最終更新:ID:b0iVkGGIhg 2017年01月13日(金) 18:20:38履歴
PCより
PLより
あの事件から一ヶ月が立つ。僕は入院する病院から出てきた。
事件の後、病院に直行して深見先輩達と親子の再会を先輩たちに任せて
僕は腹部の大けがをしていたため、手術に入った。もっとも外傷だけなので
大したことは無いのだが…。手術が終わって目が覚めた時、
連絡を受けたであろう母親が気づき
「…やめてよ。夫の次に息子まで…なんて…母さんを困らせないでよ。」
と怒られた。それ以上に母を泣かせたことに、ごめんなさい…と返すと
無言で抱きしめられた。そのぬくもりによって、ようやく日常に帰ってこれたのか
と安心し、僕も泣き始めてしまった。
朝霧 透
入院中に朝霧先輩がお見舞いに来た。皆でお見舞い来るのかな?と思っていたが
「そういう騒がしいのは奏人ちゃんが元気になってからね」と気を聞かせてくれたらしい。
実際、体を起こそうとして腹部が痛みを感じて倒れ込んでしまったため、
そんなことない…と虚勢を張るのは難しかったから有り難い。
深見先輩達のことやその母親の事、学校のことなどいろいろなことを聞きながら、
世間話をして面会時間は終わった。
後輩なのに色々と教えてもらって、ご迷惑をかけてるな…と困っていると
「アタシははっちゃけるくらいが好きだわ。けど、それができるのはみんなが居るからよ。
勿論、奏人ちゃんもね。」
とウィンクをして去って行った。敵わないなぁ…と思いながら、手を振って見送った。
悠木 羊子
入院生活は思ったよりも暇であった。父の友人が見舞いに来てそのことを相談すると
今回の事を小説にしてみたらどうだ?とアドバイスと
「曾洲島の双子」という小説を置いていった。
よく分からないなりに書き始めたものの行き詰ったため、
読書が趣味の悠木先輩に尋ねてみた。
聞いたところ羊の可愛さを伝えるのが小説だと教わった。
……いや、どういうこと?と思ったが、
大事なのは何を伝えるべきなのか?ということか、と納得できた。
執筆活動が捗りそうな気がした。
阿真原 未茄都
入院中に阿真原先輩はよくお見舞いに来てくれた。フルーツをお見舞いに持ってきてくれる。
リンゴが好きだとそれっぽいことを言うと、リンゴを買ってきてくれたりした。
心配してくれるのかな…?と思って、とびきりの笑顔を返すと、
顔を真っ赤にしてそっぽを向くことが多い。
…どういうことなのだろうか?僕の笑顔はそんなに怖いのかな?
あの魚人?に向けた時は顔を引きつってたので…否定できない、
ショボン…
ただ…どうしても言っておきたかったため、
僕は、突然いなくなったりしませんから、心配しないでください
と言うと、知ってると頭を撫でられた。その手は温かかった。
先輩の顔は見えなかったが…喜んでくれたのなら幸いだ。
井上 義人
彼がたまに暇つぶしとして新作の小説とかを持ってきてくれる。
良い人だー。と思いつつ、気になることを尋ねた
「あの…、複製人間って映画と今回の事件が…」
と尋ねると「さぁ〜?俺は知らないぞ。」
笑顔で即答された。その笑顔はまるで全てを見透かした悪魔のようで
少しだけ不気味さを帯びていた気がした…
深見 瀬菜
入院生活を終えるちょっと前に、深見瀬菜さん達と母親がお見舞いに来てくれた。
お守りは二つあり、とても仲がよさそうに見えた。
ちょっと格好つけて「それほどでもー」と言いつつも、
また、学校で会おうね、と返す。私は彼女を見つけたのだ。
学校でまた会える。その“また”を噛みしめながらさよならをした
青島 一樹(父)
退院後、家に戻る前に僕は亡くなった父の墓標に来ている。墓石の中には遺骨はない。
父は行方不明のままなのだから。母さんも僕も父を見つけられないだろう。
彼とは一度だけ話したことが有る。電話越しに
「母さんのことを頼むぞ」と。どこかに向かうように。
僕は父に一度だけ助けられたことが有る。
その命を…僕は無駄にはしない。
不格好ながらも今回描いた小説を墓に備えて、
僕はその場を後にした。
事件の後、病院に直行して深見先輩達と親子の再会を先輩たちに任せて
僕は腹部の大けがをしていたため、手術に入った。もっとも外傷だけなので
大したことは無いのだが…。手術が終わって目が覚めた時、
連絡を受けたであろう母親が気づき
「…やめてよ。夫の次に息子まで…なんて…母さんを困らせないでよ。」
と怒られた。それ以上に母を泣かせたことに、ごめんなさい…と返すと
無言で抱きしめられた。そのぬくもりによって、ようやく日常に帰ってこれたのか
と安心し、僕も泣き始めてしまった。
朝霧 透
入院中に朝霧先輩がお見舞いに来た。皆でお見舞い来るのかな?と思っていたが
「そういう騒がしいのは奏人ちゃんが元気になってからね」と気を聞かせてくれたらしい。
実際、体を起こそうとして腹部が痛みを感じて倒れ込んでしまったため、
そんなことない…と虚勢を張るのは難しかったから有り難い。
深見先輩達のことやその母親の事、学校のことなどいろいろなことを聞きながら、
世間話をして面会時間は終わった。
後輩なのに色々と教えてもらって、ご迷惑をかけてるな…と困っていると
「アタシははっちゃけるくらいが好きだわ。けど、それができるのはみんなが居るからよ。
勿論、奏人ちゃんもね。」
とウィンクをして去って行った。敵わないなぁ…と思いながら、手を振って見送った。
悠木 羊子
入院生活は思ったよりも暇であった。父の友人が見舞いに来てそのことを相談すると
今回の事を小説にしてみたらどうだ?とアドバイスと
「曾洲島の双子」という小説を置いていった。
よく分からないなりに書き始めたものの行き詰ったため、
読書が趣味の悠木先輩に尋ねてみた。
聞いたところ羊の可愛さを伝えるのが小説だと教わった。
……いや、どういうこと?と思ったが、
大事なのは何を伝えるべきなのか?ということか、と納得できた。
執筆活動が捗りそうな気がした。
阿真原 未茄都
入院中に阿真原先輩はよくお見舞いに来てくれた。フルーツをお見舞いに持ってきてくれる。
リンゴが好きだとそれっぽいことを言うと、リンゴを買ってきてくれたりした。
心配してくれるのかな…?と思って、とびきりの笑顔を返すと、
顔を真っ赤にしてそっぽを向くことが多い。
…どういうことなのだろうか?僕の笑顔はそんなに怖いのかな?
