FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

窓から射し込む太陽の光が心地よい昼下がり。
サスーン城内の王女の部屋で二人の男女がテーブルを囲みひとときの休息を愉しんでいた。
ティーカップには香り豊かな紅茶が注がれ、バスケットには色々な形のクッキーが並べられている。
サラとイングズはそれらを談笑の合間に少しずつ口に運んでいく。
「このクッキー私が焼いたの」
茶菓子をひとつ手にとって、誇らしげにサラが言う。
「とても美味しいです、姫様」
さくっと香ばしい音を立てて、イングズはサラお手製のクッキーを頬張った。
「喜んでくれて嬉しいわ!このクッキー、イングズのためだけに作ったのよ」
「私めには身に余る光栄です。…姫様が丹精込めて作られた茶菓子、城の兵士達にも配りたいくらいなのですが…」
「はぁ…違うのよ、イングズ」
短いため息をついて、サラは憂鬱そうに呟いた。
一方のイングズは不思議そうに首をかしげている。
「ねえ、イングズ。私は貴方が好きよ」
「はい。私も姫様をお慕いしております」
「そうじゃなくて。…紅茶おかわり入れるわね…」
「ありがとうございます」
イングズのティーカップを手に取り、ポットから新しい紅茶を注ごうとした時、部屋の外から一人の兵士の声が聞こえてきた。
「イングズ様、少しお時間よろしいでしょうか」
「今向かう」
イングズは素早く椅子から立ち上がり、少しだけ申し訳なさそうな表情を浮かべ、慌ただしく部屋から出て駆け出していった。
その後ろ姿を見送り、サラは何度目かの大きなため息をつく。
「イングズは私のことなんてこれっぽっちも好きじゃないのかしら…」
紅茶がなみなみ注がれたティーカップを揺らし、サラは瞳を潤ませた。
サスーン王国においては、サラとイングズは主従関係にある。
しかし、サラはイングズに対して男性としての魅力も感じていて、密かに好意を寄せてはその想いを胸にしまい込んでいた。
爆発しそうな気持ちを抑えきれず、夜這いを仕掛けて強引に肉体関係を迫ろうともしたが、
イングズの「いけません、姫様」の一言で良いようにかわされて一線を越えるには至らなかった。
しかしイングズもまだ20歳にも満たない若い男、女性の身体に全く興味を持たないわけではないだろう。
実際、二人きりの時にサラが胸の谷間を寄せて強調しながら上目遣いで見つめたら、イングズが頬を紅く染めていたことがあったのだ。
しかしイングズはサスーン王国の兵士である故、忠誠を誓うサラ王女に手出しをするなど絶対に許されないことと強く感じているのだろう。
最も、それを逆手に取ってサラによる命令という形で性行為を致すことも可能ではあるだろうが。
「仕方ない、アレを使うしかないようね」
サラは棚から小瓶を取り出し、中に入っていた半透明の粉末をイングズの紅茶に振りかけ、粉が残らないように丁寧にスプーンでよくかき混ぜる。
「これで良し、と」
見た目も香りも普通の紅茶と全く変わらないそれをソーサーの上に置いたと同時に、部屋の扉を叩く音と愛しい男の声がサラの耳に響き渡った。
「姫様、遅くなり申し訳ありません」
「いいのよ、さあ入って」
「失礼いたします」
サラはニコニコと微笑んでイングズを自分の方へと手招きしてみせた。
「喉が渇いたでしょ?今ちょうど紅茶を入れたところだから、飲んでね」
「ありがとうございます、では頂きます」
イングズは椅子に深く腰掛け、ふう…と一息ついたあと、ティーカップの中の紅茶をごくごくと喉を鳴らしながら一気に飲み干してしまった。
「ねえ、イングズ。私のこと好き?」
サラはわざとらしく艶を含んだ声質でイングズに問いかけてみせる。
「…?はい。私も姫様のことが好きです」
「ふうん。じゃあ私のことが好きならそれを証明してみせなさい」
ドレスの胸元を少しだけはだけさせて、サラはイングズの後ろに回り、彼の肩に手をかけた。
「…?姫様、証明とは、いったい…?」
白い肌をほんのり紅に染めて、イングズは首をかしげてサラに尋ねる。
「ねえ、イングズ?身体が熱くなってこない?」
イングズの背中に大きな胸を押し付けて、サラは耳元で囁いた。
「そう言われると…なんだか身体が熱っぽく…風邪でも引いたのかもしれません…」
「苦しそうね…。さあ、私のベッドで休んで」
「しかし…」
ぼんやりしていく意識と次第に荒く早くなる呼吸。
このままでは本当に倒れてしまう…と危険を感じたイングズは渋々サラのベッドに横たわることとなった。
「大丈夫?服暑いでしょ。脱いだ方がいいんじゃない?着替えは貸すから…」
熱に喘がされるイングズを横目に、サラは彼の衣服に手をかけた。
「大丈夫です。自分で脱げますから…。…ッ!?姫様、何を…!」
「イングズのココ、すごく硬くなってる…」
ズボンの上からでもくっきり分かるほどに膨れ上がったソレを、サラが優しく撫で回す。
