最終更新:ID:U9ViJtEYDw 2016年04月06日(水) 20:51:15履歴
まずは皆様にお礼を。
KPのさばかん様、そしてPLの皆さま、ありがとうございました。
プレイ中、時間がとても短く感じられるほど楽しかったです!
ダイス目がが振るわずお役に立てたかどうか分かりませんが、無事BEST ENDにたどり着けて良かった!
笑いあり涙あり、謎解き要素もありの素敵なシナリオでした。
でも何より、卓を囲んだ皆様とわいわいできたのが良かったなあと思います。
今さらながらに、考えれば考えるほど愛生ちゃんの設定が重くて、
最後に助けることができてほんとに良かったです…!
夏木さんは愛生ちゃんを幸せにしてあげてね…!
KPのさばかん様、そしてPLの皆さま、ありがとうございました。
プレイ中、時間がとても短く感じられるほど楽しかったです!
ダイス目がが振るわずお役に立てたかどうか分かりませんが、無事BEST ENDにたどり着けて良かった!
笑いあり涙あり、謎解き要素もありの素敵なシナリオでした。
でも何より、卓を囲んだ皆様とわいわいできたのが良かったなあと思います。
今さらながらに、考えれば考えるほど愛生ちゃんの設定が重くて、
最後に助けることができてほんとに良かったです…!
夏木さんは愛生ちゃんを幸せにしてあげてね…!
天王寺白雪はパソコンに向かっていた手を止め、研究室の窓から晩秋の空を見上げた。
あの日から数か月が過ぎていた。
今ではあの真夏の日の出来事がまるで遠い夢の中のことのようだ。
あの奇妙な出来事を経験して、皆それぞれに思うところがあったのだろう。
仲間たちの中には、海外に飛び立ってしまった友人も、また放浪の旅に出てしまった友人もいたが、
白雪は相変わらずこの町で学生を続けている。
愛生が白雪たちと同じ大学を受験するというので、時おり勉強を見てあげたりしつつ。
恋人のことを嬉しそうに話す愛生を見ていると、これまでたくさんの不幸を背負ってきた彼女が
人並みの幸せを掴んでくれて本当に良かったと思うのだった。
こうして平穏な毎日を送っていると、あの奇妙でおぞましい体験すら、
どこか懐かしさを伴った思い出のように感じられる。しかし、それでいいのだ。
あんな奇妙な出来事が、一人の人間の一生にそう何度も起こるはずもないのだから。
少なくともしばらくは、この穏やかな日々を楽しむことができるだろう。
差し当たっては、目の前のこの論文を仕上げなくては。
白雪は大きく伸びをすると、再びパソコンに向かいはじめた。
あの日から数か月が過ぎていた。
今ではあの真夏の日の出来事がまるで遠い夢の中のことのようだ。
あの奇妙な出来事を経験して、皆それぞれに思うところがあったのだろう。
仲間たちの中には、海外に飛び立ってしまった友人も、また放浪の旅に出てしまった友人もいたが、
白雪は相変わらずこの町で学生を続けている。
愛生が白雪たちと同じ大学を受験するというので、時おり勉強を見てあげたりしつつ。
恋人のことを嬉しそうに話す愛生を見ていると、これまでたくさんの不幸を背負ってきた彼女が
人並みの幸せを掴んでくれて本当に良かったと思うのだった。
こうして平穏な毎日を送っていると、あの奇妙でおぞましい体験すら、
どこか懐かしさを伴った思い出のように感じられる。しかし、それでいいのだ。
あんな奇妙な出来事が、一人の人間の一生にそう何度も起こるはずもないのだから。
少なくともしばらくは、この穏やかな日々を楽しむことができるだろう。
差し当たっては、目の前のこの論文を仕上げなくては。
白雪は大きく伸びをすると、再びパソコンに向かいはじめた。
まずは…お疲れ様でした!
いやはや…とても楽しい卓でしたw 初オンセの時は全く喋れなかったので…こんなにRP出来てとてもよかった…!
