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作者様コメントより:事故死したPがパラレルワールドに飛ばされて
その世界の765アイドルたちとエッチする話です。
以下注意点、苦手な人はスルー

・プロローグを含めて全11話の長編です。
・無印準拠なので、響と貴音は登場しません。
 ただしPがパラレルワールドをたらい回しにされるという話の構成上
 後半につれてゲームの設定と相違点が増えていきますので注意してください。


編集者コメント
◆マークで始まるのが各話のサブタイトルで登場人物、注意書きが続きます。
 百合、妊娠、食ザー等、バラエティに富んでいますのでご注意を。






◆アナザーワールド・プロローグ

「うん、まだまだ時間はあるな」
大学を卒業した俺は、昨日765プロダクションの正社員となった。
今日から俺のアイドルプロデュース人生が始まると思うと
気持ちが自然と高ぶって一時間以上早く通勤してしまった。
職場の空気にも慣れておかないといけないしと言い訳しつつ
足取り軽く職場を目指す。

(春香、千早、律子、美希……皆光り輝いていたな。
 スターの素質ある娘をどう育てていくか……俺の腕の見せ所だぞ!)

アイドル候補生たちの性格やアピールポイントは
事前に社長と面談して本人たちと一通り会い、把握している。
頭の中でこれからのプロデュース方針を描きながら、俺は大通りに続くT字路を右に曲がった。

   #  #  #

突然視界が暗闇に変わり、俺の身体は宙に勢い良く放り出された。
目を開けているにもかかわらず、闇は中々消えなかった。
……。
……。
……。
どのくらい時間が経っただろうか。
ゆっくりと視界が明るくなり、眼前に澄み切った青い世界が広がっていく。

(ここは……?)

足下を見ると、そこには賑やかな街並みが地平線まで広がっている。
どうも俺は空中に浮いているらしい。夢でも見ているのだろうか。
昨晩は出勤一日目で興奮して眠れなかったから途中で眠くなっても不思議じゃない。
だがそれならあの衝撃は何なのだろうか。
俺がぼんやりとした頭で考えていると、遠くから女性が飛んできた。
だが、格好が少しおかしい。
――白色のキトンに身を包んでいて、背中に羽を背負っている。

それを見て、俺はますますこの光景が夢という確信が強まった。
ひょっとしたら俺は出勤もまだせずにベッドの中で寝ているのかもしれない。

「こんな所にいらっしゃったんですか。探しましたよ」
羽の生えた女性は穏やかな口調で話しかけてきた。
セミロングの髪型に可愛らしい目鼻立ちをしていて、口端についた笑い黒子がとても魅力的だ。
短い裾から覗くムチムチとした太ももは思わず頬ずりしたくなる程悩ましい。
そんな彼女の容貌は、昨日事務所を案内してくれたあの人に酷似していた。
「小鳥さん、おはようございます」
一応挨拶したが、彼女は困惑しつつも微笑み、首を横に振った。

「私は小鳥という者ではありません。万物の父である主に仕える天使、コトリエルです」
「はぁ……?」
俺は何とも言いがたい 、間の抜けた返答をした。
「そ……そのコトリエルさんが俺に何の用ですか」
「実は貴方が亡くなったために酷く困った事が発生いたしました」
「えっ、俺が死……」
縁起でもない天使の言葉を聞いて、俺は冷水を顔面に浴びたように目を丸くした。
いや、落ち着け。これは夢だ。本当な訳がないじゃないか。

「残念ですが……貴方が今見ているものは夢ではなく現実です」
そんな俺の心を読み取るように、彼女ははっきりと告げた。
「貴方は○月×日午前八時十五分、居眠り運転をしていた大型トラックが
 T字路に突っ込んで来た際、それに巻き込まれる形で死亡しました。
 死因は圧死。病院に運ばれた時点で、既に死亡が確認されました」

話を聞いてまだ信じられないでいる俺を見て
彼女は事故の現場と病院の霊安室へ連れて行った。
体がやけに軽く感じるのが不気味で仕方なかった。
(う……)
霊安室にあった自分の死体を見て、俺は胃がムカついた。
胸部から大腿部は臓器も潰れた状態で二目と見られないくらい損傷が激しい。
嘔吐したくて堪らないが、喉奥からは何も出てこなかった。

「今の貴方は霊体ですから、身体的な変化はありません。安心して下さい」
「霊体……」
俺は自分の胸部に手を突っ込んでみた。
手は遮る物なく自身の中へと溶けるように入っていく。
「これでご理解いただけましたか。御自身が亡くなったという事を」
俺は意気消沈して頭を垂れた。俺にはまだこの世に未練がある。
まだ、一人のアイドルもプロデュースしないまま死んでしまったのだ。
これからのプロデュース生活を楽しもうと思っていた矢先だったのに何という不運だろう。

「じゃあ、俺はこれから天国に行くんですか?」
それを聞くとコトリエルは困ったように眉を八の字にして、俺の顔色を伺う。
「本来ならそうなのですが……困った事なんですが
 貴方の死んだ影響で天界のマザーコンピューターが誤作動を起こしました」
俺はその言葉に疑問符を浮かび上がらせる。
「……天国にもコンピューターがあるんですか?」
それを聞くとコトリエルは手に腰を当てて、昨今の天界事情を語った。

「初めて実際の天界を知った方はまずそこに驚かれますね。
 私たちの主は大変万能な方ですが、際限なく肥大化していく世界を
 前時代的に処理していくのは、流石に疲れを感じられます。
 そこで数世紀前から効率的に事務処理をするため
 マザーコンピューターを核とする天界業務処理システムを設けました。
 これで大分仕事の負担が軽減されたそうです」
神様でも面倒くさがる事があるんだな、と俺は雲の上な話を
疑い半分興味半分で聞いていた。
「今ではそのほとんどをマザーコンピューターに任せて
 主自身は至らない箇所を補う形で各世界は運行されています。
 問題はそのマザーコンピューターです。バタフライ効果というものをご存知ですか」
それについてはタイムリープという小説やジパングという漫画で知識として入っていた。
ある場所で起こった蝶のはばたきが、別の場所の竜巻の遠因になるような効果の事だ。
「貴方は本来あの場所で死ぬ予定ではありませんでした。
 しかし貴方は予定よりも大分早く出勤したため事故に直面し、死期が大幅に早まってしまいました。
 そのため、ただでさえ処理がカツカツでメンテナンスしながら
 だましだまし使っていた天界のマザーコンピューターは
 その予定外の事象によって突然処理速度が遅れて、ついにはフリーズしてしまったのです。
 機能しなくなったコンピューターの復旧は、予備のコンピューターも総動員して急ピッチで行なっています。
 私たちも忙しい主に代わって解析解決に尽力していますが
 ここ数世紀で処理体系が高度に複雑化したものですから
 主に聞かなければ分からない点も多く、復旧は現在難航しています」
「しかし、そうはいっても俺は……」
小鳥さん、 いやコトリエルは続けて言った。
「勿論、一死者である貴方はこの事柄に対して責任はありません。
 私が申し上げたいのは別の事柄です」
「別の?」
「はい。天界のマザーコンピューターはこの世とあの世の全ての事柄を管理しています。
 更に言えばパラレルワールドの同時処理も行っているのです。
 しかし先ほど申し上げましたようにいわゆるバグが発生してしまいました。
 その影響で貴方の魂の時空軸が歪んでしまったのです。
 詳細は非常に難解ですのであえて省略いたしますが
 結論だけ申し上げますと、現在貴方という霊魂の存在は非常に不安定な状態です。
 天国にも地獄にも留める事が出来ず、かといって
 この世に無理やり戻すのもどうかと議論されていて……」

「そんな! 地獄は嫌ですけど、何とかして下さいよ!」
「ええ、勿論です。ですから特例として、貴方には復旧までの間
 指定のパラレルワールドにおいてのみ、生身を伴った生存を許可する事になりました」
マザーコンピューターだのパラレルワールドだの、何かやたらSFじみていて
それまで想像していた天国のイメージと乖離が著しい。
「質問、いいですか?」
「はい、どうぞ」
「そのパラレルワールドには俺とは別の俺……みたいな存在はいないんですか?」
パラレルワールドという事は同じように地球があって日本があって、そして俺もいるはずだ。
向こうの俺と鉢合わせする事になったら、いや、鉢合わせするには
生身はどうやって用意されるのだろうかと疑問に思った。
コトリエルは答える。
「貴方の存在が確認されている世界もありますし、そうでない世界もあります。
 貴方が移るのは主に前者の世界ですが、基本どの世界に移転しても
 貴方が住みやすいようにこちらから必要な情報や記憶など
 逐次貴方の頭脳に送信するつもりです」
その場合、その次元にいる俺は一体どうなるのかという問いに関しては次のように答えた。
「臨時的に隣の別次元に移ってもらいます。
 隣の次元の貴方は、そのまた隣の別次元に移ってもらいます。
 マザーコンピューターがある程度機能するまでこれで一時的に間に合わせる方針です」
聞けばどうもたらい回しで処理するみたいで、急に不安になった。
「パラレルワールドについてはご存知ですか?
 各次元にはそれぞれ世界がほぼ無限に連なっています。
 互いに干渉し合わないその世界たちは、すぐ隣の次元ならほとんどの事象は変わりません。
 朝に履く靴下の色が違うくらいです。
 まあ流石に次元が遠すぎると、外見を含む身体構造や思想・時代背景・文明などが大分変わります。
 遥か遠くの次元にいる貴方は、貴方から見れば、異形の生命体に映る事もあり得ます」
コトリエルは今さらりと怖い事を言った。
「あっ、不安になってませんか? 安心して下さい。
 流石にそれほど遠くには飛ばしたりしませんよ。
 とは言え復旧の目途がつくまで幾つか次元をまたぐ事になりますが
 状況が酷くなる前にはマザーコンピューターも直ると思います」
俺は思わず深い溜息をついた。
朝起きた時は、まさか時空で流浪の旅人をするとは夢にも思わなかった。
安住の地だった自宅が無性に恋しくてならない。
「それでは最初の世界に飛ばします。ごゆっくりしていて下さいね」
「……!!」
コトリエルがそういうと俺の体は急に支えを失って、下方の闇に向かって落ちていった。



◆アナザーワールド一話:菓子よりも甘いもの(P×春香)
 注意点・食ザー要素あり

予期せぬ高所からの急降下で、心臓が圧迫されて胸が苦しい。
身体を遮る物のない空間に投げ出され、あるかも分からない地面へ
叩き落される恐怖に、俺は思わず声を張り上げた。

「プロデューサーさん!? どうしたんですか!?」
「えっ、あっ、これは……!?」
女の子の声がして我に返った俺は、周りの様子を見回した。
さっきまでの暗闇はどこにもなかった。俺の身体は潰れる事なく床に接していた。
体に手を当ててみたが、どこにも怪我なんて見当たらなかった。痛みもない。

(何だったんだろう……)

ここはどうも部屋の中のようだ。水中と勘違いするような色合いがとても落ち着く。
空色のカーテンに、寒色を基調としたエアコン、淡青色のベッドシーツ……
何から何まで青系統で揃えた部屋だ。家具や小物から少なくとも俺の家ではないと分かる。

「プロデューサーさんってば!」
声のする方に目をやると、藍色のリボン一対が印象的なセミロングの少女が座っていた。
彼女の名前を俺は知っていた。確か昨日765プロで一番最初に出会った娘だ。
社長から天海春香と紹介されている。
しかし一度会ったはずなのに、彼女を眺めていると、どこかくっきりとした違和感がある。
「どうしました? テーブルにうたた寝して……」
うたた寝? するとさっきのは夢だったんだろうか。やけにへんてこな夢だった気がする。
小鳥さんに似た天使が現れて、俺が死んだとか
天界のマザーコンピューターが云々とか喋っていた事を思い出した。
改めて思い返してみると、なるほど滑稽極まりない説明は夢なら充分あり得る。

「つ、疲れているのかな……」
「大丈夫ですか? 昨日の三日連続のコンサートでしたからねぇ」
俺は愕然とした。コンサート? コンサートなんてやった記憶はないぞ!
俺は昨日入社説明を受けて今日からアイドルをプロデュースするはずだったんだ。それが事故で……。
いや、待て。それは夢だ。しかし夢の世界の方が現実よりもはっきりと覚えているのは奇妙な事だった。

「大盛況でしたよね、あのコンサート! ドームですよドーム!
 これもプロデューサーさんが一緒に頑張ってくれたお陰ですよ」
春香は満面の笑みでそう言うが、俺はますます混乱した。
春香のライブをサポートした事どころか、そこまで育てた記憶が完全に抜け落ちていた。
一体どうなっているんだろうか……まさか夢だと思った方が現実で
今の俺は別次元から飛ばされた存在なのだろうか?

「いつもプロデューサーさん私のために頑張ってくれているから
 たまの休みくらいお返ししたいなって誘ったんですけど、だめでした?」
「い、いや……そんな事はない……」
俺は目の前にある焼き菓子やクッキーを次々に口に放り込んで食べて、気を紛らわす。
聞くとテーブルに並んでいる菓子は全て春香の手作りらしい。
そういえばお菓子作りが趣味とプロフィールには書いてあったな。

しかし、現実と夢を間違うなんてどうかしている。
人が蝶になった夢を見ていたのか、蝶が人になった夢を見ているのか……全く、俺は荘氏かよ。
(蝶……バタフライ効果……)
しかし俺の頭からあの夢の事が中々離れない。
やはりあの妙な天使から聞かされた話は何か引っかかっていた。

「んっ……?」
ふと対面を見てみると、春香は眼前にあるお菓子に手をつけていなかった。
食べないのかと聞くと、彼女は少し顔を赤く染めて
「私はミルクをかけて食べるんです」と返答した。
「そうか、じゃあ冷蔵庫から持って来ようか」

すると春香は首を横に振った。
「すぐそこにあるから大丈夫ですよ」
「そこ?」
テーブルの上を見回してみたがコンデンスミルクの類は見当たらない。
「またまたぁ、プロデューサーさんってば……とぼけないで下さいよっ」
そう言うと、春香は俺のズボンに脚を伸ばして肉根を弄った。
「えっ」
たじろぐ俺に春香は身を乗り出して手馴れた感じで
俺のジッパーを下ろし、その隙間から愚息を引っ張り出した。
「ミルクと言ったら、プロデューサーさんのおちんちんから出る
 オスミルクに決まっているじゃないですか」
「ええっ――!?」

   #  #  #

「あ、あの……春香!?」
妙な事になった。プロデュース中のアイドルに、俺は肉根をしごかれている。
優しい手つきと絶妙な緩急の付け方は経験の深さを物語っている。
「ふふふ……段々硬くなってきましたね」
春香は俺の反応を楽しむように上目遣いで見ながら
手のぬくもりを擦り込むように肉色のそれを手淫し続ける。
俺の肉根は戸惑いながらも彼女の手中で薄汁を先走らせ、ビクビクと絶えず脈を打っていた。
「ああっ……!」
「出そうですか? いいですよ、一杯クッキーにかけて下さいね!」
俺はその快淫に抗う事は出来なかった。
血を分けた分身は悶え抜いた末に、彼女の手によって
溜まっていた淫精をびゅうびゅうと放った。
黄味がかった濃厚な精は、勢い良く宙に躍り出て次々とクッキーに飛び掛っていく。
一部皿を飛び越えたが、大半のものはクッキーにべっとりとまとわりついた。
「一杯出ちゃいましたね。ふふ、美味しそうなミルク……」
春香は目を細めて微笑するとその汚汁のかかったクッキーを手に取り、さっと口に運んだ。
まるで旬の食べ物を味わっているように舌鼓を打ち、美味しそうに一枚もう一枚と食べていく。
桜色の媚唇に恥精が付着して熱したチーズのように伸びる。
それを舌でペロリと拭い、彼女は妖艶に微笑んだ。
俺の放った白濁の遺伝子が美少女に美味しそうに摂取されている。
そんな姿に異常を覚えながらも、俺は眼前にいる淫らな美少女に興奮し、息を荒げていた。
「んっ……おいしい」
結局春香は手に付いた精液まで残さず口に運んで完食した。
俺は何か言おうとしたが言葉にならない。
春香の痴態には確かに興奮した。
だが俺はこんな風に彼女を調教した記憶が一切ないのだ。

(まさか、本当に……)

「じゃあ、食後のジュースもいただいちゃいますね」
困惑している俺の血潮滾る肉根に春香は甘えるようにしゃぶりついた。
「んっ……あむっ……ちゅぷっ……むふ……」
春香は息を弾ませながら目尻をとろんとさせて肉茎の中に残っていた精汁をどんどん啜っていく。
頬と口をキュッとすぼませてしっかり咥え込んだ後、頭を前後させて精汁を巧みに搾り取る。
「おお……おおぅ……!」
春香のいやらしい口淫は粗方吸い終わってもまだ続いた。
まるでもう一度射精を求めているかのようだ。
気がつくと俺は彼女の頭を抑えて腰を前後に振っていた。
唇肉の柔らかさと肉先を弄う舌のざらついた感触が魅了して止まない。
「んちゅ、んうっ……」
春香は苦しむ様子もなく恥根の抽送を受け入れていた。もう限界だ。
俺は彼女の舌上でビュルビュルと二度目の射精を迎えた。
その恥精をも彼女は澄ました表情でコクコクと飲み干した。

「ちゅっ……んん……っ、美味しい!
 プロデューサーさんに飲まされてから私、病みつきになっちゃったんですよ。
 おちんちんから出すエッチなミルクに」
予期せぬ幸運に興奮したものの、俺は可愛い春香を見ていると少し複雑な気分になった。
眼前の美少女をプロデュースし、それどころかややアブノーマルなプレイすら
許容される関係にまでなった経緯を俺は全く思い出せなかった。
――何より知らない。
……。間違いない……俺は死んだんだ。
そして夢だと思っていたあの天使の言葉は本当だったんだ。
猶予期間を設けられて異次元の世界に飛ばされたという荒唐無稽な話は、夢ではなかったのだ。
そう認識した途端、俺は自分がこの世界で異質な存在であると感じた。

俺は不条理を感じざるを得なかった。
どこに言ったか分からないが、この世界に住む俺は担当アイドルとこんな羨ましい関係になっている。
一方でこの俺はプロデューサー業をこなしてアイドルを育てるどころか
童貞すら卒業しないままに早死にした。
いくら世界が違うからといって、こんな格差があって良いものか。
妙な感じだが、俺はこの世界の自分自身に対して強い嫉妬感を抱いた。
「プロデューサーさん、お腹は一杯になりましたので……」
春香の声で我に返った。いつの間にか彼女はスカートを脱ぎ捨てて、ベッド端に腰掛けている。
視線を向けられるとニコリと微笑んでその秘められた門を左右に広げた。
押し開かれた美桜色の恥唇はしっとりとしていて
その中央付近にはとろりと愛露を垂れながらひくつく、男の夢を秘めた女穴が在った。
「ねぇ……プロデューサーさん。いつものようにこっちにもご馳走して下さい」

   #  #  #

男を求める美少女を前に据えられて、悪魔的増幅をし続ける肉欲を
どれだけ男は抑制出来るものだろうか。
女に免疫のない俺は我慢など出来ずに、春香の美股に顔をうずめた。
間近で見る生の女性器は、嗅いだ事のない特異な臭気を放っている。
だが不思議と嫌いではない。指で肉門を軽く開くと
その匂いは更に濃くなり、脳髄を麻痺させた。
「プロデューサーさん、眺めてばかりじゃ退屈でしょう? 早くしましょうよ」
春香に促された俺は怖ず怖ずと舌を差し出して蜜門を潜らせた。
「んうっ……!」
「きゃあっ……!」
一度舐め始めると止まらなかった。
唾汁をベトベト顎に垂らしながら、無我夢中で俺は春香の悩ましげな恥唇にしゃぶりついた。
「ちゅぱ……ちゅむ……ぴちゃぴちゃ……ちゅぅ……!」
今まで燻らせていた情欲の炎を燃やし、俺は味を感じなくなるまで口淫しまくった。
どこまでも柔らかく温かい痴唇の肉感は、春香の嬌声と共に雄を刺激する。
どこまでも深い牝肉の薫りが肉竿に響いて絶えずビクビクと悶えさせる。
「あんっ……! んっ……ふふ、プロデューサーさんってば
 まるで初めてセックスした時みたい……」
まるでも何も、俺は人生で初めて女の味を口舌で堪能しているのだ。
そのまま溢れ出てくる蜜汁を舌で掬い、啜っていると
春香は無理やり行為中の俺の頭を離した。
「プロデューサーさんが頑張ってくれたので
 もう充分濡れちゃいましたよ。だから……早くおちんちん下さい♪」
セックスをせがむ春香を前にして、俺の答えは既に決まっていた。
「春香……」
俺は春香の小さな体に覆い被さり、肉根の先を潤った恥穴へと宛がった。
コトリエルの言葉が本当ならば、俺は既に死んだ人間だ。
この世界にいるのは単なる猶予に過ぎない。
ならば、限られた時間のうちに味わえなかった浮世の楽しみを謳歌してもいいだろう。

「くっ……」
肉根を牝穴に差し入れる……AVで何度も見た動きだが
いざ自分がすると愛露で滑って思ったより上手くいかない。
「もぉ、焦らさないで下さいよ……」
春香が後ろ手で肉根に手を添えてくれてやっと肉帽が恥肉を押し広げて侵入する。
心地良い恥肉のぬくもりがじんわりと包み込んできた。
これが女のナカというものなのかと俺は無性に感動した。
「はぁ……はぁ……」
感動のあまり強く胸の中が鼓動を繰り返す。
ゆっくりと差し入れた肉根は既に根元までみっちりと入っていた。

俺は春香の媚身を抱き締めて、淫欲の塊をその牝穴に潜らせた。
初めて味わう女陰の内側は想像よりも温かくじんわりと分身をとろけさせてくる。
「ああっ……春香ぁ……!」
俺はもっと春香のナカを貪りたい一心で腰を奮った。
彼女の膣内は大分ほぐれていて、俺のものをすんなり受け入れた。
童貞だが、この世界の俺がどれだけ彼女を抱いていたのか少し分かる気がした。
何せ精液のかかった菓子を食べさせるくらいに
調教している訳だから、相当こっちの方も開拓しているに違いない。
俺の形を覚えているらしく、彼女の肉襞は愛おしそうに淫槍に悩ましく纏わりついてくる。
男を骨抜きにせんと蠢動する肉食系な恥唇に俺は翻弄された。
それにしても、自分の恋人なのにまるで人妻を犯しているような背徳感が付きまとう。
そしてそれは俺に淫奮を起こし、欲根の抜挿に力を加えさせた。
「あんっ……! プロデューサーさぁん……っ!」
春香が俺の下でしきりに快叫を上げる。俺の猛交を悦んでいるらしく
先ほどから淫突を繰り返す度にヨガり乱れた。
童貞故に俺はペース配分無視のがむしゃらピストンを繰り出している。
技術関係なしにこれほど感じてくれているのは、体の相性が良いからだろうか。

「プロデューサーさんってばぁ……!」
春香が熱い息の中で何かを訴えていたので、俺は耳を傾けた。
「きょ、今日は危険日なので……外に出して下さいね」
春香の口調は淫感に溺れているように震えていた。
「プロデューサーさん、今日とても激しいから……私、不安になって……」
俺は考えた。生前の俺なら、間違いなく膣内射精を選んでいただろう。
一時の勢いによって起こる妊娠で彼女のアイドル活動に支障を与えてはいけない。
だが、俺は死んでいる。死んでしまった人間に、怖いものなど何もないのだ。

「ああんっ……! あんっ……! やあぁ……っっ!」
俺はブレーキを壊した車でアクセルを強く踏むように、春香を性欲のままに蛮犯した。
俺はここで、春香を孕ます。
彼女に濃厚な童貞汁をたっぷりと注ぎ込んでやる。
赤ちゃんが出来ても構うものか。童貞の俺を誘惑しまくったんだから覚悟してもらう。

「やぁんっ……! ぷ……プロデューサーさぁん、ナカは止めて……!」
春香は淫突にすっかりとろけていた。真夏の犬のように舌を出して、声は恥悦に震えている。
俺は意に介さずに端から抜く気のない豪交を限界まで食らわせた。
「くっっ……! 春香ぁぁっ……ッッ!!」
怯える春香の体を固く抱き締めながら、俺は彼女の膣内にありったけの雄汁を暴注していった。
水が布に染みこんでいくように、脳内の端から端まで悦楽が広がり続けていく。
痴肉の激しい律動と悩ましい締め付けがその伝播を更に後押しした。
「ああっ……ナカに出さないでって言ったのにぃ……!」
約束を破った俺を春香はさほどなじらず、悦韻に浸っている。
可愛いアイドルに本気種付けをしてしまうなんてプロデューサー失格もいいところだ。
しかし一度ベッドに上がればそこは男女の世界、美少女の誘惑には堪えられない。
「春香っ! 春香ぁぁ……!」
これだけで満足する訳がない。
一度受精してしまったものは二度も三度も同じ事だ、と
射精の余韻も消えないうちに俺は春香と繋がったまま肉交を続けた。
愛液に精汁が加わって膣内は恐ろしい程ぬるりとしていて抜挿がスムーズに進む。
猛交の度にぶりゅ、ぶびっ、と痴汁が下品な音を大きく立てて
淫肉と淫肉の隙間から溢れ出てくる。
発情期の雄兎みたく、俺は腹下の可愛い雌兎を痴犯し尽くした。
その子宮に一発また一発と本気種汁をぶっ込みまくる。
「ああっ……プロデューサーさんのエッチなミルク、どくどくって出てるぅ……!」
注ぎ込まれる度に春香は痴穴を痙攣させ、雄を楽しませた。
お礼に膣襞へ念入りに淫精を塗りたくって分身を引き抜いた。
どろりとした遺伝子の白塊が次々と溢れ出て
股下で堆積していくのを眺め、淫姦した実感を噛み締める。
春香は蕩けきった表情でベッドに沈んでいた。



◆アナザーワールド二話:夜に響く淫詞(うた)(P×千早)
・千早がどたぷーんです


「プロデューサー……」
「んん……」
微睡みながら春香との淫交の余韻を貪っていた俺に、誰かが話しかけてくる。
重い目蓋をゆっくりと開けると、そこには蒼々とした長い髪の美少女がいた。
やや幸の薄そうな雰囲気が一種の庇護欲を駆り立てる。
「あれ、春香は……?」
つい先程まで肌を合わせていた春香の姿を俺はぼんやりとした頭で探した。
しかし、彼女の姿はどこにもなかった。それどころか、ここは春香の部屋ですらない。
生活に最低限の家具しか置いていなく雑貨の類も一切ない、何とも味気のない感じの部屋が目に映る。
「? 春香に何か用があるんですか」
長い髪の少女が尋ねてきた。彼女の名前を俺は知っている。
社長に紹介された765プロダクションのアイドル、如月千早だ。
しかし何故彼女がここにいるのか、そもそも自分がどんな状況なのか全く分からなかった。
「ああ、いや……プロデュースについて少し、な」
「……プロデューサー。しっかりして下さい。
 春香の事は春香の担当プロデューサーに任せておけばいいじゃありませんか」
 貴方のアイドルは私なんですから……」
それを聞いて俺は、ここが先程までいた世界でないと気づいた。
ここは如月千早をプロデュースしている別次元の世界なのだ。
春香の時のように、俺はまたコトリエルによって異次元へと飛ばされたらしい。
前触れも何もあったもんじゃない、随分乱暴な転移だな……と溜め息をついた。
目を少し閉じると艶めかしい春香の裸身と甘く激しい蜜息が蘇ってくる。
こんな事なら肉根が擦り切れるまで交尾しまくればよかったと軽く下唇を噛んだ。
「ああ、すまん。少し夢を見ていてな……」
「夢、ですか……」
千早は様子のおかしい俺に少し不安げな視線を送った。
仕方ない、俺が元死人で別次元の住人だと説明したら黄色の救急車を呼ばれる所だ。
ここはどこかと聞いたら、かなり心配そうな顔をされながらも千早は私の家ですと教えてくれた。
先程も言ったが、ここは女の子の部屋というよりオープンハウスの一室に近いくらい
目を楽しませるものがなかった。こんな殺風景な部屋でよく退屈しないなとすら思う。
俺はゆっくりと千早の事を思い出す。確か彼女は元々歌手志望で
歌そのものに命を燃やしている娘だと社長に聞かされていた。
それ以外は興味がないとも教えられたが、まさかこれほどとは思わなかった。
「大丈夫かしら……相談に乗って欲しくてプロデューサーを呼んだのに……」
「相談? いいよ、頭もはっきりしてきたし、俺に出来る事ならいくらでも聞く」
早く千早の信頼回復を図ろうと彼女に話を促した。
それにしても、先程から眼前の彼女に俺は妙な違和感を覚えている。
口調や髪をかき上げる仕草は俺の世界の彼女と
何も変わらないのだが、全体の雰囲気が微妙に異なっている。
「相談というのは、先週、プロデューサーが渡してくれた曲です。
 ほら、武田さんの作詞作曲したあの曲です」
「武田さん?」
「しっかりして下さい、武田蒼一さんの事です」
「あ、ああ……そうだな」
武田蒼一、音楽業界で知らない人間はいないという敏腕プロデューサーだ。
滅多に作詞作曲をしないものの、彼の作った曲はいずれも実力派の歌手に歌われて
オリコンで長く上位に居座り続けるなど、高く評価されていた。
そんな大人物から俺がどのように仕事を取って来たのか。
それは分からないが、少なくともここの千早はかなりの売れっ子らしい事が分かった。

