【R-18】男性同士の催眠術/マインド・コントロールを描いた日本語小説です。成人向け内容です。

白バイ警官今岡征志



作:kiganseki

・1

 ある夜、その男はやって来た。ここは人気のない裏通りの診療所、
その男を一目見るなり、俺は直感的に感じる物があった。こいつはモ
ノになるに違いない、欲しい、俺のモノにしたい…。

「じゃ、最初なので軽くリラックスしてもらうところから始めたいと
思います。心が和んできたら、少しずつ気持ちの整理をしてみましょう。」
「あ、はい。分かりました。」
「では、この灯し火を見てください。よーく、炎の中心をじーっと……。」

 俺はアームに固定されているろうそくをその男の目の前に近づけた。
普通のろうそくより芯が太く、炎も大きい。男は俺に言われたとおり
に炎の中心を凝視している。ろうそくを男の顔に近づけていく。ろう
そくに含まれる香料が男の身体に入り込んでいく…。

「じゃ、大きく深呼吸して…。このろうそくが燃え尽きるまで炎を見て
いてください…。」

 ろうそくを男の顔の前で固定し、俺はゆっくり立ち上がった。そー
っと男の視界から出ていく。男は、依然として炎を眺めていた。瞳孔
が拡散し、口を半分開けている。俺は男の後ろ側に回って、ゆっくり、
優しく、男の肩に右手を置いた。続いて左手も奥。男は拒絶しない。
左手を肩から腕、腕から手の方にゆっくりとスライドさせる。肘掛け
の、男の左手の上に俺の右手をのせるが、特に変わった様子は見せな
い。次に右手を肩から胸に回し、着ているYシャツの第二・第三ボタ
ンを外しにかかる。男は拒まない。そこまで大丈夫なのを見届けると、
俺はまた椅子に戻って男とろうそく越しに向かい合った。ろうそくの
炎は今にも消えようとしている……。ろうそくが燃え尽き、炎が消え
て一筋の煙が天井に上っていった。男はようやく我に返って煙が上っ
ていくのを見届けると、俺の方を見る。

「さて、じゃあ始めるとするか。まず名前は?」
「今岡征志といいます。」
「歳は?」
「26です。」
「職業は?」
「公務員…です。」
「それじゃ分からないな、もっと具体的に。」
「…警察官です。」

 キター。年頃なのに染めてない短髪の黒髪、ガタイや姿勢の良さ、
制服系で間違いないって予想は正しかったぜ。俺は机に向かってカル
テに書き込みながら、事務的に質問を繰り返した。

「へえ警官。所属は?あ、階級も。」
「警視庁交通機動隊、巡査です。」

 普段であれば、警戒して絶対に話さないこともベラベラと喋って行
く。そう、もはや征志は、俺の前で隠し事をするなどあり得ないし、
うそを付くこともあり得ない。完全に俺の支配下にあるのだ。俺は征
志と向かい合った。

「で、今日来診したのは?」
「はい…、最近なかなか疲れがとれなくて、いい診療所があるって聞
いたもので…。」
「なるほど、疲労の蓄積と。疲れは我慢していることが増えていくと、
なかなか解消できない。やっぱ警官だと我慢することが多いのか?」
「はい……、色々と制約があります。それに個人情報に触れることも多いし…。」
「なるほど…。我慢することが多くても、それ以上の気晴らしができれば
疲れは解消する。」
「はい、でも、なかなか気晴らししても、なんかさっぱりしないことが多くて。」
「よし、少しカウンセリングをしてみよう。そもそも征志は何故警官に
なろうと考えた?」
「それは…もちろん市民の安全を守りたく…、」
「本当にそうなのか?」
「えっ!?だって、それは…。」
「俺の患者に警官が何人もいるが、話を聞いていくと、市民の安全を
守るなど偽りの気持ちで、そう言って自分をだましているに過ぎない
のがほとんどだ。」
「そんな……。」
「俺のカウンセリングを受けた誰もが、そんな気持ち警察学校で刷り
込まれただけだと気付いている。」
「……。そうなのか、じゃあ俺は……。」
「征志、目を瞑れ。」

 征志は俺の指示に従い、目を瞑った。俺は征志に近づいて並び、右
側にかがみ込む。そして左腕を征志の肩に掛け、右手は征志の股間に
手を置いた。ズボン越しにチンポをシゴキながら耳元にそっと囁く。

「征志、お前が働いているところを思い浮かべて見ろ。」
「…はい。」
「お前は自分の勤務姿に誇りを持っているか?」
「はい、俺は自分に誇りを持っています。」

 征志の右手を取り、自分の股間の上に置き、俺が征志の手を持って上
からシゴいてやる。俺が右手を離しても奴はそのままシゴいている。

「よし、目を開け。」

 征志はゆっくり目を開いた。自分で股間をシゴいている姿を確認す
ると、腕の動きが止まる。

「今のお前の姿を見て、お前は自分を誇りに思えるか?」
「……。」
「どうだ?正直に言ってみろ。」
「…誇りに思えません…。」
「…何故働いてるときの姿は誇りに思えて、今の自分は誇りに思えない?」
「……。」
「考えて見ろ、勤務中のお前にあって、今のお前にないものを…。」
「……。」
「お前の勤務姿を町中で見かければ、誰もがお前を尊敬し、信頼する
だろう。だが、お前の今の姿を見た奴は、誰もがお前を軽蔑する…。
何が足りない?何がお前を信頼させる?」
「…制服…ですか?」

