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密やかなノックのあと、戸口に姿を現したのは浴衣姿の貴音だった。
作法どおりに襖を閉めると膝を揃え、寝巻姿で失礼しますと小さく呟く。
湯帷子という方がしっくりくる白の薄地は微かに貴音のラインを透かして見せる。

「どうした、眠れないのか?」
「かような夜更けに申し訳ありません。日焼けの痛みが堪えられず…」
「ふむ……夕方よりも赤くなっているみたいだな」
「撮影後にしていただいた“すきんけあ”で一度は収まったのですが……」
「よし、薬用ローションがあるから塗っておこう。眠れないと明日に差し支えるからな」
「お手数おかけいたします……」

押入れから敷布団を出すと、そこに座るよう指示する。
貴音は俺に背中を向けて正座すると、無造作に浴衣から袖を抜き去った。
そのまま布地を背後に落とすと桜色に染まった貴音の肌が露になり
銀髪の間から水着の跡を示す白い筋が鮮やかに浮きあがる。

「あの……貴音さん、下着は?」
「浴衣のときはいつもこうですが」
「いや、そういうことじゃなくて……流石にそれはちょっとまずい」
「“すきんけあ”をしていただくのにこれでは不都合ですか?」
そういって貴音は交差させた手で乳房を包み込むと頭を垂れる。
やはり噛みあっていなかったが、本人がそれでいいのならまあいいか。
あの豊満な美乳のこと、手では隠しきれないハミ乳でも拝めたら役得かと思いながら
道具箱から出したシュシュで髪をまとめて前に垂らす。

「乳房は髪で隠せ、との仰せでしょうか?」
「い、いやそうじゃない、ローションを塗る邪魔にならないようにしただけだ」
「ふふっ…少し戯れ口が過ぎましたか、プロデューサー?」
「ああ。心臓に悪い冗談は勘弁してくれ」
「夜更けに殿方の寝所に忍んだうえに、このようなあられもなき姿。
 戯れでもせねばわたくしとて胸が高鳴って仕方ありません……」

まさか誘っているわけでもないだろうが、貴音がいえば冗談でも刺激が過ぎる。
そんな思いを何とか振り払うと、淡い明かりが照らす貴音の素肌に向き合う。
厳重に日焼け対策をしたつもりだったが、日差しと照り返しは強烈だったようで
撮影直後はそう目立たなかったのが、今は火傷のような赤みを帯びている。
そこにローションを塗りこんでいくと、俯いた貴音の体が小さく上下する。

「んはぁっ……んっ、ぁ……」
「すまん、痛かったか?」
「いえ、痛みはさほどでも……ただ」
「ただ?」
「殿方の手はこのように大きなものかと……」
「乙女の肌に触れるご無礼、どうか許されよ」
「ふふっ、プロデューサーは特別なお方。異議は申しますまい」
「それは光栄なことだな」
「ですが……今宵のこと、どうか響たちにはご内聞に」
「どうして?」
「わたくしがプロデューサーに肌を許したと聞けば、あらぬ誤解を受けかねません」
「心得ております、姫」
「ふふっ、ではもう少し下も…肌を露にし過ぎる水着のせいで体中が焼けるようです」

“肌を許した”など、その言葉こそ誤解の元になるだろう?
貴音はそっちの意味があると知らずに言ったのだろうが、せっかくの機会だから
身をもって教えてやろうか、などとつい疚しいことを考えてしまう。


普段なら他愛のない妄想で終わることでも、今は全く状況が違う。
目の前に貴音のまぶしすぎる肢体が無防備に横たわっているだけじゃない、
その体の隅々にまで触れる許しを頂いているのである。

今やらずにいつやる?
そんなことを本気で考えるほど、俺の理性というブレーキは危ういものだが
妄想を行動に移すにはやはり大きな壁がある。
取りあえず貴音のリクエストに従って腰の方に手を下してみたものの
腰に巻いた帯に行方を阻まれ、うろうろしているところで貴音の催促がかかる。

「もう少し下にも……水着の跡でお分かりになりませんか?」
「帯があるからここが限界なんだけど」
「ならば……このようにいたしましょう」

貴音は帯を緩めると、そのまま体を倒して敷布団にうつ伏せになった。
乳房が布団に圧迫され念願のハミ乳が拝めたのはいいのだが、
肌蹴た浴衣は腰周りをわずかに覆うだけで、ビジュアル的には全裸以上に刺激的だが
貴音はそれだけ隠せば十分とでも思っているのか、ただ静かに伏せているだけである。

