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いつもと変わらない仕事場から事務所へと向かう車内で、俺は初めて真を抱いた。
その時はオーディションが近日に控えていて、真は自主的にレッスンの延長を俺に頼んでいた。
彼女の意を汲んでいつもより少し時間を延長したその日から毎日、真はレッスンに励んだ。
その疲れが出たのか、真は帰りの車でよく舟を漕いでいた。
「あの時」の彼女も相当疲れていたらしく、座席を7割方後ろに倒して完全に眠りこけていた。
「真―……」
俺は運転しながら彼女に話しかけたが、彼女は中々目を覚まさない。
「……」
俺は信号待ちの間、ずっと彼女を見ていた。
いつもはトレーニングウェアを着ている彼女だが、今日は珍しく
可愛らしいシャツとショートパンツを身に付けている。
薄手のシャツはトレーニング中に掻いた汗で、彼女の控えめな胸やくびれた腰に所々張り付いていた。
ショートパンツも彼女の健康的な太ももの魅力を巧みに主張させていた。
その時の彼女は、天使のような愛らしさと女悪魔のような官能さを両方備えていたのだ。
いつもならそんな彼女の寝姿をこっそり堪能して、俺は満足していた。
だが、この時ばかりはそれで終わらなかった。
見れば見るほど俺は彼女を抱きしめたいという想いに駆られた。
その想いは見る見るうちに膨張し、やがて抑えられなくなった。
俺は彼女が起きないのを良い事に帰路から外れ、郊外の林間道路に車を止めた。
時刻は既に7時を回っていて車外は薄暗くなっている。
とりわけ自分の選んだこの林間道路は、まるで都市開発から打ち捨てられたように
閑散としていて、電柱もまばらだった。
この道よりも区間が短い一般道路も多いため、走る車もほとんどない。
そんな道路の脇に、俺は車を止めた。
「……」
俺はシートベルトを外し、彼女の方へと身を乗り出した。肩にそっと触れたが、起きない。
頬に手のひらを添えたが、彼女はただ寝息を立てているだけだ。
俺は彼女に覆い被さり、その桜色の美唇にキスしようと顔を近づける。
段々と近づいてくる真の可愛い寝顔に、俺の胸は徐々に高鳴った。
口唇同士が触れ合い、真の柔らかい唇の感触が脳に伝達した瞬間
俺の中から理性は消えて本能が溶岩流のように全身を一瞬で包み込んだ。
(真……!)
俺は彼女のすらりとした体に抱きつき、夢中で唇を吸った。
一回吸う度に、もう一度唇を吸いたいという強い欲望が湧き、続けているうちに離れられなくなった。
俺は舌も差し込んで彼女の口内と甘い唾液を味わった。
こんな事までして人が起きない訳がない。真は目を覚まし、何か言おうと体の下でもがいた。
だがシートベルトはそのままだし、上から俺が抱きしめているため抵抗は徒労だった。
おまけに口はキスで塞がっていたため、まともに叫び声も出せない。
俺はキスを続けながら彼女の体を触りまくった。シャツの中、ブラの中に手を入れて、直接胸を愛撫した。
小さいながらも張りのある上品な乳房だった。桜桃の種のような乳頭に指が触れると、真は小さく身悶えた。
固く小さな乳首を指先で撫で、きゅっと指間で挟むと、甘い喘ぎが唇を経て俺の口内に昇ってくる。
一通り胸への愛撫が済むと、俺はその手を下腹部へと這わせた。
ショートパンツの中に潜り込ませ、さらに下へと進めると柔草の茂みにぶつかった。
その茂みをかき分けると豆のような突起と、ヌメっとした渓谷が指に触れた。
「……んーっ! ……んむう――っ!!」
俺は真の「女」を、本能に従うまま指で弄んだ。
数枚の肉弁を指に絡みつかせながら、指先を花穴に沈ませて労わるように動かす。
そのうちクチュクチュと淫猥な蜜音がパンティの中から聞こえ始めた。
さらに指を根元まで入れ愛撫すると、蜜液が泉のように湧き出し指をふやけさせようとする。
「んううっっ……!」
執拗なまでの指技により、真は絶頂に達したらしい。
身動きの取れない中で、彼女は体を強張らせて背を反らした。
ほとばしる愛液の飛沫で、俺の掌は広く濡れた。
「真……」
俺は唇を離して彼女に告げた。彼女は目蓋を半分ほど下げて頬を赤らめ、熱い吐息を漏らしている。
絶頂直後で俺の言葉に神経が行かないようだ。
もう止まらなかった。俺は彼女のパンツを脱がした上で自分のズボンのジッパーを開いた。
その隙間から、先ほどから激しく布下で隆起して自己主張していた分身がこぼれ出る。
兜を天に向け、戦場に赴く兵士の心のように引き締まったその肉塊を
俺は彼女の可憐な花穴に宛がった。
事前に時間をかけて濡らしたお陰で、挿入はすんなりと半分まで済んだ。
俺は男の味を知らない彼女の蜜筒を性欲任せに蹂躙した。
「やぁ……、あぁんっっ!」
真の膣内は狭く、突く度にキュウキュウと俺の肉柱を締め付け、しごき抜いた。
その涙ぐんでしまうほどの心地良さに俺は虜になった。
俺は狂ったように腰を振り、打ちつけ、彼女の深奥を味わった。
「やああっ……! プ、プロデュ……サァ……、んっ、ああぁ……っっ!!」
真が破瓜の痛みで呻いているのか、快楽のために悶えているのか。あの時の俺には分からなかった。
その時の俺は、ただ利己的な性欲を彼女にぶつけるようにしてセックスに没頭していた。
むしゃぶるように彼女の唇を吸い、ただただ真の名前を何度も叫びながら、真と一つになろうとした。
「うっっ――……っっ!」
俺は欠片ほどの理性をもって最後の最後で逸物を肉穴から引き抜いた。
その直後、逸物はブルンと震えてビュウビュウと大きな音を立てながら、精液を数度に分けて放った。
白帯のような精汁は放射線を描いて、寝ている彼女の胸や腹、そして春毛に容赦なく降り注いだ。
俺はクラクラするほどの快感を頭の中で抱えながら
放心の体を示している半裸の彼女をしばらく見下ろしていた。

