土谷 一織
【名前・CV】
土谷 一織(つちや いおり)
【通り名】
魔法使い
【専用テーマ曲】
賛美歌とかパイプオルガンとか、壮大な感じのがいいかも知れない。
【容姿】
いかにも魔術師が着ているような黒いローブ。表面には魔術紋様が金糸でびっしり刺繍されていて見てるだけで眼が疲れる。
その下にはきっちりとしたカーキ色の軍服。こっちのほうが魔術的には重要な意味を持っているらしい。
髪の毛は茶髪のさらさらセミロングにカチューシャ着用。瞳は零字と同じ茶色だがタレ目の零字と違ってツリ目。
【決め台詞】
「私の邪魔をするつもりならば容赦はしない。排除する。」
「お別れです──兄様。」
【特殊能力】
《古代魔法》
太古の昔、人と龍が争っていた時代に用いられていた"力"。威力は現在の魔術と桁違いで、龍をも滅することが可能。
存在そのものは文献などから確認できるが、詳しい資料はほとんど焼失してしまったためその実態は全くと言っていいほど知られていない。
大きな力を行使するといった点では魔術と同じだが、わざわざ「魔法」と名付けられているところを見ると、魔術とは根本的に違う物なのかもしれない。
唯一、当時から子孫をつなげている土谷の一族がその一部を現在に至るまで継承し、使用することが可能。
ただし、それ相応の代償を支払う必要がある。
【必殺技の名前/詠唱】
《魔法・神ノ雷》
魔法の一つ。天空から超高威力の光線を射出し、攻撃対象とその周囲数mに破壊をもたらす。
後述の二つに比べると威力は落ちるが、対象を正確に射抜く事が出来るため周囲に与える影響が最も少ない。ただし、水中の相手に対しては威力が極端に落ちる。
《魔法・大地ノ抱擁》
魔法の一つ。超強力な重力フィールドを形成し、範囲内に居る者を地面に押し潰す。
効果範囲は半径数十メートル。どんな相手にも対しても有効な魔法だが、特に空を飛ぶ相手に効果が高い。
《魔法・始原ノ炎》
魔法の一つ。火焔、熱波、爆風…全てが桁違いの威力のそれらによって、大地を焼き払う。
一国を丸ごと焦土と化すほどの破壊力を持ち、また同時に発生する"瘴気"と呼ばれる毒気によって更に広い範囲の生物を殺し尽くす。
尚、これだけは魔法の中でも禁忌の中の禁忌とされ、今までに土谷の者が使用したことは無い。
【使用武器orアイテム/説明】
《礼装・ロイヤルブラッド》
柄に美しい紅い珠があしらわれた短剣。その珠は宝石の類ではなく、龍の骨髄が中に封じられた水晶球である。
強力な魔術触媒である龍の血を半永久的に生成する龍の骨髄…その力ため刀身には常に龍の血が滴り、所持者の術力を大幅に高める。
そのまま用いても強力な杖(ワンド)になり得るが、その真価は別のところにある。
この短剣を心臓近くに刺すことにより、龍の血を直接体内に取り込むことが可能なのだ。その際の魔力は、以前とは桁違いのものとなる。
己が命を削ってまでも相手を討ち滅ぼす…この剣はそのための武器なのである。
【設定】
四魔将が一家、土谷の"暫定"次期当主。土谷は四魔将の中でも最も古い血の持ち主で、血統や格式を最も重んじる一族である。
初期は土属性の魔術の研究・開発を行っていたが、近年では太古より伝わる魔術、及び「魔法」を継承することに重きをおいている。
代々、生まれる子の名前に数字を入れることが特徴で、その数字が小さければ小さいほどその者が魔術師として優れている事を示す。
一織は「一」の名を持って生まれた…つまり、とてつもなく優秀な魔術師になる資質を秘めていた。普通ならば、間違い無く当主になれるほどの。
しかし、彼女の上には更なる怪物が存在した。「零」の名を持つ彼女の兄、『零字』が。
一織は必死に魔術を学んだ。夜も昼も関係なく、がむしゃらに、文字通り血が滲むような努力を続けた。
だが、兄を超える事は出来なかった。天才である一織が必死の思いで習得した魔術を、天才の中の天才である零字はたった一晩で使いこなしてみせたのだ。
一織はそれでも諦めなかった。別に、当主の座が欲しかったわけではない。兄を打ち負かしたかったわけでもない。
ただ、一織はずっと言い聞かされてきた。「上を目指す事をやめたら、魔術師としても人間としてもお終いだ」と。実の兄である、零字に。
一織は、兄の事が大好きだった。誰よりも強く、頭脳明晰で、おまけにハンサムで、常にバックに大輪の薔薇を背負っている兄が。(あくまで一織視点)
