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「ご馳走様でした〜。涼ちゃん、とても美味しいお鍋だったわ〜」
 765プロ所属アイドル・三浦あずさは、器を置きながら微笑んだ。
「お粗末さまでした。喜んで頂けて私も嬉しいです」
 それに応えるのは、876プロ所属アイドル・秋月涼。
 つい先日Cランクに上がり、急成長中と評判の新鋭アイドルである。
「伊織さんはどうでしょう? お口に合いましたか?」
「ふん。まあ、今回は私達の交流が主なんだし、味についてうるさい事はいちいち言わないわよ」
「いおりーん? 残り汁のうどんを啜って更におじやを平らげてからそんな事言っても、説得力無いよー?」
「う、うるさいわよ! 亜美! 余計な事言うんじゃないわよ!」
 涼の問いかけに応えるのは、765プロ所属アイドル・水瀬伊織。
 そして、その発言を混ぜっ返すのが、同じく765プロ所属アイドルの双海亜美である。
「良い感じで打ち解けているようね。鍋パーティ、やってみて正解だったわ」
 その光景を眺めながら、涼の従姉である秋月律子は満足げに頷いた。
 律子は765プロのプロデューサーであり、あずさ、伊織、亜美の3人ユニット、『竜宮小町』を担当している。
 そして今回、この鍋パーティーを発案し、涼を765プロに呼び付けた張本人でもあった。
 メンバー間の親睦を深めると共に、成長株の涼の顔見せも行い、交流の幅を広げようと言うのである。

「親睦を深めるには、みんなで同じものを食べるのがいいのよ」

 と言うのが、涼を呼び付けたときの律子の弁であった。

「さて、片付けも終わったし。
 そろそろお暇するね。律子姉ちゃん。今日はありがとう」
「待ちなさい、涼」
 会議室を出ようとドアに向かう涼。しかし、ドアの前に律子が立ち、その進路を塞ぐ。
 ガチャリ
 ドアのカギを閉める音が、室内に木霊した。

 ガシッ

「まあまあ、涼ちゃん。ゆっくりして行きましょう〜?」
 あずさが涼の右肩を掴む。

 ガシッ

「逃げられたら困るのよね。今からが本番なんだから」
 伊織が涼の左肩を掴む。

「な、何ですか!? 律子姉ちゃん! これは何!?」
 涼は、周囲の空気が急激に変わった音を聞いた気がした。
 慌てた口調で律子に問うも、律子は薄い笑みを浮かべて涼を眺めるだけだ。
「んっふっふ〜。涼ちん、温かい物食べたから暑いっしょ。
 ずっとコンロの前だったもんね」
 亜美が涼の正面に回り、涼の着ているミントグリーンのワンピースに手を掛けてボタンを外し始める。
「あ、亜美ちゃん!! 駄目! そんな事……!」
 振り払おうともがく涼。しかし、それも1対3の人数差の前には無駄な事だった。
「それにしても涼ちゃん、綺麗なお肌ね〜」
「ほんと、ちょっとむかつく位ね」
「あっ! やっ! そんな、触らないで下さい!」
 胸や脇腹、下腹部を撫でさすられながら、手際よく衣服を緩められる涼。
 あっという間に服を剥がされ、亜美の眼前に、女性用下着に包まれた膨らみが晒された。
「あらあら〜。涼ちゃん、本当に男の子なのねえ〜」
「ここまでしないと分からないとか大概ね。にひひっ」
 伊織の手が、パンティー越しに涼の局部を撫でさする。
「や、やめて下さい伊織さん!」
 涼は腰を引こうとしたが、あずさにがっちり固定されて身動きがとれない。
 結局、伊織の指にされるがままになるしかなかった。
「あっ、ん! だ、駄目っ!」
「あら? なんだか張りが出て来た感じね。亜美、どうなってる?」
「それじゃー見てみよーかー。ごたいめーん」
 伊織の声に応えて、亜美が涼のパンティーに手を掛ける。
「やめて! 亜美ちゃん! やめてえ!」
 涼の懇願も虚しく、
 するっ
 涼のパンティーは亜美の手によって太ももからふくらはぎを滑り落ちる。
 そして、アイドル達の眼前に、その頭を起こし掛けてヒクつく涼の男根がさらけ出された。
「ふふっ。涼ったら……大きくなったわね」
 感慨深げに呟きながら、律子は壁際においてあるソファーに歩み寄り、背もたれを倒す。
「ほら、みんな。こっちよ」
 3人のアイドル達は、全裸の涼を抱え上げ、簡易ベッドと化したそのソファーに乗せた。