・2


いい感じになってきたぜ。俺は畳み掛ける。

「何故制服だと思った?」
「…制服を着てない俺は、誰も俺を警察と思ってくれない…。」
「そんなに軽蔑されるのが嫌か?」
「嫌です!俺は、もっと尊敬される人間のはずだ…。」
「何故だ?」
「俺は、警察官だからです。市民に信頼される…、」
「市民はお前を信頼してるんじゃない、お前が着ている制服を信頼し
てるんだ。お前はそれに気付いているはずだ、だから、信頼されてい
ない自分の本当の姿でいるとお前はストレスを感じる…。」
「うっ……。」

ここでさっきとは違う、青色のろうそくに火を付けて征志の顔の前に
持ってくる。このろうそくには、肉体的な快楽を呼び起こす物質が練
り込まれている。そして股間に手を当て、滑らせるようにして刺激を
与える。

「さあ、制服を着ている姿を思い浮かべて見ろ…。交通機動隊のスカ
イブルーの制服とヘルメット…革のブーツ、グローブ…。凛々しい姿
だ。そして美しい。これを着ているときだけ、お前は自分に誇りを持
てる。お前が望む、お前でいられるんだ…。どれだけ苦労してこの制
服を手にした…?この制服を最初に着たときの自分を想像して見ろ…。
お前はこの制服を着るために警官になろうと考えた……。そして着た
とき、興奮のあまり下半身の衝動を抑えることができなかった。」

チノパンには我慢汁と思われるシミができていた。今にも絶頂を迎え
そうだ。俺は巧みに力をコントロールして果てるのを防いだ。寸止め
を喰らった征志のチンポは射精を望んで痙攣している。俺は念入りに
全体を押さえつけ、今度は灰色の別のろうそくに火を付けて征志の顔
の前に持ってくる。ろうと一緒に蒸発する気体を嗅いだ征志の身体は、
どんどん勃起が収まっていく。このろうそくは、見ているものに対し
て嫌悪感を覚えさせる効果がある。押さえる手を離した。

「今の自分を見て見ろ、何て無様な姿なんだ?お前はどこにでもいる
ただの馬鹿な人間に過ぎない。お前に期待する奴などどこにもいない
ぜ?美しい自分に憧れて我慢汁出してる醜い人間だぜ、よく見るんだ!」

最後に強い口調で言うと、征志はビクッとして我に返った。自分のチ
ンポを見るために下げた顔は、じっとりと汗が浮かんでいる。俺はろ
うそくを消すと、また席に戻った。

「さて、もう一度考えてみるんだ。なんで警官になったのか…。」
「…俺は、あの制服を着るために警察官になりました。」
「そうか。警官の制服は、格好いいか?」
「はい、格好いいし、気持ちいいです。」
「気持ちいいだと?何が気持ちいいんだ?」
「それは…、身体が、勃起して来て…。」
「お前は、制服を着てるとチンポが勃起してくるのか?」
「…はい…、恥ずかしながら…。」
「まったく、とんでもない変態警官だな。」
「ぅ…仰るとおりです…。あ、あと、俺は、制服を着ているときだけ
自分でいられる様な気がします。」
「自分でいられる?どんな自分だ?」
「その、人から尊敬されて、信頼される…、」
「待て、お前の本性は変態警官だ、それが、制服を着てると尊敬され
信頼される人間になれたと思うのか?」
「は、はい…。」
「お前にとって、制服とは、自分の本性を隠すための道具に過ぎない
ということか?」
「…はい、その通り…です。」

征志にとって、俺の言うことは、そのまま奴の意思になる。俺が思う
がままの人格に育て上げられるのだ。今もどんどんと人格が上書きさ
れていく。市民の安全を守るために警官になったという崇高な意思は、
いつの間にか制服を着るため、そして自分の制服フェチ本性を隠すだ
けの警官という変態になろうとしていた。



