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前作:バックステージ雪歩編

センタースクリーンのすぐ裏側、複雑に鉄パイプが入り組む狭間の小さな空間。
壁のモニターとパイプ椅子からスタッフの休憩スペースのようにも見えるそこに
いるのはジャージ姿の少女だった。
観客席の熱狂が凄まじい音と振動となってダイレクトに伝わるのもどこ吹く風と
両足を投げ出してだらしなく座ったまま、時折声を漏らしては上体をのけぞらせる。

闇に包まれた空間をモニターの明滅が照らすたび少女の横顔が浮かび上がる。
目を閉じ何かを思い描くような表情、それがステージや自分のパフォーマンスを
イメージしているわけでないのは彼女の両手がある場所を見れば一目瞭然だった。
右手はずらしたズボンの中に、左手は上衣の裾から胸元に。

「んっ……はぁっ、んぐ、あぁ……」

着衣の上からでもうかがえるリズミカルな動きは、ステージに流れハードロック調の
サウンドとシンクロしてサビに向かって盛り上がっていく。

「はぁ、いい、気持ちいいぞ……もっと、もっと奥まで、いっぱい、あぁ!」

やがて叫ぶような歌声とギターが競い合うようにフィナーレになだれ込むと、
バックステージの少女はスイッチが切れたように全ての動きを止める。


「……ふぅー、やっぱ自分でするのって物足りないぞ」
「響ちゃん、今イッたんじゃないの?」
「イッたけどさ……こんなんじゃ全然収まらないぞ。 先生なんとかしてよ!」
「これから本番って時に何言ってるんだよ」

先生と呼ばれた男性は苦笑を浮かべ、たしなめるよう彼女の頭を軽く小突いたが
彼自身も発散が必要なのは股間を見れば明らかだった。
名の通ったダンサーである彼は765プロのダンス講師を務める関係もあって
“バックステージ”のしきたりは知っているが、師匠である自分が弟子ともいうべき
アイドルと関係を持つことは控えていた。
だが愛弟子である我那覇響の過激な痴態を目にして、自身で決めた誓いが揺らぎ始める。

「時間なら大丈夫だぞ。真の次は千早だし、そのあともゲストが続くんだから」

ゲストの都合でセトリが変更されなければ響の出番が後回しになることもなく
彼女が持て余したテンションをオナニーで発散させるようなこともなかっただろう。

「でも……本当にいいのか、響ちゃん」
「よくなかったら誘ったりしないさ。それとも先生は自分とするのはいや?」

響のしおらしい上目使い、それだけで彼の我慢は限界を超えた。
愛弟子を抱き締めるとジャージ越しでも感じられる熱く火照った躰から立ち上る
蠱惑的な体臭に理性をかき乱され荒々しくジャージを剥ぎとっていく。
剥き出しにされた浅黒い肌には汗の滴が浮かび、タンクトップを盛り上げる
ロケットのように張り出した乳房と乳首の形をくっきりと形づくる。

レッスンスタジオで見慣れたはずの愛弟子は発情した匂いをふりまく一匹の雌となり
雄である彼の蹂躙を待ち焦がれている。

「響ちゃん……前からずっと、こうしたかった」
「ほんとに? だったらしたいようにしていいぞ、先生のダンスみたいに激しく…んむ!?」

唇が重ねあった瞬間からお互いをむさぼるような激しい口づけが始まる。
相手を舐め唾液を啜り上げる水音が喧騒の静まりつつあるステージまで届きそうなくらい
高まっていくのも気にせず、互いの両手は相手の体をまさぐりながら着衣を脱がしていく。

上半身のタンクトップを脱がされノーブラの乳房が男の手で撫でまわされて
汗の滴がテラテラと濡れ光って淫靡に輝く。

「ほら響ちゃん、下は自分で脱ぐんだ、リズムに合わせて、ステップを踏みながら」

男の両手でリズミカルに乳房を揉まれながら、響は言われた通り腰をくねらせて
ジャージと下着をまとめておろすと最後にぽーんと蹴り上げた。
全裸になってしまうとさっきのように男を見上げ、今度は挑発するようにやりと笑うと
彼のジャージに手をかけて一気に足首までずらしてしまう。
限界以上に勃起して臍をたたく勢いの男根を両手で握りしめると
男を見上げたまま大きく開いた口で頬張り味わい始める。

汗と涎と先走りで口の周りをべとべとに濡らしながら、じゅぽじゅぽと激しくしゃぶる
響の口淫に追い詰められそうになり、男は慌てて響を引き離して床のマットに腰を下ろす。
自分の上にまたがらせ騎乗位で踊らせる、あるいは四つん這いの後ろから獣のように
交わるのが彼の好みだったが、彼が選んだのはそのどちらでもなかった。

「響ちゃん、おいで……」
「んっ……ここ? はぁ、せんせーのって凄い固いぞ……鉄棒みたいに」
「ゆっくりだぞ……そ、もっとゆっくり、ほら、分かるか? 響ちゃんの中に入っていくの」
「うん、ぐりぐりってされて……自分の中が先生ので広がっている」
「ああ、響ちゃんのお○んこ、すごい締め付けで気持ちいい」
「自分も先生のおちんちんで中が擦られて気持ちい……こんなの初めてだぞ」

挿入を焦る響をいなしつつ、男はじっくりとタイミングを計りながら合体を進めていく。
欲情に支配はされていてもこの後に控える本番のことは忘れてはいなかった。
彼があえて対面座位を選んだのは自分で交わりのペースをコントロールしやすいのと
響の体力や筋力への負担が極力少なるようにという配慮だった。

「せんせぇ……動いちゃだめなの?」
「まだだめ、ちゃんと奥まで入ってから」
「んっ、もう我慢できないぞ」
「こらこら、いうこと聞かないと抜いちゃうぞ? あとちょっとだから」

それまで響の尻を抱えて挿入をコントロールしていたのを太ももに切り替え、空いた両手で
響の頭を撫でながら先ほどの激しい口づけとはまるで違う、優しいキスで響の気をそらす。
効果は覿面だった。挿入と動きを焦る響から力みが抜け、ごく自然に根本までくわえ込むと
亀頭がぐいぐい子宮を押し上げる刺激に顎をのけぞらせる。

「んぐぅ……あたってる、せんせいの……」
「ちゃんと奥まで入ったろ?」
「うん、ねえ、もう動いていい?」
「もう少しだけ我慢な。ほら、今度は響ちゃんがキスしてみ、やさしくだぞ?」
「うん……わかったぞ」

響は先生の意図を悟り、首に両手を回してさっきされたような優しいキスをかえすと
先生も両手で腰を掴んで奥まで挿入したままゆっくりとこねるように動きを教えていく。
激しいピストンでなくても気持ちいいことをさとった響は、ゆるやかな交わりに高まり
自ら擦りつけることで何度か小さく絶頂した後、ステージの盛り上がりにあわせるように
二人は同時に果てた。

「どう、落ち着いたかな?」
「こういうエッチも結構いいもんだね……だけど、あのさぁ……」
「分ってる、。それはステージが終わった後にな。さ、着替えて準備するぞ」



響編おしまい

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