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 ずぶぶぶ……!!

「ふあああ……!」
 上向きに屹立する剛直に腰を下ろすと、765プロ所属アイドル・我那覇響は熱い溜め息を発した。

 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ

「ふうっ! ん! ふあ! はあ……!」
 ベッドの上で仰向けになり、響に跨られ、その腰の動きに合わせて喘ぎ声を上げる。
 その声の主は、876プロ所属アイドル・秋月涼。
 胸板を押さえ付けられ、響のクレバスに自身を貪られながら、痺れるような快楽に打ち震える。

「はあっ……! はあっ……! いいぞ、涼……! 硬くて、熱くて、はあっ……中でゴリゴリ擦れて……」
 響は快楽にぬめ光る瞳で涼の顔を見下ろし、うわ言の様な吐息混じりの声を掛ける。
 そして、激しく腰をグラインドさせながら、ダイナミックなピストン運動を続けた。
 そのクレバスは歓喜にヒクつきながらヨダレを垂らし、潤った膣壁でシャフトをしゃぶり回す。
 大好物を与えられ、夢中で味わう女性器の喜びは、全身を痺れさせる様な快感として、響に伝えられていた。
「ふうっ……! はあ……! 響さん……響さんのナカが、僕に絡み付いて……!」
 恍惚とした表情で、自身を貪り上下に揺れ動く先輩アイドルを見上げる涼。
 その視線の先には、響の胸で丸々と実り、先端をピンと張ってぶるぶると揺れる小麦色の果実があった。
「んん! あ……!」
 響の口からひときわ高く声が上がった。下に敷いた涼の腕が、響の乳房を掴み、新たな刺激が加わる。
「こらぁ、涼……! 大人しくしてなきゃダメだぞ」
 字面だけは咎めるような内容の事を口にするものの、響は涼の行為を妨げようとはしなかった。
 響の乳房は揉みしだかれ、淫靡に歪みながら、涼の手の中で弾む。
「はっ、あっ、はっ、んん、はあ……! 涼……!」
「響さん……おっぱい、気持ち良いですか? だったら、もっと……」
 胸を堪能する手の動きを止め、涼は響の乳房を押さえた。
 涼の手の平で暴れて弾む響の乳房。その中で涼の手が押さえた箇所、即ち先端部分が動きを止める。
「んん……! っふ……! んんう……!」
 位置を固定した乳首に狙いを定め、涼はその先端に指先を置く。
 敏感な部位をピンポイントで責められる快感は、響に呻き声のような嬌声を上げさせる。
 ずちゅ、じゅぷ、ずちゃ、じゅぽ、じゅぷ
 胸から追加される快感に、忠実に反応を示して汁気を増す女性器。
 響のクレバスから垂れ落ちる愛液により、涼の肉棒はずぶ濡れになってテラテラと淫靡な光を宿す。
 そして、それだけでは収まらず、涼の股間から太もも、そしてシーツに至るまでベタベタに濡らし尽くしていた。
 響の汗と愛液と。うねり躍る女の肢体から漂う、クラクラする程に濃厚な牝の匂い。
 それは涼の中の牡としての昂りをこの上なく煽る。

「響さん、響さん……」
 柔らかな実りの上で硬くしこり立つ先端を、指でクリクリと刺激する。
 その度に、響はピストン運動を続けながらビクビクと身体を振るわせた。
「はん……! はあ……! 涼……! このエッチ……!」
「ふう……はあ……! そんなぁ……。僕、響さんのおっぱい弄ってるだけですよ」
 ずちゃ! ずちゅ!ちゅぽ! ずちゅ!
 腰を跳ね上げ、響の中を突き上げながら抗弁する涼。
 それに合わせて涼の腰に自らのぬれぼそった股間を叩き付け、水跳ねさせながら響は続ける。
「んう……! 充分じゃないか……! 人のおっぱいを、オモチャみたいに……。スケベ……!」
 内容的には、響が涼を罵る意味の言葉を吐いている。
 しかし、恍惚とした表情で吐息を弾ませながらでは、ただの甘い囁きでしかない。
「ふう……んん……。ふふっ。酷いなあ響さん。
 どうせスケベって言われるんなら……したい事を全部しちゃいますね」
 涼は片方の手を胸から離し、ベッドに下ろす。
 そして、シーツを這わせ、響の後ろへと腕を伸ばした。
 むにぃ
「んっ……!」
 涼の手が響の肉付きの良い尻に触れ、うにうにと揉みしだく。
 響の後ろで実る、浅黒く円やかな魅惑の果実。
 それは引き締まった張りの良さと豊満な肉感を併せ持ち、どっしりとした触り心地を涼の手に伝えた。
「あっ……! ふうっ、はあ……! 涼……!」
 乳房と尻たぶと。男の欲望を駆り立てる官能的な豊穣の柔肉に、涼の指が喰いこみ、卑猥に形を歪める。
「はあ……響さんのお尻もおっぱいも……ぷるんぷるんして気持ち良い」
 それぞれに異なる、柔らかく弾む様な感触を楽しむ涼。その表情は幸福感に蕩け切っていた。
 つぷっ
「んううっ!」
 尻肉の感触を堪能していた涼の手指が、響の双丘を割り開き、奥の口から中へと侵入して来る。
「こらぁ……! 恥ずかしい事するなぁ!」
 涼を見下ろし一喝する響。しかし、涼はそれに頓着する事無く。響の腸内を弄り回した。
 ぬぷっ、むぬっ、にゅむ、ずぽっ

