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誰もいない昼下がりの懺悔室に彼女は突然現れた。

「私は罪を犯しました。聴いてくださいますか」

聞き覚えのある声だった。
週に何度か顔を合わせる彼女──ソフィアは小さく絞り出すように続けた。

「姦淫です。私、どうしたらいいのかわからなくて。でも、このことを誰に相談すればいいのかすら、わからなくて」
「なるほど迷って、ここに来たと」

思っていたよりも低い声が出た。
予想外の人物の、予想外の告白に動揺しているのが自分でもはっきりとわかる。
姦淫。
彼女に限って、そのようなことに手を出すとは到底思えない。
普段の生活は真面目そのもので、シスターとしての仕事にも熱心だ。
ならばチンピラ紛いの男に襲われたのだろうか。
彼女はあの若さでエクソシスターとして活躍している。
とはいえ、その力をただの人に振るう訳にはいかないだろう。
全くあり得ない話というわけでもないだろう。
どのような形であれ、この場に来た彼女に寄り添うことが今の私の役目だ。

「どうぞ、あなたの罪を告白してください」
「はい、では聴いてください」



私には好きになった人がいるんです。
その人は私より二回りは歳上なんですが、とても素敵な方なんです。
彼は私のことを気にかけてくれて、事あるごとに様子を見に来てくれます。
辛い時とか、折れそうになったときとか、いつも支えてくれるんです。
それも恩に着せるとかそういう素振りは一切見せないで、です。
そんな方ですから、当然妻子もいます。
奥様も素敵な方で、お子さんも私と同じくらいの歳頃のかわいい娘さんです。
理想の家庭というのは、あの家族のようなことを言うのでしょう。
彼は、私に対して実の娘のように接してくれています。
私には身寄りがありませんから、家族になりたいと言えば、きっと彼は喜んで養子縁組でも何でもして迎え入れてくれるでしょう。
でも、それはあくまで彼の子供としてです。
きっと、あの人は私の事を一人の女性として見てはくれないでしょう。
そんなの私は嫌なんです。
私はあの人のモノになりたいんです。
でも、そうしたらあの優しい奥さんとお子さんを、彼の家族を引き裂くことになってしまうんでしょう。
それも、嫌なんです。



そこまで話すとソフィアはぐずぐずと鼻を鳴らし始めた。
時折、しゃくりあげるような音もすることを考えると泣いているのだろう。
声をかけるべきだろうか。
いや、この涙はきっと彼女が心を落ち着けるために必要な物なのだろう。
泣き止むまで待つ間、私は考える。
身をつまされるような話だ。
私にも妻子がいるが、接するたびに彼女にこのことを連想させているのではないか。
彼女は私に懐いてくれているが、辛い思いをさせているのではないか。

「ありがとうございます。もう、大丈夫です。続けてもいいですか」

鼻の詰まったような声がして、思考の中から引き戻された。
どうぞ続けなさい、と声を出すと、彼女は再び語り始めた。



寝ても覚めても頭の中はあの人のことばかりです。
自分でも驚く程に彼に惹かれていました。
いつでも相談にのるとは言ってくれていますが、この気持ちを打ち明ける勇気が持てませんでした。
胸に秘めたこの思いは、心の奥底でどんどん膨れ上がっていきました。
いつからだったでしょうか、彼のことを思って自分の体に触れると高ぶりが収まることに気がついたんです。
初めのうちは軽く指を舐める程度だったその行為も、次第に胸を触ったり、お臍を弄ったりと色んなところに触れるようになっていきました。
これは姦淫とは言えないのではないか、と思っていることでしょう。
もう少し聞いていてください。
話は続きますから。
性器を自分で弄ることを、オナニーというんですかね。
そのような意味でいうなら、まだ私はオナニーをしたことがありませんでした。
はっきりそれを意識した日は今でも覚えています。
ある日、私の仕事の先輩––仮にI姉様としましょう、がこっそりオナニーをしているところを目撃してしまったんです。
私は彼女のことを姉様と呼んで、非常に慕っていました。
当時の私はそういう知識に疎くて、男性器を女性器に入れて射精すると子供ができる、という教科書に書いてある内容しか知りませんでした。
そんな私が実の姉のように慕っている人の、性的な姿を目撃したんです。
当然、ショックを受けましたよ?
あのI姉様が顔を赤く染めて、だらしなく口を開けて涎を垂らしながら、一心不乱におしっこが出るところの近くを指で弄っているんですから。
でも、目が離せなかったんです。
結局I姉様は、天井まで届くかと錯覚するような勢いで透明な液体をあそこから噴出すると、そのままベッドに倒れ込んで大きく胸を上下させていました。
そこでようやく私は見てはいけないものを見たことを理解しまいました。
いつの間にか自分の部屋のベッドの上にいて、どうやって帰ってきたのかもわからなかったほどショックだったんです。
I姉様があれ程夢中になるのだから、きっと素敵なものなのでしょう。
そう思ってショーツの上から割れ目をなぞったんです。
そうしたらピリピリと痺れるような感覚が背筋を昇ってきたのを、よく覚えています。
思わず全身を丸めてしまうような、今まで経験したことがない感覚でした。
彼のことを思いながら触ると、一際刺激が強くなると気がつくまでそれほど時間はかかりませんでした。
行為に慣れるにしたがって、私の中の彼はエスカレートしていったんです。