   #  #  #

このような強姦紛い、いや強姦そのものな行為に及んだにも関わらず
俺は依然としてプロデュース活動を続けられている。
それも真の俺に対する理解のお陰だった。彼女に通報されれば、一巻の終わりだっただろう。
「驚きましたよ。目が覚めたらプロデューサーに熱いキスをされていたんですから。
 でもちょっとボクにもドキドキする時間を与えて欲しかったな。
 何だか分からないうちに終わっちゃったし」
ゆっくり落ち着いて話を聞くと、彼女も以前から俺に好意を抱いていたらしい。
「だってプロデューサー、ボクをいつも
 女の子として見てくれて大事にしてくれるじゃないですか。
 テレビの人たちが男の子みたいに扱う中で、それがすごく嬉しかったんです。
 ただ、プロデューサーにどう思われているかどうか不安で、中々告白できなくて……」
無理やり性行為に及んだ事については、次の通りだ。
「確かに初めてだったので痛い事は痛かったんですけど
 大好きなプロデューサーと一つになっている事を感じると、何かもうどうでも良くなっちゃって。
 途中から何だかフワフワとしたよく分からない気分になったのは覚えています。
 ボクを女の子としてこんなにも求めてくれるんだ……って考えると、幸せな気分で胸が一杯になったんです。
 それにしてもあの時のプロデューサー……激しかったなぁ。力強くて逞しくて……。
 相手を好きになりすぎて強引になっちゃう、漫画みたいなラブシーンって本当にあるんですね」
彼女が昨今のやや過激な少女マンガを読んで、このようなハプニングに免疫を持っていた事も俺に幸いした。
その漫画が教育上よろしくない本かどうかはまた別の問題であるので、この際置いておくとして
とにかく俺はこのピンチをすり抜けた上に、真と両想いとなって付き合い始めたのだ。

