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「はぁ・・・・・・」
 仰向けに、天井を仰ぎ見たPは、ため息一つ。
「退屈だなぁ」
 横たわる彼の足元に目を落とすと、真っ白なギブス。パジャマ姿のPが、今いるのは都内
の病院の一室だった。

 事の起こりは数日前。
 双子アイドル、双海亜美のバラエティ番組撮影中のことだった。いつもの通り、ムダに元
気な亜美真美がカメリハ中に走り回り、セットの背景、巨大な書き割りにぶつかったのだ。
もともと足場がきちんと作られてなかったらしく、ぐらぐらしていたそれは轟音を立てながら、
双子に向かって倒れてきた。ベニアに細い角材で組まれたものでも、縦横十数メートルの大
きさともあれば、下敷きになれば大人だってただではすまない代物だ。ましてや、小柄な双
子だったら・・・・・・
 スタジオに響く悲鳴。
 おびえる彼女たちは足がすくんで動けない。
『亜美、真美!!』
 そのときPはほとんど反射的に体が動いていた。袖から一目散に駆け寄ると、双子を両脇
にかかえてスライディング!
 間一髪、背後で着地したセットが派手に埃を巻き上げていた。
「・・・・・・ふぅ、助かった、か」
 後ろを振り返り、額の汗を拭くP。
「うう、兄ちゃん」
「お、体、大丈夫か?二人とも」
『・・・・・・にーちゃーん!!』
 だきっ。左右から、亜美真美が胸元に飛び込んできた。
「こわかった、こわかったよぅ」
「・・・・・・よしよし。もう大丈夫だかんな。でも、こういうことになるから現場であんまり走
り回るなよ」
「うんうん、これからはいい子にする!」
「じゃ、とりあえずディレクターに事情を説明、って、あれ」
 立ち上がってみて、Pは違和感を覚えた。
「どうしたの、兄ちゃん」
「いや、足首が、なんか曲がっちゃいけない方向に曲がってるような・・・・・・」
「うわ!ホントだ!!すごーい、兄ちゃんのかくし芸?」
「というより、コレは多分・・・・・・」

 助けたところで終わっていたら、格好よかったのだが・・・・・・
 双子も、P自身もセットのせいで直接どうこうというのはなかった。だけど、あまりにも
急激に動いたせいで、Pは自分でも気づかず、ひどい捻挫をしていた。火事場の馬鹿力とい
うヤツか、ひねった当座は痛みをほとんど感じなかったのだが、それに気づいた瞬間、襲い
来る激しい痛み。
 颯爽と駆けつけた姿が嘘のように、その後はうずくまると無様に泣き、呻き。そして、そ
の場からタンカと救急車で運ばれて病院に運ばれる結果になった。
 まぁ、精密検査の結果、筋を伸ばしたこと以外は何もなく、ギブスで固定してしばらく安
静にすればいいだけにすんだのは幸いだった。
 本来、入院するほどの怪我でもなかったのだが、普段の疲労が溜まっていることが、急に
動いたときの怪我の原因にもなったとも言われ、急遽の休息の意味も含めて短期の入院と相
成ったわけだ。

 そんなわけで、ベッドに横たわる毎日のP。
 放課後ともなれば、アイドルたちが忙しい合間に見舞いに来てくれるし、洗濯などの身の
回りの世話は小鳥さんが引き受けてくれている。
(なんにもせんでも、三食出るし、いい身分だよなぁ)
 ただ、唯一の欠点は、
「退屈だ・・・・・・」
 めまぐるしい芸能界の世界で日常を過ごしてきた彼には、テレビか本か天井か窓の生活は、
平板に思えて仕方ない。個室なので、隣のベッドの人と話すことも出来ない。
「楽しみは、ご飯くらいになるよなぁ」
 寂しいイメージのある病院食だが、食事制限のある患者以外にはそうでもない。たしかに、
動くの前提で作られていない分、ボリュームは少なめだが、栄養のバランスを考えた体にい
い献立で、日ごろ外食メインで、好きなものばかり食べてるPには、久しぶりに食べる煮び
たしや漬物がやたらと美味しく感じられる。

