4-533 お泊りデート3日目

再会してから2年と4ヶ月。とってもとっても長かった!やっとおにーさんの彼女になれた!嬉しくって嬉しくって涙が止まらないよ!
おにーさんが優しく抱きしめて、頭を撫でてくれる。気持ちよくって、少しずつ涙が止まってくるけど、ちょっと早起きだったから眠くなっちゃう。
「美香、眠くないか?」
「はい、ちょっと眠いです」
「実は俺も眠いからちょっと寝ようぜ。夢見が悪かったから、今度はいい夢を見れそうだ」
「えへへっ♪じゃあ、このまま私を抱きしめててくれますか?」
「構わないが・・・ちょっと恥ずかしいな」
「実は私も恥ずかしいんですよっ♪」
そう、昨日起きてショーツ穿き替えた後におにーさんに弄くられ・・・もとい、抱きつかれてかなーり恥ずかしかったんですから。
「そ、そうか・・・じゃ、じゃあ仕方ないな」
「えへへっ♪ありがとうございますっ♪」

「そういや美香の誕生日っていつなんだ?」
おにーさんが唐突にそんなことを聞いてきた。えへへ、実は・・・
「聞いて驚いてください!実は9月25日なんですよ♪」
「9月25日って・・・今日?」
「そうですっ!だから、朝からとっても嬉しいプレゼントだったんですよ♪」
「そうだったのか・・・でも知ったからには何かプレゼント買ってやりたいな」
「いいんですか?」
「そんなに高いものは無理だぞ?」
「うーん・・・あっ!おにーさんおにーさん!いいこと考え付いちゃいました!」
「うん?何だ?」
「ペアリングが欲しいかなぁって♪バイト中につけられないのが残念ですけど、やっぱり指輪は特別です♪」
食品を扱うバイトですから、手の装飾品はNGなんですよねー。そういえばネックレスとかって大丈夫だったっけ?
「ペアリング・・・ですか」
「おにーさん、ペアリングなんて恋人達の定番ですよ?」
「そうなのか・・・」
まぁ私の脳内で、ですけどね♪
「じゃあ今日はディズニーに行く前にららぽーと寄るか?」
やたっ!おにーさんとおそろいのもの、ようやっと公認でゲットです♪
「はいっ!って、なんだか興奮しちゃって眠れなくなっちゃいました!」
「俺もびっくりして目が冴えちまった。ららぽーとに行くには早すぎるから、少しドライブにでも行くか?」
「はいっ!おにーさんとならどこにでも行っちゃいますっ!」

「俺は着替える前に風呂に入るが、美香はどうする?」
そう言っておにーさんが私の体を離し、今日の洋服を取り出しはじめた。
昨日は私が先に起きて着替えちゃったから、おにーさんに私のカラダ見せられなかったけど、今なら・・・
「・・・ねぇ、おにーさん」
「ん?」
「私の裸、見たくありません?」
「なっ!?な、何を言ってんだ!?そ、そんな気軽に見せるとか、言うもんじゃないだろ!?」
「もう私は、おにーさんのモノなんですよ?だから、裸だって見たっていいんですよ?とっても恥ずかしいんですけど、見てほしいんです」
「う・・・あ・・・」
おにーさんが顔を真っ赤にして、顔を逸らす。でもやっぱり気になるのか、ちらちらと私の方を見てくる。そんなに熱い視線で見られると、私の方から襲いたくなっちゃうじゃないですか♪
パジャマの裾をあげてお腹を見せると、おにーさんがすごい勢いで背中向けちゃった。ちぇ。