「さて……それじゃあ早速頂くわよ」
 ばさっ、ばさり
 伊織は自らの衣服に手を掛け、次々と床に落としていく。
 そして一糸纏わぬ姿になると、涼に跨り、覆い被さった。
「い、伊織さん!? 何をするんです!?」
「何よ。聞いてなかった訳?
 アンタの童貞を、この伊織ちゃんが貰ってあげようって言うのよ。有り難く思いなさいよ」
「だ、駄目です! 伊織さん! そんな事……!」
「あーもう! 静かにしてなさい!」
 伊織は涼を一喝した後、半勃ちの陰茎を手に取り、上下にしごきはじめた。
「あっ! ううっ! ん……!」
 いくら平常を保とうとした所で、自分の置かれたあまりにも異常な状況に身体は反応し、男根を起き上がらせる。
「にひひっ。素直な事はいい事よ。ここを弄ったらどうかしら?」
 太さを増す涼のモノを、指で輪を作ってくぐらせる伊織。
 そして、その指をカリ首に密着させると、亀頭を重点的に刺激し始めた。

「ふあっ! はああ! ふうっ……!」
「なあに? ここが気持ち良いの? 女の子みたいな声出しちゃって」
 ほくそ笑む伊織の眼前で、涼の分身は膨らみ切り、硬くそびえ立っていく。
「うわあ……あんなに……」
「あらあら〜」
 亜美とあずさも目を見張る。
 それは、伊織の指の輪の親指と人差し指が付くか付かないかになる程に張り詰めていた。
「涼ったら……すごい……」
 うっとりした口調で溜め息をつく伊織。その直後、ハッとして首をぶんぶん振る。
「な、なかなかやるじゃない。いつものオモチャといい勝負かしら?」
 取り繕う様な早口でまくし立てつつ、伊織は身体を起こし、涼のモノを自らの秘裂にあてがった。
 仰向けの涼を上から押さえ付けたまま、ゆっくりと腰を沈める。
「はっ……あは……あ……」
 自らの中に入り込んでいく硬く熱い感触に、伊織の口から歓喜の声が漏れる。

 やがて、涼の太ももに伊織の尻が触れ、涼は伊織によって完全に呑み込まれた。

「ああ……あああ……」
 一線を越えてしまった事を理解した涼が、諦観の呻き声を発する。
「はあ……はあ……。どう? アンタの初めては私が貰ったわよ。一生忘れない事ね」
 息を荒らげつつも得意げに言い放ち、伊織は腰を揺すり始めた。
「亜美も涼ちんの初めて欲しかったのになあ……」
「仕方がないわ〜。順番を待ちましょう。亜美ちゃん」
 伊織と涼の接合部を眺めながらボヤく亜美と、それを宥めるあずさ。
「はっ、あん、ふう、あっ。
 あ、熱くて、ビクビクしてる。ほ、本物凄い、本物良い!」
 下の口で啜り上げる男根の味に酔い痴れ喘ぎながら、伊織は涼の胸板に手を当て、腰をくねらせ、跳ねて弾む。
 ぬっちゃ、ぬっちゃ、ぬっちゃ、ぬっちゃ
「あう! ん! ふうう……!」
 締め付けられ緩められ、捻りを加えられて、伊織の膣壁にしごかれる涼。
「はあっ、はあっ、はあっ。随分気持ち良さそうな声を上げるじゃない。涼、こっちもビンビンよ」
 伊織の指が、涼の硬くなった乳首を挟み、クリクリと捻り廻す。
「はあっ……! んんんんん……!!」
「はっ……はあっ……。涼、アンタ、中で大きくなったわよ……。
 そろそろ限界ね。良いわ、中で出しなさい!」
 ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ!!
 速度を増す伊織のピストン運動。
 乳首の刺激も激しさを増し、涼の性感が一気に高められる。
「い、伊織さん……! 駄目です……! 僕もう……!」
「はあっ、んんん……!! あああ……!
 い、イクのね、涼。はあ……はあ……ほら、んん……こっち向きなさい」
 喘ぎ混じりの伊織の声。涼の頬に手を添え、涼の顔を正面に向ける。
「はうん……! ふあぁ……!、あん……!
 私も、もう……! 涼……! 涼! 一緒に行くわよ! 全部、寄越しなさい!」
 最後の仕上げとばかりに全力の上下動を仕掛ける伊織。
 急激に増す膣壁への刺激と快感に否応も無く突き上げられる。
「もう……! 私も、駄目……!
 イク! イっちゃう……!」
 伊織の中で瞬間膨らむ男根の感触。そして二人は同時に絶頂を迎えた。
「ああああああああああああああああああああ!!」