「お前の気持ちは分かった。俺は人の性格の善悪を言うつもりはない。
お前の疲れが解消できないのは、勤務時間以外に制服を着られないこ
とにある。」
「…そうだったのか…。」
「ストレス源を抱えている以上、疲れが取れることはない。」
「……。」
「もっと自分に素直になって生活してみろ。制服が好きなら、勤務時
間以外も制服で過ごすんだ。」
「えっ?それは…、規則で…」
「禁止されている?お前は自分の本性が認められると思ってるのか?
どのみちバレればただでは済まされない人間なんだ。俺の前でいい子
ぶるんじゃねぇっ!」
「は、はい。」
「くだらねえ規則で縛られて鬱憤が溜まって、ある時爆発して全てバ
レるのがいいか、バレないように規則を破って、誰にも気付かれない
方がいいか、よく考えて見ろ。」
「はい…、ただ、制服は本署で着替えることになっています。」
「だったら帰宅するときは私服で、帰ってからまた着替えるんだな。
予備や着替えくらいあるだろ、俺は詳しくは知らねぇが、階級章や革
帯なんかも予備がないなら、何とかして用意するんだな。家用に。」
「…分かりました。」
「できるだけ制服で過ごすんだ。その姿をデジカメや携帯で写して俺
に送れ。そして毎日制服で寸止めオナニーをして、証拠としてデジタ
ルビデオで撮影しておけ。」
「寸止めオナニー?ですか?」
「射精しないオナニーだ。射精は俺が許可したときだけ認める。」
「分かりました。」
「それと、このろうそくを持って行け。毎日、寸止めオナニーをする
ときは青いヤツを付けて、自分の姿を想像する。そしてその後、灰色の
ヤツを付けてから、私服で過ごしていた頃のことを思い出せ。毎日必
ず、どんなに疲れていてもやるんだぞ。」
「分かりました。寸止めオナニーの時は、青いろうそくを付けて、そ
の後に灰色のろうそくを付けて、前の自分を思い出すんですね?」
「そうだ。よし、じゃ、来週また来い。どれだけ治療の効果があった
か再検査してやる。」
「来週ですね?分かりました。」
「その時、お前が一番リラックスできる服装で来い。地下の駐車場か
ら人目に付かないようにここまで来れる。」
「分かりました。今日はありがとうございました。なんか胸のモヤモ
ヤが取れたような気がします。また来週よろしくお願いします。」

・3


警視庁交通機動隊巡査、今岡征志(いまおかただし)26歳は、完全
に俺の支配下に入った。ヤツの意思は俺の管理下にある。俺が言葉を
通じてヤツの行動を指示し、それがヤツの意思となる。言葉に直せれ
ば、どんな行動も、それが「考え方」や「本能」など、直接身体を動
かすことでなくても、俺の思うがままとなるのだ。俺が指示すること
以外は、今まで通りの記憶・意思に基づいて行動する。俺が命令した
ことだけヤツの意思に上書きされ、その後新たな意思と矛盾がないよ
うに、命令した範囲周辺の記憶や意思も変化していく。

あの後、定期的にデジカメや携帯電話で撮影した制服姿の写真が送ら
れてくるようになった。最初のうちは全体を撮したものがほとんどで、
それもただ突っ立っている姿から格好付けてポーズを決めている姿な
どに変わっていき、さらに数日前から座ってチンポをシゴく場面とか、
身体の一部を撮した写真に変わって行った。射精できない寸止めオナ
ニーが、ヤツの精神状態も蝕み始めているようだ。ある時、俺が制服
のズボンからチンポを出して握っている姿の写真を送れとメールを送
ると、直後に命令通りの格好で数枚の写真が送られて来た。制服姿で
いろと言う命令は実行しているようだ。

最初の催眠カウンセリングでは、まだ自分の制服姿に興奮して欲情す
る意思しか植え付けていない。他の男たちを好きになる所までは至っ
ていないのだ。ヤツが同僚の制服姿に興奮し、自らの意思で同僚と制
服プレイを想像してオナニーしたり、汗の染み込んだ制服を盗み出し
てオカズにしたりするくらいまで、徹底的にヤツを壊さなければなら
ない。…まずは欲望のために規則を破ることも厭わない不良警官にす
る所からだな。

約束の日時が近づくと、俺は地下駐車場の監視カメラを確認し始める。
もうすぐ征志が来る時間だ。程なく、一台の車が駐車場に滑り込んで
きた。スポーツワゴン、多分スバルのインプレッサだな。乗っている
のは…征志だ、間違いない。服装を確認すると、私服だった。…一瞬
頭に血が上るが、ここは我慢のしどころだ…。カメラを切り替えなが
ら確認する。インプレッサが停車すると、征志は人影がないことを運
転席から確認し、ごそごそと身体を動かし始めた。

カジュアルなワイシャツを脱ぎ、白いワイシャツを着てネクタイを締
めている。下のズボンも穿き替えているようだ。辺りを警戒しながら、
スカイブルーの上着を身につけ、その上から白いマフラーを締めている。
最後にグローブをはめると、ヘルメットを手に持ち、外に出てきた。
外で一回伸びをしてから、身体を確認して制服のバランスを整え、エ
レベータに向かって歩き出した。………、エレベータが到着した気配
がする。少しして誰かが扉をノックした。

