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伊織の姿が見えないことに気づいたのは、春香のライブ打ち上げパーティがカオスのような
馬鹿騒ぎに変わり果てたあとのことである。
高槻さんが都合で欠席、星井さんは仕事が押してまだ事務所に戻ってきていない。
それくらいで不満を表すような伊織でもないが、仲良しさんがいないのは寂しかろうと
何かと話を振って気にはかけていたのだが、皆からの駄洒落責めにあい、痙攣しながら
ヒーヒー笑い転げる如月さんの狂態に気を取られたのがまずかったらしい。
気づけば隣にいたはずの伊織が消えていた。
場の雰囲気を見計らいつつ、トイレを装って会場の会議室を抜け出した。
恐らくはここだろう、そう見当をつけた場所に伊織はいた。
明かりを消した応接室のソファーの上、膝を抱えウサギのぬいぐるみをじっと見つめている。

「ここにいたか伊織。隣、いいか?」
「……だめ。一人がいいの」
「拗ねてる?」
「ち、違うわよ! ちょっと休んでいただけなんだから……」
「じゃあいいだろ」

伊織の返事を待たず、ソファーに尻を割り込ませ密着する。
「ちょっと、狭いじゃない! なんで隣にすわらないのよ」
「隣は駄目だっていったくせに」
「だからといって、もう! ここは一人用なの。向かいに座ればいいでしょ」
「照れるなよ伊織」
「て、照れてないわよ。狭いし窮屈だから早くどきなさいよ!」
華奢な体で懸命に押し返そうとする伊織をひょいと抱え、膝の上におろしてやる。

「こうすれば狭くないだろ」
後ろから手をまわし伊織のお腹の前で軽く組む。
「こ、この…へ、変態…、離しなさいよ」
「離さないよ、伊織は俺のだもん」
「何が『俺のだもん』よ。勝手なこといわないで!」
「事実だからしょうがない」
「もう…アンタのほうがしょうがないわよ。…少しだけだからね」
「ははぁ、有難き幸せ」
ソファーに背中を預けると、伊織も力を抜いて俺にもたれかかってくれる。
「まあ寛げるから勘弁して上げるわ。その代わり落ちないように支えているのよ」
そうして俺にちょこんと手を重ね、満足げなため息をひとつついた。

そこで言葉は途切れ、薄暗い応接室をお互いの息遣いがゆるやかに満たしていく。
華奢な癖にふわりと柔らかい伊織の体が密着し、少し高めの体温が伝わってくる。
目の前に頭があるため、意識しなくてもフローラルな芳香が鼻腔に忍び入ってくる。
シャンプーの匂い、そして伊織自身の甘やかな体臭。
これはやばい。体勢が体勢だけに、不埒な反応は避けなければ。
そう思ったとき、不意に伊織が体をずりさげようとした。
落ちかけたその体を支えようと、反射的に伸ばした手が押さえたのは。
伊織の胸だった。
一瞬震えたその体がぎゅっと小さく縮こまった。


「ねえ、大声で悲鳴あげてみましょうか?」
「やめてください。落ちそうになったのを止めようとしただけです」
「それが言い訳のつもり? ホントあんたって変態は油断も隙もないわね」
「変態は否定しないが、いまのは故意じゃないから許してくれないか」
「ダメよ。胸だけならともかく、さっき絶対変なこと考えてたでしょ」
「へっ、変なことって何か全然心当たりがない。それより胸はよかったのか」
「胸もよくないわよ! それよりこれよ、これ! 一体どういうつもりかしら?」

伊織が俺の上で身じろぎして、可愛らしいお尻を押し付けてくる。
それで初めて気づいた。
すっかり固くなった愚息が、伊織のお尻にグリグリと押され苦しがっているのを。

「これで分かったでしょ、この変態大人!」
「お、お許しください、伊織お嬢様」
「ダメ。これは洒落になってないから。中学生の女の子に何をする気だったのよDa変態!」
「誓って言うが何もする気はない………………今のところは」
「何よ、今のところはって」
「もう少し大人っぽく成長したら美味しく頂戴するつもり、という意味だ」
「お、美味しくってどういうことよ! まるで今は子供だからダメって聞こえるんだけど」
「事実だろ。それより大声だすとあっちに聞こえる」
「あっ……」