「さ、プロデューサー……遠慮せず中にいれてください」
「ああ、わかった」

わざと言ったわけではないだろうが、貴音がいえばインパクトは抜群で
本当にチ○ポをぶち込んでたっぷり中に出してやろうかと思ったほどである。
実際には浴衣の中に手を入れただけだが、今度はそこに新たな問題があった。

履いていない。
本来そこにあるべき布地が見当たらない。
そのため指先を遮るものはなく、いとも簡単に俺の手がそこに到達した。
今まで数え切れないほど凝視……いや視姦の対象としてきた貴音の美尻。
指で押せばとろけてしまいそうな柔らかさの中に潜んだ弾力。

こうして触れる許しを得ているのだから、見ることだって遠慮はらないだろう?
浴衣の裾を捲り上げたのは、ほぼ本能的な反射だったと思う。
裾から捲くれば当然尻も割れ目も丸出しになるわけで、足を閉じているから秘部は
隠されているものの、帯の廻り以外ほぼ露出という状況に当の本人は全く動じていない。
気付いてないわけがないから、この程度は許容範囲の内というわけか?

「貴音、ここもするのか?」
「プロデューサー、日焼けは背中と腰だけではありませんが……」
「じゃあ……日に焼けたところは全部ということで」
「そのようにお願いしたいのですが、何か差し支えでも?」
「い、いや、なんでもない。続けるぞ」

そういうことならもはや遠慮は無用とばかり、ローションを垂らした手を伸ばした。
ビキニの痕跡を示すラインをなぞり、とろみのある液体を貴音の肌にのばしていく。
本来なら見ることすら許されない貴音の生尻。
今それを間近に見下ろしながら、ローション越しの愛撫に勤しんでいる。
指先の力に応じプルプル揺れながら形状を変えつつ手に吸い付いてくる不思議な触覚。
恐らく二度とはないこの好機を記憶に焼き付けるべく愛撫に集中していた。

そうなるとまた貴音の意図が気になってくる。
和装の場合下着をつけないというが、今の状況ではまた話が別である。
透けそうな浴衣で全裸を包み忍んできた目的は、日焼け止め以外にあったのではないか?
それが妄想の産物だとしても、こうして美尻を思うさま蹂躙している現実や
そうされても抵抗すらしないことを考えれば、あるいは……?

妄想と現実の区別が曖昧になり始めているのに気付かないまま
いつしか俺はスキンケアのことも忘れ、両の手で尻を掴み愛撫していた。

「プロデューサー……それはくすぐったいのですが」
「これは塗ったローションを馴染ませるためのマッサージなんだ」
「な……なるほど、では少々我慢せねば、あっ……」
「痛かったらいってくれ」
「いえ、あっ、んはぁ……痛くはありませが、も、もう少し加減を」

稚拙な言い訳が通じたのものか、それとも貴音には別の思惑があったか。
どちらにせよ、事態はもうスキンケアどころではなくなっており
反応に味をしめた俺は尻を撫でながら、偶然を装って指先を谷間に滑落させる。

最初は浅く、軽く。
貴音はわずかに体を震わせるだけで、拒みも抗いもしない。
それが俺の背中を力強く押した。
そろえた指先に明確な意思を込め、まっすぐ谷間に向けて滑らしていく。
少しでも異議があれば止めようと思いながら、指先が亀裂にかかった時
俺の理性は蒸発していた。

「あ、あの……それも“まっさぁじ”なのでしょうか?」
ようやく貴音が口にした控えめな異議。
(そうだ)と言おうとした言葉がからからに渇いた喉に引っ掛かった一方で
指先はローションのぬめりにのって奥までするりと滑って落ちた。

「あぁっ! そこはいけません……」
指先が窄まりを探り当てたとき、貴音の体が大きくのけぞる。
「い、いけません……そこに触れては、あぁっ……プロデューサー」
「ここのことか?」
「あぁん……そこは不浄の場所ゆえ、だめ、ふぁああっ……」

持ち上がる体を抑えながら、探り当てた後門をなぞりつつ指先をさらに進める。
秘所までほんの数センチなのに貴音の抵抗は意外なほど弱々しい。
ぷりぷりした弾力をなぞりながらさらに進むと、不意に指先が温かいものに包まれた。
ローションにはない糸を引くような粘りと熱さは間違いなかった。
貴音は俺に肌を嬲られることで愛液であそこを濡らしている。
部屋は一組の雌雄が漏らす吐息で熱く湿気を帯び、そこに雌の淫臭が混じりあうことで
理性を削がれた俺は本能にその身を走らせる。

