1-67 じぇらしーぱにっく!その1
「むーーーーーーッ!!」
今、僕の部屋で女の子が食料を口いっぱい詰め込んだリスのように頬を膨らませてこっちを睨んでいる。
「えーっと・・・どうしたの?」
僕は努めていつもの口調で女の子に問いかける。
「むーーーーーーッ!!」
テーブルに顎を乗せ、パンパンになった頬を更に膨張させて、仏頂面になる。怒っているのは分かるのだが、全くと言っていい程迫力が無い。むしろ可愛いとすら思う。
「うーんと、理由を話してくれないかな?その・・・怒ってる理由をさ」
何とか平静を保ってはいるものの、目の前でそんな表情をされると意識しなくても笑いという感情が込み上げてきてしまう。
僕は女の子に見えないように脇腹をつねって笑いを堪えつつ訪ねる。そうしなければ埒が開かない。
「・・・理由なんて聞かなくても分かるでしょ?」
そんな事言われても心当たりが無い。というか頬膨らませながら喋るなんて凄い器用だなぁ・・・
「うーん・・・ゴメン、分からない」
頭の引き出しから様々な思い出を引っ張り出すが、どれも女の子を怒らせるのに該当する物がない。仕方なく頭を下げて陳謝する。
しびれを切らせた女の子はテーブルから身を乗り出してグイッと顔を近付ける。
「有紗先輩との事。きっちり説明してもらうからね!!」
――有紗先輩。あぁ、思い出した。そういえば昨日有紗先輩に屋上でフェラして貰ったんだっけ。授業中だからバレないとは思ってたんだけど、まさか見られてたとは・・・
「どこまで見てたの?」
「全部は見てないけど・・・有紗先輩が亮ちゃんのオチンチン、裏筋から尿道までゆっくり舌で舐めながらタマを手で揉んだ後、くわえながら手でしごいて、最後はバキュームで思いっ切りオチンチン吸いながら亮ちゃんの精子美味しそうにゴクゴク飲んでたの見たもん!!」
一部始終バッチリ見てるじゃん。
「えーっと・・・その〜・・・まぁ有紗先輩とは体だけの関係なんだ」
こんな所でつまらない言い訳しても意味が無い。素直に話す事にする。
「グスッ・・・酷いよぉ」
鼻をすすり、いつの間にか女の子の目には一筋の涙が流れていた・・・さすがに不味かったかなぁ。
「私なんか亮ちゃんに一回もフェラした事無いのにーーーーーー!!」
「そっちかよッ!!」
思わず条件反射で突っ込んでしまった。全くこの娘は・・・
「あっ・・・」
そっと髪に手を当てて二、三度静かに撫でてやる。
「ゴメンね、由香」
撫でられて心地良いのか、由香は気持ちよさそうに目をつむっている。
僕は完全に油断している由香にそっと唇を重ねた。
「・・・んっ!?」
突然の事に戸惑う由香だが、それも一瞬で、その後は目を閉じて僕に身を委ねる。
「お詫びのキス・・・って事で許してくれないかな?」
そう言って唇を離し、にっこり笑うと由香は顔をりんご飴のように真っ赤に染め、上目遣いで僕を見る。
「・・・もっとキスして、ギュッてくれなきゃ・・・許してあげない」
やれやれ・・・由香には叶わないな。
「おいで、だっこしてあげるから」
両手を広げ、由香を迎え入れる準備をする。
「うん!」
満面の笑みで由香は僕に体を預け、胸に頬擦りしてくる。
続き
今、僕の部屋で女の子が食料を口いっぱい詰め込んだリスのように頬を膨らませてこっちを睨んでいる。
「えーっと・・・どうしたの?」
僕は努めていつもの口調で女の子に問いかける。
「むーーーーーーッ!!」
テーブルに顎を乗せ、パンパンになった頬を更に膨張させて、仏頂面になる。怒っているのは分かるのだが、全くと言っていい程迫力が無い。むしろ可愛いとすら思う。
「うーんと、理由を話してくれないかな?その・・・怒ってる理由をさ」
何とか平静を保ってはいるものの、目の前でそんな表情をされると意識しなくても笑いという感情が込み上げてきてしまう。
僕は女の子に見えないように脇腹をつねって笑いを堪えつつ訪ねる。そうしなければ埒が開かない。
「・・・理由なんて聞かなくても分かるでしょ?」
そんな事言われても心当たりが無い。というか頬膨らませながら喋るなんて凄い器用だなぁ・・・
「うーん・・・ゴメン、分からない」
頭の引き出しから様々な思い出を引っ張り出すが、どれも女の子を怒らせるのに該当する物がない。仕方なく頭を下げて陳謝する。
しびれを切らせた女の子はテーブルから身を乗り出してグイッと顔を近付ける。
「有紗先輩との事。きっちり説明してもらうからね!!」
――有紗先輩。あぁ、思い出した。そういえば昨日有紗先輩に屋上でフェラして貰ったんだっけ。授業中だからバレないとは思ってたんだけど、まさか見られてたとは・・・
「どこまで見てたの?」
「全部は見てないけど・・・有紗先輩が亮ちゃんのオチンチン、裏筋から尿道までゆっくり舌で舐めながらタマを手で揉んだ後、くわえながら手でしごいて、最後はバキュームで思いっ切りオチンチン吸いながら亮ちゃんの精子美味しそうにゴクゴク飲んでたの見たもん!!」
一部始終バッチリ見てるじゃん。
「えーっと・・・その〜・・・まぁ有紗先輩とは体だけの関係なんだ」
こんな所でつまらない言い訳しても意味が無い。素直に話す事にする。
「グスッ・・・酷いよぉ」
鼻をすすり、いつの間にか女の子の目には一筋の涙が流れていた・・・さすがに不味かったかなぁ。
「私なんか亮ちゃんに一回もフェラした事無いのにーーーーーー!!」
「そっちかよッ!!」
思わず条件反射で突っ込んでしまった。全くこの娘は・・・
「あっ・・・」
そっと髪に手を当てて二、三度静かに撫でてやる。
「ゴメンね、由香」
撫でられて心地良いのか、由香は気持ちよさそうに目をつむっている。
僕は完全に油断している由香にそっと唇を重ねた。
「・・・んっ!?」
突然の事に戸惑う由香だが、それも一瞬で、その後は目を閉じて僕に身を委ねる。
「お詫びのキス・・・って事で許してくれないかな?」
そう言って唇を離し、にっこり笑うと由香は顔をりんご飴のように真っ赤に染め、上目遣いで僕を見る。
「・・・もっとキスして、ギュッてくれなきゃ・・・許してあげない」
やれやれ・・・由香には叶わないな。
「おいで、だっこしてあげるから」
両手を広げ、由香を迎え入れる準備をする。
「うん!」
満面の笑みで由香は僕に体を預け、胸に頬擦りしてくる。
続き
2008年07月20日(日) 13:02:18 Modified by amae_girl