(……?、これは……)

その時だった。突然脳内のシナプスが次々と繋がっていくという不思議な感覚が俺を襲った。
その感覚によって、脳裏になかった光景が清水のように際限なく湧き上がり、記憶を満たしていった。

(千早の歌が武田プロデューサーの目に留まったんだ……
 オールドホイッスルにもアイドルとして初めて出場した……
 ダズリングワールドという曲が発表されてしばらく後、彼から直々に新曲を持ち込まれて……)

先程まで知らなかったこの世界の事が、突如それまであったかのように記憶として蘇ったのだ。
これはきっとコトリエルの仕業だろう。
俺が辻褄を合わせてきた混乱せずにこの世界で暮らせるようにと配慮したのだ。
仕事を覚えるのに苦労した身としてはもっと早く記憶を補完して欲しかった。
「プロデューサー……?」
気がつくと千早が心配そうな眼で俺の顔を覗き込んでいた。
「いや何でもない。話を聞かせてくれないか?」
千早から聞いた話によると、武田蒼一直々に
歌手のオファーが入った時、夢でも見ている心地だったという。
元々歌手志望だった彼女にとって、カリスマ音楽プロデューサーからのオファー程嬉しいものはない。
当然千早は即時承諾の意を示して、意気揚々とレコーディングに励んだ。
問題はここからだ。彼女が歌うのはラブソングである。

それまで何の趣味も持たない、一日一日を何となく生き、味気ない毎日を送っていた少女が
ある日一人の男により恋に目覚める。無色透明の世界が一気に華やぎ、一新する。

愛に生きる意味と素晴らしさを驚きと喜びで強く訴えてくるこの歌詞から
武田氏の力のいれ具合が伝わってくる内容だ。
曲を試聴させてもらったが、曲調も歌詞に相応しい
明るく希望に満ちたもので、リリースへの期待感を高めてくれる。
しかし、千早はボーカルレッスンの段階でいきなり壁にぶち当たってしまった。
歌が、上手く歌えないのだ。
歌への熱意が人一倍強い彼女が手こずるとはどんな難曲だと思ったが
千早に言わせればこの曲調は歌詞と非常にマッチしていて
どちらかというと歌いやすい部類に入るらしい。
問題はラブソングという所だ。当然ながら、歌詞には恋愛に関するワードが散りばめられている。

「私はこれまで色々な事をしてきましたが、歌一筋である点は今も変わりません。
 ただ……私は恋愛経験が、その……皆無で、歌詞に感情を込めようにも
 どうしてもどこか絵空めいた感じになってしまって……」
今までにラブソングは歌ってこなかったのか?と尋ねたが、彼女は首を振る。
いくつか歌ってきたが、この歌は同じように歌っては駄目だというのだ。
「武田さんがこの曲を私に託してくれたのは、聴衆の魂をも
 震わせるような厚み、歌唱力を私に期待しているからなんです。
 ただ既存のラブソングのように安易に歌ってはいけない……
 あの人が求めているものは私のいる所よりも更に上の段階なんです」
千早のこだわりは恐ろしく強い。こと歌の事に対しては
妥協を一切認めない取り組み方をする娘と聞いているから
こうなると引かないに違いない。
武田氏も彼女も、芸術家肌なこだわり方をするものだ。
「私……今まで歌以外への取組みを疎かにしてきた事を後悔しています。
 表面上の演技だけではその厚みがどうしても出せないんです。
 武田さんは私の歌を認めて高く評価してくれています。彼だけではありません。
 オールドホイッスル出演以来自分を高く評価してくれる人たちが増えました。
 半端な仕上がりで妥協する事も、その人たちを失望させる事もしたくない……」
俺はプロデューサーの使命として彼女を力の限りバックアップしたいと思った。
「分かった。俺に出来る事があれば何でも言ってくれ。とことん付き合うよ」
「はい……では、プロデューサー。私に……恋愛を教えていただけませんか?」

   #  #  #

「えっ、恋愛……」
俺が聞き返そうとした時、既に千早はその甘い口唇を俺に寄せていた。
「んっ……んう……」
千早の細く可憐な手が俺の体に縋り付いてくる。
それに伴ってキスを求める唇の力も徐々に強くなった。
若き歌姫の美唇は白桃の酒のように心地良い。何を聞こうとしていたのか忘れてしまった程だ。
そっと舌を入れると、千早は一瞬身を引きながらも、怖ず怖ずと舌を差し出してくる。
舌先でそれをつつく度、彼女の身体はピクッと驚いた。どうも彼女はかなりウブなようだ。
別の世界でセックスに積極的な春香を抱いていたからか、なおさら新鮮に感じる。

エッチな女の子も好きだが、男の抱擁に慣れない女の子も可愛いものだ。
さてそんな千早がいきなりキスをして来た理由だが、恐らく俺と
恋人ごっこする事によって恋愛の感覚を掴もうとしているのだろう。
だが今の所、彼女のキスには全く艶気がなかった。
恋愛感情も経験もないから当然かもしれないが、愛欲というよりも
芸術に対する探究心の方が勝っている気がする。
千早の成長を促すという大義名分を掲げ、俺は身体で彼女をレッスンしようと思い立った。
「!?」
俺は奥に引っ込みがちな千早の舌を引っ張り出して無理やり絡めさせた。
溢れそうな唾液を彼女の口に送って飲み込ませた。
エッチな娘とするのもいいが、ウブな娘にエッチを仕込むのも楽しい。
「あんっ……!」
俺は千早のズボンの中へ手を滑り込ませ、ショーツ越しに淫器を弄った。
濡れるのがかなり早く、あっという間に彼女のショーツはいやらしく濡れ滲む。
「プロデューサー……私……」
俺は千早の服を優しく剥がしていく。
その時初めて、彼女に纏わりついていた違和感の正体が分かった。
俺の目はそれに釘付けになった。
「……あまり、このだらしない体を見ないで下さい……」
ほっそりとした美肢にやや不釣合いと思われる一対の乳果がそこに在った。
そうだ。この世界の千早は、俺の知っている世界の彼女よりも明らかに胸が大きかったのだ。
パッドなど不要と言わないばかりに盛り上がった見事な女乳は目方九十センチはあるように思われた。
細い腰つきだから尚更それは大きく見えた。
何がだらしないものか。「綺麗だよ」と囁くと彼女は首を横に振った。
「私より、あずささんや美希のように小さくて可愛いらしい胸の方が
 女の子らしくて……いいじゃありませんか……」
あずささんや美希のバストが可愛らしい――?
どうもこの世界は俺の知っている世界とは体つきが逆になっているようだ。
おまけに貧乳の方が女の子らしい体つきだという真逆の価値観が支配しているらしい。
しかし、世界が違っても千早は胸の大きさを気にしているのかと俺は少し不憫になった。
「……? プロデューサー?」
「あ、いや……」
何でもないと取り繕うと、千早はクセのない長い美髪を耳の辺りでかき上げ、俺の肉根に手を差し伸べた。
「舐めてくれるか?」
肉根を握ってどうしようか迷っている千早にねだってみる。
彼女は小さくうなづいて肉色のそれにそっと舌を這わせた。
探り探り肉幹を伝う舌感は拙いものの、その初々しい感じが逆に興奮をかき立てる。

「んっ……んむ……っ」
千早は真剣な面持ちで口に肉根を頬張って口淫を続けた。
歌姫にとって咽喉は入念にケアするべき大事な箇所だ。
そんな大切な喉を贅沢に使った口淫に俺は歪んだ征服感を覚えた。
この無垢な口唇に雄への奉仕を教えたくて堪らない。
「ああっ、千早ぁ……っ!」
感極まった俺は一瞬、やはり千早の喉を汚す事に躊躇いを感じ、腰を引いた。
しかし一足遅く堪え性のない愚息は膨れ上がった肉先からビュルビュルと白酒を迸らせた。
矢のように飛射した不浄のそれは、千早の美顔にドロドロと淫靡な装飾を施す。
美少女故に白精に犯された時の妖しさが怖い程に引き立った。
「これが、男の人の……」
顔面に射精された千早は、頬をほのかに上気させて放心していた。
やがて彼女は頬に付着した淫汁を指で掬い、口に運ぶ。
「苦いようでどこか甘い……不思議な味……」
「千早、別に舐めなくてもいいんだぞ」
しかし千早は手を止めなかった。
「愛し合う事がどんな事なのか、五感で覚えたいんです」
そう主張して千早は結局全部喉に流し込んだ。
それならば、と俺は誰もいない事を幸いに彼女を床に寝かせて
その細く美しい脚を覆う無粋なズボンをショーツごと脱がした。

「プロデューサー!? 何を……!」
俺は無言で千早の股を左右に開いて見つめる。
年相応に生えている春毛は柔らかく吐息に靡く。
手入れが行き届いたそれは、ずっと眺めていても飽きないだろう。
「だ、駄目です! そんな所……っ!」
だが今日の俺はただ眺めている訳にはいかない。
この美しい歌姫に愛を教えないといけないからだ。
俺は親指で恥肉の香を放つ秘門を開き、そこに舌を這わせた。
千早は長髪を左右に振って恥ずかしげに悶える。
無理もない、彼女は雄の淫欲を知らないのだ。
「千早は俺のを舐めてくれたじゃないか。
 千早が真剣に取り組んでいるのに、プロデューサーの俺が
 何もしない訳にはいかないだろう」
「で、ですが……!」
俺は唾液をたっぷりと舌に乗せて歌姫の媚唇を念入りに舐った。
これが処女の肉の味かと思うと舌先に力が入る。
「んむ……ちゅっ、ちゅぶ、んむ……っ!」
「ああっ……プロデューサー! 汚いですから、そんなに舐めないで……!」
「千早……これは恋人たちの神聖な儀式なんだ。こうする事でつまらない羞恥心を取り払って
 汚いと見なしている所すら愛を向けて包み込んだよ。
 穢らしいように見えるこの行為はな、お互い愛し合って……初めて意味が出来るんだよ」
千早に諭した俺は口淫を続行する。
舌先が皮を被った肉雛に戯れると、彼女は熱い吐息をしきりに漏らして身を大いに捩らせた。
頭に当たる彼女の手は弱い拒絶からいつしか強く俺の後頭部を押さえつけていた。
「あっ……ああっ……。あはぁ――……っ!」
頭にかかる千早の手に力が入ると同時に、淫臭に満ちた飛沫が俺の口元に放たれた。
むせかえる牝香を持つ恥泉は、どこかに清らかさをも秘めていた。
「す、すみません……プロデューサー……」
事態に気づいて慌てて手を放した千早だったが、既に俺の顔は彼女の痴潮で濡れきった後だ。
処女の潮をこんな形で味わえた喜びを俺は噛み締めた。

「千早ぁ……!」
歌姫のエキスを浴びた俺は千早をそのまま組み敷き
十二分に濡れたその秘穴へとビクビクと脈打つ痴槌を向けた。
「ああんっ……!」
肉色の穂先を桜門に潜らせ、長い槍幹をずうっと奥へと押しやる。
途中にあった乙女の皮膜を強引に破り、千早の青い芽を摘み取った。
破瓜の洗礼を受けた彼女は眼に涙を滲ませて口を一文字にして必死に堪えている。
そのいじらしさが可愛くてならない。
「ああっ……!」
俺は膣内を慣らすように淫根をゆっくりと抜き挿しした。
処女とのセックスは初めてだが、春香の時を思い出しつつ事に及ぶ。
緊々とした乙女の牝孔が自分の恥筆の形を徐々に覚えて蠢く様は
圧倒的な優越感を与えてくれる。

「千早、分かるか? これが男と女の基本形……昔ながらの愛の交し合い方だ」
眼下にあるたわわな乳肉を贅沢に鷲掴みしながら、俺は千早に言った。
指が食い込んだ淫乳は手から溢れそうに柔らかい。
「はい、分かります! 私……愛を感じています!
 体の中で、頭の中で……私とプロデューサーの愛が
 ……心が何度も巡りながら交差しているんです!」
千早の感想を聞きながら彼女を横抱きにして側位の姿勢を取った。
背後から柔乳を揉み犯して、トロトロになった恥唇を本腰で攻め立てる。
「ああっ……! あ、頭の中で線と線が重なり合う度に
 閃光が鋭くなって、そして……ああっ……! あんっ……!」
初めて味わう肉悦に戸惑う千早を更に夢中にさせようと、俺は彼女の淫身を精力的に犯した。
ここまで来たら寸止めなんて出来るものではない。
「千早いいか!? この中に俺の気持ちをたっぷり注ぎ込んでやるからな!
 しっかりと受け止めるんだぞ!」

乙女の下腹部を撫でさすりながら、淫種を植え付けんと肉根を激しく突きまくる。
金玉は二人の淫液で既に濡れている。
肥大した乳粒を指先でクニクニとこねつつ、千早のいやらしい牝乳を弄った。
「くうぅ! 出る出る出るううう――っ!」
ビュルンビュルンと濃縮された雄液が膣奥へと迸る。
興奮状態の肉根はその身を強かに律動させて蜜襞をえぐった。
腕の中で千早の身体が強張り、時間をかけて温かな吐息を漏らして力を抜いていく。
しきりに快叫を上げている所を見ると、無事に初頂に達したようだ。

「千早。良い歌、歌えそうか?」
行為後、連結部をティッシュで拭いながら、俺は千早に聞いた。
「はい、今なら完璧に歌えそうです!
 プロデューサー、感動が新鮮なうちに早速スタジオに行って録音しましょう!」
そう言って部屋を出て行く千早を俺は慌てて追いかけた。

「お、おい千早! 服着るのを忘れているぞ……!」


◆アナザーワールド三話:才女の秘蜜(P×律子)
「……プロデューサー」
「んっ……うーん……」
俺はやや硬いソファーの上で目を覚ました。
周囲を見回すと、どうも今居る場所が応接室らしいと分かった。
随分寝ていたらしく体の動きは至って鈍い。
寝ぼけている頭を軽く揺さぶって無理やり起こす。

「ほらっ、しっかりして下さい。仮眠は必要ですが、これ以上は寝過ぎですよ」
先程から一人の娘が俺に話しかけている。
彼女は癖のある一対の三つ編みをしていて
鋭い知性の光る眼鏡を装身具として身につけていた。
小柄な体に地味な衣服を纏っているが、そのメリハリの利いた
女性らしいスタイルは服下から静かに自己主張している。
その妖しい肉付きは異性を魅了するのに充分な艶があった。

「あっ、律子……」
「律子、じゃないですよ。いくら呼んでも起きないし、心配したんですからね」
「……そうか、ここはきっと律子の世界だな……」
「えっ、私がどうかしましたか?」
「い、いや! ただの一人事だよ」
俺はスーツの身なりを整えながら、前の記憶を頭の中で思い起こした。
(確か千早とセックスして……)
その時の蜜乳を思い返すと寝起きの股塔が勝手に再び天を目指し始める。
それはともかく千早である。
あの後彼女は武田プロデューサーの提示した新曲を見事歌い上げ
そのラブソングは世界的なヒットを飛ばした。
俺は昨夜、そんなニュースをテレビから流し聞きしながら自宅の寝床に潜ったつもりだった。
どうやら睡眠中に別次元に飛ばされたようだ。
今回の俺は秋月律子のプロデューサーとして生きる事になったらしい。

(律子、ねぇ……)
765プロで有数の才女として初日に社長から紹介された事は辛うじて覚えていた。
このように何度も違う世界へ飛ばされていると、元々いた世界の記憶が感覚的に薄れていく。
そこに不安を覚えない訳ではないが、死んだままよりかは
幾分マシだと自分に言い聞かせていた。
俺は律子と一緒に現場へと向かった。
例によって自身の仕事に関しては自動的に脳内へ情報が流れ込んできたので支障はない。
しかしそれにしても秋月律子は手の掛からないアイドルだ。
スケジュールを完璧に把握して自ら進んで営業やレッスンを進めるため
時々俺のプロデュースなんて要らないのではないかと思ってしまう。
健康管理に関しては怪しげな自家製栄養ドリンクに頼っている所はあるものの
今の所は問題と破綻は見られない。
時間のある時は事務所の仕事も手伝っているし、才女という評価は伊達ではなかった。
俺はというと律子に助けられながらも、プロデューサー業に関しては
存外支障なくスムーズに取り組めているし
前回前々回のようなヘンテコな部分は一見存在しないかのように思えた。

   #  #  #

ある夜の事だった。俺は遅くまで律子と後日に行なわれる仕事の打ち合わせをしていた。
予定をきっちり立てる律子がここまで余裕のないスケジュールになる事は珍しい。
理由の一つに、アイドルとしての彼女の人気上昇が挙げられるが
来春に放送を予定していた律子主演の大型番組が急に今秋に前倒しになったのである。
大物ゲストのスケジュールに合わせてとテレビ局は説明していたが
急遽俺たちは日程を調整して収録日を捻出する作業に追われる羽目になった。
「ごめんなさい、プロデューサー。私に付き合わせてしまって……」
「いいって、いいって。俺の見通しが甘かったせいもあるし、いくらでも付き合うさ。
 そういえば 腹減ってないか? コンビニか弁当屋でなんか買ってくるよ」
律子から希望の夜食を聞き、コンビニに向かった。
中々注文のものがなく、数軒先のコンビニまで足をのばしていたらすっかり遅くなってしまった。

(適当に別のものを買ってきたら良かったかな……律子、怒っているだろうな……)

事務所の近くまで帰ってくると、律子のいる部屋の明かりだけが灯っていた。
俺は薄暗い狭い階段をゆっくりと登っていった。
ドアノブに手をかけようとしたその時、中から普段と違った律子の声が聞こえてきた。
だがその声は、どことなく切なげで艶を帯びている。
何をしているのかとそっと扉を開けて覗いてみると、律子は机に座り
その豊満な胸元をはだけてしきりに恥部へとやった淫手で自慰をしていた。
「んぅっ……! あ……、はぁぁ……っ……!」
遠目からでも柔らかそうに映る姫乳が二の腕に挟まれてやや苦しそうにしていた。
ここからだと局部は見えないが、剥き出しの太股とすべらかな尻のライン
何より真面目な律子が夢中になって一人エッチに励んでいる光景は股間をやたらヒートさせた。

「お宅、何してるんだ?」
「ひいっ!」
いきなり背後から声をかけられ、俺は勢い余ってやや開いていたドアをバタンと締めてしまった。
振り返ると年を重ねた男性警備員が訝しげにこっちを見ている。
「忘れ物……忘れ物ですよ!!」
「忘れ物か……じゃあ、あんたが鍵をかけてくれるかね。もう少しでここ締めるからね」
「はい、分かりました!」
警備員から鍵を受け取って追い払ったものの、先程の音で
律子には覗き見がバレてしまっただろう。
どんな顔をして会えばいいかとしばらくドアの前で悩んでいた。

「……。プロデューサー、入って……」
律子に言われ、俺はばつの悪い思いで中へと入った。
彼女は服を整えているが、慌ててやったのか胸元辺りがやや着乱れていた。
「み、……見ましたよね。プロデューサー……」
うつむき加減で律子は言った。
それもそのはず、オナニーを目撃された相手とどんな顔をして見つめる事が出来るだろうか。
「あっ、いや、その……」
俺は言葉を探り探り、言い訳と謝罪をした。
「覗いた事はすまなかった。だから誰にも言わないでくれ。
 俺もさっきの事、他人に話さないから……」
「……」
律子は何も言わない。俺はその重い空気から逃げ出したくてたまらなかった。
「あの……プロデューサーならその……
 言わないと信じていますが、保険……かけさせて下さい」

   #  #  #

「んっ……」
夜は十時を回っている。
律子は俺の前に膝を折って、俺の肉根を咥えて口淫している。
おしとやかに女手を添えてはいるが、彼女は美味しそうに
肉塊を啄みながら肉食獣のように食らいついて舐り続けた。
口内で彼女の舌は鮮魚のように跳ね踊り、ピチャピチャと蜜唾が跳音を響かせる。
初めてにしてはかなり上手である。
知らない所で枕営業しているのでは、と俺は少し不安になった。
「律子って、フェラ巧いんだな」
俺はそれとなく律子に探りを入れた。
絶え間ない彼女の舌責めに肉根が涎を先端から垂らして歓喜を訴える。
「んちゅっ……そうですか? そう言ってくれると、こちらとしても嬉しいです」
律子は上目遣いに見つめながら、眼鏡の位置を整えた。
痴根を歯ブラシのように扱って彼女は絶え間なく雄を刺激してくる。
歯列の硬さと頬裏の柔らかさのコントラストが何とも素晴らしい。
「んぶちゅ、んっ……『資格』の勉強が実践で役に立つと、ちゅぷっ……んふ……やり応えがありますね」
「ん、律子? 今、資格って言ったか? 何の資格だ?」
「えっ、プロデューサー知らないんですか? 『セックスセラピスト』の資格ですよ」
律子は口淫を中断して答えた。

「えっ、セック……何だそれは?」
AVみたいな全く知らない資格名が出てきて混乱した俺をよそに、律子は得意げに胸を張って詳しく説明する。
「まぁ、最近注目されつつある資格ですし、まだまだ認知度は低いかもしれませんね。
 でも、これからの社会に絶対に必要となる資格なんですよ。
 現在三級まで取得していますが、いずれ一級取得の為に私、一生懸命勉強している所で」
律子は水を得た魚のように話を続けた。

「セックスセラピストというのは、セックス本来の持つ多幸感を
 最大限に用いた理療法のスペシャリストです。
 年々進行していく少子化を食い止める為には、夫婦間などで行う
 性行為の活発化と抜本的な見直しが必要不可欠です。
 伴侶との性交は人生を艶やかに彩るだけでなく、満足感と共に
 日々の疲れを癒やし、明日への活力を産み出しますし
 互いのトゲトゲした感情を緩和させる夫婦関係修繕のツールにもなるんです。
 不妊治療としてのセックスハウツー本も最近ベストセラーになっていますし
 これからどんどん需要が高まっていく資格なんです」

律子は大真面目にその怪しげな資格の詳細を説明していった。
嘘をついたりからかっているとは彼女の性格から到底思えない。
その時、俺はこの世界もまた千早の世界のように大きな相違点があると気づいた。
コトリエルの話では、次元が遠くなるにつれて
基軸とする世界からの乖離も大きくなるという。
だから俺の世界にない資格が、律子の世界に有っても何ら不思議はないのだ。

「……。その資格には実技試験もあるのか?」
ふと気になって聞いてみた。これについても律子はハキハキと答える。
「実技があるのは準二級からです。
 面接官と一対一でしますから多少緊張すると聞いてます。
 まあ三級にも模型を使った模擬フェラチオはありますが……」
俺は汗を掻いた。オークみたいなブスとぶつかる事も考えられるが
律子みたいな可愛い娘から真剣な口淫を受けて金をもらえるなんて
その資格試験の面接官は最高の仕事ではないか! 
いや、きっと口淫以上の事を面接ではするんだろう。
そう考えると俺の淫根は血を滾らせてビクビクと疼いて跳ねる。
「あっ、まだ途中でしたね。ごめんなさい」
律子は軽く根元を握って肉兜を舌でビンタする。
「先端部を刺激する事によってセックスへの期待感を高めます」
次に彼女はそのまま舌腹で俺の裏筋を丹念に攻め立てた。
「先端部が水平より上になったら裏筋を舌の腹でなぞります。
 味蕾のざらつきで刺激するという訳です」
「な、なるほろぉ……!」
俺は律子の舌テクに口をゆるませて酔いしれる。
舌先で雁首を入念に舐め清められ、ますます律子のペースになった。
「これくらい焦らせば受け手側も淫欲を滾らせているので、そこを……」
「はぁふうぅ――っ!」
律子はいきなり俺のものを大きく頬張って激しく吸いしゃぶった。
「んぶちゅっ、ちゅび、ちゅっ、ちゅば!」
「うおおおぉ……っっ! た……たまらぁ――ん!」
ドビュウッ! ビューッッ! ビュルルルンッッ!
俺の肉砲は律子の温かな口孔へ勢い良く濁精を豪射した。
舌を使って巧みに射精汁を頬に受け流した彼女は
溜め込んだ精飴を纏めて細かく分けて飲み込んでいく。
「ふぅぅ……癖のある味なんですね、精液って。
 想像より濃くて驚きましたけど、嵌ってしまう人が出るのも納得がいきます」
口端からチラッと精汁を覗かせている律子は
再び肉根に吸い付いて尿道にある残滓までも残さずすすりしゃぶった。
ピンサロを無料で満遍なく味わったかのような深い満足感が残った。
「中々のお手前で……」
「ふふっ、喜んでもらえましたか?」

   #  #  #

「えっと……律子はこの資格をどんな時に使うつもりなんだ」
「勿論、将来の旦那さんと良好な……」
そこまで言うと、律子は顔を赤らめて俺に意味深長な視線を向ける。
「あっ、いえ……アイドル同士で精神面のサポートが出来たら
 事務所としてもプラスになると思いまして……」
「さ、サポートって……例えば美希とかに?」
「いえ、あの娘はストレスとは無縁でしょう。真も大体体を動かして発散するので
 もっぱらあずささんや伊織にオーラルセックスをしてあげているんです」
俺はゴクリと生唾を飲んだ。律子の舌テクを身に受けてヨガる
あずささんや伊織の艶姿を悶々と想像すると再び股間が天を衝き始める。
「律子、さっきのお返しに俺も……!」
「きゃあっ!」
俺は律子をその場の勢いでやや強引に押し倒し、スカートを脱がした。
濃い牝香を漂わせる蜜汁でショーツが淫らに透けている。
「フェラの試験があるならクンニの試験もあるんだろう?」
「えっ、ええ……本番前にクンニリングスとフェラチオを相互奉仕として行う事は
 互いの緊張をほぐして愛情を高め合う効果が……」
律子の蜜門へ親愛のキスを浴びせつつむしゃぶりつく。
さっきしていた話が本当なら、律子はまだ処女に違いない。
好意的な反応を見せているし、ここは彼女の芯をしっかり味わっておくべきだと思った。
「んっ、んちゅっ、ちゅばっ……」
千早の時も感じていたが、処女のエキスというものは
特別な味わいと酸味があるような気がする。
ベロベロと舐め拭っていると、淫根が痛いくらいにそそり立って仕方ないのだ。
「ああんっ、そこぉ……!」
蜜肉を淫舌でグリグリと穿ちほぐしていくと、あの真面目な律子が頭髪を振り乱して喜ぶ。
何とも楽しませ甲斐のある娘だ、と俺はにんまりしてこの淫行を続けた。
「律子、お前の話を聞いて俺もセックスセラピストに興味を持ったよ。
 なぁ、少しだけでも勉強したいから教えてくれないか?」
「んっ……いいですよ。プロデューサーが資格を取れば
 その分豊かな仕事環境が期待……あはぁっ……!」
律子の魅惑的な恥穴を、次々と湧き出てくる欲望のままに俺は舐めしゃぶる。
彼女は処女だが、千早と違って泉穴以外の肉襞は妙にこなれた感がある。
今夢中で啄んでいるやや包皮のだぶついた肉雛も
ぷっくりとやらしく膨らんでいて、非常に舐め甲斐がある。
恐らく律子は頻繁にオナニーを繰り返しているに違いない。
濡れるのも早いし、これは意外とかなりエッチが好きな可能性が出てきた。
「んうっ……上手いですね、プロデューサー……!」
俺はあえて聞こえない振りをして舐め続けた。
これまでの不可思議な境遇のお陰で、性体験だけは豊富である。
律子は口淫の妙味を味わって四肢の緊張を解き、悦欲の波に浸っていた。

