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20XX年、アイドルブームが沸き起こる時代である。
アイドルとはidolで、本来、「偶像」の意味を持つ単語である。
したがって、男性・女性の区別なく用いることが可能で、だからこそいろいろなアイドルが誕生してきた。
まれに、性別を偽ってデビューするアイドルもいるが、そのうち露呈して問題が発生した。
まあ、問題を起こさずに露呈させることに成功した事例もあるが。
性別はかなり重要なので(特に更衣室など)それを配慮した設計が必要になるのだが、それが偽られると話がこじれる。
一般に、男装の女性のほうがハードルは低い。本人の感情を別にすればだが。
逆に、女装の男性は相手が困惑してしまう。というわけでほぼ不可能であると考えられた。
今回は、その例外的事例について考察しつつ、その人間の追跡記録を読み解くことにしよう。

彼の名は秋月涼。年齢はこの追跡記録の開始時点では15である。
男性の人間から告白されるほど女っぽいが、一応男性である。
さらに、趣味が掃除・料理なんだから女性と間違われても不思議ではない。
心のどこかには、男の性質があることはあるのだが、基本それは露呈しない。
結果として、成り行きで所属した876プロにおいても、女性デビューという方針になってしまった。
だが、彼にとって幸いだったのは、更衣室を時間差で利用するという手法でほぼ確実に切り抜けられたことであった。
それがうまくいかなかった場合でも、同席した人たちは最初から割り切ったため最終的な立場に影響することはなかった。

彼と話す1人の少女がいた。名前は萩原雪歩。年齢はこの追跡記録開始時点で16。彼女には致命的な弱点があった。
それは、男性が極めて苦手で、仕事と割り切らない限り近づくことさえままならないというものだった。
もし最初から涼の性別が露呈していたら、彼女はそうそう話しかけることはなかっただろう。
だが、この性別の偽装から、この物語は予想にもしない結末に転がり込むことになった。


活動を開始して1か月の経過したある日の会話である。
雪歩「涼さん、クッキーを焼いてみました。どうでしょうか?」
涼「雪歩さん、おいしいね。こっちはアップルパイを作ってみたけど、どう?」
雪歩「おいしいですぅ」
どう考えても、女性同士が自分の作ったデザートを交換するシーンである。
たいていの場合、こんなことを男性がやったら女性は引くだろう。
というのも、自分より料理がおいしかったらプライドが許さないし、まずかったら愚痴をこぼすだろうから、
必然的に男から女にこのように手料理を渡すことはまずあり得ない。結果として、女同士だろうと普通は推測するだろう。

活動開始から5か月が経過した。涼はそろそろ誕生日である。
そのときの誕生日プレゼントは、ごく普通の女性用ネックレスだった。彼にとっては、これはうれしかったようだ。
というのも、かわいくすることは彼にとって少し面倒とはいえ楽しいことだったからだ。
女性用下着とかは勘弁してほしかったが、こういう外見をかわいくするのはまあうれしいものであった。
だが、このまま進めばそのうち困ることが起きるのは目に見えていた。だから、誕生日よりも前に、
極めて親密に接してくれる雪歩には本当の性別を教えておこうと覚悟した。

それは、彼の16歳の誕生日の前日のことであった。
偶然、涼と雪歩は2人きりになる時間ができた。そして、以下のような会話が行われた。
涼「ずっと、隠してるわけには、いかないよね?」
雪歩「何を、でしょう?」
涼「私の、性別のことをね」
雪歩「どういう、意味でしょう?」
涼「一応、まだみんなには秘密にしておいてほしいんだけど、一応、男なんだよね」
雪歩「そうですか…ずっと気付きませんでした。私、男の人は苦手なんですが、涼さんなら何とかなりそうですぅ」
涼「え?」
雪歩「あと、もし本当に男の人なら、無理して私なんていう一人称を使う必要はないと思うな」
涼「それって、わ、私が無理してると思ってるの?」
雪歩「ほらね。たいていそのうち無理がきかなくなると思うから…」
涼「じゃあ、自分のこと、あなたの前では僕、と言っていいかな?」
雪歩「うん、それがいい。それが似合ってる」


