クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

さて、日記はあまり書かないので文章が可笑しくないか心配ですね。
ツアーの思い出というと……海ほたる弁当を食べてると天音さんが角を削りだしたのはビビりましたねぇ……雨宮先生には頑張ってほしいですね。本当に。
スミスさんは明るくていい人だし、いつも場を和ませてくれて、とても楽しいツアーでした。
そういえば墨ジュースは月化さんと回し飲みしてましたね。自分は友達同士だと気にしない方だから月化さんもそうだったのかな？
バスの時間がもうすぐだったので走ってたら転んで月化さんに受け止めてもらっちゃったし……あれは恥ずかしかったなぁ。
楽しかったけど、あんな事故が起こって大変でしたねぇ。揺れが酷くて思わず月化さんを庇ったけど、今にして思えばいらぬ心配でしたね。さすが月化さんです。
……事故のせいでたくさんの人が犠牲になって、痛ましいものをたくさん見て、自分の非力を呪うばかりでした。
弁当にはなんか変なもの入ってたのかお腹痛くなるし、身体が勝手に動き出すし……まぁ自分はそういうのは慣れてるんですけどね。
先に進んでたら怪物に男性が襲われてましたね。今にして思えば自分が先走ったから他の皆さんもついてきてしまったのでしょうか？一般人を危険な目に会わせるのは刑事としては如何なものかと……かなり反省です。
いざ戦いになると自分は相変わらず役に立たないし……それに比べて月化さんはすごかったですねぇ。
月化さん、全然帽子を取らないと思ったら人間じゃなかったんですね。少し驚きましたが納得しました。雰囲気があの人に似てましたから。
強い力。人を超えた力。そういうのを持った人は、やはり自然と似てきたりするのでしょうか？
自分もなんとか役に立ちたくて男性を押さえつけてる怪物を挑発してみたりしたけど、慣れないことはするものじゃないですね。雨宮さん達ほどうまい言葉が出てこなかったし、銛を撃ち込まれるし……強がっていたけどあの銛は痛かったです。
でもまぁ月化さんの傷に比べればどうということはなかったですね。あれはあまりに深い傷だったので、自分の視界まで赤くなった気がしました。
頭に血が上っていたのでしょうか？あんなに素早かった敵の攻撃はスローに見えたし、あんなに重かった敵の体が軽く感じました。生まれて初めて、自分は強いのかも……なんて思っちゃいましたね。その時だけだし、月化さんやあの人の足元にも及ばないのでしょうが。
なんとかそいつらから逃げ出したら……まぁそれはいいか。忘れてしまいましょう。男性は無事だったからとにかくそれだけで体を張った甲斐がありました。
その後はあれよあれよという間に救助されてしまって、碌にさようならも言えずに皆さんと別れてしまいましたね。それが心残りでしたが、意外と近くに住んでいたようで……3日後にあっさり再会できました。雨宮さんは見つかりませんでしたが。
色々なことを話して……月化さんは人探しを手伝ってくれるっていうし、スミスさんや天音さん、(たぶん)雨宮さんとアメリカに行こうかって話になって……スミスさんの故郷ってどんなところでしょう？天音さんはパスポートの角も削るのでしょうか？雨宮さんの診療方針は間違っているのでしょうか？どう思います月化さん？
スミスさんの自爆の後始末というか、事件のもみ消しとか天音さんが爆発の隙に作ったらしいミステリーサークルが都市伝説になったり、色々裏工作をして、何やらこの手が汚れてしまった気がしますが……何はともあれ！皆さんにまた会える日が楽しみですね！