夏木煩くなかったかな〜とか後々心配になりましたが…(土下座
何より探索と推理…ちゃんと出来ていたかが一番心配!でも結果、ベストエンドに行けてよかったです!
そして何故こいつは主人公の立場になってしまったのか…!w
「主人公」言われた時にこいつは天然のタラシだなって思いました。はい。
きっと無意識に口説くんだ…(RPが出来るとは言ってない
ロマンス有り余りすぎて溢れ出しましたね!wwホントおめでとうだよ!www
後日談は…そんなロマンスが溢れだしたお話?ですw
とても拙い文章ですが!!
いやはや…とても楽しい卓でしたw 初オンセの時は全く喋れなかったので…こんなにRP出来てとてもよかった…!
夏木煩くなかったかな〜とか後々心配になりましたが…(土下座
何より探索と推理…ちゃんと出来ていたかが一番心配!でも結果、ベストエンドに行けてよかったです!
そして何故こいつは主人公の立場になってしまったのか…!w
「主人公」言われた時にこいつは天然のタラシだなって思いました。はい。
きっと無意識に口説くんだ…(RPが出来るとは言ってない
ロマンス有り余りすぎて溢れ出しましたね!wwホントおめでとうだよ!www
後日談は…そんなロマンスが溢れだしたお話?ですw
とても拙い文章ですが!!
あの不思議な出来事のあと、俺と愛生は時間をとってみんなには内緒でこっそりと会った。
なんでかって、正式に告白するためだ。そんな所をみんなにみられたら、また写真をとられたりしかねないからな…。
待ち合せたのは例のサバアイスを売っていた冒涜的なアイス屋。そこから所謂デートをしてフルトゥクに入った。
愛生は楽しそうににこにこと笑っている。可愛い…じゃなくて。
俺は今言わねばと心臓が飛び出そうな程にドキドキとしていた。
「あ、のさ。」
自分でも分かるくらいに声が震えた。それに気が付いたのか、愛生は少し心配そうな表情になる。
すーはーと深く息を吸い、心臓を落ち着かせて。
「あの時、急だったからさ…俺から、ちゃんと言わせて欲しい。」
真っ直ぐ目を見て。
「…好きだ。俺の彼女になって下さい。」
最後まで言い終えホッとしたのも束の間、愛生は涙を流していた。ちょ、これは嬉し泣きなのか?!
…なんて考える余裕もなく、持っていたハンカチを渡した。
「ありがとうございます。…私も、好きです。」
そう言った愛生の表情はとても柔らかかった。ほっとする。と同時に俺も緊張が溶けて笑ってしまう。
ああ、幸せだ。今までの人生は何だったんだ…そう思えるくらい。
それからもデートをしたり、みんなで遊んだり、それを重ねる毎に愛生の表情が彩られていった。
見ているだけで愛しいと感じるくらいに。…まぁ、案の定その姿を見られてニヤニヤされたんだがな!
そんなこんなな日々が続いて…愛生は高校を卒業し、百合たちの居た大学へ進学をし、同時に俺達は同棲をし…この段階で、俺は覚悟を決めていた。
いつ言おうかとそわそわしていた俺が気になったらしく、どうしたのかと聞かれる。
何でもない…とは言えなかった。多分、そう言った所で問い詰められるだろうし。
言わなきゃいけないタイミングがいまになっただけだ、と思うことにした。
「ちょっとさ、座って待ってて?」
少し不思議そうにしながらもちゃんと待っててくれる辺り、本当に愛生は可愛い。うん。
バッグから小さな箱を出して、それを渡す。
首を傾げながらも箱を開けた愛生の表情が驚きと戸惑いが混じりあった感じになっていて、こんな表情も出来るのか、と少し面白く感じた。
「ずっと…考えてた。今までの分の幸せとか、愛情とか、どうやったら満たせるんだろうって。」
「けど、俺ってこういう性格だから、これしかないって思った。」
「…結婚しよう。」
静寂が、身を刺すように痛い。早かったか?そう思った…けど、愛生は小さく、
「宜しく、お願いします…!」
と言ってくれた。あまりの嬉しさに抱き締めてしまう。心臓がバクバク音を立てていて、もしかしたら聞こえているかもしれない。
けど、それでもよかった。この心臓の音も、今はとっても気持ちがいい!
