最終更新:ID:LginRoscVQ 2017年01月29日(日) 17:49:53履歴
シナリオタイトル:SLASH DARK
シナリオコンセプト:クトゥルフ+仮面ライダー
シナリオ方向:Hollywood+cityに見せかけた一本道
特筆事項:複数回の不可避戦闘あり。都合のいい魔術あり。
プレイ時間:オンラインで20時間ちょっと
推奨人数:4人前後
難易度 星2〜3
あったほうがよいサプリメント:2010
シナリオコンセプト:クトゥルフ+仮面ライダー
シナリオ方向:Hollywood+cityに見せかけた一本道
特筆事項:複数回の不可避戦闘あり。都合のいい魔術あり。
プレイ時間:オンラインで20時間ちょっと
推奨人数:4人前後
全員が持っているとよい技能 | 目星、または聞き耳 |
複数名が持っているとよい技能 | 高い戦闘技能(組み付き以外)、または武器を扱える技能 |
使う機会はある技能 | オカルト、歴史、図書館 |
難易度 星2〜3
あったほうがよいサプリメント:2010
20歳、女性。都内の大学に通う女子大生。
能力値は自由に決めて良いが、探索者達を釣るため、APPは高めに設定しておくこと。
性格も自由に決めて良いが、探索者達を釣るため、あまり嫌われないようなものにすること。
公開してもよい所持技能(一部) 応急手当:80 精神分析:75 信用:80
公開しない方が面白い所持技能 心理学:85 クトゥルフ神話技能:20
【戦闘がある】という情報と共に募集ページ内にて公開し、ヒーラー枠NPCだとPL達に思わせる。
技能の追加・変更も可能だが、戦闘技能だけは初期値とすること。
PC達との関係性はキャラシートを見て判断して良いが、血縁・幼馴染・恋人・血縁者の知り合いなどは却下すること。
能力値は自由に決めて良いが、探索者達を釣るため、APPは高めに設定しておくこと。
性格も自由に決めて良いが、探索者達を釣るため、あまり嫌われないようなものにすること。
公開してもよい所持技能(一部) 応急手当:80 精神分析:75 信用:80
公開しない方が面白い所持技能 心理学:85 クトゥルフ神話技能:20
【戦闘がある】という情報と共に募集ページ内にて公開し、ヒーラー枠NPCだとPL達に思わせる。
技能の追加・変更も可能だが、戦闘技能だけは初期値とすること。
PC達との関係性はキャラシートを見て判断して良いが、血縁・幼馴染・恋人・血縁者の知り合いなどは却下すること。
20歳。男性。都内の大学に通う大学生。
月城由香の幼馴染であり、現在は失踪中である。
彼を探すのが、このシナリオの最初の目的となる。
能力値、ベースになった職業などは自由に決めて良いが、
後述する設定との間で不都合を生じさせないため、
【跳躍】、【パンチかキックか組み付き】、【MA(武道)】、【好きな近接武器技能】、
などは高めにしておくとよい。
また、SIZとSTRも、1d4〜1d6DBを得られるくらいにしておいた方がよいと思われる。
月城同様、彼もまた純粋な人間ではない。
月城がミ=ゴの手によってショゴスと融合させられたのと同じように、
矢切もまたミ=ゴの技術によって、ナイトゴーントと融合させられた。
その左腕にはミ=ゴの電気銃を改造したものが埋め込まれており、
その力を使い、左手から電撃を放射したり、スタンガンのような働きをさせることも出来る。
人間状態からナイトゴーントの姿へ、またナイトゴーントの姿から人間状態へと、自在に変化できるうえに、
月城と融合することで更に強化された姿へと変貌する。
シナリオ開始時点から見て15年ほど前、蛇人間の襲撃によって炎上するノークァン孤児院から、
矢切は月城と共に脱出した。
シナリオ開始時点では、蛇人間の支配血清の影響下にあり、探索者たちと敵対する。
月城がミ=ゴの手によってショゴスと融合させられたのと同じように、
矢切もまたミ=ゴの技術によって、ナイトゴーントと融合させられた。
その左腕にはミ=ゴの電気銃を改造したものが埋め込まれており、
その力を使い、左手から電撃を放射したり、スタンガンのような働きをさせることも出来る。
人間状態からナイトゴーントの姿へ、またナイトゴーントの姿から人間状態へと、自在に変化できるうえに、
月城と融合することで更に強化された姿へと変貌する。
シナリオ開始時点から見て15年ほど前、蛇人間の襲撃によって炎上するノークァン孤児院から、
矢切は月城と共に脱出した。
シナリオ開始時点では、蛇人間の支配血清の影響下にあり、探索者たちと敵対する。
新興宗教である【アガイロ教団】を率いる謎めいた長。年齢不詳。
常にフードを被ることで口元以外を隠しており、その素顔を見た者はほとんどいないと言われている。
『旧い自分からの脱皮』という教義を掲げ、若者を中心に10人前後の信者を集めている。
常にフードを被ることで口元以外を隠しており、その素顔を見た者はほとんどいないと言われている。
『旧い自分からの脱皮』という教義を掲げ、若者を中心に10人前後の信者を集めている。
約15年前
・ノークァン孤児院にて矢切、月城、秘書子他身寄りの無い子供らが集まり、親交を深める。
・孤児ら、改造を受ける。神話生物の細胞に肉体が適合できなかったものは死亡。
・蛇人間サン=ケンマ、ノークァン孤児院を強襲。
ミ=ゴの狂信者だった孤児院管理者は死亡。ミ=ゴ逃亡。月城、矢切、逃亡。秘書子確保される。
12〜10日ほど前
・ケンマと秘書子、矢切に接触
・矢切、秘書子の存在を確認。ケンマの狙いの調査と、月城を守るため、ケンマの団体に協力。
・矢切、協力した振りで潜入中に、支配血清を打たれる。
1日前
・月城、探索者達を呼び出し、矢切の失踪の件を相談
・翌日の朝、駅前の喫茶店にて詳細を相談する
2時間ほど前
・月城、探索者達と共に、ストラ山の麓にある田舎の村に到着。
・NPC小上野と接触。矢切の目撃情報を入手
シナリオ開始地点
・夕暮れ時、月城と探索者達、ストラ山中腹にある『布団洞窟』の前に到着。
(1日前からの回想シーンを挟んだ後)
・内部に侵入
・ヨモツイクサ数体と戦闘
・ナイトゴーントの電撃によって全員強制昏倒
翌日
・小上野の民宿で目を覚ます探索者達
・洞窟で入手した手がかりを追って大学へ
・大学にて羅盤教授と接触。アガイロ教団の情報と、矢切のアパートの情報を得る
・矢切の家に移動。メモなど入手
翌日
・アガイロ教団本拠地に移動
・普通に内部に入る組と、月城と共に地下道を行く組に分かれさせる
・地上組のシーン
・地下組のシーン。秘書子と戦闘、月城正体バレ
・研究施設突入。ケンマの目的を理解させてもよい
・インスマ山中腹に移動
・ナイトゴーント化した矢切と遭遇。月城が足止め
・探索者達奥へ
・ケンマ、およびヤマタノオロチの卵発見。
・ケンマ変異、矢切月城融合体の介入。変異体と融合体は戦闘により離脱
・ヤマタノオロチ覚醒、最終戦闘。変異体は死亡。
・洞窟崩落。融合体は残る
・探索者達脱出。
シナリオクリア
数日後
・融合体の生存を匂わす新聞記事等
・ノークァン孤児院にて矢切、月城、秘書子他身寄りの無い子供らが集まり、親交を深める。
・孤児ら、改造を受ける。神話生物の細胞に肉体が適合できなかったものは死亡。
・蛇人間サン=ケンマ、ノークァン孤児院を強襲。
ミ=ゴの狂信者だった孤児院管理者は死亡。ミ=ゴ逃亡。月城、矢切、逃亡。秘書子確保される。
12〜10日ほど前
・ケンマと秘書子、矢切に接触
・矢切、秘書子の存在を確認。ケンマの狙いの調査と、月城を守るため、ケンマの団体に協力。
・矢切、協力した振りで潜入中に、支配血清を打たれる。
1日前
・月城、探索者達を呼び出し、矢切の失踪の件を相談
・翌日の朝、駅前の喫茶店にて詳細を相談する
2時間ほど前
・月城、探索者達と共に、ストラ山の麓にある田舎の村に到着。
・NPC小上野と接触。矢切の目撃情報を入手
シナリオ開始地点
・夕暮れ時、月城と探索者達、ストラ山中腹にある『布団洞窟』の前に到着。
(1日前からの回想シーンを挟んだ後)
・内部に侵入