とんとん、

(っと、考えてたら、そろそろお昼の時間か)
「はーい」
 配膳に来た看護士さんを迎え入れたPだったが、部屋に入ってきたその姿を見たとき、表
情を凍りつかせた。
「じゃーん!アイドルナース亜美ちゃんで〜す!!」
「真美もいるよ〜」
 ご飯の載ったアルミの盆の両脇に、Vi服、テトラカラードコメットにご丁寧にもナース帽
までのっけた亜美真美。


「・・・・・・あー、うん。ご苦労様。じゃ、それ置いて帰っていいから」
「えーーーー!兄ちゃん反応薄ーい」
「もっとわーっ!!とか、うぉー!、とかって言ってくんないのー?」
「わーった、わーった。ありがとう、ご飯運んできてくれて。じゃ、きちんと服は事務所に
返しとけよ」
「運んできただけじゃないもん、ねー」
「ねー」
 双子が顔を見合わせて笑った。Pの背中に悪寒が走る。やばい。こんな風に意思の疎通が
取れてるときは、この二人が何かしでかす前兆だ。
 そして自分は今、片足が不自由というハンデがある。
「亜美たち、兄ちゃんをカンゴしに来たんだもんっ」
「そーだよ、動けない兄ちゃんのために、あーん、ってやりに来たんだよ」
「・・・・・・動けないってわけじゃないし、手は問題ないから必要ないし。っていうか、そんな
勝手なことやってたら、病院の人に怒られるぞ」
「大丈夫だもーん。だって、ここ、真美たちのパパがいる病院だもん」
「あー、そういえば、そうだったな・・・・・・って、それあんまり関係ないだろ」
「兄ちゃんうるさーい、カンゴフさんの言うことは絶対なの!」
 じー、っとまじめにこっちを睨んでくる亜美真美。軽く潤んだ四つの目を見ながら、Pは
考える。
(うーん、こいつらなりに、恩を感じて、なのかなぁ)
 こうなった原因が自分たちにあるから、何とかして役に立ちたくて、とか。確かに事件後
も、撮影中断して二人は病院までついてきてくれて、ずっと心配してくれていた。見舞いも
一番足繁く通ってきてくれている。
 方向は暴走がちだが、そういう気持ちを無駄にするのはちょっとだけ忍びない。
(まぁ、遊びにつきやってやるのはいつものことだし)
 どうせ飽きたら帰るだろう。そう思ってたから、軽い気持ちで言ってしまった。
「わかったよ。じゃ、お願いします、カンゴフさん」

