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「あの……キスしても、いいですか……?」

遠慮気味な態度で願い出たファンに対して、長髪の美少女――如月千早は困惑した表情で頭を下げた。
「……ごめんなさい。キスは、出来ません」
謝られた彼は慌てて千早に謝った。ロサンゼルスに留学し
そこで確かな手応えを得て脚光を浴びた歌姫に頭を下げさせては
応援するファンの立場としても寝つきが悪くなる。
数多の聴衆を瞬時に魅了する天賦の美声――
それを紡ぎ出す唯一無二の可憐な口唇を、千早は自らの意志をもって千早Pに捧げた。
歌以外で決して失いたくないものとして千早は、彼を真っ先に挙げる程愛していた。

「んっ……」

千早は申し訳なさそうにしながらも、舌先でチロチロと肉穂を舐めて口淫をする。
歌唱力と口淫の技術は意外にも比例しない。
少なくとも、世界的アイドルである如月千早の口淫はお世辞にも上手いと言えなかった。
この話をすると決まって春香Pは眉を顰める。春香は逆に、口淫がプロ並みに上手なのだ。
「下手で……ごめんなさい」
舌で鈴口を舐め上げながら、上目遣いで千早は謝った。
自分を気遣う美少女に、彼は思わず返答を忘れて見入ってしまった 。
「い、……いえ、天に昇る心地ですっ!」
千早は彼の優しさに感謝して、再び口淫を続ける。
まるで小さな女子がもったいぶってアイスクリームを
食べているかのような、色気の欠片もない口淫。
この事を気にしていたため、彼女はセックス技術が下手でも
許容してくれる事を必須条件として提示していた。
しかし今まで千早と感謝祭で接してきたファンに、その性的拙さを嘲笑する者は存在しない。
「稀代の歌姫」という枕言葉がついて回り、歌の可能性を追究して日々の努力に余念がない彼女は
一般人にとって、どこか異質で遠い存在にすら思えてくるものだ。
当イベントでそんな彼女と接したファンたちは、しばしば彼女に
「等身大の女子のもつ人間らしさ」を発見し、驚いた。
完全無欠の歌姫に隠された親しみの持てる魅力を見つけ
彼らは尚更彼女の事が好きになったという。

彼女に対する千早ファンの愛と団結は、固く、強い。
千早の条件には盛り込まれていないが、ファンクラブ代表から千早Pへの要望が寄せられている。
千早の口の負担を軽減するために、長すぎる男性器の持ち主は選ばない事、
そして、喉を痛めるような性行為は行わせない事を条件として盛り込んで欲しいという事だ。
これらは不文律として今回のイベントでも機能していた。
イラマチオは当然厳禁であり、口内射精も喉に絡んで良くない
という理由で禁止されたという徹底ぶりである。

「はぁっ、はぁっ、んううっ……ちーちゃぁんっ! いくぅっっ!」
「……ぁあんっ!」
彼は暴発寸前で千早の淫口から肉茎を抜いた。
その雄根は彼女の眼前で一瞬身をやや膨張させたかと思うと
直後肉兜の先端にある鈴溝を押し破るように白濁砲を轟射した。
「……きゃぁっ!」
千早の美顔に白濁のリボンが幾重にも重なり合い、まとわりつく。
薄荷の水飴に似た淫粘汁をまぶされている間
彼女はただ目を閉じて彼の放った猥熱を感じていた。

「はぁ……はぁ……」
右手でしごき、残液をも彼女の顔に絞り出して汚した彼は
美しい物を台無しにする屈折した恍惚感に満ちていた。
「喜んでいただけましたか?」
顔中雄汁にまみれたまま、千早はにこりと微笑んだ。
性俗と神聖さの織り成す独特の艶やかさに当てられ
彼の肉砲は先程の乱射ぶりも忘れてまた血潮を吸って膨起した。

   #  #  #

「では……前から失礼いたします」
ベッド端に座っている彼の前に、千早は尻を向けて立っている。
その美尻は、ずっと眺めていたくなる程魅惑的な曲線を描いていた。
彼の肉茎は既にローションをその身に纏い、所々光を屈折させながら反り返っている。
千早は尻溝を左右に広げて隠肛を晒した。
キュッとすぼんだその肉菊は、非常に締まりの良さそうな印象を与えてくれる。
千早は彼の逸物を逆手に握って、そのまま後方へと腰を下ろしていった。
「……あん……っ!」
千早の可憐な花蕾が、雄々しい肉穂と熱く口づけをする。
それをしばし用いて、彼女は肛皺にぬめりを与えた。
「あはぁ……!」
目を閉じていた千早は、嬌声を堪えきれずに漏らす。
肛穴が押し開かれて、亀肉を頬張った時だった。
それは潤滑油の助けを借りて、肛内へとゆっくりと導かれていく。

「は、……入ったよ」
第一声が言い出せない千早に代わり、彼が告げた。
肛孔は彼の肉物を根元まで受け止めている。
「あ……ありがとうございます……」
千早は肛肉の伝える肉根の熱を感じながら羞恥に震えていた。
きゅっ、きゅっ、と甘く緩縮を繰り返す彼女の桜肛が悩ましい。
「動いて、い……いいかな?」
千早の女尻を両手でそっと抱えながら、彼は言った。

「……はい……」
か細い声だが、千早は確かに言った。
「私のお尻で……気持ち良くなって下さい……!」

この言葉を皮切りに彼は歌姫の恥肛を激しく肛姦した。
今まで大人しかった分の反動を、そのままぶつけられた。

「あんっ! ああっ、ああぁ……っ! お尻……激しいのぉ……っっ!」

千早ファンたちは千早の美声を守るため、口戯に細心の注意を払う。
その分肛交では、彼女の美しい嬌声を大きく引きずり出すために
力を込めて彼女の肛孔を攻め立てるのだ。
千早もこれを分かっているから、結合前にあれだけ緊張してしまう。

「ああんっ……! あっ、だ……駄目ぇ……!」
千早ファンは歯を食いしばって、無言で彼女の肛肉を突きほぐす。

彼らは肛悦が目的ではない。
確かに愛するアイドルとの肉交は嬉しいものだ。
しかし、千早ファンはそれの数倍価値のあるものを求めている。
それは声である。
世界的アイドルである彼女の歌声の価値は計り知れない。
何せ新曲発表の度に市場が大きく動く程なのだ。
千早ファンにとって、彼女の声もとい歌は天上の賜り物も同然だった。
千早の発する嬌声――それは、どんなラブソングよりも情熱的であり
どんなバラードよりも切ない響きを持っていた。
ここでしか見れない彼女の艶姿。
そして、ここでしか歌わない彼のために紡ぎ出された淫詞。
肛響曲に乗せて流れ巡る愛歌を彼らは特等席で鑑賞するだけでなく、伴奏できるのだ。
まさにこれは値千金でも図れない至高のライブなのである。

「ああっ……!! いくぅっっ……! いくのぉぉ……!」

脳髄まで浸透し虜にする麗唱を歌いながら
千早はその美肛に熱々とした雄精を注ぎ込まれていく。
彼は最高の歌声を間近で味わい、快涙を流している。

   #  #  #

プロデューサーたちは屋敷の中心部にあるモニター室を控え室として利用している。
そこでは各部屋にいる男女が何をしているのか一目瞭然だった。
各部屋にはナースコールボタンと電話が備わっているが、万全を期して監視カメラも設置しているのだ。
確かに部屋の状況を瞬時に把握する際に便利である。
しかし、壁一面に繰り広げられるアイドルたちの痴態に興奮し
自己処理に忙しくなるプロデューサーも多い。
「いやぁ、何度見ても千早と雪歩は反応が初々しいねぇ」
「ふふ。なあに、俺の律子だって甲斐甲斐しさでは負けていないぜ?」
アイドルたちの安全管理と趣味を兼ねたこの裏方の仕事を、プロデューサー陣は楽しんでいた。
「亜美P!」
やよいPの大声で部屋には緊張が走った。
「……亜美の部屋204号室で異変だ。コールは鳴っていないが、亜美が男の下で激しく抵抗している。
 さっき見た所膣内挿入が確認出来た」
「よし、規律違反だな。兵隊にも連絡、よろしく頼む!」
亜美Pは飲みかけのコーヒーを無造作に置き捨て、慌ただしく部屋から出て行った。

   #  #  #

「いやぁ! 止めてぇ!」

亜美のいる204号室では、亜美の悲鳴がこだましていた。
彼女はファンと称されていた男に押し倒されて、先程から一方的な姦交を受けている。
男の身長は一八〇センチの大柄で、小柄な亜美はその巨体から抜け出せずに淫辱を受け続けていた。

「はぁふぅうう……! んっ、亜美っちのプニプニロリまんこ、キツキツで最高だよぉ!」

彼は前戯も全くしないで亜美の膣に無理やり爆根をズブリと暴挿した。
それからは本能のままにその重い腰を強く奮っていた。
「どぉ、亜美っち? ボクのイボつきチンポ、気持ち良い?」

