クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

「突然の連絡ですまない。信じてもらえないと思うが私はもう間もなく死ぬだろう。
自分で招いたことなのでそこはなるべく気にしないでほしい。
いきなりだが私はいわゆるカルト・邪教の幹部だった。
表には出せない様々なことをやってきた。
そこで私は間違いを犯した。踏み込んでは行けない領域に踏み込んだのだ。
そのせいで教団員たちが大勢死んだ。
私はケジメとして逃げず事態の解決を図っているが、間に合わない。
たぶんかの猟犬の手にかかる方が早いだろう。
だから君達に連絡したのはそういうことじゃない。
私の軽率さで儀式に参加させてしまった娘のことだ。
今は猟犬の目を多少誤魔化せる場所にいるが、他の獲物を殺せば次は娘の番だ。
全く勝手な頼みだがどうか私がことを為せなかったあとは娘を護ってほしい。
娘は今〇〇の地下、下水道にいる。かの猟犬への対処法は教団本部にある。
あの時猟犬から逃げるのに手一杯で対処法を探し出す暇がなかったんだ。
あの猟犬は禁忌を犯したものと邪魔をするものしか狙わないから君達だけなら安全なはずだ。
こんな世界に巻き込んでしまって申し訳ないと思うがもう私には他に頼れるものがない。
どうか娘を・・・」
添付画像として教団の場所が示された地図
（〇〇は場所や住所です。探索者達も知っているか調べればすぐに分かるでしょう）

ラウンジ/休憩所
観葉植物などで彩られソファやテーブルが配されている
しかしそれらはすべて打ち倒されている
相当な混乱があったのだろう
奥にはカフェのような空間がある
この空間に入った時点で嫌な匂い（死臭や錆びた鉄（血）のにおいを感じる）
ここには目ぼしいものはないが案内板でビルの内部情報を知ることができる
ただし三階については記載がない

内部はリフォームされているのか外観に比べずっと綺麗です
しかしその内装も不快な臭気で台無しになります
二階に上がれば家で感じたような視線と殺意を感じ続けるでしょう
（いまだに猟犬がここを捜索している。）

応接室
客などをもてなす空間
ここは荒れておらずテレビやソファ、絨毯などで快適に過ごすことが出来る
空域清浄機が働いているのか嫌な匂いもしない

資料室
教団が集めた資料が収められている。
チキンと整理されているが古い本のカビ臭さと死臭血の香りが混ざった匂いに襲われる。
＜図書館＞で調査することができ、ネクロノミコン（ペーパーブック版）を発見出来る。
資料室または死体がある部屋でネクロノミコンを解読しようとした場合、正気度を２失う。
この教団で応接室以外で解読しようとした場合、正気度を１失う。
KPが望むならこの部屋か幹部用の部屋でこの教団の崇拝対象が明らかになるでしょう。
またＫＰが魔道書の拡散・取得を望まない場合、たんに呪文が書かれたノートやメモに変更してしまいましょう。
これは解読の手間を省き、セッション時間の短縮にもつながります。

ネクロノミコンを解読すれば猟犬という存在についてもわずかに知ることができる
「猟犬」
猟犬と言う記述は時の天魔とも呼ばれる時空の監視者として現れる
人が未来や過去を覗き見たりあるいは干渉しようというときに
その猟犬は時を侵すものに食らいつくために現れるという
猟犬は普通のいかなる攻撃をも受け付けず、獲物を執拗に追い回す
祝福されし武器のみ撃退を可能とする
猟犬に力が示されしときこそ、その執拗なる追跡は終わりを告げるだろう

その他
仮眠室やトイレ、シャワールームなどがあるが目ぼしい情報は（ＫＰが定めない限り）ないので軽く流して構わない。
猟犬に追い詰められ死んだ犠牲者の遺体などはあるだろう。