女は誰しもが女優だって言うが、今実感した。チラッとお腹を見せてきた時、一瞬美香に襲い掛かりそうになった。何とか自制して美香が視界に入らないようにしたが。
男としては非常にありがたいことなんだろう、でも俺自身は納得できない。なんとなく。
美香の方を向くと、期待したような、潤んだ眼差しで俺を見つめてくる。一回冷静にさせるために、お仕置きしてやらないとな。
近付いて顎を上げてやると、頬を染めながら目を閉じ、気持ち口を突き出してきた。俺のやることは決まっている。俺と美香の距離が近づく。3、2、1、バシッ。
「った〜い!」
「美香、付き合いはじめたからってすぐにセックスとかは良くないと思うんだが?」
「おにーさん!何するんだすかっ!?痛いですよ!」
「美香が変な気起こさせようとするからだ」
「うー!手に噛み付きますよ!」
「手は勘弁してくれ。せめてここにしてくれ」
「あ・・・う・・・は、はい・・・」
口に噛み付けって言うそぶりをしたら、予想外の切り返しだったのかしどろもどろになる美香。
めちゃくちゃ恥ずかしそうに照れる姿は、俺の理性を吹っ飛ばした。美香の唇が欲しい。ものすごく欲しい。

美香を上に向かせるために顎を持ち上げる。デコピンの痛みのせいで潤んだ瞳に吸い込まれそうだ。
美香とは身長差が30cm近くあるせいで、俺がしゃがんであげないと唇に届かないので、若干腰を落とす。
そしてしっかりと体を抱き寄せ、美香にキスをする。唇が触れた瞬間、ピクッと反応したのは気のせいか?
触れ合うだけのキス。フレンチキスって言うんだっけか、バードキスって言うんだっけか?
「・・・ふぅ・・・」
「・・・ぷはぁ・・・息ツラかったぁ・・・」
「美香は息止めてたのか?」
「だって鼻で息したらおにーさんに当たって恥ずかしいじゃないですか」
「俺は普通に息してたんだが・・・」
「ふぇ!?き、気付かなかった・・・」
「だから美香も普通に息していいぞ」
「はいっ!わかりましたぁ♪」

「ところでおにーさん、お願いがあるんですけど・・・」
キスも終えたところで、さあ風呂だ!と思っていたら、美香から唐突にお願いが。
「ん?なんだ?」
「おにーさんのこと、これからは『けーすけさん』って呼んでもいいですか?」
なるほど、名前で呼ばせて欲しいと。別に俺はいまさら名前で呼ばれようが呼び捨てされようが、美香なら構わないんだが。
「別にさん付けでも呼び捨てでもどっちでも構わんし、普段の会話もタメ口で全然構わないぞ?」
「じゃ、じゃあ・・・けーすけ・・・さん・・・」
美香は俺を呼び捨てにした、と思ったら顔を真っ赤にして小さな声で『さん』と付け足した。
意外すぎる照れっぷりに俺まで照れる。と言うか美香が可愛すぎてどうにかなりそうだ。
「はうー!めっちゃはずいー!」
「・・・お、俺も恥ずかしかったぞ?」
「な、なるべくいろいろと改めるように頑張ります!」
「お、おう」
お互い照れまくってしまいなんだか妙な空気ではあるが、嫌な感じじゃない。
甘ったるくてこそばゆい、でもとっても近い、そんな二人の距離感がだんだん好きになってくる。

「美香」
「なんですか?」
「風呂入る前に、もう一回キスしたい」
「・・・はいっ♪」

おにーさん、じゃなくてけーすけ(と呼び捨てにするのはまだ恥ずかしいけど、心の中ではいいよね?)を誘惑するのは失敗したけど、ファーストキスをゲットできたので、良しとします♪
と言うかけーすけはもうファーストキス済ませてたみたいです。前の前の彼女に無理やり奪われたとか。残念。
ただ、『俺からキスをしようと思ったのは、美香が初めてだぞ?』と言い訳されちゃったので、むくれた振りをしてたのに、口の端がつりあがるのが隠せなくて大変でした。
あ、そういえばセックスはまだ未経験って言ってました。ってことはまだ童貞さんってことですよね?おにーさんの初めて、近いうちにゲットだぜっ!

