高橋維新のページ

　2018年10月18日放映のアメトーークを見た。テーマは「人見知り芸人2018」だった。

　過去にもやっている人気企画であるが、人見知りの芸人を集めてその悲哀や生きる知恵を語ってもらう企画である。過去に人見知り芸人の筆頭として雛壇にいた若林をMCの横に回し、ひな壇の面々を一新していた。

　筆者も結構な人見知りなので話に共感できる部分は多々あったが、雛壇の面子も出てくるエピソードも全体的に小粒でたとえみたいなものにも乏しく、過去の人見知り芸人よりはおもしろくなかったというのが正直なところである。人の話に乗っかってそれを広げる「絡み」も特になかった。まあ、人見知りの「あるある」的なエピソードはもう出尽くしている感は否めなかったが。
　雛壇の面子の中でも最も人見知りがひどそうで、オンエア中でも自分の「素」を正直に貫き通していたらしき草薙は一番見ていて面白かったので、今回の収穫と言えよう。普段ならあの手の芸人にキツく当たって笑いをとりにいく宮迫も彼だけには優しく接していたのが非常に新鮮だったので、えも言われぬ気持になった。
　人見知り芸人たちがなぜ仕事を確保するに当たってコネクションが極めて大事な芸能界に入ろうと思ったのはいつも不思議なのだが、筆者がとやかく言える問題ではないね。