「あっ……! くぅう! やめろってばぁ!」
 相手は1つ年下。アイドルとしても後輩。自分が主導権を取り、リードしてセックスを行うのが当然。
 そう思っていたはずなのに、いつの間にか良い様に遊ばれているのは自分の方だった。
 響の声に余裕が無くなり、涼に言う事を聞かせようと懸命になる。 
 じゅっぷ! じゅっぷ! じゅっぷ! じゅっぷ!
 涼の指を振り払おうとするかのように、尻を振って大きくピストン運動をする響。
 しかし、涼は執拗に響のアヌスを弄り続ける。
「涼! 離せぇ! このエッチ! スケベ男!」
 涼を見下ろし、罵り声を浴びせる響に対し、涼はあくまで平然として応えた。
「そんな事言ったって、響さんもお尻触られるの好きでしょう?
 こんなに気持ち良さそうにして」
「馬鹿な事言うな! 自分のどこが気持ち良さそうだって言うんだ」
 涼をキッと睨みつけて問い質す響。涼は響の尻穴の愛撫をやめないまま、あくまでも平然としていた。
「だって響さん……。
 お尻の穴をずぷずぷしたら、アソコがキュッと締まって、僕のをグイグイ咥え込んで来るんですよ?」
「なっ……!?」
 指摘されると、膣壁を擦る涼のモノの存在が急に大きくなり、摩擦がより強まっていたような気がしてきた。
「ほらほらぁ」
 涼は腰を跳ね上げ、下から響の秘裂を掻き回す。
「はぁっ……! くぅ……! 大人しくしろって……!」
「ふふっ。お尻を弄られるのが大好きで、とっても気持ち良いでしょ?
 お尻の穴がピクピク震えてるのが、指に伝わってきてます」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 自らの身体が示すはしたない反応を逐一伝達され、響の全身がカッと熱くなる。
「気持ち良いから、こんなヌルヌルにして僕のを締め付けちゃうんでしょ? エッチな響さん?」
「うるさぁい! 静かにしてろ!」
 響は大きくかぶりを振って、涼を怒鳴りつけた。
 ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ
 涼に弄られながら抽送を続け、興奮が高まって行く響の肢体。
 見下ろすと、涼の悦びに満ちた表情が、共に絶頂へと近付いている事を察知させる。

 しかし。と、響は思いを巡らす。

 まるで幼児の玩具の様に、身体を好き勝手に弄り回す、足元のスケベ男。
 その思うがままになって自らの身体を振舞う事に、響は釈然としないものを感じ始める。

「涼……。自分がこのまま良い様にやられっ放しだなんて思うなよ」
 ぼそりと呟く。そして響は一旦腰の動きを止め、ゆっくりと引き上げた。
 ぬぽっ
「あっ……響さん……?」
 心底から物欲しげな顔をする涼があまりにも滑稽で、響は思わず笑みを零した。
 今、涼にしてやっているのは自分で、涼の快楽はあくまでも自分が与えてやっているもの。
 改めてそれを認識し、余裕を取り戻した態度で響は涼を見やる。
「あははっ。そんなに心配するなよ。ただ、そんなスケベな涼には、ちょっと頑張って貰おうと思ってさ」
 そうして、響は涼の上で身を翻す。響の身体を弄んでいた涼の手は振るい落とされ、ベッドに落ちた。
「ふああ……」
 反転して涼に背中を向けると、涼の溜め息が聞こえる。
 眼前に現れた小麦色の尻肉を目の当たりにし、目を奪われているのは、目を向けなくてもハッキリ分かった。
 自らの肢体で男の目を釘付けにし、夢中にさせる。それは、響の女としての自己顕示欲を大いに満足させた。
「ふふん。そんなにお尻が好きだっていうんなら……」
 ずっ……ずっ……
 立て膝でゆっくりと後ずさる。そして、響はそのまま腰を下ろした。
 べちっ!
「んむぶぅう!!」
 くぐもった涼の声。響は涼の上で股を割り開いたアヒル座りのような格好で、涼の顔に自らの尻を押し付けた。
「さあ、涼。たっぷり味わわせてやるぞ。一生懸命にしないと、気持ち良くしてやらないからな」
 ぐいぐいと尻を揺すり、涼に奉仕を要求する響。
 一拍の間。そして、響は尻の割れ目に触れるぬるりとした温かい感触を覚えた。
 にゅぷっ、ちゅるっ
「んんっ!」
 尻の溝を押し進み、奥の窄まりに至る涼の舌。
 涼の手は、熟れた果実を割る様に、そのライトブラウンの柔肉を押し開く。
 そして、その奥で密やかに咲き誇るコーラルピンクの菊門を露わにした。
 ぺちゃ、ちゅる、ぴちゃ、ちゅぷ
「ふうっ……! はあ……!」
 穴の淵を丹念に舐められ響は吐息を弾ませる。
 愛撫の刺激に思わず浮きかける響の尻。涼はしがみ付いて追い縋り、ヒクつくアヌスに吸い付いた。
 ぬぷっ。にゅるぅ。
「あっ……! んんん……!」
 押し開かれたアヌスに潜り込まれる感触。涼は舌先を尖らせ、響の尻穴を押し開いて奥へと進み込んだ。
 ぬぷっ、じゅる、にゅぽ、ずにゅ
 響の尻を出入りする涼の舌。腸壁を擦る熱く滑った感触が、響の身体を震わせる。
 つぷ、ぺちゃっ! にゅぷ、ちゅぱっ! ぬぷ、ぴちゅっ!
「ふああっ……! あああっ……! はああっ……!」
 舌をアヌスに押し込み、穴の淵を勢いよくグッと押しやる。
 涼の舌が尻から飛び出すたびに、響のアヌスは強く弾かれ、ぷるっ、ぷるっ、と震えた。
 懸命な涼の舌奉仕に恍惚とする響。そして、尻肉がさらに強く押し開かれ、涼の唇が密着するのを感じる。
 ちゅぷ、にゅぶぶ……じゅるるるるるるるる!!
「ふああああんんっ!」
 唇を押し付け、舌を差し込み、音を立てて啜る。
 肛門で味わう涼の情熱的なディープキスの快感に、響は嬌声を上げた。
 響のクレバスも、淫蕩な刺激に呼応してヒクヒクと蠢き、熱いヨダレを零す。