早起きした私たちはあの後すぐ着替えて、けーすけと一緒にドライブ。海沿い、ちょっと拓けた駅前、複雑に入り組んだ道路、高速道路、綺麗なパーキングエリア。
交通量が多いところは周りに合わせて、交通量が少ないところはゆっくりと走ってくれたので、ゆっくりけーすけの背中を楽しんじゃった♪
朝ごはんはパーキングエリアにあったビュッフェのお店で食事。朝早くからビュッフェってなんだか豪勢♪でも、けーすけと恋人だって意識したら、『食べさせて』っておねだりが出来なかった。1日目は簡単にできたのになぁ?
日曜日だからかちょっと道が混んでて、ホテルに戻ってきたのがららぽーと開店直前の9時40分。ツーリング用の洋服から買い物用の洋服に着替えてららぽーとへ!

「今日は人が多いな・・・」
「そうですねー。やっぱり日曜日だからですかね?」
「だろうな。しっかしアクセサリ売ってる店って結構あるんだな・・・」
「とりあえず近いところから行ってみましょう!」
「そうだな。・・・っと、忘れてた」
「何ですか?」
「ほい」
軽い感じで右手を差し出すけーすけ。突然手を出してなんだろう?と思って、私はそれに右手を載せる。
「んにゅ?お手、ですか?」
「おかわり」
「わんっ♪」
私は『おかわり』と言われてついつい左手を乗せてしまう。
「可愛いからもっと見たくなるんだが、ちょっと違う」
「じゃあ何ですか?」
「ほら、恋人になったんだし、その、手を握って歩いたりするんじゃないのか?」
けーすけから『手を繋ごう』なんて言われちゃって、めっちゃドキドキ!嬉しくって顔がにやけちゃう。
「はいっ♪」
「こういうときって、どうやって手を繋いだらいいんだ?普通に握手みたいにか?」
けーすけの右手と私の左手を『握手』で繋ぐ。これも悪くないけど、やっぱり恋人といったら、ねぇ♪
「いいえ♪けーすけさん、手を『ぱー』にしてくださいっ」
そう言うとけーすけは素直に手を広げる。けーすけが広げた指の間に私の指を絡ませる、所謂『恋人繋ぎ』ってヤツです♪
「なるほど、こういうつなぎ方もあるのか。暖かくていいな」
けーすけの何気ない言葉なんだけど、なんだかドキドキしちゃった。そう、私も手のひらだけじゃなくて心まで暖かくなってくる。
「じゃあけーすけさん、指輪を買いに行きましょう♪」

けーすけと指輪を探し始めて1時間半、いろんなお店に行ったけど私とけーすけ両方にぴったりくる指輪がなかなか見つからない。というか私が全て却下してるんだけど。
結構男前なけーすけにはシルバー以外のリングは似合わないし、かといってスカル系のゴツイのは私が嫌だしなぁ。
やっとこさ見つけたアクセサリショップにあったシルバーのリング。デザインは割とありきたりなんだけど、ビビッと来ちゃったのでソレをけーすけにおねだり。
ついでにお互いの名前を彫ってくれるらしいので、お願いしちゃった♪けーすけと私の名前が入ったペアリング。うれしーなぁ・・・♪

指輪の支払いをしながら時間を確認すると12時前だったので、指輪に名前を彫ってもらっている間に昼食を済ませた。
昼食後に再びアクセサリーショップを訪れ、指輪を受けとろうとしたら美香にひったくらた。んでもって指輪を填められた。美香には俺が填めた。
と言うか美香が填めて欲しいとおねだりしてきたと思ったら、店員のお姉さんが横から入ってきて、「可愛らしい彼女じゃないですか♪付けてあげないなんてカレシ失格ですよ?」とか言い出すもんだから、周りもニヤニヤと期待した目で見てきやがるし・・・
美香が右手の薬指に填めてきたので、同じ場所に填めてやろうと右手を取ったら取ったで店員さん、「カレシさん分かってないなー。女の子が好きな人にリングをはめてもらいたい場所って言えば、やっぱり左手の薬指でしょ?」なんて言い出しやがった。
美香もそれに同調するもんだから結局左手の薬指につけることに。と言うか左手薬指のリングって、結婚指輪をつける場所じゃなかったっけ?まぁ美香の嬉しそうな顔を見てたらそんな反論する気なくしたが。