それから1か月の間、特にこれまでと変化のないやりとりが行われた。一人称の絡みを除けば。
雪歩「私、涼さんのためにイチゴのケーキを作ってみました」
涼「うん、おいしいね。僕のために作ってくれたの?」
雪歩「えへっ」
涼「僕も雪歩さんのためにチョコレートケーキを作ってみたんだ」
雪歩「おいしいですぅ。やっぱり涼さんのお菓子はおいしいですね」
涼「そう言ってもらえるとうれしいな」

そして、性別を打ち明けてから1か月が経過したある日のことである。
雪歩がホテルの2人部屋を取ったというのだ。表向きまだ女である涼は一応女装してその部屋に呼ばれた。
さすがに一緒に風呂に入るのはよくないだろうと判断した彼は、雪歩が風呂を出るまでとりあえず待つことにした。
そして、風呂から出て寝巻に着替えた。さすがに寝巻は他の人には見られないだろうとは思ったので、
一応男性用のものであった。記者の不安はあったので、一応カーテンなどは閉めておくことを考えたが、
そこらへんのことは雪歩が風呂を出た後に彼の目の前でやってくれたので、安心することができた。
だが、そのあとの展開は予想外であった。


雪歩「一緒に寝てくれますか?」

彼にとって、この言葉は非常に反応に困るものであった。だいたい、一応ベッドは2個あるのだ。
一緒に寝るということは、これは自分をまぎれもない「男」であると思っているということ。しかも、恋人だと意識して。
女性同士なら、ベッドを同じにする意味はないし、恋人でない男と好き好んで同じベッドに入る人もいない。
だから、これは告白であると確信した。というより、部屋に呼ばれた段階でそう思うべきだったのだ。

涼「とりあえず、一緒に寝るよ」

そう応答は返した。まあ雪歩はもう最後まで突っ走るつもりでベッドの中で裸になったのだが、
涼はそれには大混乱を起こしてしまった。とりあえず、速やかに寝ることで対処することにした。

翌朝、再び女装した涼。彼にとっては、これは何かの間違いであると思いたかった。
少なくとも、寝るのに裸になることは普通ないだろうと思いたかったのだ。
とりあえず、少し不満ではあったものの、最低限の目的は達成できて満足な雪歩。
だいたい、少しでも進めばいいなという目標だったのでこれで一応は成功したと考えてよかった。
万一のことがあっても問題ないような覚悟はあったし、そのつもりでもいたが。

それ以後も、雪歩から積極的に涼にアプローチをかけ、一緒の部屋で、しかも同じベッドで寝ることがしばしばあった。
少しずつ、慣れてはきたが、それでも絶対に肉体に手を出さない涼。胸を触る、というところまでも行わなかった。
キスさえも、浅いものはやりはしたが、深いものまでは絶対にやらなかった。

そして、12月24日の夜がきた。雪歩の17歳の誕生日であり、クリスマスイヴであった。
この日も、雪歩が涼と同じ部屋で寝るようにホテルの部屋を準備しておいた。だが、今日の彼女の決意はさらに大きかった。


雪歩「私、そんなに裸体に魅力がないんでしょうか」
涼「そういうわけじゃないよ。だって、まだ…」
雪歩「じゃあ、いつ、私をもらってくれるんでしょうか」
涼「僕の18歳の誕生日、その日に…」
雪歩「約束、ですよ」
涼「うん、約束する」
雪歩「あと、本当の性別、いつみんなに言えばいいでしょう」
涼「できれば来年のうちに言いたいな」

そして、その日を境に、雪歩が男性に対し恐怖におびえることはなくなった。守ってくれる男性がいるからである。
あと3年近くすれば、一緒になれる。そう、彼女は満ち溢れていた。