儀式場
教団が儀式に使っていた場所、惨劇の現場。
そこは教団員たちにティンダロスの群れが襲いかかった場所である。
本来は会議場のようなものだったが改装されて宗教的なものへと変貌している。
昨晩、ここで未来視あるいは過去視の儀式が行われており、
そこで集団でティンダロスの猟犬に見つかってしまった。
苦悶の表情を浮かべる遺体がそこかしこにあり惨劇の悲惨さを物語る。
長谷は教団の幹部に娘をしようとしており慣れのためにこの儀式にこっそり連れてきた。
悲惨な現場を目撃した者は正気度を１/１ｄ４+１失う。
この現場に＜目星＞を行なえば教主が所持していた儀式用の魔力が付与されたナイフを発見する。（探索者の技能を鑑みて錫杖などにしてもいい）
恐怖の演出として儀式の続きが突然映し出され時の彼方にいる猟犬と目があってしまうのも面白いかもしれません

儀式用のナイフ（基礎ナイフもしくはこぶし　ダメージ１ｄ６+１+ｄｂ　耐久１０
貫通あり　受け流し可能　ルルブ２８５＜ナイフに魔力を付与する＞適用）
備考・プッシュダガーベース。耐久が０になった場合魔力は失われる。
マーシャルアーツが適用されるかはＫＰ裁量ですが武道立ち技は説明を見るに適用されないでしょう。


幹部用の部屋
この部屋は教団の幹部や教主が使っていた部屋で一般の資料室にはおけないものが金庫に置いてあったり、彼らが相談したり身を休める場所だ。
応接室のように豪華な内装で　ゆったりと座れる一人用のソファが何脚かある
左奥には金庫、右の壁には戸棚、左手前には給湯室、中央には死体が二体ある（これは幹部である）
堅牢な金庫は施錠されており＜鍵開け＞でのみ開けることが出来る。
（鍵はどこにもないが慈悲深いＫＰは長谷の遺体とともにあることにするかもしれない）
中にはただのガラクタに混ざりＫＰの定める猟犬への対抗にとても役立つ物が入っている。
（例えば魔力が付与されていることに加え威力が１ｄ６高まっている刀剣など）
戸棚を調査すれば儀礼用の剣など探索者に相応しい３種類の武器が見つかる。
ただし火器は拳銃のみで、爆発物・毒物・麻薬・電線などはない。
簡素化のためおいていないが手記や日記などでフレーバー情報を増やすことがシナリオの盛り上がりを助けるかもしれない

ＳＴＲ１６　ＣＯＮ３２　ＳＩＺ１８
ＩＮＴ１８　ＰＯＷ２３　ＤＥＸ１２
移動　６／飛行　４０　　耐久力２５
ダメージボーナス：＋１Ｄ６
武器：前足 ９０％ ダメージ　１Ｄ６＋１Ｄ６＋膿汁（ＰＯＴ２ｄ６）
舌　　９０％　ダメージ　１Ｄ３ＰＯＷを吸収
装甲：２ポイントの皮膚。死なないかぎり１ラウンドに耐久力４ポイントずつ再生。
普通の武器ではダメージを受けない。
魔力の付与された武器や呪文は通常通りダメージを受ける。
呪文：なし（ＫＰ裁量でルルブ通りに１ｄ８種類の所持）
正気度喪失：１ｄ３/１ｄ２０
ティンダロスの猟犬の攻撃手段は１Ｄ６のロ−ルで決定します。
　１〜４→前足での攻撃
　５〜６→舌での攻撃
またティンダロスの猟犬は知性ある生物なので瀕死になれば退却します
膿はすぐ近くに水がありただちに洗い流せるので細かい部分は採用せず
通常の毒のように扱っていいでしょう

今回の黒幕というか巻き込まれた神話生物というか
物語開始時点でほとんどの教団員を殺し終えており、群れの大半は元の時空へ戻っている
おもに長谷親子を狙っていた猟犬は付近の他の獲物を殺しつつ、場所を絞り込んでいた