多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

比喩的な意味で使われることと、対象そのものを指して使われることがある。
そのものとしての地獄は何度か開放された。

そのものとしての地獄は、異獣悪魔邪神などが棲息する領域であり、
数多の魔王によって統治されているとされる。
一説によると、地獄は地底の果てにあるのだという。

 

【内地獄】
大地の内側に存在する地獄。通常、単に地獄と言った場合はここを示している。
大量のものが詰め込まれたため、非常に高い密度を持っている。
地上と同じ物体が、内地獄では相対的に見て100分の1以下にまで縮んでしまうのである。

【外地獄】
大地の外側に存在する地獄。別名、宇宙。飛来神群はここから来る。
三次元を超えて広がるそれは、大地や内地獄とは比べ物にならないほどの広大さを誇る。
圧縮された内地獄とは異なり、地獄本来の非常に低い密度を保ち続けている。
パンゲオンもどきの死に損ないが大地っぽいものを構成している場所が点々と
(無論、それ全体で見た総数は大変なものになるのだろうが)存在しているのが確認されており
飛来神群はそういったパンゲオンもどきで生活していたと推定される。

歴史

「近似世界線の、そのちょっとささやかなのがあるとええね」
と霊魂パイを食べながら邪神は言った。

地上全てを制圧し霊魂畑に変え、地獄への霊魂(しょくりょう)供給を安定させる事に成功した。
そこは全世界英雄協会は打ち倒され、列強企業複合体の連立も阻まれた歴史
まともな抵抗勢力は現存しない。

「隣の世界線からドバーッと宇宙艦隊的なやつ来いや
退屈でたまらん!」

或る歴史においては、人口爆発にはやがてブレーキがかかった。
そして結果的に「地獄」側が得る霊魂リソースは減少し、勢力抑止につながる。

各種族の女性、出産・生殖においてリスク・負担が大きすぎる性の者達への教育普及と社会進出、
それらにより選択の自由が生じたことで、子をもうける者達の比率は減少する、という現象が起こった。

これが起こるかどうかには当然様々な因子が絡み合ったものとなる。

例えば古い価値観の英雄が影響力を行使して、古い男女観の固辞や避妊・中絶の拒絶を広めれば、
上記の現象が阻止される可能性は高まる。

全世界英雄協会(というよりその中の「猫の国」出身幹部)はそれを見越してはいるのだが、
それが功を奏するかどうかについて確実なことは言えない。

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