられましたが。
そして尻を突き出した私を肛門から膣にかけてなぞっていく彼。
抑えられぬ昂ぶりが、湧き上がる快感が私の身体を熱くしました。
その刹那、彼の肉棒がゆっくりと私を貫いていきました。
再び体勢を崩し、肘を曲げて顔を床に近づけながら必死に声を漏らし、
小さく愛の言葉を紡いだのです。
私が息を荒げるのを見て、彼は腰の動きを止めました。
こちらを心配そうに窺う彼を見て、大丈夫と言おうとしましたが声が出ません。
「無理をするな」
そう言われて、私にはやはり彼しかいないと改めて思いました。
世に言う“お姫様だっこ”をされて私は布団の上に降ろされました。
裸の身体に普段着が着せられていきます。
湿った太股に下着が嵌められていくのは流石に恥ずかしく、思わず目を覆いましたが。
「あなた…さま…」
「無理して喋るなって」
「頑張ってだいえっとしますから…番組だけは…」
「ちゃんと話し合って決めるから、今は寝な」
「ええ、愛しております」
「ああ、俺も愛しているよ、貴音。今年もよろしくな」
そう言って彼はもう一度、深い接吻を私にくれました。
故郷の民よ、四条貴音は今年も幸せに暮らせそうです。
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