 ちゅぽっ
「っはあ……。涼、良く頑張ったな。ご褒美をやるぞ……」
 尻穴で涼の奉仕をたっぷり味わい、響は腰を上げた。
 響の秘裂が熱くなる。涼のモノにむしゃぶりつき、ピストン運動を再開したくて堪らない。
 身体の興奮するがままに、響は立膝で前進し、涼の肉棒へと向かう。が、

 どんっ

「うわぁっ! ……っと!」
 突然、背中を強く押される。
 あまりにも不意の出来事に響は体勢を崩し、前方、涼の足先の向こうへと手を着いた。
「涼……!? 何を……!」
 がしっ!
 四つん這いになって涼の方に突き出された形の響。その尻を両手で強く抱えられる。
 響の下から這い出した涼は、お預けを喰らってこの上なく昂った自分自身を、抱え込んだ響の股間にあてがった。
「ごめんなさい響さん。もう我慢出来ない……!
 今すぐセックスしないと! 響さんをめいっぱい犯しちゃわないと! もう僕、変になっちゃう!」
「ちょっと、涼……! 落ち付……うああああああっ!」
 ずぶうぅぅ!
 欲望の滾るがまま、濡れぼそったクレバスへと、無造作に、無遠慮に捻じ込まれる剛直。
 あまりにも急激な挿入に、響の口から声が漏れる。
 じゅぼ!ちゅぼ!じゅば!ずびゅ!じゅぶ!
「うくぁ……! あぐぅ……! くぐぁ……!
 まっ……りょ……はげし……!」
 ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!
「はあ……! はあ……! もっとぉ……! 響さんのオマ〇コぉ……!」
 理性のタガが外れ、狂気にすら及ばんばかりの肉欲の中で、涼は狂おしく腰を振る。
 涼の身体を叩き付けられ、涼の眼下で激しく躍る響の尻肉。
 それは熟したマンゴーの様に瑞々しく官能的で、涼の劣情をすこぶる煽った。
 じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ!
「はあっ……! 待って……! ふうぅ! 涼……! くはぁ……! 待って……!
 焦らして、んううう! 悪かったからぁ……! 落ち着い……ふああ……!」
 じゅっぷじゅっぷじゅっぷ……じゅぶ……ず……
 涼の腰の動きがゆっくりになり、そして抽送が止まる。
 自分の声が何とか届いた。響はそう安堵した。
「はあ……ふはあ……。よしよし。いい子だな。涼。自分がちゃんと可愛がってやるから……」
 ぐっ……!
「っ!? 涼……!?」
 両手で尻肉を力一杯割り開かれ、響は振り返ろうとした。