あの魚人?に向けた時は顔を引きつってたので…否定できない、
ショボン…
ただ…どうしても言っておきたかったため、
僕は、突然いなくなったりしませんから、心配しないでください
と言うと、知ってると頭を撫でられた。その手は温かかった。
先輩の顔は見えなかったが…喜んでくれたのなら幸いだ。
井上 義人
彼がたまに暇つぶしとして新作の小説とかを持ってきてくれる。
良い人だー。と思いつつ、気になることを尋ねた
「あの…、複製人間って映画と今回の事件が…」
と尋ねると「さぁ〜?俺は知らないぞ。」
笑顔で即答された。その笑顔はまるで全てを見透かした悪魔のようで
少しだけ不気味さを帯びていた気がした…
深見 瀬菜
入院生活を終えるちょっと前に、深見瀬菜さん達と母親がお見舞いに来てくれた。
お守りは二つあり、とても仲がよさそうに見えた。
ちょっと格好つけて「それほどでもー」と言いつつも、
また、学校で会おうね、と返す。私は彼女を見つけたのだ。
学校でまた会える。その“また”を噛みしめながらさよならをした
青島 一樹(父)
退院後、家に戻る前に僕は亡くなった父の墓標に来ている。墓石の中には遺骨はない。
父は行方不明のままなのだから。母さんも僕も父を見つけられないだろう。
彼とは一度だけ話したことが有る。電話越しに
「母さんのことを頼むぞ」と。どこかに向かうように。
僕は父に一度だけ助けられたことが有る。
その命を…僕は無駄にはしない。
不格好ながらも今回描いた小説を墓に備えて、
僕はその場を後にした。
入院生活が終わって、僕はとある部室に来ていた。
入院中に執筆した小説を今回の事件報告として師匠に報告するためだ。
途中で撮影したアレやこれや魚人やらの映像を見ると師匠はちょっと涙目になっていた。
「こ、こんなの早く消すべきだわ!」と忠告された。
可愛い…と思っていると、頭を叩かれた。…心を読まれた?
「小説に関しては…駄作ね。ノンフィクションにこだわり過ぎて怖さを引き出せてないわ」
辛口評価だが、棚にしまわれた辺り、捨てるほどではないと
評価されたのかもしれない…と思ったり思わなかったり…。
「そして、最後だけど。。。交霊術はしてないわよ」
どうでもいいことを考えていると、見透かされたように、告げられる。
どうやら、本当の目的を言う前にすでに調べられていたらしい。
「父に…会いたいんです。もしかしたら…まだ、生きてるかも」
「死者には会えないわ。貴方の父親の遺作を読んだ。
その文面からは死期を悟った語り口調に見えたもの」
「…………」
「話し相手にはなってあげるから、また来なさい。
小説の書き方位なら教えてあげるわ。」
「ありがとうございます。」
「最後に…貴方、女難の相が出てるわよ。」
部屋を出る。オカルトなら…もしかしたら父と会える気がした。
だが、死者には会えない…と気づかされた。静かに涙を流しつつ、前を向く。
今回の事件で、小説で書きたかったことは家族愛についてだ。
深見先輩達は本当の意味で家族になれたはずと信じたい。
そして、これからも仲よくしていったら嬉しいな、と私は思う。
携帯を見ると「今夜はカレー」とメールが来ていた。
この日常があることが有りがたい。家族があることが有りがたい
そんなことを噛みしめながら、僕はこの部室を後にした
入院中に執筆した小説を今回の事件報告として師匠に報告するためだ。
途中で撮影したアレやこれや魚人やらの映像を見ると師匠はちょっと涙目になっていた。
「こ、こんなの早く消すべきだわ!」と忠告された。
可愛い…と思っていると、頭を叩かれた。…心を読まれた?
「小説に関しては…駄作ね。ノンフィクションにこだわり過ぎて怖さを引き出せてないわ」
辛口評価だが、棚にしまわれた辺り、捨てるほどではないと
評価されたのかもしれない…と思ったり思わなかったり…。
「そして、最後だけど。。。交霊術はしてないわよ」
どうでもいいことを考えていると、見透かされたように、告げられる。
どうやら、本当の目的を言う前にすでに調べられていたらしい。
「父に…会いたいんです。もしかしたら…まだ、生きてるかも」
「死者には会えないわ。貴方の父親の遺作を読んだ。
その文面からは死期を悟った語り口調に見えたもの」
「…………」
「話し相手にはなってあげるから、また来なさい。
小説の書き方位なら教えてあげるわ。」
「ありがとうございます。」
「最後に…貴方、女難の相が出てるわよ。」
部屋を出る。オカルトなら…もしかしたら父と会える気がした。
だが、死者には会えない…と気づかされた。静かに涙を流しつつ、前を向く。
今回の事件で、小説で書きたかったことは家族愛についてだ。
深見先輩達は本当の意味で家族になれたはずと信じたい。
そして、これからも仲よくしていったら嬉しいな、と私は思う。
携帯を見ると「今夜はカレー」とメールが来ていた。
この日常があることが有りがたい。家族があることが有りがたい
そんなことを噛みしめながら、僕はこの部室を後にした
セッションお疲れ様でした。今回のシナリオ、一人一人個性が強くも絡み合って
面白く会話ができ、とても楽しむことが出来ました。ありがとうございます。
KPぱらふぃん様、カルバノ様、どうせつ様、カモメ汁様。
楽しい時間をありがとうございました。
KPぱらふぃん様
録音や説得などから芸術笑顔やファンクラブなど、提案を拾っていただき感謝します。
とても自由にキャラクターを動かすことができ、PCPLともども感謝の極みです。
おかげで芸術笑顔が26%……
これからもちょっとした会話程度に笑顔を振りまいていきたいと思います。…だが男だ。
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
カルバノ様
オネェの存在感が強い…個性的だが頼りになるお姉さん?でした。
PL的にもオネエ系PCは挑戦してみたいので、とても参考になりました。
俺…今度作るキャラはおねぇにするんだ…。男の娘?知らない子ですね。
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
どうせつ様
純粋な女性PCを見た気がする…。絡んでいてほんわかしました。
羊もふもふした……オホン。女性PCを演じているとどうにも病んでれに行く傾向のある
PLにとっては、今後の女性PCの考えを見つめ直すいい機会ともなりました。
何より楽しかったです!