初めはキス。

彼の膝の上に座った私は振り向きながらキスをするんです。
目を瞑って彼を受け入れるのが一番気持ちいいんですよ。
感覚が研ぎ澄まされて、口の中に集中できますから。
彼は私の唾液一滴すら逃さないとばかりに、口の中を舌で蹂躙してくるんです。
舌の裏や歯の裏、上顎の硬いところ。
どこに触れられても気持ちよくて、蕩けてしまいそうになるんです。
息が苦しくなる寸前を見計らって、唇を離してくれます。
深く吸い込んだ新鮮な空気が心地よさを与えてきます。
再び口づけをすると、優しく唇を舌でなぞるんです。
でも、今度はそれだけじゃなくて服を脱がせようとしてきます。
ボタンを一つ一つ開けてシャツを脱がせてくれて、飾り気のない地味目なブラを露出させて、隙間から手を刺しこんで、あるかどうかも怪しいような胸の膨らみを男性特有の硬い掌で包み込むんです。
そして、ゆっくりと乳房を揉んで性感を高めてくれます。
私の乳首も愛撫でだんだんと硬くなっていくんですが、彼は揉むときに掌の硬いところで乳首も擦り上げてくれるんです。
思わず声が漏れて、彼は耳元で小さく「我慢している声もかわいいよ」って言ってくれて。
その囁きでイってしまうんです。
胸のあとはお臍を人差し指で弄ってくれます。
お臍、触られるととっても気持ちいいんですよ。
実はお風呂とかでもこっそり触っちゃうくらい、好きなんです。
時々声が漏れちゃって、一緒にお風呂に入っているステラやイレーヌ姉様に怪しまれたりして、って話が逸れましたね。
彼の男らしい太い指が、私の小さくて凹んでいるお臍を埋め尽くすんです。
その状態で爪を立ててカリカリと刺激されるだけで、簡単にイっちゃうんです。
爪を立てられている間はずーっとイきっぱなしで、全身を痙攣させながら体重を彼に預けると、幸せだなぁって思えるんです。
でも声が漏れるのが恥ずかしくて、指を噛んで喘ぎ声がでないように耐えるんです。
でも、彼はそんな私の喘ぎ声を「もっと聞かせてほしい」って言ってくれて。
その声だけで甘イキしちゃうんです。
ある程度落ち着いたら、さっきまでお臍を弄っていた指が目の前に差し出されるんです。
爪の間には普段のお風呂では取りきれなかったお臍のゴマがこびりついています。
それを咥えて、丹念に綺麗にするんです。
舌で爪の間から指の節の皺まで、余すところなく舐めとっていくと彼が「よくできたね。えらいえらい」って頭を撫でながら褒めてくれるんです。
それが嬉しくて嬉しくて、もっと頑張っちゃうんです。
そうしていると彼は私のズボンを膝まで下ろして、硬くなったペニスを私のお尻に擦り付けてくるんです。
ショーツ越しに、お尻の割れ目に沿って、ゆっくりと。
これからお前をこれで貫いてやるからな、と言わんばかりにです。
私はこれから起こることに、期待や恐怖の入り混じったものを唾と一緒に音を立てて飲み込むんです。



ふぅ、と一息つくとソフィアはそれきり黙り込んでしまった。
つられて私も大きく息を吐く。
語っているときの声色は、熱に浮かされたような印象を抱かせた。
彼女の年齢からは考えられないような艶めかしさで、気がついたら私のペニスは痛いほどに勃起していた。
目を閉じると、浮かんでくるのは見知らぬ男に身体を預け、熱に浮かされたように快楽を貪ろうとするソフィアの姿。

「あの、続けてもいいですか?」

彼女の声で妄想の世界から呼び戻される。
続けさせた方がいいのだろうか。
止めさせることはできない。
それでは全部を告白したとは言えないからだ。
なにより、私自身がこの話の続きを聞きたいと思ってしまっている。

「どうぞ、続けなさい」

「では──」



以前、職場の先輩──Mお姉さまが行きずりの男と交わっているところを覗いたことがあります。
興味本位からの行動で、プライベートを覗くなんて恥ずべきことだとは認識していました。
でも、薄らと聞こえてくる喘ぎ声は、私のような思春期の子供にとっては禁断の果実のように思えてしまったんです。
その時のMお姉さまには、普段の凛とした姿は見る影もありませんでした。
男はMお姉さまのことを精を吐き出すためだけの道具として扱っていて、Mお姉さまもそれを受け入れていました。
いや、受け入れていたというより自ら望んで男に奉仕しているようにも見えました。
男のペニスを口や膣、信じられないことにお尻の穴でも咥え込んで、全身を精液に塗れながら快楽に溺れて、獣のような喘ぎ声をあげて上からも下からも体液を撒き散らしている。
その姿は当時の私には衝撃的でした。
私とあの人の行為もそれに近いものです。
今ならあの時のMお姉さまの気持ちも少しは分かるのかもしれません。
たしかに、男性に求められるのは、女として至上の悦びといって過言ではないのですから。
私の場合は好きな人限定ですから、見知らぬ男性に身体を許すのはまっぴら御免なので、やっぱりMお姉さまのことはよく分からないですね。