そして、兄は常に一織の上に存在した。最も身近な、そして、最も大きな目標として。
──それがある日、突然崩れた。
兄が、屋敷から姿を眩ましたのだ。魔術を、魔法を学ぶ事を放棄し、逃げ出したのだ。
その瞬間、一織にとって零字は目標ではなくなった。最も忌むべき、憎むべき存在に変わった。
零字だけではなかった。零字がいつか帰ってくると信じる母も、この期に及んで次期当主の座を自分に与えない父も、全てが憎かった。
上を目指す事を放棄した人間に価値など無い。それに固執する人間もまた、同様だ。
彼女は今まで以上に魔術の習得に打ち込んだ。食事をとることすら煩わしかった。
だが、それ以前…零字が傍にいたときに比べると、目に見えて習得までのスピードが落ちていた。
そして、彼女は気付いてしまう。
零字に対する憎しみが自分を縛り付けていること…自分が上へと進む事への足枷となっていることに。
だから、一織は零字を捜し求める。表向きは零字を連れ戻すため…しかしその実、零字を抹殺するために。
それが、彼女が魔術師で…否、人間であるための唯一の手段だったから。
二十歳前後のクールな女性。四魔将の中でも最大の魔力を持ち、操る魔術の威力は頭一つ抜きん出ている。
典型的なマジックユーザーで、護身術なども一切身につけていない。尤も、それは彼女に「魔術だけで他を圧倒する力」があるという証拠でもあるのだが。
土谷の受け継いできた「魔法」を継承し、その際全身に刺青を施されている。普段は見えないが、魔法の行使の際や感情が昂ぶった時にはそれが浮かび上がる。
完璧主義者で計算尽の行動しか取らない。そのため、予想外のアクシデントに対してあたふたしてしまう事もある。
また、魔術ばかり学んできたので世間知らずな面が多く、買い物も自分だけでは出来ない。お嬢様なので着替えも他人任せ。
それなのに一人で旅をしているのだから驚きである。どうやって生き延びてきたのかっ。
龍牙とは違い本気で零字を殺そうとしており、そのための犠牲は省みない。他の四魔将と敵対することすら厭わない覚悟である。
零字が家を出たのにはそれなりの理由があるのだが…それを彼女が知る日は来るのだろうか。
■キャラクター■
土谷 一織(つちや いおり)
【通り名】
魔法使い
【専用テーマ曲】
賛美歌とかパイプオルガンとか、壮大な感じのがいいかも知れない。
【容姿】
いかにも魔術師が着ているような黒いローブ。表面には魔術紋様が金糸でびっしり刺繍されていて見てるだけで眼が疲れる。
その下にはきっちりとしたカーキ色の軍服。こっちのほうが魔術的には重要な意味を持っているらしい。
髪の毛は茶髪のさらさらセミロングにカチューシャ着用。瞳は零字と同じ茶色だがタレ目の零字と違ってツリ目。
【決め台詞】
「私の邪魔をするつもりならば容赦はしない。排除する。」
「お別れです──兄様。」
【特殊能力】
《古代魔法》
太古の昔、人と龍が争っていた時代に用いられていた"力"。威力は現在の魔術と桁違いで、龍をも滅することが可能。
存在そのものは文献などから確認できるが、詳しい資料はほとんど焼失してしまったためその実態は全くと言っていいほど知られていない。
大きな力を行使するといった点では魔術と同じだが、わざわざ「魔法」と名付けられているところを見ると、魔術とは根本的に違う物なのかもしれない。
唯一、当時から子孫をつなげている土谷の一族がその一部を現在に至るまで継承し、使用することが可能。
ただし、それ相応の代償を支払う必要がある。
【必殺技の名前/詠唱】
《魔法・神ノ雷》
魔法の一つ。天空から超高威力の光線を射出し、攻撃対象とその周囲数mに破壊をもたらす。
後述の二つに比べると威力は落ちるが、対象を正確に射抜く事が出来るため周囲に与える影響が最も少ない。ただし、水中の相手に対しては威力が極端に落ちる。
《魔法・大地ノ抱擁》
魔法の一つ。超強力な重力フィールドを形成し、範囲内に居る者を地面に押し潰す。
効果範囲は半径数十メートル。どんな相手にも対しても有効な魔法だが、特に空を飛ぶ相手に効果が高い。
《魔法・始原ノ炎》
魔法の一つ。火焔、熱波、爆風…全てが桁違いの威力のそれらによって、大地を焼き払う。
一国を丸ごと焦土と化すほどの破壊力を持ち、また同時に発生する"瘴気"と呼ばれる毒気によって更に広い範囲の生物を殺し尽くす。
尚、これだけは魔法の中でも禁忌の中の禁忌とされ、今までに土谷の者が使用したことは無い。