俺は扉を開けてやり、奥に立っているヤツを頭から足まで無言のまま
しげしげと眺める。そこには、スカイブルーの制服、革のブーツ、グ
ローブ、ヘルメットに身を包んだ征志が立っていた。しっかりと白い
革帯や階級章まで着けていやがる。俺はヤツを確認すると近づき、ヤ
ツの肩に右腕を回して、左手で制服の上から股間をまさぐってやった。
征志はくすぐったそうに顔を崩し、息が荒めて、一瞬でチンポは勃起
したようだ。拒む仕草も表情もまるで見せない。

「よく来たな、待ってたぜ。今日もカウンセリングの続きをしてやる。」
「はい…。」

ヘルメット越しに耳元に囁く。征志は既に喘ぎとも思える声を出して
相づちをうち、肩にかけた俺の右腕に促されるままに従って歩き出した。
この前と同じように診察室で向かい合った。席に着くと、ヘルメットを
脱いで机に置かせる。それまで、チンポは俺に握られたままだった。

「あれからどうだ?気分は。」
「はい、おかげさまで、凄く良いです。なんか毎日が楽しくなりました。」
「それは良かった。ちゃんと俺が言ったとおりに毎日続けているか?」
「それはもちろん。あのお陰で、俺は今までにない興奮を味わうこと
ができるようになりました。逆に自分が嫌いなこともはっきりと分か
るようになりました。」
「よし、じゃあ後でビデオを確認してやろう。この前、一番リラック
スできる服装で来いと言ったが、制服姿が一番リラックスできるのか?」
「はい、あの後何度か考えましたが、考えるたびに、俺は制服なしで
は生きていけない人間だと気付かされました。制服を着てないと、どう
しても落ち着いていられなくて。」
「完全な制服中毒だな。今日はお前の服装を検査する。まず、普段制服
を着るのと全く逆の順番で制服を脱いで裸になれ。」
「分かりました。」
「ここで脱ぐんだ。こっちのビデオカメラに映るように。」

俺に言われたとおり征志は制服を脱ぎ始める。ビデオに撮っておくのは、
俺自身が細かい着方をよく分かっていないからだ。少しゆっくりしてたが、
グローブを外し、白い革帯を緩め、マフラーを外し、ボタンを外し……
徐々に装備を解いて行く。制服のズボンの下は綿でできたトランクスを
穿いていた。ネクタイを緩め、外し、ワイシャツのボタンを一番上から
下まで外して脱ぐと、下に綿でできたTシャツを着ている。無言のまま
素っ裸になっていく姿を、カメラはしっかりと記録していった。明らか
に勃起していたヤツのチンポは、装備を解除されるに従い萎んでいき、
最後には草むらの中に完全に隠れていた。

「どうした?制服がないと、お前の威勢はそんなものか?」
「…はい…、俺は、制服がないと…。」
「よし、じゃあ制服の力を最大限にお前に与えてやる。俺が言うとおり
に着替えろ…まずは…」

俺はヤツに着る順番を言っていく。征志は、俺の言葉に従って順番に
制服を身につけていった。最後にグローブをはめたとき、トランクス、
Tシャツ、ワイシャツ、ネクタイと、まだ身につけていない衣類がい
くつか残っていた。つまり、ヤツの制服の下はノーパン・ノーシャツ
で、素肌の上にスカイブルーの制服を着込んでいるのだ。いつもと違
う雰囲気に、もじもじと立っている征志を、向きを変えさせたり、2
〜3歩歩かせたり、戻したりして、制服を身体に馴染ませた。そして
こちらを向いて「休め」の姿勢を取らせる。股間を見ると何となく勃
起しているみたいだ。

「征志、どうだ?気分は?」
「はい…何だか、身体がくすぐったいような…。」
「どこら編がくすぐったい?」
「それは、その…全体的に、ただ…」
「ただ?」
「…チンポが、動くと擦れて来て、勃起してくる…。」

最後の方は消え入りそうな小さい声になっていった。俺は声を荒げる。

「聞こえねぇぞッ?何がどうしたんだって?」
「その…、チンポが、擦れて勃起して来ます。」

恥ずかしそうにしていたヤツも、意を決したのかちゃんと聞こえる声
で俺に行って来た。しかしそんな声で満足はしない。

「もっと大きな声で話せ!それでも警察学校卒業したのかよッ!?」
「チンポが勃起してきます!!」
「何でだ!?」
「動くと擦れて来るからであります!!」
「もう一度最初から言ってみろ!」
「チンポが、動くと擦れて刺激して、勃起してきます!!」
「もう一度!」
「動くとチンポが擦れて刺激され、興奮して勃起してきます!!」
「もっとはっきり!!」
………

何度か繰り返して叫ばせ、はっきりと「チンポ」「興奮」「勃起」とい
う言葉を恥ずかしげもなく言えるようにする。

「そうか…、ノーパンノーシャツで制服を着てるのに、勃起してしま
うとは、お前もつくづく淫乱警官だな。上半身はどうなってるんだ?」

俺は征志の上着のボタンを外し、マフラーを上げてはだけさせる。胸
は特に変わりはないようだ。

「ふん、胸は変わりないのか。自覚してねえんだな!お前は乳首を刺
激されても興奮するくせにさ!!」

俺の言葉は征志の意思となる。俺は上着を戻し、緩めたまま上から揉
んでやると、僅かながら変化の兆しが見えてきた。

「まあ乳首の開発はこれから自分でやるんだ。今後家で寸止めオナニ
ーをするとき、必ず乳首も刺激するんだ。後で紐付きのクリップを渡
してやる。それを乳首に止めて、紐を勢いよく引っ張るんだ。」
「分かりました。」