亜美は涙を流して首を強く横に振り乱して必死に否定する。
しかしその意思表示は伝わっていないのか、彼の顔は不気味ににやけたままだ。

「駄目だよぉ、亜美っち。気持ち良くならないとっ!
 亜美っちはボクのお嫁さんになるんだから、ね?」
「いやぁ! 亜美、お嫁さんにならないっ! 早く抜いてぇっ!」
「どうして? ボクは亜美っちが大好きなんだよ。亜美っちのファンの中で一番好きなんだ。
 だから亜美っちはボクと結婚して、幸せになって……
 赤ちゃんを沢山産まなくちゃいけないんだよ?」

彼は亜美の口を無理やりこじ開けて、自らの舌をねじ込んだ。
「んじゅるっ、ぶちゅっ、んっ……ちゅぱぁ……!」
眉を顰める口臭と共に、彼の汚唾が彼女の口内に雪崩れ込む。
「んむぅぅぅ、んむぅぅぅ!」
亜美は吐き気を覚えて抵抗するも、顎の関節を押さえられているため
その舌を噛み切る事も出来ない。
男はキスを止めた後も彼女の口唇をベロベロと舐める。
亜美は生きた心地がしなかった。

「アナルじゃ赤ちゃんは作れないだろう?
 だからオマンコでエッチするんだよ。分かるよね?」
彼は精力的なピストンで、亜美を犯す。
肉根の痴疣が彼女の膣襞を容赦なく攻め立てた。

「約束……破ったらぁ、駄目ぇ……っ!」
心無い強交の中で亜美は荒息を縫って訴える。
自分勝手で乱暴極まりない腰使いにもかかわらず、彼女の肉穴は
雄根の抜き挿しに条件反射で蜜液をとろとろと垂らしていく。
心が拒否しているのに、体は雄として受け入れようとしている。
それが悔しくてならなかった。

「約束なんて関係ないよ。結婚するボクたちの邪魔する事の方が、よっぽど重罪なんだからね♪」
物の道理が全く通じない彼に、亜美は強い恐怖を覚える。
力も強く、彼の腹下からは逃れる術はない。
彼女はぎゅっと目を瞑ってただ愛する男の到来を祈るだけである。

「助けて……兄ちゃん!」
助けを求める可憐な美少女を下にして、男は快涎を口端から
溢れさせて尚も蛮交を繰り返す。

「はっふぅぅっっ! 亜美っち、いっちゃうっっ! 亜美っちの極上マンコでボク
 もうビュックンビュックン射精しちゃうよぉっ!
 亜美っちの膣内に、濃縮しまくった本気チンポエキスを、たっぷり射精しまくるからねっ!
 可愛い子宮ちゃんに溜め込んでからじっくりと受精して赤ちゃんにするんだよぉっ!」

「ああっ、に……兄ちゃぁ――ぁあんっっっ!」

   #  #  #

その時だった。男は横腹に強烈な蹴りを受け、その衝撃でベッドから情けない姿で転がり落ちた。
無様に白濁汁が放たれて宙を舞う。

「亜美っ!! 大丈夫かっ!?」
「……!? に……兄ちゃぁん……っっ!」
亜美は亜美Pの姿を見るや、そのまま駆け寄って腕にぎゅっとすがりついた。
彼はまた、先程蹴り飛ばした男に目を向けた。
男は脇腹を押さえながらしばらく痛々しく呻いていた。
「……アイドルへの膣内挿入及び膣内射精は認められていませんよ。
 これは、どういう事ですか……?」
冷たい視線を向けられた男は不器用に立ち上がり
狂気の入り混じった眼を亜美Pへと突き刺すように向けた。
「何だ君はっ! ボクと亜美っちの恋人セックスを、邪魔するなぁ……っ!」
言い終わるより早く、狂怒した全裸の男は二人に襲いかかってきた。
「……全くっ!」
亜美Pは床を強蹴し、かかとをさっと頭上に掲げた。
「こっちの気も知らないでっ!」
「……――っっ!??」
斧の如く振り下ろされた足が、前傾姿勢だった男の頭頂部を見事に捉えて衝撃を与えた。
男は目に星を瞬かせて顔面を床へと強かに叩きつけられた。
「勝手な事を……っ!」
亜美Pは間髪入れずに爪先を男の顎下に入れ込んでぐいっと上方へとひっくり返した。
中肉中背の大人の身体が、足先の動作一つで無理やり垂直に宙へと浮かされたのだ。
「……!」
一瞬、男は亜美Pと目が合った。
全身の細胞が耐え難い恐怖のあまりに萎縮していくのを、ふらついた頭脳ながら鋭く感じた。
「……ほざくなぁっっ!」
亜美Pは逃げようとする男の頭を右手で鷲掴みにして捉え、彼の顔面に右膝を強く叩き込んだ。
その衝撃は、相手の前歯が三本床に転げ落ち
壊れた蛇口のように鼻血が吹き出ている状況から推し量られる。

   #  #  #

「相変わらず足癖が悪いね、亜美Pは」
監視室であずさPが笑った。
亜美Pはムエタイで国体ベスト8までいった事のある輝かしい過去を持つ。
その猛烈な蹴りは地元ならず他県の不良たちも恐れさせたそうだ。
地元では敵無しだったという765プロきっての武闘派な彼だが
唯一の泣き所が担当アイドルである点が玉に瑕である。

「あううううっっあああうおおおぉぉ……!」

亜美Pの殺人脚をまともに顔面に喰らった男は
へし折られて曲がった鼻を抱えながら床にのた打ち回っている。
激痛と恐怖に支配され、涙と鼻血が抑えきれずに次々と溢れてくる。
鼻柱を文字通り折られて、彼の敵愾心は既に雲散霧消していた。

「……会員諸君!」

亜美Pの号令と共に、数人の男たちが部屋に押し入って来て整列をする。
いずれも黒いスーツ姿をしたガタイの良い男たちだ。

「彼は規律を違反し、君たちの亜美を傷つけたっ! 速やかに追い出してくれっ!」
「承知っ!」

男たちはまるで訓練の行き届いた兵士のようだった。
彼らは皆、双海亜美ファンクラブの会員であり、どんなライブにも参加する屈強な親衛隊である。
普段から亜美Pの特別講習を受けているため体術にも優れているというボディーガードでもある。
彼らはすぐに問題の罪人を頭陀袋に詰めて担ぎ上げ、嵐のように部屋を出て行った。

   #  #  #

765プロの中でも雪歩、やよい、亜美、真美のファンは
特に熱心であり、いわゆる濃い人種に満ちている。
そんなファン層だから、このようなイベントにおいて
該当アイドルに対し悪さをする輩も他の娘よりも多い。
当然アイドルもプロデューサーも選考の際に十分注意はしているのだが
その網を巧みに避けて潜り込む厄介なトラブルメーカーもいるのだ。

規約違反を犯したファン代表者の身柄は、選ばれなかった他のファンクラブ会員たちに渡される。
皆の憧れのアイドルを傷つけた者への、彼らの激怒ぶりは計り知れない。
傷心したアイドルは次回の感謝祭に参加しない事も多く
また不適応者が出たからといって再選などは行われない。
そのため、折角アイドルと肌を交える代え難い時間をふいにされた彼らの怨恨は凄まじい。
処遇をそんなファンたちに任すという事は、つまり「私刑」の容認に他ならない。
イベント内容の関係上、性犯罪の危険は常に付きまとう。
また不要なスキャンダルを招くため、警察をはじめとする外部組織に助けを求める事も難しい。
そのため、違反者への懲罰に関する責任の大半をファンクラブに委任し
プロデューサー陣は彼らの行為が公のものにならないように隠蔽工作に努めるのだ。
幸いにしてその方法に詳しい雪歩Pがいるため、このような措置を採る事が出来ている。
違反者がどこに連れられてどのような目に遭ったかまでは
現場を見聞して各プロデューサーに指示を送る雪歩Pしか分からない。
しかし風の噂で耳にする事は幾つかあった。

「亜美は二度目か……やはり間隔は開けた方がいいな」
「だな。響も確か一度休んだ」

響は第二回目にしてファンの男から性的暴行を受けた。
面接時に猫を被って選ばれてしまった彼は、感謝祭当日になると本性を現し
「獣臭い、ボッチ女のくせに」などの暴言を口走りながら馬乗りになって殴りかかった。
すぐに取り押さえられた彼は、そのまま頭陀袋に入れられて秘密裏に牧場へと移送されたという。
そこはあるファンクラブ会員が経営していた場所で、経営の都合上近々廃棄する事が決定していた。
彼らはそこで一日中水責めを何度も男に喰らわせて徹底的に衰弱させた。
それだけではなく、碌に抵抗も出来なくなった男を天井からぶら下げた丸太に荒縄でくくりつけた。
男は大量の牝馬の尿を肛穴に注入され、全身にもそれをぶちまけられた。
むせかえる悪臭の中で男を待っていたのは、荒息で鼻を大きく鳴らす狂馬だった。