指輪をして、それをうっとりした表情で眺める愛生の頬に、口付けをする。
…そう言えば、俺からしたのは初めてだった。驚きながらも幸せそうな笑みを浮かべる愛生を見て、俺も自然と笑顔になる。
ああ!俺の嫁がメッチャ可愛い!絶対に幸せにする!
後日、俺は指輪をしている事がバレた時に、みんなに祝福と言う名の冷やかしを受けるのであった…。
なんでかって、正式に告白するためだ。そんな所をみんなにみられたら、また写真をとられたりしかねないからな…。
待ち合せたのは例のサバアイスを売っていた冒涜的なアイス屋。そこから所謂デートをしてフルトゥクに入った。
愛生は楽しそうににこにこと笑っている。可愛い…じゃなくて。
俺は今言わねばと心臓が飛び出そうな程にドキドキとしていた。
「あ、のさ。」
自分でも分かるくらいに声が震えた。それに気が付いたのか、愛生は少し心配そうな表情になる。
すーはーと深く息を吸い、心臓を落ち着かせて。
「あの時、急だったからさ…俺から、ちゃんと言わせて欲しい。」
真っ直ぐ目を見て。
「…好きだ。俺の彼女になって下さい。」
最後まで言い終えホッとしたのも束の間、愛生は涙を流していた。ちょ、これは嬉し泣きなのか?!
…なんて考える余裕もなく、持っていたハンカチを渡した。
「ありがとうございます。…私も、好きです。」
そう言った愛生の表情はとても柔らかかった。ほっとする。と同時に俺も緊張が溶けて笑ってしまう。
ああ、幸せだ。今までの人生は何だったんだ…そう思えるくらい。
それからもデートをしたり、みんなで遊んだり、それを重ねる毎に愛生の表情が彩られていった。
見ているだけで愛しいと感じるくらいに。…まぁ、案の定その姿を見られてニヤニヤされたんだがな!
そんなこんなな日々が続いて…愛生は高校を卒業し、百合たちの居た大学へ進学をし、同時に俺達は同棲をし…この段階で、俺は覚悟を決めていた。
いつ言おうかとそわそわしていた俺が気になったらしく、どうしたのかと聞かれる。
何でもない…とは言えなかった。多分、そう言った所で問い詰められるだろうし。
言わなきゃいけないタイミングがいまになっただけだ、と思うことにした。
「ちょっとさ、座って待ってて?」
少し不思議そうにしながらもちゃんと待っててくれる辺り、本当に愛生は可愛い。うん。
バッグから小さな箱を出して、それを渡す。
首を傾げながらも箱を開けた愛生の表情が驚きと戸惑いが混じりあった感じになっていて、こんな表情も出来るのか、と少し面白く感じた。
「ずっと…考えてた。今までの分の幸せとか、愛情とか、どうやったら満たせるんだろうって。」
「けど、俺ってこういう性格だから、これしかないって思った。」
「…結婚しよう。」
静寂が、身を刺すように痛い。早かったか?そう思った…けど、愛生は小さく、
「宜しく、お願いします…!」
と言ってくれた。あまりの嬉しさに抱き締めてしまう。心臓がバクバク音を立てていて、もしかしたら聞こえているかもしれない。
けど、それでもよかった。この心臓の音も、今はとっても気持ちがいい!
指輪をして、それをうっとりした表情で眺める愛生の頬に、口付けをする。
…そう言えば、俺からしたのは初めてだった。驚きながらも幸せそうな笑みを浮かべる愛生を見て、俺も自然と笑顔になる。
ああ!俺の嫁がメッチャ可愛い!絶対に幸せにする!
