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往年の名作「メタルギア」をオマージュしたインディー作品です。「メタルギア」というと3Dになった「メタルギアソリッド」シリーズの画を思い浮かべる方も多いと思いますが、「ソリッド」の付かない無印の元祖メタルギアをオマージュしたゲームです。すなわち、ドット絵で見下ろし視点の2Dステルスアクションになっています。
といっても私も無印メタルギアをやったことはないので、ゲーム性が似ているかどうかは分かりません。本作は、2Dステルスアクションとしては十分楽しいです。
ただそのゲーム性をも凌駕する本作唯一無二の特徴が、そのコミカルなストーリーと台詞回しです。センスだけであればオマージュ元の小島秀夫に完全に勝っています。欧米らしいツッコミに頼らない笑い(フリとボケだけで作っていく笑い)は、十分に堪能することができます。ただコミカルすぎてそれがゲーム本体にも侵食してきているため、時折論理的思考の通じない「たけ挑」並みのぶっ飛んだ解法を要求されることがあるのが玉に瑕でしょう。例えば、脱出用の船を買うために5000万ドル集める必要があったり、敵基地にピザ配達員を装って侵入するために空のピザ箱(場所はほぼノーヒント)というアイテムを探す必要があったりします。
コミカルさに全振りしているため、ステルスアクションゲームとしての難易度も低めです。アクションやパズルとしての楽しさを求めるのであればもっとシリアスなShadow Tactics: Blades of the ShogunやDesperados IIIをやりましょう。ただ、本作の雰囲気は唯一無二であるため、ステルスアクション好きは是非一度手を出してみて欲しいです。
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といっても私も無印メタルギアをやったことはないので、ゲーム性が似ているかどうかは分かりません。本作は、2Dステルスアクションとしては十分楽しいです。
ただそのゲーム性をも凌駕する本作唯一無二の特徴が、そのコミカルなストーリーと台詞回しです。センスだけであればオマージュ元の小島秀夫に完全に勝っています。欧米らしいツッコミに頼らない笑い(フリとボケだけで作っていく笑い)は、十分に堪能することができます。ただコミカルすぎてそれがゲーム本体にも侵食してきているため、時折論理的思考の通じない「たけ挑」並みのぶっ飛んだ解法を要求されることがあるのが玉に瑕でしょう。例えば、脱出用の船を買うために5000万ドル集める必要があったり、敵基地にピザ配達員を装って侵入するために空のピザ箱(場所はほぼノーヒント)というアイテムを探す必要があったりします。
コミカルさに全振りしているため、ステルスアクションゲームとしての難易度も低めです。アクションやパズルとしての楽しさを求めるのであればもっとシリアスなShadow Tactics: Blades of the ShogunやDesperados IIIをやりましょう。ただ、本作の雰囲気は唯一無二であるため、ステルスアクション好きは是非一度手を出してみて欲しいです。
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