涼も4月、デビューから1年が経過したある日に、自分の性別を公開。当然、どよめきは走ったが、
一応男性としてふるまえるようにはなった。だが、相変わらず女役を割り振られることもあったが。
とはいえ、割り振る側も男だとわかって割り振るからきちんと配慮もできるようになった。

両親への紹介も済ませて、ついに涼の18歳の誕生日がきた。

結婚式当日、アイドルたちや家族の人たちの集うなか、盛大な結婚式が行われた。
結婚式のときの格好は、涼はなぜかウェディングドレス着用。
雪歩もウェディングドレスだったため、どっちが花嫁だと笑える状況に陥ってしまった。
まあ、こうなったのは2人の希望であった。
なお、声変わりは相変わらず起きておらず、何ら違和感はなかったということは付け加えておこう。

とりあえず、涼は披露宴が終わるとすぐに、男女兼用の服に着替え、雪歩と一緒にホテルへ向かった。

ここで記録は途切れている。ここから先は、この夫婦の会話などをもとに、
私が行った推測などを入れ再構築したものを記述していこうと思う。


涼は思った。もう逃げも隠れもしない。妻としたのだから、責任を持って一生幸せにしていく。

都合のいいことに、ちょうど雪歩は危険な日であった。だから、当然そのことは言った。
その後、このように進行していった。

雪歩「私、涼さんの子供がほしいです。だから、中にお願いしますね。あと、初めてですから、
私、痛がると思いますが、それでも躊躇せず続けてくださいね。」
涼「雪歩さん、わかりました。極力痛くしないように努力します。あと、あなたが許すのであれば、
中に出したいと思っています」

始まりはキスであった。一応、約束をしてからディープなキスは少しはしたことがあったものの、
それほど回数は多くなかったし、深い割にはかなり浅いものであったため、こんな深いのは初めてであった。
「んっ、ちゅー、むちゅっ」
こうして、少しずつ2人は出来上がっていった。なお、ここからは、ほぼ会話内容からだれが話しているか自明なので、
だれが言ったかどうかについては省略する。


「涼さん、胸、お願いします」
「わかりました」
なめ始めてから数分が経過して、雪歩から声が出始めた。
「んっ、あっ、あんっ」
吸いついたり、手でもんだりもしていった。そして、そのような胸に対する愛撫がさらに数分続き、
「あぁっ、もう、我慢、できませんー、あぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
こうして達してしまった。当然、下の口からは液体がどろどろとあふれだしていた。
涼はとりあえずここで困惑した。さあ、次は下の口で満足させないといけない。だけど、この後どう反応するんだろう。
「涼さん、もう、大丈夫です。入れてください」
「雪歩さん、わかりました。極力痛くないように善処します」
そういうわけで、雪歩の下の口に涼の男根が照準を合わせいよいよ少しずつ挿入が始まった。
「ん、んんんっっ、んっ」
まあ案の定の雪歩の反応である。まあ、当たり前ではあるが、狭い。そして乙女の証に涼の男がぶつかった。
彼の判断はどうやらこういうものだったらしい。
(一度に達しつついかないと痛みがひどくて続かないと思う。だから、この状況で胸とか下の核をいじくらないと…)
それをやりつつ、一気に進入した。そして、
「あぅ、あぁぁぁっ!」
痛みは一瞬で、そして行き止まりに達したことでまた雪歩は達してしまった。と同時に、うねる膣に涼は耐えられず、
即座に白い子種を中に放出してしまった。そして、男根を抜き取ると、
入りきらなかった白濁液と処女を失った証の血の混じったものが出てきた。

こうして、初夜の性交はこれにて終わったわけである。そしてそれから数週間後…。

雪歩「やっぱりできてました」
涼「よかったね。というより、これから大変だと思うけど、一緒なら乗り越えられるよね?」
雪歩「そうですね。あなたと一緒なら…」

Fin.

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