「響ちゃんがどんなに恐い思いをしたか……思い知れっっ!!」

放たれた牡馬はどうやら牝尿の匂いを嗅いで発情していた。
男は狂ったように暴れたが、くくりつけられた縄が解放を許してくれない。
男はその日一日、牡馬の男娼をさせられた。
硬く長い馬槍を何度も強く突き入れられた男の腸はあまりに貧弱過ぎた。
血が痛々しく流れても男はこの忌まわしい汚辱から逃れられなかった。
事が終わり雪歩Pが見聞に来た時には、襤褸のように転がっている彼の姿があった。
この拷問により、彼の括約筋は完膚無きまでに潰れ果て、機能を果たさなくなったという。
また過剰のストレスによってすっかり脳が狂い、現在は
人工肛門を腰にぶら下げながら精神病院のベッドで横たわっているらしい。

   #  #  #

「本当かねぇ、その話……」
「まあ、イカレさせた方が格段に事後処理は楽らしいよ。
 下手にコミュニケーション能力が残っていると、そこから外部に漏れて足が出てしまうからね」
「なる程なぁ」
「俺たちが言うのも何だが、ファンは怖いね。
 あれだって命があって五体満足なだけ、まだマシとすら思えてくるし」
「まあ、それでも雪歩の時のアイツよりかはマシだよな……」
響Pが口にした途端、その場が重苦しくなった。
「……ああ、俺たちが総出でもみ消したヤツか」
「そうそう。いつもは一人で事後処理する雪歩Pが、頭を下げて協力してくれって言ったヤツ」
「精神疲労が半端なかったからなぁ……あの事はもう思い出したくもないぜ……」

彼らが話している件は、一昨年の秋に行われた雪歩に関するケースだ。
例の如く仮面を脱いだ悪漢は、雪歩を無理やり押し倒し、殴りながら強姦したのだ。
彼もまたすぐに取り押さえられたが、被害者の雪歩はかつての男性恐怖症を
ぶり返してしまい、しばらくの間雪歩Pすら近づけなかった。
アイドル活動そのものは活動休止を交えつつ、何とかこなしていったものの
彼女が再び感謝祭直前の心身状態まで回復するのには、丸一年かかった。
その間、感謝祭参加は勿論の事、精神療養のためファンに向けたコンサートすら開催出来なかった。
この事態を雪歩ファンたちが雪歩P以上に深刻に捉え、かつ憤怒したのは当然の事だ。
彼らは雪歩を、天使と同一視して止まない程愛している。
美しく愛らしいその天使を蹂躙した最悪の罪人に対する私刑は
実に丸一ヶ月に及び、凄惨を極めた。
詳細は省くが、雪歩Pは現場に向かった際に男の容態を見て
死体かと勘違いする程酷かったという。
半殺しの多い私刑の中でも、最悪のケースだと雪歩Pは言っていた。
雪歩ファンクラブではしばらくの間、服に飛び散った返り血の跡を
どう処理するかが共通の話題となっていた。

男はすぐに病院へと搬送された。
病院と言っても、認可の下りていない闇医者経営の訳あり病院だ。
全身裂傷・打撲・火傷の痕があり、脊椎をもやられている無惨な患者を
普通の病院へ運んでは、マスコミ業界に新鮮なネタを提供するようなものである。
悪運の強さか、男は奇跡的に一命を取り留めた。
首から下は全く動かせない廃人となったが、とにかくベッド上で呼吸が出来るようにはなったらしい。
問題はその後である。
雪歩が件の男に強姦された事を、雪歩Pは萩原家に漏れまいとひた隠しにしていた。
このイベントが彼らに漏れれば、雪歩P自身も生きたまま無間地獄へと突き落とされかねない。
しかし萩原家で世話になっている血気盛んな門弟たちが、どこからかそれを嗅ぎつけて来た。
真相まで耳にしなかったらしく、彼らはただ雪歩が男に酷い目に遭ったという事しか知らない。
彼らはある夜あの訳あり病院へと無理やり押し入り、件の人物を拉致したのである。
ちょうど雪歩Pと担当医師が男のこれからの処遇について論議していた最中だった。
……話はここで終わりである。
罪人である男がどうなったのか。それは全く分からない。
事件の隠蔽に努めた雪歩P自身は、小柄であるにもかかわらずこの時心労で体重が十五キロ痩せたという。
事情を聞きたがる同僚に対して、彼は疲弊しきった顔でただ一つだけ答えた。
「もう、奴と雪歩が会う事はない。それがこの事件で唯一の救いだ」

   #  #  #

「亜美、もう大丈夫だからな……」
シクシクと泣いている亜美の肩を、亜美Pは抱き寄せてなだめた。
「怖かったか」
「うん……ヒック、うう……」
「そうか、可哀想に……亜美、兄ちゃんはここにいるから安心しろ。
 何でも言う事を聞いてやるから……な?」
性的暴行などの被害に遭ったアイドルは
各担当プロデューサーにアフターケアを求める権利が存在した。
また、プロデューサー陣も彼女たちを落ち着かせて
事後のケアを行う義務が設けられている。
「兄ちゃぁん……」
「何だ、お願いか?」
亜美はこくんとうなづいた。
「よし、何でも聞くぞ。言ってくれ」
「兄ちゃん……」
亜美はまだ泣き咽せ声で言った。
「あの大嫌いな人にベロちゅーされたの……
 だから、……兄ちゃんのミルクで亜美に口直しさせて……」
「……分かった」
亜美Pはズボンを床に脱ぎ捨てた。
長く太い肉棍棒はシリアスなムードで硬度を抑えているが
その巨々とした様子はいつもと変わらない。
「亜美。ミルクだけが欲しいのか」
亜美は首を横に振って否定する。
「ううん、……舐めたい」
「そうか。いいぞ、俺ので良ければいくらでもしゃぶれ」
それで気が静まれば安いものだ、と亜美Pは思った。
トラウマになって男という存在を毛嫌いするようになる女の子も少なくないのだ。
「んっ……!」
亜美は彼の腰に抱きついて
狂ったように頭を前後して恋人の肉竿をしゃぶりしごいた。
その様子は普段の和気藹々とした様子と違い、鬼気迫るものがある。
がむしゃらなフェラは亜美本来のスタイルではない。
彼女はもっと小悪魔的に相手の反応を見ながら焦らすやり方を好む。

(亜美、こんなに激しくしゃぶって……よっぽど嫌な思いをしたんだな……)

亜美Pは口淫する彼女の髪をただ優しく撫でていた。

「ほら、亜美。兄ちゃん、もう出すぞ。アツアツのミルクだ」
彼は亜美の後頭部に軽く手のひらを添えて
その口内に安楽の性汁をビュルビュルと注ぎ込んだ。
「んぢゅっ、ぢゅぶっ、んうっ、ぢゅぱっ……」
亜美は彼の発射した淫汁を舌に乗せて、満遍なく口内に塗り広げていく。
最後に口でうがいをするように食み、飲み込んでいった。
「んうっ、ちゅぷっ、ちゅぱっ……」
飲み込んだ後も、彼女は肉砲にまとわりついた残滓を綺麗に舐め取っている。

   #  #  #

「これでいいか?」
「まだ……」
亜美は若く美しい脚を左右に開いて、女門を彼に示した。
彼女は潤んだ大きな黒瞳を彼に向けながらその小さな指で恥穴を弄う。

「こっちにも、兄ちゃんのミルク……ちょうだい……」
忙しなく動く指先に蜜汁の奏でた淫律が絡みついている。
その様は男の情欲を倍加させる魔力を秘めていた。

「……亜美、今日は安全日か?」
亜美は自信なさげに俯いた。
「たぶん……」
「多分じゃ駄目だろう。亜美たちは基本的に避妊していないんだからな。
 妊娠してしまったらどうする?」
「……じゃあ、入れるだけ。入れるだけでいいから……」
「入れるだけ、って言っても……」
「お願い、アソコが気持ち悪いの……
 兄ちゃんのおちんちんを感じて、忘れたいの……!」

亜美Pは、亜美の涙に弱い。
最近単独デビューした真美をサポートしてばかりで
亜美にあまり構ってやれなかったから、その後ろめたさもあった。

「……いいか、入れるだけだからな」
亜美は何度もうなづいて、挿入を急かせた。

「んっ……ああっ……!」
狼藉を受けた彼女の秘所を、亜美Pの豪根が恭しく頭を下げてくぐった。
根元まで入ると、亜美は全身を喜びに小さく震わせて歓迎した。
亜美Pは彼女の反応を見ながらゆっくりと腰を動かし始める。
亜美の反応具合を見て腰突きの深浅を巧みに織り交ぜて、ゆるやかなスロープを描くように激しくしていく。

「あはぁっ! んっ……、あああ! いいっ!」
亜美は口端から涎をだらしなく垂らして、忘我と悦楽との狭間でひたすら揺れ動いていた。

「やっぱり兄ちゃんのおちんちん、全然違うよ……!
 ああんっ……! は、激しいのにっ、すっごく優しいもん……!」
最後になると、腰の捻りを加えながら肉と肉を強くぶつけ合う性交へと移行した。
結合部位では蜜汁の飛沫音が絶えず鳴り響いている。
水瓶に杵を突いているように、女蜜が噴き出していた。

