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現在のSDカードの使用量確認

どうやら最初はSDカードの2GBくらいしか使用していないらしい。と聞いたのでまずはdfコマンド(ドライブの使用量を確認するコマンド)で確認してみる。
pi@raspberrypi ~ $ df -m
Filesystem     1M-blocks  Used Available Use% Mounted on
rootfs              2658  2035       469  82% /
/dev/root           2658  2035       469  82% /
devtmpfs             211     0       211   0% /dev
tmpfs                 44     1        44   1% /run
tmpfs                  5     0         5   0% /run/lock
tmpfs                 88     0        88   0% /run/shm
/dev/mmcblk0p1        56    19        38  34% /boot
あああ、なんかもううちではAA用の記法つかってもずれずれでやる気なくすんだが 悲。キャプチャも置いておく。

まあ、とりあえず、2658MB程度がrootfsであとはちょぼちょぼということで、2GBちょっとしか使用していなくて、さらにそのうち80%以上は使われているのが確認できた。この後の初期設定でこれも解消する。

初期設定

Raspberry Pi Software Configuration Tool(raspi-config)

まずはRaspberry Pi Software Configuration Tool(以下raspi-config)で初期設定を行う。確か途中でローカルの設定をしたあとだと日本語で読めた気もするが大して難しい英語じゃないのでそのまま設定を続ける。括弧でくくって書いてある日本語は自分が要約したもの。間違ってる可能性も大。
pi@raspberrypi ~ $ sudo raspi-config
実行すると下記のような画面になる。コピペしようと思ったんだけど、あまりにずれずれなのでキャプチャした。
1. 1 Expand Filesystem パーティションの拡張
  • 上で示したSDカードの一部しか使用可能になっていないのをすべて使用可能にする。
恐らくこれは誰もが設定するであろうもの。なぜわざわざこの項目を作っているのかちょっと分からない。Enterを押すと何かやって
Root partition has been resized.
The filesystem will be enlarged upon the next reboot
と表示される。次回起動時には大きくなっていることだろう。
2. Change User Password ユーザーpiのパスワード変更
  • id'pi'のパスワードを変更する。
家でたまに起動して遊ぶ分にはいいけど、とりあえず、パスワードをデフォルトで使うのは気持ち悪いので変更する。というか本当は自分のidを作るのが吉。
You will now be asked to enter a new password for the pi user
=||
新しいパスワードを入力するように促されますよ。と出るので、そのままEnterを押して<OK>する。
プロンプトになってパスワードを聞かれるのでパスワード入力。
=|BSH|
Enter new UNIX password: (パスワード入力)
Retype new UNIX password: (確認のため再度入力)
両方が合っていれば下記のように表示されパスワードは変更された。
Password changed successfully 
3. Enable Boot to Desktop/Scratch 起動時の画面設定
 Chose boot option (起動時のオプションを選択してください)