・ヨモツイクサ数体と戦闘
・ナイトゴーントの電撃によって全員強制昏倒
翌日
・小上野の民宿で目を覚ます探索者達
・洞窟で入手した手がかりを追って大学へ
・大学にて羅盤教授と接触。アガイロ教団の情報と、矢切のアパートの情報を得る
・矢切の家に移動。メモなど入手
翌日
・アガイロ教団本拠地に移動
・普通に内部に入る組と、月城と共に地下道を行く組に分かれさせる
・地上組のシーン
・地下組のシーン。秘書子と戦闘、月城正体バレ
・研究施設突入。ケンマの目的を理解させてもよい
・インスマ山中腹に移動
・ナイトゴーント化した矢切と遭遇。月城が足止め
・探索者達奥へ
・ケンマ、およびヤマタノオロチの卵発見。
・ケンマ変異、矢切月城融合体の介入。変異体と融合体は戦闘により離脱
・ヤマタノオロチ覚醒、最終戦闘。変異体は死亡。
・洞窟崩落。融合体は残る
・探索者達脱出。
シナリオクリア
数日後
・融合体の生存を匂わす新聞記事等
季節は秋口。時刻はオレンジ色の日が差し込む夕暮れ。
探索者達は、一人の女性(月城)と共に、関東某所にあるストラ山中腹部・布団洞窟の前にいる。
(逃亡防止のため、シナリオ開始地点となる場所の前にいるという事実だけ確定させておく)
『何があったのか振り返ってみよう』という口実で、時間軸を当日の朝に巻き戻す。
探索者達は、一人の女性(月城)と共に、関東某所にあるストラ山中腹部・布団洞窟の前にいる。
(逃亡防止のため、シナリオ開始地点となる場所の前にいるという事実だけ確定させておく)
『何があったのか振り返ってみよう』という口実で、時間軸を当日の朝に巻き戻す。
NPC・月城由香よりの呼び出しで、探索者を喫茶店などに集める。
PCに警察官・探偵などがいれば、月城から仕事の依頼を受けて知り合いを集めたという形に。
PCに学生などがいれば、知り合い(先輩・後輩)である月城の頼みで、そういうことに詳しそうな人を集めたという形に。
月城の話
・幼馴染である矢切蔵人が失踪した。
・失踪に気づいたのは一週間前。その時点で顔を見なくなって3日経過していた。
・失踪した理由も思いつかず、警察に連絡してみたが進展はない。
・昨日、関東某所の田舎にあるストラ村に棲む古い知り合いから『山の中で、矢切らしき人間を見た』という電話があった。
・確かめに行こうとしたが、場所が山の中だし、女一人では危ないからやめとけと止められた。
・だから、一緒に来てほしい
ストラ村に関する情報
【図書館】【歴史】【ナビゲート】【知識】で得られる情報
関東某所にある、ひなびた田舎村。限界集落一歩手前。付近に『ストラ山』という山があり、
矢切が目撃されたのもおそらくこの山の中だと思われる。
ストラ山に関する情報
【図書館】【ナビゲート】
ストラ村の近くにある山。高くもなく低くもない、微妙な山。鹿がいる。
ここ50年以内に遭難者などが出たという報告はなし。
中腹部には『布団洞窟』という名前の洞窟があるが、ソレ以外には特に何もない
三ヶ月ほど前、ストラ山付近で震度3程度の地震が発生した。被害者などはなし。
布団洞窟に関する情報
【図書館】【歴史】【ナビゲート】
ストラ山中腹部にある天然洞窟。内部にはヒカリゴケやヒカリタケと言った発光植物類の群生がある。
数年前、調査のために大学の研究チームが入ったが、特に何も出なかった。
探索者達、月城と共に電車に乗って移動。
電車とバスを乗り継ぎ続けて数時間、午後3時すぎくらいにようやくストラ村に到着する。
ド田舎、という言葉がぴったりの田舎であり、人家はあるが空き家が多い。
少し歩くと、唯一の商店兼民宿である小上野の家にたどり着く。
小上野の話
・昨日、山に鹿狩りに行った
・手ぶらで帰る途中、白いフードつきの服を着た集団とすれ違った。
・すれ違う途中、転んでしまった
・起き上がるときに、最後尾にいたやつのフードの内側が見えた
・後で思い返してみれば、矢切だったようにも思える
情報を吐かせた所で、月城を急かさせ、山に入らせる。
PCに警察官・探偵などがいれば、月城から仕事の依頼を受けて知り合いを集めたという形に。
PCに学生などがいれば、知り合い(先輩・後輩)である月城の頼みで、そういうことに詳しそうな人を集めたという形に。
月城の話
・幼馴染である矢切蔵人が失踪した。
・失踪に気づいたのは一週間前。その時点で顔を見なくなって3日経過していた。
・失踪した理由も思いつかず、警察に連絡してみたが進展はない。
・昨日、関東某所の田舎にあるストラ村に棲む古い知り合いから『山の中で、矢切らしき人間を見た』という電話があった。
・確かめに行こうとしたが、場所が山の中だし、女一人では危ないからやめとけと止められた。
・だから、一緒に来てほしい
ストラ村に関する情報
【図書館】【歴史】【ナビゲート】【知識】で得られる情報
関東某所にある、ひなびた田舎村。限界集落一歩手前。付近に『ストラ山』という山があり、
矢切が目撃されたのもおそらくこの山の中だと思われる。
ストラ山に関する情報
【図書館】【ナビゲート】
ストラ村の近くにある山。高くもなく低くもない、微妙な山。鹿がいる。
ここ50年以内に遭難者などが出たという報告はなし。
中腹部には『布団洞窟』という名前の洞窟があるが、ソレ以外には特に何もない
三ヶ月ほど前、ストラ山付近で震度3程度の地震が発生した。被害者などはなし。
布団洞窟に関する情報
【図書館】【歴史】【ナビゲート】
ストラ山中腹部にある天然洞窟。内部にはヒカリゴケやヒカリタケと言った発光植物類の群生がある。
数年前、調査のために大学の研究チームが入ったが、特に何も出なかった。
探索者達、月城と共に電車に乗って移動。
電車とバスを乗り継ぎ続けて数時間、午後3時すぎくらいにようやくストラ村に到着する。
ド田舎、という言葉がぴったりの田舎であり、人家はあるが空き家が多い。
少し歩くと、唯一の商店兼民宿である小上野の家にたどり着く。
小上野の話
・昨日、山に鹿狩りに行った
・手ぶらで帰る途中、白いフードつきの服を着た集団とすれ違った。
・すれ違う途中、転んでしまった
・起き上がるときに、最後尾にいたやつのフードの内側が見えた
・後で思い返してみれば、矢切だったようにも思える
情報を吐かせた所で、月城を急かさせ、山に入らせる。
ストラ山の登山道入り口から登山道に入り、探索者と月城を山に登らせる。
ある程度進んだあと。
【目星】【ナビゲート】
登山道の脇に、さらに粗末な、獣道じみた脇道があることに気づく。
さらに、そちら方面に向かっている複数の足跡に気づく。
そちらの方向に進む。
太陽が傾き、夕暮れが訪れた頃。探索者達は『布団洞窟』の前にたどり着く。
(ここで導入のシーンに戻ってくる)
先程の足跡は洞窟の入口から内部方向に向かって進んでいる。
探索者達が渋るようであれば月城を行かせる形で、内部へと進ませる。
しばらく進むと、ヒカリゴケ・ヒカリタケといった発光植物の群生が光り始め、
探索者たちの視界を確保する。
更に進んでいくと、ドーム状をした広い空間に出る。
天井方向にはヒカリダケなどはなく、上には暗い空間が広がっていることを伝える。
また、奥の方に繋がる、暗くて先が見通せない細い道があることも伝える。
【目星】で以下の2つが、少し離れた所に落ちていることを発見できる
1:白い色をした、布の切れ端のようなもの(正体:アガイロ教団の教団服)
2:刀剣のようなもの(正体:ヨモツイクサが使う古い古い剣)
探索者達にどちらを調べるか決めさせる。
どちらも調べず、あたりを警戒するとかでも可。
布の切れ端を調べた場合
・手にとって調べると、円形のマークのようなものがある事がわかる。
・その円は『蛇の尾を噛む蛇、その尾を噛む蛇、その尾を噛む蛇、その尾を噛む……』という連なった蛇が作る円
・マークに対しては【オカルト】【知識の半分】を振る事が出来る
→成功した場合、このマークを掲げた新興宗教団体(アガイロ教団)があったことを思い出す。SCが出たら名前も出して良い
・切れ端の近くに、大量の血痕があることに気づく。人ひとりが死ぬには十分な量