「いっ……いひぃぃっっ……!」
亜美は彼の勢突によって早くも三回目の快昇をその身に迎えた。
温かな彼女の悦潮が再度噴き上がり、亜美Pの下腹を甘く叩いた。

「……亜美、そろそろいいか?」
交淫を続けながら亜美Pは眼下の少女に聞いた。
先程までの悲痛さはすっかり消え去り、彼女はただただ愛する男性との蜜交を堪能していた。
うっとりとした目つきと、可愛い口唇から漏れ出す喘ぎ声がそれを表している。

「ま、まだ……」
亜美は彼の上着を小さな手でぎゅっと掴んで言った。
「もっと……兄ちゃんが、欲しいの……」
その健気な言葉に揺り動かされそうになるも、亜美Pは首を振って彼女に囁いた。

「悪い、亜美。実は……俺の方が保ちそうにないんだ」
「……。兄ちゃん、イキそうなの?」
「ああ」と彼はうなづいた。
普段双子と性交する際、彼は必ず避妊具を装着している。
それがいわゆる彼らの一線だった。今は亜美の頼みで仕方なく未装着で及んでいるが
彼としても十六に届いていない女子を孕ませる訳にはいかないと考えている。

「じゃあ……二十回。二十回だけ、……して……」
「二十回か……」
限界がすぐ傍に見える状態で二十合の抜き挿しは正直辛いと亜美Pは思った。
しかし、傷心状態のアイドルに対しては出来得る限り望みを叶えるようにと、律子Pから強く言われている。
一抹の不安を感じながらも、彼はその不文律に従った。

「はぁ……はぁ……!」
暴発寸前の真珠入り巨肉槍を亜美Pは思案しながら抜挿させる。
早めてギリギリで抜き出して切り上げるか、ゆっくりと休みながら二十合目を目指すか。
しかし後者を選んでみたが、彼は無理と感じた。
亜美の蜜膣は二本の男根によってとうの昔に出来上がっていた。
最早箸休めと言える場所など存在せず、どこに肉身を置いても女悦の波が襲いかかる。
案の定、十三回目で彼の肉槌は危険信号を出した。

「だめだ、亜美。これ以上は……!」
しかし亜美はそんな彼の訴えに耳を貸さず、彼の男腰に細い脚を絡みつけた。

「……!? 亜美、止めるんだ!」
「いやっ……!」
亜美は彼を抱きしめて、頭を左右に強く振るい、拒否した。
余りに激しく振ったので、髪留めが外れてベッド下に転がり落ちる。
艶やかな髪がシーツの上に乱れ広がった。

「まだ二十回じゃないもん……っ!」
亜美のした蟹挟み自体は、それ程力強くはない。大の男なら振りほどく事は容易い。
しかし、その体勢で力を入れる事により
狭い膣道は更に痴肉を寄せ合ってきゅうっと肉根を締めつける。
男の出す種汁を欲して淫根に食らいつき、根元で滾っている射精欲を吸い出さんとする。
男は力ではなく、意志の弱さから分身を抜けなくなるのだ。

「十四っ……十五っ……十六っ……!」
亜美は腰を引いた亜美Pに追いすがるようにして、その腹下から無理やり腰を動かして送迎する。
ほぐれきった肉穴の感触は男の繁殖本能を引き出すと共に、射精寿命を急速に縮めた。

「亜美……! もう、俺はっ……!」
まるで肉で出来たオナホールのように体全体で肉竿へ吸いつく亜美に
絞り出した声色で亜美Pは最後の嘆願をする。

「兄ちゃぁん……っ!」
亜美の恥穴が、彼の根元まで頬張った。
彼も気息奄々としていて、いつ発射してもおかしくない。
「亜美のナカに兄ちゃんの……出してぇっっ!
 汚された亜美のオマンコ……兄ちゃんの優しい大人ミルクでっ、キレイにしてぇ……っ!」
亜美の声に呼応して恥肉の襞が肉根に密着する。
高まった膣圧と共に、熱い内奥が男種を欲して吼えている。
その繁殖欲求はうねりとなって彼の男性自身を嬲った。
「……オマンコの中全部っ……兄ちゃんの色にしてぇ――っっ!」
亜美の強い愛意の前に、亜美Pは膝を屈した。
狭い鈴口が裂けるかと思う程の勢いで、彼女の膣内へと強かに種汁は猛射された。

「はあぅん……っ! 兄ちゃんのおちんちん
 亜美の中にたくさんピュッピュッしてるぅ……っ!」

恥肉の愛撫で限界までしごかれ抜かれて濃縮された濃淫液は
彼女の願い通り、その暴力的な濃度をもって瞬く間に膣孔を制圧し、全ての穢れを過去にした。

「兄ちゃんのぬくぬくせーし、亜美のオマンコにドンドン広がっていってるぅぅ……!
 亜美の中、全部兄ちゃんのものになるぅぅ……!」
肉砲らは未だ亜美の膣内に止まり、子宮口を狙って熱を帯びた精弾を次々と発射させている。
幼女を孕ませている背徳感、罪悪感すら心地良くてたまらない。

「あんっ……兄ちゃん……」
長い射精にやっと終わりが見えてきた。
自分の魂を注ぎ込み受け止めきった小さな恋人に、彼はねぎらいと愛おしさを込めて口づけをした。
注精を終えて縮んだ肉の隙間から、どろりと愛欲の香液が溢れ落ちた。

   #  #  #

「亜美……」
彼女を広い胸板に抱き寄せて彼は囁いた。
「これからは、わざと怖い人を選んだりするなよ?」

亜美は目を瞬いて亜美Pを見返した。
「……兄ちゃん、知ってたの……?」
「亜美の事で兄ちゃんが知らない事なんてないよ」
彼は優しげな笑みを浮かべて答える。
「だけどな……次からでいい。少し考えてから行動して欲しいんだ。
 大切な亜美を危険な奴と一緒にさせて……怖い目に遭わせて
 死ぬ程心を傷めている男もいるんだよ……」
ぎゅっと抱き締める彼の中で、亜美は目頭を熱くする。
「兄ちゃん、ごめんなさい……」

亜美は半泣きになって謝り、このような事を起こした理由を静かに語った。
彼女が主張するに、最近デビューした双子の真美にばかり亜美Pは構っているのだそうだ。
寂しい思いをしていた所、二回目の感謝祭で彼女は悪いファンに強姦未遂を受けた。
怖かったが彼女のピンチに駆けつけた亜美Pの勇姿は、それ以上に彼女の目に焼き付いた。
その後亜美Pは忙しい中、三日丸々亜美とのデートに空けた。
初めて味わったプロデューサーと二人きりのデートは、瞬時に彼女の心を癒やした。
彼の愛を、思う存分独占出来る時間に芯まで漬かり、彼女は幸福に酔いしれた。
一日の終わりに行う濃厚なセックスでは疲れ果てるまで彼を求め、性悦を貪った。
彼もその日ばかりは彼女のワガママにとことん付き合い、体力の尽きるまで愛し合った。
どこまでも深く優しい彼の愛戯は、忘れたくても忘れられない。

「怖かったよ。けど……あの時の兄ちゃんは亜美だけの兄ちゃんだった。
 亜美にずっと、ずっと優しくしてくれた……」

亜美の寂しがり屋で一途な面を見て、亜美Pはますます彼女を愛おしく思った。

「……分かった。デートくらい、兄ちゃんがいくらでもしてあげるからな」
「本当?」
「ああ、本当だ。兄ちゃんも、亜美と一緒にいると楽しいしな」
亜美Pは亜美の口唇を再度甘く吸った。
「……ほら、約束のキスもしたぞ」
「あん……亜美もするぅっ!」
離した亜美の柔唇が再び彼のものに重なる。

「んちゅっ、んっ……兄ちゃん……好きぃ……」
脳味噌がとろけそうな程に甘い、亜美の熱い口づけに彼も夢中になりかけた。
その時、補聴器型の通信機より水を差す指示が流れた。

「亜美P、楽しんでいる所悪いが……」
「……響P? 何かあったのか?」
亜美に手刀を立てて謝り、亜美Pは逸物を引き抜いた。
どぼっと膣穴から溢れる精液を拭いてやりながら、彼はささっと服を整えていく。

「真美の部屋で問題が発生したんだ。
 様子から規律違反をして通常性交に及んでいると推察した」
「レイプか!?」
「いや違う。どうも真美が前貼りを捲ってファン君を誘ったらしい。
 とにかく至急、真美のいる308号室に向かってくれ」
「了解。……やれやれ、どうしてこの娘たちは、こう……」

「……兄ちゃん?」
足を広げてキョトンとしている亜美に対して、亜美Pは再度謝った。
「悪いな、亜美。問題起こったから兄ちゃん、行かなくちゃいけないんだ」
「そう……」
寂しそうにしょげる亜美に近づいた亜美Pは彼女の口唇にまたもキスをした。
「そうしょげるな。大人しくして、待っておいてくれよ」
「うん、分かった……」

彼が部屋を去った後、しばらく亜美はドアを見ていた。
「んっ……」
淫部に目をやると、快楽の白滓がまだトロトロと溢れてきている。
「たくさん射精してくれたんだ……ふふっ……」
亜美は笑って精液まみれの淫唇をぐちゅぐちゅと指で弄う。
「兄ちゃんとの受精エッチ……気持ち良かったなぁ……」
あの時の愛交を思い起こしながら、しばらくの間彼女は自身を慰めていた。

   #  #  #

(亜美、絶対わざと変な人選んだよっ! 兄ちゃんとラブラブするために……!)

