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【定義】

祖は始祖、師は師範。一宗一派を創立した開祖の意に用いる。

【内容】

禅宗では正法正伝した列祖のことを指しており、特に菩提達磨のことを指す時もある。
初祖は、釈迦牟尼仏より二十八世の嫡嗣なり。父王の大国をはなれて、東地衆生を救済する、たれの、かたをひとしくするかあらん。もし祖師西来せずば、東地衆生、いかにしてか仏正法を見聞せん。いたづらに名相の沙石にわづらふのみならん。〈中略〉しばらく嵩山に掛錫すること九年なり。人、これを壁観婆羅門といふ。史者、これを習禅の列に編集すれども、しかにはあらず。仏仏嫡嫡相伝する正法眼蔵、ひとり祖師のみなり。 『正法眼蔵』「行持〈下〉」巻

また、他の一般的な教学を是とする宗派に於いても祖師という語を用い、日本では龍樹を「八宗の祖師」として尊崇する。

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