生まれて、生きてきて初めての旅行に私はこの間出かけた
最初は両親と離れる為だけにバスツアーに参加した。と言っても過言では無いのだろう
だけどその旅行は結果的に言えばとても面白くて楽しく危険が満載の旅行だったと私はここに記入する
バスツアーでは計5人の仲間が出来たんだ、鬼の私に
スミスさんに雨宮さん、それに天音さんと北条さんと仲良くなれた、友達を作れた事の無い私でもこの関係が友達だと言える事くらい胸を張れる
一緒にお弁当を食べてお店にも行った、墨ドリンクとか言う珍妙な飲み物を飲んだがそれがまた恐ろしい程美味しくなかった
その後つい流れて墨ドリンクを北条さんに渡し、人間で言う関節キス。とやらをしてしまったのを今に気付き後悔している
あちらは気付いて居なかったが私の様な人外とそんな行為に及ぶのは吐き気がするだろう
階段では事故とは言え抱きとめてしまった、冷静を装っては居たが男性にあんな事をしてしまうとは恥ずかしいと思う
その後は大変だった
トンネルに入り事故が起こった、震度はどれくらいか分からないがとても大きかったのを今でも肌で覚えている
バスが転倒し、私は宙に放り出されそうになるが持ち前の怪力で何とか堪えた
のだが、それは私にとって大きなミスだった訳だが
宙に放り出されかけた北条さんが私を抱きしめ抑えてくれた、この時程この能力を要らないと思った事は無かった気がする
正直なんで要らないと思ったのかは今も分からないが要らないと思ったから要らないと思ったのだろう
バスから降りて辺りを確認するだけでも苦しかった、色んなモノや見たくないモノも見て嘔吐もしかけた
わけもわからないまま進み、扉を開け、道を辿り人の叫び声を耳にした
体が強張り反射的に動こうとした体を鬼の力が押さえつけ、静止させる
助けに行って何の得になるのか。この力を見てその人は驚かないのか？頭が千切れるくらい瞬間的に考え
結局答えは出ないまま
それと同時に私の視界に一人の男の子が飛び込んできてそのまま叫び声をする方向に走っていく
人参を目の前に吊り下げられた気持ちをその時初めて知り、人参、つまり北条さんを餌に私は駆け出す
叫び声の答えは複数の化物と一人の男
化物は化物と呼ばれるに相応しい姿をしていた、まるで私のように
冷静はかけなかった、心も乱れなかった、表情もいつもどおりだった
なのに
私は帽子を脱いで角をさらけ出した、冷静はかいていなかったはずなのに何かがおかしかった
理由は目の前で私よりも力が無いはずなのに一番勇敢に戦おうとしている一人の男の子のせいだろう
自分だけ戦わず呆然と唖然としているのが嫌だった
少し力を入れて地面を蹴った、そして同類を軽く吹き飛ばすはずだったのに私の言葉とは裏腹に同類は死んだ
やはりこの力は異様、この同類達から見ても私は化物なのだと思うと涙が溢れそうになった
だから気を張って相手を挑発したりわざと口調を変えてみたりしたが効果は無い
結局は自分の力の強さに怯えていただけ、そんな事を考えているから私は傷を負う
心で隠せない傷を体で負い、皆の足を引っ張った
私は力があるのに力を使うのを怯え本来の化物にすらなりきれない


そう思い歯を噛んだ、強く、折れそうになるまで、そうしたら男の子がこう言った
「よくも月化さんを！！」
驚きが隠せなかった、正直驚いていたと思う、同時に色んな感情が湧き上がりそうになる
悲しみ、怒り、驚き。それに喜び
今まではこの力を色んな人の為に使いたいと思っていたのに初めて誰かが私の為に力を使ってくれた
それが私みたいな不思議な力を持った人間や、何かに特別優れているような人じゃない
ただの男の子が
力が湧いた、今までとは違う強い力が湧いた気がした
その後の事よく覚えていない、皆と逃げたり引きずられたり吐いたり？
別れは早かった、結局皆にはこの力の事も説明も出来ないしお話も出来ないまま別れてしまった

だが私は信じてる、また皆と会える事を




後日談だが喫茶店でのんびり過ごしていると彼にあった
夢かと思ったけど夢じゃなかった、ただただ嬉しくて色んな話をして、生意気な事も言ってしまった
だけど、まだ言いたい事が沢山ある
私の気持ちとかね

後雨宮、君だけはぜってー許さないからな