以心伝心。亜美が乱暴に遭った事を、真美は廊下で待機していた
亜美親衛隊たちのやり取りから盗み聴きした。
そして彼女は、亜美の真の狙いをいち早く看破したのだ。
双生児ゆえに波長が合っているためだろうか。それとも単に思考回路が似ているからだろうか。
いずれにせよ、亜美と真美の間に隠しておける事柄は存在しない。
この双子は男の趣味も似通っていた。
よりによって二人は、どちらも同じ男――亜美Pを好きになってしまっている。
真美がデビューしてからというもの、姉妹の間には嫉妬の暗雲が絶えず存在していて
事ある毎に二人は互いの腕を亜美Pに絡めたがる。
亜美が以前乱暴に遭った時、亜美Pは亜美にばかり優しく構っていた。
きっかけなどはどうでも良かった。
ただ愛しの想い人を独り占めされた事に対する
羨望と嫉妬が、真美の脳裏で音を立てて渦巻いた。
同じ方法で、また亜美は恋人を奪おうとしているのだ。

(許せない……!)

真美が嫉妬の炎を燃やしている事などつゆ知らず
真美ファンは天を仰いで彼女の口淫を味わっていた。
縁の厚いメガネと堅太りの身体は典型的なアイドルオタクだ。
しかし彼はAV男優顔負けの立派な肉疣付きペニスの持ち主でもある。

「ああっ! マミマミぃっっ! で、出ちゃうよぉぉぉっ!」
彼は野太い声を伸ばして、疣根からびゅるびゅるっ、と濃厚汁を快射した。
いつもの事ゆえに真美は澄まし顔でちゅむちゅむと啜り飲む。

(……そうだ)

真美はある悪戯を閃いた後、小悪魔な笑みで彼にすり寄った。

「ねぇ〜、兄ちゃぁん〜」
「な、なんだい? マミマミ……?」
射精の余韻に浸っていた彼は、胸を鳴らせて真美に返事をした。
彼女はこそっと彼の耳元で悪魔の誘惑を囁いた。
「こっそりとさ……『オマンコ』でセックスしちゃおう?」
「おっ、……おっ……!?」
彼女の提案に彼は目を丸くした。
「だ、……だめだよぉマミマミ! そ、それはルール違反で……」
「んっふっふ――! いいじゃん、こっそりとしたら絶対バレないって!」
「で、でも……規則は……」
はっきりと断らずに悩んでいる彼を見て、もう一押しと睨んだ真美は
ゆっくりと前貼りを捲る仕草を見せつけた。
それが一センチめくれる度に、彼の期待と興奮は指数関数的に膨張していく。

「ねぇ……兄ちゃん?」
彼の前に美少女の蜜門が惜しげもなく晒された。
一切の遮蔽も挟まないため、それは全て余す事なく彼の瞳に収まった。

「ま……マミマミの……っ!」
あまりの感動と興奮に胸が圧迫されると、人はかえって木偶になるものだ。
「そーだよー。真美のオマンコね、兄ちゃんの楽しいおちんちん
 チュパチュパしていたら、もうこんなになっちゃったの」

あどけなさと淫艶さが共存しているその幼門を、真美は小さな指で押し開いた。
彼女は色欲を煽る流し目を彼に向けながら、その恥穴をくちゅくちゅと無造作に弄い始めた。

「んうっ……! はぁん……!」
真美の愛指が淫水によってその身を濡らしていく。
かき混ぜられた水が肉壁にぶつかり散っていく音が彼の耳を捉えて放さない。

「先っちょだけでも……だめ?」
真美の無垢な誘惑を受けて、彼の肉根はたちまちの内に兜を雄々しくもたげて女肉を欲した。
鈴口から淫汁の先走る様子はおあずけを喰らっている犬そっくりだ。
「ま、マミマミの頼みなら……!」
彼は淫欲の門前で膝を屈した。その様子を見て、真美はしたり顔で笑う。
「ありがとう、兄ちゃん♪」
真美は可愛いキスを彼に与えた。
小悪魔の接吻を受けて、彼の顔は幸福感でチーズのようにとろける。

「さっ、兄ちゃん早くしよう」
真美はM字に細脚を開いて中央の愛欲の門をきゅっと開いた。
「真美との……イケないエッチを、ね?」
頬を朱に染めながら、真美は彼に挿入を促した。

彼は固唾を飲み込みながら自身の疣槍を彼女の幼膣へと突き入れる。
「ふおぉ……っ!」
彼は思わず数寸身を引いた。
真美の淫穴は想像以上に心地良い締めつけで、若干余裕のあった肉根を一気に射精圏内へと押し上げた。
もっと彼女の牝肉を味わおうと、彼は猛々しい情欲に任せて腹下の女体を深く犯した。

「あんっ! に、兄ちゃん! いきなり根元まで
 おちんちんズボズボしちゃだめぇ……っ!」
真美の叫びに彼は素に返った。
大切なアイドルを悲しませてはいけないという彼の強い想いが、情欲の霧をさっと晴らした。

「ご、ごめんよ。マミマミのオマンコ……柔らかくてあったかくて、気持ち良かったから」
「もぉ、しょうがないなぁ……じゃあ、真美が上になるけどいい?」
彼は快く体位の変更を了承した。
禁止されている膣内性交が味わえるなら、つまるところどんな体位でも構わない。
改めて彼を仰向けに寝かせた後、真美は彼の腰上を跨いだ。

「じゃあ、先っちょだけね」
「う、うん……」
真美は浅く腰を下ろし、中腰の姿勢で亀肉頭を恥肉で包み込んだ。

「んほぉっ! そ、そこはぁ……!」
彼は身悶えした。雁首の一番敏感な箇所を絶妙なリズムで真美の膣口が締めつける。
膣襞が膨れ上がった肉兜を飴のように舐め回す。
二つの動きは巧みに連携して男の象徴を弄んだ。
結合部からしたたり落ちる蜜汁は淫幹に幾筋もの川筋を描いて濡らしていく。
先端部だけの焦らしプレイに彼の淫欲は沸々として、その身をかえって熱くさせた。

「あっ、ああっ、んううっっ……! ま、マミマミぃ! もうっ……!」
彼の射精シグナルを感じ取った真美は、腰を上げて肉をすぐ隣の肛穴へと導いた。
そのまま一気に根元まで彼女は男根を受け入れ、仕上げの肛淫を尻全体で行った。
膣口以上に締まった狭門で淫槍の先から根元までを
余す所なくしごかれ、彼の射精欲は内奥から一気に引きずり出された。

「で……出るぅぅぅっっ!」
彼は強烈な律動と共に、真美の腸奥に快砲を打ち込んでいった。
噴き出された大量の白淫は終わりが見えない程長く発射された。
無事に肛門でフィニッシュ出来た事に彼女は人知れず安堵の溜め息をつく。

   #  #  #

「こらぁっっ! 真美ぃっ!」

308号室の扉を亜美Pが荒々しくノックして開けた。
ベッドには繋がったままのファンとアイドルがいる。
真美は目を丸くしてファンから離れてベッドの向こう側で身をすくめた。
亜美Pは眉尻をつり上がらせて、怒っている。
「本番行為はルール違反だと、ちゃんと説明しただろうっ!」

「に、兄ちゃん違うのっ! これはね、その……」
真美はチラッとファンの方を見た。
「こ、この兄ちゃんに無理やりエッチされたのっ!」

「えええ――っ!? そ、そんなぁ……マミマミぃ……!?」
冤罪を着せられた男は、ただあたふたとしてどう言い繕うか途方に暮れていた。

しかし真美の発言を耳にした亜美Pは相変わらず険しい目つきを真美に向けている。
すぐに自分の味方をしてくれると思っていた真美の思惑は外れた。
「兄ちゃん、真美の言う事信じてくれないのっ!?」
「……」
「兄ちゃんてばぁ……っ!」
「……」
「あっ……その……」
「……」
「ま、真美もちょっとは、悪かったような……このくらい」

真美は親指と人差し指で米粒程の長さを示した。
しかし亜美Pは依然として彼女を睨んでいる。

「……」
「あっ……間違えた、このくらい……かな?」
単三電池サイズに指間を広げても、亜美Pはうんともすんとも発しない。
「あっ……うう……」
「……」
「その……ごめん……」
「……」
「ま……真美がファンの兄ちゃんを誘って、……駄目なエッチをしました……」
「……それで間違いはないな?」

真美は小さくうなづいた。
亜美Pはゆっくりと首を縦に振って真美の身体をファンに向けた。

「次は何をするんだ?」
「謝る」
「なら、ちゃんと謝るんだ」
彼に促されて真美は深く頭を下げた。
「嘘言ってごめんなさい、兄ちゃん……」
「ま、マミマミ……」
謝られた側は冤罪の晴れた喜びと、共犯して規律違反をした罪悪感とでやや戸惑っている。
「今回はうちの真美が本当に失礼な事をしてしまいまして、申し訳ございません。
 以後、このような事はいたしませんから、どうか寛大な心でお許し下さい……」
深々と亜美Pも真美の隣で頭を下げた。
ファンは裸の身をどこに隠したらいいのか分からずただ安堵感から笑顔を浮かべていた。
「い……いえいえっ! 俺の方こそ、マミマミのおま… …ややっ
 規律を乱してしまってすみませんでしたっ! ふひっ……!」
彼は先程の余韻を思い出しながらニタニタとしていた。
退出時にお詫びの品を用意するまで別室で待機して欲しい
旨を伝えると、彼は足を浮かせて部屋を出て行った。