「律子」
乱れていく律子を見続けた俺は最早淫欲を抑制出来なくなっていた。
この膨根は肉穴へ入れて事を完遂する以外に収まる術を知らない。
頃合いを見計らい、俺は彼女の小柄な体に覆い被さった。
拒否感はなかった。勢いで押し切れば、律子を抱けると確信した。
彼女は少し困惑気味に俺を見つめた。
「あの、挿入行為は一級で……」
「じゃあ一緒に勉強しよう」
俺は律子の上着を捲った。
肉付きのいい柔らかな蜜乳に加えてやや大きめの淫輪が
俺の雄をがっしりと捉えて、痴情を誘う。
乳突に甘えて啄ばむと、とろけそうな程可愛い嬌声が返ってきた。

「んっ……あはぁん……!」
「ちゅぷ……百聞は一見に如かず、百見は一行に如かずと言うじゃないか。
 一級の内容だろうが、前もって体験しておいた方が後からやる勉強も
 自然と深く理解出来るもんだろう?」
「それは、そうですが……」
「じゃあ決まり!」
「あん……! もぉ……プロデューサーってばぁ……」
いつもと違ってしおらしくしている律子に胸をときめかせながら
盛んに涎を垂らして赤く膨れている鬼茎を、俺は美しい彼女の処女門の中へと挿し入れていく。
一寸一寸進んでいく毎に 彼女の顔に戸惑いと喜びの色が交互に表れては、消える。
その様子は万華鏡を見ているようで目を楽しませた。
膣壁を舐めるように孔内をゆっくりと挿し馴らしていく。
事前に口淫しまくったため充分に湿った肉孔はスムーズに雄を受け入れた。
肉帽に触れた薄膜もずんと突いて破る。
「あんっ……!」
処女は贅沢な高級料理と同程度のリッチな満足感を俺に与えてくれる。
俺は淫棒の匂いを擦り付けるように腰を動かし、乙女の膣姦を満喫した。
「なぁ、律子。セックスセラピストの一級資格はどんな勉強があるんだ?」
「はい、古典・歴史の教養としてカーマスートラ・匂いの園・アルスアマトリア
 技術としては四十八手・房中術を学びます」
「いいねぇ……じゃあ試してみたい体位があったら言ってくれ。一緒に勉強しよう」
「はい、じゃあ房中術の八益から……」
胸を弾ませた律子は正座した後に胸を反らせて、俺に抱き寄せるように促した。
彼女の腰を太腿で挟み込み、ピタリと閉じた恥門へ雄根を再び潜らせる。
「これは面白い体位だな」
「『道体』と言って、女性器の臭いを和らげ、男性の骨を強くする効果があるそうです」
「んっ、そうか。じゃあ体を使って楽しく覚えような律子」
俺は眼前のいやらしい蜜乳にむしゃぶりつきながら、律子の恥肉を攻め立てた。
脚を閉じているので蜜門はきつくなっている。
しっかりと抜き挿しでしごかれるため、非常に心地良い。
「どう、覚えたかな?」
「は、はい……じゃあ次は……」
体育座りのまま横に転がった律子を後ろから寄り添い、抱えるように抱き締めた。
変わった側位だ。
「これは」
「『利臓』です。女性の骨盤周りの冷えを取り、男性をリラックスさせるそうです」
俺は律子の膝裏に手を通して抱えながら蜜膣を攻め立てた。
骨盤の冷えどころか、淫根攻めをたっぷり食らっている彼女の恥孔は
ブチュブチュと卑音を響かせて熱くとろけていた。
ただでさえ小柄な彼女が、腕の中にすっぽりと収まって
絶えず根攻に喘いでいるのは雄の征服欲を刺激して仕方ない。
「ああんっ、あんっ……!」
「んっ……くっ! 律子ぉっ……!」
果てなく肥大化する痴欲に逆らえず、俺は滅茶苦茶に抜き挿しを繰り返した末
男を知らない子宮奥にドププドプドプと濃精を注ぎ込んだ。
体を折り畳んで抱えられている律子は勿論この種付けから逃げられない。
「あはぁ……! 出てる……プロデューサーの精子、入ってく……」
腰をぐんと使い、俺は初々しい膣襞に白淫を何度も塗りたくった。
それが効いたのか律子もワンテンポ置いて身をねじりながら快昇した。
初体験で潮噴いて盛大にイクとは、律子も大分エッチな娘だなとほくそ笑んだ。
「律子、気持ち良かったか?」
「それは、……確かに凄かったけれど……こんなに中出しされたら赤ちゃんが……」
「大丈夫だ、問題ない」
俺は律子と繋がったまま身体を起こし、茶臼の形で律子と向かい合う。
三つ編みは激しい愛交で止めゴムを失い、四方に波立っていた。
「もし赤ちゃんが出来たら結婚して責任を取る。いや、取らせてくれ!」
「えっ、その……」
「俺はもう可愛い律子と一緒になりたくて仕方ないんだよ!」
とろんとした瞳と相俟って、ウェーブ状のヘアーは溜め息が出る程艶やかだ。

「んっ……」
俺は律子と熱く深いキスを交し合った。
痴汁を吸い合った互いの口に舌を入れて絡めると、最早まともな思考は出来ない。
淫唾を貪っているうちに肉根はまたグングンと天を衝く。
「あの……プロデューサー……」
「ん……」
「そろそろ、帰りませんと……」
思い出した。そういえばここの戸締まりを任されていた。
しかし俺はまだ律子を犯し足りない。
「もう一つだけ体位を試して終わろうか」
「し、しょうがないですね……早く終わらせましょう」

「あんっ……! ああんっ……!」
うつ伏せになり、腰下に膝掛け毛布を入れて浮いた桃尻を
俺は上から覆い被さってひたすら突きまくっている。
「こ、これは益液の体位でっ……! あんっ……せっ、精液の量を
 ……増やすと、……んんっ……言われてますぅ……!」
「そうかぁ。これは男として是非とも覚えておかないとな。
 律子も沢山種付けして欲しいだろう……?」
「そ、そんな事……」
「じゃあこっちに聞いてみるか」
ヌボッヌボッっと腰を打ちつけて激しく痴所を肉根攻めすると
最早律子の口からは嬌声しか出なくなった。
「おやぁ? 律子のオマンコはもっとザーメン飲みたいってやかましく言っているぞぉ?
 エッチなミルクお腹いっぱいになるまで注ぎ込んでぇって甘えてくるぞぉ!」
「ああんっ、そんなぁ……!」
恥ずかしがらせるように言った台詞だが、確かに律子の恥穴はもうとろけきって
貪欲にも俺の肉根に纏わりついている。
さっきまで処女だったと思えないくらいの本気汁がしたたり
二人の内股をびっしょりと濡らした。
「律子の体位のお陰で大分ザーメンが溜まってきたよ。
 ……全部欲しかったら可愛くオネダリしような?」
「ええっ!? か……可愛くって……」
俺は蝸牛のようにゆっくりと肉根を抜き、眼鏡の似合う少女を焦らせた。
堪らなくなった彼女は耳朶まで朱に染めながら
背中越しに俺を見つめて言った。
「お、お願いします……! ダーリンの本気ミルクをお腹いっぱい飲ませて下さい……」
「いいですとも!」
俺は一気に根元まで突き入れ、ただ射精のみを考えた動きで腰を強かに桃尻にぶつけた。
「律子、出すぞ! 孕ませる気満々のガチ雄ミルク、全部ご馳走してやるからな!」
「ああんっ! あっ……ああっ……! いっくぅぅぅ――!」
ドビュウンドビュウンドビュウンドビュウン!!
烈交の末に感極まった俺は、経験間もない処女アイドルの肉孔に
滾らせた生殖汁を種の続く限りドクドクと忙射した。
痴肉の歓声が結合部に響いて一切の思考をショート挿せて白痴にする。

「どうだ、律子? 愛し合った最後は膣内に出す。
 これが本来の性行為、リラクゼーションの極致なんだ。
 受精する時の感覚もきちんとオマンコで覚えておくんだぞ?」
律子に言い聞かせながら、俺は本能のままに迸らせたどろどろの淫精を
彼女の熱い膣襞へ念入りに塗りたくった。
これで襞奥の皺まで彼女は俺のものになったのだ。
「は、はい……でも……」
てっきりナマで行った事を怒られると思ったが、律子は汗ばんだ俺の手を握って言った。
「勉強には……反復練習が効果的ですから、そのう……」
「……! 分かったよ。何度も教えてあげるから、しっかり体で覚えような!」
「はいっ! お願いします」
終電を逃がしたその夜、俺たちは朝方まで社内で律子と濃密な試験勉強をしまくった。





◆アナザーワールド四話:良い子は寝て育つ(P×美希)

「ハニー、ねぇ起きてよ」
「あ……ああ」
寝ていた俺を甘い囁きが起こしにかかる。
少し重たい目蓋をゆっくりと開けると、横たわっている俺の体に跨がり
金髪の天使が人懐っこい魅力的な笑顔を見せていた。
「あれ……? ここは……」
「事務所だよ。ハニーがお昼寝なんて、珍しいね」
起きたてなのか、彼女はぐんと両手上げて伸びをした。
体勢を見ると、どうやら俺と一緒にこのソファーで横になっていたようだ。
無垢と言うか何と言うか異性に対して警戒心のない娘だなと思った。
確かこの娘は星井美希という名前だったはずだ。
ハイレベルのビジュアルを持つ期待の新星と聞いていたが
実際会うと言葉や行動の端々に天真爛漫というか破天荒ぶりが見られて
果たしてしっかりとプロデュース出来るだろうかと一抹の不安を覚えた事を記憶していた。
そんな彼女をこの世界の俺は担当しているのか。

「……そのハニーというのは、俺の事なのか?」
「? そうだよ。ハニーはハニーだもん」
半分寝ぼけながら、俺は美希がそんな風に自分の事を呼んでいたかな
とぼんやりと考えていた。洗面所で洗顔しながら、果たしてこの世界は
どんなサプライズが待っているのかと極普通に受け入れている。

「おっ」
洗面所から戻ると、美希が何か本を手にして読んでいる。
「何を見ているんだ?」
「えへへ、これ!」
差し出された表紙を見るとどうも漫画のようだ。
だがやけに官能的なポージングの美女を中心を据えた
その漫画が気になり、中をペラペラと一瞥する。

(なっ……っ!?)

俺は言葉を失った。
その紙面では年若い男女が互いの淫器を露わにして
盛んに腰を振っているシーンが描かれていた。
他のページも見たが、その大半を淫行シーンに割いていた。
「こっ、こらぁ――っっ!」
俺は慌ててその漫画を美希から剥ぎ取った。
俺も堅物という訳ではないのだが、こうも開けっぴろげに
エロ漫画を見ているのは流石に見過ごせない。
「子供がこんなのを読んではいけません!」
警告したが、当の美希は綺麗な眼を開いてキョトンとしていた。
「何で?」
「何でって……、これはそもそも……!」
美希がゆとり思考であるのは初対面の時から知っている。
どこから分からせればいいのかと言葉を選んでいると
これ幸いに律子が近くを通りかかった。

「どうしたの?」
「あっ、律子……さん! ハニーが変なの」
「変なのは美希だろ! 聞いてくれ律子、美希がいかがわしい本を見ていたんだよ!」
俺は手許にある漫画を律子に差し出した。
真面目な彼女の言う事なら、美希も聞いてくれるに違いない。
「ほらな!」
「ほらって……これ、一般書ですよ」
「えっ」と驚いて見返してみると、確かに成年指定マークが付いていない。
しかしその中身は海苔すらない無修正の性器が痴汁を紙面一杯に飛ばしてぶつかり合っている。
おまけにラストにはご丁寧に出会い系の広告まで載っているのだ。
どう考えても十八禁なのに、何でこれが一般誌なのかと
首を捻っていると、律子が眉をひそめて俺を見ていた。

「大丈夫ですか? 大体いかがわしい本というのは、性行為を描写しない本の事でしょう?」
俺は混乱しながらも、冷静に彼女たちの言動を整理した。
頭の中にこの世界の情報が一気に流れ込んできてたちまちの内に記憶を補完していく。
それによると、こういう事だった。
この世界の日本では近代、いかがわしいと見なされたポルノメディアを徹底的に規制したらしい。
学校の性教育の授業は文字表現でのみ伝えられ、成人ですら
閲覧購入にややこしい手続きを介しないといけない位だった。
しかし、あまりに厳しくポルノメディアを駆逐し過ぎたため
大人になってからも妊娠出産の過程を全く知らない若者たちの割合が急激に増えた。
そのため、当然の事だが少子化が著しく加速したという。
恐らく俺が元居た世界より酷いに違いない。
この実態を深刻に捉えた政府は性教育を抜本的に見直し
義務教育以外でも必須科目として保健体育を定めた。
各入試にも必ずそれが入ってくるようになったのだ。
更に文字のみの無味乾燥した教科書は具体的な性行為の過程を
写真などの図で克明に描写し、それまで弾圧していたポルノは
一八〇度ひっくり返って推薦図書に据えられる運びになった。
一方で、恋愛ばかりに重点を置き、詳細な性描写のない書籍は
悪書として成年向けのマークが付けられ、規制されたようだ。
何とも極端というか、いい加減な政策を打ち出した世界だ。
よくこれで社会が回っているなと思う。

「美希が持っているものだって、文部科学省推薦図書じゃないですか」
「これが!?」
「先生が為になるから読めって。でも美希、別の漫画がいいの」
「駄目よ。局部描写のない漫画なんて以ての外なんだからね。
 それよりも美希、今日は楽しみにしている仕事があるんじゃないの?」
「あっ、そうなの! ハニー、早くしないと遅刻しちゃうよ!」
混乱の最中に居る俺は、美希に引っ張られる形で
スケジュール帳を覗き見ながら事務所を後にした。

   #  #  #

この世界に置いてあった自分のスケジュール帳を頼りに、俺と美希は仕事場にたどり着いた。
途中まさかと思い書店に寄ったが、律子が話した通り、ほぼ全てのコーナーに猥画が見受けられた。
コミックコーナーは成人向け漫画が、ベストセラーコーナーには官能小説が幅を聞かせている。
見てはいないが単なる恋愛小説はカーテンのかかった奥の部屋にでもあるのだろうか。
困惑しつつテレビ局に着いた俺は、美希と一緒に関係者たちへ挨拶した。
顔を知らなかったのに、迷わず名前が言えたのは例の記憶改竄が行われたからである。
ただCMの撮影に関しては何も知らされていない。
天界の天使の仕事とは何といい加減なものなのだろうか。

「ほらっ、君、ボーっとしていないで」
「えっ!?」
「準備だよ、準備! 早くして!」
スタッフにいきなり言われて俺は何を準備すればいいのか分からず、おたおたとしていた。
「新人か? 準備くらい一人でやったらどうだ!」
近くに居た助監督が俺の腰ベルトを無理やり剥ぎ取り、ズボンを下ろそうとした。
「な……何をするんですか!」
「何って準備だよ! さあ、早く脱いで!」
彼はそう言ってズボンだけでなくトランクスまで脱がそうとする。
貞操の危機を感じて必死に抗っていると美希ののんびりとした声がした。

「ハニー、まだー?」
この場にやってきた美希の姿を見て、俺は思わず言葉を飲み込んだ。
彼女は身体に一糸も纏わず、その年不相応に発達した肢体を惜しげもなく晒していたのだ。

「み、美希っ!? 何て格好をしているんだっ!」
「え――……、だって撮影だよ? 裸になるのは当たり前じゃん」
美希は全く恥ずかしがろうとせずに堂々としていた。
「撮影って、ヘアヌードですか?」
俺は近くにいた助監督に尋ねた。
性意識の逆転したこの世界の事だ、未成年のアイドルに
ヘアヌードの仕事が舞い込んできてもおかしくはない。
案の定、スタッフたちは怪訝な顔つきで俺を見つめている。
当然だろう、アイドルの仕事を現場でプロデューサーが聞いている訳だから。
しかし、彼が言った内容は俺の想像の更に上を行っていた。
「決まっているだろう。国民向けの性交PRを撮影するんだよ」

   #  #  #

「美希ちゃん、この人、一体どうしたの? 何かおかしくなってないかい?」
「んー、ちょっと今ね、おバカさんになっているんだ」
「大丈夫かなぁ、こんなので」
必死に頭の整理をしている俺に、美希と番組プロデューサーが憐れみの視線を向けている。
俺は彼らの言葉の端々から状況を読み取った。
今回の営業先である国営テレビ放送局MHKは、国民的アイドルとして
お茶の間を賑わせている美希にCM出演を依頼した。
何せ官能小説を推薦図書に指定する世界だ、その国営テレビもまともであるはずがない。
ともすれば非ポルノメディアに触れて道を踏み外しがちな少年少女たちに
愛ある性行為の素晴らしさをアピールするためのCMだと番組プロデューサーはバカ丁寧に諭した。
頭の痛い事に、今回のポルノ撮影は学校教材をも兼ねている。
つまり俺と美希のセックスシーンが全国の小中学校の授業で流され、保管されるのだ。
ショックの度合いがこれで分かると思う。

俺が裸にされた理由はただ一つ、美希が俺以外の男優とは寝たがらなかったからだ。
勉学関係に気乗りしない美希は、俳優でも芸能人でもない俺の出演を
遊び半分の条件で提示し、別次元の俺は無理やりそれを放送局に承諾させたらしい。

   #  #  #

更衣室を借りて俺は裸になった。もう童貞ではないが
まさかポルノ男優まで演じさせられるとは思わなかった。

「オラッ! 元気がねぇぞ!
 可愛い娘が抱けるんだからよぉ、こっちも喜んだらどうなんだ!?」
いきなり熊髭を生やした筋肉隆々の監督が俺の肉根を掴んできて荒々しくしごいた。
こんな男のごつい手に手淫されて勃起する訳はなく、かえって俺の愚息は頭を垂れる。
「ハニー、一緒に頑張ろうね!」
傍に居る美希の身体をまじまじと見つめていると
親の気も知らずに愚息はぐんと奮い立つ。ゲンキンな奴だ。

「何だ、立派なモノ持っているじゃねぇか! 本番もこの調子でたのむぜ。
 出ないと無理やり針金突き刺してでも勃起させるからな」
それを聞くとまた俺の愚息は萎縮しそうになった。

「いいか、てめえら! 学校教材ビデオだからって手抜きするんじゃねぇぞ!
 やるからにはトコトンやれ! 『セックスなんて動物みたいな低俗な事したくないね』
 とかぬかしやがるスカしたクソガキが、見た瞬間ザーメン暴発して
 その場でマスをかきまくるようなパッショナブルなやつを作ってやろうぜ!」
やたら熱い監督の気合いに場の空気が引き締まる中で
俺は愚息を手で隠し、肩を縮こませていた。
しかし視線を避けられる場所などなかった。
部屋には多くのカメラが三脚で立てられている。
それらのレンズが向いている先が、これから俺の向かう断頭台という訳だ。

「じゃあそろそろ始めるぞ!」
「OKなの!」
美希がサムズアップした後でカウントが始まる。
「スリー、ツー、ワン……アクション!」
監督の声により、照明が俺の立っている場所へ幾重にも降り注ぐ。
俺と美希は生まれた姿のまま向き合っていた。
旧約聖書のアダムとイブみたいだ、などと考えている余裕はない。
演出家によると、この映像作品はほぼ無言劇で進行し、後からナレーションが入る形式だそうだ。
大まかな流れは熱いキスをし、互いの性器を舌で味わい愛し合った後
文部科学省指定の正常位と騎乗位でセックスする。
たったこれだけだが、果たして耐えられるかどうかは分からない。

(しかし……)
俺は演技の事を半ば忘れて美希を見ていた。
カメラが回ると美希はサッと表情を変え、役になりきっていた。
律子のように計算ずくの演技ではない、呼吸でそれをやっている。
天才肌のアイドルなのだと改めて感じた。
「ハニー」
美希が周りに聞こえないようにそっと囁いてきた。
いかんいかん、異常な状況とはいえ、とにかくこれは仕事なんだ。
俺が呆けて美希の仕事に穴を開ける訳にはいかない。
美希は無邪気に俺の肩に腕を回して身体を擦り寄せてくる。
ムニュッと胸板で軽く潰れる柔乳の感触に、股の雄がギンギンと奮い立つ。
美希の可愛い顔がみるみるうちに近づいてくる。
「ん……」
美希の柔らかい口唇が俺の唇に重なる。
思わずしゃぶりつきたくなる瑞々しい唇肉だ。
甘く脳髄が痺れて早くも多幸感でとろけてしまいそうだ。
「ハニー、ギュッてして……」
一度口を離して、美希が囁いた。その指示に従い、俺は彼女の体を抱き締める。
こんな魅力的な裸身の女神を抱けるなら、男冥利に尽きるだろう。
「んうっ……!」
へそまで伸びて直立している肉根が、美希の下腹部をやたらに押し続ける。
俺は今すぐセックスしたい肉欲を、唇に乗せて吸った。
舌先を相手の口内に潜り込ませ、歯列の裏から肉舌まで舐り尽くした。
混ざり合った唾液を音を立てて啜っていると、カットの声がかかった。

「いやあ、良かったよ美希ちゃん! セックスの導入部として文句無しだ!」
美希はVサインをして俺にウィンクした。
「兄さん、あんたも良かったぜ! この調子で美希ちゃんに負けずにしてくれよ。
 素人だからって甘くはしねぇからな!」
俺は黙ってうなづいた。

   #  #  #

「んむっ……ちゅび……ぢゅるる……」
撮影はまだまだ続く。
監督の合図と共に、俺は床に尻をついた美希の恥部に顔を近づける。
男女間のエチケットとしてまず男が先にクンニリングスを行い
女のオルガズムを調整するのが正しい性交のあり方だという。
映像テーマは滅茶苦茶だが妙に堅苦しい所が国営放送を思わせる。

「んちゅ……ちゅばっ……ペロペロ……」
俺は美希の股にかじりついてひたすら舌姦した。
十代の可愛い女の子の恥唇など、状況が状況なら
頼まれなくてもこっちから舐めたいくらいだ。
地毛と同じ茶色の陰毛が雛豆以外綺麗に処理されていて溜め息が出る程美しい。
恥雛をクリクリと舌先でつつき遊ぶと、軽く膨れて押し返してきた。
割れ目をなぞるように舐めた後、俺は強引に濡れた恥門に肉蛇を潜り込ませる。

「あんっ……、はぁんっ……!」
肉色の門の向こうは女蜜の泉だった。
そこから垂れ落ちてくる甘くて塩辛い雫を夢中で舐め取る。
汲めども尽きない魅惑の泉は、雄の淫欲を徒に増幅させていく。
「あはぁっ……! いいぃ……!」
美希はずっと若い嬌声を上げ続けている。
演技でなく本当に感じているのではないかと錯覚してしまう。
美希が俺の首筋をトントンと人差し指でつつく。体位変換の合図だ。
俺は恥部にしゃぶりついたまま、ごろんと左方に転がった。
つられるように彼女は俺の顔面に膝をついて座り込む体勢を取る。
顔面騎乗の体勢から、美希は体を一八〇度捻った。
そこには限界まで勃立している俺の雄根がある。
彼女は上体を屈めて、その血潮漲る肉根を口に含んだ。
「おほぉ……!」
互いに互いを愛し慰めるこのシックスナインの体位は
国が男女平等の象徴として推奨する前戯だという。
美希の唇はやたらツボをついた動きで俺のに吸い付いてくる。
その甘ったるい官能的な刺激に肉根がとろけ落ちそうな錯覚に陥る。
「あむぅ……んちゅ、ちゅぱ……」
俺はこっそり腰を浮かして美希の甘唇を犯し味わった。
唇肉と肉根がこすれる度に蜜はトロトロと溢れて、俺の口をびっしょりと濡らす。
離そうとしても吸い付いてくる魅惑の口唇は
俺の淫欲を精嚢からぐんぐんと吸い上げていった。

「ううっ……!」
ドビュルルルル……ッッ!
俺は我慢が出来ずに思わず美希の口内へと多量の種汁を快射した。
カメラのレンズそして熱い照明に囲まれながらの射精は、屈折した快感をもたらす。
「カット!」
ここで一度休憩に入った。
監督が俺たちの所に小走りでやってきたので
てっきり早漏について小言を言われると思った。
しかし彼はにこやかに微笑んで俺の肩をバシバシと叩いた。

「そう、その調子だよあんた! いい絵が撮れたよ!」
「えっ、はぁ……」
「勿体ないからと前戯で射精を渋る連中も多いのに、感心だよ本当に!」
射精をして褒められた経験は、生以来初めてである。

「さあ、いよいよ本番だよ! 美希ちゃん、最高の笑顔でよろしく!」
休憩の終わった俺の頭を撫でながら美希は話しかけた。
「ハニー、いつもの調子戻ってきたみたいだね。あとちょっとだから、頑張ろう」
「あ、ああ……」

   #  #  #

再びあの熱い照明が俺に降り注ぐ。
カメラを向けられた美希は、ベッドに尻をつきM字に美脚を開いて俺を誘った。
恥唇は先程の舌姦で充分に濡れそぼっていて、妖しい輝きを放っていた。
俺は固唾を飲み、そそり立った肉根の先端部を彼女の蜜唇へと軽く含ませる。
そのぬめりは雄の欲望を鷲掴みにする魔力を持っていた。
「……あはぁっ……!」
俺は膨根を一気に根元まで突き入れた。
肉孔にさしたる抵抗のない所を見ると、既にこの世界の俺は彼女を抱いていたらしい。
柔らかな恥肉の締め付けが雄を骨抜きにして止まない。
「ああんっ……気持ち良いのぉ……! もっと、もっとしてぇ……っ!」
美希は俺の身体に四肢を絡め、喘ぐ。
演技かどうかは分からないが、きっと彼女の事だ。本気で楽しんでいるに違いない。
それならばと俺は覆い被さって激しく肉突した。
突けば突くだけ、美希の恥孔は雄を味わおうと蠢動する。

挿しているこの瞬間も彼女のそれは学び成長しているのだ。
「くうぅ……っ!」
確実に高まっていく射精欲に美希の牝膣は更にうねり狂って追い打ちをかける。
媚肉の悦流に呑まれた俺は、しきりに喘ぎ限界まで突き入れた。

刹那、脳髄に眩い閃光が広がり、俺は美希の淫奥へと熱い欲望を放った。
痴砲から乱射されていく精弾は容赦なく肉宮へと押し入っていく。
背中にある美希の指が食い込み、蜜唇がしきりに緩縮する。
射精が終わらないうちに、俺は美希を上にして彼女を犯した。
牝尻を掴んだ手が汗ばむ。下からえぐるように猛突すると
騎乗している美希はその媚乳を悩ましげに弾ませて悦声を上げる。
「ああんっ……ああっ……!」
白く熱い照明を一身に浴び、俺たちは汗を滲ませながら、肉交に没頭した。
スタジオの存在すら忘れ、俺はただこの美しい天使に種を注ぎ植え付ける事しか頭になかった。
ドクン。
突き上げると再び快極が訪れた。肉色の隘路を縫うように液状の白龍は駆け昇っていった。
天宮に潜り込み満たしていくそれの熱量に、美希の身体はより一層汗ばんだ。
それからも俺は爆産し続けるありったけの淫精を彼女の牝宮へとドブドブと注ぎまくった。
二種類の体位を交互にやったかどうかさえ覚えていない。
ただ可愛い美希を孕ませる事に夢中だった。