 その瞬間。

 ずにゅう! ぬぶうううう!!
「があああああああ!!」
 尻肉の奥、溝の底の窄まりへと突き込まれ、押し込まれる感触。響は喉の奥から悲鳴を絞り出した。
「ああああ……! 凄いぃ……! キツキツでぇ……! 凄く締まる……こすれる……!
 お尻……響さんのお尻の穴……気持ち良いぃぃ!!」
 ずぶ! ぬぷ! つぶ! ずぶ!
 響のアヌスを凌辱し、快感に浸る涼。
「うく! 何す……があ! やめ……ぐうぅ!!」
 肉棒は愛液にまみれてぬめり、尻穴は舐め回されてほぐれていた。
 しかし、初心のアヌスは想定外の用途に激しく抵抗し、圧迫感に悲鳴を上げる。
「涼、や、め……! 抜いて……!」
「嫌です……! 響さんがこんな魅力的なお尻で僕を誘うから……!
 お尻をぷるんぷるん震わせて、お尻の穴もパクパクさせながら僕を欲しがるから……!」
「そ、そんなの知らない……ああああああ!」
 ばすっ! ばすっ! ばすっ! ばすっ!
 涼の身体は激しく躍り狂い、欲望に突き動かされるに任せ、響のアブノーマルな穴へと肉杭を打ち込み続ける。
「はあっ、はあっ! お尻! 響さんのお尻がぁ! お尻気持ち良いぃぃ!!」
 涼にとって尊敬する存在である、先輩アイドルの我那覇響。
 だが、今この瞬間に限り、彼女は涼にとって、ただ尻穴を貫き快楽を貪る為の存在でしかなかった。
 ずっ! じゅむ! つぶ! ずぶ! じゅぐ! ぞぶ!
「あ! が! ぎ! ぐ! あ! う! ぎ! が……!」
 一突き毎に息がつまり、目が眩む。
 頭に霞が掛かったかのように何も考えられなくなり、ただ呻き声を上げる。
「はあ……ああ……! 僕、もう……! 出ちゃう……!
 響さんの! 響さんの! お尻の穴の奥の奥まで!
 僕が……! 僕ので塗り潰しちゃうぅぅ!」
 ずびゅ! じゅびゅ! ちゅば! じゅぼ!
 絶頂に向けて、全力を込めて響のアヌスを犯す涼。
 そして、その欲望と狂気のほとばしりが、熱く白い濁液となって響の尻穴から流れ込み、内部を蹂躙した。

 どびゅうううぅぅぅ!! どびゅううううぅぅ!! どびゅううううううぅぅ!!

「あああああ!! ああああああああああ!! あああああああ!!」
 響の中へと放つたび、興奮の極まるままに獣じみた雄たけびをあげる涼。
 瑞々しく弾む牝尻を抱え、背徳的な快楽を享受する悦びに、何度も何度も身体を震わせた。

 ぬぷぽっ

 涼は肛門から男根を抜き去り、ぼふ、と後ろに尻もちを着く。
 そして、熱い吐息を弾ませながら、凌辱の証を垂れ流す官能的な小麦色の果実をいつまでも眺めていた。

 その後。

「エッチ! 変態! スケベ男! 変質者! ケダモノ! バカ!」
「ごめんなさい! ごめんなさい!」
 ベッドの上で轟く響の罵声。
 涼と響は裸のまま相対し、涼はゼンマイ仕掛けの玩具の様に何度も頭を下げる。
「痛かったんだぞ! 今でもヒリヒリしてんだぞ!」
「ごめんなさい! 僕、どうにかなってて……。本当にすみません!」
 ひとしきりわめき散らすと、響は謝り続けるスケベ男の頭を見下ろし、呼吸を整え、気を落ち着けた。
「まあ、そりゃあ、自分も涼をイかせないでちょっと意地悪したけどさ……。
 それも涼が勝手な事ばっかりするからだからな。自分が先輩なんだぞ」
「はい……ごめんなさい」
「全く……。それにしても、涼。身体中が色々とベタベタだぞ。
 シャワーでも浴びて、ついでに頭を冷やして来るんだ」
「はい……。そうします」
 しおらしく返事をする涼。ベッドの外に脚を投げ出し腰掛ける姿勢を取る。
 そして腰を上げようとした、そのとき、

 ぎゅっ

 背中に圧し掛かる柔らかい感触。
「……!? 響さん!?」
 驚いて振り返ろうとした涼の耳に、近寄る気配と微かな息吹。

「戻って来たら……今度は優しく抱いてくれなきゃ、ダメだぞ?」

「響さん……!」
 思わず振り返り、呆然と響の顔を見やる涼。ウィンクしてそれに応じる響。
「ほら、行って来い」
「……はいっ!」
 先程とは打って変わって、晴れやかにバスルームへと向かう涼。
「全く……。調子の良い奴だな」
 響はその態度の変わりぶりに微苦笑しながら、後ろ姿を見送るのだった。