後ろから耳元に声を掛ける。征志は静かに受け入れ、顎を縦に動かす。
俺はそのまま後ろから、手を上半身から下半身に滑らせ、遠回りをす
るように股間に近づいていく。

「征志、動くと擦れるのって、邪魔だろう?」
「はい…、勃起して、我慢汁がたれてきて、邪魔です。」
「それは違うぞ、お前は勃起するのは嬉しくて仕方ないはずだ…、淫
乱警官なんだからな。」
「はい、間違えました、俺は勃起してくるのは嬉しいです。」
「だろ?だから征志、もっと小さめのサイズの制服を用意するんだ。
身体にしっかりフィットする、ピチピチの制服だ。それを着ればチン
ポは固定されて動くことはない。」
「たしかに…。もっと小さいサイズの制服を着ればいいんだ…。」
「そうだ、征志。もちろん上も小さいサイズだが、胸が微妙に擦れて
構わない。制服を着ててもお前の厚い胸板が分かるくらいの格好が気
持ちいいんだ。」
「分かりました。上は乳首が擦れてもいい…。」
「身体にしっかりフィットする制服を用意しても、お前は勃起させた
まま着込みたいはずだ。なぜならお前は淫乱だからだ。本当は淫乱で
あることを知られたくてしかたないんだろう?」
「…(ゴクリ)、そ、その通りです。制服の下の本性を隠しながらも、
本当は知られたくて知られたくて…。そんなことまで分かってしまう
なんて。」
「ふっ…、お前の考えてることは何でも分かるんだぜ?さて…。」

俺は右手を征志の股間に滑らせながら離れ、席に着く。

・4


「じゃあ治療の続きと行くか。お前はコスプレSMが好きな淫乱警官
だからな。今回はそのノリで行くか。真っ直ぐ前を向き、俺を上官と
思ってそのつもりで答えろ。」
「……ハッ、では、宜しくお願いいたしますっ。」
「お前はなぜ警官になりたいと思った?」
「ハッ、制服が好きで、それを着たかったからであります。」
「ふん、制服マニアってことか。他には…?」
「他に…?…特に、ありません!」
「なにぃ?ないだと?お前は市民のことは何も考えなかったのか?!」
「…特に、考えておりません!」

征志は「休め」の姿勢で、真っ直ぐ前を向いて立ち、股間を膨らませ
ながら俺の質問に答えている。その姿、その答えには、もはや市民を
守る尊敬すべき警官はない。自分の欲求を満たすためだけの変態だった。
もちろんこれで終わらせるつもりはない。俺は、カルテに書き込みな
がら、次の人格を仕込んで行った。

「市民のことを何も考えずに警官になっただと?お前は、市民を見て何
も思わないのか?」
「はい、何も思いません!」
「お前は警官だ、警官のお前が指示をすれば、市民は皆お前の命令に
従う……、スピードオーバーや駐車違反の取り締まり、不審人物への
職務質問やボディチェック、不審車の調査…、その時お前はどんな気
持ちだ?」
「…あまり気持ちの良いものではありません。」
「そこが違ってるんだ。市民を前にしたときのお前は無敵だ。絶対的な
権力者として市民どもを支配できるんだ。もともと支配欲や独占欲が
強いお前は快感で仕方ないはずだ。」
「…うっ…、それは……」
「お前は警察学校で自分の気持ちに蓋をかぶせられた。だが性格はいく
つか適当に矯正されても、数年の教育で本能は変えられるものではない。
お前は自分の本能を、警察学校で植え付けられたかりそめの性格で押
さえつけているだけだ。だから市民を前にしても気持ち良くないし、
自分の仕事が楽しくないんだ。」
「そうだったのか…。」
「もう一度気持ちを整理して見ろ。制服に身を包んだお前は、絶対的な
権力者として市民に命令し、支配できる…。そんな警官に憧れたお前は、
市民のことを何一つ考えずに警官になったのか?」
「…俺は、市民たちに命令して従わせることが好きで、警官になった…。
そうだ、そうだった…。」
「ではもう一度最初から聞く。お前は何故警官になった?」
「自分は、制服が好きで、そして権力が欲しかったからであります!」
「ほう?権力か。お前は市民に命令することが好きなのか?」
「ハッ、市民を支配できると思うと、楽しくて快感で…。」
「快感な時お前の股間はどう反応する?」
「…勃起するであります。」
「ハッハッハ。つくずく淫乱な警官だな。でも正直でいいぞ。ただな、
人を支配するのが好きなヤツは、その心の奥底では、誰かに支配された
くてしかたないものだ。他の他人には秘密でな。自分の何もかもを知ら
れている人間に、完全に屈服し、管理され、どんな命令にも従うことが
快感でたまらないんだ。…お前はどうだ?」
「…俺は…、…(ゴクリ)。自分も、他人には秘密で、誰かに支配され
たいと思っております!」
「誰に?」
「自分のことを、何もかも知っている人間…。」
「例えば?」
「…例えば、先生のような。」
「そんなに支配されたいのか?」
「はい、完全に屈服して、何もかも管理されて、どんな無茶な命令でも
されて、それが快感でたまりません!」
「そうだな、最初から言ってみろ。」
「…自分は、自分のことを何もかも知っている先生のような方に、支配
されたくてたまらないです!管理されることが快感であります!」
「そうか…、だったらお前のことを支配してやる。秘密にな。」
「ありがとうございます!」