「カット!」
監督の声で俺ははっと我に返った。
眼下では美希が髪を乱してしきりに桜色の吐息を漏らしていた。
快涙で滲む美しい瞳は無言で満足感を伝えている。
俺たちは全身汗だくになって繋がっていた。
肉根をぬっと引き抜くと、股は結合によって飛び散った痴汁が淫らな臭いを放っている。
散々受精させて満たされたらしく、肉根は落ち着いて頭を垂れていた。
「えへへ……ハニーの赤ちゃん、一杯もらっちゃった……」
受精疲れでぐったりとしている美希は、俺に向かって微笑んだ。
花唇からはトポトポと白蜜を妖しく垂らしたままにしていた。
「いいね! 最高だったよ二人共!」
快楽の余韻に呆けている俺たちを、監督は惜しみない大きな拍手で称えた。
「元気の良い受精シーンが沢山撮れたよ! 特にあんた!
 女に種付けをする真剣さがこっちにもビシビシと伝わって来たね。
 見ているこっちまでもらい射精しちまったよ!」
監督は豪快な笑いをしつつ、自らのジーンズの股間を指差した。
突っ張ったテントの先は確かに濡れていた。
嫌な物を見てしまったと吐き気を押さえて俺は目を逸らした。

「お偉いさんもきっと喜ぶぜ! 今から仰天する顔が浮かんで仕方ねえっ!」
「えへへ……褒められて良かったね、ハニー」
「さ、最後は美希ちゃんだけで撮影だよ。
 プロデューサーにたくさんザーメン出されたマンコを開いて見せるんだ
 幸せそうに笑ってくれよ」
美希はM脚になって痴唇を左右に開いてカメラに見せつける。
彼女の脚間に勃起したカメラマンが食いつくように撮影した。
栗の花の薫りが充満するスタジオで彼女は楽しそうに笑っていた。

   #  #  #

仕事は大成功に終わった。
このCMは国営のクオリティを超えたものと称され
放送直後から名作として大きな反響を呼んだ。
昼間の教養講座において解説者付きで放送されたこの映像は老若男女問わず視聴者に好評だった。
放送枠の穴埋め扱いされる事の多いMHKテレビ局において、ぶっちぎりの最高視聴率を叩き出した。
話はまだ続く。性教育の教材としてこの映像作品を使用したいという依頼が殺到し
来年度は全国八割の小中学校で使用されるという。
残りの二割は既に許可を得て使用していた。
視聴した後の子供たちが目を輝かせて休み時間にセックスに励んだという報告も届いている。

「すごいですね、プロデューサーさん!」
「ははは……どうも……」
小鳥さんをはじめとする事務所の皆は、何かとあのCMを話題に出して賞賛した。
だがその感想を聞く俺の顔は全く優れない。
あのCMが流れてから、俺はまともに家を出られなくなった。
それというのも街という街で俺と美希が喘ぎながら肉交しているシーンが
ショーウィンドウのテレビや広告板にバンバンと映っているのだ。
自分の無修正チ○ポやキ○タマの裏側が
始終不特定多数の一般人にさらけ出されている訳である。
いかに元居た世界と違うとは言え、流石に神経がおかしくなりそうだ。

「プロデューサー」
律子が社長と一緒に俺のデスクにやってきた。
家から出られないと言ったがプロデューサーである以上、出勤はしなければいけない。
見れば二人共御満悦の表情である。
「CM、拝見させてもらったよ。いやぁ素晴らしい仕事をこなしてくれたものだよ君!
 あのCMのおかげで次々と新しい契約が事務所に寄せられてくる。
 星井君もだが、君のやったアイドルのサポートも素晴らしいよ!
 君にこんな才能が眠っていたとは知らなかったね」
「ど、どうも……」
「事務所の電話応対が追いつかないんですよ。
 美希と共演している男は誰か教えてくれって内容の
 電話がひっきりなしにかかってくるんですから」
律子はどうやらアイドルプロデュースもやっているらしく
俺に今回の成功の秘訣を色々と探ってきた。
俺があまり意識してやっていない事を伝えると、社長は低い声で満足げに唸る。
「それだけ男優としてのポテンシャルが高かったという事だな。
 ともあれ、君の意外な才能に早くも注目している業界人も多いのだよ。
 そこで私としては、君に我が事務所初の男優としてこれから仕事をしてもらいたいのだ」
「ええっ!?」
「既に幾つかオファーも来ている。是非とも我が事務所であの情熱的な仕事振りを生かして欲しい」
握手しようとする社長を振り切って俺は慌てて逃げ出した。






◆アナザーワールド五話:ツマチチ!(P×あずさ)
・母乳・搾乳・飲乳描写注意

「あなた、起きて下さぁい」
うとうとと微睡んでいると、耳心地の良い優しい女性の声が聞こえてきた。
俺は眠い目を軽くこすって一つ大きな欠伸を漏らし、眼前にいる清楚な長髪の女性を一瞥した。
彼女の名前は確か……三浦あずさだ。
765プロの中でも特にビジュアルに秀でたアイドルの一人として
社長に紹介された事を思い出した。
無論だが、今まで居た別の世界でも何回か顔を合わせている。
いずれの世界でも年下アイドルたちのお姉さんとして仲良くしていた。
場所を把握するためにキョロキョロと周りを見渡す。
ここは広さから考えてマンションの一室のようだ。恐らくあずささんの自宅だろう。
上体を起こしてみると、俺は青色を基調とした寝着を纏っていた。
一体何の用事で彼女の部屋に泊まったのかはまだ分からないが
横になる場所をもらったのだからここは感謝をしておくべきだと思った。

「すみません、あずささん。泊まらせていただいたようで……」
「ふふ……あなたったら、まだ寝ぼけているようですね」
あずささんは笑った。ほんの少しあどけなさの匂う柔らかい微笑は
見ている者の心を癒やす力を発している。
「これからはずっとこの部屋で寝て下さいね」
「えっ」
「それに私……さん付けよりも、昨日のように呼び捨てにしてくれた方が嬉しいです。
 だって私たち……もう夫婦なんですから……」
「えええ――っ!?」
俺は混乱しかけた頭の整理に努めようと構えた。
するとワンテンポ遅れて、脳内に欠けていたピースが
幾つも浮き上がり、次々と虫食いの記憶に嵌っていった。
ドームコンサートの後、告白するあずささん……その秘められた熱い恋に応える俺……
社長に仲人をお願いして盛大な結婚式パーティーを開いた事……
それがつい一昨日の出来事だった事……。
今まで知らなかった記憶が突如として形を成して脳内を駆け巡った。

(……また例の帳尻合わせだな)
俺はすっかりこの超常現象を日常のものとして受け入れていた。
我ながら慣れというものは恐ろしい。
しかし今まで肉体関係であっても、アイドルたちとは恋人の一線に留まっていたのだ。
だが今回は最初から夫婦として結ばれている。

「……。あずさ」
「ふふ、……はぁい?」
試しにあずささんを名前で呼んでみると、彼女は嬉しそうに返事をする。
新婚気分を味わった事など今までで一度たりともないので、非常に新鮮だ。
こんな美人でおまけに豊かな胸を携えている女性を奥さんに出来るなんて
それだけで勝ち組と言ってもいい。
「あんっ……」
相手の好意を既に得ている俺は、いつになく積極的な行動に出た。
言葉を挟まずにあずささんをしかと抱き寄せてその朱唇に深い口付けを交わす。
やはり女の子の唇というものは甘くて美味い。
これが男の唇と同じ物質で出来ているなんて到底信じられない事だ。
「んっ……」
図々しく口内に差し入れた舌に対して、あずささんは優しく出迎えてその舌を絡めてきた。
その舌の動きは男を知って間もない初々しさが色濃く残っている。
俺は甘酸っぱい新婚というものをこのキスで直に味わい、胸を弾ませた。
生まれた次元という違いはあるものの、俺である事は変わらないからこれは寝取りではない。
この世界に留まっている間、後学のために巨乳美人妻の良さを堪能させてもらおうではないか。
「んっ……あなた……」
「あずさ、今日は仕事あったかな?」
聞くとあずささんは首を横に振った。
「今日は休暇ですよ。ふふっ、何だか初めての夜みたいな反応ですね」

   #  #  #

「あっ……、ちょっと待ってね」
あずささんは俺の手を制して、セーターとシャツを脱いだ。
両手に収まらない大きさの成乳が、ブラジャーの内側に窮屈そうにしていた。
微かに静脈の見えるその乳肉を眺めているだけで
淫棒が興奮により膨張して、一気にはちきれそうになる。

「また胸が張って来ちゃって……困っているの」
そう言ってあずささんは大きなブラジャーも眼前で脱ぎ捨てた。
甘いミルクの薫りがその瞬間、部屋中に広がっていく。
見事な爆乳に貼り付けられたハート型の二プレスは
流石に大きめの乳輪まで隠し切れていなかった。
それは吸い込んだ母乳によって端が浮き上がっていて、今にも剥がれ落ちようとしていた。
そのくたびれたニプレスを彼女はそっと取ってみせる。
露わになった桜色の美乳輪と肉付きの良い乳首から、じわぁと乳汁が滲み出ていた。
「あずさ、妊娠……しているのか?」
疑問に思った俺は、あずささんに尋ねた。
彼女の腹部には顕著な膨らみはない。乳輪の色合いも落ち着いている。
しかし母乳が出るという事は少なくとも妊娠しているか、ホルモン異常があるという事だ。
心配している俺を彼女はキョトンと見つめながらこう言った。
「? いいえ。どうしたの? 母乳なんて女の子なら
 中学生頃から出始めるものじゃないですか」

   #  #  #

「中学生からっ……!?」
口を馬鹿みたいに開けながら、俺はこの世界が別次元である事を思い出した。
恐らくこの世界の女性は、妊娠・出産前の段階で母乳を出す事が出来るに違いない。
爆乳というだけで母乳のシャワーが噴き荒れるエロ漫画の設定を地で行っているのだ。
「あ、あずさ……!」
少し言い慣れない呼びかけで、俺はあずささんに言った。
「手伝おうか!? その……おっぱい搾るのを!」
期待感溢れる俺の申し出をあずささんはにこりと微笑んで受け入れた。
「ありがとう。じゃあ、ちょっとお願いしようかしら」

許可が出るや否や、俺はあずささんの豊乳にかじりついた。
乳輪ごと口に含んで窄めて吸うと、確かに女の甘いミルクが迸る。
乳輪をベロベロと舐め拭いながら、俺は滲み出る乳汁をチュパチュパと吸いまくった。
「あっ、あなたぁ……! 駄目よ、汚いわ……」
あずささんは恥ずかしげに頬を赤らめて悦々としている。
良くは分からないが、彼女の反応を見るに
母乳直飲みという行為は、愛液の垂れる恥穴にクンニするような猥褻な行為と見なされているようだ。

「んぐ……ちゅぱ、ちゅっ、……汚いなんてとんでもない。
 すごく美味しい……もっと飲んであげるよ……」
俺は贅沢にも二個の乳首を中央に寄せてまとめて飲乳した。
世界中の財宝を独占したかのような強烈な満足感と共に、甘い乳酒の味が口内に広がっていく。
母乳を飲むと成人は腹を下すと言われるが
あずささんの淫乳なら便器と尻を結婚させてでも味わい尽くしたい。
鼻息荒くして俺は彼女の類い希なる宝乳をしゃぶりまくった。
飲めば飲むほど股塔が天に向けて際限なく伸びていく。
袋内にある一対の精泉も静かに遺伝子を量産してむず痒い。
しかし乳を吸われている間のあずささんは
心地良さそうに目蓋を伏せて、頬を赤らめている。
その牝顔に加えてしきりに漏れていく嬌声が俺の淫心をかき乱した。

「ふぅ……良く出ますね」
俺は唇を乳から離した。一対の乳先は淫唾と乳蜜でしっとりと湿っている。
大分量を飲んだらしく腹の中から軽い乳臭いゲップが漏れた。

「昔からこうなの。中学生の頃、プールの授業の度によくからかわれていたわ。
『あずさがプールに入ると、プールが真っ白になりそう』って」
あずささんは柔らかな笑みを浮かべて俺に返した。
中学生でそんな体質なら、男子はさぞかし勃起が止まらなかったに違いない。
しかしあれだけ飲みまくったのに彼女の乳汁は
早くもまた滲み出てきて、一向に収まる気配がない。
「ごちそうさま?」
もう一度あずささんは俺に聖母と見紛う慈愛の笑みを向けた。
俺は気恥ずかしくなり、目を伏せて照れ隠しに笑う。
「あなたのお陰で大分楽になったわ。
 でも今日はいつもより量が多いみたい。だから、後はいつもので何とかするわ」

いつものとは何だろうか。そう思ってあずささんの様子を見ていると
何やらリビングの引き出しからある装置を取り出して来た。
それは――乳牛などに用いる搾乳器に酷似していた。
彼女はそれを手慣れた手つきで乳房に装着し、ポンプのスイッチをそっと押した。
ヴィイイイン……という機械音と共に、釣り鐘状の筒中で
乳先が引っ張られ、乳汁を強制的に絞り出されていく。
白い蜜汁がビシャビシャと勢い良く吹き出して容器の壁にぶつかっていく。
一リットルの大瓶の中には、みるみるうちに官能ミルクが溜まっていった。
「はぁん……!」
あずささんは乳を絞られながら気持ちよさそうに目を半分閉じている。
その欲情を煽り立てる雌牛の様子を眺めて、俺はいきり立った愚息を更に硬勃させていく。

   #  #  #

「あずさ」
あずささんの後ろに回り込んだ俺は、彼女のスカートを強引に引き脱がした。
乳と同じく重量感あるヒップが挿入への期待を煽った。
「もっと乳の出を良くしてあげるよ」
あずささんの細腰に両手を添え、勃立した肉槌を淫穴にあてがう。
めくれ上がった小陰唇が肉兜に軽く口付けしてきた。
「ああんっ……!」
既に濡れていた女穴は怒張したそれをあっさり根元まで深く受け入れた。
温かな恥肉をかき回すようにして俺は精力的にあずささんを愛姦した。
それからは欲望任せの猛突の繰り返しだ。
「あんっ……あなたぁ……!」
結合部から始終恥汁の噴き出るような激しい肉根責めに
あずささんは近くにあったテーブルに肘をついて堪え忍ぶ。
突き入れる度に彼女の暴乳はぶりんぶりんと激しく揺れ動いた。
搾乳器が外れないように乳の根元をむにゅうと強かに揉むと
ブシュブシュウと豪快に母乳が器の内側で噴射した。

「本当にエッチな牛だなぁあずさは……!
 オマンコでチンポをディープフェラしながらスケベ射乳キメちゃって……!」

俺は何重にも腰にひねりを加えて、妻の牝を絶え間なく刺激した。
淫突する度にその淫穴は、ずちゅるると雄根に妖しくむしゃぶりついてくる。

「ああんっ! あなたぁ……っ!
 エッチ大好きな牛さん妻でごめんなさいぃぃ……っ!」
顎を掴んで少しあずささんの顔を振り向かせると
彼女は舌をだらしなく口外に放り出して恍惚の表情を浮かべていた。
完全に俺の雄根に屈している。俺はその後も彼女を背後から乱れ突き続けた。
内奥から肉悦を引きずり出すように膣襞を何度も肉で嬲る。

「ああんっ……私は、世界で一番大好きな旦那さんのおちんちんで愛されて
 おっぱい搾られて感じちゃういけないチチウシですぅ……!」
あずささんはもう自分が何を口走っているのか分からないくらい興奮しているようだ。
俺はそんな乳妻のリードを掴んで盛んに牝調教を繰り返した。

「あずさっ、たっぷりエロ牝ミルク飲ませてくれたお礼だ。
 俺からの愛情たっぷり詰まった受精用ミルク、奥にたっぷり飲ませてやるからな」
あずささんの尻肉をこねくり回しながらパンパンと激しく腰を打ちつけた。
母乳豊かな牝爆乳といい、肉付きの良い恥尻といい
雄の種を搾り取るためにあつらえたかのような女体だ。
「ああんっ! はい! 下さい! あなたの素敵なおちんちん豪濃ミルク……
 私のウシマンコに溢れる程飲ませてぇ……っ!」

恥じらいなく雄種を求めて締まり狂う膣穴に限界を覚えた俺の分身は
どぶびゅるるるる、とあずささんのナカに濃縮種を乱れ放つ。
彼女の孔奥は待ち望んでいたように蠢動して恥襞を駆使して精液を搾り出していく。
ありえない圧倒的搾精感が俺に襲いかかってきた。
思わずぎゅっと彼女の乳肉を握ると、弾みで搾乳器が外れてしまった。
それは器内の乳汁を床に撒き散らして床に吸い込まれていく。
甘ったるい濃厚な乳香が部屋中に充満していった。
「ああんっ……!」
絶頂を迎えたあずささんの猛乳を強かに鷲掴みすると、びゅうびゅうと音を立てて残乳が迸る。
彼女は全身ミルクまみれになって床の上で荒い蜜息を漏らしていた。

   #  #  #

「はぁい、あなた。あーん……」
「あーん……」
俺は食卓を挟んであずささんの手料理に舌鼓を打つ。
今日の料理はあずささんの母乳を使ったシチュー、ポテトグラタン
煮りんごのクリームかけにミルクセーキだ。
正に奇跡の母乳オンリー料理である。
そのまま破棄したり単なる飲み物にするのはもったいないと言って
料理に使ってくれとお願いしたのだ。
想像通り口に入れるだけで幸せが弾け、滲み、染み込んでいく素敵な料理だ。
「明日は母乳でホットケーキでも作りましょうか?」
「是非!」
俺はこんな世界なら死ぬまでいたいと思いながら出された料理を
今までにない幸せな気分で完食した。






◆アナザーワールド六話:愛肛玩具(P×雪歩)
・アナルセックス・肉奴隷♂・人体改造ネタあり
・鬱エンドですが普通に話は続きます

「プロデューサー!」
「んん……」
目を閉じている俺の頭上から、か弱げな少女の声が降ってきた。
身体の節々に小さな痛みを覚えながら辺りを触るとゴツゴツとしたコンクリートの感触がある。
粉塵の匂いが鼻をくすぐった。ぼんやりと目を開けると、酷く薄暗い。
明るい天井に目をやると、穴の縁に手をやってボブカットの美少女が心配そうに覗き込んでいた。
「ここは……」
「こ、これは……お昼に私が掘った穴ですぅ……」
俺は汚れたスーツで穴から手を出して這い出た。
所構わず埋まるための穴を開けまくる
プレーリードッグのようなアイドルが居る事は
死ぬ前日に彼女――萩原雪歩と会って既に知っていた。
だが、流石にその穴に嵌って目覚めるのは今回が初めてだ。

「まさかプロデューサーさんを落としてしまうなんて……申し訳ありません!
 プロデューサーに怪我をさせてしまうダメダメアイドルは
 ……穴掘って、埋まってますぅ――っ!」
雪歩は自前のショベルをどこからか持ち出して鉄筋の入ったコンクリート床を再び掘り始めた。
これ以上通路に穴を拵えてもらっても困るので、俺は慌てて彼女を止めた。

「いい、いい! 雪歩! 俺なら大丈夫だから、な!」
何とか穴掘りを押し止めた一方で、俺はまた別次元の世界へ飛ばされたのかと、ひとりごちた。
どうも死んでからというもの、寝ている時に無理やり別世界へ転移される事が多い。
起きると世界が変わっているのではないかという不安が、最近付きまとって仕方ない。
雪歩は俺をプロデューサーと呼ぶが、前回プロデュースしていたのは
彼女ではなく、確かあずささんだったはずだ。
気を抜くとそれすら不確かになるから困る。

さて、とするとこの世界にも何かしら奇妙な相違点があるに違いない。
そんな目で辺りをキョロキョロと見回していると早速目に映った物がある。

「雪歩、そのストラップは……?」
俺は雪歩の携帯にぶら下がっている異質なストラップを指差して尋ねた。
それは長い胴部を弓なりに反り返らせていて
その先端に茸の傘に似た柔らかそうな桃色の頭部を掲げている。
濃桃色の細長いツタのようなものが何本も胴体に巻き付いていた。
ご丁寧に二つ球の入った巾着を根元に携えているそれは、どうみてもチンポである。
ローマ人が日本の風呂に入りまくる漫画で見たティンティナプラムにそっくりだ。
「これですか? ふふ、可愛いでしょう」
雪歩は笑顔でその竿部を握りながら言った。

「か、可愛い……?」
確か雪歩は異性が苦手だったはずだ。
元の世界で初めて会った時も、遠巻きに俺に話しかけていた。
そんな娘が男の象徴を模した醜い玩具を可愛いと言っているのだから耳を疑う。
一体どういう事なんだろうか。
「本当はもっと大きいものが欲しいんですけど、流石に高くて買えないので……」
雪歩はそのストラップの頭部を細指で優しく弄いながら話す。
美少女が肉根状の玩具を愛おしそうに撫でている。
その妖しい光景を見ていた俺の股塔は自然と奮い立ってきた。
「でも、小さいものは小さいもので味があると思います」
「そうか……は、恥ずかしくないのか?」
恐る恐る尋ねると、雪歩はきょとんとして俺を見つめる。
そしてまた眉尻を下げてあのウィスパーボイスで叫んだ。
「や、やっぱり……この歳でこんな小さいおちんちんで
 満足していたら恥ずかしいですかっ!?
 こんな……こんな私は、穴掘って埋まってますぅ――っ!」

「違う違う! そうじゃなくて……!」
雪歩から二本目のシャベルを引き剥がして俺は続けた。
「その、女の子が……こんなストラップをつける事だよ」
「? ……いいえ、女の子なら誰だって
 おちんちんに憧れますし、普通の事だと思いますよ」
「そ、そうなのか……?」
「あっ、そう言えばこの前貸した漫画……読んでくれましたか?」
「えっ、あっ……!」
漫画の事なんて初めて聞いた俺は、慌てて鞄の中を調べた。
確かに少女漫画が一冊入っている。
「これかな?」
「そうです。どうでした? どの話がお気に入りでした?」
「え――っと……」
俺は漫画をパラパラとめくると、ヒロインと思しき表紙の女の子が
男に告白されるシーンがまず目に入った。
「ヒ……ヒロインが告白を受ける所が良かったな……」
「そうですか! 確かにヒロインの想いが実を結んで
 男の子が最後に熱いおちんちんを握らせる所は盛り上がる所ですしね」

雪歩の言葉に俺は耳を疑って改めて漫画を開いて目を通していく。
目に入れたシーンの次ページをめくると、確かにいけすかない美形男子が
剥き出しにした赤黒い肉根をヒロインに触らせて真顔で告白している。
どう見ても変態なのだが、漫画内のヒロインも雪歩も何の疑問を持たずにときめいていた。

「ざ……斬新な告白だな……」
「? そうですか? 告白の仕方自体は結構王道だと思いますけど……」
「あっ、いや、……ほら一捻り二捻り加えたものばかり見ているからさ
 却ってこう安定感があるというか、新鮮というか……」
「ああなるほど。確かに王道と言われるだけあってホッとしますよねぇ……。
 おちんちんって、心臓と同じで男の子の緊張や興奮が硬さや熱になって
 ダイレクトに伝わってきますから、ジンときちゃいますよね。
 一番大事な所を相手に差し出す訳ですから、ときめかない女の子はいませんよ」
少し状況把握がついていけなくて頭がクラクラするが
どうやらこの世界の男性器ははっきりした告白ツールとして機能しているようだ。

「ゆ……雪歩は、こんな告白……好きか?」
「ええ。最初は戸惑うと思いますけど……私は好きですよ?」

「じゃあ……」
俺は雪歩を物陰に連れて行き、辺りに人の目がいない事を確認すると
意を決してトランクスごとズボンを脱いだ。
女の子に下半身を露出する興奮から、俺の肉根はドクンドクンと強く脈打ち
矛先をぐぐっと雄々しく持ち上げて屹立している。
目を丸くしている雪歩のしなやかな手を掴み、それに寄せて握らせる。
彼女の手指の感触に包まれ、愚息は一層その身に淫血を充満させ膨れ上がった。

「雪歩……好きだ」
常識的――何が常識的でそうではないのか時折分からなくなる――に考えて
これは強制猥褻という名の完全な変態行為だ。
俺の判断が間違っていれば、即豚箱行きとなり社会的に抹殺されるだろう。
でも構わない。どうせ一度死んだ身なのだから玉砕覚悟で行動できる。
今の自分の命は仮のものに過ぎないのだし、童貞時代に出来なかった事をやっておきたい。
「あっ、あの……本気ですか?」
俺は黙ってうなづいた。
俺は切なくなってきた肉根を雪歩の手で軽くしごいた。
彼女はぽろぽろと涙を流し始めた。
やはり考えが甘かったかと後悔して離そうした俺の手を
彼女はもう片方の手でしかと押さえた。
「こんな風に私を思ってくれて……私、すごく嬉しいです……」

   #  #  #

「んぅ……っ、プロデューサー……」
雪歩を自宅に連れ込んだ俺は、男女の理に従って早速彼女を抱いた。
雪歩のキスは、正に天使のように清らかで愛らしいものだった。
受動的で慎ましい態度は、失われつつある美しい大和撫子そのものである。
その白色の清純さはまた発情した雄の征服欲を刺激した。
俺は無遠慮に口唇を舌で犯し、彼女の蜜唾をじゅるじゅると吸いまくった。
その味と震える可憐な唇が、俺の理性をあっという間に溶かしていく。

「あんっ……」
雪歩の緊張を解しながら、ゆっくりと首、胸、腹とその清純な乙女の身に舌を這わせていく。
ちんちくりんと言いながら彼女は中々美しい媚乳をしている。
俺は舌鼓を打って頬をすぼめ、彼女の乳突を甘くしゃぶった。
嬉しい事に彼女は乳首が敏感らしく、指先や舌先でクリクリと弄くると
すぐに硬勃して甘い弾力を返してくる。
可愛い臍穴も見逃さずにしっかりと味わいつつ、俺の舌はいよいよメインの花唇に到達した。
恥毛の薄く茂っているそこは、指で軽く開くと
透き通るような桃色をしていて溜息が漏れる程美しい。
ほのかな美しさと上品な淫気が見事に調和していた。

「あの……」
恥部を舌で愛撫しようとすると、雪歩の手がそれを遮った。
「前は汚いので……止めて下さい。するなら、こっちに……」
そういうと雪歩は目の前でクルッと身を翻して四つん這いになり、悩ましい桃尻をこちらに向けた。
美尻の渓谷には朽ちた桜色の秘肛が大気に晒されて慎ましやかに蠢動している。
男と同じ排泄する器官だというのに、何故美少女のアナルはこうも美しく魅力的なのだろうか。

「お尻の方がいいのか?」
「? はい、普通はそうだと思います」
美肛を前にして俺は雪歩の言葉に何か引っかかった。
「普通って……前は赤ちゃんが産まれてくる場所なんだから
 肛門より汚くないと思うけど……」
「……? どうしたんですかプロデューサー。
 子供は後ろの穴から産まれてくるじゃないですか。あべこべですよ」

その時、新しい記憶の奔流が頭脳に湧き起こった。
そうか、そういえばここは別次元の世界だったな、と改めて思った。
かなり遅刻したこの記憶補完によると、どうもこの世界の女体は
肛穴と膣穴の役割と清潔感が逆転しているらしい。
それだけでなく、肉根による肛門性交が最も深い愛情表現として認識されているのだそうだ。
今まで色んなアイドルたちと接してきたがアナルでした事はなかったな
と思い起こしつつ、俺はこの特殊な性意識の世界を堪能してやろうと舌なめずりをする。

「あんっ……!」
興味津々の俺は雪歩の美肛に鼻を寄せて嗅いだ。
出産用の穴というが、肛臭は俺の世界とそう変わらない。
しかし女のものというだけで排泄孔のそれが、燻ったアーモンドのような
芳しい香りに感じてしまうのだから不思議だ。
舌でぬぶりと肉肛を穿つと、ココアに似た甘い痺れが味蕾を撫でてくる

「あはぁっ……! ああっ……!」
俺は夢中になって雪歩の肉蕾を丹念にほじくり犯した。
美少女という存在は本当に何から何まで男と違っている。
内外の境界を肉皺の一筋一筋に至るまで舐っていると
肛肉は悩ましく収縮して、俺の淫舌をきゅうきゅうと締め付けてくる。
その様が何ともいじらしくて、俺は肛穴の味が薄くなるまで舐めまくった。