 はあ、はあ、はあ、はあ……。
 互いに喘ぎながら折り重なる涼と伊織。
「はいはーい。いおりん。おっつー」
 そんな伊織に声を掛けつつ、亜美はあずさと共に身体を持ち上げ、涼の隣に仰向けにひっくり返して横たえる。
「それじゃー。次は亜美の番だよ。
 とっととコレ、起こしちゃってよ。涼ちん」
 果てて仰向けに倒れたままの涼の足元に立ち、濁液を吐き出した後の男根を手に取る亜美。
 そしてゆっくりとしごき始める……が、先程の様に硬く膨らむ様子はなかなか見られない。
「むー……」
 涼の顔を見やり、さらに刺激を加える。
 が、伊織との性交の余韻に浸ったままの涼は、喘ぐばかりで反応を見せない。
「もー! 何でさっきみたいに興奮しないのさー!」
「まあ、この伊織ちゃんと身体を重ねたら、そんじょそこらの女には興味持てなくなるわよね。にひひっ」
「あの〜、伊織ちゃん? アソコからダラダラ流れてる涼ちゃんの精子、始末した方が良いんじゃないかしら〜?」
 業を煮やす亜美に、得意げに茶々を入れる伊織、そして遠慮がちに声を掛けるあずさ。
「よーし。こうなったら、亜美がそんじょそこらの女じゃない事を見せてやろーじゃん!」
 ばっ、ばさ、ばさり
 全ての衣服を取り去り、全裸となる亜美。
 そして、後ろを向いて涼の腰にあひる座りで腰掛ると、涼の股間のモノを尻に敷き、密着させた。
「あ……亜美ちゃん!?」
 股間を覆う、柔らかく弾む感触と、眼前に居座る亜美の尻。涼が我に返り声を上げる。
「んっふっふ〜。いおりんの相手でお疲れの涼ちんは、亜美のお尻で起こしてあげるね」
 そうして、亜美は尻の溝に涼のモノを挟み、前後に揺すり始めた。
「ああ……はあ……ふう……」
 弾力のある感触に圧迫される自分自身から伝わる快楽に、溜め息を漏らす涼。
 亜美は、自分の尻に付いて前後に揺れていたものが、段々動かなくなって硬くなっていくのを感じる。
「はん、はあ、あん、はあ。
 涼ちんの、にゅるにゅるおちんちん、お尻をこすって、気持ち良い……」
 尻の溝深くに息づく敏感な窄まりの周りを涼の剛直がこすれ、亜美の喘ぎ声が漏れる。
 亜美の秘裂は尻から伝わる快感に歓喜し、涎を垂らした。
「はああ……。亜美ちゃんのお尻が……僕のを滑ってる……」
 流れた愛液は亜美の尻と涼の陰茎の間で滑りを加え、新たな快楽を生み出した。
「はあ、はあ、はあ。このままでも気持ち良いけど……。
 あずさお姉ちゃん。涼ちんを起こしてくれる?」
 尻に擦れる男根の感触を堪能し、亜美は腰を上げてあずさに声を掛ける。
「は〜い」
 あずさはそれに応え、仰向けの涼の頭上から脇下に腕を通し、涼の上体を持ち上げ、抱き寄せた。
「あ、あずささん? 何を……」
 涼の背中で弾む柔らかい感触。あずさは涼の声に応えず、手を前にまわして涼のモノを握った。
「あっ……!」
「うふふ。涼ちゃん、こんなになって。亜美ちゃんのお尻がとっても気持ち良かったのね」
「さーて。亜美のお尻でこーふんした涼ちんにはー」
 再度、後ろ向きのまま涼の股間をめがけて腰を落とす亜美。
 あずさは涼のモノを調整し、亜美の割れ目にあてがう。
「お尻を向けてエッチしてあげるね!」