「よし…今日の診察はこれくらいで終わりだ。それにしても征志、お
前はこれでヘルメットをかぶってサングラスを掛ければ、制服で本性を
隠した完全な淫乱警官だ。その姿で鏡の前に立って見ろ」
「俺は…、制服で本性を隠した淫乱警官……。」

征志は俺の指示通りに机のヘルメットを手に取り、かぶった。そして
サングラスをして、鏡の前に立ってポーズを何度か取らせる。時々自
分に言い聞かせるかのようにイヤらしい卑猥な言葉を鏡に向かって呟
いていた。一見普通の白バイ警官だが、股間は間違いなく膨らんでいる。
ど淫乱ではち切れそうになる身体を、一枚の制服がその内側に封印して
いるのだ。俺はビデオカメラを再びセットして、ヘルメット越しに囁く。

「征志、今日はよく自分の殻を破って素直になったな。褒美として射精
させてやる。もちろんお前が限界を超えた記念として撮影してやるぞ。」

俺が順序を詳しく説明してやると、征志は頷きながら全て理解し、俺の
指示を頭に詰め込んだ。その後、俺はビデオカメラのリモコンを持ち、
征志と一緒に撮影範囲外に出た。それから俺がヤツに見えるようにリモ
コンを操作して、ビデオを録画させる。

征志は撮影範囲の中央にある診察台と椅子に向かい黙々と歩いていく。
背もたれが少し寝かせてある椅子に腰掛けると、カメラの方を向いて
サングラスを外し、ヘルメットを脱いで診察台に乗せた。俺はリモコン
操作で望遠にして征志の顔を少しアップする。ヘルメット姿も格好いい
が、誰なのかしっかりと確認できるようにする必要があるのだ。征志は
背もたれに背を着ける。適度に寝かせてあり、上半身全体から膝までが
しっかりとアングルに入った。首を立てて股間を見て、数秒後、グロー
ブを嵌めた手でズボンの上からゆっくりとさすり出す。徐々に手の動き
は速まり、股間は勃起し、次第に我慢汁によるシミがズボンに広がって
いく。

ガチガチに勃起して大きなシミができ、恍惚とした声を上げ始めると、
程々の所で手を止め、ベルトを緩めファスナーを下ろしていく。チン
ポが勢いよく飛び出し、今度は白い革帯を緩め、上着のボタンも外すが、
胸を完全に露わにはさせない。だがビデオははっきりとノーパン・ノー
シャツの淫乱警官を撮していた。

チンポをシゴキながらグローブを我慢汁でまんべんなく濡らすと、今度
はファスナーを上げ、再びズボンの中にチンポをしまい込む。そのまま
腕と指の動きが早くなり、最後は制服のズボンの中で射精した。その後
もシゴキ続け、合計3〜4回は射精しただろう。ザーメンを搾りきると、
少しの間荒い呼吸で胸が上下に動いていたが、やがてやや前屈みの姿勢
になり、ファスナーを下げて座ったままズボンを膝の所まで脱ぐ。股間
の周辺に付いたザーメンをグローブの嵌めた指で集め、丁寧にすくって
口まで運ぶ。それが終わると、今度は屈んでズボンの中に付着したザー
メンを舌で舐め回した。この時ボタンを外した上着がはだけて胸が露わ
になる。全て終わると、制服を整えてヘルメットをかぶり、サングラス
をして撮影範囲の外に消えていった。

・5


征志の日常が変わり始めた。

勤務時間中は、規則通り制服に身を包み、模範的に職務を遂行する信頼すべき警官である。ただしその心の中は、制服や手帳・拳銃などの権力とそれらへの信用を背景に、市民に命令したり支配することが快感でたまらない支配欲の権化だった。

そして、勤務時間後になると、心の底に隠していた本性が表に出てくる。買い物などを済ませて私服での帰宅後すぐに、素っ裸になり、表に染み出てきた己の本性を再び制服の下にしまい込むのだ。

