【定義】
国家、或いは帝王の師を意味しており、朝廷から高僧に与えられる称号。中国では北斉の法常が最初とされ、日本では応長元年(1311)に、花園天皇が東福寺の円爾に与えた聖一国師が最初である。
杭州塩官県斉安国師は、馬祖下の尊宿なり。ちなみに衆にしめしていはく、一切衆生有仏性。 『正法眼蔵』「仏性」巻
【内容】
日本曹洞宗では、特に
両大本山に関わる
祖師の幾人かが国師号を諡名されている。
道元禅師:仏性伝東国師
瑩山禅師:弘徳円明国師(安永元年[1772]11月29日、後桃園天皇)
懐弉禅師:道光普照国師
峨山禅師:大現宗猷国師(昭和12年[1937]3月8日、昭和天皇)
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