 それからしばらくして。

「ふうん……! んん……! はああ……」
 シャワーを浴び、バスルームから帰ってきた涼を迎え入れた響は、涼をベッドの上で仰向けに横たえる。
 そして、清められた男性器を手に取り、そのシャフトに舌を這わせた。
 ぴちゃ、ぺちょ、ぴちゅ、ぴちゃ
 水音を立てながら、踊り回り絡み付く響の舌。
 精を放った涼のモノが、たちまち興奮を高め、再び硬くそそり立っていく。
 ちゅぴっ
「んんっ!」
 敏感な亀頭を尖らせた舌先で弾くと、涼はビクリと身を震わせる。
 響はそのまま、先端部分に下と唇で刺激を加えて行った。
 ちゅぷ、ぴちゃ、ちゅぱ、ぴちゅ
「ふはあ……はあ……。響さん……とっても気持ち良い……」
 自らの股間に視線を向けて至福の表情を浮かべる涼。
 響は一旦口を離してその顔を見返し、得意げに笑みを浮かべた。
「今度は落ち着いて出来る様に、一度出してやるからな。しっかり、感じるんだぞ」
 涼の陰茎を手でしごきながら声を掛ける響。そして、大きく口を開け、先端からすっぽりと咥え込んだ。
 かぷぽっ!
「ふああああぁぁ……!」
 自分自身を包む口腔の感触と温かさ。思わず吐息と共に快感の悦びが声に出る。
 ちゅぼ、じゅぶ、ちゅば、じゅむ
 頭を前後に動かし、口で涼のモノをしごく響。
「ふうっ……! はあっ、はあっ……! んんん……!」
 シャフトをしごく唇と、亀頭を撫でる舌先。涼は身体を弓なりに反らして快感に喘ぐ。
 それは図らずも、響の口の中に自分自身を押し付け、刺激を強める行動となった。
 ちゅる! じゅるる! ずじゅるるる! ずずずずず!
「あああっ……響さん、そんなに啜っちゃ、僕……!
 あっ! あっ……! イクッ! 出ちゃうぅ……!」
 ビクビクと全身を震わせる涼。そして、
 どぴゅっ! どぴゅっ! どぴゅっ! どぴゅっ!
 脈動する男根。暖かな口の中で丹念にケアされた悦びは、白い粘液となって響の喉元へと流し込まれた。
 こく……くい……くぷ……
 口内に吐き出された白濁液を全て嚥下して行く響。
 その激流が収まると、咥えたままの肉棒を舐め回す。
 そして、唇を締め、陰茎にまとわりついた精液を全て拭い取りながら、口を離した。
 ちゅぽっ
「ん……」
 こくっ、と一つ喉を鳴らして、最後の一飲み。
「……さあ、涼。これで落ち着いて出来るな?」
 可愛い後輩アイドルの生殖器を余さず味わい尽くした達成感と充実感。
 響は満足げな様子で微笑みかけると、涼の方へと手を差し伸べる。
「おいで、涼……」
 涼も響の方へと手を伸ばすと、響はその手を掴んで涼を引っ張り起こした。
 その上体を引き寄せ、頭を自らの胸元へと抱き寄せる。
「はあ……。響さん……」
 豊かな肉付きの乳房が作り出す柔らかい谷間へと顔を埋め、うっとりと吐息を漏らす涼。
「よーしよし。あははっ。涼は可愛いな」
 響は涼の後ろ頭にそっと腕を回し、涼の頭を優しく包み込んだ。
 そのまましばらく、涼をあやす様にゆっくりと頭を撫でる。
「……それじゃあ、しよっか。涼」
 そして、響は涼に甘く囁きかけると、涼を抱きかかえたまま仰向けに倒れ込んだ。