「はぁっ……んっ……」
痴姦を堪能すると、ヌボォっと肉舌を抜き取った。

雪歩は布団に顔を伏せたまま、ぽっかりと開いた牝肛をこっちに見せている。
唾液と腸液の混じった恥汁がその淫穴からいやらしく垂れ落ちていた。
「……挿入れていいか?」
ほぐれた牝肛にズブズブと親指を根元まで挿して尋ねる。
雪歩は淫指の蠢動に甘く切ない吐息を漏らしつつ、喘いだ。
「はい……お尻の方が絶対気持ち良いですし……」
ここの雪歩は本当にお尻が好きなのだなと苦笑しつつ
俺は指を抜いた後、彼女のスベスベした尻肌を手のひらで撫で愛でる。
今夜はとことんこの淫尻をハメまくってやる。
「いくぞ」
美しく渓谷に咲く肛華に肉根をあてがった。
初めて味わう美少女の肛門に、自然と鼻息が荒くなる程興奮する。
この世界では清潔だそうだが、本来不浄と見なされる排泄穴を
性欲処理に用いるのは、背徳感を覚えてならない。

「あはぁ……っっ!」
雪歩の処女肛が俺の太々とした肉根を捉えて、奥へと受け入れていく。
まるで味見するように彼女の肛襞が侵入者にすり寄り、淫らに攻め苛む。
「くうぅ……!」
俺は快悶しながら雪歩の処女肛を淫犯した。
今まで食ったアイドルたちの前孔に負けないくらい、雪歩の痴肛は魅力的だった。
肉柱に痴襞がきゅうきゅうと吸い付いてくる様は、際限なく射精欲をかき立てられる。
冬空に舞う白雪を人に昇華したような美少女が、醜くすぼんだ不浄の穴で
淫々と嬌声を長く漏らすのだから、興奮しない訳がなかった。

「雪歩……ケツ穴でチンポチュパチュパするの、気持ちいいかぁ……?」
わざと猥語を耳元に囁くと、雪歩の恥肛が反応して肉根を搾ってきた。
「んん……っ! は、はいぃ……! お尻の穴感じ過ぎて……
 おかしくなっちゃいそうです……っ!」
頬を赤らめて俯く雪歩は、雄の情炎を煽る言葉を漏らす。
その様が可愛い過ぎてこっちも狂ってしまいそうだ。

「よぉし、じゃあ今日はトコトンおかしくなろうか」
理性をかなぐり捨てた俺は雪歩の白尻を鷲掴みし、充淫した恥槌を再び激しく繰り出した。
雪歩はベッドシーツに顔をうずめている。
美しいうなじを見せつけながら、彼女はしきりに首を左右に振っていた。
肉根を頬張る蜜尻はほのかに淫熱を帯びていて俺の雄を魅了する。
グリンとツイストを交えて突き攻めると、彼女は一層長く露気を持った嬌声を漏らす。
その細くか弱げな声が、俺の遺伝子に巻きついて一向に放そうとしない。

「雪歩ぉ……! もう限界だっ、射精すぞぉ……ッッ!!
 お前のやらしい、とろついたケツ穴に、たっぷり雄の濃厚発情ミルク
 ビュルビュルと浣腸しまくってやるからなぁ!!!
 しっかりアナルアクメをキメて、全部残さず飲み干すんだぞッッ!!」
「はっ、はい……っ! イキますぅ……!
 私……プロデューサーの素敵なおちんちん感じながら……!
 ……んぅ……!? あっ、ああっ……あっはぁぁぁ――ッッ!」
俺は腰を突き出し、雪歩の尻肉に指をぐっと食い込ませた。
極まった淫根は鈴口からどびゅうぶびゅうと大量の白淫を乱れ放つ。
膣のように収縮する淫肛が、その雄汁を漏らさずしごき飲んでいく。
眼下の雪歩の媚肢はビクビクと長い痙攣を起こして末端まで痴幸感を伸ばしていた。

   #  #  #

それから俺は雪歩の両親と面会し、公にはしていないが家族公認の彼氏となった。
どう見てもカタギの人間でない萩原家の当主と対面した時は流石に肝を冷やしたが
雪歩の助言もあって平和的に解決した。
雪歩を送る時に刺青を羽織った強面の男たちが出迎えるのは未だに慣れないが
最高の美少女の痴肛を存分に掘り犯せるのはいい。


(しかし……)

雪歩との肛交を存分に味わい尽くしていた俺は、手付かずのままな膣穴が
目に入る度に興味を持ち始めていた。
平凡な愛交も何度か交わし合えば段々とマンネリ打破のために変態化してくる。
そしてそれが禁じられている事ならば、尚更だ。
俺は雪歩の膣姦への思いを中々断ち切れないでいた。
それは意識すればするほど、いよいよ頭の中にこびりついて離れず
強く理性を揺さぶってくる。
やがて我慢が出来なくなった俺は、ある日のセックスで
雪歩を強引に押し倒し、不浄の前穴を犯した。
一度味見をすれば悶々とした葛藤もなくなると安直に考えたのだ。

「プロデューサー……駄目ぇっ!」
その時雪歩は涙を流して拒んだが、これが更に俺の加虐心を煽った。
雪歩は本当に罪な娘だ。
美しく可憐な容貌で男の父性的な庇護欲をかき立てる一面と
徹底的に媚体を蹂躙し尽くしたいサディズムを誘う一面を併せ持っている。
どちらにしても雄の煩悩を揺さぶってしまう存在なのだ。

「雪歩っ……! 雪歩ぉ――ッッ!」
「やぁ……! 抜いて……抜いてぇ……ッッ!」

泣き叫ぶ雪歩を組み敷いて犯した俺は、たまらずどっと無情の淫汁を放つ。
美少女の淫身を汚し尽くした痴感は脳内麻薬として全身に行き渡っていく。

「ごめんな、雪歩……雪歩?」
射精を終えて肉根を引き抜いた後、雪歩はずっと泣いていた。
俺は何度もなだめたが、彼女は一向に泣き止まない。
俺が事の重大さに気づいた時には既に遅かった。
肛門性交を最大の愛情表現とするという事は、つまり
膣門性交を最大の侮辱であり恥辱とする事と表裏一体だったのだ。
塞ぎ込んだ雪歩から無理やり事情を吐き出させた義父は
すぐ俺を捕まえて私刑に遭わせた。
萩原家の若衆たちに殴打の嵐を受けた俺は
両足両腕の骨を折られてまともに動く事すら出来ずに床にうずくまる。

「お願いお父さん……! プロデューサーを許してあげて……!」
血だらけ痣だらけの俺に縋り付いて雪歩は命乞いをしてくれた。
そのお陰で俺はその場で止めを刺されずに済んだ。
「……可愛い一人娘の頼みだ。
 命は助けてやるが、手前がどんなにバカげた事をしやがったのか
 仕置き部屋でじっくりと考えておけ!」

俺が運ばれた仕置き部屋は萩原家の地下にあった。
光の届かない薄暗い地下の奥にあるそこは、正に生き地獄そのものだった。
目と耳を塞がれた俺は手術で腹に穴を開けられた。
そこからチューブを通して毎日三回流動食が流し込まれる。これが食事だった。
剥き出しの肉根は様々な薬物を注入されて肥大化し、常時勃起した状態を維持された。
「使用しない」時は、搾尿器が自動的に尿を除去する。
尻穴はバキュームポンプを挿されて強制的に排泄物を引き出していった。
この仕置き部屋は幹部の情婦に手を出した不埒な男たちが押し込まれる場所だ。
彼らはここで一切の人権を剥奪されて廃人と化しながら人間便器として相手に奉仕するのだ。
この煉獄はそんな彼らが己の罪を償う漆黒の空間だった。

一日に数回、雪歩は仕置きの一環として俺に小便を飲ませてくる。
それが唯一この喉を通り、口を潤す甘露だった。
彼女はその度に拘束されて風呂に入れない俺の身体をしばしば綺麗に拭いてくれた。

「プロデューサー、ごめんなさい。いつかここから出してあげますから……」


雪歩はそう言ってくれていたが、俺はほとんどそれに反応出来なかった。
毎日注入される薬物の副作用により、俺はいつの間にか抵抗する力を失っていった。
思考がみるみるうちに鈍化し、手足の感覚は薄れて動く事すらままならない。
女側は希望によって人間便器と肛交をする事が許されている。
変わり果てた鬼根で雪歩を悦ばせ、握り拳大に膨れた痴睾より
恥精をどくどくと登らせる事が「愛肛玩具」としての俺の存在意義だ。

「……。……。……」

このまま、時間が、経つ。
俺は、考えられない。
足、腕、動かない。
玩具となる、自分、怖い。
俺は誰、思い出せない。
助けて、タス……ケテ……。






◆アナザーワールド七話:女王とシンデレラ(P×伊織×やよい)

「こらぁっ! とっとと起きなさぁいっ!」
「うぐぅ……っ!」
思考の停止していた俺の横腹に誰かが蹴りを入れた。
久し振りに痛みを感じ悶えた俺は、床に見事頭から落ちる。
忘れかけていた鈍い痛みを感じながら目蓋をこすって薄目を開けると
良質のきめ細かな赤色の絨毯が目に入った。
「プロデューサー、大丈夫ですか?」
絨毯の海に沈んでいる俺を、ボリュームのあるツインテールを携えた少女が覗き込んだ。
ぼんやりとだが、思考が戻ってくる。彼女に俺は765プロで会った事がある。
盛夏の向日葵のように明るい少女――高槻やよいだ。
「八分の寝坊よ!」
やよいの隣で眉間に皺を寄せながら怒っている少女にも見覚えがある。
張りのある額を魅せるオールバックと桜色のリボン。
腕に抱いている兎のぬいぐるみ。水瀬グループの令嬢、水瀬伊織だ。
周りを見回すと、見たことのないやたら広い洋風の寝室だと知った。
少なくとも雪歩の家にあるあの暗くおぞましい懲罰室ではないようだ。
地下の劣獄から解放された喜びに思わずはらはらと涙をこぼしながら
ここはどこかと聞いたら、伊織に耳を思い切り引っ張られた。

「まだ寝ぼけているの! 私の家に決まっているじゃない!」
「伊織ちゃん……もしかしてプロデューサーさん、さっきベッドから落ちた拍子で頭が……」
やよいの低い不安声に、伊織も俺の正気を心配し始めた。
「だ 、大丈夫よ! 高さだってそんなにないし……
 ねぇあんた!大丈夫でしょう!? 大丈夫よね!?」
体全体にある痛みが愛おしく、生きている実感を噛み締めていた俺は
伊織に尋ねられてハッと我に返った。
「あ……ああ……」
「いいですか、プロデューサーさんは私たちの家でこれから家政夫さんとして一緒に暮らすんですよ」
状況が今一つ読み取れていない俺に、やよいが優しい口調で教えてくれた。
「一緒に……?」
「はい、結婚しましたから」
「結婚……俺と、どっちが?」
「本当に大丈夫……? ここで結婚の可能性ある人間なんて
 常識的に考えて私とやよいしかいないでしょう!」
二人を前に俺は例の帳尻合わせが脳内に訪れるまで馬鹿みたいに口を開けていた。
そして思い出したように突如補完されていくいい加減な記憶によると
この世界では同性愛が広く承認されているらしい事が分かった。
ここは日本だろうが、どうも同性同士の結婚まで可能だそうだ。
流石に伊織とやよいの年齢での結婚は早い方だが、倫理的に問題視はされないらしい。
それどころかこの世界は完全に女尊男卑の思想に染まっていた。
それというのも、恐ろしく医学の発展したこの世界では
同性同士の妊娠出産まで可能になっていて、生殖面で男性の世話になる必要はあまりないからだ。
また、女性の社会進出や地位は日に日に増していて、同性婚は上流家庭の象徴として確立されている。
いつしか男たちは彼女たちに蹴落とされ、資力を付けた女性たちは次々と同性結婚していく。
そんな彼女たちが男性を家政夫として雇う事も珍しいものではないようだ。
男性は正社員でも食っていけないので彼女たちに寄生するか、余り者同士で結婚するしかなかった。

「やよいがどうしてもと言うから、アンタを家政夫として雇ったのよ。
 水瀬家に住むからにはちゃんと働きなさい!」

状況を把握した俺はその日から水瀬邸で家政夫として暮らした。
とは言っても伊織の家は既に何人もの使用人がいるため、仕事自体は少ない。
それより深刻なのが使用人たちとの交流だ。
何せ同性婚が蔓延しているから、男性使用人の溜まり場はソドムの巣窟のようになっていた。
「君、いいカラダしているね。今夜俺の部屋で燃えてみないか?」
度々俺は先輩給仕たちに意味深な熱視線を送られ、抱きつかれたり
尻をねっとりと触られたりするなどのセクハラを受けて貞操の危機を覚えた。
雪歩の世界よりも幾分かマシであるものの、恐怖である事には変わりない。
早くこの世界から抜け出さないと、そのうち俺は俺の知らない俺になってしまう。
だが俺の願い空しく、プロデューサー兼家政夫という
尻穴を死守し続ける使用人生活は三ヶ月続いた。

   #  #  #

そんなある日の事だった。
屋敷内外の仕事が終わりすっかり疲れた俺は
他の使用人たちの目の届かない倉庫でしばしの安息を貪っていた。
そんな所に、胸元の携帯が鳴った。着信先を見ると伊織の携帯だ。
今の仕事を切り上げて自分の部屋に来いという内容だった。
遅刻は厳禁だと身に染みているので、早く足を運んだ。

「遅刻はしなかったわね」
中に入ってまず目に映った光景は、一糸纏わぬ姿で肩を寄せ合っている伊織とやよいの姿だった。
それを見た俺は込み上げてくる歓喜を抑えて、両拳を握った。
不慮の事故で若死にし、パラレルワールドをたらい回しされ
最近は生きたまま肉便器にされた不幸の身だが
俺は何の因果か、それぞれの世界の美少女アイドルたちと結ばれる幸運に恵まれている。
だからこの世界でもそのような嬉しい巡り合わせがいつか来ると心奥で期待していた。
そしておあつらえのシチュエーションが今、舞い込んできたのだ。

「うんうん。分かったよ、二人共。
 多少疲れているが、今夜はお前たちのために上質な情熱を
 注ぎ込んであげようじゃないか!」
そんな俺を見て伊織は眉をしかめる。
「? 何、勘違いしているの?」
「えっ」
「何にやついているのか知らないけれど、アンタは部屋の見張り番よ。
 扉の前に立っていて」
「それは……」
「お願いしますね、プロデューサー」

   #  #  #

「やよい……」
「あん、伊織ちゃん……!」
扉の向こう側で幼女二人が仲良く幼い肢体を絡め合い、青い女悦を交わし合っている。
目を閉じると二本の髪尾を振って喘ぐやよいと
そんな彼女の反応を愛でながら余裕顔で恥唇を弄う魔性の伊織の姿が浮かび上がる。
彼女たちの悩ましい姿が近くにありながら
俺はただドアの前でズボン越しに愚息をしごく事しか出来ない。
こんな展開があっていいものだろうか。
苦行以外の何物でもないこの状況で、俺は二人の嬌声をおかずにして手淫に没頭した。

   #  #  #

「……入りなさい」
睦まじい愛交の情景を爪を噛みながら想像していた俺に
扉の向こうから伊織が話しかけた。
室内に入ると、伊織は事後特有の恥香を漂わせて裸のまま俺を見据えている。
淫水でしっとりと湿った恥部も隠さず、実に堂々とした態度で
仁王立ちしている彼女の姿には、興奮以前に一種の爽やかさを覚えた。

「な、何だ。伊織……?」
「……やよいがね、アンタとセックスしたいんだって言い出したのよ」
伊織の言葉には抑揚の中に嫉妬の色をちらついている。
女性同士で妊娠出産まで出来るのだから
俺は家政夫とプロデューサーとしての仕事以外用無しだと思っていた。
彼女たちからその辺りの事情をそれとなく尋ねると、こう返答してきた。
この世界は同性同士の結婚が広く認知されていて、少なくとも同性愛者に対する偏見は存在しない。

しかし結婚出来るとは言え、体外人工受精による同性の受胎は
男女間の性交と比べて明らかに費用がかかる。
潤沢な資産のある水瀬家などでは伊織を含む一族全てが同性受胎
あるいは精子バンクから優良遺伝子を買い取って行う体外受精で誕生している。
一方で、高槻家のような比較的貧困な家庭は経済的な事情から
大半が費用のかからない異性との自然性交に頼って子供を産んでいるのが現状だという。
その差は二人の生い立ちにも良く表れている。
小さい頃から伊織は同性同士の受胎こそ人間的な交わりと教えられ
異性とのセックスは男尊女卑の臭いを残す時代遅れなものと彼女自身考えていた。
だが、やよいは違う。
彼女は異性間の性交で産まれ、男女の親の下で他の兄弟姉妹と育った為に
男女間の性交に対して侮蔑や偏見が全くなかった。
むしろ無機質で機械的な受胎よりも、温もりを感じながら愛の協同作業をする
昔ながらの性行為の方が好みに合っているようだ。

「やよい、本当にいいの? 精子で妊娠したいなら、水瀬グループの所有している
 精子バンクでいくらでも優良な遺伝子が手に入るわよ。
 ……なんでわざわざコイツなのよ?」
伊織は敵意剥き出しの視線を俺に向けている。
自分の愛する妻(?)が他の男を求めていると知れば平静でいられないのも当然か。
俺もやよいに真意を尋ねてみた。彼女とセックス出来るのは
滾るものがあるが、まず彼女の気持ちを知っておきたかった。

「私、最初の赤ちゃんはお父さんたちのように、生のせーしで妊娠したいんです。
 プロデューサーはお父さんみたいに優しくて安心出来るし、伊織ちゃんと同じくらい大好きです」
「やよい……!」
俺はやよいを抱き締めた。全身に伊織の鋭利な視線が突き刺さって酷く痛い。
だが、この女尊男卑の思想が吹き荒れる煉獄において偏見のないやよいは天使に思えた。
どの世界でもやよいは優しく俺を安心させてくれる。

   #  #  #

「よし……分かった! やよい、一緒に赤ちゃんを作ろう!
 やよいとだったら絶対良い子が産まれるよ!」
俺は言い終わらないうちからいそいそと衣服を脱ぎ捨てた。
既に肉根は破裂するかと思うくらい膨張していた。
美少女二人の濃厚なレズプレイを強制想像させられていたのだから無理はない。

「プロデューサー、優しくお願いしますね?」
やよいは既に仰向けになって、脚間にある柔らかそうな幼穴を左右に開いて俺を誘った。
マシュマロで出来ているのかと思うくらいふっくらした恥丘とすべすべした肌を
年齢不相応に生え揃った春毛が豊かに覆っていた。
その深林に開かれた淫楽の泉は美しい桃色で雄を無邪気に誘い込もうとしている。
そこに漂う背徳的な香りが俺の内にある肉色の欲望を絶えず刺激した。
「いくよ」
「はい、お願いします」
俺はやよいの雛穴に熱い猛根をずずと深く挿し入れた。
濡れているとは言え、異性を知らない幼女の初穴だ。
千早や律子に比べると明らかに締め付けが強かった。
「痛いか……?」
「だ、大丈夫ですっ……! お母さんも私や弟たちを産む時痛かったけれど、頑張りました。
 だから……これくらいは……」
目を潤ませて破瓜の痛みに耐え忍んでいるやよいには
庇護欲と愛玩欲を同時に覚えさせられる。
眼下にいる彼女を見据えた俺は、そっとその小さな耳に囁いた。
「やよい、力を抜いて……ちゃんと息をするんだぞ。出来るだけ優しくするからな」
やよいは小さくうなづいた。
それを確認した俺は、幼孔を慣らしていくために最初は浅くゆっくりとした抜挿を繰り返す。

「んくっ……! あぁ……っ!」
男の肉具に無知なやよいの牝は非常に緊々としていて、心地良い締め付け感を味わわせてくれる。
ゆっくりと雄の熱量を恥肉に伝え、幼い肉体を馴らしていくのはぞくぞくする興奮がある。
「ああんっ……!」
頃合を見計らって深く突き入れる。
小さな体つきだから膣奥に隠れた子宮口まで余裕で届いた。
「おおぅ……! 分かるかやよい?
 俺のチンポが赤ちゃんの入り口を叩いているのが……!」
「あっ……! は、はい……っ! プロデューサーの熱いおちんちんが
 お腹の奥をツンツンする度に……ふわぁっ、てなります……っ! 」
初めての訪問者に戸惑う淫宮の扉へ、俺は肉根を駆使して先走り汁を塗りたくった。
抜き挿しをすりおろした山芋のようにネチネチと繰り返していると
どうもやよいの幼身に女悦の種子が芽吹いてきたようだ。
それはぬくもり豊かな恥花を開花し、細波のように広がっていき
牝の悦びに充ちていく彼女の愛顔は、戸惑いと悦びの色が交互に表れている。
そしてそれは、次第に後者の色を濃くしていった。
少女が未知の淫楽に戸惑い、そしてそれを受け入れていく様が
俺の雄に屈折した興奮を熱く起こす。
「ああっ……あんっ……!
 何か……ふわっとして…っ、身体がおかしくて……
 よ……っ、良く分かりませぇん……!」
やよいは無意識に俺の手を両手でギュッと握って叫んだ。
同性愛でしばし味わうクリトリスの刺激とはまた違うボルチオ性感を
他ならぬ俺によって開発された彼女は、正に未知の絶頂へ達しようとしていた。
「やよい、大丈夫だよ。安心して気持ち良くなれ……。
 俺が良質のDNAを載せた孕ませミルクを、ココにたっぷり注ぎ込んで
 可愛く元気な赤ちゃん、作らせてやるからな!」
絶対にやよいを孕ませる――その思いを強く込めた力強い淫肉ピストンを
尻肌に汗を滲ませながら何度となく繰り出す。
やよいはその痴交に半ば悦狂しながら、瞳を潤ませて盛んに牝声を張り上げた。
「――っ……! んはああ……っ!」
猛交の末に、俺は肉先から高粘度の雄液を
大量にやよいの子宮へとガンガン注ぎ込んだ。
散々焦らされていたためにかなり濃縮された男精は
戒めを解かれるやいなや暴射の限りを尽くし
彼女の恥襞の狭間に至るまで染み込んで犯していく。
やよいは重厚でどろりとした淫精をまともに子宮で受け
孔奥の牝が啼くままに快を叫んだ。
彼女の小さな足が背中の後ろで宙を蹴り、爪先まで肉悦を行き渡らせているのが感じられた。
「はぁ……はぁ……」
「どうだった……やよい……?」
男の妙味をしっかり伝えたという手応えに、俺は今までに満足感を覚えていた。
俺の問いに対して、やよいはまるで向日葵のような笑顔で答える。
「き、気持ち良かったですぅ……」
初めての感想は、それで充分だ。
射精後の気だるい開放感を堪能した俺は、そのままやよいにキスをしようと唇を突き出す。

   #  #  #

「ちょっと!」
そんな矢先、伊織が俺たちの間に割って入ってくる。
彼女はやや眉を吊り上げて俺を睨んでいた。
彼女にとって俺は初受胎のチャンスを奪った間男な訳だから、まあ機嫌が悪いのは当然だろう。
雇い主の機嫌を損ねてはいけないととっさに身を引っ込める自分の行動に
いつの間にか根付いてしまった哀しい奴隷体質を感じざるを得ない。

「済まない、伊織。これ以上は何もしないからさ」
「……。あんた、何もしないつもり?」
「えっ」
「やよい一人で終わらせるつもりか、って聞いているのっ!」

伊織の意図を図りかねていると、やよいがむくっと起き上がって俺の耳元にコソコソと囁いた。
「プロデューサー。伊織ちゃんは、私が気持ち良くなっている所を見て
 きっと自分も男の人とのエッチ、してみたくなったんですよ」
なるほど、と唸った俺はそれならばとこの素直になれない伊織にも
男女で紡ぐ愛の悦びというものを教えてあげようと思い立ち、ニヤリと笑う。
「分かった。伊織にもちゃんとエッチしてあげるからな」
「べ、別に私はして欲しいなんて一言も言ってないけどっ!
 ……まあ、あんたは猿並みにサカる事しか出来ない下等な雄だから
 どうしても我慢出来ないのなら少しだけ相手をしてやってもいいわ!」
やよいとは対照的とも言える高飛車な反応だが、これはこれでどこか可愛らしくて魅力的だ。
彼女の心を素直にさせ付き合えるやよいは、性別とか関係なくお似合いの相手と言える。

「じゃあ、早速……」
「ま、待ちなさいっ!」
早速押し倒そうとした俺に向かって、伊織は両腕を控えめな胸の前にピンと伸ばした。
「前はその……あまり好きじゃないから
 ……後ろ、そうっ、後ろからしなさい!」
その言葉の真意を俺は伊織の様子から読み取った。
俺に美しい小尻を向けて四つん這いになっている彼女は
寒くもないのに微かに震えていて、ベッドシーツをギュッと固く握り締めていた。
要するに、彼女は未経験に近い異性とのセックスが怖いのだ。
レスボスの女は潜在的に男根を恐れるというし、無理のない事かもしれない。

「んう……!」
伊織の気持ちを汲んだ俺は、やよいの時よりも慎重にその処女穴へ雄槍を挿し入れた。
最初は肉兜のみを潜らせて、力の入った狭い花穴をじっくりとほぐしていく。
雁首で何度も恥門の境を刺激し、時折親指の腹で雛突をクリクリと弄くる。
勝手知った類のエクスタシーが男の俺の手によって与えられ
じんわりと彼女の肉体を熱くさせていく。

「ど、どうしたのよ!? 早く入れたらどうなの!」
荒々しくされるとでも想像していたのだろう。
予想に反して男からの肉悦を楽しんでしまう自分を、伊織は恥じているようだ。
「いやぁ、全部入れて伊織が失神すると可哀想だからさ……」
俺はわざと伊織を煽って虚栄で塗り固めた言葉を引きずり出そうとした。
案の定、舐められていると思い込んだ彼女は眉間に皺を寄せてこうキツい口調で俺に言い放つ。
「ば、馬鹿にしないでよ! あんたのショボいカスチンなんかで
 この伊織ちゃんがイク訳ないでしょうっ!」
ある程度予想していたものの、自慢のペニスをカスチン呼ばわりされた俺は
少しとさかに来た。男を知らない生意気な娘に少しキツいお仕置きをしてみようと思い立つ。
「でもなぁ〜〜、どうしようかなぁ〜〜」
俺は結合部がむず痒くなるように、もぞもぞと小さく肉頭で伊織の恥肉を弄い続けた。
煮え切らない態度で淫門を擦るだけの俺に、伊織はその細く美しい眉を吊り上げた。
「は、早く入れなさいってば……っ!」
「う〜ん……」
「聞いてるのっ、この変態プロデューサー!
 ……ああ、分かったわ!
 どうせそのダサいカスチンを入れた途端我慢出来なくて醜態晒すのが怖いんでしょう?
 優しいやよいと同じような反応をしてあげるなんて思わない事ね!
 どうせあんたは私に勝てないんだから渋ってないでさっさと……」
伊織の口から次々と罵詈雑言が流れ出てくる。
早口でまくしたてるのは余裕がないからだ。
きっと早くこの緊張から解放されたくて仕方ないのだろう。
それならば……と俺は前触れもなく彼女の純穴を熱い淫槍で一気に根元まで挿し犯した。

「ひぃぎいいい――っ!」
荒々しい侵略者に不意を突かれた伊織は、豚が絞め殺されたような獣声を張り上げた。
彼女を護っていた乙女の愛膜は一瞬のうちに破れ散り、無残な破瓜血を結合部の隙間に見せている。
「ば……馬鹿ぁ……っ! いきなり、奥まで挿れるなんてぇ……っ!」
伊織は声と小さな肩を震わせながら、振り返らずに言った。

一瞬にして乱暴に汚された恥辱とズキズキと広がる痛みに
必死に耐えているのがよく分かる。

「……早くしろと言ったのは、伊織だろう?」
無慈悲に言い捨てた俺は、間髪入れず伊織の美尻を背後からガツガツと淫突し始めた。
やよいの時のように加減をつけたりはしない。
このしょぼいカスチンの全力とやらを味わってもらおうじゃないか。
「んああっ……! あはぁっ……! ダメぇ……!」
美少女の白尻に無慈悲な犯根の応酬が刻まれていく。
真上から見下ろす伊織の尻は上品な肉付きであり、幼いながらゾクッとする色気がある。
精力が尽き果てるまでいくらでも突いていたくなる魔性の淫尻だ。
俺が伊織に与えるべきは純潔を蹂躙される恥感だけではない。
本来牝が膣内で味わうべき女悦の妙味だ。
鈍痛に隠れるようにして身体にどっと拡散していく未知の肉悦に
彼女の体は困惑しながらも徐々に歓喜の色に染まっていく。
きゅうきゅうとした恥肉の隘路もその悦びを伝えんばかりに
一斉にいやらしい蠢動を重ねて俺の肉根を締め上げた。

