風岡 ラキ

【名前・CV】
 風岡 ラキ(かざおか らき)

【通り名】
 チルドレン

【専用テーマ曲】
 ディズニーとかで使われてるような子供っぽい曲……ああそうさ、俺は音楽なんて知らないんだよぉ!!

【容姿】
 白い半袖シャツに赤い蝶ネクタイ。
 黒い半ズボンと白のオーバーニーを愛用。冬でも貫き通す。
 緑がかったおかっぱの髪と緑色の瞳。
 見た目は十歳前後の子供で、外見では男女の区別がつかない。

【決め台詞】
「キャハハハ!そんなんでボク達に勝てると思ってたワケ?」
「僕達の間は誰にも引き裂けない。そう、誰にもね…」

【特殊能力】
《二重人格》
 一つの体に二つの魂…ララとキキという異なった人格を持つ。
 魔力は肉体に宿る物だが、魔術は精神に宿る物。ゆえに、一つの"肉体"が保有する魔術の数では世界中の魔術師の中でもトップ。
 尤も常に全種類使えるわけではなく、それぞれの人格によって使用できる魔術が異なるため、表に出す人格を変更する事で使用可能な魔術を切り替える。
 だが、二つの人格は元は双子だった物。どちらが表に出ているのかを見極める事は困難で、対戦相手を混乱させる。

【必殺技の名前/詠唱】
《結介・異風童動(けっかい・いふうどうどう)》
 ラキの持つ最大の秘術。名前は同じだが、これもそれぞれの人格によって効果が異なる。
 ララの人格が使用する場合、鎌鼬の竜巻を引き起こし、全てを切り刻む。
 攻防共に優れた結界で、これを正面突破する事は不可能に等しい。だが"竜巻"であるため、上空からは敵の侵入を許してしまう。
 中は完全な無風なので、ここまでくれば好き勝手料理されてしまう…のを防ぐのが次に紹介するキキの結界。
 キキの人格が使用する場合、自分を中心とした半径100mの円周上に特殊なフィールドを形成。
 そこから空気を吸い込み、自らの体から放出する…つまり、敵を自分の近くから吹き飛ばす効果を持つ。
 地味だが、吸引+放出がもたらす凄まじいまでの風は到底防ぎきれるものではない。相手は為す術なく吹き飛ばされる事となる。
 それと同時にキキからララに人格がチェンジし、鎌鼬で切り刻む…この絶妙の連携プレイこそがラキの武器である。

【使用武器orアイテム/説明】
《ヘルメスの靴》
 小さな羽飾りのついた黒い靴。空気中の魔力に作用しそれを一時的に固着させることにより、短時間ではあるが空中を踏みしめる事が可能。
 同じ場所に長時間とどまる事はできないが、走りつづければずっと空中にいることが出来る。
 空を飛ぶ=速いというイメージがあるが、スピードは完全に脚力に依存しているため大して速くない。むしろ魔力を消費しない分普通に地上を走ったほうが速いぐらいである。
 そのため長距離を飛んで移動…という使い方ではなく、戦闘中に空を駆けることで相手を撹乱するために主に使用される。
 尚、大層な名前がついているが実際にヘルメス神が使っていたものではない。効果と見た目が似てるから勝手にこう命名しているだけである。

【設定】
 四魔将が一家、風岡の当主。
 見た目は子供だが、少なくとも50年以上は当主を務めているらしい。
 風岡の一族は魔術師の中でも変わり者で、特に変わっているのは優秀な力を持つ者一人ではなく、必ず"双子"を党首に据えるという所だ。
 その決まりがある所為なのか双子の出生率が異常に高い。あるいは、双子の出生率が高いからこの決まりが出来たのかもしれないが…
 そんなこんなでヘンテコな決まりがあるにも関わらず何とか一族の血を繋げてきた風岡だったが、ここにきて初めて例外が生まれてしまった。それがラキである。
 本来、ラキはララとキキという二人の子供として生を受けるはずだったのだが、出産を目前にして母親が急死。
 何とか胎内から二人の子供を取り出すも、一人は既に死亡していた。
 周囲の者は絶望した。これでは、後継ぎはどうしたらよいのかと…だが、生き残った子供が成長するにつれ、驚くべき事がわかった。
 その子供…ラキの体には、本来生まれてくるはずだった二人の子供の魂が収められていたのである。
 そのため、「肉体は滅びたけど魂は双子だから無問題!」という実にアバウトな解釈で当主に選ばれたラキ。こういうところも変わり者の風岡らしい。
 まぁ、現にラキは優秀な魔術師だったため、結果オーライといえばたしかにそうなのだが…
 尚、双子の人格はそれぞれララが男、キキが女だったため、「肉体が成長して完全に男女の区別が可能になると魂に悪影響が出るかもしれない」
 という理由でラキの体の成長は止められている。だが、別に不老不死になったわけではない上、体に無理をさせてるので寿命はかなりの速度で減少中。
 このままでは次の後継者を作ることが出来ないため、関係者は再び頭を悩ませている。
 …ちなみに、男児と女児、どちらの"肉体"が生き残ったのかは極秘とされており、ラキの肉体の性別は本人含めごく少数しか知らない。


 トリックスター的な存在で、真正面からの勝負より相手を撹乱させながらの戦いを得意とする。
 外見は最も幼いが四魔将の当主達(次期等も含める)の中では最年長で、場数も踏んでいる。その豊富な経験も彼&彼女の武器だ。
 だが、その思考・行動パターンは完全に子供の物。「知識と経験が豊富なガキ」という、なんとも扱いに困る人物である。
 二重人格者だがそれぞれの人格の間に差異はほとんど見受けられない。そのため、彼&彼女のことを良く知る者でもどちらの人格が表に出ているかの判別は難しい。
 唯一二人の間で決定的に違う物は、一人称のアクセントのつけ方(ララは僕達、キキはボク達)であるが、たまにイタズラでこれを入れ替えてきたりもするので手におえない。
 戦闘ではララが攻撃を、キキがサポートを担当。通常の魔術師はどちらもバランスよく覚えなければ生き延びる事ができないが、
 この二人の場合それぞれが一つの分野を極めればよいため、魔術の質も高くなっている。
 現在は力の衰えを感じてきたため前線に立つことはほとんど無くなり、後継者をどうしようかと悩みながら各地をぶらぶらして過ごす毎日。
 最近のマイブームはお土産収集。各地の珍しいお土産を購入しては屋敷に郵送し、物置のスペースと家計を圧迫している。なんて奴らだ。


関連項目


■キャラクター■
2006年08月30日(水) 19:06:37 Modified by ID:xU07rn1qkA




スマートフォン版で見る