そして、
後に、プロデューサーはこの一言を大いに後悔することになる・・・・・・


「わーい、それじゃカンゴするよー」
 言うなり、だだだっとベッドに駆け寄る双子。Pの胸元にご飯の載ったお膳を置いた。
(・・・・・ご飯と・・・・・・シチューかな?それとほうれん草の胡麻和え、ひじきと高野豆腐の煮物
・・・・・・海草と小魚のサラダ。オレンジジュースに、プリンか。うん、良かった、あつあつお
でんとかはないな・・・・・・)
 ささっと献立を確認し危険性を確認する。
「それじゃープリンからいくね〜」
「ちょ、ちょちょっと待て!」
 ぺりぺりとプリンの包装を剥がしにかかる亜美を止める。
「プリンはデザート、最後だろ、明らかに!」
「ねーねー兄ちゃん、このぷよぷよしたのなーに?」
「あ?それは、高野豆腐。っと、要は乾燥したおとうふだ」
「へー、このぷにぷに感触チョー面白ーい」
「亜美も触りたーい・・・・・・あ」
 亜美が手を伸ばすと、真美のスプーンの上から豆腐か転がり落ちて、ぺちゃりと病室の床に。
「あーあ・・・・・・よいしょ。はい兄ちゃん、はい、あーん」
「はい、あーん、じゃねぇ!!明らかに落ちたし!!」
「三秒ルールだから大丈夫だよー」
 このとき、彼は思った。一瞬でも、こいつらに懺悔なんて殊勝な心がけを期待した己の愚か
さを。
「兄ちゃんさっきから、うるさーい」
「せっかく真美たちが、カンゴしてあげてるのに。言うこと聞かない患者さんは・・・・・・」
がちゃ。
 硬質の音が手首のあたりから聞こえてくる。
「!?」
「んふふふふ〜、それじゃ今度はこっちも」
 もう一度、がちゃり。
「・・・・・・手錠!!なぜに!?」
 銀色のわっかが手首と、もう一方はベッドに結ばれている。本格的なものでなく、アルミのお
もちゃの手錠のようだが、引っ張れば抜けるものでもなく、両手を同様に繋がれると、見事にベ
ッドから逃れること叶わない状況に。
 そんなPを見下ろす双子たち・・・・・・
(あれ、このシチュエーション、どっかで見たような気が・・・・・・夢で、見たんだっけ・・・・・・)
「それじゃ兄ちゃん、あーんしようね?」


 悪夢のような食事介助は続いた・・・・・・
 双子の自由な想像力による、オリジナリティ溢れる料理改良は、ことごとくPの口には合わな
かった。平たく言うと、シチューインオレンジジュースとか、プリンご飯とか・・・・・・
 なおかつ、身動きできない状況で、事務的に差し出されるスプーンを口に運んでると、こんな
幼女になにをされてるんだろうなぁ、と大人の男としてのプライドが揺らいでくる。はたから見
たら両手に花でうらやましいシチューエーションかもしれないが、その実、Pは心身ともにずた
ずたで、真っ白になっていた。
 けれど、一品も残すことなく出されたものを全て平らげ・・・・・・
「・・・・・・ごちそうさま」
『ごちそうさま〜』
 双子がハモって言葉を返してくる。
「満足したろ、とりあえず、手錠をはず・・・・・・」
「ねー真美、ご飯終わったら、あれだよね」
「うんうん・・・・・・じゃ〜ん!!」
「なっ・・・・・・」
 真美の手元には、ナス形の大きなペットボトルの容器。用途を思い、Pがさらに青ざめる。
「い、いや、尿瓶とか必要ないから!!俺、別に歩いて、トイレ行けるから、っていうか催して
ないし!!」
 がちゃん、がちゃん、ベッドの上で身をよじるが、手錠がパイプにぶつかって派手な音を立て
るだけ。
「んふふふふ〜、これも兄ちゃんのためを思ってのことなのだ」
「心にもないことを言うな!あ、だめ、やめて!ズボン下ろさないでっ!イヤン!」
 ゆるりとしたパジャマの下は、双子が両方から引っ張ればすぐに脱げていって、太ももに走る
スースーとつめたい感触。
 トランクスが下ろされると、ポロリとその部分が零れ落ちて、
『おー』
 見慣れないものを、しげしげ見つめる双子たち。
「うう、もうお婿に行けない・・・・・・」
「うーん、どうすればいいのかな。先っぽ、中に入れればいいのかな?」
 へなへなに萎えているそれに親指と人差し指を伸ばし、亜美はくいっと摘むようにして持ち上
げると、尿瓶の入り口にそれを押し込んだ。
「・・・・・・じゃ、出していいよ?」
「出るかっ!!」
「もうっ、それじゃカンゴにならないよ。あ、そうだ、ねぇ亜美、このまえの遠足で・・・・・・」
「うんうん、亜美もそう思ってたところ!」
「ちょ、ちょっとまてお前ら、また良からぬことを・・・・・・」