「んうう……! ふぅ……太いぃぃ! 苦しいぃ……っっ!」
伊織は知らないうちに快涙を頬に迸らせていた。
小さな手は引き裂かんばかりにベッドシーツを引っ張っている。
普段の高飛車で勝気な態度のお嬢様の姿は、もう見いだせない。
今ここにいる彼女は、男と女の交わりを覚え始めたどこにでもいる一人の生娘だった。
「伊織……可愛いぞ……っ!」
暴れ狂う本能に俺はあえて振り回されながら、この伊織を心ゆくまで可愛がった。
一挿一抜の度に健気に反応してきゅうと締まる彼女の花穴は
ツンとした彼女の内情を表しているようで大きな魅力に充ちている。

「どうだ伊織、気持ち良いか?」
「馬鹿ぁ……言える訳ないでしょう……っ!」
伊織は語尾を上擦らせながら答えた。
何とか威勢を保とうしているが、かなり無理をしているようだ。
「ふーん……言えない、という事は男のチンポが気持ち良くて言えないのかなぁ?」
俺は気丈に振る舞う少女を堕としきろうと、盛んに孔奥へ淫突を繰り返し
そのいたいけな恥宮をいやらしく攻め立てる。
「あはぁ……!」
「良いんだぞぉ〜〜? 気持ち良いって言っちゃっても。
 女の子が男の熱いチンポで沢山マンコをヌキヌキされて感じるのは
 何も恥ずかしい事じゃないんだぞ?」
伊織は背中越しに俺を睨みつけた。
涙で滲んだ瞳に屈辱と快感の色がない交ぜになっているのが見て取れる。
「だ、誰が言うもんですかっ!
 男とのセックスなんて野蛮極まりないし全然……いひぃっっ、き、気持ち良くないわっ!
 やよいとエッチする方が何倍も楽しいし、気持ち良さだって……!」
「ふむ。……じゃあ、今から伊織の百合マンコに
 本気オスチンポの味というものを御教授しようか!」
俺は底意地の悪い笑みを浮かべて、伊織の膣孔を大袈裟にかき回した。
腰を強くツイストさせて、若い恥肉の襞を強引に右に左にとこね上げていく。
彼女の恥孔に俺の肉根の形を無理やり覚え込ませるのだ。
「あひぃぃっ……! や、やめ……っっ! んくぅぅ……っっ!」
伊織は快悶しながら背を弓なりにしならせて長く妖しく喘いだ。
徐々に身体の中が侵略され、雄の形状を教え込まれている困惑と
淫悦の響きが火花のように絡み合っている事だろう。
そんな彼女の艶姿に興奮を募らせた俺は、愚息から淫涎を阿呆のように垂れ流して悦んだ。

「ああっ……! 伊織のナカ、キツキツでたまらんっ……!
 もうチンポ限界……ああっ、今にもイキそう……!」
俺は伊織の慎ましくも気品のある媚乳を優しく愛撫して、囁いた。
自分を痴犯している男の射精限界を知った彼女は髪を振り乱して、逃れようともがいた。
しかし既に俺の淫根は彼女の恥奥に深く楔を打っている。

彫りの深い肉傘や緊々とした牝孔がしっかりと噛み合っていて容易には外れない。
「だ、駄目よっ……! 私はやよいの子供しか産まないんだから!」
泣きすがるような伊織の声を無視して、俺は彼女の背中に張り付き、種付けピストンを荒々しく繰り出す。
腰に絡ませた俺の太腕は彼女をしっかりと捉えて離さない。

「そんな事言ったって、伊織の子宮口がチュウチュウとしゃぶりついて来て
 おねだりしているんだぞ? チンポの出す生ミルク、ゴックンさせて……ってな」
「うっ……嘘よっ! 嘘よっ!! デタラメな事を言わないで!!」
既に蜜器の隅々まで染み込んでいる性悦を、伊織は顔を枕に擦らせて必死に否定した。
しかし俺の口走った事には何の誇張もない。
実際伊織の牝膣は異性を求めて妖しく啜り泣いていた。
「やぁん……っ! いやぁ……っっ! そ、膣外に出してぇっ……!
 ナカはっ、ナカはいやなのぉ……っ!」
髪を振り乱して泣き叫ぶ伊織を眼下に捉え、俺は歯を食い縛って低く呻いた。
抗いきれぬ肉悦が轟々と音を立てて内奥から溢れ出てくる。
このまま下腹部の肉皮を食い破るかのような凄まじい力だ。
伊織は既に何度か軽い頂を登ったらしくだらしなく枕を
蜜涎で汚しながら言葉を途絶えがちにして可愛くヨガり続けている。
彼女の快叫に構わず、その未成熟な牝を一点集中で攻め立て
俺は精力の続くままに蛮犯しまくった。

「伊織……いくぞぉっっ! 雄の搾りたて繁殖用ザーメン
 キンタマで濃縮しまくったから、たっぷりマンコで味わってくれよっ!」
「いっっ……いやぁっ、だ、射精さないでぇ! 今出されたら……私……っっ!」
伊織の懇願はこれで最後となった。言い終わらないうちに
肉根の鈴口からは、白濁の精塊がどびゅうびゅうと我先にと飛び出していく。
恥肉の中に埋まっていてもいやらしい射精音が余裕で耳に入ってくる。
俺の放った濃厚雄種汁はやたら重く彼女の肉膣にぶつかって猛散し続けた。

「んはぁ……! やらぁぁぁっ……! 男の下等遺伝子植えつけられて孕んじゃう――っっ!!」
力余ってビリビリとシーツを破きながら、伊織は引きつりがちに息をしていた。
牝悦と恥辱で理性が決壊した彼女は、こうして感じ抜いて上り詰めた。
遠慮のない爆射は牝宮の戸をも激しく叩き、その内に侵入して白濁に染め上げる。
俺は伊織の身体をぎゅうと抱き締めて、恥根の律動が止むまで注ぎ込んだ。
「やぁっ……んっ……オマンコ……重ひぃ……!」
確かな受精の手応えを感じた俺は、頃合を見て一仕事終えた肉根をヌッと抜き払った。
肉栓を失った伊織の蜜穴は、牡槍の形のままぽっかりと開いている。
過剰に注ぎ込まれた受精ミルクが膣外にだらしなく垂れていた。
未知の悦感に伊織は滂沱の歓涙で枕を濡らし、しばらくの間悪態をつくのも忘れて放心し続けた。

   #  #  #

数日後――。
「ちょっと! メールが来たら早く来なさいって言っているでしょう!」
息を切らせて控え室に着くと、伊織とやよいは既に裸になって準備していた。
「二人共、そろそろ衣装に着替えておかないと出演が……」
「テレビ出演なんかよりも子作りセックスの方が大切に決まっているじゃない!」
あの日から伊織はやよい以上にチンポセックスにハマって、事ある毎にセックスを求めてくる。
それは休みだけではなく仕事やレッスン中でもひっきりなしに呼んで
致すので俺の愚息は慢性サービス残業の状態になっていた。
しかし野蛮だ何だのと毛嫌いしていたあの伊織が嘘のようだ。
「プロデューサー、早くおちんちん出して気持ち良くしてくれないと
 本当に間に合わなくなりますよ?」
「もぉ、本番は後に回しても構わないからさっさと変態ザーメン啜らせなさいよ!」
美少女デュオから無理やりズボンを引き剥がされて肉根を引きずり出された俺は
ロリータアイドルによる熱い口淫を同時に受けた。
「おおっ、おううっ! 二人共、チンポは逃げたりしないからそんなに激しくしないで……!」
この世界で俺は新たな仕事に就いた。
プロデューサー兼、家政夫兼、肉棒奴隷――更に数ヶ月もの間
俺は幼くて可愛い御主人様のために仕える事になった。








◆アナザーワールド八話:奥様は双子(P×亜美・真美)

「兄ちゃん〜〜?」
「んん……」
体の強張りがほんのりと甘い感触によってゆっくりと解きほぐされていく。
そんな妙な心地良さを覚えながら、俺はウトウトと微睡んでいた。
耳には幼気な女の子の明るい声が聞こえてくる。左右の耳から声が入ってくるので二人いるようだ。

「どう亜美、兄ちゃん起きた?」
「うーん、まだだねぇ……」
同じ声色が下方で交互に絡み合って響いている。
やよいでも伊織でもない、全く別人の声だ。
亜美と呼んでいる所から、俺は765プロの双子アイドル――双海亜美と真美の姉妹を思い浮かべた。
この世界の俺は恐らく彼女たちをプロデュースしているのだろう。
やれやれまた他の世界に飛ばされたのか、と俺はぼんやりと思った。
伊織たちの世界にいた時間は雪歩に次いで長く、世界観には慣れたが
伊織たちの豪淫振りに振り回されて身体を壊す事も少なくなかったのでほっとした。
次元を跳躍する現象についてはもう日常的なものになりつつあった。
しかしこのたらい回しの状況がいつまで続くのだろうかという不安はある。
遊牧民並みの流浪生活を続けている俺は、天国でもどこでもいいから
一つの世界に定住したいという願望を抱き始めていた。
まあ、このような状況だからこそ俺は
各世界のアイドルたちと積極的かつ濃厚に絡む事が出来る訳だが……。

「んっ……あむっ……ちゅむ……」
「はふ……んう……んっ……」
先程から亜美たちは何かを美味しそうに啄んでいる。一体何を食べているのだろうか。
眠気に中々抗えない俺は、呑気に思考を巡らせる。
ここは一体どこなのだろうか。大の字になっているから、恐らくベッドだろうと思う。
……。先程から股間が何やらくすぐったい。
亜美たちが気になった俺は、やや軽くなった目蓋をゆっくりと開いて下方を覗いた。

「あっ」
「兄ちゃん、おっはよー!」
双子の美少女アイドル二人は、その幼気な裸身をベッドで露わにして、俺に笑顔とピースサインを送った。
彼女たちの片手は交互に俺の勃根を掴んでいる。
肉兜に纏わりついた唾汁は彼女たちの小さな口に妖しい汁橋を作っていた。

「おいっ!? 二人して何を……!」
反射的に思わず俺は後方に体を引いた。
二人の手から離れた恥根は名残惜しそうにビクビクと悶えている。
「何って、おはようのキスしているんだよねー!」
「そう 、兄ちゃんの朝勃ちおちんちんにねー!」
二人は屈託のない笑みを向けて返答する。
小さな舌で下唇を舐める仕草は、男を知った小悪魔のものだった。
「旦那さんを優しく起こすのは奥さんの務めだもんねー」
「夫婦だし、朝からフェラるくらいは当たり前だよ、兄ちゃん!」
亜美と真美の年齢的に結婚は有り得ないので、これは逸脱したごっこ遊びかなと俺は思った。
それにしてもやよいたちの世界とは違って
ここは何と嬉しい歓迎をしてくれたのだろう。

「しかし……いくら夫婦ごっこと言っても過激過ぎないか?」
俺は少し口端を弛ませて尋ねた。美少女に懐かれて嬉しくない男はまずいない。
しかしにやけている俺に対して二人は急に不満を顕わにして頬を膨らませた。
「違うよ兄ちゃん! ごっこなんかじゃないもん!」
「この前真美たちと結婚したばっかじゃん!」
俺は二の句をとっさにつげずにしばらく二人の顔を交互に見ていた。
「……二人共、今何歳だ?」
「十二歳。次の誕生日で十三歳になるよ!」
亜美と真美は口を揃えて俺にピースサインを突き出して自慢気に言った。
「じゃあ無理じゃないか。少なくとも十六歳にならないと、結婚出来ないんだから」
「……兄ちゃんどうかしたの?」

「確かに早いかもしれないけれど、ホーリツではちゃんと十二歳から結婚出来るんだよ?」
俺は最初亜美たちが口からデマカセを言っているとばかりに思っていたが
話を聞いてみるとどうもつまらない嘘をついているようには見えない。
事実を確かめるため、俺は携帯のインターネットで調べた。
……確かに民法が亜美たちの言っている通りに変わっていた。
まあ今までの世界でも部屋の色調とかアイドルの体つきとか
生理現象とか政府の方針とかが変化していたから、根幹の法律が変化していても何の不思議はない。
パソコンで調べた事をかいつまんでまとめると、どうもこんな事情らしい。
つまりこの世界は、俺のいた世界よりも少子化が深刻化していて
それに伴い医学が急速な発展を遂げていた。
それまで妊娠適齢期外だった十代前半の子供でも
高確率で安全に出産の出来る医療技術が確立し、早期出産が可能になったようだ。
子が少ない社会だから、女の子が適齢期になるまで待ってはいられないのだろう。
結婚可能年齢を引き下げて早期妊娠及び出産させる事が出来れば
自然と生涯の出産可能期間も伸びて一生に出来る子供の数も増えるという理屈だ。
これだけでも相当異質な世界だが、それに男性人口の減少が拍車をかけていた。
この社会情勢に伴い政府は暫定的に一夫多妻制の承認をしているようだ。
俺と亜美たちの結婚はこのパターンだった。
中東とは違い、この場合は長く種付けの期待出来る男を妻が種役として囲うスタイルのようだ。

「兄ちゃん……亜美たちと遊びで結婚したの……?」
状況を色々整理している傍らで、亜美と真美は涙を滲ませて俺を見つめている。
だが俺はこれまでの俺でない俺だ と口走ったら、黄色い救急車を呼ばれてしまう。
郷に入っては郷に従え。俺はこの世界でお勤めに励む事にした。

「そんな事ないって二人共。兄ちゃんは本気で好きだぞ。
 さっきはちょっと寝ぼけていたんだ。泣かせて悪かった」
両手を合わせて頭を下ろすと、二人はころっと泣き止んで笑顔を見せる。
「だったら、今から真美たちをいっぱい好きって、してくれる?」
「ああ! いいとも!」
俺は二つ返事でうなづいて、二人の小さな肢体を胸板に寄せた。
両側から突き出してくる可憐な口唇を前に迷いながら交互にキスをする。
両手に花とは正に今の状態だ。柔らかい幼女のキスを
二倍味わえる興奮に俺の分身は早くも再勃していた。
舌をねじ込んでも彼女たちは人懐っこく舌を積極的に絡めてくる。
「んっ……! 兄ちゃん……!」
真美たちのパジャマをやや乱暴に剥ぐと、膨らみかけの恥乳に
美しい桜色を呈した控え目な乳突が現れた。
俺は小さな乳輪ごとその幼乳を愛おしく吸いしゃぶった。
「あはぁっ……! 兄ちゃんのチューチュー、エッチぃよぉ……!」
淫欲丸出しの授乳しゃぶりに亜美は戸惑いながら熱く悶えた。
対して真美は少し背伸びをして余裕を見せようとする。
「んっふっふ〜〜、兄ちゃんそんなに赤ちゃんになりたいの?
 おっきな赤ちゃんだねぇ?
 だったら、真美ママのおっぱい吸って育ててあげるね」
俺はおいちいおいちいと赤ちゃん言葉を連発しながら、真美パイにもむしゃぶりつく。
それを見て亜美も嫉妬を起こして俺の頭を胸に寄せた。
「兄ちゃん、亜美のおっぱいの方がもっと元気になるよ!」
嗚呼……幼女二人をいっぺんに、そして合法的に愛せるなんて何て素敵な世界なんだろう。

   #  #  #

「兄ちゃ〜〜ん」
執拗な乳吸いで乳先もすっかり恥唾でふやけても
愛らしい双子は相変わらずの笑顔で俺にすり寄って来る。
「んっ?」
「亜美ね〜、早く兄ちゃんの赤ちゃん産みたいから、早くエッチしよう?」
亜美はベッドの上でその青い恥唇を左右に大きく広げてその悩ましい内壁を俺に見せつけてきた。
幼女の見せる未発達でありながらも完成された美しさを持つ孕穴は、その存在自体矛盾を孕んでいる。
しかし、それがまた禁忌の魅力に不思議な厚みを持たせて俺の煩悩を揺さぶってくる。

俺は口腔で溢れる淫唾を飲み込む。
「あっ、抜け駆けはズルいよ亜美! 兄ちゃん、真美を先にしてくれたら
 これで一杯おちんちんのミルク搾り取ってあげるよ?」
真美は真美で俺の太腿に柔らかい恥丘肉を緩急つけて擦り付け、誘惑してくる。
やるからには最後までしたいが、その間もう一人の娘を待たせないといけないジレンマが俺を襲う。

「真美、すまん!」
俺は真美に謝りながら亜美をベッドに押し倒した。
先に誘惑されたのもあるが、今は無性に亜美と繋がりたくて仕方ない。
「あんっ……!」
シュンとした真美を尻目に罪悪感を抱きながら、膨れ上がった牡槍を亜美の幼スジへと潜り込ませる。
中の隘路はじんと熱く、深い所まで潤っていた。
「あんっ……」
亜美の恥穴に全根が埋没する。亀頭は既に子宮口を半ば押し開いて、三割方内へと肉先を隠している。
彼女の小さな体をすっぽりと両腕で抱き締めたまま、俺は恥淫を尽くした。
既に何回か俺の肉根を受け入れた痕跡のあるため、孔内の抵抗は少ない。
だから最初からフルスロットルで淫攻出来た。
「んひぃ……! あんっ……! ああっ……!」
激しい肉淫の応酬に亜美は逆手にシーツを掴みながら、切なげな嬌声を吐いている。
そのとろけきった顔はもう、立派な女のそれだった。

「兄ちゃんっ……真美も……!」
俺は泣きそうになって拗ねている真美の姿を見て
これ以上寂しがらせてはいけないと思い、亜美の腕を掴んで後方に倒れた。
仰向けになった俺に亜美が跨がる形になる。
「次はすぐ真美を抱いてあげるから……それまでこっちで我慢してくれるか?」
俺は真美に向かって自分の口元を指差した。
何を言いたいのか理解した彼女は笑顔で大きくうなづいた。
「うん!」
亜美はマウントを取るといきなり強気になって、盛んにその幼気な体を上下させる。
それはペース配分など度外視したリビドー溢れる動きで
ガツガツとしたセックスを続けたい俺の意志に添っていた。
時折加えられるダイナミックな腰の捻りは緊々とした膣内と相まって射精寿命を急速に縮めてくる。
真美は俺の顔にその可愛らしい尻を乗せている。
至近距離から薫る幼女の花香は、若いながらもしっかりと牝然としていた。
鼻先をくすぐってくる肛香もほろ苦いアクセントになって、病みつきになりそうだ。
「あんっ……! 兄ちゃぁん……っ!」
俺の赤い淫舌が真美の淫華を穿つ。
やらしく恥穴をむしゃぶり舐る度に、彼女はびくんと身を捩らせて可愛く喘いだ。
舌に絡んでくる陰唇の柔らかさは癖になる味と共に、俺の理性を絡め取って襞奥に仕舞い込む。
しとしとと垂れ落ちてくる蜜液を喉を鳴らして啜りながら、彼女を快楽の頂へと導いていく。
「はあんっ……! はぁっ……兄ちゃん! 兄ちゃんのおちんちん気持ちイイ……っ!」
しきりに腰を捩って悶える双子の美少女を上からも下からも感じ
さしもの俺もようやく一つの限界へと昇り詰める。

「あはぁ――……っ!」
「イッくぅ――っ!」
淫砲が亜美の膣内で爆ぜ、強かな律動を刻みながら熱精を解き放つ。
また俺の口から顎にかけて透色の蜜潮が存分に降りかかった。
双子は互いに手を取り合いながら同時に達した。

「ああん! 兄ちゃん……!」
亜美の幼宮にたっぷりと雄精を注ぎ込んだ後、俺は間髪入れず約束通りに真美を抱き寄せる。
かいた胡座の上に彼女の細い身体を乗せ、下からその幼穴を一気に突き犯した。
「んう……!」
真美の可愛い口唇を肉舌で犯しながら、俺は収まりを忘れた愚息で彼女の内襞を甘く抉ってやる。
きゅうきゅうと健気に締め付ける若穴の妙に、俺は眉尻をだらしなく下げて悶えた。
淫結部から涙ぐむ快感が毛穴まで満ちていくのを感じた。
「真美、もう無理だ! 射精すぞ、お前の膣内(ナカ)に
 兄ちゃんの赤ちゃんの素……塗りたくるぞ!」

それを聞くと真美は身構えるどころか遊んでいた両脚で
俺の腰を挟み、期待に声を上擦らせて求めてきた。
「あんっ! いいよっ……!
 兄ちゃんのエッチなせーしで、真美、赤ちゃん産むぅっっ……!」
ドビュルルルルッッ! 俺の放った白龍は真美の恥肉を縦に昇って肉色の水瓶へと飛び込んだ。
背中に食い込む真美の手爪が屈折した心地良さを噛み締めさせてくれる。
俺はためらう事なく射精液を全て彼女に注ぎ込んだ。

それから俺は亜美、真美、亜美、真美……と交互に淫犯していった。
元の世界では非合法なロリータとの淫交を肉根が枯れ果てるまで楽しんだ。
狭い膣内を成人ペニスでグイグイこじ開けつつ、奥に控える子部屋に
本気種汁をドブドブ注ぎ込むカタルシスは格別だ。
「やぁん……! 兄ちゃんのおちんちんすっごい元気……!」
「真美たち絶対兄ちゃんの赤ちゃんできちゃってるよぉ……!」
快涙を流しながらヨガり捲る愛らしい双子妻に
俺は子作り交尾の気持ち良さを存分に叩き込んでいった。
二人のバイタリティも相当なものでいくら貫きまくっても
俺の身体にすがりついて求めてくる。

   #  #  #

〆として、俺は双子の身体をベッドに組み重ねて眼前にある桃尻の塔を拝んだ。
「兄ちゃんのチンポ欲しい娘は大きく開くんだぞ」
「はぁーい」
二人は声をハモらせて自ら愛尻に手をやり、秘所を見せつける。
桜色の淫華が白尻のキャンバスに妖しく開花する。
例えロリータ好きでなくともこのエクセレントな絶景を拝めば、淫根完勃は必死だろう。
少なくとも俺の肉竜は雄々しく天を向いている。
「あんっ……兄ちゃん早く早くぅ……!」
「赤ちゃんミルクトロトロって漏れちゃうよぉ……!」
一対の桃花の中央から先程まで注ぎ込んだ白蜜が悩ましげに顔を見せていた。
この妖しい双門を俺は肉欲に身を任せて背後から穿ち抜いた。
「あんっ……! おちんちんイイよぉ……!」
「もっとぉ……! もっとパンパン突きまくってぇ……っ!」
膨満した肉蜂と化した俺は双子の蜜を交互に挿し味わう。
最早淫穴に纏わりつく痴汁はかなりかき混ぜられて、どこまでが誰のものか分からない有り様だ。
しかしこうして突き比べてみると、双子とはいえ反応が大分違うのだなと気づく。
上に覆い被さっている亜美の嬌声はフェレットの尾のように伸び、余韻も長い。
下に組み敷かれている真美は激しい抜挿に合わせて短く何度も喘ぎ、犯している興奮を始終刺激してくる。
「いくぞ、二人共!」
亜美と真美を同時にイカすため、俺は肉槌で二人の恥雛の重なる狭間を攻め立てた。
最も鋭敏な三人の部位をいやらしく擦りまくった。
「あんっ……! 兄ちゃんイクっ、イクぅっ……!」
「真美たち、クリトリス苛められてトンじゃうぅ……!」
雁首と裏スジを同時に雛肉で挟まれ続けた俺は
たまらずその唇間に大量の本気汁をドッと放った。
律動で激しく暴れる熱根によって、亜美と真美は互いにキスし合いながら女悦の高みへと昇り詰めた。









◆アナザーワールド九話:恋するアニマル(P×真)

・真に獣人要素あり(猫耳、尻尾、複乳、猫眼など)
・乱交、アナルファック、妊婦描写・モバマスのキャラネタあり
・ラスト、プロデューサーが分身しまくります


「プロデューサー、大丈夫ですか?」
「う……うーん……」
若干の眩暈を覚えつつ、俺はゆっくりと目を開いた。
視界には健康的なショートヘアをしたボーイッシュな女の子が俺を心配気に覗き込んでいた。
「ごめんなさい。まさか倒れるなんて、思ってませんでしたから……」
「あっ、いや、大丈夫……」
俺は肩を貸してくれたこの娘の名前を知っている。
爽やかな容貌と快活な口調、引き締まった尻腰――
そして少年ぽい容姿の中に乙女の心を秘めている愛らしい765プロアイドル、菊地真だ。
「ありがとう、真」
俺は何とか立ったが、若干フラつきが残っている。
確か俺は夕食後、やよいと伊織を同時に朝まで相手していた。
喉が渇いたので水を一杯飲んで、ベッドで横になった所までは覚えている。

「今日はボクのジムに付き合ってくれてありがとうございます」
真はそう言って笑みを浮かべ、耳をヒクヒクとさせた。
なるほど、俺は真のハードトレーニングに付き合ってその場に倒れてしまった訳だ。
そして俺はまた、寝ている間に別世界に飛ばされたのだ。
記憶の補完はまだ起こらないが、もう俺はいちいち驚かなくなっていた。
毎回このようなマンネリ然とした導入が続くと
例え超展開がこの後敷かれても欠伸が喉から上ってくる。
慣れというものは本当に怖い。
それはともかく、この世界の俺はどうも真のプロデューサーをしているようだ。
どうせまたアクの強い要素のある世界に違いない。
もう何が来ても驚かないぞ、と俺は自分に言い聞かせた。

「……んっ?」
俺は真の容姿をじっと見つめた。真の様子を見ると何か違和感がある。
その正体はすぐに分かった――耳だ。
彼女は頭上にふさふさと柔毛を纏った猫の耳を付けていた。
真が世の女の子たちと同様に可愛いもの好きなのは知っている。
猫耳カチューシャをしている事そのものには驚かないが
ただスポーツジムという場所には少しそぐわない気がした。

「真、可愛いネコ耳だな。どうしたんだそれ……」
「にゃあっ……!?」
俺がその耳付きカチューシャを引っ張ると、真は猫に似た高い声を発して怒った。
「何をするんですか、プロデューサーっ!」
耳をたたんで睨んでいる真の前で俺は触った指を強ばらせていた。
てっきり作り物だと思っていたその耳には血の通った温かい感触が確かに存在した。
「ま……真、その耳はどうしたんだ!? カチューシャじゃないのか?」
「えっ、違いますよ。第一、耳くらい生えていて当たり前じゃないですか。人間なんですから」
「でも、猫耳だぞ!? どう考えたって変だろう!」
しかし真はキョトンとして怪訝な視線をこちらに向けていた。

「変なのはプロデューサーですよ。
 猫耳が付いていたって何もおかしくはありません。だって――」
真は続けた。
「――人間の祖先は猫なんですから」

   #  #  #

俺は混乱しながらも、真の言葉から状況把握に努めた。
まさかと思って周りを見回すと、俺の言動に笑っている人たちがいる。
彼らは例外なく皆立派な猫耳を生やしていた。中にはご丁寧に頬髭まで生やしている人もいた。
もしやと思い、自分の頭頂部に手をやった。
――ある。全く馴染みのない獣耳が意識するとヒクヒク動く。
側頭部に手を当てると、生まれて以来馴染んでいた人間の耳が消え失せている。
建物の外から聞こえてくる雑踏も、頭にある耳から聞こえてきた。

「う……嘘だろぉ……っ!」
何度となく頭や耳を触って確かめている俺の姿を見て、流石に真も本気で心配し始めた。
頭を心配する俺と、俺の頭の中身を心配する真はジムトレーニングを切り上げて外へ出た。
真の言っている事は本当だった。
街中には猫耳を生やした人間がうろうろしている。
ブレザー姿の女学生も、スーツに身を包んだハゲかかった営業マンも
乳母車を押しているヨボヨボのお婆さんも筋骨隆々のスポーツマンも
皆頭に猫耳をつけていて、中には猫の口のように上唇が裂けている人間や
長い三本髭を揺らしたご老人までいた。
それにしても、政策や法律が変わるだけでなく
人間の進化系統図まで異なった世界とは思わなかった。
このまま平行世界を渡っていくといつか近い将来、人型ですらないクリーチャーアイドルたちを
プロデュースしなければいけなくなるのではないか。
もしそんな事になれば、俺のSAN値はいくらあっても足りないだろう。
俺はこの転送システムの恐ろしさを今更ながら痛感している。