だがその姿は、勤務時間中とは微妙に違った。着替えを追っていくと違いは一目瞭然である。靴下だけの素っ裸の上に、スカイブルーのズボンや上着を直接着込んでいる。そして完全装備後の姿は、さりげなくピチッと制服に身を包み、股間は膨らみ、胸板も厚さが分かるくらいフィットしていて、そこはかとない淫乱な雰囲気を醸し出している。そしてフローリングの床の上を、真新しいブーツを穿いて歩いていた。

征志はたまらなかった。それまでの生活が馬鹿馬鹿しく思えてしかたない。これほど緊張感のある生活は、かつて体験したことがなかった。まず勤務時間外に制服を着用することは禁止されており、その規則違反がバレることの恐怖、バレないように頭を使うことの興奮など、緊張感が満ちていた。征志は一人暮らしだが、だからといって帰宅後常に全く一人でいれるわけではない。宅急便などが突発的にやってくることはたまにある。そんな時は、ヘルメットを脱ぎ、制服の上からジャージを着たりしてごまかすのだ。

そしてもう一つの緊張感は、着込んでいる制服は、一枚剥がしてみると、ノーシャツ・ノーパンの素っ裸なのだ。しかもチンポは勃起している。射精は俺によって管理され、貯めに貯めたザーメンを搾りだした後は、自分の舌で全て体内に戻す。射精後1日目は普通にしてても、2日目になると勃起が気になり始め、3日以降は、無意識のうちに始終チンポを指でさすって射精感を募らせている。こんなあられもない姿と内側の本性は、最悪制服でいることが発覚したとしても、絶対にバレてはいけない秘密事項だった。

この生活を数日続けて、それが当たり前となるくらい安定してくると、ようやく俺は次の人格形成を企み始めた。他の男への興味と、制服勤務中の不良化だ。実はどちらも下準備は済んでいた。自分の身体に惚れ込んでザーメンを飲み込むのがたまらない性格、既に見えないところでは規則を破っても何も感じない性格…、あとは少しだけ後ろから背中を押せば自分から堕ちて行く。

 ----------
今日も約束の時間が近づいてくると、モニター越しに地下の車庫を注目する。征志の車は約束の時間の10分前にやって来た。カメラを望遠してみると、今日も制服ではなくジャージを着ているようだ。車が止まり、中で着替え始めるが、ジャージを脱ぐとその下の胸が露わになる。ノーシャツで着たのだろう。素肌の上に制服の上着を着てマフラーを巻くと、すぐに外に出てきた。どうやら下半身は制服のままだったらしい。車のガラスに映る自分を見ながら、その他の装備を整えると、エレベータに向かって歩き出した。程なく診療所の扉の前に表れた征志を、前と同じように診察室まで迎えてやる。ピチッとした制服を着た征志は前よりも小柄になったような感じだが、逆に筋肉の膨らみなどが一目で分かるようになった。制服の生地が素肌に密着していてなで回すと心地良い。股間の膨らみも前よりはっきりと分かる。俺は例のろうそくに火を灯した。

「調子は良さそうだな。」
「はい、おかげさまで、前とは比べものにならないくらい調子がいいです。」
「本来の自分を取り戻していくのはどうだ?」
「すごい充実しています。警察学校であんなに刷り込まれていたなんて…。」
「奴等はそれが仕事だからな。お前たちを、意のままに動かすための、権力の犬とする。」
「他の奴らもそうなんでしょうか?」
「まず間違いなく都合のいい人格を刷り込まれているだろう。お前はそいつらを解放してやりたいのか?」
「…はい。だまされていることを、他の仲間に気付かせて、早く目を覚まさせてやりたいです。」
「…仲間か。だが、まだお前は本当の自分に完全に戻れたわけではない。今そんな素振りを見せれば、あっという間にバレて捕まってもう一度警察学校で偽りの性格を刷り込まれるだろう。」
「えっ…?そうか、バレないようにしないと…。」
「『バレないように』とか言って、実際にはバレるのがたまらねぇんだろう?ここなんかよ。」

俺は制服の上から征志の股間をさすってやる。少し落ち着いていた勃起も、俺が手を触れたところから再燃し始め、あっという間に股間がパンパンに膨れあがった。征志は恥ずかしそうにうつむき、顔を赤らめている。

「よし、素直でいいぞ。やはりまずは真のお前に戻るところからだ。」
「はい先生。今日も宜しくお願いいたします。」
「その制服、似合ってんな。」
「ありがとうございます。」
「家ではいつもそれか?」
「はい。家ではいつも、この少しきつめの制服でいます。」
「勤務中はどうだ?」
「…勤務中は、今までの制服です。」
「規則通りに着てんのか?」
「はい。」
「なぜだ?」
「なぜって…。それは、規則だし…、もしバレたときのことを考えると…。」
「バレるのが怖いか?」
「それは…はい。」
「そこで自分を偽ってんだ。お前は自分が、どんな性格か分かっているな?」
「はい、俺は、変態な制服好きです。」
「前に誰かに支配されることを望んでいるとか言ってたよな。」
「はい。俺は、誰かに支配されたくてたまらないド変態です。」
「ならなんで弱みをさらけ出さない?お前を支配するには、お前の弱みを握って、お前が逆らえないようにしなければ、お前を支配することなんかできねえんだよ。」
「それは……。」