   #  #  #

それから俺と真は何度か肌を重ねる仲になった訳だが、あの一件は真の趣味に大きな影響を残した。
それというのも、彼女は決まって狭い所でセックスしたがるようになったのだ。
カーセックスは勿論の事、真夜中のマンションにおけるエスカレーターやトイレの個室もお気に入りだ。
郊外にポツポツある公衆電話ボックスの中でセックスした時などは
いつ見つかるかと俺がドキドキしすぎてセックスどころではなかった。
ホテルのようなもう少し広い場所を勧めても、彼女は首を縦に振らない。
カラオケボックスで一度やった事があるが、そこですら
「ちょっと広すぎかな」と不満を漏らしてそれから利用していない。
訳を聞くと彼女はこう返答した。
「だって、狭い所の方がプロデューサーといっぱいくっつけるじゃないですか。
 それに……」
「それに?」
「それに、……プロデューサーさんの臭いをもっと近くで嗅ぎたいんです」
後になって分かった事だが、真はかなりの匂いフェチだ。
首筋や脇、陰部の臭いをクンクンと嗅ぎながら、その部位をペロペロと舐めるのが最高らしい。
特に夏場はそれが顕著で、俺が汗だくで外から事務所に帰った場合
しばしば彼女にトイレへと連れ込まれる。そして着替えがてら一戦行なう流れになるのだ。
「なあ、真……」
いつものように俺はトイレに連れて行かれ、半裸の状態で真に脇下を舐められている。
「別に腋臭とかじゃないんだが……あまり良い臭いとも言えないだろう」
「何を言っているんですか。ボクはプロデューサーのこの刺激的な臭いが大好きなんです。
出来る事ならずっと嗅いでいたい位ですよ」
「そ、そうか……」
真は今が至福の時と言わんばかりに相好を崩し、小さな汗を掬うように舌を動かしている。
「じゃあ、いつものように汗の染み込んだシャツとパンツ、預かりますね」
俺はビニール袋に先ほど脱いだシャツとトランクスを入れて真に差し出した。
真は必ず俺の洗濯物を受け取って2〜3日後に返す。
聞く所によると、どうも自宅でオナネタとして利用しているらしい。
「はぁ……ここ、プロデューサーの臭いがすごく濃いです。クラクラしてきます」
最近の真のお気に入りの部位は玉袋と後門との境目だ。
彼女は股下に顔を潜らせ、鼻を袋の下に入れつつ、執拗にその臭い立つ部分を舐め回した。
彼女は袋ごと玉を口に含み、桃色の舌でコロコロと弄びつつ肉竿をシュッシュとしごき上げる。
「あむう……んふ……、へへっ、気持ちいいですか?」
気持ち良くないはずがない。それを知っていて、彼女はやっているのだ。
彼女が裏筋をなぞり、舌先でツンツンと何度も突かれているうちに
俺の逸物はビクビクと反応を高めて先走り汁をジワリと先端から溢れさせている。
「真……」
「ん……むふ……?」
「で、出るっ……!」
「本当ですかっ! 一杯かけて下さいね」
彼女はささっと股下から這い出てきて、俺の逸物の前でしゃがんだ。
彼女は期待に満ちた眼で、シュッシュと擦っている俺の逸物を見ていた。
俺は人に聞こえないように嬌声を噛み殺し、彼女の小顔に練乳のような白汁をまぶした。
彼女は満足そうな笑みを浮かべて、そのまま俺の顔を仰ぎ見た。
「さあ、プロデューサー。次はこっち、お願いしますね」
真は俺の前にその小さく形の良い尻を突き出し、両手で痴門を左右に開いた。
俺は少し柔らかくなった逸物を奮い立たせて、真に挿入した。
彼女は嬉しそうに激しく腰を振って出迎える。
そんな彼女が大きい声を出さないように
俺はその口を塞ぎ、背に胸板をピタとくっつけ密着しながら犯した。
(う、うれしい……けど、つらい……)
俺は溜息を口の中で押し殺して、彼女へのサービスに努めた。セックスは嫌いではない。むしろ好きな方だ。
だが真と男女の関係になってからというもの、こんな事が週に7回以上の頻度でもう3ヶ月も続いている。
最初は嬉しくて仕方がなかった俺だったが、段々彼女の明らかになった性欲に振り回されるようになった。
ここ最近、体にも疲労の色が見えてきた。おまけに真は疲れ知らずで、一日に何度も俺の体を求めてくるのだ。
真の事は今でも愛しているし、心身ともに大変魅力的な女の子である事は変わらない。
ただあのように積極的にセックスを求められると、どうも辟易としてしまう。
少し体を求めてくる回数を減らしてもらえるとありがたいのだが……。