「そうだ、プロデューサー!」
真は親しげに俺の腕に身体を絡めてきた。そうだ、落ち着こう。ポジティブに考えるんだ。
天然の猫耳を付けた二次元にしか存在しない美少女アイドルなんて現実世界で拝めるものではない。
ならば次の世界に渡るまで、この可愛い真を存分に愛でるべきだ。

「これから気分転換に遊びに行きませんか?」
「遊び?」
「ええ。何か今日のプロデューサー、疲れていると思いますし
 ここはひとつ、新しい刺激を入れてすっきりしましょう!」
刺激ならさっき後ずさりする程味わったが
真なりに俺を気遣ってくれていると知って嬉しく思った。
「そ、そうだな。最近仕事ばかりしていておかしくなっていたよ……」
俺はふと思って真の顎下をコロコロと弄った。
真はリラックスした心地で、目尻を垂らして顔を綻ばせている。
「ふにゃぁ……も、もぅプロデューサー! いきなりそれは反則ですよ!」
「ははっ……悪い、悪い」
やはり猫の習性は残っているようだ。
ひょっとすると俺たちはマタタビも大好物だったりするのだろうか。
「な、何ですか? 今度はいきなり見つめてきて……」
俺は真の瞳を覗き込んだ。縦に細い瞳孔がらんらんと光っている。間違いなく猫の眼だ。
照れて顔を赤くしている真は可愛いが、やはりここは別世界なんだなと改めて感じた。

   #  #  #

「着きましたよ!」
真の指した公園に目をやった。青い芝生の上を撫でるように吹く薫風が心地良い。
青空は澄み切っていて、見ていると小さな悩みを溶けていく。

「ふみゃあぁぁ……!」
「うおおお――っっ! みくにゃんッッ! いいかっ、ナカに出すぞッッ!!」
「ああっ……! んっ……熱い……っ!」
「ああっ……! のあさん、もっと射精すから!!
 カラになるまでザーメン搾り取ってくれぇっ!!」
「ヤァ――ッッ! アッ……アアッ……ハラショォォ――ッッ!」
「アーニャ! 愛しているぞ!! アーニャァァァァ――!!!」

そこには盛んに汗を流してバリバリと熱愛交尾に勤しむ若者たちの姿があった。
いずれのカップルたちも人目を気にする事なく、開けっぴろげに
淫汁滴る恥部を晒して恥ずかしくなる淫らな声を張り上げていた。
「……真、別の場所に行こう」
「何でですか?」
真は首をかしげて聞いてくる。
こんな隠れる物のない公共の広場で淫交をする集団なんて
絶対普通の精神の持ち主ではないではないか。

「何でって……早く離れないと警察沙汰に巻き込まれ……」
「大丈夫ですって! さっ、僕たちも早く混ざりましょうよ!」
「混ざるって、あれにか!?」
俺は他人に発見されても未だに交尾を続けているカップルたちを指差して言った。
「? そうですよ。何かおかしいですか。
 皆スポーツに汗を流しているのに、ただ眺めているだけって勿体無いじゃないですか」
「スポーツぅぅ――っ!?」
混乱でクラクラとする俺の頭に慌ただしく即席の記憶補完が起こった。
この世界ではセックスというか交尾行為が単なる生殖活動の枠に留まらず
スポーツとして国から承認されているらしい。
古来より夜這いなどの風習のあったのは知っているが
ここの日本はあろう事かそれを国技に据えていたのだ。
元居た世界との相違点が多すぎて流石の俺も混乱から中々抜き出せない。

「真!? 一体何を……」
そんな俺の気も知らず、真は豪快に服を脱ぎ始めた。
まるでランニングでもいくのかと思う程、その脱衣には色気がなかった。
しかし、彼女の見せる膨らみかけの微乳と一切の贅肉のない引き締まった腰つき
そして形の整った格好良い小尻は、柑橘系の香りに似た爽やかさを放っていて
不思議なまでの健康的な性的興奮を俺に与えてくる。
邪念など一切存在しない、遺伝子に刻まれた種の存続という使命感が
清々しい想いがもたらすのだろう。
もしかすると芯から本能に従う獣は、このような心地を感じて毎度事に及ぶのだろうか。
真の体をしげしげと見ていると、その微乳の下にポツポツと疣のような桃色の突起がある。
一番上のものを含めて左右に四つずつ対称に存在する。
下にいく程小さくなっているのは進化の過程で不要になったからだろうか。
この世界の女性が複乳なのならば、あずささんや律子はどんな姿なのか
あの柔らかくて張りのある宝乳を八房も抱えているのかと思わず想像してしまった。

「もう、何ぼんやりしているんですかプロデューサー」
ボーっとしていた俺の顔を、真は腰に手を当てて見つめて言った。
「ボクたちもセックスするんですよ、ほら、早く服を脱ぎましょう!」
「でも……ここは外だぞ!? せめて室内とか……」
そう言うと真は腹を抱えて笑い始めた。
「ははは、今日のプロデューサーはおかしいな!
 こんな空の晴れた日には狭い家の中より、外で思い切りやる方が
 開放感があって気持ち良いじゃないですか!
 室内でするなんて、よっぽどの変人ですよ」
もう常識とは何かと考えていると脳がショートして支障を来たしそうになる
このままだと先に俺の気が狂いかねないので、俺は思い切って考えるのを止めた。
Don't think, Do feel.……困難な問題に直面したらそれを単純化するのに限る。
今、俺の目の前に裸の猫耳美少女がいて誘っている。
そして俺は男である。となれば……やる事は一つしかない。

(ええいっ!)
俺は意を決して、張り付いていた羞恥心を引きちぎって自分の裸身を晒した。
壁一つもない開放感が酷く心地良い反面、股間を通過する春風がこそばゆい。

「プロデューサー、疲れているなら、今日はボクがリードしていいですか?」
この世界の性行為がどういうものか興味がある俺は
とりあえず真に任せるつもりだった。
真は俺の肩に手をかけて可愛らしい舌でペロペロと頬や唇を舐め始めた。
内巻きにする手の形といい、ざらついた舌の感触といい、正に猫そのものだ。

「んっ……」
真は俺の全身をペロペロと隈無く舐めていく。
可愛い舌に乳首や腋下を舐め清められていると、自然と妙な気持ちになってくる。
彼女の肉舌はどんどんと下りていき、やがて赤い肉根にたどり着いた。
俺の股間から生えている肉根も、真の乳形と同様に人間のフォルムとやや違っている。
所々に先の丸い疣状の突起がボツボツとついていた。

確か雄猫の性器は交尾中に抜けないように鋭い肉棘がついていると物の本で読んだ事がある。
これもまた進化の名残なのだろうか。
ややグロテスクな疣根を不思議そうに眺めていると
それを真が愛おしそうに手を添えて舐り始めた。
まるで猫がミルクを舐めているような舌遣いだ。
開いた彼女の口が肉根を咥え込む直前にキラリと白く光ったものがあった。
それが鋭い犬歯だと知った時、ひゅんと少し肉根が縮こまった。
猫口で口淫をする彼女の姿は、俺からすれば人外でありながらもどこか可愛らしい。
美尻からすっと伸びている長い尻尾は、眼下で左右に揺れていて楽しげに映る。
俺はザリザリとした未知の舌姦に低く唸り声を上げてばかりだ。
それは猫がゴロゴロと喉を鳴らすあの音だった。
自分は本当に猫なのだな、とその時改めて感じた。

そのまま真の口内に射精しようとすると、彼女はクルッと向きを改め
尻尾をくねらせながら俺にその引き締まった麗尻を差し出した。

「プロデューサーのおちんちん、大分大きくなりましたよね。
 おちんちん舐めまくっていたらボク、いつもより早く濡れちゃって……
 今日は前戯も程々にして、ガッツリ本番ファックを楽しみたいんですけど、駄目ですか?」
真の尻尾が俺の肉根にクルクルとまとわりついてくる。
フカフカとしていて心地良いそれは、膨勃した愚息を徒に誘惑してくる。
「ねぇ、お願いですプロデューサー。
 その発情しまくった繁殖おちんちんで本気種付け……思いっきりして下さい」
美少女からの悩ましい申し出に、否はない。
そんな痴態を見せてけられて我慢出来る程、俺は君子でも紳士でもなかった。

「真ぉ――っ!」
発情しきった俺はそのまま真の背に覆い被さり
血熱で燃える怒張を彼女の獣穴に深々と突き立てた。
「にぁああんっ……プロデューサー……っ!」
地面についた彼女の指間に、俺は指を絡めた。
そのまま腹下にいる雌猫をガシガシと突起を有した獣根で激しく淫犯した。
春夜に聞こえてくる、あの盛った猫の大きな嬌声が
青空の下で大きく何度も響いた。
俺はさほど意識しなかったが、不思議と選んだ後背位は
今までに感じたものよりも妙に強い安定感をもたらして非常に落ち着く。
きっと俺の遺伝子に獣としての本能が強く根付いているからだろう。

「ふにぁああっ……プロデューサー! いつもより激しいっ……!!」
俺の下で長く喘ぐ真の肩を、いつの間にか俺は噛んで抜挿していた。
彼女の身体にしがみつき、ひたすら膨らみきった雄槌で奥の淫宮をゴツゴツ叩く。
もう頭の中はただ一つ、可愛い腹下の牝猫に熱い精を注ぎ込む
――交尾の事以外何も考えられなくなっていた。
真との淫結部分からしきりに放たれる強烈な発情臭が
残っていた俺の理性を根こそぎ奪い去り、かき消していった。

「くっ……! 真ぉぉぉ――っっ!」
どぷっどぷっどぷっ! 強かな律動を刻んで、雄亀から白粘汁が一気に噴き出した。
「孕め! 孕め!! 孕め――っっ!!!」
「ニャアアアアアアアア――ッッ!!!」
俺の豪射した交尾ミルクは次々と恥宮の奥へと注ぎ込まれて
獣孔を熱く白く充たしていく。
真は地面の草を握り締めて、ブチブチと千切り抜いた。
筋肉が薄くしっかりとついた美しい細背をグイと弓なりに大きく反らし
彼女は溢れんばかりの受精感を噛み締めていた。
一滴残らず宝嚢から汁を搾り取ろうと膣孔は甘く切なく何度も収縮を繰り返した。

「んうう〜〜っ……! 気持ち良い――っっ!」
青空で行う開放感抜群の獣交に酔いしれながら
俺たちは交尾欲の尽きるまでひたすら交わり抜いた。
挿し直す暇すら惜しく思った俺は、肉茎を挿入したまま
ガシガシと腰をぶつけて淫精を七度立て続けに膣内にぶちまける。

「ああんっっっ……! ふにゃぁ……にゃ……ぁぁ……っ!」
八回目の注精を終えた後、俺は真を横抱きにしたまま脇にごろりと倒れた。
刺さったままの肉根はやがて役目を終えた事を知ると
粛々と縮こまっていった。
肉栓を失った牝穴は、肉色の隙間から余剰量の獣精を垂らしたまま
ぽっかりと開いた様を草木と空に見せつけていた。





◆アナザーワールド最終話:すべてがIになる(乱交)

深い眠りから俺は目を覚ました。
いつもならここで寝心地の良いソファーなり布団なりがあり
アイドルが起こしてくれるのだが、今回俺を迎えたのはゴツゴツとした地肌だった。

(ここはどこだ……? 俺はどんな次元世界に飛ばされた……?)

見渡す限り、ここは野外のようだ。
整備された道路は全くなく、むき出しの黄土に腰ぐらいの岩が転在している。
最初変わったモニュメントだと思っていた建造物はやたら幾何学的な造形で
おおよそ俺の知る物理法則を無視してそびえ立っていた。
不可思議な建物ばかりの不気味な空間は、訳の分からずに俺を不安にさせた。
とてもまともな人間の住む場所とは思えなかった。

「ヴァイィィィィッッ!」
「なっ……!」

そんな建物の影から突如現れたのは、八メートルもある直立二足歩行の異形生物だった。
全身が内臓をひっくり返したような肉色をしていて
前にドスンドスンと倒れながらこちらに向かってくる。
鋭角の集合体のようなリボンが頭部らしき球体の周りを不思議な力でグルグルと旋回していた。
俺は未知の恐怖で全身を引きつらせながら、慌ててその場から逃げ出した。
肉色の化け物は訳の分からない叫び声を上げてドスドスと追いかけてくる。
相手は怪物だ、きっと俺を捕食する気に違いない。

「痛っ……!」
前方に突如現れた青色の壁に俺はぶち当たった。
とりあえずこの壁の裏に隠れてやり過ごそうとすると、それはズズズ……とゆっくり動き始めた。
モノリスという形容が相応しいその直方体は無機質で澄んだ音を発している。
有機体の青く長い髪を生やしていたが、それがかえって不気味で仕方なかった。
まさかこれもクリーチャーなのだろうか!

ここにも居られないと焦る俺の前にまた別のクリーチャーが顔を出す。
「ハァァァニィィィィ――ッ!」
モノリスの左から這い寄ってきたそれは、全身が長毛で覆われた巨大な軟体生物だった。
いや毛というよりも、ふさふさと生えたそれは独立して動く触手そのものだった。
ピカピカと金色に発光しているその巨大毛虫は、地べたを恐ろしいスピードで歩き回り
俺にその毛を巻きつけて捕獲した。

「うわあああああ……!」
訳も分からない俺は発狂寸前になって逃げようともがく。
だがこの直径十センチの金色の触手は、鋼で出来ているのか分からないが
非常に硬く、引きちぎる事など到底出来そうになかった。

「ミイィィィ……?」
「ナノ」
掲げられた俺をレンズ状の巨大な目で見つめるのは、青と白の縦縞を纏った別のクリーチャーだった。
頭部らしき部分には材質不明のメビウスの輪が鎮座していて
その両端には海老のように外側へ反り返った形状の太い触手がぶら下がっていた。

「あ……あ……」
四方を得体の知れないクリーチャーに囲まれて俺はそのまま気絶した。

   #  #  #

「……大丈夫ですか!?」
恐怖に支配されていり俺に、誰かが語りかけてくる。
全身からは嫌な脂汗が滲んでいた。
目蓋を開いていないのに、俺の眼上で一人の天使の姿が浮かび上がり、覗き込んできた。

「小鳥さ……いや、コトリエルさん」
「大丈夫……ではなさそうですね」
コトリエルの姿を見て少し落ち着いた俺は、彼女に聞いた。

「さっきまでの世界は一体……」
「申し訳ありません、天界コンピューターの不具合です。
 先程貴方がいた世界は、座標軸から数えて644004540番目の次元世界です。
 恐らく今までいた世界とかなり乖離した外観の場所だったと思います」
「じゃあ、あの怪物というかモンスターたちは……」
「はい。あちらの世界で貴方が担当しているアイドルです」
あの世界に止まっていたらどうなっていたのかと想像しただけで身の毛がよだつ。
危うく死ぬ所だったと訴えようとしたが、元々死んだ身である事を思い出し、俺は黙っていた。

「実は……もう一つ謝らなければいけない事があります」
「何ですか今度は!?」
またあのような世界に飛ばされるのではないかと、俺は泣きそうになった。
「落ち着いて聞いて下さい。現在天界マザーコンピューターは最終調整に入っています。
 これが済めばコンピューターは通常作業に復帰出来ます。
 しかしなにぶん無理やり間に合わそうとしたため、誤作動がありまして……
 幾つかの次元が重なってしまったのです。
 もう少ししたらこの状況を復旧しますので、しばらくの期間、耐えて下さい!」
「ちょ、ちょっと……!」
俺の意識はまた薄まって、白い海洋へと沈んでいった。

   #  #  #

目を覚ますと、俺はベッドで横になっていた。
見覚えのある部屋の天井だと思ったら、事故に遭う前まで住んでいたアパートだ。
流浪の身になってからアイドルたちと過ごした期間も長かったので、やけに懐かしく感じる。

「プロデューサー!」
「!? !? !?」
部屋を揺するような大人数の声が聞こえたと思ったら
三人の見知った少女が俺の顔を覗き込んだ。

「千早……やよい……真……!?」
上体を起こすと更に八人のアイドルたちが俺のベッドの周りを囲んでいた。
春香、律子、美希、雪歩、あずささん、亜美、真美、伊織。
今まで別世界で俺がプロデュースしていた娘たちだ。

「みんな、一体どうしたんだ……?」
俺は開口一番に尋ねた。春香たちは一人の例外もなく生まれたままの姿になって
控えているのだが、今まで異質な世界を体験した俺はそれくらいで驚かない。
驚いたのはいずれの娘たちも、ずっしりとした立派な妊婦腹を抱えていたのだ。
あずささんや律子はともかく、亜美や真美、やよいや伊織といった低年齢の娘が
しっかりと妊娠線の刻まれた大きな孕み腹をこさえている光景はやはり衝撃的だった。

「皆って?」
俺の言葉に春香たちは一斉にキョロキョロし始めた。
「貴方と私以外に誰もいないわ?」
「ハニーってば、まだ寝ぼけてるの?」
「プロデューサー殿、しっかりして下さいね!」
あずささんと美希、律子が俺に向けて言葉を重ねた。
彼女たちは誰一人として他の娘たちの存在を認識していなかったのだ。

(そうか……今まで身体を置いていた次元が、一つに重なったんだ!)

これがコトリエルの言っていた天界コンピューターのバグだと、やっと俺は理解した。

「プロデューサーさん♪」
春香が俺の二の腕を胸乳に寄せてきた。
あの美しい桜色の乳輪は色素が濃くなって牝の色に変化している。
「せっかく二人きりの時間が出来たんですから……エッチ、しましょう?」
「えっ」
すると各々のアイドルも発情した眼で俺を見つめてきた。
「私……もっと愛を知って新たなステージに自分を上らせていきたいんです。
 マタニティーレッスン、お願いします」
「プロデューサー殿、折角妊娠させてくれたんですから
 妊娠期間の性交渉もマスターさせて下さいね」
「美希、勉強は好きじゃないけどハニーとのセックスは別なの」
「赤ちゃんが出来てから前よりも母乳が多くなって困っているの……
 私のいやらしいミルク、搾ってくれません?」
「兄ちゃん、兄ちゃん! 早くエッチしないと亜美たちの身体冷めちゃうよぉ……」
「プロデューサーのおちんちん、早くお尻に下さい……」
「うっうー、プロデューサー。今日は伊織ちゃんと私をいっぱい大好きして下さいね」
「言っておくけど、私は気乗りしないんだからね!
 やよいがどうしてもって言うから付き合ってあげているんだから!
 こらっ、ボーっとしてないでさっさと抱いたらどうなのよ!」
「今日のセックスはまだでしたよね? さぁ、今から沢山汗掻きましょう!」

十一人の妊婦アイドルたちは口々にセックスをせがんできた。
彼女たちは一斉に俺の服を脱がして肉根に群がる。
頭がぶつかると思った瞬間、不思議な事が起こった。
十一人の頭はフィルムのように薄く透過し、春香の頭に重なって消えていく。

(あれっ、美希は……?)

そう思うと春香の身体全体が一瞬で美希のものにすり替わる。
律子でも同じだ。試しに律子とあずささんを思い浮かべると
二人が仲良く俺の肉根を口淫をしている光景が広がる。
ただホログラムのように重なっている部分が見えた。
望んだアイドルが浮かぶだけではない、矛盾する事なく一つの空間に異なる同時に存在するのだ。
それぞれのアイドルの口舌を味わいたいと俺は考えた。
その途端、自分の姿がずらりと左右に鏡合わせの如く増えていく。
隣では千早、そのまた隣では美希とそれぞれのアイドルが俺のものに舐めすがっている。
もっと広い伊織の部屋でしたいなと思った瞬間、場所は瞬時に伊織の部屋へと変わった。

思うだけでアイドルも自分も場所さえもコロコロと変化する。
ここに春香がいる。だが同時に美希や千早も矛盾する事なく存在している。
俺が認識した時だけ、彼女たちは指定した空間に存在するのだ。
量子力学の話で出てくる、重ね合わせの原理やシュレーディンガーの猫を思い出した。

「ちゅぱ、ちゅむ……んっ……んう……ちゅび、ちゅ……」
「くっ……!」
俺の一本の肉槍は十一人の女舌の愛撫に晒された。
柔らかな肉色の蛇が独立した動きで雁首、鈴口、肉頭、裏筋、睾丸問わず
全体を満遍なく這いずり回り、蠢姦していく。
それは今まで味わった膣孔にも劣らない未知の痴悦を感じさせた。
俺の腰はこの舌姦にすっかりとろとろにされてしまった。
美少女の厚い口淫に頭は理性を鈍化され、まともに働かない。

「ああ……っ! で、でるぅ――ッッ!」
美少女たちの口淫に屈した俺は、どびゅうびゅうびゅうと
勢い良く肉先から高粘度の痴精を乱れ放った。
春香たちは頬をすぼめて湧き出る白濁を美味しそうに吸い上げる。
飽き足りないのか、肉根に纏わりついたそれも貪欲に淫舌で舐め掬っていった。
行った事はないが、どんなピンサロでもこれほど濃厚なフェラサービスは味わえないに違いない。
何せ十一人分の次元の厚みがあるのだから。

(お、これは……?)
玉がカラカラになる程射精したというのに、俺の肉根は全く疲れを感じていなかった。
一発射精しただけという訳ではない。何十発でも連続で射精出来そうなのだ。
アイドルたちだけでなく自分自身も九個分の次元世界が重なり合っている事に
気づいたのは、しばらく経ってからの事だった。不可思議な感覚としか言いようがなかった。
一つの姿に十倍近くのバイタリティを抱えた俺は、戸惑いながらもこの体感を使わない手はないと思った。

   #  #  #

やよいの姿をふと瞳に捉えた俺は、彼女とのセックスを思い返した。
小柄な身体に似つかわしいキュッと締まった恥穴は今思い出しても生唾が出る。
ふと、妊娠前後であの淫門から垂れ落ちていた蜜味がどう変わっているか知りたくなった。

「プロデューサー、お顔に乗ってもいいですか?」
不意にやよいから話しかけられた俺は、ドキリとしながらもコクリとうなづく。
彼女はぽっこりと膨らんだ孕み腹を重そうに抱えながら、仰向けになった俺の顔を跨いだ。
産毛のある恥丘を下から仰ぎ見ていると、それが段々と降りてきて口上に重なる。
あのすべすべした柔尻を両頬に感じ、尻間に控えているあどけない恥臭を
鼻先で嗅ぐと、股に構えた恥槍が興奮でビクビクと暴れ出した。
幼女が中腰で顔面にその可愛い恥丘をなすりつけている。
このシチュエーションだけでも数年は寿命が延びそうだ。
俺は早速舌でやよいの恥唇を穿ち、思う存分舐め嬲った。
やはり味は以前の淡泊で爽やかなものと違っていた。
しかし牝としての匂いと味の深みは今の状態の方が優れている。
これはこれで夢中にさせる女陰である。
ガチガチに勃立した猛根を握りながら、これをあずささんの爆乳で
優しく包み込んでもらえないかと思いを巡らせる。
いや、律子や美希の宝乳に差し出して奉仕してもらうのも捨てがたい。
やよいの幼蜜を舌でチロチロと味わいながらそんな妄想に耽っていると
律子・あずささん・美希の三人が悩ましい淫乳を持ち上げてニコリと俺を見下ろしている。

「もぉ、ハニーのおちんちんカチンコチンになってる!
 そんなに美希のおっぱいでいじめられたいの〜?」
三人は完勃した痴根の周りに腰を下ろすと、誰からとなくあの蜜乳でむにゅっと優しく挟み込んだ。
「おほぉぉぉ……!」
「んしょ、と……パイズリ奉仕は巨乳所持者の義務ですからね。
 しっかりと奉仕させてもらいますよ」
「あなた、私のおっぱいで沢山気持ち良くなってね……?」
それぞれ独立した三人の豊乳は、俺の肉根を挟み込んだまま好き勝手な方向に揉み捻っていく。
互いの乳感同士が重なり合って三倍、いや九倍以上の快感となって襲いかかる。
俺の恥根はアイドル三人の悩殺的妊乳によってレイプされ続けた。
想像を超えた淫感に俺はただただ快悶しまくるしかなく
鈴口は壊れたかのようにカウパー汁をダダ流しにしていた。
先ほどの事と言い、何故考えていた事が現実になったのだろうかと不思議に思う。

「あ、兄ちゃん男のくせに乳首ピン立ちしてるよ? やらち〜な〜」
「亜美たちの舌ペロでビンビン感じちゃってるのかなぁ〜」
試しに亜美と真美の二人に雄乳首を虐められる想像を働かせてみると
果たして二人は俺の乳首を唇で啄み、挑発的に音を立てて吸い始めた。
可愛い舌で何度となく雄乳をペロペロと嬲られると
何だか妙に心地良く屈折した淫感を覚えてしまう。癖になりそうな感触だ。

ここに来て俺は、自分の思考が彼女たちの頭脳とリンクしていると仮定した。
確認するすべはないが次元が重なり合ってこの場で巡る思考まで重なってしまったのだろう。
常識的に有り得ない事だが、そもそもこんな異常な状況下で常識など通用する訳がない。
何が起こっても不思議はないのだ。

「あはぁっ……、プロデューサー、いい……っ!」
「もっとぉ……、もっと私のナカ、かき混ぜてぇ……っ!」
ともあれこの異常事態を利用しようと考えた俺は、余った両手に
春香と千早を誘い、その孕み穴をグチュグチュと淫指で何度も弄くり回す。
これほど淫猥な「両手に花」もないのではないだろうか。

「あんっ……この変態っ……!」
「ああっ! プロデューサーの足の指……!」
こうなればこの身体をとことん使い込もうと、俺は残った足の指で雪歩の肛門と伊織の恥穴を同時に穿つ。
俺は五感をフル稼働させて口、鼻、乳首、両手、両足そして性器と、正に全身で美少女アイドルを味わった。
脳内にβエンドルフィンなど様々な麻薬物質が湧き溢れていく。
目まぐるしく全身を循環し、痴感を運び満たす。
理性は片隅に駆逐され快楽追求の本能のみが独裁者として君臨し、支配権を行使している。

「ううっ……! あああああああ――ッッッ!」

ズビュウウウ、ズビュルルルルッッ、ビュボボボッッ!

濃厚トリニティパイズリを味わい抜いた俺は最早堪えきれず
大量の濃縮雄ミルクを乳間で盛大に爆射した。
まるで蛇口のぶっ壊れた水道管のように俺の肉根は天に向かって遺伝子を放っていく。

「きゃあっ……!」
「スッゴいハニー! 天井まで飛んだよ!」
「そんなに気持ち良かったんですか、律子謹製の紅葉合わせ」
三人娘が桁外れの爆射に目を丸くしている間、やよいの身体がプルプルと震えている事に気がついた。

「プロデューサー、ごめんなさい! ガマンが……もう……!」
言い終わらないうちにやよいの恥唇は激しく潮を噴き果てた。
幼妻の甘潮の決壊に釣られてか、春香・千早・雪歩・伊織の四人も前後して俺の末端を痴蜜で濡らしに濡らした。
極楽という形容では物足りない淫美で充足感に満ちた世界だった。


   #  #  #

俺は雪歩と千早に馬乗りになるように想像の中で命令した。
彼女たちはいそいそと俺の身体に腰を落とす。
雪歩は俺の足、千早は頭に顔を向けて俺の股間にある肉バイブを握り、それぞれの淫穴へとあてがった。

「んくっ……!」
「……ぁはぁ……!」
二人の悩ましい痴尻が同次元でスッと重なり合う。
雪歩の妖しくほぐれた肛穴と千早の緊々とした狭い蜜穴から痴襞の歓迎を受けながら淫根は蠢動する。
「あっ……! あんっ……!」
「プロデューサーのおちんちん……硬いィ……っ!」
雪歩と千早、二人の美少女が淫欲に身を委ねて俺の分身に厚い性奉仕を行った。
雪歩の完成された極上肛と千早の繊細で可憐な蜜孔とを
一度に味わえる贅沢は、人智を超えた多幸感をもたらした。
膣襞と腸襞、異なる二種類の肉襞が妖しく蠢動して肉根を温かく包み込む。
熱い痴汁をジュブジュブとかき鳴らしながら俺の蓄えた白精をねだり
根元から一気に搾り取ろうと収縮をし続ける。

「やぁんっ……!? ち、ちょっとぉ兄ちゃんっ!?」
更に俺は快楽を貪欲に求めて亜美と真美を顔面に跨がらせた。
白くて小さな愛尻二つを抱き寄せた俺は、その狭間に隠れた
元気娘の牝をベロベロと交互に舐めしゃぶった。
腹に子供を抱えているのにやたら垂れ落ちてくる膣汁を喉を鳴らして飲み続けていく。
顔は瞬く間に双子のエキスでベトベトになり蜜臭を帯びる。
その匂いが鼻孔から脳味噌を揺さぶり、理性を完全に麻痺させる。
肉舌でジュムムムと恥華を掻き乱すと二人はあの可愛い唇を開いて
何度となく悦び、上体を悶えさせた。

「はぁ、はぁん……! プロデューサー、私もう、ダメぇ……!」
「ああんっ……プロデューサー! 私のアナルに……大好きな赤ちゃんのエキス下さい……!」
雪歩と千早は舌を垂らして巨きくなった妊婦尻を交互に激しく動かして迎姦した。
子供を孕んで牝の楽しさを知った一対の淫獣は痴色の染まった脳で俺の雄を求めてくる。

「うううおおおぉぉ――ッッ!」
ビュルン! ビュルン! ビュブウウ――ゥッッッ!

