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オフの暇つぶしにクイズで遊んでいたのが、いつのまにか白熱した勝負となっていた。
お互いが譲らないまま、最後に決着をつけようと選んだジャンルが「音楽」だった。

「ふふっ、音楽の知識なら負けません。無謀な挑戦だと思い知らせてあげます」
「小娘が生意気なことを。負けて泣きべそかくなよ?」
「プロデューサーこそ。今謝れば勘弁してあげますけど?」
何事も控えめな千早が、こうも強気の態度を取るとは珍しい。
ならば、ということで滅多にないこの機会を存分に味わいつくすアイデアを思いついた。
あえて挑発にのったフリをして、逆に千早を煽り立て、
「負けたら相手のいうことを何でも聞く」という、定番の権利を賭けた勝負に持ち込んだ。


「くっ、まさか私が負けるとは……」
「口ほどにも無かったな。さ、それでは早速始めようかな、お医者さんゴッコ」
「あの、お……お医者さんゴッコって……プロデューサー、本気?」
「もちろん本気だ。 お医者さんゴッコは嫌いか?」
「あの、好きとか嫌いといった問題ではなくて……」
「そうだよな。好き嫌いいえる立場じゃないからなぁ」
「くっ……、それはその通りですけど」
「嫌なら別のことにしてもいいが、ハードルが上がってもしらないぞ」
「わ、わかりました……やります。やらせていただきます」
「うむ、わかればよろしい」
「ああ……なんでお医者さんゴッコだなんて、変態な遊びが出てくるんだろう……」
「変態って、お医者さんゴッコってそういう遊びだったっけ?」
「!?…………し、知りませんっ!」
自ら墓穴を掘ってしまったことを、真っ赤な顔が証明している。

「それはつまり、普通のお医者さんゴッコでは千早はだめってことか」
「あ、あの……違いますから! そういうことではありません」
「大丈夫。俺だけじゃなく、千早も満足できるお医者さんゴッコするからな?」
「なっ! ちっ、違います! 誤解です。変態は言い間違いでした、取り消します」
「照れないでいいから、ほらベッドに横になって」
「照れていません! あの、ほんとにお願いですから……変なことは、その……」
「こらこら、『先生』って呼ばないとだめだぞ?」
「わかりました……先生。でも変なことしたら、社長にセクハラだって言いつけますから!」
「今日は随分と強気だな」
「い、いつもと変りません! それよりさっさと済ませてください、変態ドクター殿」
「いいぞいいぞ、その態度。苛めがいがあるわ。さすが千早はわかっているよな」
「な、何をいっているのですか……ほんとにもう」
「ところで、さっき言ってた変なこだけど、どんなことをされたいのかな?」
「あqwせdrftgyふじこ!!!」
ベッドに横たわっても、散々文句を言い続けていた千早だったが
おでこに手をあてたり、脈を測ったりと普通にお医者さんゴッコを始めると大人しくなった。
「なんだ、急に静かになったな」
「……あの、だって…さっきは変なことばっかりいうから」
「お医者さんが変なことするわけないだろ、君の変態プロデューサーさんならともかく」
そういってやると、千早はくすっと笑い、ようやく体の力を抜いた。

「アイドルも大変だな、そんな変態さんが担当で」
「え、ええ。そうなんです。意地悪で、変態で、しかもサディストですから」
「それは酷い。あ、ちょっとお腹診るから力は抜いたままで」
服の上から指を当てるだけでも、鍛えられた腹筋の感触がはっきりと伝わってくる。
指先でお腹のあちこちを押してみると、一応柔らかさはあるが女の子らしい、というにはやはり薄い。
「あの、私の体ってどうですか?」
「腹筋は見事だけど、もう少し脂肪がついてもいいと思うな……」
「そうですか……努力はしているつもりですけど」
何度も繰り返してきたやり取りと同じく、千早は目を伏せる。

「今はまだ気にしなくていい。体質とか、思春期とかも関わっているし、それに……」
さりげなくシャツの裾を捲くりあげる。
「千早の肌、すべすべですごく綺麗なんだから、ほら……」
そういって、ヘソのあたりを指先で軽く撫でてやる。
「それにな、あと2、3年もすれば千早の体も成長してさらに女らしくなるから」
くすぐったいのを我慢しているのか、千早の手がシーツをぎゅっと掴む。

ヘソのあたりをさすっていた指先を上に向けると、シャツの中でブラに突き当たる。
「あっ……だ、だめです、そっちは」
「千早って、くすぐったがりだっけ?」
「そ、そうではなくて、その……胸は……は、はず……」
「はいはい、落ち着いて。次は心音の確認なんだから静かにすること」
あえて千早の目を見つめながら、シャツのボタンを外していく。
「だめです…やっぱり恥ずかしい……」
胸を隠すように置かれた両手を、そっと体の腋にもどした。
「医者なんだから大丈夫。でも恥ずかしいなら、目をつぶってればいいよ」
シャツの前を広げると、白いブラに包まれた膨らみが、荒い呼吸に合わせ上下している。