「さて、と……真美っ!」
部屋には亜美Pと真美の二人だけとなった。
しょげている真美に対して、亜美Pは厳しく尋ねた。
「どうして本番行為をしたのか、聞かせてもらおうか」
「……」
「どうしてルールを破ったんだ? あのまま中に出されていたら、どうするつもりだ?」
「……先っちょだけだったし、最後はお尻で終わったもん……」
「そういう問題じゃないっ! 今回はたまたまファンの方が
 紳士だったから、そうしてくれただけだ!」

亜美Pが強い口調で怒鳴ると、真美は今にも泣き出しそうに眉尻を下げて目を潤ませた。
こうなると亜美Pは強く出られない。
彼は困ったと後頭部を軽く掻いた後、一転して優しい口調に変えた。
「……真美、可愛いお前に誘惑されたらな、どんな男だってクラッと来る。
 いや、堕ちない奴なんているもんか。
 まして、お前のカラダを味わってしまったら……理性なんて紙切れ同然になる。
 理性を失った大きな兄ちゃんたちに力いっぱい抱き締められてみろ。
 いくら真美がわんぱくでも、逃げられなくなるんだ。分かるか?」

真美は下を向いたまま、黙ってうなづく。

「真美。ここに来るファンの兄ちゃんたちは、大半がピュアな心を持つ紳士だ。
 しかし、約束を守る意志の強さは人によって違う。
 鉄の意志を持って守っている人もいれば、 ギリギリのラインで自分を抑えている人もいるんだよ。
 だから、真美たちがいたずらで誘惑してその気持ちを崩しちゃいけないんだ」

「……ごめんなさい」
真美はまた泣きそうになっている。
「……。真美、俺はお前が嫌いで叱っている訳じゃないんだよ。
 避妊しないままセックスして、赤ちゃんができてしまったら大変だろう?
 ……俺は、好きな娘の困ったり泣いたりする姿を、見たくないんだ」

すると、それを聞いた真美は、微かに顔を上げた。

「……兄ちゃんは真美の事、好き……?」
亜美Pはその言葉に対して、真美の両手を握って強くうなづいて返した。
「勿論、大好きだよ。真美には俺の子を産んで欲しいって、いつも思ってる」
「ほ、本当?」
真美の声は以前のように明るさを帯び始めた。
「ああ、本当さ。だけど、真美はどうかな?
 ……他の兄ちゃんの子供が欲しいか?」
意地の悪い亜美Pの問いに対して、真美は強く頭を振って否定した。
「ううん! 真美も、……兄ちゃんの赤ちゃん 、欲しいっ!」
「そうか。じゃあ、さっきのように、俺を困らせるために悪い事するのは止めような?
 お前も俺も、そしてファンも傷ついてしまうだろう」
「うん……分かった」
亜美Pはホッと一息ついた。
真美は本来、罪のない相手に冤罪を被せるような悪い娘ではない。
亜美に対する嫉妬から彼女は今回の事を感情的に行い
あわよくば亜美のように甘い目に遭おうとしただけなのだ。

「だってっ!! 真美は仕事ばかりさせられて……
 兄ちゃん、亜美のように遊んでくれないじゃないっ!!」
亜美は亜美、真美は真美で言い分はある。
Aランクの亜美と違い、真美は最近Eランクからスタートしたばかりだ。
この双子の事情を知らない人間は、未だに真美を只の亜美のそっくりさんとして見なし
アイドルとしての実力を認めなかったりする。
そういった層も少なくないため、売り込み営業は今も欠かせない。
差別化を図るために亜美の真似ばかりさせられないと思い
彼女には重点的にボーカルレッスンをさせていた。
一般人の認知と支持を既に確立させている亜美よりも構っているつもりだったが
こっちはこっちで相方のように亜美Pに甘えたいらしい。
この双子は幾つになっても時折突拍子もない悪戯や行動を起こすから油断ならない。

「まあ……それはそれとして」
亜美Pの逞しい雄手が重く真美の肩にのしかかる。
「……ルール違反の罰はしっかり受けてもらうぞ、真美」

真美の表情が凍りついた。アイドルが規律違反を犯した場合、罰則の内容は
ファンクラブ会員ではなく各担当プロデューサーに委ねられる。
粒揃いであると同時に癖者揃いでもある765プロのアイドルたちだ。
アイドルに対して決して鬼に成れない会員たちに、罰を任すのはあまりに荷が重過ぎる。

「兄ちゃ〜ん、反省してるからさぁ……」
真美は彼の前で伏し拝んだが、彼の表情は変わらずに固い。
「駄目だ。こういうけじめは、しっかりとつけておく。いいな」

この違反及び罰則適用者は彼女と美希の二例だけである。
美希は第一回の感謝祭においてファンそっちのけで美希Pを探し、ファンに風邪を引かせた罰を受けた。
監視カメラを導入した理由の一つも彼女の行動監視である。
そんな困った美希は、罰として四ヶ月間最低限の休みしか与えない
仕事尽くしのハードスケジュールを課せられた。
結果としてその罰により、美希の実力は飛躍的に跳ね上がった。
確かな実力を今一度美希に付けさせたいと思っていた美希Pは
普段からやらせたかった事をひとしきりこの期間内でやり終えた。

「美希ぃ、また約束破ってもいいぞぉ〜?」
「いーやぁっ!」

時折美希Pと彼女はこんな冗談を言い合う。
しかしあの罰に懲りたらしく、それ以降中々美希はルールをギリギリで破らない。

「……よし、決まったぞ」
「兄ちゃん、簡単なのそれ? 」
「まぁ、体力がいるな」
真美の脳裏に仕事の連続で毎日ソファーにぐったりと伸びていた美希の姿がちらついた。
傍目から見て、ああはなりたくないと思っていたものだ。
「発表だ。真美は次のレッスンを……」
「つ、次のレッスンをっ!?」
亜美Pはちらりと真美を見た。彼女は明らかに苦い顔をしていた。
舌に青汁の粉末を擦り込まれたみたいに眉を八の字にしている。
「を……休んで、俺の家に来てもらう。
 そこで一日中俺の性処理の相手をする、……これが罰だ」
「……! 兄ちゃん!」
「どうしても嫌なら別のプランもあるが……どうする?」
真美はにたぁっと相好を崩してもったいぶった。
「んっふっふー、罰は罰だしねー……ちかたないなぁ、真美はそれでいいよ!」
「よし、途中で泣きべそかいても休ませてやらないから覚悟しろよ!」
「うん!」
いつの間にか真美の顔に明るい笑みが戻っていた。

亜美Pはとことんこの双子に甘いなぁ、と他のプロデューサーたちは監視室で顔を見合わせて笑う。

   #  #  #

「うーん……中々濃くて良い匂いだぞ……」
「ひびきん、そんなに俺の匂い気に入ってくれた?」
「うん。もうちょっとだけ、吸わせて」
さっきから我那覇響は、ヤモリのように自分のファンに張り付いて
その体臭を肺一杯に吸い込んでいた。
響は重度の匂いフェチである。それもとにかく匂いの強い男性を好むのだ。
恥垢まみれの淫茎は春香と同じで、選抜の際の必須条件である。
響の場合はそれに加えて体臭とそれに混じるフェロモン臭もチェックの項目に入る。
響Pが涙ぐましい努力で採集した響ファンの陰毛や腋毛のサンプルを嗅ぎ比べて
選び抜く響の姿は、感謝祭前の恒例となっている。
そんな彼女の担当である響Pは、髭・腕・胸・腋・陰部・脚と至る所が濃い体毛で
覆われている筋肉質の男性で、男性フェロモンの塊のような存在である。

響の仕事の出来は彼の存在にかかっていると言ってもいい。
何故なら、彼が傍ににいるだけで彼女は
その芳しい男性フェロモンに包まれ、有り余る程のパワーを貰うからだ。
ライブ前の控え室では水分補給ならぬフェロモン補給と称して
響Pにべったりとくっついて深呼吸する彼女の姿があった。
この補給効果は馬鹿に出来ない。
補給時間がある時とない時で、ライブ発表後のDVD売り上げが明らかに違ってくるからだ。

「さて、と。次はデザート、行ってみよう!」
彼の肉根を響は軽く握り締めて、舌舐めずりした。
すっぽりと包皮に包まれていながら、その逸物は淫らな臭気を溢れさせていた。
「えいやぁっ!」
一気に包皮を下方にずらすと、粘り気の強い淫垢が肉幹に張り付いていた。

「うおお……っ! これは!?」
「どうかな、ひびきん。痒いの我慢してずっと洗わなかったんだけど……」
説明の途中だが、響は目の色を変えてその濃痴臭を深く嗅いで鼻腔に散々楽しませた。

「あひぃっ……! ひびきんっ!?」
響はそのまま臭垢を舌で豪快に舐り取った。
舌腹に溜まって山となっているそれをパクッと口に入れて舌鼓を打ちながら食した。

「んっ……すごく美味しかったぞ。君の作ってくれた、極上チンカス!」

(はぁ……はぁ……っ! ひびきんが俺の激臭チンカスを……あんなに美味しそうにっ!)