 尿瓶から抜かれたペニスに、真美の手のひらが伸ばされる。小さな手が、くるりと肉棒を包み
込むと、上下に動き出す・・・・・・
「なななななな!!!」
 幼い手のひらは、その上、緩急をつけて強まったり弱まったり。とくにカリ首の辺りは、痛い
と思うくらいに強く締め付けられ、Pの口から言葉にならない吐息がもれる。
「この前遠足でね、亜美たち牧場行って、牛のおっぱい搾ったんだよ。亜美たちの搾り方チョー
うまいって、褒められたんだー」
「いや、これ、おっぱいじゃないし・・・・・・」
「でも、出ないけど、兄ちゃんのちんちん、大きくなってるよー」
「わーすごーい、亜美も亜美もっ!」
 二つの手が、ぴんと立つ怒張に伸ばされる。
「うーわー、兄ちゃんのちんちん、固くて熱いね・・・・・・あ、なんか出てきた」
 先走りの液が鈴口から零れて、亜美の指先を濡らす。
 おそらく、この二人は行為の意味を分かっていない。無垢な双子は性的なものだとは気がつか
ずに、劣情の固まりに指先を這わせ、吐精を迫ってくる。それは恐ろしく背徳的なものだった。
彼女らの年齢や、自分との関係、一線を越えるのをためらわせる全ての事象は、越えてしまった
後には、すべてゆがんだ欲望を掻き立てるスパイスにしかならなくなる。
 つまりは、Pは気づいたのだ。ヤバイ。入院してからのなんとはなしの禁欲生活で溜まってい
るせいか、思った以上に自制が利かない。
「っ・・・・・・亜美、真美、出る」
「ふぇ?」
 脳髄まで真っ白になる衝撃が駆け抜けて、Pの腰が浮いた。精悍を通って白濁は、飛距離を伴
って見事に飛び出した。
「わぷっ」
 あまりにも勢いがよかったせいで、近くにいた亜美の顔にかかる。びちゃりとその髪を、頬を、
唇を黄色かかったふるふるに濃いゼリー状の粘液が、汚していた。
 二回、三回、腰を震わせるたびにスペルマが零れるが、最初ほどの勢いはなかった。
 全てを忘れるくらい鮮烈な、射精の快楽の後、
(やっちまった・・・・・・)
「亜美、真美、あのー、これはだな」
「兄ちゃん・・・・・・」
 目を伏せた双子が、フルフルと肩を震わせている。


「・・・・・・亜美、真美?」
「兄ちゃん、兄ちゃんが・・・・・・」

『『白いおしっこしたーーーーーー!!』』

「どどど、どうしよう亜美、おしっこ白いなんて初めて見たよっ!兄ちゃんビョーキなんじゃな
いかなっ」
 あたふたしている双子。
「いや、病気じゃなくて、むしろ健康の証拠っていうか」
「ビョーキだったらパパに見てもらわないとっ、真美」
「うっわわわ!それは止めてくれ!」
「でもでも、兄ちゃんビョーキで死んじゃうかもっ」
「死なない!死なない!!いや、むしろ社会的に死んじゃうから!!」

トントン、ガチャ

「プロデューサーさん、頼まれた着替え洗濯してきましたー。あと、これ高木社長からお見舞いの
果物、ドリアン詰め合わせ・・・・・・」
「・・・・・・小鳥さん」
 ノックとともに病室に入ってきたのは、音無小鳥さん。病室を見渡すと、
「あ、えっと、あのー」
 言葉を失って立ち尽くした。
 無理もない、下半身丸出しのPにザーメンまみれのアイドルなのだから。
「・・・・・・それじゃ!」
 どすん、と手元の荷物を置くと、さっさとドアを閉めていってしまう・・・・・・
「あ、ちょっと待って、なんてタイミングの悪い人なんだ!!ええい、動けないし。せめて、せめ
て説明させて!行かないで小鳥さんっ!!ああ〜」

Pの悲痛な叫びは、ドアの向こうの小鳥さんには届かなかったとさ・・・・・・



作者:2スレ451

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