 ずぶぶ!
 奮い立った涼の剛直を飲み込むクレバス。亜美の腰が沈む。

「ああ……あああ。おちんちん、ビクビクしながら、入ってきてる……」
 うっとりとした声を上げる亜美。
 亜美の割れ目は涼を根元まで飲み込み、先程味わった、柔らかく弾むような尻の感触が涼の下腹部から伝わる。
 そして、亜美は激しく動き出した。
「はん! はん! はん! はん! はん!」
 ぴたぴたぴたぴたぴた
 吐息を弾ませ、涼の身体を尻で叩きながらバウンドする亜美。
「あ……! ふうっ! はあ……!」
「ほらほらー。涼ちん。こういうのどお?」
 腰をひねって涼の身体に尻を擦り付けながら、膣壁に回転を加えて涼のモノをねじる様にしごく亜美。
 亜美の狭い入り口に容赦なく絞られ、涼のモノが与えられた快感に歓喜し、猛る。
「はあん、あん。ふうん。
 涼ちぃん……涼ちんのぉ……太いぃ、熱いよぉ……」
 腰をくねらせ、尻を弾ませながら、歳にそぐわない官能的な甘い声が亜美の口から漏れた。
「はあっ、はあっ……。亜美ちゃん、駄目だよぉ……こんなの……これ以上されたら……」
 一応、内容的には制止の言葉を紡ぐ涼。しかし、既に身体は快楽に浸り、逃げる事もままならなかった。
「ああ……! 中で大きくなった! さっきいおりんが言ってた奴だね!
 じゃあ亜美も、イクよ! イクよぉ!!」
 亜美は身を伏せ、涼の膝下辺りに手を付く。そして、一層力を入れて、自らの尻を涼の腰に叩き付けた。
 ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!ぱん!
 にゅちゃにゅちゅぬちゃにちょぬちゃにちゅ
 肉のぶつかる音と、飛び散る水音。
 スパートをかけた亜美のピストン運動に、涼は、そして亜美自身も、急速に高みへと登り詰めて行く。
「亜美ちゃん! 出ちゃう! 出ちゃうぅ!!」
「いいよ! 出して! 亜美の中に! 出してぇ!
 亜美、イク! イクぅ! はああああああん!!」
 脈動する肉棒。自らの中に注ぎ込まれる精子の感触を味わいながら、亜美は絶頂に達した。

「お疲れ様。亜美ちゃん。さて、次は私の番ね〜」
 脱力し、座椅子の様に涼にもたれ掛かっていた亜美にあずさは声を掛け、その身体を横にずらして横たえた。
 しばらく喘いでいた亜美だが、やがて呼吸を整えるとニッと笑みを浮かべる。
「んっふっふ〜。亜美も涼ちんを勃たせるのに苦労したのに、今度はもっと搾られた後だよー?
 あずさお姉ちゃん、涼ちんとセックスできるかなー?」
「あらあら〜。どうかしら〜」
 自分の身体にもたれ掛かっていた涼を仰向けにすると、あずさは涼の足元にまわる。
 そして、先程快楽のほとばしりを放ったばかりの涼のモノを手に取った。
「これは大変そうね〜。上手く行けば良いけど」
 そう呟くと、あずさは自らの衣服に手を掛ける。
 する、ばさ、ばさっ
 衣服を床に落とし、あずさはその豊満な肢体を外気に晒す。そして、
 ぬちゃ
「ふあっ!?」
 くちゅ
「ひあっ!! 何すんのよ!」
 それぞれの手で亜美と伊織の秘所を割り開き、掻き回す。
「うふふ。出て来たわ〜。涼ちゃん、いっぱい出したものね〜」
 涼の精液が混じった、亜美と伊織のラブジュース。
 あずさはそれを手で掬い取り、自らの胸に運び、そして垂らした。

