【定義】
諸堂に入るための作法のこと。ただし、曹洞宗の場合、具体的には行鉢時において僧堂に入るための作法を指すが、近年は行鉢時に限らず、僧堂に入るための作法全般を指すと思われることも多い。
【内容】
特に行鉢（行鉢法）の場合には、長版を聞いて大衆は僧堂に入堂する。そのための作法だが、前門から入る場合には南頬（南側の柱）からまず左足を入れ、入堂したらその場で聖僧に向かって問訊し、そのまま聖僧龕?の左側を通り抜けつつ上下間（上間の者は、聖僧前を横切らないように注意する）の何れかにある自己の食位?に就く。後門から入る場合には、上間であれば北頬（北側の柱）からまず左足を入れ、下間であれば南頬からまず右足を入れる。そして、聖僧に背後から問訊し、自位に就く。なお、以下、上牀法?に続く。
なお、道元禅師は以下のような入堂法を示される。
諸堂に入るための作法のこと。ただし、曹洞宗の場合、具体的には行鉢時において僧堂に入るための作法を指すが、近年は行鉢時に限らず、僧堂に入るための作法全般を指すと思われることも多い。
【内容】
特に行鉢（行鉢法）の場合には、長版を聞いて大衆は僧堂に入堂する。そのための作法だが、前門から入る場合には南頬（南側の柱）からまず左足を入れ、入堂したらその場で聖僧に向かって問訊し、そのまま聖僧龕?の左側を通り抜けつつ上下間（上間の者は、聖僧前を横切らないように注意する）の何れかにある自己の食位?に就く。後門から入る場合には、上間であれば北頬（北側の柱）からまず左足を入れ、下間であれば南頬からまず右足を入れる。そして、聖僧に背後から問訊し、自位に就く。なお、以下、上牀法?に続く。
なお、道元禅師は以下のような入堂法を示される。
入堂の法。合掌を面前に�欧欧篤�る。合掌は、指頭当に鼻端に対すべし。頭低るれば指頭も低れ、頭直なれば指頭も直く、頭、若し少しく斜なれば、指頭も亦た少しく斜なり。其の腕を胸襟に近づかしむること莫れ、其の臂を脇下に築かしむること莫れ。前門より入るは、上下間の者、並びに南頬従り入る。先ず左足を挙げて入り、次に右足を入れて行く。北頬并びに中央より入らざる所以は、蓋し住持人を尊崇すればなり。住持人は当に須らく北頬并びに中央従り入るべし。若し中央従り入らば、先ず右足を挙ぐ、乃ち正儀なり。聖僧の前に於いて問訊し訖り、右に転身して位に就く。首座入堂の路は、雲堂の北簷頭下を経て前門の南頬従り入る〈後門より入るには、上間牀の者は北頬従り入り、先ず左足を挙ぐ。下間牀の者は南頬従り入り、先ず右足を挙ぐ。聖僧の後に於いて、東に向かいて問訊し訖って座に赴く〉。 『赴粥飯法』
タグ
コメントをかく