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
勿論…KPとしても絡んだ時はよろしくお願いします(にっこり)
カモメ汁
お前のような初心者がいるか!(褒め言葉)
頼りになるお兄さんでした。ラスト辺りの説得とか任せたりフォローしたりと
PCPLともにお世話になりました。この恩は芸術笑顔でお返しします…冗談です。
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
勿論…KPとしても絡んだ時はよろしくお願いします
最後に、このセッションとても楽しませていただきました。
KPぱらふぃん様、カルバノ様、どうせつ様、カモメ汁様
改めて、ありがとうございました。
面白く会話ができ、とても楽しむことが出来ました。ありがとうございます。
KPぱらふぃん様、カルバノ様、どうせつ様、カモメ汁様。
楽しい時間をありがとうございました。
KPぱらふぃん様
録音や説得などから芸術笑顔やファンクラブなど、提案を拾っていただき感謝します。
とても自由にキャラクターを動かすことができ、PCPLともども感謝の極みです。
おかげで芸術笑顔が26%……
これからもちょっとした会話程度に笑顔を振りまいていきたいと思います。…だが男だ。
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
カルバノ様
オネェの存在感が強い…個性的だが頼りになるお姉さん?でした。
PL的にもオネエ系PCは挑戦してみたいので、とても参考になりました。
俺…今度作るキャラはおねぇにするんだ…。男の娘?知らない子ですね。
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
どうせつ様
純粋な女性PCを見た気がする…。絡んでいてほんわかしました。
羊もふもふした……オホン。女性PCを演じているとどうにも病んでれに行く傾向のある
PLにとっては、今後の女性PCの考えを見つめ直すいい機会ともなりました。
何より楽しかったです!
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
勿論…KPとしても絡んだ時はよろしくお願いします(にっこり)
カモメ汁
お前のような初心者がいるか!(褒め言葉)
頼りになるお兄さんでした。ラスト辺りの説得とか任せたりフォローしたりと
PCPLともにお世話になりました。この恩は芸術笑顔でお返しします…冗談です。
ありがとうございました。次に卓を共にする機会があればよろしくお願いします。
勿論…KPとしても絡んだ時はよろしくお願いします
最後に、このセッションとても楽しませていただきました。
KPぱらふぃん様、カルバノ様、どうせつ様、カモメ汁様
改めて、ありがとうございました。
PCより
PLより
あの事件から一か月が立ち、俺や皆も元の日常に戻れた。
奏人も無事退院出来たようで、何よりも深見の姉妹とお母さんを会わせる道のりが一番長かった気がするな
でも…こう達成感というか…言葉に表現出来ないけど…グッとくるものがあるな
皆、深見の姉妹とお母さんの再会を祝っていたけど俺はその場を後にした…耐えられないからね、色々と
両親が行方不明になった後、俺たち家族は‥‥言葉がいらない程荒れてしまったからね、もう二度とあの頃には戻りたくない
でも次男の千年世兄さんはそんな俺たちを一つにまとめてくれて何とかなったけど、…やっぱり見ていると心が痛くなるんだよ
俺たちも深見のお母さんみたいに両親が消えず隣でいてくれたらあんな感じになったのかな…
そして何よりも‥‥
「お帰り、今日もお疲れ様よ!は〜い特製カレー大盛りー特に未茄都は大学の受験そろそろ準備しないとね!お姉ちゃん応援するよ」
…こうしていつも励ましてくれる長女の静葉(しずは)お姉ちゃんや皆がいる
そう、”誇り高き友達や家族がいれば…どんな苦難さえ乗り越えられる…絆や思いは決して裏切らない”と
「…”ただいま、お姉ちゃん”」
ーーーーーーーありがとう…洋子、透、義人、奏人そして瀬菜
ーーーーーーー大丈夫、いつまでもずっと一緒だから‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そういえば…洋子はあの親子を再会させた後から部活動のせいで忙しくなって会えなくなったな…
洋子と瀬菜を除いて3人とは会ったのだが
朝霧 透
お見舞いに行く途中透に会ったのだが「皆で行くのは良いけど奏人ちゃんに気を使わせてしまっては…ねぇ?」
と言われたけど俺も引き下がるつもりはなかったせいで揉めてしまった
結局の所、俺は奏人の病室に行く事を言い続けた結果…透が一歩下ってくれた。
でも「あんまり奏人ちゃんに気を使わせないでね、病人だから」と真顔で言われた。
勿論そのつもりはない、大丈夫だと言ったら後は任せると言って去ってくれた
そして改めて射撃部に入ったから暫く会えないと伝えたら
”大丈夫だわ、どんなに離れていようが私たちは絆で結ばれているわ”と言われた
‥‥本当にありがとう、透にはいつもやられっぱなしだ
大丈夫…友達に気を使わせるなど…そんな無粋な真似するか
ーーーーーーーーーかけがえのない友達だからね
悠木 羊子
あの事件以来俺も心を改めて射撃部に入ったせいで洋子には会えなかったな…
風の便りだと奏人の父の友達が奏人に「曾洲島の双子」という小説を渡したみたいで
それを洋子に聞いてみたら”羊の可愛さを伝えるのが小説”と言われたみたいだ
‥‥相変わらずの不思議ちゃんっぷりだ、