ストレートに指示する前に、俺は別方面から攻めることにした。
「その制服、前からお前が持ってたのか?」
「いえ、後輩で少し小柄なのがいて、そいつから取り上げました。」
「そいつの前で着たことはあるのか?」
「いえ…。それはないです。」
「そいつきっと不審に思ってんな。自分から取り上げたのに、なんで一回も着てないんだ?って。」
「……。」
「次にこう考えるだろうな。今岡先輩、ひょっとすると、人に言えないことしてんじゃないか?例えば…家で制服を着てオナニー…」
「そ、そんな!」

征志は一瞬ふるえて、声を絞り出した。バーカ、どんなに目敏いやつでも、いきなり家で制服オナニーしてると思うやつなんかいるかよ。現職が。だいたい普段制服を着て勤務してるやつが、毎日の同僚の制服姿を意識して見ることなんかあるかよ。…だが今の征志は俺の言葉に間違いがあると思えるはずがない。

「さあ困ったな…。きっとそいつはお前を手に入れたいと思ってるぜ?もうすぐにでも証拠握って、お前んとこ来るぜ?今岡先輩、おれ先輩の信じられない姿を見てしまったんスよ…って。」
「あ…ああ…。」
「さあどうする?後はお前はそいつの言いなりだ…。」
「そんな…。」
「って言いながら、ここは反応してんじゃないか。」

俺は握っていた股間に力を入れる。確かに、俺が話をする間、やつの股間はズンズンと反応を見せていた。途端に征志の顔は赤らみ、徐々にうつむいていく。

「もしそれが嫌なら、自分からしっぽを出さないように気をつけるんだな。取り上げた制服、見せつけて見ろよ。そいつに。そうすりゃ、家でも着てるだなんて思わねぇよ。」
「はい…。これから、バレないように、わざとそいつの前できつめの制服姿、見せたいと思います。」
「征志〜、俺に嘘はいけねぇ。お前の股間、喜んでいることがバレバレだぜ?」
「…?!」
「さあ、俺の前で本当のことを言って見ろよ。」
「はい…。俺は、実はこの姿で勤務できることがうれしいです…。規則通りにシャツやプロテクターを身につけるのが、面倒くさくって、馬鹿らしくて……。」
「それだけか?」
「…規則違反で、恥ずかしい着方をしてるって、バレるかもしれないのが気持ちいいっス…。」

征志の心の中は、バレてはいけないという常識・バレて欲しいという本心、規則違反はいけないという常識・これが気持ちよくてたまらないという本心、良心と本心がせめぎ合っていた。どのみちバレるのであれば、気持ちよい方がいいに決まってる。俺の言葉に導かれ、征志は今、欲求を満たすためなら規則違反さえもためらわない、という人格に達していた。あとは男への興味を植え付けることだけだ…。

 ----------
それから一ヶ月。

次のステップは悩んだ。男への興味、それは、慎重に進めていく必要があった。もちろん今の征志は、全人格を俺に依存していた。「お前は男好きなのだ、女には興味がないのだ」と俺が言えば、すぐにそれを自分の意志として受け入れ、男同士のセックスに向かっていくだろう。何の障害もなく、苦労もない一本道だった。しかしそれではあまりにつまらない。せっかく手に入れた白バイ警官を、もう少し堪能したいものだ。一人手に入れれば、あとは芋蔓的に何人も手に入れることはできるだろう、しかし最初の一人は格別なのだ。

今岡征志のカルテを確認する。最初の所見では、真面目・一本気・正直な性格と書かれていた。ページをめくっていくと、制服好き・変態的欲求・自分に欲情・他者への制服欲・自らの被支配欲・欲望による規則違反無視などが並んでいる。確かに最近の征志は物怖じもせず人生を楽しんでいるように思われた。不正にまみれ、自らの不正を隠すべく権力を行使する警官の姿がそこにあった。

一介の正義感にあふれる警官を、ここまで堕とすのは楽しい。それだけに最後のステップは、自ら堕ちていくシナリオを作る必要がある。ターゲットは、やはり制服か…。

 ----------
征志がやってきたようだ。俺はドアを開けて迎え入れてやる。かつてのような、よその目を恐れ、ビクビクソワソワしながらコソコソと行動するそぶりはまるで見えない。堂々とした素振りの方が、逆に違和感がなく、普通の警官として認識されることに気付いているのだ。

「今パトロール途中なんですけど、退屈なんで寄ってみました。」
「そうか。大丈夫なのか?」
「大丈夫ッスよ。適当に町中をパトロールしたように帳簿を付けておけば、ばれることはありません。」
「よし、ではまず服装検査からだ。お前が淫乱に成長したか確認してやる。」

管理人/副管理人のみ編集できます