壁一枚向こうから、笑い声や会話の断片が時折漏れ聞こえてくるが、
先ほどまでのけたたましさは落ち着きはじめているようだ。
それでも普通の会話なら向こうに聞こえる心配もなさそうではあるが。

「それに俺が伊織を食べちゃうってのもお咎め無し?」
「あ、ありえないわよ、そんなこと…」
「でもさ、いまだ逃げようともせず、胸を揉みしだこうとするこの手も振り払おうともしない」
そういってふくらみに載せたままの手でそっと押さえて見せる。

「あっ、や、やめなさいってば……調子に乗らないでよ」
「もしかして俺へのご褒美ってやつ?」
「なんでご褒美あげなきゃだめなのよ…それより子供扱いはいやだって前からいってるでしょ」
「中学生の女の子は子供じゃないのか?」
「揚げ足取るな! それよりもそれだけ触っておいて成長に気づかないってどうなのよ?」
「……………………」
「ちょっと、そこで黙らないで何とかいいなさいよ」
「だって、服の上からじゃよくわからないよ」
「な、何よ、見せるなんてダメだからね」
「もちろんだよ伊織。こうすれば見なくても簡単に」

組んでいた手をほどき、脇のすきまから服の中に侵入させる。
前から考えていた通り、ノースリーブはあまりにも無防備に過ぎた。
「ちょ、な、なにっ?」
そのまま構わずブラの紐もカップも指先で潜り抜け、可愛いふくらみをぴったり押さえる。
「やぁ、だめ、やめなさいよぉ、な、なにどさくさに、あんっ」
真っ赤に染まった耳朶を唇で挟んでやるだけで、びくっと体を震わせるのが可愛い。

手のひらに収まる可愛いさ、とはいっても予想以上のボリューム感がある伊織のおっぱいは
確かに本人が主張するとおり成長著しいようだ。
それだけではない。肌理の細かい肌とマシュマロのようにふわりと柔らかい感触の上から
ほんの少し押さえてやるだけで、中心からは弾力的に押し返そうとしてくれる。
そこだけは子供らしい小さめの乳首すら一人前に固く尖り、指の間に挟んで少し動かすだけで
伊織の口から切なそうなため息がこぼれ落ちる。

「いやぁ…やめなさいよ、ねぇ…こ、こんなのだめぇ」
「ふむ、確かに伊織のおっぱいは成長しているらしい」
「そ、そうでしょ…わかったなら手を、は、離しなさい」
「胸の成長は分かったけど、本当に大人かどうかは別のところも調べる必要がある」
左手は乳房に残し、右手だけを抜くとゆっくり服の上を足に向かって這わせていく。

「やぁ、だ、ダメ、そっちはダメなの…」
伊織の手が懸命に阻止しようとするが、力が全く入っていないため、外から見れば
伊織自身がソコに俺の手を導いているかのようだ。
「いやぁ、お願い…だめ、だめなの、そっちはだめぇ」
くびれをなぞり、太ももに到達するころ伊織の声はうわごとのようになっている。
既に抵抗を放棄したその手をそっと脇にどけ、ワンピースの裾をまくりあげる。
膝に抱えた伊織の体でその部分は俺からは見えないものの、下着は完全に露出しているはずで
今度はその中心部を目指して指先を手繰り寄せていく。

「やっ、待って、違うの、そうじゃないの…」
「何が違うの? 大丈夫、ここを少し触るだけだからな、ほら」
俺にとって未踏の地点であるそこが、今どうなっているのか。
何故伊織が口先だけとはいえ、抵抗の言葉をやめないのか。
わかっている。
だが俺は確かめずにはいられない。
あともう少し、というときだった。

パーテーションのすりガラスに金色の獅子舞のシルエットが写り、通り過ぎる。
「デコちゃーん、ただいまなの!!」

俺と伊織は突然のことでどうすることもできないまま、その場で凍りつく。
だが美希の開いた扉は隣の会議室だった。

それでかろうじて呪縛がとけた。
慌てて身支度に取り掛かる俺と伊織だが、焦ってしまい何がどうなっているかわからない。
「ほら、伊織……兎に角膝から降りて」
「そ、そんな急に言われても、スカート、あ、その前に胸から手抜きなさいよ」