 あずさの身体の中で殊更強く存在を主張する乳房。その上を、谷間を。
 伊織と亜美と涼の快楽と情欲が混ざった混沌のカクテルが流れ落ちる。

 ゴクリ。
 あまりの光景に、固唾を飲んで見守る伊織と亜美。

「涼ちゃん。楽にしてね〜?」
 そしてあずさはその身を伏せると、
 ぬちゃ
「はあ……!」
 涼の股間に、自らのぬめった胸を押し付けた。

 ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ
「はあ……! あ、あずささん……!」
 自らのモノを覆う柔らかい感触。
 先程と違って圧迫感は無いものの、シャフトを全方位から囲むぬくもりと弾力に溜め息が出る。
 両手で自らの胸を抱えて揺り動かすあずさ。やがて、その谷間から起き上がった頭が姿を見せる。
「あー! あっさり元気になった! 亜美のときのは何だったのさー!」
「節操無いわねえ……」
 わめく亜美と、伊織の呆れ声。
「うふふ〜。胸からひょっこり顔を出してる。可愛いわ〜」
 胸元を見下ろし、薄笑いを浮かべると、あずさは舌を伸ばしてその先を尖らせ、鈴口をつついた。
「あっ!? あずささん、そんなの駄目……!」
 驚いて身体を起こそうとする涼。しかし、
「こら! 暴れるんじゃないわよ!」
「ちょっと涼ちん、今いい所なんだから静かにして!」
 伊織と亜美に上体を押さえ付けられ、あずさの行為を甘受する事を強いられる。
 ときに柔らかく撫でられ、ときに硬く弾かれ、敏感な先端が反応する。
「はっ……! あっ! はぁー、はぁー……ふぅ……!」
 パイズリによる、持続的な定常波の快感。そして、フェラによる瞬間的なパルスの快感。
 2つの快感により涼は息を荒らげ、ビクビクと身体を震わせた。
「涼ちゃん、元気ね。私も……我慢出来なくなって来たわ〜」
 あずさは涼を胸元から解放すると、涼の身体を這い、覆い被さって抱き締めた。

「それじゃあ、涼ちゃん……行きましょう?」
 涼の身体を抱き起して、いきり立った剛直を手に取ると、自らにあてがい、腰を沈める。

「あ……! あああ……!」
 あずさから漏れる悩ましげな吐息。涼の頭を胸元に抱くと、そのまま腰を揺り動かし始めた。
「はあ! はああ! ふあああああ!」
 前2人にはない重量感をもって、涼に押し付けられる豊満で肉感的な肢体。
 その張りと柔らかさに包まれながら、あずさの中に自らを締め付けられ、犯される。
 涼の理性が融け掛け、「やめて」と制止の言葉を紡ぐ事すら出来なくなっていた。
「はあ……! はあ……!
 気持ち良い……おちんちん、凄いわあ〜!!」
 身体全体で上下動を行いながら、恍惚とした表情を浮かべるあずさ。
「ふぁ……! はあ……! んん! あああ!!」
 抱きすくめられて密着した状態。涼は眼下で揺れ踊るあずさの双丘に吐息を掛ける。
「うふふ。気持ち良いのね? 涼ちゃん。
 嬉しいわ〜。もっともっと、感じてちょうだい」
 あずさはそんな涼を慈しむように見下ろしながら、その頭を撫でた。
 くちゅ、ぬちゃ、ぺちゅ、にゅちょ
 その慈愛に満ちた表情とは裏腹に、下半身は涼のシャフトを容赦なくしゃぶりまわし、股下に液を滴らせる。
「はあ。はあ……! あずささん、僕もう……」
「そう……。うふふ。じゃあ、一緒に、ね?」
 あずさは涼の顎を持ち上げ、だらしなく半開きになった唇を舐めると、そのまま舌を侵入させ、唇を重ねた。
 そして、そのままピストン運動を加速させる。
「んむ! ん! んう……!」
「んん……! んんん〜……!」
 二人のくぐもった声。犯されながら口内を蹂躙され、涼の高まりが徐々に絶頂に近付く。
 ぴちゃくちゅみみゅぶちゅにちゃぬちょくちゃぶちゅむちょ
 高く響く水音も、急激にその速さを増す。
「んー! むう!! んんんー!!」
「んん〜……! ふむっ……! んむう〜……!」
 唇を重ねても抑えきれない絶叫。そして、二人は共に絶頂に達した。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
 ビクビクと身体を震わせる、あずさと涼。そして、そのまま横向きに崩れ落ちた。