下着姿なら今まで何度も見ている。
恥かしがりのくせに、いざ仕事となれば、驚くほどあっけなく眼の前で着替えをした千早。
頬を赤らめながらも、背をしゃんと伸ばした姿には潔さすら感じられたものだ。
だが今は、シャツの前をはだけさせただけで、羞恥心に身もだえしている。
そんな千早を見ていると、そろそろ冷静さを装うのも苦痛になってきた。
このまま続けたいが、千早にはこのあたりが限界だろう。
ひっこめようとした手がつかまれ、そのまま乳房の少し上辺りに導かれる。
千早の肌から伝わってくる熱いくらい体温。
はっきり伝わってくる激しい鼓動が、俺自身の鼓動とシンクロしはじめる。
「ちゃんと、最後まで診てください」
「い、いいんだな……?」
薄く目を開いた千早は小さく頷くと、今度はしっかりと目を閉じた。
「わかった。千早の体、全部俺が診てやるから」

一旦千早をベッドの上に抱えおこし、はだけたままのシャツを脱がせる。
それから背中のホックを外し、ブラを取り去る瞬間、千早の両手がすばやく胸を押さえた。
そのまま千早を、もう一度ベッドに横たえる。
千早の華奢な手のひらでも隠れるくらい、小さくてかわいらしい胸の膨らみ。
その上から手を添えると、千早の手のひらを通して膨らみの柔らかさが伝わってくる。
手を動かすと、やはり千早のてのひらが、確かな弾力をはっきりと教えてくれる。
そうやって一緒に胸を確かめながら、耳元に唇を寄せ、見せて欲しい、と吹き込んでみた。

たっぷり1分近く無言で見つめあったあと、ようやく千早が口を開いた。
「プロデューサーは……どうして見たいと思うのですか?」
「千早のおっぱいだから」
「なっ! そんなの、理由になっていません」
「千早のおっぱいが好きだから」
「くっ、やっぱりプロデューサーは変態でスケベで最低です!」
「千早が好きだから。好きだから、おっぱいも好き」
「やめてください。いやらしい」
「やめない。千早が好きだから千早の全部が好き。胸もお腹も足も手も背中も首も全部好き」
「………いや、聞きたくありません」
「うそじゃない」
「……変態。そんなに見たいなら、無理やり力づくで見ればいいのでは?」
「だってそんなことしたらちーちゃん、泣いちゃうだろ」
「な、泣きませんから。それにちーちゃん言うな、変態プロデューサー!」
「あのさ、ちーちゃんは勘違いしてる」
「な、何が勘違いなのですか?」
「ちーちゃんが恥かしがりながらも、自分から胸を開いて見せてくれるのがいいんじゃないか。
 それを無理やり見ても楽しいわけ無いっしょ? わかってないなぁ、ほんと」

ようやく千早の手は胸から離れ、隠されていた膨らみが俺の目の前にあらわになった。
小さいながら、ふっくらと綺麗に盛り上がった膨らみと、その頂にある薄紅色の乳首。
そこに目を奪われていた俺の頬に、大きく振りかぶった千早の右平手が直撃。
ついで左手が俺の視界を塞ぐよう真正面から殺到して、炸裂した。 掌底…か……
痛み、というより衝撃波といって差し支えない千早の打撃に、脳震盪を引き起こした俺は
盛大に鼻血を吹き上げながら、無様にベッドに沈んだ。
「やっと気がついたようですね」
冷たい感触で意識を取り戻した俺の真上から、千早の声がした。
氷を包んだタオルが顔のほとんどを覆っているため、視界は塞がれているが
後頭部の感触から、どうやら千早の太ももを枕にしているらしいのがわかった。
「あ、ああ……千早ってなんか凄いんだな」
「あの……済みません。つい、その……カッとなったっていうか。まさか気絶するなんて……」
「いや、それはまあいいんだけどな……」
油断があったとはいえ、威力は凄かった。凄すぎて、せっかく目撃したはずの千早おっぱい映像が
跡形もなく吹っ飛んでしまったことは、まだズキズキする顔よりも痛い損失だった。

「謝らなくてもいいから、せめて、もう一回見ちゃだめ?」
「ふふっ、そういうと思っていました。どうぞ」

氷入りタオルが持ち上げられ、目の前が急に明るくなる。
ぼやけた視野に焦点が定まってくると真っ赤な顔をした千早と目が合った。
それから、視線を少しだけそらすと……小さい二つの膨らみと、その先にある可愛らしい頂。
「苛めたり、意地悪なこと言わないと約束してくれるなら、いつでも見せてあげます。でも……」
「でも?」
「優しくしてくれないのでしたら、こっちの方を」
そういって、先ほど俺をノックアウトした手のひらをかざす。
「さ、どうします、プロデューサー?」
俺はその手を捕まえて、指を絡め合わせた。
「決まってるだろ、そんなの」
体をひねりおこしながら、掴んだままの千早の手を巻きこんで体勢を入れ替え、押し倒した。
「さて、続き始めようかな、ちはやちゃん」
組み敷かれた千早は、小さくため息をつくと、俺を見あげてにっこりと笑った。
「ほんとうにしょうがないひとですね」



華奢な千早の掌底でも、あれだけの威力なのである。
手の何倍も威力のある足、ましてや毎日鍛えている千早の膝蹴りの威力たるや。
千早は手加減したといっているが、その日2度目のKOを食らった俺にいわせれば
このお嬢さんを本気で怒らせれば、マジで命がやばい、千早怖い。
額をカーペットに擦り付けながら、俺はそんなことを考えていた。



おしまい

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