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【定義】

参禅する人のこと。「参禅人」「坐禅人」の略と思われる。なお、これは、学人などと同じ意味でも用いられる。道元禅師はこの語を、出家者・在家者双方に用いておられる。
仁治二年辛丑夏安居日、これをかきて慧達禅人にさづく。これ出家修道を感喜するなり。 『正法眼蔵』「法華転法華」巻奥書

慧達は道元禅師の周りにいた出家者だが(或いは、道元禅師が受業師か)、禅人と呼称している。
全禅人の亡子を訪らう 『永平広録』巻10-偈頌32

「祖山本」では「全禅人」とあるが、「卍山本」では「全居士」としている。なお、子がいたと思われ、在家居士の参禅者だったと考えられる。卍山師の時代には、禅人は出家者だけだったのだろうか。

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