「ふふっ。涼、いっぱい出したわね。気持ち良かった?」
 仰向けに倒れたまま喘ぐ涼を見下ろし、律子は薄笑いを浮かべながら声を掛けた。
「律子……姉ちゃん……」
 焦点の合ってない目で従姉を見上げ、息も絶え絶えにその名を呼ぶ涼。
「まあ、その様子だと聞くまでも無い様ね」
「どうして……こんな……」
 掠れた声の、涼の問い。律子にはそれが届いたのか。それとも、想定内の質問だったのか。
「言ったでしょ? 『親睦を深めるには、みんなで同じものを食べるのがいい』って。
 だからあんたに来てもらったのよ。竜宮小町の団結の為にね」
 律子は返答し、質問をした『食材』にニッコリと微笑みかけた。
「初めてはりっちゃんにオモチャでだけどー。本物は初めてだから、これで亜美達『ぼーしまい』ってやつだねー」
「律子の従弟だからもうちょっとやるのかと思ったけど。とんだマグロだったわね。2周目は気合入れなさいよ」
「うふふ。でも素敵だったわよ〜。病み付きになりそうだわ〜」
 口々に述べるメンバーを余所に、律子は自らの衣服に手を掛ける。
 ばさり、ばさり
「律子姉ちゃん……」
 涼の声には、もはや驚きも無かった。
「アイドルの食べたものをプロデューサーも味わう。これで竜宮小町は身も心も一つになるのよ」
 律子は、仰向けになった涼の身体を這い進み、そして深く口付けを交わした。
「さあ……涼……しましょう」
 凌辱されてセックスを覚え込まされた牡の鼻腔をくすぐる、新たな発情した牝の匂い。
 このとき。純粋で貞淑な草食系の秋月涼は、この場から完全に消えた。
「律子姉ちゃん」
 身をひっくり返して覆い被さり、律子の身体を貪る涼。
「はあっ、ふん、ううん!
 涼……! 涼……! もっと、ちょうだい……」
 脚を割り開き、涼の眼前にさらけ出されたのは、涎を垂らし、ソファーに染みを作りながら濡れ光る割れ目。
 それが求めるもの。即ち、己の興奮によって猛り狂った自分自身を握り締め、涼は濡れたクレバスにあてがう。

 そして、涼は初めて女を犯した。

「はあっ……! はあっ……!
 律子姉ちゃん……律子姉ちゃん!」
 紅潮した顔に、情欲にぬめ光る瞳。
 律子を押さえ付ける様に自らの身体を押し付け、抱き締めて揺り動かす。
「ふうん……! はあっ……! はあん……!
 はあ……入っているのね……涼の……凄く……気持ち良い……!!」
「律子姉ちゃんの中も……凄く、気持ちいよぉ!!」
 律子の中を掻き回す涼の欲望。それを自ら腰を揺り動かし、受け止める律子。
 理知的なプロデューサー。真面目な後輩アイドル。
 それらのイメージをぶち壊さんばかりの狂おしい交わり。
 3人のアイドル達も思わず目を奪われる。
「あらあら〜。凄いのね〜」 
「涼ったら……それくらいするなら私のときに……」
「りっちゃんのときは自分で勃つなんて、ずるくない……?」
 アイドル達の目の前で繰り広げられる狂宴。それにも徐々に変化が見え始める。
「涼……。私、もう……!」
「律子姉ちゃん、僕も、イクよ……出すよ! 律子姉ちゃん」
「ええ……来て……! 涼の、いっぱい……私の中に……!」
「律子姉ちゃん……律子姉ちゃん! 律子姉ちゃん……!」
「涼……! 涼……!
 ああああああああああああああああああああああ!!」
 固く抱きしめられ、自らを擦る従弟の肉棒。その快感に突き上げられ、律子は絶頂に達した。

 律子の上に突っ伏す涼。その脈動と、自らの中に流れ込む精子を感じながら、律子は涼の頭を撫でる。

「涼……私の可愛い涼。
 デビューのときはまなみさんにしてやられたけれど。
 もう手放さない。これからは私の手元で……。
 ずっと……ずっと……」

 2ヶ月後。876プロダクション。

「おはよーございます!! 絵理さん!!」
「愛ちゃん……おはようございます? 今日は確か……雑誌のインタビュー?」
「はい! 絵理さんはCM撮影でしたっけ。ところで、涼さんは?」
「……765プロに、出向?」
「ええっ!? ここの所ずっとそれじゃないですか?」
「うん……竜宮小町と、合同ライブ?」
「また!?」
「最近、涼さん、竜宮小町とのコラボが多い?
 新しいファンの人、涼さんが竜宮小町のメンバーだと思っている人もいる?」
「そんなー!! 涼さんは876プロのアイドルですよー!?」
「うん……それにしても涼さん、トップアイドルの竜宮小町の中で、一切埋もれてない?」
「……そうですね。涼さん、人気も実力も段違いになっちゃいました。
 Bランクの昇格も先を越されちゃって、Aランクも時間の問題って……」
「…………」
「涼さん……このまま遠くに行っちゃって、その内765プロに……」
「愛ちゃん!」
「は、はい!?」
「……頑張ろう?」
「…………。そ、そうですね!! こんな事言ってても始まりません!!
 それじゃ、絵理さん!! 行ってきます!!」
「行ってらっしゃい?」

 バタン

「涼さん……いなくなったり……しないよね……?」

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