後日、俺は指輪をしている事がバレた時に、みんなに祝福と言う名の冷やかしを受けるのであった…。
まずは、ベストエンディング到達おめでとうございます。
そして、長時間のセッションお疲れ様でした。
みんなとても楽しくRPができたのであれば、KPとしても嬉しい限りです。
愛生が夏木さんに惹かれた理由は、狂気がもたらしたAPPへの執着だったかもしれません。
それゆえ本来、正気を取り戻して現実に立ち向かう決心をした後は、
愛生はロマンスがありあまることもなくなるはずでした。
それでもなお、夏木さんに惹かれたままだったのは、
ひとえにそのまっすぐで裏表のない性格ゆえ、だったのでしょう。
クトゥルフでこの甘い展開はどうなのという話ですが……いいんです。
重い過去から解き放たれたときほど、ハッピーエンドがよく似合うんですから。
そして、長時間のセッションお疲れ様でした。
みんなとても楽しくRPができたのであれば、KPとしても嬉しい限りです。
愛生が夏木さんに惹かれた理由は、狂気がもたらしたAPPへの執着だったかもしれません。
それゆえ本来、正気を取り戻して現実に立ち向かう決心をした後は、
愛生はロマンスがありあまることもなくなるはずでした。
それでもなお、夏木さんに惹かれたままだったのは、
ひとえにそのまっすぐで裏表のない性格ゆえ、だったのでしょう。
クトゥルフでこの甘い展開はどうなのという話ですが……いいんです。
重い過去から解き放たれたときほど、ハッピーエンドがよく似合うんですから。
『水瀬 圭吾』役を務めさせていただきました、もっけんと申します。
TRPGはルルブだけ持っていてあまりやったことなく、CoCもオフセKPしか触ったことがない若輩者でしたが、
この度、「その愛を確かめて」にて初PLデビューでした。
最初考えていたキャラ付けが上手く自分の中でまとめられずに、最終的には『もっけん』という素でRPさせていただきました。
そのおかげで同行者様にSANチェックさせたり、RPを強要してしまいました。…語弊がありますかね(笑)
すごく楽しかったシナリオでした。EDは泣きました(笑) 文字を打とうにも指が震えるし、涙でモニター霞むしで大変でした。
陽太くんには幸せになって欲しいですね。末永く幸せに…。。
…後日談こんなかんじですかね(笑)短い気もするけども…。
PLの方には「そんな真面目だった!?」と言われそうですが(笑)
TRPGはルルブだけ持っていてあまりやったことなく、CoCもオフセKPしか触ったことがない若輩者でしたが、
この度、「その愛を確かめて」にて初PLデビューでした。
最初考えていたキャラ付けが上手く自分の中でまとめられずに、最終的には『もっけん』という素でRPさせていただきました。
そのおかげで同行者様にSANチェックさせたり、RPを強要してしまいました。…語弊がありますかね(笑)
すごく楽しかったシナリオでした。EDは泣きました(笑) 文字を打とうにも指が震えるし、涙でモニター霞むしで大変でした。
陽太くんには幸せになって欲しいですね。末永く幸せに…。。
…後日談こんなかんじですかね(笑)短い気もするけども…。
PLの方には「そんな真面目だった!?」と言われそうですが(笑)
星威岳 愛生とその妹、星威岳 唯と出会い、自らの『生』に対する執着が出てくる。
苦難な人生を歩んでいた彼女たちと裏腹に、なんの苦労もせずに生きている自分が不真面目に感じる。
その後、放浪をしながら、孤児院に数日世話になり、親のいない子供達と接し少しでも心の悲しみを失くし、幸せにすることを生業にしている。