→SANチェック 成功で0、失敗で1
刀剣のようなものを調べた場合
・探索者が手に取って調べると、刀身が半ばから折れていることが分かる
・銅に近い質感の金属製であり、刃は両刃。サビめいたものもある。
・剣に対しては【日本刀】【歴史】を振ることが出来る
→成功した場合、『日本刀が現在の形状を獲得するより、ずっとずっと昔に作られた剣』であると分かる。
・刃にそって、少量の血痕が付いていることが分かる。
情報を出し終えたあと。
周囲を警戒するPCが居た場合、そのPCのみ【聞き耳+10】
それ以外のPC【聞き耳-10】
成功した場合、天井方向から『乾いたものがこすれる音』と、『金属同士がぶつかるがちゃがちゃという音』を聞き取る。
その音がした直後、天井より3体の敵が降下してくる。
敵の正体は『ヨモツイクサ』。
【歴史】か【オカルト】か【神話技能】に成功したら、正体を見破っても良い。
SANチェック 成功で0,失敗で1d6
戦闘開始
探索者達がダメージを受ける場合、理由は伝えず、2ポイントの軽減を行うこと。
また、描写にも『見えない壁のようなものに守られたかのように――』というような感じで、
何か超自然的な現象の介入を匂わせること。
同時に、月城のラウンドが来る度に、徐々に体調が悪化しているかのような描写を入れること。
例:うっすらと汗 → 青い顔 → 呼吸が荒い → 立っているのがやっとという感じ
ヨモツイクサの全滅、探索者の一人以上が死にそう、4R以上経過(ダレ防止)の条件のいずれかを満たしたら、
戦闘終了。
(戦闘終了時点でヨモツイクサが生きていた場合、槍状になったナイトゴーントの尾で貫かれたことにして、
全滅させる)
シークレットロール(演出上のものなので、数値は適当で構わない)後、
奥に続く暗い道、そこにいる何者か(ナイトゴーント)から電撃が放たれる。
探索者と電撃ダメージ(先のシークレットロールで決めたもの)によるCON対抗ロール。
成功者は『武器などを支えに膝をついているが、動けそうにない』、失敗者は『地面に倒れ伏して気絶寸前』という形にし、
全員を『動けないが、意識はある』状態に持っていくこと。
それが終わり次第、改造ナイトゴーントを目撃したことによるSANチェック
成功で0,失敗で1d6。
SANC後、同じように電撃を浴びた月城が、ボロボロの体を引きずるような形で前に出て、探索者達をかばう。
月城視点では、目の前にいるのが矢切だと気づいているが、それを台詞や態度には出さないこと。
また、心理学による検証を封じるため、『知らない』『誰だお前』などの台詞も言わせず、
とにかく探索者達を守りたいというような事だけ言わせること。
探索者に【目星】か【アイデア】のどちらかを振らせる。得られる情報が違うことも伝える。
CON対抗成功者には+補正を与えても良い。
内容は秘話で伝え、情報共有は事態が落ち着くまで待たせる。
【目星】
・ナイトゴーントは、探索者たち一行を見て、一瞬だがうろたえたように見えた。
【アイデア】
・自分たちですらまともに動けないのに、どうして普通の女子である月城が、辛うじてとはいえ動けるのか?
という疑問を抱く。
以上を伝えた所で、ナイトゴーントより再度の電撃放射。
探索者全員はもちろん、月城も食らう。強制気絶。
意識を失う前に【聞き耳】を振らせる。
→「ちょうどいい。『贄の印』を刻み、死の時が来るまでは自由にさせておけ」という謎の男(サン=ケンマ)の声を聞く。
その後、ナイトゴーントが月城、そして探索者らを抱え上げる光景を見ながら、全員強制気絶。
1日目終了
探索者達、小上野の民宿の一室で覚醒。月城は未だ睡眠中。
探索者達の荷物は無事だが、洞窟で拾ったもの(剣、布などは)は無い
小上野の情報
・探索者達がしばらくたっても戻ってこなかったので、村の皆で心配していた
・日付が変わった頃、山の方からでかい音(爆発音)が聞こえた
・心配になって見に行ったら、登山道のすぐ脇にみんなが倒れていた。
・警察と消防と救急に連絡し、探索者達をここまで運んだ。
・あとで警察に聞いた話だと、布団洞窟の中の天然ガスが爆発したらしい(実際はケンマらの仕業)
・誰かあの洞窟で花火でもして遊んでなかったかって聞かれたけど、探索者達のことは伏せておいた
と話したあと。
小上野が探索者たちの手の甲あたりに刻まれた印に気づく。小上野はタトゥーか何かと勘違いする。
前々から探索者の肌に刻まれていたものではない。
【アイデア】(気絶前の【聞き耳】成功者のみ。情報共有後であれば全員可)
・謎の男が言っていた『贄の印』という言葉とこの印に関連性を見出す。同時に、『死の時』という言葉にも。
【歴史】【オカルト】
・この印と、世界各地で見られる『生贄』に関連したマークとの間に、近いものを見出す。
その後、小上野に警告させる。
・警察がうろついてるから、なるべく早く戻ったほうがいい。
・狭い村なので、よそ者は目立つし、警戒される。
・『以前にも』そんな事があったから。 (『以前にも』の部分をわかりやすすぎるくらい強調する)
探索者達が『以前にも』の部分にひっかかったら(誰も気づかないようなら【アイデア】を振らせてもよい)
・だいぶ昔、ボロボロの状態で村に流れ着いた矢切と月城を拾った。
・ふたりとも、自分の名前しか覚えていないようで、身許も分からなかった。
・村人が気味悪がり、居づらい状況になってきた。
・なので、遠くに住んでいる親類、そして親類の友人に、二人を養子として出した。
・探索者達が何に巻き込まれているのか知らないけど、月城に協力してもらえると嬉しい
という感じの身の上話をさせる。(探索者に『月城に協力せねば』という意思を持たせる為に)
それが終わり次第、適当な理由をつけて、探索者たちのいる部屋から小上野は退出。
月城は未だに寝ている。
探索者に「ここは月城に聞かせたくない話を密談していいパートです」とぶっちゃけてもよい。
探索者たちの密談が終わり次第、月城が起床。
『魔術』『電撃に対する耐性』など、月城の出自や特異体質に関わる質問をされた場合、
『よくわからない』『運が良かった』など、曖昧な理由をつけて逃げること(心理学対策)。
勘のイイ探索者はこの時点で月城が人外であることに気づいているだろうが、
いきなり明かしてしまってはこの後の盛り上がりが減るので、避ける。
月城への尋問が終わったら、今後の検討。
『贄の印』は月城の手にも刻まれている。
月城自身の技能で気づく、あるいは探索者の情報共有を受けたら、
こういったオカルト・歴史系に詳しい大学教授(NPC・羅盤修子)がいることを月城が思い出す。
大学生・歴史関係職のPCがいるなら、【アイデア】を振らせても良い。
羅盤教授は大学(他に適当な場所があればそこでも可)にいるので、PC達を誘導し大学に行かせる。
大学
羅盤教授の研究室にて邂逅。
これまでに得たものなどを見せたり、教えたりすると、以下の情報が手に入る。
『両刃の剣』
・両刃の剣と言えばヨーロッパの騎士などのものがメジャーだが、話を聞く限りはそうではない。
・むしろ日本の古い時代、日本神話とかそこら辺の時代に使われていた武器に思える。
『探索者達の腕に刻まれたマーク』
・初めて見るマークだが、大まかな意味は『生贄』あるいは『時限の決まった死』。
・そういった意味を持つ、世界各地の古代文明の文字や記号と、デザインがかなり近い。
『蛇で作られた円形のマーク』
・半年くらい前から表に出てくるようになってきた新興宗教のマーク
・『アガイロ教団』とかいう名前
・『新しい自分への脱皮』とかいうお題目で活動しており、ここの大学生も何人か引っかかってる
・(矢切はどうだった? と聞かれたら) 矢切は関係してなかったっぽい
という情報を明かした所で。
『アガイロ教団』について、【図書館】か【オカルト】、【知識の半分】でロール。
成功者は以下の情報を得る。
万が一、全員失敗した場合は、羅盤教授か月城がシークレットロールに成功したという扱いで情報を流す。
・アガイロ教団は郊外のとある大きな教会っぽい建物を拠点にしている。