彼は響の痴態に感激しながらシコシコと肉棒をしごいた。
「おっと、忘れてたぞ」
「んおおっ……!」
響は彼の猛根にむしゃぶりつく。
「ひ、ひびきんっ!?」
「はふっ……はふっ……、んむっ、出されたご馳走は残さずいただかないとな」
響は彼の手に付着した痴垢をも舐め取った後、本格的に口淫を始めた。
彼女の淫愛をたっぷりと局部に受けて、彼は腰を引き気味にしながら肉悦に相好を崩す。

「んふぅぅ……っ! ひびきん、もう出しちゃっていい?」
「ふ? ひひはひほは? ひひほぉ。ひっはひ、はへぇひひへ……」
「はぁうっ!! 駄目だよひびきぃん! やらしくチンポ咥えたまま
 しゃべっ……あっ、もう駄目っ! 我慢が……あっ、あ――……っっ!!」

彼は両手で響の頭を押さえつけ、その美唇の奥へとけたたましく精液を放った。
「んふぅぅ……!!」
濃厚な童貞の精臭が一気に喉を駆け上り響の鼻孔を征服した。
圧倒的な雄の猥臭と、唇での熱い肉砲の律動を噛み締めながら
彼女はピュウピュウと蜜潮を噴き出して、快天に達した。
響は口に童貞液を受け止めながらその匂いでエクスタシーを感じる
筋金入りの匂いフェチなのである。

「雄臭い精子ミルク、たっぷりもらっちゃったさー」
男臭汁を完飲した響は、ちろっと舌を出して照れ笑いをした。
彼はその愛らしい様を見て目を細め、心を温めた。

「さて、と。ちょっと待ってて。やる前にシャワー浴びてくるから……」
「……!? ひ、ひびきん待って!」
彼は響の言葉を聞くと目の色を変えて抱きつき、行動を制止した。

「わわっ!? な、何さ……」
「シャワーを浴びたら……ひびきんの匂いが落ちてしまうよっ!」
悲しい目をして彼は響の体にすがりついた。
彼女は彼を何とか振りほどこうとするも、力負けをしている。
「いっ、いや、あの……流石に匂いがちょっとキツいかなぁと思って……」
「……。……ひびきんの出す匂いにっ!」
彼は響の体をがっしりと抱き、響のズボンをショーツごと掴み取った。
「嫌なものなんて……ないっ!」

「きゃああっっ!」
一気にそれを膝下までずらすと、逃れようとした響が足を取られて転んだ。
「いたたた……」
「大丈夫? ひび……!?」
彼の視線の先には、尻を高く上げた状態で床に這いつくばっている響の姿があった。

その恥部は黒々とした密林が豊かに生い茂っていて、前貼りで隠しきれずに溢れ出ている。
何より、開いた尻間から惜しげもなく晒されている菊紋は、その周囲を縁取るかのように豊毛を生やしていた。

「は、恥ずかしいから見ないで欲しいぞ……!」
自身の浅ましい格好に気づいた響は、とっさに片手で前淫部を覆い隠した。
その瞳は今にも羞恥の涙を流さんばかりに潤んでいる。
しかし忘れられた猥肛は小さく口をひくつかせていた。
最近は専ら歌番組とファッションモデルの仕事ばかりやっていたため、彼女は陰毛の処理を怠っていたのだ。
おまけに感謝祭当日までみっちりとしたスケジュールで仕事をしていたから、シャワーも浴びずにいた。
もっとも、響ファンは皆匂いフェチと言ってもいいので、体を洗わない分には問題ない。
しかし豊か過ぎる淫毛林を見られる事は流石に躊躇いが生じてくる。
途中でシャワーを浴びる名目で彼女は剃毛をしようとしたのだ。

「ひびきぃーんっ!」
肛毛たなびく様を瞳孔に映された彼は、強い恥じらいの表情を浮かべる響に対して深い愛欲を覚えた。
彼は一度は落ち着いた肉槍を再びギンギンと反り返らせて、彼女の尻間に顔をうずめた。

「ああっ……! ひびきんの濃厚アナルスメルが
 もっさりと生えた淫乱ヘアーに絡みついているよぉっ!」
彼の荒い息遣いを肛紋に受け、肛皺までその熱を受ける。

「すんすん……う〜ん……パンティーに籠もっていた肛臭を
 お尻っ毛が更にやらしく熟成させていて、深みのある天然アロマを醸し出している……!」
「お願いっ、……は、恥ずかしい……から……」

「ひびきん、恥ずかしがる必要ないよ!すっごくエロくて嬉しいよ!」
彼は響の恥肛に夢中で熱い接吻を乱れ放った。

「ちゅっ、ちゅぱぁっ! ひびきん、毛っていう物は大切でデリケートな場所に生えるんだよ。
 頭を守る髪の毛、鼻の穴を守る鼻毛、陰部を守る陰毛……みんな大事な部分だろう?
 ……だから人体の急所である尻穴に毛が生えていても、全然恥ずかしくないんだよ」
彼はふさふさとした肛毛を唇で甘噛みして戯れる。

「それにひびきんのアナルは、大切なセカンドマンコなんだから
 尚更大事にされてなくっちゃ!」
彼は逸物の先から先走り汁をだらしなく漏らしながら響の肛紋を舐めしゃぶった。

「んじゅるっ、ぢゅぶっ、ぶちゅうっ!」
「あはぁ……っ! あっ、だめぇ〜……っ!」
いやらしいその体勢のまま、なすすべなく肛淫を響は受けた。
「じゅるるっ、じゅぷっ、んちゅぅぅっ! ……んああっ!
 甘苦い味わいと胸いっぱいに漂うやらしい肛臭……はぁっ、はぁっ
 ……しゃぶっているだけでキンタマが精子増産するぅっ!」
彼は童貞槍をガシガシとしごき抜きながら、限界まで肛淫を行った。

「ひびきん、チンポもう我慢出来ないから入れちゃうね!」
響はすっかり陶酔しきっていて、まともに返事が出来なかった。
彼も淫欲が暴走していて、歯止めが全く聞かない。
ズブズブと無遠慮に肛門をくぐり入っていく肉竿は、火傷しそうな程熱を迸らせていた。

「ああっ……そんなに……!」
根元まで挿入された時、響の膣口は静かに蜜汁を溢れ出していた。
その量は、前貼りのほとんどをいやらしく濡らしていた。

「ああっ……! 夢にまで見たひびきんとのセックスっ!」
彼は響の背中から覆い被さり、雄兎のように腰を振って肛姦する。
肉と肉のぶつかり合う音の狭間で、腸汁が尻内でぐちゅぐちゅと撹拌される恥音が響く。
入り口は緊々と締まり、中は柔らかく暖かい。
その肉感をまともに受けて、射精を渋っていた彼も
たまらず歯を食いしばって、唾液をポタポタと女尻に落とす。

「あうう……っ! ひびきん、……いぐぅぅっっ!」
彼は響の柔尻肉をぎゅっと掴み、変態汁を腸孔にしとどと乱れ放つ。
直腸で暴れ狂う猛根は、その剛身を肛襞に何度もなすりつける。

「ら、……らめぇぇ……っ!」
響は絶え間ない恥肛辱に屈し、淫精を受け止めながら射尿する。
蜜液で粘着の弱くなった前貼りは、溢れ出た尿矢に圧されて空しく床に落ちた。

「やぁ……っ! やらぁぁ……っ!」
響は悦感に犯されたまま、床に放尿し続ける。一方盛りのついた彼は、精射一発だけでは終わらない。

「はぁ……はぁ……! ひびきんっ!
 もっとザーメン注入してあげるから、いっぱい飲んで!
 あっ、あああ――っ! 出るうぅ――っっ!!」
二人はアンモニア臭と精臭のむせかえる部屋の中で舌を垂らしながら幾度となく絶頂と恍惚を繰り返した。

   #  #  #

「こんばんは! 今夜は伊織ちゃんと一杯楽しんでいってね!」
「ああっ! いおりん……夢のようだ!」

日夜恋い焦がれている美少女アイドル・水瀬伊織に声をかけられ
ファンの男は早くも足元が浮く程の夢心地を感じている。

「ふふ、貴方は今夜伊織ちゃんに何をご所望なのかしら?」
「お、俺は……いおりんにいじめられたいですっ! いおりんの奴隷にして下さいっ!」

熱のこもった様子で彼はねだった。ファンの前で伊織は常に猫を被っている。
しかし彼女本来の姿である嗜虐癖の匂いを感じ取ってしまうのか、彼女のファンにはマゾヒストが非常に多い。
今までに選抜したファン代表は、一人の例外なく伊織にいじめられる事を望んでいた。
もっとも、サド嗜好のある伊織にとって、そのようなファンは望む所でもある。

