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ベッドに背を向け壁に頭をぶつけないよう距離をはかり、身を投げ出した。
ぼすんと音をたて体が跳ねる。衝撃で軽く息苦しくなった。
なんとなくやってみただけというか、考え事とか感情がこんがらがった時にする変な行動。今のがそれ。
まあ、でもこういうことすると千早さんこっち見るかなって。別に声かければいいだけだけど。
・・・うん。見てる見てる。多分・・・、だけど胸見てるのかな。
下着つけてないし寝そべっててぐにゃって潰れてるからそれが色っぽく見えてるのかな?
ミキを見てる千早さんの表情、ちょっとえっちな感じ。そわそわしてる。
目が合った。咄嗟に目を伏せる千早さん。やっぱりなの、顔赤いし。
「美希、ベッドに身を投げ出すなんてはしたないからよくないわよ。」
「それって誤魔化すために言ってるの?」
「ち、ちがうわよ・・・!別にそんなんじゃ・・・。」
「図星ってカンジなの。千早さんのえっち。」
顔を真っ赤にして口元がゆがんでる。千早さんはこういうウブなとこが可愛いの。
「千早さんも一緒にごろごろしようよ。」
「そうね。別にいいけど。」
あんまり可愛いからもうちょっとからかってみようかな。
千早さんもベッドに寝転がる。腕を股に挟んで縮こまってる。
スイッチ入っちゃったのかな?なんかもう湯気でも出そうな勢いなの。

「ねぇ。千早さん。」
「何?」
「ぎゅって・・・、してほしいな・・・?」
「っ・・・!」
目をまんまるにして驚いて、顔を伏せた。
「・・・私からしなきゃだめ?」
「だめなの。ミキも千早さんにドキドキさせて欲しいなあ。」
腕がミキの頭を抱いて胸に抱き寄せられた。
こっちの方なんだ。おでこをこつんてして見つめ合うヤツじゃなくて。
「どう・・・、かしら。」
胸の鼓動が音だけじゃなくて振動感じられる。
「うん。千早さんあったかいね。」
頬や絡めた脚から千早さんの体温を感じる。
こうして千早さんから抱きしめてもらうのってあまりないから新鮮。
ミキの方もなんだかドキドキというかムラムラしてきた。
夜に薄暗い部屋で恋人とベッドで二人。凄くいい雰囲気なの。今。
「ミキもドキドキしてるの、わかる?」
「ええ。こんなに可愛い子とこうしていられるなんて、私幸せ者だわ。」
「うん。ありがと。」
より強く抱きしめて、絡ませた脚をこすり合わせる。
からかうつもりだったけど、もしかして千早さんよりミキの方がドキドキしちゃってない?
今回は命令する感じになちゃったけど、次は千早さんから誘ってくれたらいいなって。
「ね、千早さん?」
「ん?」
「濡れちゃった?」
「・・・馬鹿。」
少し間が空いた後、聞こえるか聞こえないかくらいの音量で。
「・・・少しだけよ。」
と聞こえた。

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