Console Text console, requiring login (default) (テキストコンソール ログインが必要(デフォルト))
Desktop Log in as user 'pi' at the graphical desktop (デスクトップ ユーザーpiでログインした状態で自動的にX Window Systemが起動する)
Scratch Start the Scratch programming environment upon boot (Scratchのプログラミング環境で起動する)
自分は特に変更の必要がないので一番上のコンソールを選択。
4. Internationalisation Options ローカルの環境設定
  • I1 Change Locale (言語切替)
ごちゃごちゃ説明があるが、要は自分が使いたい言語を選べばOK。最初からチェックが入っている'en_GB.UTF-8 UTF-8'はそのままにする。ただし、UTF-8を選ぶべきだよ!って言ってるから自分は
    • ja_JP.UTF-8 UTF-8
を選択。するとデフォルトはどれ?って聞かれるので、'ja_JP.UTF-8 UTF-8 'を選択。これで<OK>を押すのだが、その後少し時間がかかる。
  • I2 Change Timezone (タイムゾーン選択)
日本に住んでいるので、'Asia'の中の'Tokyo'を選択。ちなみに'Asia'を選択した後'次の画面で'Tokyo'を選択するんだけど、アルファベット順に並んでいて'Tokyo'まで結構ある。そこで頭文字の't'を打つと'T'で始まるリストまで容易に辿り着けるのでお試しあれ。
  • I3 Change Keyboard Layout (キーボードレイアウト変更)
キーボード設定をしようと思ったんだけど、キーボードをつなげていないためか、何度やっても設定画面に行かない。まあ、繋いでないからいいか。ちなみに「あ、繋いでないからかも!」って思うまで2回もRaspbianを入れ直しちゃったのは秘密です。
5. Enable Camera カメラ有効
Raspberry Pi用の例のカメラかな?持ってないのでパス。
6. Add to Rastack
Rastackってのがよくわからないので、調べてみた。どうやらRaspberry Piを持っている人がどこにいるか分かるもの?らしい。今回は無選択
7. Overclock
すごいね、これってCPUのオーバークロックでしょ?そんなのをここで設定出来ちゃうのがすごい。けど、まだ通常通り使います。熱も心配だし。
8. Advanced Options
  • A1 Overscan
画面の周囲に黒い余白が必要な場合に設定する。そんなものは要らないのでなし。
  • A2 Hostname
ネットワークから見える名前を設定する。
Please note: RFCs mandate that a hostname's labels may contain 
only the ASCII letters 'a' through 'z' (case-insensitive), 
the digits '0' through '9', and the hyphen. 
Hostname labels cannot begin or end with a hyphen. 
No other symbols, punctuation characters, or blank spaces are 
permitted. 
(ホスト名はRFCで'a'から'z'のASCII文字、'0'から'9'の数字とハイフンしか使用出来ないと決まっている。
また、先頭もしくは終わりにハイフンを使用することは出来ない。
これ以外の記号、句読点、または空白スペースは使えません。)
私はとある理由から'birth'と名付けた。
  • A3 Memory Split Change the amount of memory made available to the GPU
GPUに使用するメモリの配分を変更する。デフォルトのままにした。
  • A4 SSH
SSHの有効化/無効化。すでに今使っているので、そのまま有効にする。
  • A5 SPI
SPIカーネルモジュールの有効化/無効化。SPIを使用する場合に必要なんだろうけど、今は使わないけど、きっと使いたくなるだろうな。必要になったときに変更することにする。
  • A6 Audio
音を「強制的に、HDMIから出す」/「強制的に3.5mmジャックから出す」/自動 を選べる。今回はHDMIは使わないので、強制的に3.5mmジャックにしてみて、100均で買ったスピーカーを繋いでみることにした。
  • A7 Update
この'Raspberry Pi Software Configuration Tool'のアップデート。ってなんでこんな一番最後にあるんだよ!最初にあるべきじゃね?と思ったが、アップデートしておいた。

再起動

最後に<Finish>すると再起動を聞かれるので、再起動する。

再ログインと確認

まずは再ログイン、先と同様にsshからログインするが、パスワードを変更した人は注意。

現在のSDカードの使用量確認

SDカードがちゃんとふるに使えるようになったかを確認。もう最初からキャプチャ画面だけ。

先ほどは2GBちょっとしか認識していなかったが、今回は7GB以上を認識。8GBのカードなのでOKでしょう。
それから、Hostnameもちゃんと変更されている。さらに、「ファイルシス」などとちょっと中途半端だけど、日本が表示されているのが確認できた。

これで、Raspberry Pi Software Configuration Toolを使った初期設定は終了。

終了

Raspberry Piを終わらせる。
Raspberry Piはワンチップマイコンと違ってLinux OSが走っているパソコンなので、いきなりマイクロUSBを抜いたりするのは「終了」をしないで、パソコンの電源を落とすようなもの。ちゃんと終了しなくてはいけない。Linuxや他のUNIX系のマシンと同じで下記のどちらかのコマンドで終了する。
pi@raspberrypi ~ $ sudo shutdown -h now
もしくは
pi@raspberrypi ~ $ sudo halt

おっと忘れてた。このコマンドを打ったからといってすぐにUSBケーブルを抜いてはいけない。コマンドを打ったらしばらくACTのLEDがチカチカする。その後点灯しなくなるので、そうしたらおもむろにUSBケーブルを抜く(電源を落とす)。この時PWR LED(パワーLED)は点いているけど、それは問題ない。USBケーブルをさしているとここは必ず点いている。と思われる。

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