日本向けに塩漬け野菜、乾燥野菜の加工、輸出、販売。中国国内での販売等。

----成分名/説明----



¶エネルギー

1kcalとは、水1kgを1℃上昇させるのに必要な熱量のことをいいます。したがってエネルギーとは、体内に入った場合に、どれだけの熱を作り出せるものなのかを表していることになります。

¶水分

食品の性状を表す最も基本的な成分の一つであり、食品の構造の維持に寄与しています。人体は、その約60パーセントが水で構成され、1日に約2リットルの水を摂取し、そして排泄しています。この収支バランスを保つことにより、体の細胞や組織は正常な機能を営んでいて、通常ヒトは水分の約2分の1を食品から摂取しています。

¶たんぱく質

体の中のたんぱく質の量は、体重の16.4%を占めると言われ、生命維持に不可欠な栄養素で、脳や心臓などの内臓、皮膚、骨、筋肉、毛髪、ツメ、血液などの構成成分となるほか、酵素、ペチプドホルモン、神経伝達物質などもたんぱく質から作られます。

¶脂質

脂質を摂取すると、消化酵素で分解されて脂肪酸が分離します。吸収された脂肪酸は主にエネルギー源としてはたらきますが、ヒトが体内で合成できない必須脂肪酸の場合は、成長や身体機能の調節になくてはならない栄養素です。

¶炭水化物

人類の食料としての比重が大きく、現在の日本でも、一日の総摂取エネルギーの60%程度は、この炭水化物から摂取しています。この重要なエネルギー源である炭水化物ですが、体内でエネルギーを出すためにはビタミンB1が必要であり、これらは、同時に摂取することで非常に効率が良くなります。

無機質

¶ナトリウム

ナトリウムは、カリウムと一緒に働いて血圧を調整したり、他のミネラルが血液中に溶けるのを促進させる働きもあるため、多量に摂取しなければ正常な成長には不可欠なミネラルです。

¶カリウム

カリウムは、高血圧の原因となるナトリウムの排泄を促す働きがあるため、別名『バランスのミネラル』とも呼ばれています。カリウムとナトリウムのバランスが壊れると、神経や筋肉の機能も損なわれます。

¶カルシウム

カルシウムは古代から石灰(炭酸カルシウム)として利用されてきたミネラルです。カルシウムは、ミネラルの中で最も多く体内に含まれ、体重の1-2%を占めています。そのうち99%は歯と骨に存在し、残りの1%は血液や細胞外液などで血液凝固や心機能、筋収縮などに関与し、体内で重要な役割を担っています。

¶マグネシウム

骨の弾性維持、細胞のカリウム濃度調節、細胞核の形態維持に関与するとともに、細胞がエネルギーを蓄積、消費するときに必須の成分です。多くの生活習慣病やアルコール中毒の際に細胞内マグネシウムの低下が見られ、腎機能が低下すると高マグネシウム血症となる場合もあります。

¶リン

カルシウムとともに骨の主要構成要素であり、リン脂質の構成成分としても重要です。また、高エネルギーリン酸化合物として生体のエネルギー代謝にも深くかかわっています。腎機能低下により接種の制限が必要となる場合もあります。

¶鉄

酸素と二酸化炭素を運搬するヘモグロビンの構成成分として赤血球に偏在しています。また、筋肉中のミオグロビン及び細胞のシトクロムの構成要素としても重要です。鉄の不足は貧血や組織の活性低下を起こし、鉄剤の過剰投与により組織に鉄が沈着すること(血色素症、ヘモシデリン沈着症)もあります。

¶亜鉛

核酸やたんぱく質の合成に関与する酵素をはじめ、多くの酵素の構成成分として、また、血糖調節ホルモンであるインスリンの構成成分等として重要です。欠乏により小児では成長障害、皮膚炎が起こりますが、成人でも皮膚、粘膜、血球、肝臓等の再生不良や味覚及び嗅覚障害が起こるとともに、免疫たんぱくの合成能が低下します。

¶銅

アドレナリン等のカテコールアミン代謝酵素の構成要素として重要です。遺伝的に欠乏を起こすメンケス病、過剰障害を起こすウイルソン病が知られています。

¶マンガン

マンガンはピルビン酸カルボキシラーゼ等の構成要素としても重要です。また、マグネシウムが関与するさまざまな酵素の反応に、マンガンも作用します。マンガンは植物には多く存在するが、ヒトや動物に存在する量はわずかです。