   #  #  #

「プロデューサー、早く来て下さいっ!」
ある夏の日、地方遊園地のキャンペーンガールという仕事が真に舞い込んできた。
この仕事自体は無事に終わり、彼女は遊園地のイメージアップに大いに貢献した。
撮影後、俺たちは番組関係者から一日フリーパス券をもらい、閉園まで遊び倒した。
俺は真に付き合って色々なアトラクションで遊んだのだが
流石に絶叫系アトラクションのハシゴは身に堪える。
タダである事と、都会の遊園地と比べて待ち時間が少ないのをいい事に
彼女はジェットコースターを数えるだけでも10回以上は乗った。
俺はというと、楽しそうにはしゃぐ真をよそにヘロヘロになっていた。
(明日の朝、早いのになぁ……)
今になってメリーゴーランドに同乗するのを渋らなければ良かったと思う。
「なあ、真……そろそろ閉園時間が迫ってきたから」
「えーっ、まだ遊び足りないのに……。それじゃあ最後にアレ、乗りましょう!」
真が指差した先を見ると、この遊園地の目玉である大型観覧車があった。
遊園地の定番であると同時に、メリーゴーランドと並んで身体負担の少ないアトラクションだ。
「よし、じゃああれに乗って終わりな」
俺はやっと一息つけると喜んで、その申し出を受け入れた。
「ふう……」
観覧車に乗った俺は荷物を足下に下ろし、深く座席に腰を下ろした。
そして見納めという訳ではないが、折角観覧車に乗った事だし……と
ぼーっと園内の景色を窓から見下ろす。
「へへ、プロデューサー……」
ふと甘ったるい言葉をかけられた俺は、真を見た。
彼女は目尻を下げて蕩けそうになるほど可愛らしい笑みを浮かべている。
ファンから見ればプラチナの如き輝きを放つ至高の笑顔だが
今の俺にとっては喉に突きつけられた刃物並みに戦慄を覚えさせる笑顔だった。
(これは……来る……!)
彼女はゆっくりと腰を上げ、餌をねだる子猫のように俺の方へ擦り寄ってきた。
どうやらこの閉塞的な小空間が、件の彼女の性癖を揺り動かしたようだ。
「……ま、真!? 今日は疲れたろう!? 席に戻ってゆっくり景色でも楽しもうじゃないか」
俺がそう言った時、既に彼女の両手は首にかかっていた。
「何を言っているんですか。こんな長い時間二人っきりでいられる素敵な場所
 ……しないと勿体無いですよ?」
思えばこんな美味しい状況を、彼女が見逃すはずがなかった。
あるいはこの状況になる事を知って、このアトラクションを彼女は薦めたのかもしれない。
俺は観念して目を閉じた。すぐさま彼女の口唇が俺のものと重なる。
「んぅ……んふ……むう……」
情熱的でいて男を刺激させる力を持ったそのキスは、何度味わっても心地良い。
口内で舌が妖しくもつれ合う。唾液が頻繁に交換され
どこからどこまでが、自分のものか真のものか見失ってしまう。
彼女はキスの間に俺のズボンのジッパーを下げ、その下から淫欲を糧に成長する肉塊を掘り起こす。
そこは既に血が十二分に通っていて、彼女が弄ぶ毎に硬度を増していった。
彼女の口が俺から離れた。彼女の舌と俺の舌には
キスの時間を物語るかのように長い唾液の橋が架かっている。
彼女はしゃがんで俺の肉帽に鼻先を押し付けつつ、男の恥臭を嗅いだ。う
っとりとした表情でそれを嗅ぐ彼女。
たっぷりと嗅覚を楽しませた後、真は肉幹の根元に軽く手を添え、先端を口に含んだ。
「ちゅっ、んっ……じゅ、じゅるっ……あむっ……ちゅぷっ……」
破廉恥な音をたっぷりと立てながら、真は口淫を始めた。
つい最近まで処女だったとは思えないほど、情熱的で扇情的なフェラチオだ。
時折彼女は上目遣いで俺の顔に視線を向け、反応を楽しんでいる。舌先でチロチロと鈴口をくすぐって焦らしたかと思えば
次には頬が凹むまで激しく陰茎に吸い付いて驚かせ、厭きさせない。
こんな美少女にたっぷり奉仕されて、我慢できる男はいないだろう。
疲れで感覚が鈍っているものの、観覧車が時計で言うところの11時付近の場所に来た時、俺は彼女の口内にピュッピュと射精した。
「へへっ……プロデューサーの精子、一杯口にもらっちゃいました」
真は半開きの口から出した舌を指差し、笑った。
彼女の舌腹には先ほど放出された白色の陰汁が溜まっている。
「真、ありがとう」
「いいですよ、お礼なんて。……これから『メイン』を始めるんですから」
「……ちょっと待ってくれ! 今日はその、帰り……運転しなければいけないから、また今度な。
 こっちも真のアソコを気持ち良くなるまで舐めてあげるから、それでここは終わろう」
「それで誤魔化そうとしても、駄目です。
アソコを舐められたくらいじゃ、ボクは満足しません。それに……」
真はその場で下着を短パンごとずり下ろした。
彼女の恥丘は濃い黒毛を有していて、肉雛は包皮を脱いでぷっくりと膨らんでいた。
そしてその下にある桜色の陰谷は、パンティへと真っ直ぐに蜜糸を垂れていた。
「もう充分濡れているので大丈夫です。プロデューサーの臭いを嗅ぎながら舐めていたら
 ボクの女の子の部分……もうこんなにエッチになっちゃいましたよ」
彼女は恥部に触れた二本の指を俺の目の前に持ってきた。指先の間に痴液の吊り橋が架かっている。
「ほらね。ですからすぐに始めましょう」
「いや、真。ここは少し休んでだな……」
「クスクス……プロデューサーのココは休みたくないって言っていますよ?」
真が笑って俺の股間を指差す。目をやると、頭を垂れていた俺の愚息は再び勢いを取り戻していた。
真の痴態をじっくり見せ付けられたのだから当然といえば当然だろうが
親の心をもっと子は知るべきではないだろうか。
それでもまだ俺は食い下がった。明日は早朝から仕事がある。
このまま流されては支障をきたしてしまう。
「ほら、外を見てみろ。な? もう半分過ぎたから、している時間がないぞ」
「えーっ、大丈夫ですよー」
「いや、大丈夫じゃない。残念だけどまた次の機会に……」
その時、ガコンと大きく車内が揺れ、観覧車の動きが止まった。
数拍置いて、備え付けのスピーカーからアナウンスが聞こえてきた。

