ゆらぎの神話百科事典

人物

リィ・エレヌール・コロダント。近世トルクルトアの伝説的人物。詩人、作曲家?、歌手?、哲学者、魔法使い。

五歳から十八歳までの間に書き続けた『槍のタングラム』が唯一の作品であるが、この初の単独公演を行った際に観客もろとも混沌の果てへと消滅した。
またオルザウン、イロクトニオ・ヌベル?、クルマルル・マナン?、アーム・シャローム、カラン・カリア?、ヨンダライト、ニースフリル、パンタクラーラ?ら同時代の重要人物たちと親交があり、膨大な量の書簡を残す。この過程で、ニースフリルと共にオルザウン禁忌集の編纂に多大な貢献をしている。

トルクルトアを象徴する最大の人物。

現在刊行されている「エレヌール全集?」全四十一巻の内訳は、最初の十四巻が『槍のタングラム』全九篇の詩篇と楽譜、続く二十六巻が書簡集、最後の一巻が学位論文およびその他の小品となる。

詩魔法の基礎体系を成立させた。