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書物

著作:トルクルトア神秘派

『イスラームの琴』とはトルクルトア神秘派の著書の題名であるだけでなく、
異界において『アラジフの書?』につけられた呼び名でもあるという。
イスラームとは、その呼び名が出た小説の書き手がいた国の宗教であるキリスト教とは別の宗教、
つまり『異教』である。この宗教圏では、失われかけた文化圏の知識を拾い上げ、中世に哲学や科学が発達し、
その成果はキリスト教の宗教圏でさらに花開き、その世界における近代科学の発達にも貢献することになる。
失われた知識、秘められた英知の探求というテーマの受け皿として異教の名が選ばれたと言えるかもしれない。
しかしアラジフの書が持つ暗黒面と併せて見ると、そこにあるのは驚異や尊敬だけではないことがわかる。
異教とは自分たちが置かれる風土とは異なる『外なる世界』。しばしば外部は恐怖と脅威と異形の受け皿となる。
『外なる世界』は『異教』に限らない、例えば『異民族』。この書き手の他の作品では
その世界に実在する民族が、邪神に従う人肉嗜食者の子孫とされている。

トルクルトア神秘派の「イスラームの琴」も猫の国の存在を仄めかしつつ、隠匿された知識や「外」「異なるもの」へと記述が進んでゆく

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