――お客様にご連絡を申し上げます。ただいま当園内の観覧車が故障し、停止いたしました。
即急に対応いたしますので、申し訳ございませんが、今しばらくお待ち下さい――

ああ、何という事だ。神様は余程真を愛しているに違いない。
その時の真の喜びに満ち溢れた顔といったら……。

   #  #  #

「いきますよ、プロデューサー……」
下半身を露出した真は、俺をあぐらをかかせて、その上に座って抱きついた。
根元を握られて天を向いている俺の肉帽が、花弁をかき分けながらズズと少しずつ彼女の痴穴へと没していく。
「んっ……!」
俺の分身が根元まで全て隠れた事を確認すると、真は俺の後首に手を回して送迎を始めた。
彼女は体全体を使い、俺の逸物を緩急つけて慰めた。日々のトレーニングに裏づけされた力強い腰使い。
それに加えて膣内は自在に伸縮して、俺の陰槍を余す事無くしゃぶり尽す。
まるで何本もの指でしごかれているような名器だ。
セックスしている時の真は、本当に気持ち良さそうな表情で逸物を味わっている。
肉欲と精神的な充足、それらを全て内包したセックスそのものと接し、かつ楽しんでいるのだ。
その時の彼女は、ステージで元気良く踊ったり歌を届けたりしている時に匹敵するのではないかと本気で思うほど魅力に溢れていた。
ファンや家族には決して見せていない、もう一つの彼女の貌。それを見られる俺は、実は幸福なのかもしれない。
「真……もうそろそろ、出そうなんだ……外に射精すから、腰を上げてくれ」
「大丈夫ですよプロデューサー。今日は安全日ですから」
彼女は動きを止める事無く、答えた。
「……今月初日や1週間前も、そう言ってナマでさせようとしたじゃないか?」
「あれっ、そうでしたっけ?」
真は悪戯のばれた児童のように軽く舌を出して目を横に逸らした。
こんな時の彼女は、女悪魔のように愛らしいが油断ならない相手だ。
「駄目だぞ、今日はゴム持っていないんだから! いつものように顔に出してやるから……頼む、降りてくれ!」
「イ・ヤ・で・すっ!」
真は俺の胴を腕ごとぎゅっと抱き締め、腰の上下運動を速めた。
「今日は……んはぁ……っ! ナカにもオチンチン、欲しいんです、だから……! んうっ……!」
彼女の荒い息遣いが耳へダイレクトに入ってくる。
愚息はいつ暴発してもおかしくないほど膨張していて、彼女の膣内で身を捩るように悶えていた。
真が鍛えられているからか、それとも俺の疲労が溜まっているからか
俺はただ彼女の腕の下でもがくだけで抜け出せない。
「あんっ……プロデューサーのオチンチン、気持ち良くて……あっ、あはぁっ……!」
真が軽くイク度に彼女の蜜口はキュンキュンと締まって、発射寸前の俺の肉幹を絶えず挑発する。
真の激しい腰使いで、俺の肉棒は否応なく膣内に挿入させられ、喜悦に満ちた責め苦を受けている。
挿入れる度にナカに空気が混入し、ブヂュッ、ブヂュッと淫汁と肉が紡ぐ卑猥な調べが結合部で何度も奏でられていた。
「ううっ……!」
「分かりますよ、プロデューサー……イキそうなんですよね。
我慢しないで、ボクのエッチなカラダのナカに、一杯射精して下さいっ!」
彼女はそう言って俺の口を口唇で塞いだ。
柔らかい口唇によるややおとなしめのキスと、半身の嵐のように激しい動きが互いに主張し合い
必死に膣内射精を我慢している俺の神経の集中を殺いだ。