・ここから真っすぐ行っても、到着する頃には夜。
・信者以外は無断で立ち入れないが、逆に、電話とかでアポを取れば普通に中を見学させてくれる。
・アガイロ教団が使っている建物は、15〜20年ほど前は、孤児院として使われていたらしい
これらの情報を探索者が入手し、それらの情報を月城にも開示した場合、
月城がアガイロ教団の住所、孤児院というワード、外観の写真などをじっと見ていることに気づかせても良い。
探索者達が聞いてきたら、ここで月城が孤児院出身であることを伝えても良い。
探索者達がアガイロ教団にアポを取った場合、電話に出た女性(秘書子)に、
『今日は代表者が居ないので都合が悪い。明日にしてほしい』
的なことを言わせて、翌日に予定を回すこと。
以上の情報を入手したら、教授に『そろそろ次の講義がある』的なことを言わせ、探索者達を追い出す。
その過程で、教授から月城に、『こないだ忘れていったわよ』的な話をさせ、矢切の家の鍵を渡させる。
誘導も兼ねているので、あからさまに矢切の家の鍵だと、探索者にもわかりやすいように渡す。
探索者達を矢切の家に行かせる方向に誘導した所で、2日目前半部終了。
探索者達の荷物は無事だが、洞窟で拾ったもの(剣、布などは)は無い
小上野の情報
・探索者達がしばらくたっても戻ってこなかったので、村の皆で心配していた
・日付が変わった頃、山の方からでかい音(爆発音)が聞こえた
・心配になって見に行ったら、登山道のすぐ脇にみんなが倒れていた。
・警察と消防と救急に連絡し、探索者達をここまで運んだ。
・あとで警察に聞いた話だと、布団洞窟の中の天然ガスが爆発したらしい(実際はケンマらの仕業)
・誰かあの洞窟で花火でもして遊んでなかったかって聞かれたけど、探索者達のことは伏せておいた
と話したあと。
小上野が探索者たちの手の甲あたりに刻まれた印に気づく。小上野はタトゥーか何かと勘違いする。
前々から探索者の肌に刻まれていたものではない。
【アイデア】(気絶前の【聞き耳】成功者のみ。情報共有後であれば全員可)
・謎の男が言っていた『贄の印』という言葉とこの印に関連性を見出す。同時に、『死の時』という言葉にも。
【歴史】【オカルト】
・この印と、世界各地で見られる『生贄』に関連したマークとの間に、近いものを見出す。
その後、小上野に警告させる。
・警察がうろついてるから、なるべく早く戻ったほうがいい。
・狭い村なので、よそ者は目立つし、警戒される。
・『以前にも』そんな事があったから。 (『以前にも』の部分をわかりやすすぎるくらい強調する)
探索者達が『以前にも』の部分にひっかかったら(誰も気づかないようなら【アイデア】を振らせてもよい)
・だいぶ昔、ボロボロの状態で村に流れ着いた矢切と月城を拾った。
・ふたりとも、自分の名前しか覚えていないようで、身許も分からなかった。
・村人が気味悪がり、居づらい状況になってきた。
・なので、遠くに住んでいる親類、そして親類の友人に、二人を養子として出した。
・探索者達が何に巻き込まれているのか知らないけど、月城に協力してもらえると嬉しい
という感じの身の上話をさせる。(探索者に『月城に協力せねば』という意思を持たせる為に)
それが終わり次第、適当な理由をつけて、探索者たちのいる部屋から小上野は退出。
月城は未だに寝ている。
探索者に「ここは月城に聞かせたくない話を密談していいパートです」とぶっちゃけてもよい。
探索者たちの密談が終わり次第、月城が起床。
『魔術』『電撃に対する耐性』など、月城の出自や特異体質に関わる質問をされた場合、
『よくわからない』『運が良かった』など、曖昧な理由をつけて逃げること(心理学対策)。
勘のイイ探索者はこの時点で月城が人外であることに気づいているだろうが、
いきなり明かしてしまってはこの後の盛り上がりが減るので、避ける。
月城への尋問が終わったら、今後の検討。
『贄の印』は月城の手にも刻まれている。
月城自身の技能で気づく、あるいは探索者の情報共有を受けたら、
こういったオカルト・歴史系に詳しい大学教授(NPC・羅盤修子)がいることを月城が思い出す。
大学生・歴史関係職のPCがいるなら、【アイデア】を振らせても良い。
羅盤教授は大学(他に適当な場所があればそこでも可)にいるので、PC達を誘導し大学に行かせる。
大学
羅盤教授の研究室にて邂逅。
これまでに得たものなどを見せたり、教えたりすると、以下の情報が手に入る。
『両刃の剣』
・両刃の剣と言えばヨーロッパの騎士などのものがメジャーだが、話を聞く限りはそうではない。
・むしろ日本の古い時代、日本神話とかそこら辺の時代に使われていた武器に思える。
『探索者達の腕に刻まれたマーク』
・初めて見るマークだが、大まかな意味は『生贄』あるいは『時限の決まった死』。
・そういった意味を持つ、世界各地の古代文明の文字や記号と、デザインがかなり近い。
『蛇で作られた円形のマーク』
・半年くらい前から表に出てくるようになってきた新興宗教のマーク
・『アガイロ教団』とかいう名前
・『新しい自分への脱皮』とかいうお題目で活動しており、ここの大学生も何人か引っかかってる
・(矢切はどうだった? と聞かれたら) 矢切は関係してなかったっぽい
という情報を明かした所で。
『アガイロ教団』について、【図書館】か【オカルト】、【知識の半分】でロール。
成功者は以下の情報を得る。
万が一、全員失敗した場合は、羅盤教授か月城がシークレットロールに成功したという扱いで情報を流す。
・アガイロ教団は郊外のとある大きな教会っぽい建物を拠点にしている。
・ここから真っすぐ行っても、到着する頃には夜。
・信者以外は無断で立ち入れないが、逆に、電話とかでアポを取れば普通に中を見学させてくれる。
・アガイロ教団が使っている建物は、15〜20年ほど前は、孤児院として使われていたらしい
これらの情報を探索者が入手し、それらの情報を月城にも開示した場合、
月城がアガイロ教団の住所、孤児院というワード、外観の写真などをじっと見ていることに気づかせても良い。
探索者達が聞いてきたら、ここで月城が孤児院出身であることを伝えても良い。
探索者達がアガイロ教団にアポを取った場合、電話に出た女性(秘書子)に、
『今日は代表者が居ないので都合が悪い。明日にしてほしい』
的なことを言わせて、翌日に予定を回すこと。
以上の情報を入手したら、教授に『そろそろ次の講義がある』的なことを言わせ、探索者達を追い出す。
その過程で、教授から月城に、『こないだ忘れていったわよ』的な話をさせ、矢切の家の鍵を渡させる。
誘導も兼ねているので、あからさまに矢切の家の鍵だと、探索者にもわかりやすいように渡す。
探索者達を矢切の家に行かせる方向に誘導した所で、2日目前半部終了。
大学を出た探索者達は矢切の家(単身者用のアパート)に着き、月城が家の鍵を開ける。
室内は特に何の変哲もない一人暮らしの部屋。
失踪してからは戻っていないのか、室内はうっすらホコリが積もっている。
月城には部屋掃除などさせて探索からは一旦外す。
部屋内には何があってもいいが、調査できる場所として、最低限『本棚』『机』は描写しておく。
『本棚』には【図書館】(救済措置として【目星】【アイデア】などもよい)
・世界各地の神話に関連した、普通の本複数冊(ギリシャ、北欧、北米、ケルト、日本など様々)
→開いてみると、『アテナ』『ミドガルズオルム』など、『竜』『龍』『蛇』に関連した神を調べた形跡がある
・地図帳
→ストラ山付近の地図が載っているページを開いた形跡がある。
→県名が書かれただけの一番シンプルな日本地図の4箇所に、印が付けてある。
→1箇所はストラ山がある都道府県、残り3箇所はそれ以外の東西南北に離れた別の都道府県に。
(ヤマタノオロチの頭部が眠っていると思われているポイントだが、この時点では意味不明でよい)
が、発見できる。
『机』には鍵がかかっている。【鍵開け】か【目星】で机の裏側にかけた部分があり、そこから鍵を外せることが分かる。
・アガイロ教団について調べた資料
