クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

貴方達は、それぞれに刻まれた呪いを解く術を手に入れたことで、
数か月もの月日を経て、硬化した皮膚は元に戻り、体の傷もすっかり治った。
あの研究所で見たもの、その真実、そして、失われたもの、失われた命。
貴方達の胸には、様々な思いが巡っていることでしょう。
あの日の事実を世に伝えるのか、行方不明となってしまったあの銅鏡を探すのか、
はたまたＳＥＲａグループそのものについて探るのか……それは、貴方がた次第です。

すっかり回復し日常生活に戻りつつあった貴方達のもとに、一通の手紙が届く。
それは、あの日一緒に生き延び、無事を確かめあったユーリからの手紙だった。
彼―瀬良正馬―が何を賭しても救いたかった最愛の妻、瀬良琴里が石化から回復した、との知らせだった。
そしてユーリは今、彼女に今回の件をどのように伝えるべきか頭を抱えているという。
「どうか、彼女と会って、彼の死を伝えてほしい」というお願いであった。
行く、行かないは貴方がたの自由であるが……きっと、あなた方は向かうでしょう。

訪れた病室には、あの日、あの研究所の写真でまたはあの部屋で見た女性―瀬良琴里―が、ベッドに腰掛けている。
貴方達をみて、傍にいたユーリがほっとしたようにほほ笑んだ。
そして、女性は穏やかにほほ笑み、貴方達を出迎えるでしょう。
「こんにちは、貴方がたがユーリさんの言っていた主人を助けて下さった方ですね」
貴方がたはそんな彼女を前にして、ひそかに頭を抱えたい心境だろう。
どのように、彼の死を伝えるか、そして……彼のしたことを、伝えるべきか。
考えあぐねていると、病室に、ひょっこりと木元桜が顔を出した。
彼女もまた無事に回復し、日常に戻っていたのだ。
「皆さんお久しぶりです。お元気そうでなにより！」
相変わらずにこにこ笑って元気な彼女を見て、貴方達は顔をほころばせ、そして瀬良琴里と向き合います。

そして、瀬良正馬が亡くなったことを、彼が最期まで琴里のことを思っていたことを、伝えるでしょう。
……琴里を思うが故に、彼が引き起こしてしまったあの日の惨劇のことは、伏せて。

瀬良琴里は、貴方達の優しさを、彼の死を、静かに受け止めます。
「ありがとう……」
静かに涙を流しながら、彼女は優しく微笑んで貴方達にその言葉を伝えます。
その一言だけで、十分なほど、彼女の思いが分かるでしょう。

俺の名前は降神 新、26歳。プロのニートだ。
数か月前、父親の勤める研究所に荷物を届けに行ったらバイオハザードに巻き込まれた。
何とか無事に生還し、これからも楽しいひきこもりライフを送ろうとしていた俺を襲った突然の悲劇。
それは、両足のすねから下を失った父親の介護と、母親からのモラハラであった。

「ちょっと新、さっさと朝ごはん食べちゃってよ。片づけられないでしょ！」
「おーい新、父さんに新聞とってくれー」
「……朝メシはいらねーっていつも言ってんだろ。親父、TV欄はリモコン操作して見ろ」寝起き
「いらないって…あんたまた夜中にコンビニで何か買って食べたわね！太るわよ！」
「おーい新、録画の設定ができないぞー」
「うるせーなー、後で食べるからラップしとけよ。親父…いい加減レコーダーの設定の直し方覚えてくれよ…」
「今日はお父さんリハビリの日だから、ちゃんと付き添いするのよ！？
　あと、ついでにクリーニングとりに行ってきて頂戴」ラップかけつつ
「おーい新、クリーニング屋さんに行くなら、父さん公園にも寄って行きたいぞー」
「分かってるよ！何度も言われなくても覚えてるって！あと、親父。公園には寄らねえぞ。
　あそこの公園にはハトじじいがいるからな」
「あんたねぇ、田中さんのことそんな呼び方しないの！田中さんは奥さんに先立たれて、お孫さんとも離れて暮らしていて
　寂しい思いをされているのよ。どうせ家にいてもパソコンでゲームしかしないんだから、少しはお相手してあげなさい！」
「嫌だね。あいつ、この前わざと俺の足元にハトの餌をばら撒きやがったんだ。
　なんでわざわざ性格のわりー、くそハトじじいの相手しなきゃなんねーんだよ」←ハトの目が死ぬほど嫌い
「……あんたってニートのひきこもりの上に本っ当に最低のクズね。母さん呆れて物も言えないわ…」溜息
「ふん！クズで悪かったな！」
「田中さんかー、会ったら久しぶりに将棋にでもお誘いするかなー」
「だから寄らねえって言ってるだろ！？」