指輪に昼食、この二つだけなのに結構な時間をららぽーとで過ごしてしまい、夢の国に着いたのは2時半。今日もシーのほうに行き、昨日乗れなかった乗り物、行けなかった場所、見れなかったショーやパレードを見ていたら、あっという間に閉園時間に。
もちろん、移動の間も、夢に浸ってる間も、離さないといけない場面を除いてずっと手を繋いでいた。ただ手を繋いでいるだけなのにもかかわらず、こんなに暖かくて愛しい気持ちになるんだな、と初めて知った。

昨日に比べて何歩も近づいた俺らの関係。それでも、まだ恥ずかしいことはあるわけで・・・
「けーすけさんっ!お風呂一緒に入りませんか?」
「一日ぶりだな。でもまだ恥ずかしいんだが・・・」
「そんなの、私だって恥ずかしいですよ?」
「お前は水着持ってきてるじゃないか」
「・・・今日は着ないつもりですよ?」
「ぶっ!おまっ!ちょっとまて、落ち着け、気を確かにしろ」
「落ち着いてないのはけーすけさんのほうだと思いますが・・・」
「う、確かにそうだな・・・」
「ねぇけーすけさん、ダメですか?」
美香の上目遣いは卑怯だと思う。結構カタブツだと思ってた俺の意思なんて軽くすっ飛ばしてしまう。
ヤってやろうじゃねえか、と暴走しそうになるが、何とか踏みとどまって、何故一緒にお風呂に入りたいのかを聞いてみる。
「なぁ美香、なんで一緒の風呂に入ろうって思うんだ?」
「えっと・・・一緒に入って、裸でぎゅーってしてもらったらどんな気分になるんだろう?って。それにけーすけ、に私の全てを見てもらいたくって。ダメ、かな・・・?」
ああもう、コイツ可愛すぎる。たどたどしいタメ口もそうだし、考え方もそうだし。
エロ方向に頭が逝ってた自分自身がバカみたいだ。全身全霊、コイツに尽くしてあげたくなるのも悪くないって思っちまう。

「わわっ!」
美香を思いっきり抱きしめ、耳元で俺の正直な気持ちを話す。
「美香、ごめんな。ただのスキンシップとは思わなかったよ。エロい考えしか出来なかった俺はバカだな」
「・・・けーすけさん、ごめんなさい」
美香が何故か謝ってきた。何故だろう、と思ったので、黙ってその先を促す。
「実はその、ちょっとはそういうこと期待してるんです。けーすけさんに抱かれたいって、ずっと前から思ってるんですよ?」
とりあえず『エロい考えしか出来なかった俺はバカだな』と言う言葉を脳内で撤回し、さらに先を促す。
「だって私は、けーすけさんを思って、けーすけさんのためにかわいくなろうと努力して、けーすけさんだけに見て欲しかったんです。自信なんて無いですけど、それでもけーすけさんに見て欲しいんです・・・」
日本人って『あなただけのために特別に』って弱いよな。俺も十分日本人のようだ、十二分に美香の言葉にそそられている。
「美香、卑怯だろ?そんなこと言われたら、お前を滅茶苦茶にしたくなる」
「えへへっ♪けーすけになら、めちゃくちゃにされたいな・・・♪」
この子どこでこんなエッチな言葉を覚えてくるんでしょう?たぎるリビドーのまま美香を貪りたくなるが、我慢。
「美香、あんまり惑わさないでくれ、おかしくなりそうだ」
「えへへっ♪ごめんなさい♪」
さっきの淫靡な感じはどこへやら、やっといつも通りの美香に。本当に女って恐ろしいな。

初めてけーすけとお互い裸でお風呂。洗うのは別々でしたけどね?私でもさすがに裸で洗われるのは恥ずかしいんですよ?
今はけーすけの体に私の体を背中から預けた、けーすけが椅子みたいな感じのカッコ。エッチな言い方をすれば背面座位?お尻にあれが当たっていやんな感じです♪
最初のほうはけーすけもアレもがっちがちになってましたけど、10分も経つとふにゃふにゃになっちゃいました。
「けーすけさんとひっつくのって、やっぱり落ち着きますー♪」
「俺は今まで女性にこうして触れたことがないから、非常に落ち着かないんだが・・・」
「けーすけさんはウブですね♪」
「そういうお前はやたらと慣れてるよな?」
「えへへっ♪けーすけさんにしかこんな大胆なこと出来ませんから♪」
そう、他の男の人に触られるって想像しただけでおぞましくて鳥肌が立っちゃう。おそろしやおそろしや。