→アガイロ教団そのものよりも、その前身である孤児院について調べた資料のが多い。
→【図書館】成功で、孤児院の火災についての詳細な情報が分かる。
・火災発生当時、孤児院に居たのは神父1名と孤児である子供15名。
・発生時刻は夜間。そのため、内部にいた人間は逃げ遅れた。
・孤児院の管理者である神父1名、孤児たち12人分の遺体が発見された。
・残る3名分の遺体は未だ発見されていない。酷い火災だったため、燃え尽きたと考えられている。
・火元は火の気が無い場所で、一時期は放火も疑われていた。
・発生時刻は夜間。そのため、内部にいた人間は逃げ遅れた。
・孤児院の管理者である神父1名、孤児たち12人分の遺体が発見された。
・残る3名分の遺体は未だ発見されていない。酷い火災だったため、燃え尽きたと考えられている。
・火元は火の気が無い場所で、一時期は放火も疑われていた。
・矢切蔵人が使っていたと思われる手帳
事態の推移記録と状況整理のため、記録として残す。
N月X1日
アガイロ教団のトップから接触あり。
(判別不能A)を知っていた。その事実を知る者は既にこの世にいないはず。
なのに何故だ。
即座に力づくで来るかと思ったが、おとなしく引き下がった。
対応を検討。
N月X2日
対策を検討。
既に匂いを知られた今、逃亡は不可能と判断。物理的な排除が現状最も有効か。
N月X3日
アガイロの長より再度接触。
施設内部にて、(判別不能B)の存在を確認。
精巧に用意された偽物の可能性は薄い……まさか、本物のあの娘か。
だが、あの娘はあの時死んだはず……そして、様子もおかしい……何らかの操作を受けたか?
同時に奴の目的を聞かされる。
何から何まで本当と信じるのは危険だが、仮に真実であれば。
今の時点で奴を殺害するわけにはいかなくなった。
奴は(判別不能C)を復活させつつある。
(判別不能C)を再度封じるために、居場所の情報をやつから吐かせるまでは、殺すわけにはいかない。
N月X4日
本日より奴に協力する。
目的は解毒薬の確保と、あの通路がまだ使えるかどうかの確認。
地下からラボに潜入出来るあの通路がまだ使えるのであれば、やりようはある。
無論、アレの居場所も探る。
もうここに戻ることも無いだろう。
万が一の時のために、くすねた例の化学式だけは記録しておく。
アガイロ教団の長には道連れになってもらうが、せめてアイツと信者は解放してやりたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここには文字のようにも、数字のようにも、絵のようにも見える
何十個もの未知の記号によって、
何かが書かれているようなのだが、
当然ながら探索者には理解することは出来ない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
N月X1日
アガイロ教団のトップから接触あり。
(判別不能A)を知っていた。その事実を知る者は既にこの世にいないはず。
なのに何故だ。
即座に力づくで来るかと思ったが、おとなしく引き下がった。
対応を検討。
N月X2日
対策を検討。
既に匂いを知られた今、逃亡は不可能と判断。物理的な排除が現状最も有効か。
N月X3日
アガイロの長より再度接触。
施設内部にて、(判別不能B)の存在を確認。
精巧に用意された偽物の可能性は薄い……まさか、本物のあの娘か。
だが、あの娘はあの時死んだはず……そして、様子もおかしい……何らかの操作を受けたか?
同時に奴の目的を聞かされる。
何から何まで本当と信じるのは危険だが、仮に真実であれば。
今の時点で奴を殺害するわけにはいかなくなった。
奴は(判別不能C)を復活させつつある。
(判別不能C)を再度封じるために、居場所の情報をやつから吐かせるまでは、殺すわけにはいかない。
N月X4日
本日より奴に協力する。
目的は解毒薬の確保と、あの通路がまだ使えるかどうかの確認。
地下からラボに潜入出来るあの通路がまだ使えるのであれば、やりようはある。
無論、アレの居場所も探る。
もうここに戻ることも無いだろう。
万が一の時のために、くすねた例の化学式だけは記録しておく。
アガイロ教団の長には道連れになってもらうが、せめてアイツと信者は解放してやりたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここには文字のようにも、数字のようにも、絵のようにも見える
何十個もの未知の記号によって、
何かが書かれているようなのだが、
当然ながら探索者には理解することは出来ない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
探索者達が資料を調べ終えた所で2日目終了。探索者達を解散させる。
月城には『せめて、矢切が失踪した理由だけでも分かれば』的なことを言わせ、
情報開示の必要性を匂わせていく。
万が一、調べた内容を月城に開示しなかった場合は、
探索者達が解散したタイミングで、月城と特定の探索者1名を一緒に帰らせ、月城に問いつめさせる。
いかにも『心理学に成功しました』という体でシークレットロールを行うこと。
難易度の高いシナリオにしたければ、ここで月城への情報開示が無かった場合、バッドエンド確定としてもよい。
探索者達、月城と共にアガイロ教団本部施設前に到着。
教団施設は教会に似た大きめの建物で、正面の入り口部分以外は高い塀(壁)が覆っている。
壁に覆われた裏手の方には、正面に見える境界部分とは異なった何かの建物がある。
建物を目にした月城、何かを思い出す。あるいは、手帳の内容を見ていれば確認するかのように頷く。
月城、探索者達に「確かめたいことがあります。地下に行くので、ついてきてほしい」的な事を言う。
KPは探索者達に『ここは地上と地下に別れる分岐ルートです』とぶっちゃけてよい。
探索者達が望むなら、【アイデア】を振らせても良い。
成功者には「地上では派手なことは出来ないだろう。地下は遮音性高いから何か(戦闘)あるかもね」と匂わせる。
シナリオの都合上、地上組→地下組の順でシーンを進める。
地上を進み、教会内部へと進む探索者達を、秘書子が出迎え、応接室へと案内する。
内部は広い一本道の廊下の左右に部屋がついているような構造(家の鍵のような形状だと思えばいい)
廊下の左右にある部屋は信者の修行部屋だが、今は誰もいない。
廊下の途中、美術館などによくある、プラスチックのカバーがかかった台座が8つある事を教える。
うち4つは空、もう4つは『ヤマタノオロチ』に関連したモノ(折れた剣、割れた瓶、蛇の抜け殻など)が入っている。
廊下の一番奥には厳重にロックされた扉があり、その手前、右方向にある応接室へ探索者達を通す。
秘書子、来客者向けテーブルの上に、ティーセットから紅茶を注ぐ。(無毒)
『道中で見た奥の部屋は教祖の私室なので入るな』的なことを言わせて去る。
応接室内部は広く、明るい雰囲気が漂う、清潔かつ高級感もある部屋。
左手には庭に面した大きな窓があるが、よく見れば鉄の格子が入ったハメ殺しのガラス窓。
右手には教団の教義(自己解放など)をまとめた宗教勧誘本が詰まった本棚。
【目星】
・部屋の奥の壁に、大きな日本地図が貼られている。
・日本地図には8本の虫ピンが刺さっており、うち4本は「とりあえず」という形で隅にまとめて刺さっている。
・残り4本は、矢切の部屋で見つけた地図帳の印と同じ都道府県にささっている。
・ストラ山付近に刺さっていた虫ピンは、その近くにある別の山の方に移動されている形跡がある
【聞き耳】
・部屋全体にうっすらとお香のような匂いが漂っていることが分かる。
・(SC,もしくは【オカルト】)催眠療法などで使う、トランス系の作用をもたらす薬草の香りだと気づく。
という所まで探索者が調べたら、秘書子が教祖を連れてやってくる
教祖サン=ケンマ、応接室のソファに座り、探索者達の相手をする。
顔を覆っているフードによって、口元以外は見えないことを伝えておく。