この時、俺はまだ知らなかった。親父のケガが原因で、あのうざったい兄貴が都会での仕事を辞めて帰ってくることを…。
俺の仕事部屋(元・兄貴の部屋)の電子機器(パソコン・PS3など)が全て無断でリサイクルショップに売られることを…。
まだ、知らなかったんだ……。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　To Be Continued……？

初めてのTRPGセッション、皆様のおかげで最初から最後まで、とても楽しい3日間でした！
今回あまり、探索や戦闘で役には立てませんでしたが、今後は皆様のRPを参考に精進していきたいです！

出版社に戻ったら、上司からはこんこんと説教された。
事件の渦中にいたにも関わらず、写真はない、不正資金流用の証拠も掴みかけながら没収されたとは、なんのための出張取材だったのかと。
証拠が無くてもとりあえず記事を書かせてみたら、三流誌にも採用できない眉唾物で、冗談半分でオカルト部門への部署変更まで打診された。
逆に心配になったのか、長めの休暇を言い渡されたので、写真を撮りに動物園まで来たが、チンパンジーを見て足が止まった。
しばらくは、猿も石像も、写真におさめようという気持ちにならない。
風景写真専門にでもなればいいかな、とぼんやり考えていたら、閉園時間まであっと言う間だった。

３日間のセッションどうもありがとうございました。
公募セッション初参加が楽しくて楽しくてしょうがありませんでした。
ログを見返して自己主張が激しくて反省しきりです…。
またどこかでお会いできたら、その時はどうぞよろしくお願いします。

まだまだうまく立ち回れない自分ですが、
皆さんの足を引っ張らないよう頑張りました。

KP：ふあふあさんへ
長時間のKP、お疲れさまでした。
メンバーが5人だったのもありキーパーをするのも大変だったと思います。
最後まで、親切丁寧なキーパーさんでこちらも終始楽しませていただきました。
もう一度、KPお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

PL：アクラさんへ
オンラインセッションが初心者との事だったので、終始心配してみていました。
時々、切れのいいアドバイスと提案でメンバーを導いていてとてもよかったと思います。
セッションお疲れさまでした。

PL： 神埼さんへ
TRPG初心者との事でしたが、PCのニートの演技素晴らしかったです。
とても初心者には見えませんでした。最後までラブコメをしていて
楽しませていただきました。セッションお疲れさまでした。

PL:イカ造さんへ
クールな探偵役とてもはまってましたね。
NPCの落とし方といい、時々見えるPCのクールな仕草がとても
素敵でした。見習いたいと思います。セッションお疲れさまでした。

PL：くるみゆさんへ
メンバーの紅一点よかったですね。
探索中のNPCとの交渉も素晴らしかったです。
皆さんの意見を聞きながら柔軟に対応していた姿は
関心していました。自分もこうありたいです。
セッションお疲れさまでした。

最後に、この三日間に渡る長いセッション、皆さんのおかげで、
最後まで楽しくプレイさせていただくことができました。
何度も書きましたが、セッションお疲れさまでした〜！

木元桜
お気づきの方もいらっしゃいましたが名前はとあるカードな魔法少女から。
天真爛漫明るく元気！という性格からこの名前にしました。
が、実は彼女は本社から瀬良正馬の不正資金流用調査のために来ていた調査員でもあったのです。
あほの子と見せかけて実はできる子……でもないかもしれない、的な設定でした。
途中から口調が大幅に変わったのは、猫かぶるのやめたからです。
公式内のキャラクターを大幅改編、師匠（一方的）の卓を参考に作ったオリジナルポジションです。

ユーリ・ミカミ
本当はもっと疑い深い子のはずでしたが、とあるイケメン探偵（老け顔）の王子力にほだされました。
ファザコンで、年上（おじさま）好きが公式ですからね！（ＫＰの受け止め方の歪みっぷり）
実はこの子の方が大地雷。うっかり放牧するとＢＡＤＥＮＤでしたが、よく防いでくれました。

黒い本、サンプルの入った試験管、手に入れた資料、撮った写真などはＳＥＲａグループに没収されています。
彼らにとってあそこは隠しておかなければならないモノの保管庫だったわけです。
まあでも、持っていたら夜道に気をつけないといけませんからね。ウフフ