それが彼に出来る『生を継ぐ』ということだった。
これからも彼は転々と孤児院を移り渡り、子供たちの笑顔を守るために一生懸命になるのだった…。
苦難な人生を歩んでいた彼女たちと裏腹に、なんの苦労もせずに生きている自分が不真面目に感じる。
その後、放浪をしながら、孤児院に数日世話になり、親のいない子供達と接し少しでも心の悲しみを失くし、幸せにすることを生業にしている。
それが彼に出来る『生を継ぐ』ということだった。
これからも彼は転々と孤児院を移り渡り、子供たちの笑顔を守るために一生懸命になるのだった…。
まずは、ベストエンディング到達おめでとうございます。
そして、初PLとしての長時間セッション、お疲れ様でした。
正直、水瀬さんがSANCを恐れずどんどん切り開いてくれるおかげで、
KPとしてはとても助かりました。
確かにSANCは怖いですけど、それを恐れてたら情報は出ませんからね。
こちらの設定したSANCポイントを一つ一つ的確に踏んでゆく水瀬さんは
とても恰好よかったですよ(笑)
EDは、こちらとしてもどういう反応があるのか、手探りでやっています。
PLを置いてけぼりにしたまま物語を紡いでいないかビクビクしてますが、
思い切り楽しんで、そして泣いていただけたということであれば、
私としても本当に自信になります。ありがとうございました。
そして、初PLとしての長時間セッション、お疲れ様でした。
正直、水瀬さんがSANCを恐れずどんどん切り開いてくれるおかげで、
KPとしてはとても助かりました。
確かにSANCは怖いですけど、それを恐れてたら情報は出ませんからね。
こちらの設定したSANCポイントを一つ一つ的確に踏んでゆく水瀬さんは
とても恰好よかったですよ(笑)
EDは、こちらとしてもどういう反応があるのか、手探りでやっています。
PLを置いてけぼりにしたまま物語を紡いでいないかビクビクしてますが、
思い切り楽しんで、そして泣いていただけたということであれば、
私としても本当に自信になります。ありがとうございました。
皆様お疲れ様でした!
そして、卓を開いてくださった、KPのさばかん様。ありがとうございました!
PC同士の絡み、シナリオに巧みに組み込まれた細かい設定、切ないストーリー、そしてラブロマンス!とても楽しかったです!
シリアスしつつほんわか出来て、楽しくプレイできました。SANcは全部失敗しましたけどw
それから、PC同士の絡みが思ったよりも多く、RPしていて面白かったです。
皆様のPCの個性を存分に楽しませて頂きました。
特に、夏木君と愛生さんのラブロマンスからは沢山の癒しと笑いを頂きましたw
そして、自己紹介を忘れてNPCを怒らせたり、大事な所で説得失敗したり...本当にすみません!
また卓を囲む機会があれば、その時はよろしくお願い致します!
それでは皆様、良い一日を。
そして、卓を開いてくださった、KPのさばかん様。ありがとうございました!
PC同士の絡み、シナリオに巧みに組み込まれた細かい設定、切ないストーリー、そしてラブロマンス!とても楽しかったです!
シリアスしつつほんわか出来て、楽しくプレイできました。
それから、PC同士の絡みが思ったよりも多く、RPしていて面白かったです。
皆様のPCの個性を存分に楽しませて頂きました。
特に、夏木君と愛生さんのラブロマンスからは沢山の癒しと笑いを頂きましたw
そして、自己紹介を忘れてNPCを怒らせたり、大事な所で説得失敗したり...本当にすみません!
また卓を囲む機会があれば、その時はよろしくお願い致します!