秘書子は教祖と入れ替わるように下がらせる。
適当に教団の意義を語らせ、探索者達がやってきた理由などを聞く。
探索者達が『孤児院』などのワードを出す、あるいは探索者達がやってきた理由がもっともらしければ、
以下の様なことを語らせる。
・この建物はもともと孤児院だったのだが、15年前の大火事で住人のほとんどが死んだ
・その後教団が買い取り、今のような建物になった
・その孤児院では、子供を実験台にして怪しい実験が行われていたといううわさがある。
・2名の行方不明者を除き、孤児院関係者は死んだ
語り口は丁寧だが、どこか恍惚とした口調であり、口元には笑みが浮かんでいることに気づかせて良い。
探索者達に不安を与えた所で、ケンマは立ち上がって去る。
去り際に「急いだほうがいい。地下にいる仲間を案じるなら」というような事を語らせて地上組シーン終了。
万一、探索者達がケンマに攻撃してくるようなら、ケンマは肉体に取り込んだ神話生物の一部を展開。
(例えば『忌まわしき狩人』の尾など)で、探索者を吹き飛ばし壁に叩きつけ、1d4ダメージを与える。
ここで本気で戦ったら勝てないことを匂わせておく。
戦闘終了
ガストの死体(秘書子の肉も含めて)は蒸発するように消えていく。
上記の融合イベントが発生しなかった場合、月城を死体に駆け寄らせて涙の一つでも流させておく。
秘書子とのつながりをアピールすることで、人外っぽさを匂わせておく。
融合イベントが発生した場合、戦闘終了後に探索者の肉体を覆っていた装甲は溶け落ち、
月城の形に再形成される。
探索者が問いただしてきた場合、5歳くらいの頃に改造されてこうなったという話をしてもよい。
それらが終わった後、地下通路を抜け、探索者たちと月城は教会施設の裏手にあった建物部分に入る。
内部は手術室のような雰囲気の部屋になっており、ガラス扉で隔離された部屋には、
大人用と子供用の二種類の拘束具付き手術台が設置されている。
【目星】【図書館】 救済手段【幸運】
サン=ケンマが残した資料を発見できる。
以上の資料を発見する。
探索者達が動こうとしない場合、【アイデア】で『生け贄の印象』のくだりをもう一度読ませ、
死ぬ可能性が迫っていることを説明しておく。
探索者達がインスマ山に向かう覚悟を決めた所で、3日目前半終了。
教団施設は教会に似た大きめの建物で、正面の入り口部分以外は高い塀(壁)が覆っている。
壁に覆われた裏手の方には、正面に見える境界部分とは異なった何かの建物がある。
建物を目にした月城、何かを思い出す。あるいは、手帳の内容を見ていれば確認するかのように頷く。
月城、探索者達に「確かめたいことがあります。地下に行くので、ついてきてほしい」的な事を言う。
KPは探索者達に『ここは地上と地下に別れる分岐ルートです』とぶっちゃけてよい。
探索者達が望むなら、【アイデア】を振らせても良い。
成功者には「地上では派手なことは出来ないだろう。地下は遮音性高いから何か(戦闘)あるかもね」と匂わせる。
シナリオの都合上、地上組→地下組の順でシーンを進める。
地上を進み、教会内部へと進む探索者達を、秘書子が出迎え、応接室へと案内する。
内部は広い一本道の廊下の左右に部屋がついているような構造(家の鍵のような形状だと思えばいい)
廊下の左右にある部屋は信者の修行部屋だが、今は誰もいない。
廊下の途中、美術館などによくある、プラスチックのカバーがかかった台座が8つある事を教える。
うち4つは空、もう4つは『ヤマタノオロチ』に関連したモノ(折れた剣、割れた瓶、蛇の抜け殻など)が入っている。
廊下の一番奥には厳重にロックされた扉があり、その手前、右方向にある応接室へ探索者達を通す。
秘書子、来客者向けテーブルの上に、ティーセットから紅茶を注ぐ。(無毒)
『道中で見た奥の部屋は教祖の私室なので入るな』的なことを言わせて去る。
応接室内部は広く、明るい雰囲気が漂う、清潔かつ高級感もある部屋。
左手には庭に面した大きな窓があるが、よく見れば鉄の格子が入ったハメ殺しのガラス窓。
右手には教団の教義(自己解放など)をまとめた宗教勧誘本が詰まった本棚。
【目星】
・部屋の奥の壁に、大きな日本地図が貼られている。
・日本地図には8本の虫ピンが刺さっており、うち4本は「とりあえず」という形で隅にまとめて刺さっている。
・残り4本は、矢切の部屋で見つけた地図帳の印と同じ都道府県にささっている。
・ストラ山付近に刺さっていた虫ピンは、その近くにある別の山の方に移動されている形跡がある
【聞き耳】
・部屋全体にうっすらとお香のような匂いが漂っていることが分かる。
・(SC,もしくは【オカルト】)催眠療法などで使う、トランス系の作用をもたらす薬草の香りだと気づく。
という所まで探索者が調べたら、秘書子が教祖を連れてやってくる
教祖サン=ケンマ、応接室のソファに座り、探索者達の相手をする。
顔を覆っているフードによって、口元以外は見えないことを伝えておく。
秘書子は教祖と入れ替わるように下がらせる。
適当に教団の意義を語らせ、探索者達がやってきた理由などを聞く。
探索者達が『孤児院』などのワードを出す、あるいは探索者達がやってきた理由がもっともらしければ、
以下の様なことを語らせる。
・この建物はもともと孤児院だったのだが、15年前の大火事で住人のほとんどが死んだ
・その後教団が買い取り、今のような建物になった
・その孤児院では、子供を実験台にして怪しい実験が行われていたといううわさがある。
・2名の行方不明者を除き、孤児院関係者は死んだ
語り口は丁寧だが、どこか恍惚とした口調であり、口元には笑みが浮かんでいることに気づかせて良い。
探索者達に不安を与えた所で、ケンマは立ち上がって去る。
去り際に「急いだほうがいい。地下にいる仲間を案じるなら」というような事を語らせて地上組シーン終了。
万一、探索者達がケンマに攻撃してくるようなら、ケンマは肉体に取り込んだ神話生物の一部を展開。
(例えば『忌まわしき狩人』の尾など)で、探索者を吹き飛ばし壁に叩きつけ、1d4ダメージを与える。
ここで本気で戦ったら勝てないことを匂わせておく。
月城の案内で、敷地の端にある地下道入口へとたどり着き、そのまま地下道へ続くハシゴを降りていく。
内部は坑道じみた通路になっており、幅と天井の高さはそこまででもないが、戦闘には不便しない程度。
壁には電気配線がケーブルむき出しのまま敷設されており、ところどころ電灯が照らしている。
【アイデア】
・どうして普段は使ってい無さそうな地下通路に、煌々と明かりが灯っているのか? と思いつく。
探索者たちに違和感と警戒心を芽生えさせた所で、電灯が急に明滅し始める。
明滅終了後、探索者と月城の前に、秘書子が立っている。
狂った(洗脳された)様子の秘書子、『月城も自分の同類』といったようなことを話したあと、
体が縦半分に割れて、ガストAとBに分離する。
人が避け、怪物になるところを見た探索者達SANC。
成功で1d3 失敗で1d8+1d3程度の重めでよい。
【神話技能】で、ガストに適合できるよう改造された人間であると気づける。
戦闘開始
・戦闘で探索者の1名が死亡、気絶、HP半減などのピンチに陥る
・探索者がSANCで発狂する
のどちらかの条件を満たした場合、特殊イベントに移行。
死亡、発狂した探索者に月城が融合し、体力及び精神状態を回復させる。
画像が用意できるなら、パワードスーツ系(仮面ライダー、アイアンマンのような)の装甲を装着させた状態にしてもよい。
地上組は1d4+1を降らせ、出た数字と同じだけラウンドが経過したら合流出来たことにしてもよい。
DEX×5ロールに成功したら、到着を1R早めても良い。
内部は坑道じみた通路になっており、幅と天井の高さはそこまででもないが、戦闘には不便しない程度。
壁には電気配線がケーブルむき出しのまま敷設されており、ところどころ電灯が照らしている。
【アイデア】
・どうして普段は使ってい無さそうな地下通路に、煌々と明かりが灯っているのか? と思いつく。
