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 2009年7月19日、夜。

 この日は世間一般的にはうなぎを食う日だが、俺と彼女にとっては彼女の誕生日を祝う日だ。
 忙しい毎日をおくる俺と彼女も、今日だけはなんとか予定を詰めて詰めて、夜の18時から明日の朝
6時までの12時間の逢瀬を実現させている。

 この日にこぎつけるまで、いや、本当に長かった。
「夏の企画の追い込みで事務所全体が忙しいこの時期に、事務所の中核のあなたが夜間半休取るって
いうんですか?」とメガネの事務員アイドルには言外に代償を要求され。
「仕事の予定表見たらこの日の夜の予定はまるわかりですよねー、プロデューサーさん」と緑髪の事
務員ピヨ吉にはさんざんいじり倒され。
「プロデューサーさん、……どうしましょう、この日のこの仕事がどうしても……」と美貌でないす
ばでーな愛しの彼女にスケジュール調整の後始末をお願いされ。
 この計画を打ちあけたときのその彼女の表情に、ひさしぶりに職場で「アイドル」以外の目で彼女
を見てしまった瞬間から激しく暴れ狂う俺の心のアレに翻弄され。
 長かった、本当に長かった。

 その長かった日々に思いをはせながら、俺はからっぽになった丼を眺めている。
 今日は土用の丑の日。うなぎを食うと身体にいいんだか寿命が延びるんだかする日だ……もっとも、
「う」のつくものなら何でも良かったんだそうだ、と薀蓄を披露してみたりもするけれど。
 そんな話でも素直に耳を傾けてくれる、にっこり笑って「物知りなんですね」と褒めてくれる、そ
して、今の俺から見て振り返った後ろのシステムキッチンで二人が使った茶碗を洗っているのが、俺
の彼女。
 三浦あずさ。あちこちの「お嫁さんにしたい芸能人」投票でぶっちぎりの定番一位があたりまえな
彼女の家事姿をゆっくり眺めていられる、うん、それ自体が既に俺にとっての報酬だな。

 などと本来の意味での紳士的な発言をしてみたが、30秒後の俺はそれをもう撤回したい気持ちでい
っぱいだった。
 いや、こればっかりは生で見ないと判ってもらえないかも、しれないんだが。
 あずささんの私服姿。青のノースリーブ。その肩からのなだらかな素肌の曲線……。
 二の腕のきめ細かい白い肌。鼻歌とともに揺れる頭。
 ……そして、ぜんぜんボディーラインなんか示してくれないはずの白いロングのフレアースカート、
その腰の部分も、鼻歌とともに(そして、洗い物の動きにあわせて)左右にふりふり揺れている。
 前後逆に椅子に座りなおし、椅子の背もたれに顎を乗せて食後のけだるさと幸せに身をゆだねてい
るはずだった俺だが、もはやこの灰色の脳細胞はこの私服のあずささんの私服の下を妄想する目的に
しか駆動していない。

 若い健康な男性である俺が、朝から晩までこれまた健康な若い女性だらけの職場に放り込まれて。
 そのうえ「若い男性に魅力的に見えるにはどうするべきか」を考え、彼女たちに伝える仕事を朝か
ら朝までやりつづけて。
 その挙句に一番年齢が近い、どう客観的に距離を置いてみてもハタチの女性としての平均水準をぶ
っちぎりで飛び越えてる色香のあずささんと彼氏彼女の関係になって。
 それだというのにこの数ヶ月、あずささんとのキスはおろか、身の回りのあらゆる女性と男女の意
味で手をつなぐことすらなくて、おまけに忙しすぎて砲撃演習もできぬままのこの日々を過ごして。
 そんな中に突然ほいっと現れた、12時間の愛しのあずささんとの逢瀬の時間。
 まさに、酔って沙場に伏すとも、君笑うことなかれ、だ。
 対象が葡萄酒じゃなく三浦あずさという一人の女の子だというだけで。