それでは皆様、良い一日を。
その夜、私は原稿に筆を走らせていた。
「夜の癖に暑過ぎるぞ...。」
エアコンが壊れたのは今日の昼。業者に頼んだが、取替えに来るのは数日後になるらしいので
断った。暑さを凌ごうと開け放った窓からは、時折生ぬるい風が流れ込んでくるだけ。
その度に風鈴がチリン、と小さく鳴いていた。
ちゃぶ台に無造作に乗っけたライトスタンドだけが、私の手元をそっと照らしている。
「はぁ...疲れた。今日はおしまい。」
私は明かりを消すと、座布団に座ったまま伸びをして仰向けに倒れ込む。床はひんやりと冷たく、
何だか心地よかった。
「あの子と出会った場所も、こんな感じだったっけ。」
そっと天井に手を伸ばしてみた。
数日後、ちゃぶ台に1冊の本が置かれていた。原稿に表紙を付けただけの粗雑な本だ。
床には海外旅行のパンフレットらしきものが散乱している。どうやら、部屋の主は留守らしい。
少女の願いが生み出した、儚い奇跡の物語。
その本が開かれるのは、喫茶店でみんなに会うときだろう。
「夜の癖に暑過ぎるぞ...。」
エアコンが壊れたのは今日の昼。業者に頼んだが、取替えに来るのは数日後になるらしいので
断った。暑さを凌ごうと開け放った窓からは、時折生ぬるい風が流れ込んでくるだけ。
その度に風鈴がチリン、と小さく鳴いていた。
ちゃぶ台に無造作に乗っけたライトスタンドだけが、私の手元をそっと照らしている。
「はぁ...疲れた。今日はおしまい。」
私は明かりを消すと、座布団に座ったまま伸びをして仰向けに倒れ込む。床はひんやりと冷たく、
何だか心地よかった。
「あの子と出会った場所も、こんな感じだったっけ。」
そっと天井に手を伸ばしてみた。
数日後、ちゃぶ台に1冊の本が置かれていた。原稿に表紙を付けただけの粗雑な本だ。
床には海外旅行のパンフレットらしきものが散乱している。どうやら、部屋の主は留守らしい。
少女の願いが生み出した、儚い奇跡の物語。
その本が開かれるのは、喫茶店でみんなに会うときだろう。
初めてちゃんとしたオンセが出来ました!KPのさばかんさんにただただ感謝です!
いやー年長者キャラとして夏木君と愛生ちゃんの事は2828しながら見守らせて頂きました。
しかし医者のわりにちゃんと医者してなかったとかって言うのは見逃してやってくだs(ry
とりあえず初めてENDをちゃんと迎える事が出来て良かったです!
またどこかでお会い出来たらなーとかはホント思います。
いやー年長者キャラとして夏木君と愛生ちゃんの事は2828しながら見守らせて頂きました。
しかし医者のわりにちゃんと医者してなかったとかって言うのは見逃してやってくだs(ry
とりあえず初めてENDをちゃんと迎える事が出来て良かったです!
またどこかでお会い出来たらなーとかはホント思います。
とある町の一角にある大きくもなく小さくもない地方病院の休憩室で
倉沢は溜息をついていた。同僚からも心配の声がかけられるが大丈夫、
と言って微笑む。溜息の正体は体調不良や恋の悩みとかではなかったからだ。
「あの二人、ちゃんと幸せになったんでしょうかねぇ。」
偶然の休みに居合わせた不可思議な出来事が夢のように思えて来るが
実際にあった出来事だ。冷たい紅茶を一口飲むと何かを思いついたかのように
立ち上がる。その顔は微笑んでいるがとても楽しそうだった。
「また、みんなで会う約束がありましたからね。」
くすりと微笑むとスケジュールを確認しながらあの出来事の時の友人たちと
いつ遊ぼうか、と考えて休みはいつにしようか、と呟く。今度こそは
年長者としてあの二人の幸せを見届けるつもりで。
倉沢は溜息をついていた。同僚からも心配の声がかけられるが大丈夫、
と言って微笑む。溜息の正体は体調不良や恋の悩みとかではなかったからだ。
「あの二人、ちゃんと幸せになったんでしょうかねぇ。」
偶然の休みに居合わせた不可思議な出来事が夢のように思えて来るが
実際にあった出来事だ。冷たい紅茶を一口飲むと何かを思いついたかのように
立ち上がる。その顔は微笑んでいるがとても楽しそうだった。
「また、みんなで会う約束がありましたからね。」
くすりと微笑むとスケジュールを確認しながらあの出来事の時の友人たちと
いつ遊ぼうか、と考えて休みはいつにしようか、と呟く。今度こそは
年長者としてあの二人の幸せを見届けるつもりで。
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