「デーコーちゃーん! どこー? 美希が戻ってきたよー お待たせなのー!」
直後、応接室の扉が開かれた。
「あっ」
「ひぇっ」

「……んふ、デコちゃんてば大胆なの。でも仲良しさんなのはいいことなの!」

「でもね、そーゆーのって美希、ズルイと思うな」
「へっ、何ですと?」
「だってそーでしょ? 美希がハニーにチューしようとしたら怒られちゃうのに
デコちゃんはプロデューサーさんにそんなコトしてもらえるなんて、やっぱズルいの!」
「その通りだ、美希ちゃんが正しい。だが俺の話、聞くだけでいいから聞いてくれないか?」
「言い訳とかなら聞かないよ?」
「分かってる。ここにいたのは、伊織が少し疲れていたから休憩するためで」
「抱っこしておっぱい触るのが休憩なの?」
「いやいや、最初は普通に休憩してたんだけど、俺がその…ちょっとムラムラしてきちゃって」
「あ、アンタ何いってるのよ」
「伊織は黙って。それで、その、何だ。騙す感じで抱っこしてこんな風にしてたんだ。
だから悪いのは俺で伊織は悪くない。頼む美希ちゃん、どうかこのことは内緒に…」

「……ふぅーん」
「いや、ふーんって、もしかして美希ちゃん疑ってる?」
「うん。だってデコちゃんみたいなお子様にムラムラするなんて信じられないの」
「いや、実際にしたんだからしょうがない。そこは信じてほしいな」
「ひょっとしてロリコンの変態さん?」
「ち、違うよ。ロリコンなんかじゃないから。断じて違います」
「じゃあ何? あ、そうだ。ムラムラした証拠見せて。そしたら信じてもいいの」
「ちょっと美希、さっきから何好き勝手いってくれてるのよ! 大きなお世話ンムゥ、ムグゥ!」
「伊織は黙って。いま大事なとこだ」
ここで叫ばれたらぶち壊しだから、その口を塞いでおく。

この美希という子は天然のようで、案外勘もいいし直感力も優れている。
だから苦し紛れの嘘で誤魔化すより、正直に真実をぶつけたほうがいいはずだ。
そう思ったからこそ俺は愚息を再起動させることで、それを証拠にしようとしたのである。
一歩間違えれば、いや間違えなくても性犯罪者だがそんなものはこの際スルーだ。
ロリコン認定されるよりもまし…なんだろうか?
そのため可哀相だが掴んだままの乳房を刺激して、伊織が悶えるように仕向けた。
案の定、公開愛撫を嫌がって暴れるキュートなヒップのおかげで再起動は果たしたわけだが。

そこで俺は気づいたのである。
俺たちコンビの珍プレーを見守る美希が、ふと小さなウインクを俺に見せたことに。
なんだ、何か言いたいのか? 
首を傾げた俺に、美希は唇を動かしてなにやら呟いたが、その言葉が何かが分からない。
それでも美希ちゃんの邪心ない笑顔、それに常日頃からの伊織との付き合い、
そんなものを総合すれば、なんとなく彼女の思惑がわかったような、わからないような……
ええい、ここまでくればでたとこ勝負。毒を食らわばお皿までというではないか。
それに美希ちゃんの出現で諦めた伊織の丸秘地帯。これってもしかしてチャンスじゃね?
そう判断し、俺は美希ちゃんに頷いて続けるよう促した。

「ね、証拠だよ。見せてくれるっていったよね?」
ええっ、やっぱりそれ? 見せてもいいけど、ハニーに怒られないか、俺?
そんな俺の思惑とは裏腹に、足元に屈みこんだ美希ちゃんが見ていたのは。
「ふーん、さすがデコちゃん、パンツだけはおしゃれで大人っぽいんだね」
「い、色はどうなんだ?」
「ムギュウウ! ムガァムギュギュウ!」
「あは、何いってるかわかんないよデコちゃん。ピンクだって言っちゃっていい?」
美希ちゃん、GJ!
猛然と暴れてみせた伊織だが、さすがに疲労がそれを上回ったらしい。
ほどなく力が抜けてさっきのようにぐったり俺にもたれかかってきた。