【使用武器orアイテム/説明】
《礼装・ロイヤルブラッド》
柄に美しい紅い珠があしらわれた短剣。その珠は宝石の類ではなく、龍の骨髄が中に封じられた水晶球である。
強力な魔術触媒である龍の血を半永久的に生成する龍の骨髄…その力ため刀身には常に龍の血が滴り、所持者の術力を大幅に高める。
そのまま用いても強力な杖(ワンド)になり得るが、その真価は別のところにある。
この短剣を心臓近くに刺すことにより、龍の血を直接体内に取り込むことが可能なのだ。その際の魔力は、以前とは桁違いのものとなる。
己が命を削ってまでも相手を討ち滅ぼす…この剣はそのための武器なのである。
【設定】
四魔将が一家、土谷の"暫定"次期当主。土谷は四魔将の中でも最も古い血の持ち主で、血統や格式を最も重んじる一族である。
初期は土属性の魔術の研究・開発を行っていたが、近年では太古より伝わる魔術、及び「魔法」を継承することに重きをおいている。
代々、生まれる子の名前に数字を入れることが特徴で、その数字が小さければ小さいほどその者が魔術師として優れている事を示す。
一織は「一」の名を持って生まれた…つまり、とてつもなく優秀な魔術師になる資質を秘めていた。普通ならば、間違い無く当主になれるほどの。
しかし、彼女の上には更なる怪物が存在した。「零」の名を持つ彼女の兄、『零字』が。
一織は必死に魔術を学んだ。夜も昼も関係なく、がむしゃらに、文字通り血が滲むような努力を続けた。
だが、兄を超える事は出来なかった。天才である一織が必死の思いで習得した魔術を、天才の中の天才である零字はたった一晩で使いこなしてみせたのだ。
一織はそれでも諦めなかった。別に、当主の座が欲しかったわけではない。兄を打ち負かしたかったわけでもない。
ただ、一織はずっと言い聞かされてきた。「上を目指す事をやめたら、魔術師としても人間としてもお終いだ」と。実の兄である、零字に。
一織は、兄の事が大好きだった。誰よりも強く、頭脳明晰で、おまけにハンサムで、常にバックに大輪の薔薇を背負っている兄が。(あくまで一織視点)
そして、兄は常に一織の上に存在した。最も身近な、そして、最も大きな目標として。
──それがある日、突然崩れた。
兄が、屋敷から姿を眩ましたのだ。魔術を、魔法を学ぶ事を放棄し、逃げ出したのだ。
その瞬間、一織にとって零字は目標ではなくなった。最も忌むべき、憎むべき存在に変わった。
零字だけではなかった。零字がいつか帰ってくると信じる母も、この期に及んで次期当主の座を自分に与えない父も、全てが憎かった。
上を目指す事を放棄した人間に価値など無い。それに固執する人間もまた、同様だ。
彼女は今まで以上に魔術の習得に打ち込んだ。食事をとることすら煩わしかった。
だが、それ以前…零字が傍にいたときに比べると、目に見えて習得までのスピードが落ちていた。
そして、彼女は気付いてしまう。
零字に対する憎しみが自分を縛り付けていること…自分が上へと進む事への足枷となっていることに。
だから、一織は零字を捜し求める。表向きは零字を連れ戻すため…しかしその実、零字を抹殺するために。
それが、彼女が魔術師で…否、人間であるための唯一の手段だったから。
二十歳前後のクールな女性。四魔将の中でも最大の魔力を持ち、操る魔術の威力は頭一つ抜きん出ている。
典型的なマジックユーザーで、護身術なども一切身につけていない。尤も、それは彼女に「魔術だけで他を圧倒する力」があるという証拠でもあるのだが。
土谷の受け継いできた「魔法」を継承し、その際全身に刺青を施されている。普段は見えないが、魔法の行使の際や感情が昂ぶった時にはそれが浮かび上がる。
完璧主義者で計算尽の行動しか取らない。そのため、予想外のアクシデントに対してあたふたしてしまう事もある。
また、魔術ばかり学んできたので世間知らずな面が多く、買い物も自分だけでは出来ない。お嬢様なので着替えも他人任せ。
それなのに一人で旅をしているのだから驚きである。どうやって生き延びてきたのかっ。
龍牙とは違い本気で零字を殺そうとしており、そのための犠牲は省みない。他の四魔将と敵対することすら厭わない覚悟である。
零字が家を出たのにはそれなりの理由があるのだが…それを彼女が知る日は来るのだろうか。
関連項目
■キャラクター■
2006年09月14日(木) 20:56:14 Modified by ID:1v7XtWSfww