「ふふ。イングズは気付いてなかったみたいだけど、ちょっと紅茶に媚薬を入れさせてもらったの」
「な…っ!?」
イングズの紅茶に混入された半透明の粉末はいわゆる媚薬と言われ、サスーン周辺に生えている薬草を組み合わせるだけで出来てしまう代物だった。
それを体内に取り込むと身体が火のように熱くなり、息は乱れ、性的な興奮状態へと陥ってしまう。
「姫様!なぜそのような物を私に…!?」
「だって、こうでもしないとイングズとセックスできないんだもの」
「ッ…!?…姫様、ご冗談は…」
「じゃあ、どうするのそれ?一人で処理できるの?」
ズボン越しにイングズの勃起したぺニスを指先でつついて、意地悪そうにサラは言う。
「これは…その…」
「苦しいのは嫌でしょ?それなら私と一緒に気持ち良くなりましょ」
「姫様…!ん、むぐっ…」
イングズの言葉を遮るように、サラは彼の上に覆い被さって強引に唇を奪ってみせた。
「ん…ッ、ふ…」
ちゅくちゅくと淫らな音を立てて、互いの舌と唾液を絡ませる。
ただでさえ荒い呼吸が、唇が塞がれたことによって更に苦しくなっていく。
キスを施しながらサラは器用にイングズのズボンをずり下げて、勢いよく飛び出したぺニスを上下に激しく扱き始めた。
「っ、ぷは…ッ、姫様!おやめください…!」
「今さらやめないわよ。ほら、気持ちいいでしょ?」
先走り液のおかげでぬるぬると滑りが良くなったのをいいことに、サラは手の動きを早めていく。
くちくちという水音は聴覚を刺激して、イングズを更なる興奮状態へと導いていった。
「あッ!ぐ…、で、出そ…!」
「いいわよ。思い切り出しなさい」
きゅっとぺニスを軽く握りしめると、ビクンと身体を跳ねさせてイングズは絶頂を迎え、白濁液がサラの手を汚していく。
「申し訳ありません…!私めのせいで姫様のお身体を汚すようなことを…!」
「気持ち良かったでしょ?…でもまだ足りないみたいね」
一度射精したものの、イングズのぺニスは衰えもせず、先ほどより硬度を増して天を仰いでいた。
「次は二人でイキましょう、イングズ」
細くしなやかな身体を包んでいたドレスをばっさりと脱ぎ捨て、サラはベッドの上に仰向けに寝そべった。
「姫様…私、私は…」
「イングズ。私、貴方になら抱かれても構わないわ…」
スラッとした美しい脚を大きく開き、蜜でぐっしょりと濡れた秘部を指で広げながらサラはうっとりした瞳でイングズを誘う。
「姫様…!」
「サラって呼んで、イングズ」
「サ、サラ…」
不慣れな様子で目の前の女性の名を呟くイングズに、サラはいつもより高めの声で願ってみせた。
「イングズ、貴方が欲しい…。挿れて…はやく…」
「サラ…!」
物欲しそうにひくひくと痙攣するサラの秘部にぺニスを宛がい、ずぶずぶと一気に奥まで押し込める。
「ああぁっ…!!」
「くッ…、…申し訳ありません…!痛かったでしょうか…?」
「いいの、いいのよ…イングズ。もっと激しく、ぐちゃぐちゃにして欲しいの…」
イングズの首に手を回し、掠れ声でサラは懇願した。
「サラ…ッ!はぁ、はぁっ…」
媚薬の効果なのか、イングズは我を失ってパンパンと思い切りサラに腰を打ち付けていく。
「あぁん…!イイ…!」
ずちゅっずちゅっ…ぱちゅんぱちゅん…
肉がぶつかり合う音と結合部から二人の体液が掻き回される音がいやらしく混じり合う。
「ぐッ、ああっ…サラ…!」
「イングズ…!ああぁっ…すごく気持ちいい…!」
ぎゅうぎゅうと締め付けてくる膣からぺニスをギリギリまで引き抜き、また最奥まで突いてやる。
「あぁっ!」
ぐちゅっと膣が抉られる音とサラの甘く切ない嬌声に、イングズは男としての悦びをこの上なく感じていた。
「ああっ、イングズ…好き…!」
「私もだ、サラ…!」
汗が頬を伝ってサラの透き通った白い肌にこぼれ落ちていく。
そしてじわじわと、快感がこみ上げる感覚に襲われる。
「…サラ…もう、私は…!」
「一緒に、いきましょう…!私の中に、出して…!」
激しく、酷く、壊れそうなくらいに腰の動きを早めていくと、結合部からは二人の愛液が中に収まり切れずにごぽごぽと溢れていく。
「くッ、出る…、サラ、サラ…!」
「イングズ…!…あぁッ!」
イイところをぐぐっと突き上げてやると、ひと際甲高い声でサラは喘いだ。
ぐしゃぐしゃに犯された秘部はビクビクとひくついて、イングズのぺニスを強く締め上げる。
「く、うッ…」
サラの中にたっぷりと精を放つと、身体から熱が引いて呼吸も少しずつ落ち着いていった。
「あ…イングズ…」
「申し訳ありません!今抜きますので…!」
「いいの…しばらくこのまま繋がっていたいわ…」
サラはイングズの身体をそっと引き寄せて、ゆっくりと瞼を閉じ、囁いてみせた。
「サラ…」
サラを覆うように身体を委ね、彼女のやわらかな薄桃色の唇に口づけした後、イングズも深い眠りへと落ちていった―。

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