歯の根の先端の病変の方へ

なんという病気なの？：
これを根尖病巣とよびます
原因は、虫歯の細菌が、神経を通って根の先まで侵入して
膿を持っているのです

特に昔に根の治療がすんでいる方：
　残念ながら、神経を取って根の治療を適格に行っていても、
このような病気は起こります
　理由は、根の先が複雑なっており、完全な治療が不可能なことと、
根の外まで細菌がいくからです

治療法は？：
　基本的には、根の治療（腐った神経を取って、神経が入っていた根の中の管を消毒する）
　しかし、根の先は複雑で、金属の掃除の器械が入らないことがあります
　また、100％細菌を取り除くことは不可能です
　よって、治らない場合、前歯ですと歯肉を切って、根の先を掃除する手術になります

治療の成功率は？：
　申し訳ありませんが、100％ではありません
病気の大きさにもよりますが、60％ぐらいです（再治療の場合、さらに悪いです）
　また、手術でも50％ぐらいです

治療で治らなければ：
　抜歯になります
　根の数が多いときは、その根のみを取れば良いこともあります
　いずれにしろ、義歯（入れ歯）かブリッジ（橋渡し）になります

その他：
　虫歯が原因で根の先の病気ではなくて、歯の破折による場合があります
　　しかし、破折は、診断が困難で、治療中、もしくは抜歯してから判明することがあります
　　この場合、ほとんどが抜歯となります
　虫歯が原因で根の先の病気ではなくて、歯周病による場合があります⇒抜歯になります
　奥歯で、根の間の病気の場合もあります⇒歯周病の治療になりますが重症です