 むにゅ、にゅむ、もにゅ、ぬみゅ
 ちゅっ、ちゅぱっ、ぴちゃ、ぺちゃ
「はんっ、ふあ、はあっ、んん……」
 仰向けになった響に頭を抱えられたまま、涼は手と舌で響の胸に奉仕を行う。
 響の胸の上で小高く並んだ小麦色の双丘。その頂上を彩る鮮やかなピンク色。
 そして、その中央に植わってツンと誇らしげに立ち上がる可憐な蕾。
 硬くしこったその先端を舌先で転がし、指で摘みながらその感触を楽しみ、快楽を提供する。
「ふうっ……! はあ……! 涼……もっとぉ……。自分の、乳首……おっぱい吸ってぇ……」
 喘ぎ交じりの響の声。涼はそれに応えるぺく、大きく口を開ける。
 そして、そのそそり立つ乳首を、周りの乳肉ごと、すっぽりと咥え込んだ。
 むちゅううぅぅ! ずるるずずうぅぅ!
「あっ……! ふうぅぅぅん!!」
 喰い付かれ、啜り上げられる乳房。甘く痺れる様な感覚が、響の全身を走る。
 ぬむっ、ぬむっ、ぬむっ、ぬむっ
「んんっ! ふう! あっ! はあぁ!」
 涼はポンプの様に唇を動かし、乳房を口で揉みしだく。
 その口の動きに合わせて、涼の舌は乳房の頂点に絡み付き、乳首をしごき上げた。
「ああっ! ああっ! 涼……!
 じ、自分、涼に咥えられて……。あああっ……おっぱい食べられちゃってる……!」
 響は涼の口に悶えながら、涼に指で乳首を摘ままれ、揉みしだかれているもう一方の乳房に手を添えた。
「ふうん……はあ……ねえ涼……。こっちも……」
 響の囁くような声に、涼は乳房を吸い上げたまま、口を緩める。
 ちゅば!
 涼の口から解放された乳房が、ぶるん、と震えながら形を戻した。
「ふはあ……響さん、こっちのおっぱいも……良いんですか?
 響さんの美味しいおっぱい……もっともっと食べたい」
「うん……涼におっぱい食べられるの、気持ち良いから……」
「響さん……」
 響に導かれるまま、乳房に顔を寄せ、再び口を開く涼。
 そして、その柔肉に唇を押し付け、吸い付きながら咥え込む。
 じゅる! じゅむ! ずず! ちゅぶ! ぶじゅ!
 味わい深い極上のミルクティーが形を成したかような淡褐色の乳房。その温かさと滑らかな舌触り。
 口の中で揉みしだく様に、涼は唇をモグモグと動かし、啜り上げながら甘噛みした。
「ふうぅ……! んうう……! 涼におっぱい食べられて……!
 さ……先っぽがぁ……! ふああっ……! 涼の口と舌のヌルヌルで、こすられる……!」
 じゅぱ! ぷちゅ! じゅぽ! ずじゅ! ちゅぼ!
 興奮し切りしこり立つ敏感な乳首に、温かくヌル付く舌の感触。
「ああっ……! あああっ……! 自分のおっぱい……涼にちゅーちゅー吸われて痺れて来ちゃうぞ……!」
 乳房を甘く咀嚼されて喘ぐ響は、もう一方の乳房に、涼の手が這い進むのを感じた。
 先程まで涼に賞味されていた痕跡で上半分がヌメ光る豊満な膨らみ。
 響が快感に身をよじるのに合わせて揺れて震えるその様は、更なる快感を求めて誘い踊るかの様だった。
「ん……ああ……涼、そっちも……んんっ!」
 涼の手の平が、ピンクの先端をいきり立たせた小麦色の果実に被さり、その動きに合わせて形を歪める。
 手の平全体に、柔らかく、かつ張りがあり弾む様な感触。
 そして手の平の中央では、コリコリと転がる硬い感触。
 その途轍もなく魅力的な手触りに高まる興奮。涼はさらに強く響の乳房を咥え貪り続ける。
 むにゅ、くり、もにゅ、にゅむ、こりっ、くにぃ
 じゅぼ、ちゅぱ、じゅる、ちゅむ、むちゅる、ずずず
 唇と舌で乳首を挟み込み、もう一方の乳首を強めに摘まむ。
 そして、乳房全体から乳首への一点責めに転じ、激しく責め上げる。
「ああんっ! 胸がぁ……! はあっ、ああっ! 涼っ! 涼……! そんなにされると自分……!」
 上体を震わせ、切羽詰まった声を上げる響。そして、

 ちゅぽ……。

「あっ……?」
 胸の愛撫に翻弄され快楽に浸っていた響は、突然唇と身体を離され、呆けた声を上げた。
「なっ……何で? 何で突然やめちゃうんだ……!?
 もっと、もっとおっぱい吸ってよぉ……! 涼……! おっぱい気持ち良いからぁ……もっとぉ……!」
 身体を揺すり、小麦色の乳房をぷるんぷるんと震わせながら涼にせがむ響。
 精一杯に涼の劣情を煽り、快楽を貪ろうとする響の痴態を堪能しつつ、それでも涼は上体を起こす。
「ごめんなさい、響さん。でも、響さんのこっちの方が、もっともっと欲しがっているみたいだから」
 涼は響の身体に手を伸ばし……胸よりももっと手前の部分へ、その指を触れさせる。

 くちゅっ、ぴちゃあっ

「あああっ!?」

 股間から電撃の様な刺激を与えられ、思わず上がる響の声。
 首を上げてみると、そこにはシーツに大きな水たまりを作り、水浸しになった自らのクレバスがあった。
「なっ……!? いつの間にこんな……!?」
「気付いてなかったんですか? 響さん。
 響さん、僕がおっぱいを吸ってる間、ずっとここから熱いジュースを流してたんですよ?」
 涼は響に微笑みかけて、続ける。
「胸だけじゃなくて、こっちにもエッチな事して欲しいって、お願いされているのかと思ってましたけど」
「し、知らない……! 自分、そんなの知らないぞ……!」
 カッと顔を赤らめ、そっぽを向く響。
「ふふっ、響さん、可愛い」
「う、うるさいっ! 生意気だぞ、このスケベ!」
 罵りながらも、響の身体は涼の行為に期待し、疼き熱くなっていた。