そしてその後”大事なのは何を伝えるべきなのか?”と言ったらしく…奏人の執筆活動に良い影響を与えたようでこちらとしては嬉しい限りだ。
洋子にはいつも感謝するばかりだ、いつも隣でニコニコと笑ってくれたり…不思議っぷりで場を和ませてくれたり
その行動一つ一つに感謝している、俺には出来ないから
ーーーーーーーーーありがとう…洋子
青島 奏人
射撃部の部活が終わると俺は直ぐ様、奏人が入院している病院に駆けつける。
部活が終わる時間が面会の時間ギリギリだから遅く到着してしまうと話す時間がなくなってしまうからだ
そしていつもの如く息を切らして到着すると”走って来なくてもいいのに”と笑われる
でも…それでいいんだ、奏人が笑ってくれたらそれでいい…
たまにリンゴが好きだとそれっぽいことを言って俺が買って戻るととびっきりの笑顔で迎えてくれる
勿論俺は顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまう…恥ずかしい事もあるけど
奏人の笑顔を見ていると‥‥あの時の記憶が頭によぎってしまう
…決して嫌いじゃない、だけど…あの笑顔には耐えられないんだ
‥‥辛い記憶を思い出してしまうから
そしてある日…いつものとびっきりの笑顔を向けられそっぽを向いた時に
「僕は突然いなくなったりしませんから心配しないでください」と言われた。
‥‥正直驚いた。
何て反応したらいいだろう…どんな顔して向ければいいだろう…と考えるけど
俺は「知っている」と言いながら奏人の頭を撫でた
これで少しでも…奏人にとって癒しになる事を祈りながら
「ありがとう、‥‥ありがとう奏人」
きっと…俺の目からは涙が出た、でも俺はそんな様子をバレないようにしようと思う。
ーーーーーーーーーかけがえのない友達に弱い姿なんて見せたくないからね
井上 義人
前に義人と交わした約束がまだ果たされてない事を思い出して
義人と皆を連れて銀座にいる有名な肉食べ放題の店に行った
”先輩、これ全部食べていいすっか!”と満面の笑みで言われて勿論と答えた。
そういや奏人が義人にあの事件と俺たちが見たあの映画の関連性を聞いたら
即答で知らないと答えられたみたいなんだよな…
でも…これでいいや、義人も義人で事情があるだろう
ーーーーーーーーーうん、きっと気のせいだ
深見 瀬菜
射撃部に入った後から瀬菜達と会える時間が殆どいなくなってしまい風の便りでしか話を聞けなくなった。
勿論俺から会いに行こうとすれば会えるが、‥‥わざど避けている
瀬菜の笑顔は奏人の笑顔を遥かに上回る程の破壊力がある
そう…実感させられるんだ、”俺は幸せに生きてはならない人間”だと
だから瀬菜にはすまないけどそうするしかない。
瀬菜みたいに光の世界で生きている人とはやはり距離を置くべきだ。
ーーーーーーーーーそう…闇の世界の住民である俺だから
奏人も無事退院出来たようで、何よりも深見の姉妹とお母さんを会わせる道のりが一番長かった気がするな
でも…こう達成感というか…言葉に表現出来ないけど…グッとくるものがあるな
皆、深見の姉妹とお母さんの再会を祝っていたけど俺はその場を後にした…耐えられないからね、色々と
両親が行方不明になった後、俺たち家族は‥‥言葉がいらない程荒れてしまったからね、もう二度とあの頃には戻りたくない
でも次男の千年世兄さんはそんな俺たちを一つにまとめてくれて何とかなったけど、…やっぱり見ていると心が痛くなるんだよ
俺たちも深見のお母さんみたいに両親が消えず隣でいてくれたらあんな感じになったのかな…
そして何よりも‥‥
「お帰り、今日もお疲れ様よ!は〜い特製カレー大盛りー特に未茄都は大学の受験そろそろ準備しないとね!お姉ちゃん応援するよ」
…こうしていつも励ましてくれる長女の静葉(しずは)お姉ちゃんや皆がいる
そう、”誇り高き友達や家族がいれば…どんな苦難さえ乗り越えられる…絆や思いは決して裏切らない”と
「…”ただいま、お姉ちゃん”」
ーーーーーーーありがとう…洋子、透、義人、奏人そして瀬菜
ーーーーーーー大丈夫、いつまでもずっと一緒だから‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そういえば…洋子はあの親子を再会させた後から部活動のせいで忙しくなって会えなくなったな…
洋子と瀬菜を除いて3人とは会ったのだが
朝霧 透
お見舞いに行く途中透に会ったのだが「皆で行くのは良いけど奏人ちゃんに気を使わせてしまっては…ねぇ?」
と言われたけど俺も引き下がるつもりはなかったせいで揉めてしまった
結局の所、俺は奏人の病室に行く事を言い続けた結果…透が一歩下ってくれた。
でも「あんまり奏人ちゃんに気を使わせないでね、病人だから」と真顔で言われた。
勿論そのつもりはない、大丈夫だと言ったら後は任せると言って去ってくれた
そして改めて射撃部に入ったから暫く会えないと伝えたら
”大丈夫だわ、どんなに離れていようが私たちは絆で結ばれているわ”と言われた
‥‥本当にありがとう、透にはいつもやられっぱなしだ
大丈夫…友達に気を使わせるなど…そんな無粋な真似するか
ーーーーーーーーーかけがえのない友達だからね
悠木 羊子
あの事件以来俺も心を改めて射撃部に入ったせいで洋子には会えなかったな…
風の便りだと奏人の父の友達が奏人に「曾洲島の双子」という小説を渡したみたいで
それを洋子に聞いてみたら”羊の可愛さを伝えるのが小説”と言われたみたいだ
‥‥相変わらずの不思議ちゃんっぷりだ、
そしてその後”大事なのは何を伝えるべきなのか?”と言ったらしく…奏人の執筆活動に良い影響を与えたようでこちらとしては嬉しい限りだ。
洋子にはいつも感謝するばかりだ、いつも隣でニコニコと笑ってくれたり…不思議っぷりで場を和ませてくれたり