ビタミン・食物繊維

¶ビタミンA

[レチノール]
レチノールは主として動物性食品に含まれています。生理作用は、視覚の正常化、成長及び生殖作用、感染予防等です。欠乏により、生殖不能、免疫力の低下、夜盲症、眼球乾燥症、成長停止等が起こること、過剰により、頭痛、吐き気、骨や皮膚の変化等が起こることが、それぞれ知られています。

[カロテンα、カロテンβ、クリプトキサンチン]
レチノールと同様の活性を有するプロビタミンA。プロビタミンAは生体内でビタミンAに転換される物質の総称で、カロテノイド色素群に属します。プロビタミンAは主として植物性食品に含まれています。これらの成分はプロビタミンAとしての作用のほか、抗酸化作用、抗発癌作用、免疫賦活作用が知られています。

¶ビタミンD

カルシウムの吸収、利用、骨の石灰化等に関与していて、植物性食品に含まれるビタミンD2と動物性食品に含まれるD3があります。両者の分子量は異なりますが、人に対してほぼ同等の生理活性を示します。ビタミンDの欠乏により、小児のくる病、成人の骨軟化症等が起こることが知られています。

¶ビタミンE

ビタミンEは、脂質の過酸化の阻止、細胞壁及び生体膜の機能維持に関与しています。欠乏により、神経機能低下、筋無力症、不妊等が起こることが知られています。

¶ビタミンK

ビタミンKは、血液凝固促進、骨の形成等に関与しています。欠乏により、新生児頭蓋内出血症等が起こることが知られています。

¶ビタミンB1

各種酵素の補酵素として糖質、分岐鎖アミノ酸の代謝に不可欠です。欠乏により、倦怠感、食欲不振、浮腫などを伴う脚気(かっけ)、ウエルニッケ脳症、コルサコフ症候群等が起こることが知られています。

¶ビタミンB2

フラビン酵素の補酵素の構成成分として、ほとんどの栄養素の代謝にかかわっています。欠乏により、口内炎、眼球炎、脂漏性皮膚炎、成長障害等が起こることが知られています。

¶ナイアシン

体内で同じ作用を持つニコチン酸、ニコチン酸アミド等の総称であり、酸化還元酵素の補酵素の構成成分として重要です。生体中に最も多量に存在するビタミンであり、欠乏により皮膚炎、下痢、精神神経障害を伴うペラグラ、成長障害等が起こることが知られています。

¶ビタミンB6

ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン等、同様の作用を持つ10種以上の化合物の総称で、アミノトランスフェラーゼ、デカルボキシラーゼ等の補酵素として、アミノ酸及び脂質の代謝、神経伝達物質の生成等に関与しています。欠乏により、皮膚炎、動脈硬化性血管障害、食欲不振等が起こることが知られています。

¶ビタミンB12

シアノコバラミン、メチルコバラミン、アデノシルコバラミン、ヒドロキソコバラミン等、同様の作用を持つ化合物の総称です。その生理作用は、アミノ酸、奇数鎖脂肪酸、核酸等の代謝に関与する酵素の補酵素として重要であるほかに神経機能の正常化及びヘモグロビン合成にも関与しています。欠乏により、悪性貧血、神経障害等が起こることが知られています。

¶葉酸

葉酸は補酵素として、プリンヌクレオチドの生合成、ピリジンヌクレオチドの代謝に関与し、また、アミノ酸及びたんぱく質の代謝においてビタミンB12とともにメチオニンの生成、セリン−グリシン転換系等にも関与しています。特に細胞の分化の盛んな胎児にとっては重要な栄養成分です。欠乏により、巨赤芽球性貧血、舌炎、二分脊柱を含む精神神経異常等が起こることが知られています。

¶パントテン酸

補酵素であるコエンザイムA、アシルキャリアータンパク質の構成成分で、糖及び脂肪酸の代謝における酵素反応に広く関与しています。欠乏により、皮膚炎、副腎障害、末梢神経障害、抗体産生障害、成長阻害等が起こることが知られています。

¶ビタミンC

生体内の各種の物質代謝、特に酸化還元反応に関与するとともに、コラーゲンの生成と保持作用を有し、チロシン代謝と関連したカテコールアミンの生成や脂質代謝にも密接に関与しています。欠乏により壊血病等が起こることが知られています。

¶食物繊維

消化管機能や腸の蠕動(ぜんどう)運動の促進、栄養素の吸収を緩慢にしたりする等さまざまな生理作用があります。

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