「ねぇ、けーすけさん」
「ん?なんだ?」
「ちょっと、おっぱい触ってみませんか?」
「あ、あのなぁ。そんなことしたらしたくなっちゃうだろ?俺はゴム持ってないし、美香を妊娠させたくないぞ」
「私、けーすけさんの子供なら「美香」ふぇ?」
けーすけのちょっと怒った声に、ビクッとしてしまう。今まで体感したことのない雰囲気に、泣いちゃいそうになる。
「あのな美香、妊娠とか子供作るってそんな簡単な話じゃないと思うんだよ。出来ちゃった結婚とか流行ってるけどさ、二人の親が関係を知ってて、いつでも結婚できるってなら構わないと思うんだよ。
 でも、俺も美香もまだ学生だ。俺は美香を妊娠させて食い扶持稼げるほどの甲斐性はまだないんだ。美香が結婚まで考えてるなら、俺のためにも、お前のためにも、セックスは良く考えてしたいんだ」
けーすけのしっかりとしたビジョンに、自分がどれだけお子様だったのかを痛感する。
けーすけもちゃんと二人の関係を考えてくれてるんだ、ってわかると嬉しくて、だからこそ自分の稚拙さが悔しくて、思わず涙があふれてくる。
「ひっく・・・ごめんなさい・・・ひっく・・・」
「いいんだよ、美香。お前も俺も若いから求めるのは当然だと思うし。俺だって必死に我慢してるんだ」
「ひっく・・・そうなんですか・・・?」
「ああ。だから、今はこれで勘弁してくれ」

けーすけが後ろから私の唇を奪ってきた。ファーストキスと違う、とってもエッチなキス。
舌と舌を絡ませあってする、大人のキス。ぴちゃぴちゃと涎が絡まる音がお風呂に響いて、気分が高まってくる。
「んん・・・んぁ・・・んああっ!」
けーすけが突然私の胸を触り始めて、変な声が出ちゃう。とっても拙い触り方なんだけど、乳首に触れてくれないけーすけの触り方になんだか感じちゃう。
「やぁ・・・けーすけさんのエッチ・・・」
「仕方ないだろ?風呂入ったときからずっと触りたかったんだよ」
やわやわとけーすけはおっぱいを揉んでくる。ただそれだけなのに、興奮して息が上がる。
はぁはぁと切ない吐息が私の口から漏れる。乳首にはまったく触れないで乳房だけを揉み解すような動きに、乳首がジンジンと切なくなって、おねだりしたくなっちゃう。
「んぅ・・・けーすけさぁん・・・先っぽも触ってよぉ・・・」
「さきっぽ?ここのことか?」
「ふあっ!そ、そこです!」
けーすけに乳首を触られて、段違いの気持ちよさに体がびっくりする。もっと触って欲しくて、私に触れているけーすけの腕を握る。
「あっ、あっ、ああっ!」
「美香の声、可愛いな。もっと聞きたくなる」
「やっ、はずかし、あんんっ!」
けーすけに指と言葉でいじめられて、とってもエッチな気分になっちゃってる。自分でする時より激しくないのに、いつもよりお腹の奥が切ない。
興奮したけーすけの息が耳をくすぐるけど、それすら快感と認識しちゃう。口が閉じられなくなって、だらしないあえぎ声が止まらない。