その行動一つ一つに感謝している、俺には出来ないから
ーーーーーーーーーありがとう…洋子
青島 奏人
射撃部の部活が終わると俺は直ぐ様、奏人が入院している病院に駆けつける。
部活が終わる時間が面会の時間ギリギリだから遅く到着してしまうと話す時間がなくなってしまうからだ
そしていつもの如く息を切らして到着すると”走って来なくてもいいのに”と笑われる
でも…それでいいんだ、奏人が笑ってくれたらそれでいい…
たまにリンゴが好きだとそれっぽいことを言って俺が買って戻るととびっきりの笑顔で迎えてくれる
勿論俺は顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまう…恥ずかしい事もあるけど
奏人の笑顔を見ていると‥‥あの時の記憶が頭によぎってしまう
…決して嫌いじゃない、だけど…あの笑顔には耐えられないんだ
‥‥辛い記憶を思い出してしまうから
そしてある日…いつものとびっきりの笑顔を向けられそっぽを向いた時に
「僕は突然いなくなったりしませんから心配しないでください」と言われた。
‥‥正直驚いた。
何て反応したらいいだろう…どんな顔して向ければいいだろう…と考えるけど
俺は「知っている」と言いながら奏人の頭を撫でた
これで少しでも…奏人にとって癒しになる事を祈りながら
「ありがとう、‥‥ありがとう奏人」
きっと…俺の目からは涙が出た、でも俺はそんな様子をバレないようにしようと思う。
ーーーーーーーーーかけがえのない友達に弱い姿なんて見せたくないからね
井上 義人
前に義人と交わした約束がまだ果たされてない事を思い出して
義人と皆を連れて銀座にいる有名な肉食べ放題の店に行った
”先輩、これ全部食べていいすっか!”と満面の笑みで言われて勿論と答えた。
そういや奏人が義人にあの事件と俺たちが見たあの映画の関連性を聞いたら
即答で知らないと答えられたみたいなんだよな…
でも…これでいいや、義人も義人で事情があるだろう
ーーーーーーーーーうん、きっと気のせいだ
深見 瀬菜
射撃部に入った後から瀬菜達と会える時間が殆どいなくなってしまい風の便りでしか話を聞けなくなった。
勿論俺から会いに行こうとすれば会えるが、‥‥わざど避けている
瀬菜の笑顔は奏人の笑顔を遥かに上回る程の破壊力がある
そう…実感させられるんだ、”俺は幸せに生きてはならない人間”だと
だから瀬菜にはすまないけどそうするしかない。
瀬菜みたいに光の世界で生きている人とはやはり距離を置くべきだ。
ーーーーーーーーーそう…闇の世界の住民である俺だから
皆様!セッションお疲れ様でしたー
この卓が私の初卓という事でしたが本当に面白かったですね!初めて書く後日談ですがいかがでしょうかね?
うまく書ければいいのですが誤字とか脱字は大目に見てください(*- -)(*_ _)ペコリ
オネェに男の娘、巨乳の不思議ちゃんと寡黙な一般人(?)という組み合わせだったのですが大いに笑わせて頂きましたw
こんな卓を用意してくれたKPのぱらふぃーんさん、そしてPLのカルバノさん、どうせつさん、地秋成海さん。
誠にありがとうございました。
それと地秋成海さんが書いた後日談を見て結構気に入ったので次から後日談を書く時はこういう形式で書かせて頂きます。
地秋成海さんお許しください!
KPぱらふぃーん様
初めてのKPさんでしたが親切にして下さって私も全力でRPをする事が出来ました。
誠にありがとうございました。またぱらふぃーんさんが卓を開催したら直ぐ参加希望を出します。
そしてRPやプレイを日々精進致しますのでその時に成長した私の姿をぜひ見てください!
カルバノ様
オネェ…という訳で私の中では結構頼りにしました
初めてだったのでどうRPすればいいか、私が取った行動のおかげで迷惑にならないかひやひやしましたがちゃんとまとめてくれて助かりました…
誠にありがとうございます、またどこかで会う事を信じながらお待ち致します。
どうせつ様
[壁]д・)っ巨乳の不思議ちゃん…
何て可愛い子なんだー!と叫びながら眺めましたねーw
私の初PCを女にするか男にするか迷って結局男にしたのですが
これを機に女の子のRPをするに当たって参考にします。
誠にありがとうございましたー、またどこかで会う事を願いながらお待ち致します。
地秋成海さん
私は至って普通の初心者ですよ!(お返しの返答)
私のPCと本当に良い味を出した子でしたね〜
夫婦漫才って感じでしたね、自分の中ではww
後、説得の場面の時には本当に助かりました。
あの時地秋成海さんの行動がなかったら手詰まり状態でしたので本当に救われました
誠にありがとうございました。またどこかで会う事をを祈りながらお待ち致します。
この卓が私の初卓という事でしたが本当に面白かったですね!初めて書く後日談ですがいかがでしょうかね?
うまく書ければいいのですが誤字とか脱字は大目に見てください(*- -)(*_ _)ペコリ
オネェに男の娘、巨乳の不思議ちゃんと寡黙な一般人(?)という組み合わせだったのですが大いに笑わせて頂きましたw
こんな卓を用意してくれたKPのぱらふぃーんさん、そしてPLのカルバノさん、どうせつさん、地秋成海さん。
誠にありがとうございました。
それと地秋成海さんが書いた後日談を見て結構気に入ったので次から後日談を書く時はこういう形式で書かせて頂きます。
地秋成海さんお許しください!
KPぱらふぃーん様
初めてのKPさんでしたが親切にして下さって私も全力でRPをする事が出来ました。
誠にありがとうございました。またぱらふぃーんさんが卓を開催したら直ぐ参加希望を出します。
そしてRPやプレイを日々精進致しますのでその時に成長した私の姿をぜひ見てください!