 この愛しい後輩アイドルは、「スケベ」と言われると、それに相応しい行動を取る。
 その事を、響は熟知している。

「じゃあ……見せて下さい……。響さんの、ヌルヌルになったアソコ」
 涼は響の足元に移動し、その絶妙な日焼け色をした健康的な太ももに手を添え、押し拡げた。
「あああ……!」
 力一杯脚を閉じれば抵抗する事も出来たであろう。
 しかし、欲情して涼に快楽を求める響の身体は、それを許さなかった。
 ちゅば……
 微かな水音を立て、割り開かれる響の脚。
「ふわあ……」
 その部分を目の当たりにし、思わず歓喜の溜め息が漏れる。
 暗い肌色をした左右の大腿部。その真ん中で鮮やかなピンク色に濡れ光る女性器。
 それは、深海の海底に潜むサンゴ礁の様に神秘的で。
 そして岩山に咲くハイビスカスの様に魅惑的で。
 涼の瞳を釘付けにし、虜にしてしまう。
「綺麗です。響さん……とっても綺麗です」
「りょ、涼……! そんなじっくり見ないで……! 自分……あっ……!」
 ぶるっ、と身を震わせる響。その直後。
 とろぉ……
 響の股間を一際熱いラブジュースが流れ、涼の目の前で滴り落ちた。
「また、響さん、こんなにヨダレを垂らして……。僕の目の前でアソコを開くの、気持ち良いんですか?」
「黙れバカ! いちいち言うなそんな事!!」
 響は罵声を浴びせるものの、股間に咲き誇る雌花は蜜を垂らして、硬くそそり立つ肉の雄しべを渇望する。
 発情した性器を目の当たりにされ、響はその羞恥と興奮をどうにも出来ないでいた。
「うううっ……。このエッチ! スケベ男!」
 切羽詰まった響には、穏やかな涼の微笑みが妙に癇に障る。
「何だよ……! 散々人の事弄んで余裕ぶって……!
 自分の方が年上だぞ……! 先輩だぞ……!」
 身体と感情が高ぶるままにわめく響。
 頭に中は興奮と羞恥と理不尽な怒りでグチャグチャで。
 目の前にいる、スケベで、生意気で、どうしようもなく愛しい後輩アイドルでいっぱいになる。
「ごめんなさい、響さん。でも……僕だって余裕なんかありませんよ。……ほら」
 涼は、響の足元で背筋を伸ばし、腰を突き出す姿勢を取る。
「……。涼……」
 響の目の先には、この上なくいきり立ち、ビクビクと脈動して性交を渇望する、発情した男性器があった。
「響さん……」
 涼は後ろに尻もちを着くと、脚をM字に開き、響の前に自らの股間をさらけ出した。
「来て下さい……響さん」
「えっ……」
 響は虚を突かれて涼の方を見やった。
 自分の身体を弄んだこのスケベ男は、上から襲いかかって自分を犯す気だ、と、響はそう思っていたのだ。
「僕……響さんに抱かれたいんです。僕を抱き締めて……気持ち良くして下さい」
「涼……」
 両手を響に向けて広げ、涼は響を求める体勢を取る。
「響さぁん……だっこ……」
 涼の催促の声。
 それは先程まで響を恥らわせたイタズラな声ではなく、まるで幼児の様な甘ったれた声で。
 響は思わず笑いを誘われてしまった。
「っぷははは!! 何だそれ……。全く、しょうがない奴だな」
 響は起き上がると、膝立ちで涼の方へと這い進み、その膝上に乗ると、涼の背中に手を回した。
「響さぁん……」
 響の背中に手を回し、身体を擦り付け甘える様子を見せる涼。
「あははっ。全く、涼は甘えん坊さんだなあ」
 甘え、すがる涼の姿に響は優越感を満たされ、涼の頭を撫でた。
 さっきまでヒスを起こし掛けていたのもどこ吹く風で、愛玩動物を愛でるかのように、涼をあやす。
「よーしよし。自分、完璧だからな。自分に任せておけば、何も心配要らないぞ」
 響は腰を浮かせ、尻の方から股をくぐらせて手を回すと、涼のモノに手を添える。
 そして自らの秘裂にその先端をあてがうと、ゆっくりと腰を沈めて行った。

 ずぶぶぶぶぶ……!

「はあああああああ〜!!」
 待望のセックスに打ち震える男根の悦びが、涼の口から漏れ出る。
「ふうっ……! はあ……!」
 荒く息をつき、自らのクレバスに涼のシャフトを飲み込ませながら、尻を下ろして行く響。
 涼の太ももに尻を着け、涼の肉棒を全て飲み込む。
 熱さ、圧迫感、そして脈動。その存在の全てを、響の膣壁は感じ取り、響へと伝えて行く。
「ふう……。涼、涼のが、ナカでビクビク震えているぞ……。なあ涼……気持ち良いか? 自分のナカ……」
「はあっ、はあっ……。はい、響さんのナカ……。
 ヌルヌルして、あったかくて、すっぽり包まれて……とっても気持ち良い……!」
 膣壁に自身をすっぽりと覆われ、うっとりしている後輩アイドル。
 その恍惚とした表情を満足げに見やり、そして響はにいっ、と笑みを浮かべた。
「そっか……。でも、挿れただけじゃあ物足りないだろ……? ほらっ!」
 じゅぷ! じゅぷ! じゅぷ!
「はあっ! ふあ……! ああ……!」
 弾む尻肉が、ぴたん、ぴたんと涼の太ももを叩くたび、涼は吐息を弾ませ、嬌声を上げる。
「はああっ! ふう……! 響さんが……響さんのナカが、僕に絡んで……にゅるにゅる擦れる……!」
 響の身体にすがり、しがみ付きながら快楽に喘ぐ涼。
 その表情はとても艶めかしく扇情的で、響はそれを、もっともっと淫らにさせたくなった。
「あははっ。涼。
 涼の顔、随分と赤くなって、蕩けそうで……とっても可愛いな。
 でも……こんなものだなんて思ってちゃ、ダメだぞ!」
 響は涼の肩に置いた手にぐっと力を込めると、腰を、そして身体全体を激しく躍らせた。
 じゅぱ!じゅぽ!ちゅぷ!じょぷ!ぐちゅ!ぬちゅ!ちゅば!
「ああっ!? ふああ! ああ! ひ、響さん、はあっ……! 激し……ふうっ!」
 力強い、躍動感に満ちた上下動。強まる快感に涼は言葉を切れ切れにさせ、喘ぎ声を上げる。
「はあっ、はあっ……! まだまだだぞ、涼……! それから、こうだ!」
 響は吐息を弾ませながら告げる。そして、ピストン運動を続けながら、そのしなやかな腰を鋭くくねらせた。
「ああっ! あああっ! そんなに……! 響さん……!」
 捻りと回転の加わった抽送運動。自身のシャフトを横からグイグイと擦られ、涼の身体に震えが走る。
「はあ……! 涼、良いぞ! 自分のナカで涼がグルグル回って、掻き回されてる……!」