探索者たちに違和感と警戒心を芽生えさせた所で、電灯が急に明滅し始める。
明滅終了後、探索者と月城の前に、秘書子が立っている。
狂った(洗脳された)様子の秘書子、『月城も自分の同類』といったようなことを話したあと、
体が縦半分に割れて、ガストAとBに分離する。
人が避け、怪物になるところを見た探索者達SANC。
成功で1d3 失敗で1d8+1d3程度の重めでよい。
【神話技能】で、ガストに適合できるよう改造された人間であると気づける。
HP12 、装甲1、DEXは探索者の中で一番低い者の数値-1、DB1d4相当のSIZとSTR
攻撃技能
触手によるなぎ払い 60% 1d4+DB(1d4)
触手による刺突 60% 1d6+DB(1d4)
ガストAかBのどちらかが死亡した場合、残った方が1ターンに2回行動を行う。
攻撃技能
触手によるなぎ払い 60% 1d4+DB(1d4)
触手による刺突 60% 1d6+DB(1d4)
ガストAかBのどちらかが死亡した場合、残った方が1ターンに2回行動を行う。
戦闘開始
・戦闘で探索者の1名が死亡、気絶、HP半減などのピンチに陥る
・探索者がSANCで発狂する
のどちらかの条件を満たした場合、特殊イベントに移行。
死亡、発狂した探索者に月城が融合し、体力及び精神状態を回復させる。
画像が用意できるなら、パワードスーツ系(仮面ライダー、アイアンマンのような)の装甲を装着させた状態にしてもよい。
・それまでに受けていたダメージ全回復
・発狂を強制解除(シークレットロールで技能処理したかのように見せる)
・融合者のSTR,DEX+3、SIZ+1
・融合者のもともとのDBを増強(0→1d2、1d4→1d6、1d6→1d8)
・発狂を強制解除(シークレットロールで技能処理したかのように見せる)
・融合者のSTR,DEX+3、SIZ+1
・融合者のもともとのDBを増強(0→1d2、1d4→1d6、1d6→1d8)
地上組は1d4+1を降らせ、出た数字と同じだけラウンドが経過したら合流出来たことにしてもよい。
DEX×5ロールに成功したら、到着を1R早めても良い。
戦闘終了
ガストの死体(秘書子の肉も含めて)は蒸発するように消えていく。
上記の融合イベントが発生しなかった場合、月城を死体に駆け寄らせて涙の一つでも流させておく。
秘書子とのつながりをアピールすることで、人外っぽさを匂わせておく。
融合イベントが発生した場合、戦闘終了後に探索者の肉体を覆っていた装甲は溶け落ち、
月城の形に再形成される。
探索者が問いただしてきた場合、5歳くらいの頃に改造されてこうなったという話をしてもよい。
それらが終わった後、地下通路を抜け、探索者たちと月城は教会施設の裏手にあった建物部分に入る。
内部は手術室のような雰囲気の部屋になっており、ガラス扉で隔離された部屋には、
大人用と子供用の二種類の拘束具付き手術台が設置されている。
【目星】【図書館】 救済手段【幸運】
サン=ケンマが残した資料を発見できる。
ケンマの調査資料『ノークァン孤児院制圧作戦に伴う調査資料の一部』
ノークァン孤児院を収める神父はミ(判別不能)の狂信者であり、彼の者の実験材料として孤児達を捧げていた
まだ幼く、変化に順応しやすい子供の肉体は、彼の者の【後天的細胞変異実験】にはうってつけの材料だった
狂信者は子供を、ミ=(判別不能)は(判別不能)星や(判別不能)界からサンプルを集め、掛けあわせた
『実験材料1 深き(判別不能)
成功。もともと人に近い存在であり、簡易な措置で変異させることに成功した』
『実験材料2 (判別不能)のクモ
失敗。人の形状から離れるほど、難易度は急激に上昇する事が判明する。処分』
『実験材料3 ガスト
成功。ガスト自体の適応性が高く、1人の肉体に2体分のガストを入れる事に成功する』
『実験材料4 ショゴス
成功。万能細胞たるショゴスをキーとし、人間の肉体全てを万能細胞として置き換えることに成功した。
副産物として、神経物質生成、硬化作用なども確認』
『実験材料5 ナイトゴーント
成功。ショゴス細胞実験で得られたデータを応用し、オリジナルには無い人間形態への擬態能力と、
ミ=(判別不能)の武器である電(判別不能)の装着に成功。要人護衛用としても活用できるか』
というような内容が、更にもう10数名分続いている
ノークァン孤児院を収める神父はミ(判別不能)の狂信者であり、彼の者の実験材料として孤児達を捧げていた
まだ幼く、変化に順応しやすい子供の肉体は、彼の者の【後天的細胞変異実験】にはうってつけの材料だった
狂信者は子供を、ミ=(判別不能)は(判別不能)星や(判別不能)界からサンプルを集め、掛けあわせた
『実験材料1 深き(判別不能)
成功。もともと人に近い存在であり、簡易な措置で変異させることに成功した』
『実験材料2 (判別不能)のクモ
失敗。人の形状から離れるほど、難易度は急激に上昇する事が判明する。処分』
『実験材料3 ガスト
成功。ガスト自体の適応性が高く、1人の肉体に2体分のガストを入れる事に成功する』
『実験材料4 ショゴス
成功。万能細胞たるショゴスをキーとし、人間の肉体全てを万能細胞として置き換えることに成功した。
副産物として、神経物質生成、硬化作用なども確認』
『実験材料5 ナイトゴーント
成功。ショゴス細胞実験で得られたデータを応用し、オリジナルには無い人間形態への擬態能力と、
ミ=(判別不能)の武器である電(判別不能)の装着に成功。要人護衛用としても活用できるか』
というような内容が、更にもう10数名分続いている
上記リストに書かれている実験材料3はガスト、4は月城、5は矢切である。
地下の戦闘で月城融合イベントを発生させていない場合、月城自身にそのことを説明させても良い。
融合イベントが発生している場合は、【神話技能】【アイデア】などで気づかせても良い。
地下の戦闘で月城融合イベントを発生させていない場合、月城自身にそのことを説明させても良い。
融合イベントが発生している場合は、【神話技能】【アイデア】などで気づかせても良い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かねてからこそこそと動いていたあの男の目的が分かった。
矢切め、支配血清の解毒薬を探すために動きまわるとは。
どうやら、彼女らの命をネタに脅迫するだけでは足りないらしい。
貴重な血清を5本も使用するはめになったが、これで手足として十全に働いてくれるだろう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やはり、かの大神の耐久卵は目した所に存在した。
切り離された頭部が全て卵に変異するとは、さすが神と恐れ入るばかりだ。
ただ当該地点はあくまで時が来るまで耐えるための場所であり、
どうしても地脈・龍脈の流れが希薄である。
覚醒を早めるため、ストラ山内部より、インスマ山内部龍脈集結点へと移動させる。
また、運の良いことに『生け贄の印章』を刻んだ人間が増えた。
万が一、神のお側に連れてくることが出来なくとも、
放置しておけばいずれ勝手に死に、贄となる。予備の餌としては十分だろう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かねてからこそこそと動いていたあの男の目的が分かった。
矢切め、支配血清の解毒薬を探すために動きまわるとは。
どうやら、彼女らの命をネタに脅迫するだけでは足りないらしい。
貴重な血清を5本も使用するはめになったが、これで手足として十全に働いてくれるだろう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やはり、かの大神の耐久卵は目した所に存在した。
切り離された頭部が全て卵に変異するとは、さすが神と恐れ入るばかりだ。
ただ当該地点はあくまで時が来るまで耐えるための場所であり、
どうしても地脈・龍脈の流れが希薄である。
覚醒を早めるため、ストラ山内部より、インスマ山内部龍脈集結点へと移動させる。
