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「これからどうすんだ?」
「黒井の社長がうちらに会社ごと完全に押し付けて逃げ出しちまったからな。
しばらくは会社を立て直すことにするよ」
「IA大賞の最有力候補なのにそれは難しいんじゃないか?」
「まったく、そのとおりだ。IAへの活動は続けるが…正直代わりがほしいところだ」
「うちから誰か貸し出すか?」
「そうしてくれると助かる」

961プロから黒井社長が逃げ出した。原因は悪徳記者の追撃によるもの。
黒いうわさが絶えなかったがそれが事実であると判明したため、逃げ出すしかなくなってしまったのだった。
そこでジュピターの代表の天ヶ瀬冬馬に社長を押し付けたわけなんだが、
その冬馬は社長なんてやる気がない様子。
そこで、誰かを貸し出して北斗と翔太と組ませて新しいトリオにするということを765プロデューサは考えた。
彼らの真意を知ることなく勝手に思い込んだ結果は大変残念なことになるのだが。

「というわけで、961プロへ出向する人を1名必要としているわけなんだけど、誰かいきたい人はいるか?」
当然、挙手する人はいない…かと思われたが、
「なら、私が行くわ」
伊織が挙手した。なんでもこの状況で必要なのはアイドル候補生じゃなさそうだと思ったとのこと。
早速961プロへ行き、挨拶をしたわけである。
「水瀬伊織か。水瀬財閥のご令嬢だけあって風格が漂うな。961プロの命運をお前に託す」
「わかったわ。絶対服従よ!」

それからというもの、ジュピターは猛烈に強化していった。
961プロ時代3人一斉の活動はまれにしかしてなかったが、
そのときの100倍も強くなっていた。団結力がもはや桁違いである。
個々人の能力も上がっていて、向かうところ敵なしだった。
それは、765プロのアイドルも例外ではなかった。

「またジュピターに負けたか…」
「伊織をなめてたよ」
「うむ、それは仕方ないが、これで事実上IAへの道は絶たれたといっていいな」
「そうですか…」
「仕方ないよ。黒井社長は性格は悪かったが昔から私の親友だったからな。困ったときはお互い様だよ」
「…といいますと?」
「それは6年前の話だが、わが社にはアイドルはいたが事務員がいなかったのだよ。だから、
会社の面談なんかにもアイドルを直接出すしかなかった。
だが、そこに961プロは音無くんを出向させてくれたんだ。
おかげでアイドルがアイドルに専念できるようんいなったんだよ」
「は、はあ」
「で、黒井前社長はどこにいった?」
「それが、まだ行方不明だそうで」
「そうか…」

翌日、黒井社長は無残な姿で発見された。死後あまり経過していなかった。
遺書が残されていた。そこにはこう書かれていた。
「961プロの諸君へ
これを読むころにはすでに私はこの世にいないであろう。これを読んでくれるとありがたい。
少なくとも君たちがIA大賞最有力候補であることが確認できた。水瀬くんのすばらしい統治力あってのものだと思う。
私は個を強くすれば勝てると思っていたが、それはどうやら大きな間違いだったようだ。
いくら個が強くてもソロでは勝てるだろうがチームでは勝てないらしい。
私の信念が否定された今、私の生きるすべはない」

「そうか」
「まったく、馬鹿じゃないの。一度心が折れたからって自殺なんて」
「だよねー」
遺書への反応はものすごいさめたものだった。当然といえば当然ではある。
そしてIA当日。当然のことながらジュピターが完全制覇を成し遂げた。
問題はプロデューサの1年留学なのだが…、
「私がいくの?わかったわ。1年後、覚悟してなさいよ」
「お前のおかげで強くなれた気がするからな。1年の特訓の後、さらに強いトレーニングを期待する」
こうして伊織は1年の留学へ出かけた。
英語についてはもともと跡取りとしての教育を受けていたのでなんら問題なかった。
講義にも完全についていけた。そして、1年が過ぎて、961プロへ帰還した。

「久しぶりね。冬馬」
「久しぶりですね。水瀬社長」
「さーて、訓練を始めるわよー!」
「まず、財務状況を報告させていただきます。われわれジュピターの活動により、昨年の単年度収支は…」
「細かいことは後で聞くから、すぐにレッスンを始めなさーい!」

訓練に向かわせた後、財務諸表に目を通した。結果は大幅な黒字。IUもとったらしい。
そして、問題はどうやって765プロに戻るか、ということだったが、もはや戻れるとは思えなかった。
ほぼ戻るには961プロを765プロと統合するしかなかったためである。
もともと竜宮小町が壊滅してたので大きな問題にはならなかったが、復帰の問題もあった。

「すまないな。ずっと961プロに引き止めてしまって」
「私、どうすればいいの?」
「765プロのアイドルであり、かつ961プロの社長である、っていうのはどうだ?」
「は?そんなことできるわけ…あ!」
そう、プロデューサを雇えばいいということに気づいたのだ。
男性アイドル主体なら女性プロデューサが妥当だろうとは思ったが、
「それなんだが、もしプロデューサを雇おうとするなら、男性のほうがありがたい」
「は?なんで?」
「水瀬伊織。お前のことが好きだ」
冬馬は言った。告白である。
「私も好きよ。冬馬!さすがにゴムを持ってきてるでしょうから、一晩楽しませて頂戴!」
2人は服を脱ぎ全裸になった。そしてお世辞にも大きいとはいえない胸を触り始めた。
「ちょ、やだ、くすぐったっ、あっ、あんっ」
少しずつ感じ始めた。その後はどうすればいいのか冬馬は悩んでしまう。
(とりあえず、下のほうをなめればよかったっけ)
「あんっ、やだ、あっ、そこ、汚い、あぁぁんっ」
「汚いところなんてない」
まあ困ったのは本当にその後である。果たして彼女の処女を奪ってしまって大丈夫なのだろうか。
そもそも別に思い人がいるのではないかと思ったが…。
「私、冬馬以外に初めてはささげたくないの!」
覚悟は、決まった。彼は自らの生殖器を彼女の生殖器に差し込んだ。もちろんゴムをかぶせた後である。
破瓜の苦しみにもだえた伊織だったが、それも和らいだらしく、
「動いて」
それを合図に冬馬は前後運動を開始した。
「あっ、やだっ、あんっ、激しすぎっ、あぁぁっ!」
初めてとは思えない勢いで達した。その結果、一気に搾り取られ冬馬も達してしまった。
引き抜いた後、たれる血が行った行為を物語っていた。

「で、結婚とかはどうする?」
「すぐにでもできないことはないが…あと4年は待ってくれ」
「4年後って…私が20になったとき?」
「そうだ。そうすればいちいち両親に承諾取りに行かなくていいだろ?」
「それはそうだけど、一応両親に報告をするのは礼儀よね?」
「それでも、いざとなれば反対を押し切れるのは強いと思うけどな」
「う…、わかったわ。4年後ね」

伊織はその後、765プロでは新・竜宮小町の一員として、961プロでは社長として二重生活を送ることになる。

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