結合部から絶えず脳髄を揺らす悪魔的な快楽に、俺はもう耐えられそうになかった。
(や、ヤバイ……、で、射精るっ……!)
真が腰をグリンと大きく回した瞬間、かたくなに守ってきた俺の防波堤は一気に決壊した。
白い豪波が桃色の裂け目から勢い良く噴き出し、次から次へと彼女の膣内に放出され、白く染めていく。
「んんっ……! あぁんっ! ア、アツい……っ!」
これまでの俺の努力をあざ笑うかのように、愚息は大きく身を震わせ、歓喜の舞を踊る。
種汁は何度も暴射され、8発目にようやく止まった。
「はぁ……はぁぁ……」
真は目尻に快美の涙を溜めて、潤んだ瞳で俺を見つめている。
後方に倒れかけた彼女をあわてて腕で支えると、その細い体の鼓動が腕に伝わってくる。
俺は霞がかった頭に辛うじて残っていた理性で身を起こし、そっと外を見た。
「……わ、わわっ!」
停止していた観覧車はいつの間にか正常に動き出していた。視線の下端には乗り場がチラチラと見える。
「真、もう降りなければいけないぞ! 急いで服を着ろっ!」
俺は彼女を腰の上から下ろし、ズボンを穿きながら言った。
だが彼女の頭はいまだ悦楽の園から戻っていないらしく、目をトロンとさせている。
「真っ! 降りるんだってばっ! 早くっ……真っ!!」
真を前後に強く揺り動かして、俺は叫んだ。
まさか観覧車で肝を冷やす事になろうとは思いもしなかった。

   #  #  #

「楽しかったですね、プロデューサー!」
「そ、そうか……はは……それは、何より……」
広くそして暗い有料駐車場を、俺は心身困憊の体で歩いていた。
真はというと、俺の精力を吸ったのかと疑いたくなるほどに元気な様子だ。
「全く……どうするんだ。中出しなんかさせて、万が一妊娠してしまったら……」
「へへっ、プロデューサーとボクの子供か……
 男の子もいいけど、やっぱり女の子ですよね!
 可愛いお洋服、いっぱい着せてあげたいし」
「……」
二重の意味で突っ込む気が起きない。
やっとたどり着いた車のロックを外し、彼女を助手席に乗せた。
「いたた……」
「? どうしました、プロデューサー?」
股間をそっと擦る俺を見て、彼女が問いかけた。
「いや……さっき観覧車を降りる時、急いでいただろ。
その時慌ててジッパーを上げたものだから、か、皮をおもいっきり挟んでしまってな……」
ライトをつけてサイドブレーキを下ろそうとした俺の手を、真の手が止める。
「……真?」
「大丈夫ですか、プロデューサー!? ボクに患部を見せてくださいっ!」
「! いや、いいっ!! 見なくていい! 大丈夫だ! 大した痛みじゃ……」
「赤く腫れ上がっているかもしれないじゃないですか!
 痛みが引くまでボクが舐めたりマッサージしたりしてあげます!」
真が下ろそうとするズボンを、俺は必死に引き上げる。
ここは狭い車内。ズボンを下ろされたら最後、真にスイッチが入って俺は押し倒されるだろう。
もう一戦繰り広げる事になれば、彼女を送っていく残りの体力さえも絞られかねない。
真は力をゆるめない。抵抗に遭いながらも、1センチ2センチと確実にズボンを下ろしにかかっている。

(だ……誰か、助けてくれ――――っっ!!)

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