話を戻しましょう。
彼の愛撫で私の股間は漏らしたように濡れています。
ショーツが吸いきれなかった分の愛液はズボンに染みだしていて、まるでお漏らしをした子供のようで恥ずかしさが溢れてきます。
塗れたショーツが外気に触れてひんやりとして気持ちがいいです。
濡れてぴっちりと肌に張り付いたクロッチ部分をずらして、女の子の大事な部分が露わにしてくるんです
覗き込むと、曇りのないサーモンピンクのような色をした膣口はぱくぱくと物欲しそうに開閉を繰り返しながら涎を垂らしています。
勃起した陰核は付け根から半分くらいのところまで皮に覆われていますが、先端は瑞々しい赤い肉を晒しています。
きっと男性からしたらたまらない光景でしょうね。
彼は私を膝に乗せたまま脚の間にペニスを潜り込ませてくると、一気に私を貫いてくるんです。
待ち構えていたとはいえ、一気に子宮口を叩かれると流石に苦しくて息が漏れて泣きそうになっちゃうんです。
でも、彼はそんな私を抱きしめると、優しく頭を撫でてくれるんです。
もっと撫でて、と言葉に出さずに頭だけ差し出すと、頬に軽い口づけをしてから何度も頭に置かれた手を動かしてくれる。
安心させてくれるんです。
肉を押し分けて私の中に居座っているペニスは、火傷しそうな熱さと鉄の棒のような硬さです。
既に私の膣奥まで埋まり切っていますが、彼のペニスはまだ半分ほどが膣の外に出たままです。
もっと深く挿れていいですよ、と小声で囁きます。
すると、ぐっと奥のさらに奥までペニスを押し込んでくるんです。
子宮は圧し潰されて、壁肉は引っ張られて無理矢理膣道を延長させられていきます。
本来なら胃があったはずの腹腔までペニスが膣を押し込んだせいで、猛烈な嘔気に襲われるんです。
えづくために開いた口に今まで頭に置いてあった手の指が何本か纏めて突っ込まれます。
口も膣も苦しくて涙が溢れてきます。
ですが、彼にそうされてると思うと不思議と苦しさすら気持ちよくなってしまうんです。
まるで自分の身体ではないように。
それからは蹂躙と呼ぶのが相応しい、野生動物のようなセックスが繰り広げられていきます。
彼は乱暴ともいえるほどのピストンを繰り返し、私も奥を潰される度に喘ぎ声をあげて潮を噴き出すんです。
獣のような声を上げて、口に入れられた指を一心不乱に舐めます。
ピストンの度に絶頂に押し上げられて意識も飛びそうになるんです。
抽挿が一層激しさを増したそのとき、膣内のペニスが一気に膨らんでいくんです。
それを認識した私は妊娠させられちゃうんだ、なんてことを考えてしまうんですよ。
それで次の瞬間には私の胎内は彼の吐き出した精液の熱さで一杯になるんです。
そして、人生で一番ともいえるような絶叫を上げて、彼の腕の中で気絶するんです。



「こんなことを考えながら自分を慰めるんです。あの人のモノになりたくて、滅茶苦茶にされたくて。ねえ、神父様これっておかしいですよね? 情欲をいだいて女性を見るのが心の中での姦淫なら、これだって姦淫のはずなんです。私どうしたら……」
「よく打ち明けてくれました。神は全てをお許しになるでしょう」

最早定型となったような言葉が無意識のうちに口から零れだした。

「このままその気持ちを抱えたままでは、何も解決しないでしょう。お相手は立派な方のようですし、思いを打ち明けるのもよいのではないですか。貴方の望む通りとはいかないでしょうが、今のままよりはいいでしょう」
「そう、ですか」

ソフィアがぽつりと呟くと、静寂が場を支配した。

しばらくして、カリカリと何かを書く音と椅子を引き摺る音がした。

「今日はありがとうございました」

彼女が立ち去ろうとしたため、私は急いで再び定型文を口にした。
何度も告げたはずの言葉なのに、頭には全く入ってこない。
彼女は懺悔室を後にしたのだろうか、部屋の中には私以外の気配は感じない。
大きく息を吐いてから部屋を後にするべく扉を開けると、一枚の紙が落ちてきた。
紙には見覚えのある可愛らしい字でこう書かれていた。

『返事を待っています』と。

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