また、運の良いことに『生け贄の印章』を刻んだ人間が増えた。
万が一、神のお側に連れてくることが出来なくとも、
放置しておけばいずれ勝手に死に、贄となる。予備の餌としては十分だろう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上の資料を発見する。
探索者達が動こうとしない場合、【アイデア】で『生け贄の印象』のくだりをもう一度読ませ、
死ぬ可能性が迫っていることを説明しておく。
探索者達がインスマ山に向かう覚悟を決めた所で、3日目前半終了。
探索者と月城、アガイロ教団本拠地を後にする。
本拠地内部は既に無人であり、地上組が目にしたケースに入った遺物なども既に無い。
探索者達が望むのであれば、このタイミングで買物などをさせてもよい。
どうせ人気のない山中に行くことになるので、KPがいいと思うのであれば武器の携帯も許して良い。
インスマ山に到着。登山道を登っていく。
道中で月城の髪の毛を一本ずつ、お守りとして探索者たちに渡しておくこと。この髪の毛は後で使う。
【聞き耳】
何かの匂いを感じる。3日目前半で教団本拠地地上部に入ったPCは、教会で嗅いだものと同じにおいだと感じる。
【聞き耳S・C】または追加【薬学】【オカルト】
幻惑作用のある薬草の匂いだと理解できる。
成功者は登山道の脇に、平坦な丘、そしてそこに開いた洞窟の入口に気づく。
薬草の幻惑作用で、追加技能に成功しない限り気づくことは出来ない。
誰も成功しなかった場合は、月城が気づき、『そこに何かがある』と探索者たちに理解させたことで、
幻惑の呪縛から逃れられたということにしておく。
探索者達、洞窟の存在に気づく。
洞窟の手前で待ち構えている改造ナイトゴーント=矢切に気づく。
矢切、月城を山に生えている大木に叩きつけるようにしながら突撃。
月城、攻撃を受けつつ、探索者たちに先に行くよう叫ぶ。
それでも探索者達が寄ってくるようなら、矢切の電撃を探索者達の足元あたりに撃って近づかないようにしておく。
探索者達、洞窟を進む。
洞窟内部は奇怪な色をした炎が照らしており、明かりには困らない。
内部は下り通路になっており、左右の壁には壁画のようなものが描かれている。
【歴史】【芸術(任意)】【知識の半分】
壁画の内容がわかる。
スサノオノミコトが十握剣と計略を用いて、ヤマタノオロチを殺したという内容だが、後半部が違う。
切り落とされたヤマタノオロチの8つの首が、日本各所に飛び、卵に変化した。
その卵から放たれる瘴気の影響で死者が骨だけになって甦り、卵を守る万人になった。
という内容が描かれている。
しばらく下った所で、探索者達はドームのような場所にたどり着く。
内部はかなり広く、天井部には明かりが届かない。ローマのコロッセオを彷彿とさせる巨大さ。
ドームの中央部には、巨大(高さが探索者達の背丈の倍程度)な白い楕円形の卵と、
探索者たちに背を向けて卵に祈りを捧げるケンマの姿。
探索者達とケンマが一通り会話する、あるいは投擲などでケンマに喧嘩を売りに行ったら。
ケンマは変異開始。
頭部は『先祖返りした蛇人間』のものだが、それ以外の部分は複数の神話生物のパーツで構成されている。
神話生物のものであれば何でも良いが、この後のシーンのため、飛行できる程度の羽根はつけておくこと。
【神話技能】の数式は(1+ケンマに組み込まれている神話生物パーツの数)B100<=(神話技能数値)で計算する事。
成功した場合、ケンマの正体である先祖返りした蛇人間と、組み込まれた神話生物が何か理解できる。
向かい合うケンマ変異体と探索者達。絶望的な光景を煽りまくること。
投擲や弓、銃火器などで攻撃してきた場合は、あえて受けて、ノーダメージだというところを見せること。
ケンマ変異体が探索者たちに襲いかかる直前、謎の影がその間に割って入り、ケンマと共に天井部の暗闇に消えていく。
【DEX×5】
一瞬の間に何が起きたかを、成功した探索者は理解できる。
ケンマ変異体が探索者達に襲いかかろうとした瞬間、洞窟の入口側からやってきた、
翼のある何か(=月城と融合し正気を取り戻した矢切ナイトゴーント体)が凄まじい速度で現れ、
ケンマ変異体を上方向に殴り飛ばすなどして、自分と共に天井部に戦場を移したことが分かる。
角と羽根っぽいモノがあって、更に鎧のような見た目になっている画像があればよりよい。
なければナイトゴーントそのまま、あるいはカラーリングのみ変えたものとかでもいいかもしれない。
月城と融合したんだろうな、ということが察せられるのであればなお良い。
ケンマ変異体と矢切融合体が天井の暗闇に消えると、天井方向からは巨大な物同士がぶつかり合うような音と、
羽ばたきの音が聞こえてくる。
【聞き耳】
目の前の卵の殻にヒビが入る音が聞こえる。
【目星】
目の前の卵の殻にヒビが入る様子が見える。
探索者たちに身構えさせた所で、卵から巨大な蛇が生まれる。
頭は一つだが、サイズはどうやってあの卵に詰まっていたのかわからない程の巨体。
【神話技能】、洞窟道中にあった壁画に技能成功していれば、【歴史】【オカルト】【知識の半分】
成功でこれが『ヤマタノオロチの断片、しかもその幼体』である事が分かる。
目覚めたばかりで腹が減っているだろうことも。
SANC 1d4+1/1d8+1
STR:32 SIZ:30 CON:20 ダメージボーナス:3d6
DEX:DEXが一番低い探索者数値-1
耐久力25 装甲:0〜5程度(KP判断)
攻撃【尾による殴打】50% 1d10+DB(3d6)
探索者達と睨み合うオロチ幼体。
探索者達の左手に刻まれた生け贄の印章が妖しく輝く。
この場までたどり着いて、探索者達が戦う意志を捨てていない場合、
または、探索者の内1名以上が一時的狂気に陥った場合、イベント発生。
月城が託した髪の毛が探索者達がそれぞれ持つ戦闘技能に適した武器に変化する。
例:【日本刀】なら金色に輝く刀身を持った刀に、【キック+MA】なら、脚を覆う紅い鎧に……といった具合に。
強化内容はKPの匙加減でいいが、オロチ幼体の装甲数値を鑑み、勝算があるような数値にする。
発狂したものには月城が精神分析を成功した扱いにし、発狂を強制解除。
そして、探索者達の体の周囲を、光り輝く2つの球体が浮遊する。
発狂状態から回復した者は、球体が1つだけ。
これはオロチから攻撃を食らった際、受けたダメージを2回(1回)肩代わりしてくれるものだと、PLにぶっちゃけてよい。
準備ができた所で、戦闘開始。
勝利。
倒れ伏したオロチの遺体に、細切れになったケンマ変異体の死体が降ってくる。
矢切融合体、探索者達の前に着地。
ある程度会話する。ここに至った事情説明など。
「探索者達が月城に手帳を見せておいてくれたお陰で血清の解毒が間に合った」的な事を伝えておく。
月城は矢切と融合している状態なので、会話させなくともよいし、させてもよい。
ある程度会話した所で、探索者たちに【目星】か【聞き耳】を振らせる。
洞窟の破片が落ちてきていたり、壁にヒビの入る音が聞こえてくるなど、
徐々に洞窟が崩れ落ちようとしていることに気づかせ、脱出を促す。
探索者達が脱出を始めたあたりで、ケンマの肉体を取り込んだオロチ幼体が復活。
矢切融合体は探索者達を逃がし、敵にとどめを刺すため、オロチ幼体に立ち向かっていく。
探索者達、洞窟から脱出。洞窟は地響きを立てながら崩落する。そこに矢切達の姿は無い。
シナリオ終了
後日談
矢切、並びに月城は、あの崩落を生き延びている。
望むなら新聞記事などで、矢切融合体に似た何かが目撃されたという体で、生存を匂わせておいても良い。
キャンペーン化する場合、矢切と月城は別シナリオ『氷原に吠える鉄塊』『Scarlet Dawn』『Savior in the Dark』にも登場するので、
倫理的にまずい行為などは目撃されないほうがいいと思われる。
このページへのコメント
その他の部分を見落としていました、すみません。
Scarlet Dawn等のシナリオ公開の予定はありますか?