カルバノ様
オネェ…という訳で私の中では結構頼りにしました
初めてだったのでどうRPすればいいか、私が取った行動のおかげで迷惑にならないかひやひやしましたがちゃんとまとめてくれて助かりました…
誠にありがとうございます、またどこかで会う事を信じながらお待ち致します。
どうせつ様
[壁]д・)っ巨乳の不思議ちゃん…
何て可愛い子なんだー!と叫びながら眺めましたねーw
私の初PCを女にするか男にするか迷って結局男にしたのですが
これを機に女の子のRPをするに当たって参考にします。
誠にありがとうございましたー、またどこかで会う事を願いながらお待ち致します。
地秋成海さん
私は至って普通の初心者ですよ!(お返しの返答)
私のPCと本当に良い味を出した子でしたね〜
夫婦漫才って感じでしたね、自分の中ではww
後、説得の場面の時には本当に助かりました。
あの時地秋成海さんの行動がなかったら手詰まり状態でしたので本当に救われました
誠にありがとうございました。またどこかで会う事をを祈りながらお待ち致します。
皆様、お疲れ様です。KPのぱらふぃーんでございます
ページだけ作って書き込むのが一週間後になってしまい申し訳ありませんの極みであります
さて、今回の卓の反省点になりますが、やはり2時間の延長とチャパレのミスが非常に大きかったですね…
そんな中皆様に暖かい言葉をかけてくださったお陰で無事シナリオを終わらせることが出来ました
本当に皆様には申し訳ない&感謝感激雨あられです
卓内でも個性的ながらも卓の進行を崩さない素晴らしいPCさんたちにKPも気持ちよく進行することが出来ました
皆様も今回のシナリオを通してシリアスとコミカルの狭間を楽しんでいただけたなら幸いでございます
最後になりますが皆様とまた何処かで卓を囲める日を楽しみにしております。
今回は本当にありがとうございました。KPのぱらふぃーんでございました!!
特に内容がないよーなNPCの後日談を並べていきます!
ページだけ作って書き込むのが一週間後になってしまい申し訳ありませんの極みであります
さて、今回の卓の反省点になりますが、やはり2時間の延長とチャパレのミスが非常に大きかったですね…
そんな中皆様に暖かい言葉をかけてくださったお陰で無事シナリオを終わらせることが出来ました
本当に皆様には申し訳ない&感謝感激雨あられです
卓内でも個性的ながらも卓の進行を崩さない素晴らしいPCさんたちにKPも気持ちよく進行することが出来ました
皆様も今回のシナリオを通してシリアスとコミカルの狭間を楽しんでいただけたなら幸いでございます
最後になりますが皆様とまた何処かで卓を囲める日を楽しみにしております。
今回は本当にありがとうございました。KPのぱらふぃーんでございました!!
地秋成海さん
男の娘もええな…
様々な提案でKPをいい意味で唸らせてくれました…(ボイスレコーダは効いた…
阿真原さんとのRPも和みでしたね…性別なんて愛の前では不要なのじゃな
一人重症を負う形になりましたが、皆で生還できてKPとしても本当に嬉しく思っております
ありがとうございました!
カルバノさん
オネエもええな…
朝霧さんは年長者としてパーティの結束を強めて下さったイメージでした!
兄貴ならぬ姐御ならぬ…なんて言えば良いのでしょう…
最後の写真提案がとても綺麗な締めになって良かったです!
ありがとうございました!
どうせつさん
でかいってやっぱええな
キャラが濃い皆さんの中で、悠木さんのキャラも濃かったのですが、
なんと唯一の純粋な女性PC(純粋な女性PCってなんだろう)だったということで、
羊をもふもふしたりとかを見てるとやっぱ癒やされましたね…いやほんとリアルSANが回復しました…
優しい気持ちに溢れた悠木さんとは瀬菜(クローンの方)で絡むのも楽しかったです。
ありがとうございました!
カモメ汁さん
イケメンってやっぱええな
あなたのような初心者が(ry
今回初めての卓だったとのことですが、どどんとふの使い方などしっかり予習して来てくださったので
とてもスムーズな卓進行になりました!いや、卓内の行動やRPも凄く良かったです
頼りになる男性PCとして、皆さんを引っ張って下さった印象です
説得のRPも格好良かったです…!
ありがとうございました!
最後に、男の娘、オネエ、羊っ子、イケメンと超個性的なパーティでありながら
お互いに非常に仲良く協力し、良い結果を残せたことをKPからも心より感謝いたします!
本当にありがとうございました!
様々な提案でKPをいい意味で唸らせてくれました…(ボイスレコーダは効いた…
阿真原さんとのRPも和みでしたね…
一人重症を負う形になりましたが、皆で生還できてKPとしても本当に嬉しく思っております
ありがとうございました!
カルバノさん
朝霧さんは年長者としてパーティの結束を強めて下さったイメージでした!
兄貴ならぬ姐御ならぬ…なんて言えば良いのでしょう…
最後の写真提案がとても綺麗な締めになって良かったです!
ありがとうございました!
どうせつさん
キャラが濃い皆さんの中で、悠木さんのキャラも濃かったのですが、
なんと唯一の純粋な女性PC(純粋な女性PCってなんだろう)だったということで、
羊をもふもふしたりとかを見てるとやっぱ癒やされましたね…いやほんとリアルSANが回復しました…
優しい気持ちに溢れた悠木さんとは瀬菜(クローンの方)で絡むのも楽しかったです。
ありがとうございました!
カモメ汁さん
あなたのような初心者が(ry
今回初めての卓だったとのことですが、どどんとふの使い方などしっかり予習して来てくださったので
とてもスムーズな卓進行になりました!いや、卓内の行動やRPも凄く良かったです
頼りになる男性PCとして、皆さんを引っ張って下さった印象です
説得のRPも格好良かったです…!
ありがとうございました!
最後に、男の娘、オネエ、羊っ子、イケメンと超個性的なパーティでありながら
お互いに非常に仲良く協力し、良い結果を残せたことをKPからも心より感謝いたします!
本当にありがとうございました!