おっぱいだけの刺激じゃ物足りなくって、多分アソコは切なく涎をたらしちゃってる。下も触って欲しいと思っていたら、
「美香、どこがいいのか教えてくれるか?」
絶妙のタイミングでけーすけがおねだりのチャンスをくれた。それに甘えて、私の一番感じる部分を触ってもらうことにした。
「ぁん・・・は、はい・・・あの、乳首と、その、ここが・・・」
ここ、と言ってけーすけの手を導く。多分普通の女の子と同じ、私の一番感じる場所、クリトリス。
「ここ?ここのどこがいいんだ?」
「あの、ワレメの上の方にでっぱった部分があるんですけど・・・」
「ん?・・・これか?」
「ひゃう!そ、それです・・・」
けーすけがクリちゃんに触れた瞬間、脚から完全に力が抜けた。憧れの人にちょっと触られただけなのに、軽くイっちゃったみたい。
「気持ちいいか?」
「ふぁ、は、はい。けーすけ、さん。キスしながら、ぁん、してくれますか?」
けーすけは口では答えず、行動で示してくれた。
とってもエッチなキスで、舌と舌を擦り合わせる。おっぱいの先っぽは撫でるだけじゃなくて摘んだり、わざと触らないようにしてくる。
私のお豆さんはちょっとちっちゃめだからけーすけの指はあんまり当たらないんだけど、だからこそ当たったときの快感が数十倍に膨れ上がって体を駆け巡る。
私の口は開きっぱなしで、目もちょっとうつろな感じ。あたまがぼーっとして、時よりはじける刺激に体がビクンと反応するだけ。
「あっ!あぁ・・・はぁ・・・ひゃあ!」
だらしなくて淫らな声しか出せない。けーすけの腕を止めるような力が出てこない。だから力なくけーすけの腕につかまるだけしか出来ない。

「あああっ!だめだめ!そこだめ!」
突然けーすけがお豆さんを直接刺激できるポイントに指を動かし、柔らかく刺激してきた。
そこから指を離してくれなくって、けーすけの腕を思いっきりつかむ。
「ん?ここダメなのか?体は気持ち良さそうに反応してるんだが・・・」
「気持ちよすぎておかしくなっちゃうの!おにーさん!あああっ!」
「あ、そういうことね。いいよ、気持ちよくなりな」
「あああああっ!おにーさん!だめだめだめ!」
さっきよりねちっこく、私の快感ポイントを刺激してきて、頭も体も言うことを聞いてくれない。気持ちよすぎて逃げたいって思ってるのに、体はけーすけの腕を掴んで離さない。
体がビクビク震えて、それがさらにお豆さんを擦る動きになっちゃって、止まらない。
ふわふわ浮いているような感覚に襲われ、どっかに飛んでっちゃいそう。
ああ、そうか、もうイっちゃうんだ。
そう認識した瞬間に、頭も体も同じ方向に向く。けーすけにイカされちゃうんだ。
「ああああああ!イっちゃう!イく!イっちゃいます!あああああああああっ!」
ビクン、と体が大きく跳ねた瞬間、ふわっとどっかに飛ばされるような感じになる。抱えていたけーすけの腕が折れちゃうんじゃないかってくらい強く強く抱き寄せる。
けーすけは指を快感ポイントから外し、そっと私を抱き寄せてくれる。ああ、なんて暖かいんだろう。
このまま、ちょっとだけ寝てもいいよね?そう思って、体の中をたゆたう快感に身を任せ、少しだけ意識を夢の中に落とす。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

さて、どうしたものか。美香をイカせたのはいいが、そのまま眠ってしまったらしい。
美香の淫らな姿、声を聞いたお陰で滾りに滾ったリビドーを内蔵した俺の息子さんをどうしてくれよう。
とりあえず美香を湯船から出して体を拭き、ブラはよくわからんので放置、ショーツとパジャマを着せて布団に寝かせる。
俺は冷えてしまった体を温めなおしてから布団に入った。息子さんは体が冷えたからか治まってくれた。ありがとう。

美香の幸せそうな寝顔を見ていたら、『自分だけ気持ちよくなりやがってこんちくしょう』とか思ってた気分が晴れてしまった。
随分と深い眠りみたいなので、美香を抱き寄せて俺も寝ることにしよう。
2009年01月16日(金) 23:28:02 Modified by amae_girl




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