「うーん、自信ないけど……頑張るから応援よろしくねっ!」
「は、はいっ!」

伊織は裸になるよう彼に指示した。
いそいそと服を脱ぎ捨ててベッドに寝転がる彼は
早くも期待に胸と恥根を膨らませている。
伊織は春香や響と違い、とにかく清潔にした陰茎を求める。
手入れの行き届いた無臭の物でないと酷く嫌がるのだ。
またそれだけでなく、形状にも彼女の細かな好みが反映されている。
美希とは逆に、彼女はオーソドックスな形が好きだ。
疣もなく、雁も高くない。色も童貞を思わせる桃色でなければならない。
これらを彼女は第一条件として提示している。

「ふふ……」
伊織は桜花のような愛らしい微笑を浮かべ、彼の顔に跨がった。
そして、発育の遅い無毛の隠部をはっきりと見せつけたのだ。
薄い前貼りは縦の肉筋をくっきりと表している。
魅惑に満ちた秘唇を前に、彼は肉根を剛起させながら、息を荒げた。
伊織はそのままそのシールをゆっくりと剥がしていく。
小さく丸い姫芯が顔を出し、その下に桜色の肉溝とふっくらとした恥丘が徐々に姿を晒していった。
見た事もない美しさの女肉唇を瞳に映されて、彼の目は釘付けになった。
美術品や高級品を見た時に似た感嘆が口から漏れる。

「じゃあ、この伊織ちゃんのオマンコを、貴方のお口で綺麗にしてもらおうかな」
「は、はいっ! 喜んで!」
彼は望外の喜びとばかりに伊織の幼唇にすがりつき、思いの丈をぶつけるようにむしゃぶりついた。

「はぁ……はぁ……いおりんのオマンコジュース
 すごく甘しょっぱい……想像していたのとおんなじだぁ……!」
膣内挿入及び膣内射精は規則で禁止されているが、陰部の露出に関しては特に規定はない。
伊織はじっくり時間をかけてクリニングスをされないと
セックスに気乗りしない娘なので、恥部への前戯が必須なのだ。

「あはぁっ……! あんっ……! もぅ、ワンちゃんみたいに元気ね! 貴方って!」
「レロレロ、ちゅっ、ちゅぱっ……うう〜、ワンワンっ!」
犬の鳴き真似を交えて彼はとろけ始めた淫唇を舐り続けた。
肉茎はびくんびくんと痴悦に悶えて、だらしなく我慢汁をじわっと湧かせていた。

「あんっ……エッチなナメナメ、好きぃっ……!
 もっと、もっと奥まで舐めてぇっ……!」
彼は夢中になって顔上の女王へ性奉仕をしまくった。
伊織は彼の髪をクシャクシャにしながら自らの痴部を相手の唇に押し付ける。
ぷくっと膨らんだ愛らしい肉芯が彼の厚い唇を何度もなぞる。

「ぢゅびっ! ぢゅぽっ、ちゅぷぅっ、んむむ……ぢゅるるるっっ!!」
彼は伊織の期待に応え、蜜穴に舌肉をズブズブと挿し入れて犯し尽くす。
狭い膣道をほじくり返して、奥から流れてくる蜜液を貪欲に摂取していった。
性悦に首まで浸っている伊織は頬を赤く染めて伏し目がちに息を荒げている。

「あっ、ああっ、だめぇ……っっ!」
快美の極地に達した伊織は、盛大に女潮を噴き出した。
半開きになった口からやや舌の垂れ出た容貌から、溢れ出る心地良さが伝わってくる。

「あはぁ……! 出ちゃうう……!」
伊織は絶頂と共に、彼の口に思いっきり聖尿を放った。
エクスタシーを感じた彼女は、高い確率で尿意を催す。
この瞬間こそ、彼女の支配欲が満たされる至福の時間なのだ。
彼も彼女に次々と注がれていく黄色い甘露を目を細めて飲んでいく。
コアな伊織ファンにとって、伊織の放つものは全て女神の賜りものなのだ。
そして伊織の尿汁は選ばれし者のみが口に出来る聖水なのである。

「はぁ……! はぁ……!」
彼は伊織の聖尿を喉を鳴らして飲み干している最中に
興奮を破裂させ、硬く隆勃した肉砲からビュクビュクと濃精を迸らせた。

「んふふっ、……可愛い女の子のオシッコを飲みながら射精するなんて
 ……どうしようもない変態ね、貴方って!」
「はい、すみません! いおりんのオシッコが美味し過ぎて興奮してしまいましたっ!
 ですから……! この変態奴隷に、いおりんの素敵な御足で
 お仕置きを何卒お与え下さい!」
伊織は満足して可愛らしく胸を反らせた。

「はぁい、分かったわ。その代わり、今から貴方は
 伊織ちゃん専用の肉椅子になってもらっちゃうからね!」
伊織はそう告げた後、その真珠のようにすべらかな美尻を彼の顔面に乗せる。
密着した淫部は、蜜臭と肛臭の入り混じった淫香を発し、彼の鼻腔を瞬く間に制圧した。
尻肉で見えないが、彼女の淫香を絶えず嗅ぐ事の出来るこの処罰に
彼の表情はきっととろけきっているに違いない。

「これかなぁ? 勝手に射精しちゃったイケないおちんちんは……?」
伊織は爪先で彼の肉根をツンツンと小突いた。
大量射精したにもかかわらず、それは次なる肉虐に身をそそり立たせてときめいている。
「は、はいっ! それです。いおりん、もっとチンポをいじめてっ!」
「んもぅ、伊織ちゃんにこんな事お願いするなんて……この、変態っ!」
伊織は反り返っている肉根を強く踏んだ。
虐げられているにもかかわらず、それは伊織の足裏で熱く痺れている。
「もう二度と勝手な事しちゃ駄目だからね?」
「は、はいぃ……!」
返事こそしたものの、伊織の足淫に感極まった彼は
またびゅるるると豪快に射精してしまった。

「もうっ、全然分かってくれなぁい! こうなったら、言う事聞かない
 この変態おちんちんを一杯泣かせちゃうんだからっ!」
伊織は両足で彼の肉具を挟み、側面から責め立てた。
土踏まずの柔らかさは、三浦あずさに代表する乳肉とは別の深い味わいと快触を彼に提供した。

「ふっほぉぉっ……! いおりぃんっっ……!」
彼は伊織の足淫に魅入られて何度も快射を繰り返した。
彼女のすらりとした美脚が、舞い飛ぶ欲望のエキスによって白くまだらに染まっていく。

「んっ……ちゅぱっ…ちゅっ」
そんな中、彼は顔上に鎮座する女王の恥肛に舌を挿し入れた。
「きゃあっ、お尻にエッチなおしゃぶりしないでぇっ!」
淫舌による不意打ちに伊織の足の動きが鈍る。
しかし腰を上げようとする伊織を逃すまいと、彼は彼女の柳腰をぐっと抱き締めて顔へと押し付けた。

「はぁっ……! はぁっ……! いおりんの桃色アナル……
 ちゅっ! ちゅぴっ! ベロベロぉっ!」
「やぁんっ! お、おしりっ……ダメぇっ!」
しかし彼は伊織の言葉も聞かずに、一心不乱に彼女の恥肛をしゃぶりまくった。
「ちゅぷ っ、ちゅっ……ぬむむっ……んっ……!」
「はぁぁん……っ」
伊織の牝肛を彼の舌肉が貫く。淫唾音を響かせながら、肛肉を彼は舐り犯していった。

「んーー……ぢゅぽっ! じゅるるっ、んっ! んん――っっ!
 ああっ! いおりんのお尻マンコ……木苺のように甘酸っぱいよぉっ!」
「は、恥ずかしい事言わないっ!」
「ぢゅびっ、れるれるれる……濃くて熱いアナルスメルも最高だぁ……!」
「あんっ……だっ、ダメぇぇぇっ!」
伊織は恥肛責めに耐えきれず、そのまま舌を口外に垂らして快昇に達した。
彼女の恥臭を口鼻で味わいまくった彼も、その浅ましい肉砲からビュウビュウと白い祝砲を発射する。
彼女の噴いた多量の蜜潮と共にそれは宙へと飛射し、快曲線を描いた。

「あはぁ……っ、ら、らめぇ……」
ショオオオオ……と、蜜潮の後に彼女は聖水を漏らした。
それは彼の胸板に熱い洗礼を与えていた。

   #  #  #

このようにしばしば攻め手としてファンを満足させる役に徹する伊織だが
プロデューサーであり婚約者でもある伊織Pに対しては日々受け手として翻弄されている。
気絶する程彼に舌技で恥部を責められた後、休息なしに愛の籠もったミルクを
大量に注ぎ込まれて朝を迎える事も少なくない。
しかし彼女は本能のままに自らを愛し、振り回す彼から決して離れる事はない。
既に彼女の身体は彼なしでは保てない程に肉悦の妙味を教え込まれていた。
ファンの口淫でエクスタシーを感じながらも
彼女はこの祭りの後でもらう伊織Pからの「ご褒美」を思い、心を震わせていた。

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