牧場での騒動から日が経ち、奏人くんや瀬菜も退院し、少し落ち着いた頃……
生まれてきた意味とか、運命だとか、普段は信じないのだけれど。今、あの出来事を振り返ってみて分かる。
私はきっと牧場の地下で助けを求めてる瀬菜のもとへ、皆を導く為に生まれてきたんだって
きっと神様が決めた私の運命はそこで終わっていたんだ。
本当はあのまま私はあの施設に残って動物たちと一緒に消える筈だった。
でも、みんなが、私の生きる意味を見つけてくれたから、私を深見里菜だと言ってくれたから、こうして今がある。
皆には、ほんとうに感謝だよ。ううん、感謝って言葉じゃ足りないくらいありがとうだよ
お母さんや瀬菜は、私のことを怖がったり不気味がったりせずに受け入れてくれた
お母さんは私が顔を見せた時、すぐに何かに気づいたようだけど、黙って抱きしめてくれた。
それが嬉しくて、安心しちゃって、皆の前だっていうのにまたわんわん泣いちゃった
瀬菜の方はと言うと……
「それにしてもすっごいよ!生き別れの双子の妹がみんなと一緒に助けに来てくれるなんて!!」
みんなが作ってくれたカバーストーリーを疑いもせずに信じてくれているらしい
全く、しょうがないやつだ。本当に…いや私なんだけど
「……でも、双子っていうのはキャラ的に大きなアドバンテージだと思うんだよね」
「う、うん……?」
「これは……やっぱり倉灘高のザ・た○ちを目指さないと!」
「え、えぇ……!?」
そこはお○ぎとピ○コじゃないの!?
「そりゃ皆には感謝してもし足りないくらいだからね!キレッキレのネタでお返ししないと!」
「そうと決まれば幽体離脱の練習をしよう!」
「えぇぇぇぇ……」
私ってこんなキャラだったっけ!?
どうも、外から深見瀬菜を冷静に眺めると色々気付かされることがある
そっか…これが本当の「自分を見つめ直す」ってことなのかな……
なんか涙が出てきたよ…嬉しさとか悲しさとかじゃないもっと複雑な感情によって生まれた涙だよ…
「「幽体離脱〜!!」」
皆ありがとう……私たちは今日も元気です……
生まれてきた意味とか、運命だとか、普段は信じないのだけれど。今、あの出来事を振り返ってみて分かる。
私はきっと牧場の地下で助けを求めてる瀬菜のもとへ、皆を導く為に生まれてきたんだって
きっと神様が決めた私の運命はそこで終わっていたんだ。
本当はあのまま私はあの施設に残って動物たちと一緒に消える筈だった。
でも、みんなが、私の生きる意味を見つけてくれたから、私を深見里菜だと言ってくれたから、こうして今がある。
皆には、ほんとうに感謝だよ。ううん、感謝って言葉じゃ足りないくらいありがとうだよ
お母さんや瀬菜は、私のことを怖がったり不気味がったりせずに受け入れてくれた
お母さんは私が顔を見せた時、すぐに何かに気づいたようだけど、黙って抱きしめてくれた。
それが嬉しくて、安心しちゃって、皆の前だっていうのにまたわんわん泣いちゃった
瀬菜の方はと言うと……
「それにしてもすっごいよ!生き別れの双子の妹がみんなと一緒に助けに来てくれるなんて!!」
みんなが作ってくれたカバーストーリーを疑いもせずに信じてくれているらしい
全く、しょうがないやつだ。本当に…いや私なんだけど
「……でも、双子っていうのはキャラ的に大きなアドバンテージだと思うんだよね」
「う、うん……?」
「これは……やっぱり倉灘高のザ・た○ちを目指さないと!」
「え、えぇ……!?」
そこはお○ぎとピ○コじゃないの!?
「そりゃ皆には感謝してもし足りないくらいだからね!キレッキレのネタでお返ししないと!」
「そうと決まれば幽体離脱の練習をしよう!」
「えぇぇぇぇ……」
私ってこんなキャラだったっけ!?
どうも、外から深見瀬菜を冷静に眺めると色々気付かされることがある
そっか…これが本当の「自分を見つめ直す」ってことなのかな……
なんか涙が出てきたよ…嬉しさとか悲しさとかじゃないもっと複雑な感情によって生まれた涙だよ…
「「幽体離脱〜!!」」
皆ありがとう……私たちは今日も元気です……
学園の隅の隅の隅にある空き教室で小柄でひ弱そうな女子生徒が今日も本を読んでいた
……暇だわ
もう何回も読み返した本を閉じ、ちらと扉の方を見やる
今日はもう人、来ないかな…まぁ、時間も遅いしね
この時期はなかなか難しい時期である。期末テストが近づき、
多くの生徒の相手ができるのはいいのだが、流石に重要なテストなので情報の出し方を絞らなきゃいけない
的中率3割は、周到な計算の上作り出された数字なのである。
大学受験について相談にやって来る者も居るが、私は学校外のテストについては専門外なので
適当なアドバイスをして返すことしか出来ない。いやはや何だか申し訳ない
学校外の時間が止まってしまっている私にとって、今や外からの刺激を得ることが出来る方法は学園の生徒と話すことだけなのだ
だがその為に始めたこの占い紛いのことは、人を呼び寄せるのには役に立ったがテストで切羽詰まった人間ばかりやって来るので
滅多に世間話になど発展しない。一方的にこちらが喋って礼を言われて終わりである。……何やってるんだろう私は
でも最近、ここによくやって来る子がいる
少し前に、牧場のことについて聞きに来た5人組だ。
あの牧場のことだって、当時は本当にちょっとしたトレンドだったんだけどね
その内の一人は何だか怖い映像をやたらと見せてきて最初はからかわれているのかと思ったけど、
自作の小説なんかも持ってきて、これって、懐かれてる…のかしら
何よ、それに結構、面白いじゃないの…少なくとも何度も読んだ本を読み返すよりはずっと…
でも、褒めたら褒めたで満足して来てくれなくなるかもしれないし…なんて言えばいいか…
それで出た感想がアレなの私…どんだけ素直じゃないの私…嫌われてないかな私…
こ、交霊術とか出来ないし…もう来なくなっちゃうんじゃ……
よ、よし、あの子がどう思ってるか占ってみましょう…むーん…!
これは…!