淫交にたまらず爆搾された淫精は、グルグルと淫らな螺旋を描いて
千早と雪歩の牝孔を雄々しく昇り、一瞬にして肉穴を白へと染め上げた。
念願の雄蜜を浴びて肉色の痴襞が音を立ててうねり
ゴクゴクの深奥まで運んだ白色のそれを飲み干していく。
余りの魅惑の超感に俺は鯉のように口を尖らせてパクパクとするしかなかった。
その口に、エクスタシーを極めた亜美と真美の宝蜜が一気に放たれてトドメを刺す。
甘辛い牝汁がどこまでも喉を熱くさせていく。


   #  #  #

「やぁん……!」
「ああんっ……!」
四つん這いにさせた春香・美希・真の三人を二番目の俺は美味しくいただく。
春香と美希の恥孔に指三本を根元まで入れて痴姦する。
すっかり濡れていたその双穴はブヂュブヂュといやらしい汁音を響かせながら、トロトロと蜜糸を垂らしていた。

「あはぁぁっ……! いいっ、いいっ……!」
真ん中に居る真の桃尻には後ろから熱い肉根をしゃぶってもらった。
尻尾に生えた長い猫尾が右に左に忙しく動き、俺の腰に絡みついてくる。
ケモノ寄りの彼女はその人間離れした獣膣で
俺の雄を極限まで締めつけて玉奥の精酒を搾り取ろうと必死だ。

「んうっ……ちゅぶっ……れるれる……ちゅっ……」
そんな俺の後ろから雪歩は健気に舌を使って
雄肛を皺の一筋一筋に至るまで舐め清めてくれる。
彼女の可憐な唇をアナル舐めに使うのはもったいないが
その贅沢振りがかつてない程俺を奮い立たせた。

「んうっ……んっ……んっ……」
「んうっ……むぅ……あふ……」
股下ではやよいと伊織の百合夫婦がぶらぶらと垂れ下がっている淫嚢を口淫していた。
それぞれの金玉を幼い唇が精一杯マッサージ奉仕してくれるおかげで
睾丸は驚くべきスピードで精子を爆産していく。

「あなたぁ……もっと飲んでぇ……おっぱいが切なくてまだまだ出ちゃうの……」
「ほぉら、ダーリンの好きなおっぱいですよ! 舌技のチェックも兼ねてますからよろしく」
あずささんと律子の腰を抱き寄せた俺は、彼女らの悩ましい痴乳を
チュパチュパと交互に吸いしゃぶった。
絶えずミルクの迸るあずささんの淫乱おっぱいと
小柄な体型にはややアンバランスな、自己主張の激しい律子のワガママおっぱい。
美女二人の備えた完成された媚巨乳に舌鼓を打つ。
両者の悩ましい乳突を贅沢にまとめてしゃぶりつき
口の中で何度もこね転がす興奮と痴幸感は筆舌に尽くしがたい。
肛・竿・玉に淫猥な三点責めのフルコースを受け続け、肉根が全身で狂喜を叫び続けた。

「あっ、ああっ――っ! たまらんっっ――ッッ!!!」

どぶっ、どぶぶっ、びゅるるるんっっ!
快極の果てに俺の雄砲から濃白色の淫弾が次々と爆ぜ飛ぶ。
強かな律動を刻みながら真の獣孔を白淫に染め上げた痴蜜がべっとりと襞皺までまとわりついた。
淫姦の極みに昇り詰めた真は長くいやらしい牝声を発して悶え歓んだ。

「ああっ――!」
「ハニー!」
射精の途中、春香と美希もその可愛い唇から桃声を漏らして絶頂した。
三本の淫指に食らいついた快孔は甘く蠢き、弛緩した尿道口からは
ジョボボボ……と豪快に痴尿が放たれた。
濃い牝香を放つ二人の女蜜は俺の手首まで濡らし、手肌を熱く包み込む。
手肌の細胞一つ一つが歓喜に震えているようだ。

「ああんっ……! オッパイだけでイクぅ……!」
「ああっ……ダーリン……!」
あずささんと律子はいきなり俺の頭を両腕に抱き寄せた。
最高に柔らかい二組の爆乳に押し潰されながら俺は白い飛沫を一瞥した。
乳淫のみで軽く逝った美女二人はプシュプシュと乳先から甘い白色のシャワーを迸らせた。
もったいないと思った俺は顔面を母乳塗れにされながら二人の母乳を忙しく吸いしゃぶる。


   #  #  #

幾ら乱交を繰り返し、濃精を蛮放し続けても俺の性欲は一向に萎える気配がなかった。
天から降って湧いた驚異のバイタリティに早くも酔いしれる。

(よぉし……)
九種の次元世界がもたらした多重感覚の要点を何となく掴んだ後
俺は次に憧れだったあの「忍術」を試してみようと思い立つ。
「ハアァァァァァァァ……ッ!」
少し気合いを込めると、俺の身体の左右に影がぼやけてズレる。
それは段々と映像から実像へと変化し、次第に質量を持ち始め
みるみるうちにもう一人の人間となった。
多重次元における「分身」を自然体得した俺は
早速それぞれにアイドルたちをあてがって愛し合わせた。

   #  #  #

「あんっ……!」
「んぐぅ……ちゅぱ……んっ……」
最初の俺――ややこしいがこうとしか言いようがない――は
仰向けになって亜美と真美に騎乗を促した。
にこにこ笑って素直に乗りかかった彼女たちの牝穴を俺は舌と肉根で熱く淫犯する。
やよいと伊織同様、真美の膣穴の味も変わっていた。
ほぐれた蜜唇の柔らかさも上質の牡蠣を思わせて舌感を楽しませてくれる。
味だけでなく肉の持つ淫臭や舌に纏わりつく肉感も口淫を嗜む上での妙だ。

空いた両手で四つん這いにさせたやよいと伊織を攻める。
小じんまりと整った美尻に差し入れた指が、彼女たちの出す愛液で包み込まれ
手全体、そして肘まで熱を帯びさせていくのだから不思議だ。
指先が淫汁でシワシワになるまで俺はグチュグチュと幼妻の蜜唇をほじくり返した。

「あはぁっ……! プロデューサー……!」
「んひぃ……! な、何よぉ……っっ!?」
厚い指姦に腰を浮かせがちなやよいと伊織の百合夫婦に対し
俺は更に分身してその幼尻に俺を派遣する。
恥溝の先に鎮座しているひくついた美しい花肛に
ぶくりと膨らんだ肉先をキスさせて、そのまま一気に奥へと挿し貫く。
とろけきった膣孔が激しい肛姦によってきゅうきゅうと締まる。

「やだぁ……! お尻、お尻でいくぅ……!」
「プロデューサーのおちんちん、お尻の中で暴れてれぅ……!」
そう言えば二人共アナルファックは初めてだったか。
ならばこの際肛感も開拓してしまおうとツイストをかけて腸汁をかき混ぜながら肛淫に耽った。
「んうっっ……! んぢゅっ……! ぶぢゅ……!」
更に分かれた俺は、身体の上で身を捩らせる双子へ四本目の肉根を与えた。
淫悦に浸った亜美と真美はぼおっとした頭でその長く太い淫果に舌を伸ばして
唾液を撥ねさせた。俺は二人の頭を優しく支えながら自らの下腹部へと寄せつける。
交互に双子の唇を犯した俺は心地良い支配感を覚えた。

「んぅっっ!? んぶうううううっ……!」
亜美と真美は口内にしこたまビュルビュルと暴射されながら、それぞれ弓背になって快昇した。
粘っこい蜜精を飲まされながらも、彼女たちはその淫膣をニュムニュムと律動させ
尻下にいる俺の精子をも搾り取る。俺の口には真美の恥潮が熱く爆ぜ放たれた。
舌先が締まった膣穴できゅんきゅんとしごかれる悦感は楽しくてしょうがない。

「あひぃ……! イクぅっっ! イクイクゥ――ッッ!」
「ああんっ……プロデューサー……!」
やよいと伊織の初肛でもまた、限界を超えた俺の淫槍がどぴゅうどぴゅうと大量の白淫を注ぎ込んだ。
肛襞に塗り込むようにして肉淫を捻り動かすと、壊れた蛇口のように
二人の恥穴から牝潮が噴き出てきて二の腕まで濡らし女臭塗れにしてくれた。

   #  #  #

「んっ……いいぞ千早ァ……!」
二番目の俺は椅子に腰を掛けて千早の爆乳奉仕を堪能していた。
命を落とした世界では決して味わえない彼女のレアパイズリ
その豊かな感触を肉根の神経に刻み込みたい。
千早は俺の表情を上目遣いに見ながら一生懸命その爆乳をこね上げて乳淫してくれた。
その妥協と遊びのない真っ直ぐな想いが柔らかい乳感と巨きな乳圧として肉根に伝わってくる。

「あんっ……あなたったらおっぱいばっかりぃ……!」
眼前にはあずささん、律子、そして美希がいずれもその立派な美巨乳を揺らして控えている。
それらの淫房が瞳に映りこむだけで眼が歓びにほころんで垂れ落ちる。
そんな素晴らしい三組の牝乳をただ眺めているだけの俺ではない。
俺は彼女たちの淫乳に顔を近づけて乳欲の示すままに口をすぼめて吸いしゃぶった。
「ちゅぱっ、ちゅむ、はふっ……はふっ……んっ、ちゅ、ちゅぷ……!」
唇が、歯が、舌が、美少女の乳にときめき、軽やかに弾む。
美少女は美少女であるだけでも魅力なのに、それに加えてこのような
いやらしい蜜乳まで備えてしまったら、俺たちの雄は眠ってなどいられない。
この肉付きの良い乳首に味がなくなるまで味わい尽くしたい。
「……!? あはぁ……っ!」
だが俺はわがままだ。
千早たちの宝乳のみを味わう、それは彼女たちの魅力に満ちた媚肢に失礼な気がする。
どうせなら彼女たちの一番美味しい部分も堪能しなければいけない。
俺は淫乳で楽しませてくれたあずさたちに、それぞれ分身済みの俺を再びあてがった。
俺たちはそれぞれ彼女たちの背後に張り付いて、その肉付きの美しい蜜尻を捉えた。

「あんっ……!」
「んっ……!? っ……ダーリン……っ!」
「あはぁぁっ……、は、ハニーィィ……!」
俺の子供の居る臨月の宝腹を優しく抱え込みながら俺たちは妊婦アイドルたちの蜜唇を痴犯する。
ガツガツとねちっこく肉杵で突きこねていくと、ブッヂュブッヂュと
温かな膣汁が四ヶ所の淫結部から痴泡となって美しい白股を伝って垂れ落ちていった。
あずささんの、律子の、美希の柔らかい牝乳を後ろから揉みしだくのは
前からも見上げるのとまた違った興奮と風情がある。
彼女たちの肉体の持つ牝のポテンシャルを揺さぶり引き出しているという実感があった。
彼女たちの悩ましい体が俺の手の中で悦び、胸板の前で震え、膣内で痴汁をとろつかせる。

「ああんっ……! イイ……っ! おちんちんイイのぉ……っ!」
「ダーリン……! 好きっ! 好きィィ……ッッ!」
「ハニー……見てぇっ! 美希がハニーにイカされるトコ、見ててぇ……っ!」

ドビュッ、ブビュルルルルルルッッ!
四本の淫根が乳娘たちの膣内で白濁の祝砲を打ち上げた。
子宮口を刺激しないように中腰のまま、擬似種付けを完了する。
あずささんだち三人は俺たちの腕に抱かれながら
ピュルピュルと甘い母乳を乱れ飛ばして悦声を漏らす
ヌボンと肉根を引き抜くと名残惜しそうに濃厚な白飴がまとわりつき
妊唇との間に熱い架橋を形成していた。
「あんっ……!? アツぅい……っ!!」
千早にはその悦淫におまけがついた。
彼女の爆乳の狭間で攻め立てられていた恥根も、鈴口が馬鹿になる程の暴射フィニッシュを決め華々しく散った。
射られた白淫は千早の美顔にぶつかり、ベットリと付いた。
糸を引いて頬や額からぶら下がっている垂精が射精後の余韻を淫らに魅せる。
「んっ……プロデューサーのせーし……」
膣射を決められ恍惚に包まれていた千早は、とろんとした眼のまま
顔にまぶされた痴精を指で掬っては口に運ぶ。
その様は地上に舞い降りた堕天使と呼ぶに相応しい。
「ほら、舐めて綺麗にするまでが妻の務めだぞ?」
あずささん、律子、美希の三人にも俺は射精直前の雄根をしゃぶらせた。
鈍く光る残精をペチャペチャと淫舌で拭う彼女たちに、俺は改めて愛おしい想いを抱いた。

   #  #  #

「あんっ……!」
三番目の俺は手の空いた四人の俺と共に、雪歩、春香そして真の三人を楽しんだ。
雪歩を抱っこの形でかかえた俺は、そのまま彼女の蜜肛に肉根をヌムリと挿入れる。
流石に何回も肛姦し続けただけあって彼女のそれはすっかり俺のものに馴染んでいた。

「ひゃん……っっ!」
今日俺はそんな雪歩の淫乱肛穴にとことん雄を感じさせてやろうと思った。
雪歩の背後に胸板を密着させたもう一人の俺は
先客の居る肛室へと無理やり怒張した肉根を押挿する。
歯を食い縛るような激しい圧迫感を覚えた雪歩に
俺たちは容赦なく蛮突蛮抜を繰り返す。

「ううっ……! プロデューサー……、おっ、お尻ぃ……!
 乱暴にほじくられると……おかしくなっちゃいますぅ……!」

雪歩はその儚いウィスパーボイスで泣きすがる。
だがその涙が恐怖によるものではないと俺たちは知っていた。
溢れる涙や漏れる声の中に、未知の痴楽に期待している心が見え隠れしている。
兜と兜、竿と竿をぶつけ合いながら俺たちの淫根は一匹の巨龍となって彼女の膣孔を蹂躙する。
もうこの穴は普通のアナルセックスでは満足できないだろう。
俺と一緒になっていた記憶と共に、俺の肉の味と形をいつもの二倍量で彼女に堪能してもらおう。

「おほぉ……!」
春香もまた、二人の俺を相手取って痴態を晒していた。
仰向けの俺に騎乗した春香はその恥肛に肉棒を含み腸襞でヌムヌムとしゃぶっている。
前方にいるもう一人の俺に向けて彼女は巨きな宝腹を晒していた。
見えにくい下腹へ肉根を派遣してようやく見つけた快門は、肛感に釣られて程良く湿っている。
そこへすぐに第二の淫根をズブズブと挿入した俺は
大きく腰で円を描いて孕み穴を堪能する。
春香はだらしなく涎を口端から垂らしながら前方にいる俺の首に腕を掛けている。
半ば宙吊りとなった彼女の前後をじゅぶんじゅぶんと猛犯し
母体の中にいる胎児に雄の存在を伝えた。

「ひぃぃぃ……! んくっ……! ううう……!」
「ほらっ、どうした真!」
最後の俺たちも二本の轟根を構えて、真と交尾をした。
四つん這いになっている真を挟んで背中と腹から交互に膣肛双穴を犯す。
犯す、犯す、犯す……犯しまくる!
威勢のいい真も二人の発情した雄獣の前では一介の小さな雌猫に成らざるを得ない。
熱い種付けピストンに翻弄された彼女は、腹側にいる俺の肩にがぶりと犬歯を立てて噛みついた。
必死に膨満化していく淫感にすがりついているようだ。
鋭歯は肩肉に食い込んでいたが、痛みから来る嫌悪感は全くなかった。
痛い事は痛いが、これはそれだけ真の神経が淫交に集中している証拠……
いわば俺が雄として優位に立っている証だった。
満たされた征服欲がこの痛みを愉悦に変換しているのだ。
急所を性感帯に変えるべく、背中に陣取っていた俺は
開拓精神を燃やして雄根を奮い、肛孔を牝へと調教していく。
三人の美少女は六人の男たちに前も後ろも挟まれ切ない嬌声を上げている。
六ヶ所の蜜孔は激しい肉交によって桃色めいた痴音を響かせながら快涙を流し続けていた。

「春香ぁ……っっ!」
「ああっ……! ダメェ……もぉ……っっ!!」
俺たちは射精限界に達してペース無視で滅茶苦茶に春香の双門を突き嬲った。
肉壁越しにパートナーの激しい淫突を感じながら、一層締まる女孔へと
びゅるんびゅるんと泥付いた熱精を注ぎ込む。
蠢動して淫らに包み込む彼女の痴肉に思わず深い吐息が漏れた。
玉袋のものを出し終えた後でぶるんと肉根を引き抜くと
縦に並んだ両穴からブクブクと泡立った精泡が垂れ落ちてきた。

「真ぉ……! イクぞ! お前のメスマンコに、たっぷり雄ミルク射精すぞっ!!」
「ああんっ……! は、はいぃぃ……っっ!」
心も身体も牝猫と化した菊地真の恥奥に、俺たちは熱い愛を注ぎ込む。
骨が軋むまで彼女を抱き締め、身動き出来ないその媚体に根元まで肉根を突き入れた。
びゅうびゅうと粘性抜群の雄精を乱れ注いだためか、玉袋に
じんと痺れが訪れてきた。ガリガリと俺の背中を引っ掻いていた彼女は
俺たちに挟まれたまま弓なりに背を反らして快美を長く叫び続けた。
前も後ろの雌になった彼女は全身に力が入らず
肉根を抜き終えた後も痴穴から精汁を垂れ流して床に沈んだ。

「雪歩ォォ……! いいか、ケツマンアクメを決めるんだ!」
「ああんっ……! ぷ、プロデューサー……!」
狭苦しい肛孔を押し合い圧し合いしながら犯しまくっていた俺たちも
荒々しい二重肛淫の末に射精した。
肛内を暴れまくる二本の肉バイブは、性感の発達した雪歩を一瞬にして快昇させた。
一本ずつ抜き出すとすっかり入り口のめくれあがった
世にも淫らな肛華が、白尻の中央で妖しく咲き誇っていた。
清純な可愛い顔立ちと淫乱娼婦そのものな猥肛のギャップのエロスには
男なら思わず目を惹きつけられてしまう魔力を帯びていた。
射精直後にもかかわらず、俺は完成した雪歩のエロアナルを目にし
その場でオナニーのネタにしてガシガシと手淫し始めた。

「ううっ……雪歩ぉ……!」
「エロいぞぉ……!」
俺たちの放った精液はビュッビュッビュッビュッと
短いスタッカートを刻んで彼女の蜜腹に降り注いだ。
横にいた四人の俺たちも、春香と真の腹や尻に肉棒をこすりつけて精液を拭い取っていた。

   #  #  #

(ヤバい……、皆、可愛い過ぎる……!)

シャッフルしながら全員を味わい終えた俺は、このアイドル娘たちとまだまだ突き合いたいと思った。
大海(うみ)よりも深く蒼穹(そら)よりも広いこの愛を
この娘たちに命ある限り毎日毎晩毎時間注ぎ込みたくてたまらない。
こんな清々しい気持ちになったのは生まれて初めてだ。
性欲とかそんな小さな事ではない、もっと広大な愛の在り方を俺は実感していた。

「ほら、赤ちゃん育てているのにこれが好きでたまらない妊婦さんはいるかなぁ……?」

深い興奮で熱を帯びた覇根を誇らしくちらつかせると
俺の前で十一人の妊婦アイドルたちが四つん這いになった。
皆が皆、重々しいマタニティボディを床につけて、肉付きこそ異なるが
いずれも眩しい魅惑的な白尻を一列に並べて見せつける。
その秘門を彼女たちは自ら進んで左右に広げた。
十者十様の妖しく美しい淫華が馥郁とした痴臭と共に咲き乱れた。

「プロデューサーさんっ、早く私のココにおちんちん下さいっ!」
「プロデューサー……貴方の素敵なモノで、私を歌わせて欲しいんです」
「妊娠期間のセックスケアも大事ですからしっかり優しく楽しませて下さいね」
「早くぅ……ハニーの太いおちんちん、美希のにちょうだい」
「エッチな奥さんでごめんなさいね。でも……欲しくてたまらないの、お願い」
「プロデューサー……今度はお尻だけを愛して下さいね?」
「プロデューサー、もっといっぱい赤ちゃん作るレッスンお願いします」
「さっさと入れなさいよ! 身体が冷めたら気のノリが悪くなるじゃない!」
「兄ちゃん、亜美と次の子作りの予行演習しよぉ!」
「受精済みだからって手を抜くと許さないかんねー」
「プロデューサー、遠慮は要りませんからがっつりと交尾しましょう!」

アイドルたちが俺の肉根をねだって痴態をさらけ出す。
開いた十一個の妖しい肉華、そしてそこから漂う濃厚な牝香は
全力で俺の理性を圧壊し淫嚢の奥にある備精まで引きずり出そうとしていた。
犯し甲斐のある見事な妊婦の尻列を前に、俺は舌なめずりをしながら武者震いする。

(……よし!)

この女の子たちをいっぺんに楽しませるビジョンを固めると
俺の隣に俺、その隣にまた俺と自分の分身が現れていく。
分身は九人で止まった。どうも今まで渡ってきた世界の数が分身可能な最大人数らしい。
だが、九人も居れば充分だ――

「おおおお――っっ!」
九人もの俺はそれぞれ思うアイドルの蜜尻をがしと掴んで
一様に勃起していた淫根を根元まで一気に挿入する。

「あはあ……っ……!」
こうして俺たちの俺たちによる俺たちのための、765プロアイドル一斉種付けが始まった。
右の俺も左の俺もそれぞれ最高の美少女を相手取り、性欲のままに種付けピストンを繰り出す。
その淫様は自分の事ながら、実に壮観だった。
舞台に水瀬邸の広い室内を選んだというのに、すぐにも濃密な淫臭が部屋に満ちてしまった。
部屋に響き渡る十一人分の艶声を聞きながら深呼吸をすると、頭蓋骨の裏まで桃色に染まりそうだ。
俺の子を孕み、産んでくれるアイドルたちに熱々の肉根を抜々挿々し淫姦する、この愉悦。
例外なく全ての女唇牝孔が雄槍をしゃぶり、嬲り、締め付けてくる。

「ああんっ……!」
俺は亜美と真美、伊織とやよいの二組をも巧みに御する。
うつ伏せになって重なり合う双子の淫尻を後ろからズボズボと突きまくると
快声と共に温かな牝汁が泡立ちながら流れ出ていく。
互いに抱き締め合って熱いベーゼを交わす伊織とやよいのカップルの間に入り
ガツガツと交互に雄の楽しみを味わってもらった。
この娘たち以外も、子供を抱えているのに精液摂取する気満々の蜜孔がずらりと並ぶ。

「ううっ……!」
汗ばんだ妻尻の奥、その奥へと俺たちはどびゅうびゅうと強かに濃厚な淫精を注ぎ込んでいく。
肉根によって刻まれていく快色のビートがトリガーとなり
春香たちは次々に耳がふやけてしまうような牝声を漏らして淫頂へと極まった。
淫肉痴肉がぶつかり合う猥音、何度果てても冷めぬ熱交によってブクブクと泡立つ蜜汁
搾った理性を含んだ泡が虚しく弾けていく音。
これらが混沌として混ざり合い、今まで聴いた事のない濃密でパッショナブルな
シンフォニーを奏でていくのだから飽きない訳がなかった。

(春香! 千早! 律子! 美希! あずさ! 雪歩! やよい! 伊織! 亜美! 真美! 真!
 お前たちは皆俺の大切な嫁だ! 最高の嫁だよ!
 毎日セックスしまくって、何人でも赤ちゃん作ってやるぞ!
 キンタマで爆産中の濃厚雄エキス、全部お前たちの子宮にドブドブ注ぎ込んで着床させまくる!
 ドスケベチンポを休まず突きまくって誘い出された
 お前たちの発情卵子を片っ端から受精させてくれ!
 765プロを俺の子供専用保育園にしてやるんだ!
 さあ、子供を産んだ後も孕むまでチンポ突きまくって
 何発でも熱くて濃い繁殖用ザーメンをドブドブぶち込んで腹の中タプつかせるぞ!
 俺のチンポで一日中セックスの事しか考えられない
 エッチな歌詞しか歌えない身体にしてやるんだ!
 年齢とか体型とか性格とか、関係ない! 狂いそうなくらい、俺はお前たちが大好きなんだ!
 今夜は種付け祭りだ! マンコが馬鹿になるくらいチンポハメまくってやるから覚悟しろぉ!」
十一人の美少女相手に淫姦の限りを尽くした俺はすっかり疲れ果て
痴臭の消えない部屋の真ん中で仰向けに倒れ、そのまま寝てしまった。

   #  #  #

「大変ご迷惑をおかけいたしました。あと数分で天界コンピューターは完全に復旧いたします」

その時俺は思考の麻痺した頭で夢を見ていた。
あの緑髪の天使コトリエルが俺の前に進み出て深々と頭を下げる。

「随分とハッスルされたのですね。あんなセックスをした人間は貴方が初めてです。
 ですが例え次元の異なる世界のものでも
 貴方自身の体を同一世界で頻繁に分けたり重ねたりするのは
 精神に異常を来たしてしまいますので控えて下さい」
「コトリエルさん……」
「とは言っても、もうこのような事は起こしたりはいたしませんけどね、ふふ。
 貴方には大変ご迷惑をおかけいたしました。
 あと数分で天界コンピューターは完全に復旧いたします。
 貴方の処遇については天界で繰り返し協議した結果、極めて特例中の特例として
 時間を逆行させて元の世界に生還させる事で合意しました。
 詳しい事を説明する時間は残念ながらもうありません。
 では、これから第二の人生をお楽しみ下さい、プロデューサーさん」
コトリエルはそれだけ伝えると、こっちの問いも聞かずにスッと消えていった。

   #  #  #

「……!」

目を覚ますと、俺はいつもの部屋に布団を被って寝ていた。
天井に伸ばした右手だけが途方に暮れていた。
ぼーっとした頭でテレビをつけて朝のニュースを見てみると
あの日、765プロダクションに初出勤する日になっていた。

「夢か、……長い夢だったな……」

俺は部屋を見回した。いつもと同じ様子なのにやたら懐かしく感じる。
食事を済ませた俺は、定刻通りに家を出た。
すると通勤路の途中にあるT字路で何やら人集りが出来ている。
近くにいた中年の男性に話を聞いてみたら、こう教えてくれた。

「いや、どうも居眠り運転していたトラックが歩道に突っ込んだらしいんだよ。
 幸い歩道には誰もいなかったんだけど、ほら、あの標識がひしゃげているだろ。
 運転手もさっき救急車に運ばれていったよ」

間違いない。以前俺が巻き込まれたあの事故だ。
夢の内容こそおぼろげだが、身体は覚えているようでゾッと寒気が走った。

(……。折角生き返らせてくれたんだ……精一杯生きてやろうじゃないか!)

足取りは軽かった。
プロデュースを控えているアイドル候補生たちの顔を思い浮かべながら、俺は事務所の扉を開いた。
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