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俺が部屋に入ると、そこには異様な光景が広がっていた。
部屋の真ん中ではエプロンを着けた涼がせっせと刺身を作っており、
その側では一糸纏わぬ律子が僅かに上体を起こした形で仰向けに寝ており、
その体には服の代わりに豪勢な海の幸が乗っていた。顔に目を向けると眼鏡は掛けたままだったが髪は下ろしており、
従弟に裸体を見られているせいか、頬が僅かに赤くなっている。
「姉ちゃん、ちょっと脚を広げて動かないでね」
「むぅ・・・恥ずかしいからさっさとやってちょうだい」
律子が半ば諦めた調子で脚を広げると、涼が先程作った刺身を包丁に乗せ、律子の秘部に持って行く。
包丁が肌に触れない様に慎重に刺身を乗せると、刺身の冷たさ故か律子が僅かに声を漏らす。
そんな作業を何度か繰り返し、律子の秘部が完全に隠れると涼がこちらに向き直り、正座の体勢で声を張り上げる。
「秋月家秘伝女体盛り!この不肖秋月涼が律子嬢に盛らせて頂きやした!心行くまで御賞味下され!」
と、口上が終わると涼はいつもの柔らかな表情に戻る。
「今の口上、ひいひいおじいちゃんの代から伝わってるそうなんですよ?」
「こんなアホな秘伝、わざわざ伝えなくて良かったんですけどねえ・・・」
涼の解説に対して律子が愚痴を吐く、正直俺もアホな伝統だとは思うが
律子のこんな姿や羞恥の表情を見れた事に関しては、素直に秋月の先人達に感謝を示したい。
「それじゃあ僕はこれで、刺身はキンキンに冷やしてるから早めに食べて下さいね?」
涼は小皿や徳利の準備を終えると自分は邪魔者とばかりに部屋から出て行き、部屋は俺と律子の二人だけになる。
暫くは言葉を発する事が出来ずにただ律子を見つめていただけだったが、意を決して言葉を出す。
「えーっと・・・律子、もう食べて良いの・・・かな?」
我ながら酷く間の抜けた質問に対し、律子はやっと口を開いてくれた。
「プロデューサー、食べるなら早くして下さいね。涼が言ってた通り、刺身が冷たくて正直寒いんですよ。」
律子は言葉からも伝わる位寒そうに食べる様に勧めて来る、頬が赤いのは羞恥のせいだけではなさそうだ。
「それで・・・食べたら私をあ、あ・・・温め・・・いえ!な、何でも無いです!早く食べて下さい!」
律子は言い切る事が出来なかったが意図は十分伝わった、
そこまで考えられているとは流石秘伝と言った所だろうか。
「それじゃあお言葉に甘えて、いただきます!」
「プロデューサー、余り見ないで下さいね・・・」
俺は、先程の律子の言葉には気付かない振りをして箸を伸ばした。

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