チロシンはフェニルアラニンからフェニルアラニン-4-モノオキシゲナーゼ と補酵素テトラヒドロビオプテリン の作用により合成される。フェニルアラニン-4-モノオキシゲナーゼ遺伝子の欠損は、フェニルケトン尿症の原因となっている。

チロシンは酵素チロシンヒドロキシラーゼによってドーパに変換される。
チロシンは甲状腺ホルモン?チロキシン?、トリヨードチロニンやメラニン?色素、生理活性なカテコールアミン?であるドーパミンノルエピネフリンエピネフリンの前駆体である。
タンパク質を構成するアミノ酸。極性無電荷側鎖アミノ酸あるいは芳香族アミノ酸に分類される。糖原性?ケト原性?を持つ。
チーズから発見されたため、それを意味するギリシャ語の tyros から tyrosine と名付けられた
  • りんごを変色させる原因となる物質
  • タケノコの水煮では、節の中に、しばしば白く析出したチロシンが見られる
  • 納豆では長く発酵させると、大豆タンパク質の分解が進み水に溶けにくいチロシンが豆の表面にプツプツと現れる。食感もジャリジャリとした感じになる。この状態を納豆業界では「チロっている」と呼んでいる。
  • パルメザンチーズという長期熟成のチーズではチロシンの析出が観察できる。たべたときにはジャリッとした食感となる。

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