「じゃ見せてもらうね、デコちゃん」
朗らかな声でそう宣言した美希ちゃんだが、残念ながら抱えている伊織と暗さのせいで
何をどうしようとしているのか定かではない。
そのため、俺も美希ちゃんをどうフォローしていいかわからないでいると。
俺の太ももに伊織の脚がとんっ、と乗せられた。

美希ちゃんが来る前も、ソファーに深く座った俺が伊織を膝に乗せていてはいたが
俺の両足の間に伊織がすっぽり収まるような状態になっていた。
だからワンピースを捲くろうと、パンツが見えようと伊織がそうしようと思えば
その足をぴったりと閉じることができたわけである。
それを今しがた。
美希ちゃんは伊織の足首を掴むと、開きながら俺の太ももに乗っからせたのである。
その上で俺の膝を外に向けて押したわけだから、俺の脚が開くのにあわせて
伊織の大切な部分が、美希ちゃんの目の前にはっきり曝け出されたわけである。

「んっ、んんっ…」
もう暴れる元気もなくなったか、口をふさがれたままの伊織が苦しそうにうめき声を立てた。
慌てて手を離すと。
「やぁ…やめてよぉ…見ないで」
「大丈夫だよ、デコちゃん。美希は誰にも言わないから、ね?」
「んっ! やぁ、そこ……だめなの」
い、一体美希ちゃんは伊織のどこをどうしているんだ!?

見えないもどかしさがピークに達した俺は、懸命に体勢を整え、抱えた伊織の位置を調節し
限界以上に首の関節を伸ばし、挙句にいろんな筋肉が一気に攣った。
「ひっ、ひぎぃぃぃ、ぎぇぇぇぇぇぇ痛ぇぇぇぇぇ」
「あはっ、無理するからなの。どう、デコちゃん?」
「ん、ふっ、だ、だめ、こんな風になってるの見られたくない」
「でもね、これはデコちゃんが大人って証拠だよ? だから恥かしくなんかないの」

筋肉の痙攣と激痛で涙ぐむ俺の視界に、ほんのかすかだが美希ちゃんの指先の行方が写った。
彼女の指先は伊織の股間、そのど真ん中を柔らかく上下していた。
そしてその動きにあわせ、かすかに伊織の体も反応らしきものを見せている。

「ね、気持ちよかったんでしょ?」
「…う、うん、そうよ、美希」
「んふ、だからこうな風に濡れちゃうんだよね。美希も知ってるからよく分かるの」
あぁ、ハニー。君の彼女は素直でいい子だけど、少々赤裸々に過ぎる。
「あとはプロデューサーさんにしてもらってね」
「あ、ちょ…」
「ほーら、プロデューサーさんはこっちだよ!」
遊んでいた俺の右手がぐいっと掴まれ、そのまま無造作に。
「はい、ここだよ。乱暴にしちゃだめだから。じゃあね!」

い、いやそれはともかく、伊織、ごめん、伊織、いおり?

「んっ、そ、そこ…」
よ、良かったのか?
かすかに触れていただけの指先を伸ばし、人差し指から順番に指全体を着地させる。
「ふっ、ふぁぁっ、あっ……」
「き、気持ちいいか、伊織?」
「ば、バカァ、いちいち聞かないで……よぉ」
「ご、ごめん伊織」
「い、いいからちゃんと、………して」

初めて触れた伊織の大切な大切なその場所。
ショーツごしでも分かるしっとり濡れた粘り気と、ぷにぷに押し返してくる柔らかい弾力が
俺の理性を蒸発させ、伊織の許しも得ないまま指先を侵入させたのである。

「あっ…だ、だめよぉ…」
囁いた声は甘くて色っぽい大人の色香を漂わせる。
そうして伊織は俺の指をショーツの上から捕まえると、闖入者を追い出すかわりに
その無作法のツケを払わせるかのように、甘く濡れた牢獄に追い詰めたうえで気が済むまで
何度も何度も奉仕をしいたのである。

 ―完―

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