「うーん、やっぱり女難の相が出てるわ…」
倉灘高校に古くから伝わる学園七不思議の一つに「校舎をさまよう幽霊」というのが存在する
どうして死んでしまったのか、自分の本名さえも忘れて、学園をさまよい続けているのだ
月並みな言葉だけど、信じるか信じないかは、アナタ次第である
……暇だわ
もう何回も読み返した本を閉じ、ちらと扉の方を見やる
今日はもう人、来ないかな…まぁ、時間も遅いしね
この時期はなかなか難しい時期である。期末テストが近づき、
多くの生徒の相手ができるのはいいのだが、流石に重要なテストなので情報の出し方を絞らなきゃいけない
的中率3割は、周到な計算の上作り出された数字なのである。
大学受験について相談にやって来る者も居るが、私は学校外のテストについては専門外なので
適当なアドバイスをして返すことしか出来ない。いやはや何だか申し訳ない
学校外の時間が止まってしまっている私にとって、今や外からの刺激を得ることが出来る方法は学園の生徒と話すことだけなのだ
だがその為に始めたこの占い紛いのことは、人を呼び寄せるのには役に立ったがテストで切羽詰まった人間ばかりやって来るので
滅多に世間話になど発展しない。一方的にこちらが喋って礼を言われて終わりである。……何やってるんだろう私は
でも最近、ここによくやって来る子がいる
少し前に、牧場のことについて聞きに来た5人組だ。
あの牧場のことだって、当時は本当にちょっとしたトレンドだったんだけどね
その内の一人は何だか怖い映像をやたらと見せてきて最初はからかわれているのかと思ったけど、
自作の小説なんかも持ってきて、これって、懐かれてる…のかしら
何よ、それに結構、面白いじゃないの…少なくとも何度も読んだ本を読み返すよりはずっと…
でも、褒めたら褒めたで満足して来てくれなくなるかもしれないし…なんて言えばいいか…
それで出た感想がアレなの私…どんだけ素直じゃないの私…嫌われてないかな私…
こ、交霊術とか出来ないし…もう来なくなっちゃうんじゃ……
よ、よし、あの子がどう思ってるか占ってみましょう…むーん…!
これは…!
「うーん、やっぱり女難の相が出てるわ…」
倉灘高校に古くから伝わる学園七不思議の一つに「校舎をさまよう幽霊」というのが存在する
どうして死んでしまったのか、自分の本名さえも忘れて、学園をさまよい続けているのだ
月並みな言葉だけど、信じるか信じないかは、アナタ次第である
今回の事件が落ち着いて少し経った頃、井上義人は一目はばかる足取りでとある部室へ向かっていた。
この前見に行った映画が事件と似てただの、俺が牧場へ行けなかっただの、奏人が大怪我をしただの、
正直俺の意図していない所で事は始まり、終わっていた気がする。あんまりだ…
だが、それ以上に大きな成果があった
結果的に俺達の幼馴染、深見瀬菜とその双子の妹、深見里菜がこの学園へ編入することになったからだ。そして更に…
バァン!とドアを開け放つ
「先輩久しぶりっすね、どうしたんすかそんな興奮して」
「ああ、コイツを見てくれ、コレをどう思う?」
既に部室には数人の生徒が集まっている。ここからはアイツらは知らない、俺の裏の顔だ
「先輩、すごい変顔で写ってますね」
「いや、そこじゃねーよ!よく見ろ!」
「って、これ、青島奏人くん、だっけ?この笑顔凄くかわいい…」
「なんて神々しいんだ…」
「それに、これは今話題の双子編入生の深見姉妹じゃないか…!」
「僕は悠木さん推しだなぁ…」
「いや、朝霧先輩っしょ」
「は?阿真原さんが一番だろ」
まとまりのない奴らめ…だがそれでいい
ここには、性質上、学園のありとあらゆるオピニオンが集まる
それはすなわち、世論誘導や民衆扇動が非常に容易だということだ
ここ最近の制服着用自由化や、創立記念日祝日化などの画期的な施策は、我々の働きによるものが大きいのだ
表向きは、生徒会どもが実現させたことになっているけどな。
「この写真が意味することは…分かるな?」
「遂に、始まるんですね…」
「ああ…恐らく戦争が起きるぞ…膠着状態だった状況もようやく動く」
つまり、我々はまさに、学園を裏から操る黒幕だということだ
そう、この、倉灘高校ランキング部こそが!!
「ここに!!」
「第963回、校内守ってあげたい人ランキングの開催を宣言する!!」
「さぁ、新たなる動乱の時代の幕開けだ!!」
この前見に行った映画が事件と似てただの、俺が牧場へ行けなかっただの、奏人が大怪我をしただの、
正直俺の意図していない所で事は始まり、終わっていた気がする。あんまりだ…
だが、それ以上に大きな成果があった
結果的に俺達の幼馴染、深見瀬菜とその双子の妹、深見里菜がこの学園へ編入することになったからだ。そして更に…
バァン!とドアを開け放つ
「先輩久しぶりっすね、どうしたんすかそんな興奮して」
「ああ、コイツを見てくれ、コレをどう思う?」
既に部室には数人の生徒が集まっている。ここからはアイツらは知らない、俺の裏の顔だ
「先輩、すごい変顔で写ってますね」
「いや、そこじゃねーよ!よく見ろ!」
「って、これ、青島奏人くん、だっけ?この笑顔凄くかわいい…」
「なんて神々しいんだ…」
「それに、これは今話題の双子編入生の深見姉妹じゃないか…!」
「僕は悠木さん推しだなぁ…」
「いや、朝霧先輩っしょ」
「は?阿真原さんが一番だろ」
まとまりのない奴らめ…だがそれでいい
ここには、性質上、学園のありとあらゆるオピニオンが集まる
それはすなわち、世論誘導や民衆扇動が非常に容易だということだ
ここ最近の制服着用自由化や、創立記念日祝日化などの画期的な施策は、我々の働きによるものが大きいのだ
表向きは、生徒会どもが実現させたことになっているけどな。
「この写真が意味することは…分かるな?」
「遂に、始まるんですね…」
「ああ…恐らく戦争が起きるぞ…膠着状態だった状況もようやく動く」
つまり、我々はまさに、学園を裏から操る黒幕だということだ
そう、この、倉灘高校ランキング部こそが!!
「ここに!!」
「第963回、校内守ってあげたい人ランキングの開催を宣言する!!」
「さぁ、新たなる動乱の時代の幕開けだ!!」
コメントをかく