当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2016年8月13日放映のめちゃイケを見た。
 企画のコンセプトは、2016年3月5日放映のものと一緒である。

 ナインティナインとめちゃイケのカメラが、ターゲットの芸能人を直撃し、「このタイミングで言わなければならないことがあるんじゃないですか?」と追及する。本来はリオオリンピックに参加している選手への応援コメントさえ言ってもらえればよいのだが、勘違いしたターゲットが言わなくてもいいことをボロボロしゃべり出してしまうというものである。

 彼らがしゃべる暴露ネタ、またナイナイがネタばらしをしたときの彼らの恥ずかしがるリアクションなど、見どころはたくさんある。前回の感想記事でも書いたが、基本的には優秀な企画なのである。

 今回の放映に対して言いたいことは二つである。
 まず今回はナイナイの他に本職の芸能リポーターがついて回ってきていたが、せっかくいるのだからもっとグイグイといって欲しい。彼らが真面目な顔をしてグイグイと追及の手を入れれば、「リオのコメントをとりたいだけなのにがっつきすぎ」というズレが生まれ、それが笑いになる(ツッコミは、矢部にさせればよい)。芸能リポーターだからその手の芝居ができないということであれば、めちゃイケメンバー(主には、加藤)や役者さんを使うのも手である。めちゃイケメンバーに追及役をやらせれば、それは岡村扮するコントキャラ(過去にあったのは、ナベツネや内田裕也である)にめちゃイケメンバーが取材をするコントのような内容の作品になる。今回の芸能リポーター達は、「なんとなく置いただけ」のように見られ、特に利いていなかったのである。もしかしたら彼らがいたせいでターゲットの勘違いを促進した効果はあったのかもしれないが、前回はナイナイとめちゃイケのカメラだけで同じことはできていたので、そこまででもないと思う。

 次にターゲットの人選である。
 まず、大物で旬の芸能人の方がおもしろい。そして、きちんときわどい暴露ネタをしゃべってくれる人でないといけない。前者を重視しすぎると、今回の渡部のように何もしゃべらなくなる可能性が高い。かといって後者を重視すると芸人や、何が何でも画面に映りたい二流以下のタレントで枠が埋まってしまう。今回はどちらかというと後者が重視され過ぎであまり面子に引きがなかったので、もうちょっと揉んでほしい。まあ、両者のバランスをとるのが非常に難しいのは確かである。

 といったところであるが、筆者はもうこの企画には飽きてしまったので、3回目をやるなら最低3年ぐらいはあけて欲しいところである。あまり頻繁にやりすぎると、芸能人の方にもこの企画が知れ渡ってしまうという弊害もあるだろう。

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