ぬぷり。
ぴたりと閉ざされていた貴音の膣が、簡単に指を受け入れたのは雌の本能ゆえか。
経験の有無までは知らないが、感触でいうなら明らかに処女の緊密さがそこにあった。
なのに湧き出す愛液は量も熱も驚くほどで、ぴちゃくちゃと捏ねながら震動させると
体を反応させながら、貴音は切羽詰った声で俺に許しを請う。

「そ、そこは…いけませぬ、もうお許しください…あぁああ!」
「ダメだよ貴音、ここもきちんとケアしておかないと」
「ひぃぁあ、そこは……」
「こんな風に濡らすなんて貴音も意外と…」
「いわないでください、恥ずかしくて死にそうです」
「俺は嬉しいぞ、俺の指でこんな風に感じてくれて」
「あぁ……あなた様、そのようないけずなことを……」
「ほら、もっともっと感じてくれ貴音」
顔を上気させた貴音を見て、俺は遠慮を捨て指先に神経を集中させた。


“おやめください”
俺の指が膣を抉るたび、うわ言のように懇願の声をあげる貴音だったが
その言葉とは裏腹に、既に体のほうは快感を受け入れてしまっている。
つぼみのような花弁はすっかり開花し、口を開けた膣、包皮に守られた秘芯も
粘つく愛液に包まれながらすっかり暴露されていた。

指先に感じる抵抗はやはり処女特有のものであり、中への愛撫はそこでおき、
濡れた指先を花弁の上部に滑らせて行く。
微かに触れた程度であっても、初めて秘芯を男の手で犯された貴音は
喘ぎというより一際高い叫び声で反応を見せてくれる。
隣室で眠っているはずの響に聞こえるのではないかと思いながら
淑やかな貴音が奔放に乱れ悶える姿を見れば止められるものではない。
秘芯への愛撫をエスカレートさせていくごとに貴音の喘ぎもピッチがあがり
調子に乗った俺が小指を後門に挿入したと同時に
貴音は大きく叫びながら体をがくがくと震わせ、それからばったりと身を落とした。

どうやら貴音はイッたらしい。
無防備に足を開いた後姿を見ていると、そのままのしかかって犯してやりたいと
思いながら、行動には移せなかった。
本能を抑止するのは貴音に対する畏敬の念か、あるいは別の感情か。
可憐とすらいえる横顔を見ていれば貴音への愛しさが募ってくるが、
同時に欲望の炎はまだ燃え盛っており、これ以上余計な真似をしでかしてしまう前、
俺は最も手っ取り早く鎮火する方法を選んだ。

貴音の愛液に濡れた手でしごきはじめると、ものの数回上下させただけで
限界が近づいてくるのが分った。
どこに出そうか、いや、何かで受け止めなければと思ったときには遅かった。
愚息の向いた先には貴音の裸身が横たわっており
勢いよく噴出した精液がその体を白く汚していくのを俺は呆然と見るしかなかった。
そして普段のそれでは感じたことが無い快感のおかげでしばらく呆けかけていたが
そのとき貴音が小さく身じろぎしたことでなんとか自分を取り戻した。
かろうじてパンツに収めたところで貴音の目が開き、物問いたげな視線が向けられる。

「あぁ……あなた様?」 
「貴音……すまん、これはその」
「これでもう、わたくしはあなた様のもの……になってしまいまいしたね」
彼女が伸ばしてきた手を、俺は無意識に握り返した。
手のひらで愛液と精液が混じりあいくちゅりと音をたてたのを
貴音は不思議そうな顔を見せ、それからくすりと笑ってみせた。
「なんとも心地のよい“まっさぁじ”でございました……」
「そうか。満足してくれたか」
「はい……それはもう十分に」
貴音はふわりと体を起こすと、素早く浴衣の袖を通して裸身をその中に隠した。
「そろそろ夜も更けますのでお暇せねば……」
「あ、ああ……ゆっくりと休んでくれ」
「ではプロデューサー……いや、あなた様、お休みなさいまし」
「お休み貴音」

貴音が去ってしまえばさっきまでの出来事がまるで夢の中のように思えたが
目の前の布団に残る黒々としたシミが現実であったことだと証明している。
まだくすぶっている激情に押されるよう顔を近づけ残り香を確かめてみれば
確かにそれは貴音が残した濃厚な雌の流した愛液に間違いはなく
まだ手に感触が残る間にもう一度としごきはじめたその時
部屋の襖がノックされ、ゆっくり開いた隙間から浅黒い肌が覗いて見えた。

おしまい


続編「響かなさんどー」

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