「♪ふんふーん、ふふーん、……きゅうにごめんねー、ほんとうにすきだからー……♪」
 あずささんが口ずさんでいるのは先日のコラボアルバムの楽曲か。わたし上機嫌です、といわんば
かりの鼻歌だけど。 ごめん。

 ふわっ、と擬音が聞こえてきそうな感触。
 スカートの装飾のレース。スカートの布地。アンダーの柔らかい布地。
 いや、柔らかさはさらにその下の。
 あずささんの、おしり。
 気がついたら、自分の右手は洗い物をしている彼女のヒップに触れていた。
 一瞬止まった彼女の鼻歌。

「……すきーだよー、きみのことがー……」
 わずか後に再開された鼻歌をOKの意味にとった俺の手が動き出す。
 外側から触れるだけだったおしりの山を登っていく。
 ちょっとひんやりした、しかしまごうことなき質感量感を掌に感じながら。
 頂点を超え、ふたつの山の間にできた谷間を感じ取り。
 そろっと、俺の手は谷間を滑り降りようとする。

「もう、プロデューサーさんっ?」

 鼻歌中断+ちょっと怒ったような声に、びくっとひっこむ俺の手。

「はい」

 悪戯を叱られる子供のように見えるのだろうか、今の俺。

「……そんなに、慌てないでください。まだ、9時にもなってないんですから。もし待てないのなら、
 片付けでも手伝ってくれませんか?」

 いつもの声音に戻って諭すように俺に話してくる彼女に、やっぱり俺は「はい」と返事するのである。



 シンクで洗い物を続けるあずささん。
 隣で食器乾燥機に洗いあがった食器をならべていく俺。

 と、気がつくとあずささんがくすくす笑っている。

「どうかしたんですか?」
「ふふっ、だって、おかしくて。
 さっき、プロデューサーさん、あんなことしたのに。 ちょっと私が怒ったら、子供みたいに『はい』
って。そしてこうやって私のお手伝いしてくださってる、って、……いつものプロデューサーさんのこと
を思い出したら、おかしくって……」

 口元に手をもっていきながら(泡ついてますよ、とひやっとしたのは内緒だ)、くすくすと笑う彼女の
その横顔に、童女のようなあどけなさを感じて。
 でも、その手につづく腕は、彼女の豊かなバストに押し付けられてて、まるで埋まりかかったかのよう
で。
 紅い唇。頬、目元。何もかもが頭の中でぐるぐる回って。

 次の瞬間。
「キス、しますよ」

 そう呟いて、俺はあずささんをくるりとこちらに向かせ。
 思い切り、抱きしめていた。
 きゃ、と驚きの声をあげかけた彼女をそのままに。
 そして。抱きしめた手の片方でおとがいをうわむかせる。
 紅い唇、蛍光灯の明かりをうつして光る唇に、俺の唇が重なった。

 ちゅく、ちゅく……
 大人同士、恋人同士のキスは、唇と唇をあわせるだけで済むものでもない。
 それは舌と舌を絡めあい、互いの体温を感じあい、そして互いの体液を啜りあう貪欲な性の儀式で。
 この味が、この感触が、俺のあずささんの……そう思えば思うほど、心臓がどくどくと過重労働まい進
中なのが自分でもわかる。彼女の柔らかい身体を抱きしめた指先に、心臓の鼓動にあわせて走る甘い痺れ。
 目を閉じ、俺の行為を受け入れ、いやむしろ逆に俺の舌をくすぐってくるあずささんの手が、いつの間
にか俺の背中に回っているのに気づいて。
 俺から彼女の背に回した手を、すっと下にさげる。
 背中の曲線、くびれた腰、そしてさきほど触れたおしり。すべてが柔らかくなめらかな曲線だ。

 さすがに谷間の奥は、女性の恥じらいの対象としてでもあまりにも刺激が強すぎるのか。
 俺にますます身を押し付けてでも指先から逃げようとする彼女の腰。
 スラックスの中で、彼女の肌、温度、吐息、香り、そのすべてによって熱く固まっている俺の分身に、
彼女の柔らかな下腹がおしつけられるような状態。当然、彼女も俺のナニがこうなっているのを、悟って
いるはずだ。
 というか、今悟ったっぽい。 急に頬を染めるあずささん。

