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【定義】

八大人覚の一。「ぎょうじゃくじょう」と読む。寂静を楽(ねが)うこと。
三には楽寂静。(諸の憒閙を離れ、空間に独処するを、楽寂静と名づく。)仏言く、汝等比丘、寂静無為の安楽を求めんと欲はば、当に憒閙を離れて閑居に独処すべし。静処の人は、帝釈諸天、共に敬重する所なり。是の故に、当に己衆・他衆を捨てて、空間に独り処して滅苦の本を思うべし。若し衆を楽む者は、則ち衆悩を受く。譬えば、大樹の衆鳥、之に集まれば、則ち枯折の患い有るが如し。世間の縛著は衆苦に没す。譬えば老象の泥に溺れて、自ら出ること能わざるが如し。是を遠離と名づく。 『正法眼蔵』「八大人覚」巻

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