5-760 無題

同じクラスの彼と恋人同士になって、1ヶ月。

ずっとずっと憧れてて、でも私なんか釣り合わないって思ってた。
だから、彼から付き合って欲しいって言われた時は本当に驚いた。
ビックリして、信じられなくて、思わず自分のほっぺたを抓って、
彼に笑われてしまった。

私は、ゆでだこみたいになって、コクンって頷くしか出来なかった。
私も好きだ、って…ずっとずっと好きだった、って伝えたかったのに。
私のいくじなし…。


彼はカッコいい。
彼は優しい。

「良かったら一緒に帰ろっか?」
放課後の喧騒の中で、彼の声に私はビクッってなってしまう。
優しい彼は、そんな私の返事を微笑みながら待ってくれる。

勉強もダメ。
運動なんてもっとダメ。
とろくさくって、ドジで、内気で、ダメダメな私なんかにも
何時だって優しく微笑んでくれる。

そんな彼を見ると、胸がドキドキって破裂しそうに苦しくって、
頭が熱を持ったみたにぼーっとなって、目なんて合わせられなくて、
俯いたまま、小さく「…うん」って頷くしか出来なくなってしまう。


私と歩く時は、とろくさい私の歩調に何時だって合わせてくれる。
何も無い所で、良く躓いちゃう私を何時だって支えてくれる。
ダメダメな私の事を「可愛い」って言ってくれる。

そんな彼と居られるだけで、一緒に下校出来るだけで、私は幸せ。


ううん、やっぱりちょっとだけ嘘だ。それだけでも幸せだけど、
もっともっと幸せになれる方法を私は知ってる。


本当は彼に甘えたい。
一緒のときは手だって繋ぎたい。
それで、それから…ギュってしてもらって、見詰め合って…。

でも…
だって、だって、
イヤンイヤン グネグネ キャー(///)


男(また赤面してフリーズしちゃった…目が合うだけでこれだもんなぁ。
  恋人同士なんだし、手とか繋ぎたいのに…ま、でも可愛いからいっか?)





みたいな恥ずかしがりな娘はスレ的にアリですかね?
甘えたいけど、恥ずかしくて甘えれないみたいな。

いや、アリでも俺は書けないですよ?!
2009年06月19日(金) 21:48:04 Modified by amae_girl




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