MMDでモデルを歩かせたいと思った時の方法。
- 配布されている「歩きモーション」をダウンロードしてモデルに読み込ませる。
- 歩行シーンがある映像を元にトレース。
- 自分の記憶と空想を元に一からモーションを作成。
トレース元になる映像を自前で用意できない場合は「歩き方 サンプル」でググるといろいろ出てくる。 → Google動画検索「歩き方 サンプル」
アニメの歩き方、走り方をトレースしたいが具体的に作品が思いつかない場合は「AMV」でググるといいかも。 → Google動画検索「AMV」
牛山雅博さんのサイトにある「Walking」を一読しておくとモーション作成の一助になるかも。→ usm 牛山雅博 3DCG WebSite | Walking
※ 「自然な歩行モーション」作成の難易度はかなり高い。できれば歩行シーンをトレースしてからとりかかるといいかも。
- 「Makehuman」とはオープンソースの人体モデリングソフト(エディットソフトと言ったほうがいいかも)。
- 公式サイトはこちら。→ Makehuman
MMDへとコンバートする方法として考えられるのはBlender経由とメタセコイア経由。
今回はメタセコイア経由で。
※ 今回使用したのはバージョン1.0 alpha 7。
1.日本語化
- 起動すると上部にタブが上と下の2層になっている。
- まず上の階層タブ「Option」をクリック、その下の階層タブ「Option」をクリック。
- 右側に「Font」「Language」のパネルが出てくるので、「日本語」をクリック。
- 一度、終了させてもう一度起動するとメニューの表示が日本語に。
2.モデリング(エディット)
- 基本的には上の階層タブ「Model(モデル)」で性別・身長・体型などを調整。
3.エクスポート
- モデルが完成したら上の階層タブ「File(ファイル)」をクリック、下の階層タブ「Export(エクスポート)」をクリック。
- 左のパネルに「Format」「Option(オプション)」が出てくる。
- 「Format」は一番上の「Wavefront obj」を選択。
- 任意のファイル名をつけ、希望の場所にエクスポート。
- ※ 1度エクスポート作業をすると何故か2回目からファイル名をつけることができなかった。ソフトを再インストールするとその現象は解消。
※ 今回使用したのはVer3.15。
- メタセコイアを起動し、エクスポートしたobjファイルをドラッグ・アンド・ドロップ。
- 出てきたウィンドウにある「「開く」として、編集中のファイルを破棄する」をクリック。
- 次に出てきたウィンドウにある「サイズ」で「自動調整」をクリックし、出てきた拡大率の値のコンマを前にずらして「OK」をクリック。
- (例 : 12.599 → 1.2599)
- 通常の編集画面になったところで左のタブ「コマンド」の「編集」の「範囲」をクリック。
- モデル全体を囲うように選択。
- 左のタブ「コマンド」の「編集」の「移動」でハンドルのY軸(緑の矢印)をクリックして足の裏がY=0になるように移動。
- PMXeditorで作業しやすいように「選択」「連続面」で対象の部分を選択、「選択部処理」「面を新規オブジェクトへ」で分離。
- 右上部パネルの目のマークをオブジェクト1つずつ表示するようにして、それぞれを任意の名称をつけてmqoファイルで保存。
※ 今回使用したのはver 0.2.1.9。
- mqoファイルを読みこませるプラグイン「MQOplugin」をDL、解凍。
- DLLを「PmxEditor」フォルダの中の「_plugin」フォルダ、その中の「User」フォルダにコピー。
- PMXeditorを起動。mqoファイルをドラッグ・アンド・ドロップ。
- 「追加選択/サイズ調整」ウィンドウがでてくるが、そのまま「OK」をクリック。
- (テクスチャが反映され、Tスタンス状態で表示される。)
- 分離したオブジェクトもドラッグ・アンド・ドロップし、「追加」をクリックしてから「OK」をクリック。
- 任意の名称をつけてpmxファイルとして出力。
ボーンをイチから作る場合と他のモデルのボーンを流用する場合がある。
- 【ボーンをイチから作る場合】
- 【他のモデルのボーンを流用する場合】
- ボーンを初音ミクVer2モデルなどから流用する場合、初音ミクVer2モデルをTスタンス化する必要がある。
- MEAさんの動画を参考にTスタンス化。
- 「【MMD】簡単・お手軽!Tスタンス化の手順」
- 材質タブですべての材質を消去。(クリック→Deleteキー)
- 剛体タブ、Jointタブも同様に。
- ボーンタブでは、髪関連、衣装関連のボーンを消去。
- ボーンのみになったモデルを別名でpmxファイルとして出力。
- PMXeditorを再起動。Makehumanからのモデルをドラッグ・アンド・ドロップ。「新規」で読み込む。
- ボーンのみのモデルをドラッグ・アンド・ドロップ。「追加」で読み込む。
- ボーンの位置を調整。
- ※ 「複数選択」(Shiftを押しながら選択)すると歪みが小さくなる。
- ある程度調整できたら、任意の名称をつけて保存。
- ボーンを初音ミクVer2モデルなどから流用する場合、初音ミクVer2モデルをTスタンス化する必要がある。