 そんな彼女の背を、つっとなで上げる。
「ぁあん、」
 逆側からの刺激に思わず漏れる声、そしてかくんと折れる膝、崩れかける彼女。
 もちろんそんな彼女を抱きかかえ、ゆっくりとフローリングの床に軟着陸。

 ぺたん、という擬音がしっくりくるようなかっこうで座り込んだあずささん。
 その脚がスカートの内側で片膝立ちのようになっているらしい様を見て、その空間へ滑り込んでいく、
俺の手。指にほんのわずか絡むようなあずささんの太ももの肌。
 熱い空間へ、さらにその奥へ。柔らかい下着のクロッチ部分を指が見つけた瞬間、理性が飛んだ。
 肌と布地の間にもぐりこむ俺の指、手。

 ……と、そこで。
 理性は飛んだままだが、意外な事実に手が止まる。

「えっと、その」
「……はい」
「……あず、さ、さん……」
「はい?」
「……見せて、もらいます」
「え、えぇ?!」

 彼女の下着の中に潜り込みかけた手を戻し、そのまま抱き上げる。
 たっぷりとした量感あふれるその身体が、実はけっこう軽いなんて誰が思うだろう? そのまま隣の部
屋、そのうち布団をふたつ敷いて寝るつもりだった部屋に一気に吶喊。……っと、流しの水だけは止めて
おかないとな。

「あら、あら……」

 急速な事態の進展に戸惑いつつもいつもの照れ笑顔なあずささんだが、俺はもうそれどころじゃない。
 あずささんを降ろして左腕で抱き寄せつつ、足で押入れの襖開けつつ、右腕で布団下ろしつつ、これま
た足で布団広げつつ、一気にあずささんを抱き上げて、そして……柔らかく、着地。
 来客用の綺麗なほうの布団の上に横たわるあずささん。広がった髪、胸を抱えるように組まれた腕。
 そして俺はその彼女の下半身を覆うスカートを、めくりあげる。

 大人の女性の曲線を描き始めた、白く綺麗な脚。
 柔らかい太もも、その付け根付近を覆う薄紫のレースの下着。
 間違いない。
 下着の腰のところに俺の指が触れたのを感じ、一瞬びくっとあずささんは俺の手を押さえようとするけ
れど。
 それより先に、俺の指は彼女の下着を下げ始めていた。

 女物の下着ってどうしてこうも小さいのか。
 こうも小さいのに、このボリュームの腰を、おしりを覆えるのか。
 諦めた(だろう)あずささんが軽く腰を浮かし、下着は膝のあたりまで下がる。
 そして、俺の視線はその下着が覆っていた場所に釘付けだ。

 無い。
 あるはずの下腹の翳りが無い。
 白い下腹の肌が太ももの間に向けて急激な谷間をつくっていて、それを覆っているはずだった翳りがな
い。
 つまり、……白い肌の間に、見える、あのピンク色の筋は。

「……脚、開いてください」

 動揺を取り繕いながらようやく搾り出せた俺の声。
 無言で、あずささんの両の太ももが開きだす。
 無理だ。黙ってみてらんない。

「きゃ、」という小さな悲鳴と。
 しゅる、となめらかな肌がシーツに擦り付けられて鳴った音と。
 白い、本当に白い内股の肌が俺の視界一杯に広がったのと。
 そう、気がつけば俺は彼女の膝を掴んでおもいきり押し広げていた。

 なんという、なんという光景だろう。
 自分自身の身体を(胸を)抱きしめつつ、頬を真っ赤にしながら顔を半分布団に埋めてるあずささん。
 お腹のところまでまくり上げられたスカート。
 V字に近いところまで押し広げられた両脚、白く染みひとつない肌。
 その真ん中、俺の視線の鉾先にあるのは、広げられた両脚に引っ張られてさっきより僅かに開いたピン
ク色の割れ目。わずかに見える肉の重なり。そしていくらか色付いた会陰部の谷間の奥には、濃い肌色の
皺で形作られた菊花。
 やべぇ。 これはやべぇ。 このままだと、そう、このままだと。
 ただ見ているだけで、痛いくらいを通り越してびくびくと不随意に弾みかけだしそうになる俺の分身。
 いくら溜まってるとはいえ。いくら若い男子だとはいえ。いくらトップアイドル・三浦あずさの、いや、
俺の愛しい彼女の女性としてもっとも秘するべき場所を間近で見ているとはいえ。
 何も出来ずに終わってしまうわけにはいかない、終われない。
 