 涼の腿の上で、牝汁を垂れ流しながら汗と香気を撒き散らし、弾んで踊り狂う小麦色の肢体。
 それは瑞々しく甘美で香しく、狂おしいまでに魅惑的で。
 その温かさと快感が、涼を完膚なきまでに魅了し、昂らせ、夢中にさせる。

「響さん……! 響さん……! 凄い……! 気持ち良い!
 僕もう、出そう……! 出ちゃうぅ!!」
「まだ……! もうちょっと……! 涼……一緒だぞ。もうすぐ……もうすぐ!」
 咥え込んだ大好物を舐め回し、味わい尽くす膣壁の歓喜の声が、脳天を突き抜ける。
「はあっ! はあっ! 涼……!」
 涼の肩に置いていた手を背中に回し、グッと抱き寄せる響。
 しなやかな肢体が、豊かな乳房が密着し、涼の身体は、南国の太陽を思わせる情熱的な暖かさに包まれる。
「涼! 涼……! ふあ……! イクぞ! イクぞ……! もう少し、待って……!」
 ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅ!
 スペースを使った大きな動きから、ショートストロークの速い動きへと腰使いを切り替える響。
「はっ!んっ!はっ!ふっ!ああ!」
「んう!ふぅ!くう!んん!うう!」
 口を開けて吐息を弾ませる響と、口を結んで射精を堪える涼。

 響と涼の体温が混ざり合い、さらに熱くなって。
 その境界すらも曖昧になったとき、ついに二人はそのときを迎えた。

「涼! 涼……! あああああああああああああ!!」
 背中を反らして身体を押し付け、響は絶頂に震える。そして、

 びゅるうぅぅ!! どびゅうぅぅ!! びゅうぅぅ!! じゅびゅうぅ!!

「はあああっ! 出るうぅ!! あああ! 響さぁん!! ふああ!! ああああ!!」
 胎内に流れ込む、白く濁った奔流。
 涼は響を抱き締めて自身を深く押し込み、その脈動に合わせて歓喜の声を上げながら響へと注ぎ込んだ。

「はあぁっ、はあっ、はあ、はあ、はあ……はあ……」
 涼を導き、共に絶頂に至った響は、その余韻に浸り、涼に支えられたまま胸を上下させ、熱い吐息を弾ませる。
「はあ……はあ……ふう……」
 やがて、呼吸を落ち着けると、響は涼を抱え込んだまま、後ろに倒れ込む。
 ぼふっ
 ベッドの上に仰向けになった響は、添い寝する形になった涼の頭を胸元に抱え込み、その後ろ頭を撫でた。
「はあぁ……。響さぁん……」
 響に抱かかえられながら、涼は響の胸に顔をうずめ、安らいだ吐息をつく。
「全く。こんなに可愛いくせに、ときどき凶暴になって暴れ回るんだから。
 いつでも落ち着いて出来る様に、ちゃんと躾けてやらないとな」
 微苦笑を漏らし、嘆息する響。
「あ、だったら響さん」
 そんな響に、涼は乳房の間から顔を上げて笑い掛けた。

「柔らかくて、温かくて、とっても気持ち良くて美味しい小麦色のフルーツ、いっぱい食べさせて下さい。
 僕、お腹いっぱいのときは大人しくしていますから」

 ぺしん

「調子に乗るんじゃない」
「あいた。ふふっ、ごめんなさい、響さん」
 後ろ頭をはたいてみたものの、生意気な後輩アイドルはご機嫌のままで、意に介した様子は見られない。

「全く、涼……。本当にお前は手の掛かる奴だなあ」

 響はもう1つ余計に嘆息し、

 そして、愛する男の身体をグッと抱き寄せ、そっと唇を重ねるのだった。

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