 長くは保ちそうにない。
 もう何度目だろう、「ごめん」と内心であずささんに謝りながら、俺はわずかに開いた彼女の秘唇にむ
しゃぶりつく。スカートの生地ごしに、俺の頭にかかる彼女の手。年頃の女性の反射的な羞恥と頭で判っ
てはいても、猛り狂った俺の中の獣には「押しのけるべき拒絶」としてしか映らない。

 肌と肌の割れ目の間に、舌が這う。
「っ、」と息を呑む様子を伝えてくる彼女の下腹。
 柔らかい恥丘に押し付けられる俺の鼻。強い汗の匂いか、わずかな尿の匂いか、それともおんなの部分
が発する匂いか、平静なときなら快とは言いがたいこの匂いも、今この場においては雌のフェロモン以外
の何物でもない。
 割れ目の中のピンク色の肉は、既に熱く濡れぼそっている。唾液に濡れた俺の舌もやすやすとその間に
滑り込む。行ける限りの奥まで這い入る舌、その表を伝って口中に流れてくる僅かな酸味。
 頬を両側から抑えてくる柔らかく熱い肌。広げていたはずのあずささんの両脚は、俺の押さえの腕が外
れたとたんに乙女の恥じらいの自然ななりゆきで俺の頭を秘所より追い出さんと閉じようとしてくる。
 しかし。
 空いた両腕が、彼女の腰を抱え込む。
 割れ目の奥、彼女の胎内にもぐりこまんばかりにうごめいていた舌が、ぞろりとその入り口まで戻り、
周りの肉を撫ぜ回す。恥丘、陰唇、会陰、ときには菊座の周りまで。

 もがくように蠢く彼女の身体。
 俺の舌が、割れ目の中のもっとも敏感な一点を掠(かす)る。
「んぅっ!」隠し切れない声、跳ねる腰。
 彼女の誰にも見せたことのない秘密の領域一帯を舐め味わうことに夢中で、声にまで意識がまるで回っ
ていなかった俺。彼女があげていたであろう嬌声が、はじめてこのとき俺の耳に、獣の魂に届いた。

 一瞬の間をおいて。
 俺の舌が、彼女の「一点」で跳ねる。転がす。締め付ける、吸う、舌先で叩く。
「ふぁ、あぁ、ゃぁ、ああ……っ!」
 じゅる、じゅる、と秘唇から漏れる液体をわざと音を立てて吸い上げる。
 腰が跳ねる。俺を拒絶する動き? いや、違う。
 太ももは俺が押し広げた以上に開かれてる。 また腰が跳ねる。
 ……違う。押し付けているのだ、俺の顔に、舌に。
 女なら誰でも男の視線から隠しておきたい「あの」場所を。
 さらなる快感を、求めて。

 彼女の秘所からの分泌液に顔の下半分を濡らして。
 彼女も、俺の唾液を恥丘から太股、会陰に菊座、秘唇の奥まで塗りこめられて。
 俺はちょっと身を起こして、彼女の耳元でささやく。
 彼女がかすかにうなずいたのを見てとって、俺は彼女の「中」に、俺の分身を沈める。

 胎内に熱く燃える杭を打ちこまれ、かすかに歯を食いしばるあずささんの顔。
 押し殺しているのはわずかな痛みか、それとも寄せくる快楽か。
 そんな彼女の身体を抱きしめながら、脚と脚をすり寄せ絡めあわせながら。
 擦れ合う腹の肌。そして……熱い肉と肉の間に割り入っていく感覚。
 
 もうはじめっから俺の俺自身は限界突破寸前だというのに。
 彼女のこんな姿を見せられて。こんなに肌を触れ合わせて。こんな声を聞かされて。
 いま、彼女の胎内に割り入っていく俺自身に、濡れた彼女の熱い肉が絡みつく刺激。
 女のこの部分は、男を最後の快楽に突き落とすために作り上げられた場所であるということを、改めて
全身に走る震えのような感覚に耐えながら思い知る。
 ダメだ、まだだ。
 一突きのたびに腰から背中に、脳天に、しびれるような快感が走る。
 いや、わずかに動かすだけで俺自身の決壊が迫っているのが判る。
 けど。 けれど。
 止まっていられない。 止められない。
 腰を彼女の腰に擦りつけ、絡みつく彼女の身体に俺自身を差し出したい。
 一突きするたびに、それにあわせて跳ねる彼女の身体。俺の耳をくすぐるおんなの嬌声。
 止まらない。

 かすかに目じりに涙を浮かべながら、こちらの身体にまわされてくるあずささんの腕。
 俺の腕の中に、彼女が。
 彼女の胎内(なか)に、俺が。
 絡み合う舌、交じり合う唾液、重なる唇。荒い吐息。抑えた声。
「ぁ、はあ、はあ、はあ、はぁ、……いきます、いくよ、あずささんっ!」
「ぁあぁ、あ、きて、きてぇ、あなたぁっ!」

 二人の声がひときわ跳ねた、その瞬間に訪れる俺の限界。
 熱い彼女の中に、そう、胎内に、腰の奥からぶちまけられる俺の欲望のカタマリ。
 その着弾と同時に、強く二度、三度と震えたあずささんが、はらりとその身の力を抜いた。
 俺も二度、三度と彼女の中にすべてを吐き出して、そして彼女の上に身をゆだねる。
 服の下の柔らかい乳房の感触が、それを押しつぶすような格好の俺の胸板に広がっていく。




「……中に、出しちゃって。 今更だけど、すまない」
「いいんですよ、あなたなら」
 数時間の後に、一糸まとわぬ同士で肌を寄せ合いながら、俺とあずささんとが言葉を交わす。
「……あ」
「?」
「ひとつ、気がついた」
「どうしたんですか?」
「あずささん、……俺のこと、『あなた』って呼んでる」
「うふふ、今頃気がついたんですか?」
「プロデューサーさん、って呼ばれる時間が長かったからかな、どうも、その……照れるな。
 い、いや、その、そういう意味のあなたっていうか、その」
「……」
 自分で振っといた話題で勝手に赤面してしまう俺に、あずささんは微笑って。
「これからも、末永く、おねがいしますね。あなた」
「……はい」
「いっぱい長生きして、いっぱい一緒に居てくださいね?」
「……できるだけ」
「そこはきちんとお返事してくださいっ」
「いや、だって、それを言えばあずささんだって」
「……私は、大丈夫ですから」
「え?」
「あなたが教えてくれたじゃないですか、土用の丑の日に『う』のつくものを食べると長生きするって」 
「まぁ、確かに。うなぎも食べたし。
 ……み『う』らあずさ、とか」
「……じゃあ、私の勝ち♪、ですね。
 『う』んめいの、ひと、ですから」

 ちょっと字面を理解するまでに時間がかかった俺の脳。
 さらに、彼女がこのある意味シモな言い回しにノッてくれたことの意味を悟って。そして慣れない発言
に顔を真っ赤にして照れ笑いしているあずささんの可愛らしさに、……。





 12時間の逢瀬が16時間37分になってしまい、律子と小鳥さんの二人に相当睨まれたのはまた別の話。
 あと、「プロデューサーさんが四時間三十七分ぶん頑張るためのアドバイス料、特上うな重でよろしく」
とにやにや笑いで教えてくれた小鳥さんの件も、また別の話。
 水着撮影の後に「そのまま全部剃っちゃえばPさんも喜びますよ」とか、いらんこと教えやがって! この!

 ……ごっそさんでした。

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